JP2010165765A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低誘電率膜を研磨することができる、研磨方法および半導体装置の製造装置を提供する。
【解決手段】半導体基板に形成された導電性膜の研磨工程にあって、導電性膜は絶縁膜と接するバリア膜とバリア膜に接する金属膜からなり、バリア膜及び絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率が、金属膜を研磨除去する研磨パッドの研磨表面の空孔面積率よりも小さいことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【選択図】図

Description

本発明は、研磨方法であり半導体装置の製造方法に関するものである。
近年、半導体装置の微細化に伴い、素子間および素子内を結ぶ配線の間隔が狭くなってきている。このため、配線間容量が増加し、信号の伝搬速度の低下を引き起こす課題が顕在化している。そこで、この課題を解決し、高速動作・低消費電力を実現するために、比誘電率の低い絶縁膜が層間膜として用いられてきている。しかしながら、比誘電率が低い絶縁膜は、膜の機械強度が弱い。そのため、配線を形成する際に、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)をすると、スクラッチが発生し、配線間ショートによる製造歩留まりの低下や信頼性の劣化を引き起こす課題がある。
そこで、特許文献1に示されているように、スクラッチを低減する方法が検討されている。特許文献1に示されている研磨パッドについて、図8を用いて説明する。
図8に示すように、特許文献1は、研磨層である最表面層は多孔質弾性樹脂層1と、該多孔質弾性樹脂層に隣接して多孔質弾性樹脂層よりも弾性率が大きい樹脂層(第2層)2と、更に第2層の多孔質弾性樹脂層とは反対側に前記第2層よりは十分に柔らかい層(第3層)3を積層した構成を特徴とする半導体ウエハ研磨用パッドを開示している。
特開2002−075933号公報
しかしながら、特許文献1の技術には、以下のような問題がある。すなわち、図9(a)に示すように、特許文献1に記載の研磨パッドを用いた場合、研磨中は、最表面層である多孔質弾性樹脂に存在する空孔中に、研磨スラリーに含まれる砥粒が凝集してしまう。このため、図9(b)に示すように、この凝集した砥粒が、被研磨膜を傷つけ、スクラッチを発生させてしまう。よって、半導体装置の製造歩留まりの低下や、信頼性の劣化を招いてしまう。
以上に鑑み、本発明は、半導体装置の研磨方法において、スクラッチの発生を抑制し、半導体装置の製造歩留まりと信頼性を向上することを目的とする
上記目的を達成するために、本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板に形成された導電性膜の研磨工程を備え、導電性膜は、絶縁膜と接するバリア膜及びバリア膜に接する金属膜からなり、バリア膜及び絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、金属膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率よりも小さいことを特徴としている。
本発明に係る半導体装置の製造方法によると、絶縁膜に対してスクラッチが発生するのを抑制することが出来るという効果がある。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、バリア膜及び絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、10%以上、且つ23×絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以下であることが好ましい。このような研磨パッドを使用することで、スクラッチの発生を十分に抑制することができ、信頼性の高い半導体装置を製造することが出来るからである。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、金属膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、23×絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以上、且つ90%以下であることが好ましい。このような研磨パッドを使用することで、研磨パッドの消耗を抑制し、低コストに半導体装置を製造することができるからである。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、絶縁膜として、比誘電率が3.0以下あるいは、3.0よりも小さいような絶縁膜を用いることが好ましい。比誘電率が3.0以下あるいは、3.0よりも小さいような低誘電率膜を用いれば、配線間容量を低減し、高速動作・低消費電力な半導体装置を作成することができるからである。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、絶縁膜は、上層に比誘電率が3.0よりも大きい第1の絶縁膜と下層に比誘電率が3.0以下あるいは3.0よりも小さい第2の絶縁膜から成ることが好ましい。上層に比誘電率が高い絶縁膜を形成しておくことで、ハードマスクやレジストマスクなどのマスクを堆積する際に発生するダメージやバリアメタル膜を堆積する際のダメージなどの加工によるダメージを低減することができるからである。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、絶縁膜の研磨において、第1の絶縁膜を全て研磨除去することが好ましい。比誘電率が高い絶縁膜を除去する方が、配線間容量をより低減することが出来るからである。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板に形成された絶縁膜の研磨工程を備え、絶縁膜を研磨する工程は第1の研磨工程と第2の研磨工程とからなり、第2の研磨工程において絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、第1の研磨工程において絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率よりも小さいことを特徴とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法によると、第1の研磨工程により研磨速度を維持し、第2の研磨工程により絶縁膜に対して、スクラッチの発生を抑制することができるという効果がある。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、第2の工程において絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率が、10%以上、且つ23×絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以下であることが好ましい。このような研磨パッドを使用することで、スクラッチの発生を十分に抑制することができ、信頼性の高い半導体装置を製造することが出来るからである。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、第1の工程において絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率が、23×絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以上、且つ90%以下であることが好ましい。このような研磨パッドを使用することで、研磨パッドの消耗を抑制し、低コストに半導体装置を製造することができるからである。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、絶縁膜は、比誘電率が3.0以下あるいは、3.0よりも小さいような絶縁膜であることが好ましい。比誘電率が3.0以下あるいは、3.0よりも小さいような低誘電率膜を用いれば、配線間容量を低減し、高速動作・低消費電力な半導体装置を作成することができるからである。
尚、以上の特徴を矛盾が生じないように適宜組み合わせることが出来ることは言うまでもない。また、それぞれの特徴において、効果が複数期待できるときも、全ての効果を発揮できなければいけないわけではない。
本発明に係る半導体装置の製造方法によると、機械強度の弱い低誘電率膜に対して、スクラッチの発生を抑制することができるため、半導体装置の製造歩留まりや信頼性を向上することができる。
(第1の実施形態)
まず、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。但し、以下に示す各図、種々の構成要素の形状、材料、寸法等はいずれも望ましい例を挙げるものであり、示した内容には限定されない。発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、記載内容に限定されることなく適宜変更可能である。
図1(a)〜図1(i)及び図2(a)〜図2(d)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の要部の工程順の断面構成を示している。
まず、図1(a)に示すように、例えば化学気相堆積(CVD)法により、複数の半導体素子が形成された、シリコン(Si)からなる半導体基板(図示せず)の上に、膜厚が約200nmのSiOCからなる第1の層間絶縁膜101を堆積する。続いて、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、第1の層間絶縁膜101に、互いに間隔をおいた複数の第1の配線形成用溝102を形成する。
次に、図1(b)に示すように、スパッタ法及びめっき法により、第1の層間絶縁膜101の上に各第1の配線形成用溝102を含む全面にわたって、タンタル(Ta)/窒化タンタル(TaN)からなるバリア膜103及び銅膜104を順次堆積する。なお、本実施形態においては、バリア膜103にTa膜とTaN膜との積層膜を用いたが、Ta膜、Ti膜、Ru膜若しくはこれらの窒化膜や合金等の単層膜、あるいは積層膜を用いてもよい。また、第1の配線形成用溝102に埋め込む導電膜に銅(Cu)を用いたが、銅に限られず、銀(Ag)若しくはアルミニウム(Al)又はこれらの合金等を用いてもよい。
次に、図1(c)に示すように、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)法により、第1の層間絶縁膜101の上の各第1の配線形成用溝102を除く領域に堆積された不要なバリア膜103及び銅膜104を除去することにより、各第1の配線形成用溝102にバリア膜103と銅膜104とからなる第1の配線105をそれぞれ形成する。
次に、図1(d)に示すように、第1の層間絶縁膜101及び第1の配線105を含む全面にわたって、例えばCVD法により、膜厚が約50nmのSiCNからなる第1のライナ膜106を形成する。その後、第1のライナ膜106の上に、膜厚が約200nmのSiOCからなる第2の層間絶縁膜107を形成する。その後、第2の層間絶縁膜107の上に、膜厚が約100nmのSiOからなる第3の層間絶縁膜108を形成する。なお、本実施形態における、SiOCからなる第2の層間絶縁膜107は、比誘電率が約3.0以下あるいは、約3.0よりも小さいような空孔を含むSiOC膜を用いるのがよい。ここで、この第2の層間絶縁膜の比誘電率が低ければ低いほど、配線間容量を下げることができ、半導体デバイスの高速動作や低消費電力を実現することができる。また、本実施形態における、SiOからなる第3の層間絶縁膜108は、比誘電率が約3.0以上のSiOCからなる絶縁膜を用いてもよいし、その積層膜でもよい。さらに、SiOからなる第3の層間絶縁膜108は、加工時のハードマスクとして用いる場合、SiOやSiOCからなる絶縁膜上に、TiNやTaNといった金属膜を積層した膜を用いてもよい。
次に、図1(e)に示すように、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、第2の層間絶縁膜107と第3の層間絶縁膜108に第2の配線形成用溝109を形成する。続いて、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、第1のライナ膜106と第2の層間絶縁膜107に第1の配線105と接続する第1のビア形成用ホール110を形成する。
次に、図1(f)に示すように、スパッタ法及びめっき法により、第3の層間絶縁膜108の上に各第2の配線形成用溝109と第1のビア形成用ホール110とを含む全面にわたって、タンタル(Ta)/窒化タンタル(TaN)からなるバリア膜111及び銅膜112を順次堆積する。なお、本実施形態においては、バリア膜111にTa膜とTaN膜との積層膜を用いたが、Ta膜、Ti膜、Ru膜若しくはこれらの窒化膜や合金等の単層膜、あるいは積層膜を用いてもよい。また、第2の配線形成用溝109と第1のビア形成用ホール110に埋め込む導電膜に銅(Cu)を用いたが、銅に限られず、銀(Ag)若しくはアルミニウム(Al)又はこれらの合金等を用いてもよい。
次に、図1(g)に示すように、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)法により、第3の層間絶縁膜108の上の各第2の配線形成用溝109を除く領域に堆積された不要なバリア膜111と銅膜112及び第3の層間絶縁膜108を除去し、さらに第2の層間絶縁膜107を約20nm研磨することにより、各第2の配線形成用溝109と第1のビア形成用ホール110にバリア膜111と銅膜112とからなる第2の配線113と第1のビア114をそれぞれ形成する。本工程におけるCMPの手法については、図2を用いて後に更に説明する。
この後、図1(d)〜(g)を繰り返すことにより、図1(h)に示す3層の配線構造が形成される。なお、本実施例では、図1(d)〜(g)を繰り返すことにより、3層の配線構造を形成したが、層数はこれに限定されない。
次に、図1(i)に示すように、3層構造の全面にわたって、例えばCVD法により、膜厚が約60nmのSiCNからなる第2のライナ膜115を形成する。その後、第2のライナ膜115の上に、膜厚が約400nmの比誘電率が約3.0以上あるいは、約3.0よりも大きいようなSiOCからなる第4の層間絶縁膜116を形成する。その後、第4の層間絶縁膜116の上に、膜厚が約100nmのSiOからなる第5の層間絶縁膜117を形成する。なお、本実施形態における、第2のライナ膜には、SiCNからなる膜を用いたが、SiNからなる膜を用いてもよい。ここで、図1(h)に示す3層構造のうち、上2層における配線には、高速動作や低消費電力を実現するため比誘電率が低い層間絶縁膜が求められるが、これよりも上層の配線においては、電力を安定に供給できる配線であればよく、誘電率の低い層間絶縁膜を用いなくてもよい。なお、本実施例においては、3構造のうちの上2層に比誘電率の低い層間絶縁膜を用いたが、半導体デバイスの要求仕様により変動するものであり、2層以上に比誘電率の低い層間絶縁膜を用いてもよい。
次に、図2(a)に示すように、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、第4の層間絶縁膜116と第5の層間絶縁膜117に第3の配線形成用溝118を形成する。続いて、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、第2のライナ膜115と第4の層間絶縁膜116に第2の配線113と接続する第2のビア形成用ホール119を形成する。
次に、図2(b)に示すように、スパッタ法及びめっき法により、第5の層間絶縁膜117の上に各第3の配線形成用溝118と第2のビア形成用ホール119とを含む全面にわたって、タンタル(Ta)/窒化タンタル(TaN)からなるバリア膜120及び銅膜121を順次堆積する。なお、本実施形態においては、バリア膜120にTa膜とTaN膜との積層膜を用いたが、Ta膜、Ti膜、Ru膜若しくはこれらの窒化膜や合金等の単層膜、あるいは積層膜を用いてもよい。また、第3の配線形成用溝118と第2のビア形成用ホール119に埋め込む導電膜に銅(Cu)を用いたが、銅に限られず、銀(Ag)若しくはアルミニウム(Al)又はこれらの合金等を用いてもよい。
次に、図2(c)に示すように、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)法により、第5の層間絶縁膜117の上の各第3の配線形成用溝118を除く領域に堆積された不要なバリア膜120と銅膜121及び第5の層間絶縁膜117を除去し、さらに第4の層間絶縁膜116を約20nm研磨することにより、各第3の配線形成用溝118と第2のビア形成用ホール119にバリア膜120と銅膜121とからなる第3の配線122と第2のビア123をそれぞれ形成する。本工程におけるCMPの手法については、図3を用いて後に更に説明する。
この後、図1(i)及び図2(a)〜(c)を繰り返すことにより、図2(d)に示す5層の配線構造が形成される。なお、本実施例では、図1(i)及び図2(a)〜(c)を繰り返すことにより、5層の配線構造を形成したが、層数はこれに限定されない。
なお、本実施例では、図1(c)で示す配線の上に、図1(d)〜(g)の繰り返しにより形成された配線と、図1(i)及び図2(a)〜(c)の繰り返しにより形成された配線との2通りの配線を用いたが、配線の種類の数はこれに限定されない。
次に、図1(g)に示す工程における、CMPの手法について、図3(a)〜(d)を参照して説明する。
まず、CMPをする際の研磨装置及び研磨機構について説明する。本CMP手法では、図3(a)に示すように、一つの装置内に研磨を行う箇所(以下、プラテンと表記)が2つ存在する。
ここで、1つ目のプラテンには第1の研磨パッド201が貼り付けてあり、ウエハ(図示せず)は研磨ヘッド202に貼り付けられている。その際、ウエハ表面は第1の研磨パッド201に接触する向きに貼り付けられている。そして、ウエハはこの研磨ヘッド202に圧力を加えることで、第1の研磨パッド201に押し付けられる構造になっている。さらに、研磨時には、第1のスラリー203を第1の研磨パッド201に滴下することで、研磨を行う構造となっている。
一方、2つ目のプラテンにおいても、同様の構造になってはいるが、1つ目のプラテンとは異なる第2の研磨パッド204を貼り付けることができる。さらに、1つ目のプラテンとは異なる第2のスラリー205を滴下することができる。
なお、本実施例では、一つの装置内に2つのプラテンが存在するとしたが、その数はこれに限定されない。
次に、図3(a)に示す装置を用いて研磨を行う際の断面図を、図3(b)〜(d)に示す。
図3(b)の断面図は、1つ目のプラテンでの研磨中の断面図である。1つ目のプラテンでは、第3の層間絶縁膜108の上の各第2の配線形成用溝(図示せず)を除く領域に堆積された不要な銅膜112を除去する。この際、第1のスラリー203としては、酸化剤として過酸化水素を用い、pH=6.0のやや酸性領域にあり、かつ、砥粒として粒径が約50nmのコロイダルシリカを含有したものを用いる。
図3(b)に示すように、銅膜112の研磨中は、第1の研磨パッド201と銅膜112とが第1のスラリー203に含まれる砥粒206を媒体にして、擦れあうことで研磨が進行し、銅膜112が除去されていく。ここで、第1の研磨パッド201には、直径が約50μmの空孔207が空いている。研磨中には、空孔207中に第1のスラリー203が取り込まれる状態となる。さらに、空孔207の中では、砥粒206が集まり、第1の凝集砥粒208を形成する。ここで、バリア膜111は砥粒206よりも硬度が高い。そのため、第1の凝集砥粒208によって、バリア膜111にはスクラッチは発生しない。一方、銅膜112は砥粒206よりも硬度が低い。そのため、第1の凝集砥粒208によって、銅膜112にはスクラッチが発生する。しかし、次で説明するバリア膜研磨の際に、銅膜112はさらに研磨される。そのため、最終的には銅膜112上のスクラッチは消失する。ここで、銅膜112を除去したウエハは、ヘッド202を介して、2つ目のプラテンに持ち込まれる。
図3(c)の断面図は、2つ目のプラテンでの研磨中の断面図である。2つ目のプラテンでは、第3の層間絶縁膜108上の各第2の配線形成用溝(図示せず)以外の領域に堆積された不要なバリア膜111を除去する。また、2つ目のプラテンでは、第3の層間絶縁膜108を除去し、第2の層間絶縁膜107を約20nm研磨する。そして、図3(d)に示すように、第2の配線113と第1のビア114を形成する。この際、第2のスラリー205としては、酸化剤として過酸化水素を用い、pH=3.0の酸性領域にあり、かつ、砥粒として粒径が約50nmのコロイダルシリカと約100nmのコロイダルシリカをともに含有したものを用いる。
図3(c)に示すように、研磨中は、第2の研磨パッド204とバリア膜111とが第2のスラリー205に含まれる砥粒209を媒体にして、擦れあうことで研磨が進行し、バリア膜111が除去されていく。さらに、第3の層間絶縁膜108と第2の層間絶縁膜107に対しても、同様にして研磨が進行する。ここで、第2の研磨パッド204には、第1の研磨パッド201と同じく、直径が約50umの空孔210が空いている。しかし、第2の研磨パッド204に含まれる空孔210の量は、第1の研磨パッド201に含まれる空孔207の量よりも少ない。そのため、空孔210内で成長する第2の凝集砥粒211の量は、空孔207内で成長する第1の凝集砥粒209の量よりも少なくなる。その結果、空孔量が少ない第2の研磨パッドで研磨する方が、空孔量が多い第1の研磨パッドで研磨するよりも、スクラッチの発生量を抑制できる。なお、本工程における第1の研磨パッド201と第2の研磨パッド204の空孔量については、図5を用いて後に更に説明する。
次に、図2(c)に示す工程における、CMPの手法について、図4(a)〜(d)を参照して説明する。
まず、CMPをする際の研磨装置及び研磨機構について説明する。本CMP手法では、図4(a)に示すように、一つの装置内に研磨を行う箇所(以下、プラテンと表記)が2つ存在する。
ここで、1つ目のプラテンには第1の研磨パッド201が貼り付けてあり、ウエハ(図示せず)は研磨ヘッド202に貼り付けられている。その際、ウエハ表面は第1の研磨パッド201に接触する向きに貼り付けられている。そして、ウエハは、この研磨ヘッド202に圧力を加えることで、第1の研磨パッド201に押し付けられる構造になっている。さらに、研磨時には、第1のスラリー203を第1の研磨パッド201に滴下することで、研磨を行う構造となっている。
一方、2つ目のプラテンに対しても、同様の構造になってはいるが、1つ目のプラテンとは異なる第3の研磨パッド301を貼り付けることができる。さらに、1つ目のプラテンとは異なる第2のスラリー205を滴下することができる。
なお、本実施例では、一つの装置内に2つのプラテンが存在するとしたが、その数はこれに限定されない。また、本実施例では、2つ目のプラテンには、図1(g)の研磨工程で使用した第2の研磨パッド204と異なるものを用いたが、第2の研磨パッド204を用いてもよい。さらに、本実施例では、2つ目のプラテンには、図1(g)の研磨工程で使用した第2のスラリー205を用いたが、同じものでなくともよい。
次に、図4(a)に示す装置を用いて研磨を行う際の断面図を、図4(b)〜(d)に示す。
図4(b)の断面図は、1つ目のプラテンでの研磨中の断面図である。1つ目のプラテンでは、図1(g)で行った銅膜112の除去と同様に、銅膜121を除去する。従って、詳細な説明は省略する。ここで、銅膜121を除去したウエハは、ヘッド202を介して、2つ目のプラテンに持ち込まれる。
図4(c)の断面図は、2つ目のプラテンでの研磨中の断面図である。2つ目のプラテンでは、第5の層間絶縁膜117上の各第3の配線形成用溝(図示せず)以外の領域に堆積された不要なバリア膜120を除去する。また、2つ目のプラテンでは、第5の層間絶縁膜117を除去し、第4の層間絶縁膜116を約20nm研磨する。そして、図4(d)に示すように、第3の配線122と第2のビア123を形成する。この際、第2のスラリー205としては、酸化剤として過酸化水素を用い、pH=3.0の酸性領域にあり、かつ、砥粒として粒径が約50nmのコロイダルシリカと約100nmのコロイダルシリカをともに含有したものを用いる。
図4(c)に示すように、図1(g)で行ったようにバリア膜と層間絶縁膜を研磨除去する。ここで、第3の研磨パッド301には、第1の研磨パッド201と同じく、直径が約50μmの空孔302が空いている。ここで、第3の研磨パッド301に含まれる空孔302の量は、第1の研磨パッド201に含まれる空孔207の量よりも少ない。その結果、空孔量が少ない第3の研磨パッドで研磨する方が、空孔量が多い第1の研磨パッドで研磨するよりも、スクラッチの発生量を抑制できる。尚、第3の研磨パッド301に含まれる空孔302の量は、図1(g)の研磨で用いた第2の研磨パッド204に含まれる空孔210の量よりも多い。
以上のように、空孔302内で成長する第3の凝集砥粒303の量は、空孔207内で成長する第1の凝集砥粒209の量よりも少なくなる。また、空孔302内で成長する第3の凝集砥粒303の量は、空孔210内で成長する第2の凝集砥粒211の量よりも多くなる。ここで、第3の凝集砥粒303の量は、図1(g)の研磨における空孔210内で成長する第2の凝集砥粒211の量よりも多くなるが、第4の層間絶縁膜116の機械強度は、第2の層間絶縁膜107の機械強度と比較して、大きいためスクラッチが入りにくい。よって、第3の凝集砥粒303が、第2の凝集砥粒211よりも多くなっていても、スクラッチの量は抑制できる。
このように、機械強度が相対的に高い(誘電率が相対的に高い、又は空孔率が相対的に低い)絶縁膜を除去する際には、スクラッチの発生を抑制するために、銅膜を除去する際に用いる研磨パッドよりも空孔量が少ない研磨パッドを用いる一方、研磨速度と高スループットを維持するために、機械強度が相対的に低い(誘電率が相対的に低い、又は空孔率が相対的に高い)絶縁膜を除去する際に用いる研磨パッドよりも空孔量が多い研磨パッドを用いることが好ましい。ここで、パッド中の空孔量が減ると、空孔内に取り込まれるスラリーの成分が減少し、研磨速度が下がる一方、パッド中の空孔量が増えると、空孔内に取り込まれるスラリーの成分が増加し、研磨速度が上がることを付け加えておく。
なお、本工程における第1の研磨パッド201と第3の研磨パッド301の空孔量については、第2の研磨パッド204と合わせて、図5を用いて後に更に説明する。
次に、図3に示す研磨工程および図4に示す研磨工程における、研磨パッドの空孔量について説明する。ここで、本明細書で使用している「空孔量」は、以下で説明する「空孔面積率」から導出されるものである。
図5(a)に、比誘電率の異なる3種類の層間絶縁膜を研磨したときの、層間耐圧の、研磨パッドの空孔面積率依存性の結果を示す。ここで言う「層間耐圧」とは、シリコンからなる半導体基板上に堆積された絶縁膜において、基板と絶縁膜に電圧をかけた際に、絶縁膜が破壊したときの電界強度を示す。また、ここで言う研磨パッドの「空孔面積率」とは、研磨パッドとウエハが接触したときに研磨パッドと接触しない面積の割合のことを示す。この結果より、比誘電率が低くなればなるほど、層間耐圧の劣化が大きくなる。また、研磨パッドの空孔面積率を小さくするほど、層間耐圧の劣化は改善できる。この結果より、今後半導体装置のさらなる高速化・低消費電力化のため、比誘電率の小さい膜が層間絶縁膜として用いられる場合は、研磨パッドの空孔面積率を小さくすればよい。
また、図5(b)に、層間耐圧の劣化率を10%以下に抑制する場合の、層間絶縁膜の機械強度と研磨パッドの空孔面積率の関係を斜線で示す。これは、図5(a)の斜線部分と関係性がある。具体的には、図5(a)に示すように、層間絶縁膜の誘電率が2.4の場合には、層間耐圧の劣化率を10%とするために空孔面積率を約26%にする必要がある。そして、層間絶縁膜の誘電率が2.4の場合の機械強度(Hardness)が、約1.0GPa以上約1.1GPaである。また、図5(a)に示すように、層間絶縁膜の誘電率が2.7の場合には、層間耐圧の劣化率を10%とするために空孔面積率を約37%にする必要がある。そして、層間絶縁膜の誘電率が2.7の場合の機械強度(Hardness)が、約1.4GPa以上約1.5GPaである。以上のようなデータを多数プロットすることで、図5(b)に示すように、層間耐圧の劣化率を10%とするための曲線を描くことが出来る。ここで、この曲線は、空孔面積率をyとし、層間絶縁膜の膜強度をxとした場合に、y=23×x1.2と表すことが出来る。尚、この関係式は、本願明細書において、空孔面積率yが23×層間絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2であるとの表記と等価である。また、層間絶縁膜の誘電率が3.0の場合の機械強度(Hardness)は、約2.5GPa以上約2.6GPa以下である。
この結果より、図3(c)や図4(c)で行った層間絶縁膜の研磨の際に使用する研磨パッドの空孔面積率は、23×層間絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以下であることが望ましい。何故ならば、層間耐圧の劣化率を、少なくとも10%以下に抑えることが、半導体装置の信頼性を維持する点で望ましいからである。しかしながら、この空孔面積率が小さくなりすぎると、空孔内に取り入れられるスラリーの成分が減少するため、研磨速度が低下してしまう問題がある。そこで、図3(c)や図4(c)で行った層間絶縁膜の研磨の際に使用する研磨パッドの空孔面積率は10%以上であることが望ましい。また、図5(a)の結果より、比誘電率が約3.0以上あるいは、約3.0よりも大きいような層間絶縁膜に関しては、研磨パッドの空孔面積率依存性が小さいため、比誘電率が約3.0以下あるいは、約3.0よりも小さいような層間絶縁膜に対して、研磨パッドの空孔面積率依存性を制限するのが好ましい。
次に、図3(b)や図4(b)で行った銅膜の研磨の際に使用する研磨パッドの空孔面積率について説明する。銅膜の研磨においては、第1のスラリー203に含まれる砥粒であるコロイダルシリカは、バリア膜よりも柔らかいため、バリア膜にスクラッチを入れることはできない。また、銅膜に対しては銅膜の方が柔らかいため、スクラッチが入ってしまう。しかしながら、その後のバリアと層間絶縁膜の研磨時に、銅膜研磨時に発生したスクラッチの深さよりも多く銅膜を研磨するため、最終的にはこのスクラッチは消滅する。このことから、銅膜の研磨の研磨パッドの空孔面積率は、比誘電率の低い膜を研磨する際に用いる研磨パッドの空孔面積率のように小さくある必要はない。しかしながら、研磨パッドの空孔面積率が高すぎると、研磨パッドとウエハの接触面積が小さくなり、研磨レートが低下したり、研磨パッドの消耗が激しくなったりと問題が発生する。そこで、図3(b)や図4(b)で行った銅膜の研磨の際に使用する研磨パッドの空孔面積率は90以下であることが望ましい。また、逆に研磨パッドの空孔面積率が低すぎると、空孔内に取り入れられるスラリーの成分が減少するため、研磨速度が低下してしまう問題がある。ここで、銅膜の研磨においては、研磨レートがスラリー中の酸化剤に依存度する程度が、バリア膜や層間絶縁膜の研磨よりも大きいため、研磨パッドの空孔面積率は23×前記絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以上であることが望ましい。
以上のように、第1の実施形態に示した研磨パッドを用いた半導体装置の製造方法によると、バリア膜及び絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率を、銅膜などの金属膜を研磨除去する研磨パッドの研磨表面の空孔面積率よりも小さくすることで、絶縁膜に対してスクラッチが発生するのを抑制することが出来るという効果がある。
また、比誘電率が約3.0以下あるいは、約3.0よりも小さいような低誘電率膜を絶縁膜として用いることが好ましい。比誘電率が約3.0以下あるいは、約3.0よりも小さいような低誘電率膜を用いれば、配線間容量を低減し、高速動作・低消費電力な半導体装置を作成することができるからである。
また、バリア膜及び絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、10%以上、23×絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以下とすることが好ましい。このような研磨パッドを使用することで、スクラッチの発生を十分に抑制することができ、信頼性の高い半導体装置を製造することが出来るからである。
また、金属膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、23×絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以上、90%以下とすることが好ましい。このような研磨パッドを使用することで、研磨パッドの消耗を抑制し、低コストに半導体装置を製造することができるからである。
また、絶縁膜は、上層に比誘電率が約3.0よりも大きい第1の絶縁膜と下層に比誘電率が約3.0以下あるいは約3.0よりも小さい第2の絶縁膜から構成されていることが好ましい。上層に比誘電率が高い絶縁膜を形成しておくことで、ハードマスクやレジストマスクなどのマスクを堆積する際に発生するダメージやバリアメタル膜を堆積する際のダメージなどの加工によるダメージを低減することができるからである。
また、絶縁膜の研磨において、上層に形成された比誘電率が高い第1の絶縁膜を全て研磨除去することが好ましい。比誘電率が高い絶縁膜を除去する方が、配線間容量をより低減することが出来るからである。
以上のように、第1の実施形態に示した研磨パッドを用いた半導体装置の製造方法によると、スクラッチを抑制することができるため、半導体装置の製造歩留まりや信頼性を向上することができる。
(第2の実施形態)
本発明の実施形態にかかる研磨方法は、酸化膜の研磨にも適用することが可能である。図6は、図1に示す半導体装置の製造工程中の図1(c)〜図1(d)にかかる工程での、層間膜の研磨を示す工程断面図である。
図6(a)は、図1(c)に示す工程断面図と同じものであり、それまでの製造工程も同じである。
次に、図6(b)に示すように、第1の層間絶縁膜101及び第1の配線105を含む全面にわたって、例えばCVD法により、膜厚が約50nmのSiCNからなる第1のライナ膜106を形成する。その後、第1のライナ膜106の上に、膜厚が約300nmのSiOCからなる第2の層間絶縁膜107を形成する。なお、本実施形態における、SiOCからなる第2の層間絶縁膜107は、比誘電率が約3.0以下あるいは、約3.0よりも小さいような空孔を含むSiOC膜を用いるのがよい。ここで、この第2の層間絶縁膜の比誘電率が低ければ低いほど、配線間容量を下げることができ、半導体デバイスの高速動作や低消費電力を実現することができる。
次に、図6(c)に示すように、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)法により、第2の層間絶縁膜107を約100nm研磨する。本工程における研磨においては、図3を用いて後に更に説明する。
次に、図6(d)に示すように、第2の層間絶縁膜107の上に、膜厚が約100nmのSiOからなる第3の層間絶縁膜108を形成する。また、本実施形態における、SiO2からなる第3の層間絶縁膜108は、比誘電率が約3.0以上あるいは、約3.0よりも大きいようなSiOCからなる絶縁膜を用いてもよいし、その積層膜でもよい。さらに、SiOからなる第3の層間絶縁膜108は、加工時のハードマスクとして用いる場合、SiOやSiOCからなる絶縁膜上に、TiNやTaNといった金属膜を積層した膜を用いてもよい。その後の製造工程は、図1(d)以降で行う製造工程を同じである。
次に、図6(c)に示す工程における、CMPの手法について、図7(a)〜(d)を参照して説明する。
まず、CMPをする際の研磨装置及び研磨機構について説明する。本CMP手法では、図7(a)に示すように、一つの装置内に研磨を行う箇所(以下、プラテンと表記)が2つ存在する。
ここで、1つ目のプラテンには第1の研磨パッド201が貼り付けてあり、ウエハ(図示せず)は研磨ヘッド202に貼り付けられている。その際、ウエハ表面は第1の研磨パッド201に接触する向きに貼り付けられている。そして、ウエハは、この研磨ヘッド202に圧力を加えることで、第1の研磨パッド201に押し付けられる構造になっている。さらに、研磨時には、第1のスラリー203を第1の研磨パッド201に滴下することで、研磨を行う構造となっている。
一方、2つ目のプラテンにおいても、同様の構造になってはいるが、1つ目のプラテンとは異なる第2の研磨パッド204を貼り付けることができる。さらに、1つ目のプラテンとは異なる第2のスラリー205を滴下することができる。
なお、本実施例では、一つの装置内に2つのプラテンが存在するとしたが、その数はこれに限定されない。
次に、図7(a)に示す装置を用いて研磨を行う際の断面図を、図7(b)〜(d)に示す。
図7(b)の断面図は、1つ目のプラテンでの研磨中の断面図である。1つ目のプラテンでは、第2の層間絶縁膜107を約50nm研磨除去する。この際、第1のスラリー203としては、酸化剤として過酸化水素を用い、pH=3.0の酸性領域にあり、かつ、砥粒として粒径が約50nmのコロイダルシリカと約100nmのコロイダルシリカをともに含有したものを用いる。
図7(b)に示すように、研磨中は、第1の研磨パッド201と第2の層間絶縁膜107とが第1のスラリー203に含まれる砥粒206を媒体にして、擦れあうことで研磨が進行し、第2の層間絶縁膜107が除去されていく。ここで、第1の研磨パッド201には、直径が約50μmの空孔207が空いている。研磨中には、空孔207中に第1のスラリー203が取り込まれる状態となる。さらに、空孔207の中では、砥粒206が集まり、第1の凝集砥粒208を形成する。第1の凝集砥粒208によって、第2の層間絶縁膜107中にはスクラッチが発生する。しかし、次で説明する2回目の第2の層間絶縁膜107の研磨の際に、第2の層間絶縁膜107はさらに研磨される。そのため、最終的には第2の層間絶縁膜107のスクラッチは消えてしまう。ここで、第2の層間絶縁膜107を約50nm除去したウエハは、ヘッド202を介して2つ目のプラテンに持ち込まれる。
図7(c)の断面図は、2つ目のプラテンでの研磨中の断面図である。2つ目のプラテンでは、図7(c)に示すように、第2の層間絶縁膜107を約50nm研磨除去する。そして、図7(d)に示すように、第2の層間絶縁膜107の厚さが約200nmになるように仕上げる。この際、第2のスラリー205としては、酸化剤として過酸化水素を用い、pH=3.0の酸性領域にあり、かつ、砥粒として粒径が約50nmのコロイダルシリカと約100nmのコロイダルシリカをともに含有したものを用いる。ここで、第2の研磨パッド204には、第1の研磨パッド201と同じく、直径が約50μmの空孔210が空いている。また、第2の研磨パッド204に含まれる空孔210の量は、第1の研磨パッド201に含まれる空孔207の量よりも少ない。そのため、空孔210内で成長する第2の凝集砥粒211の量は、空孔207内で成長する第1の凝集砥粒209の量よりも少なくなり、スクラッチの発生量を抑制できる。なお、本工程における第1の研磨パッド201と第2の研磨パッド204の空孔量については、図5を用いて後に更に説明する。
図5(a)に、比誘電率の異なる3種類の層間絶縁膜を研磨したときの、層間耐圧の研磨パッドの空孔面積率依存性の結果を示す。ここで言う「層間耐圧」とは、シリコンからなる半導体基板上に堆積された絶縁膜において、基板と絶縁膜に電圧をかけた際に、絶縁膜が破壊したときの電界強度を示す。ここで言う研磨パッドの「空孔面積率」とは、研磨パッドとウエハが接触したときに研磨パッドと接触しない面積の割合のことを示す。この結果より、比誘電率が低くなればなるほど、層間耐圧の劣化が大きくなる。また、研磨パッドの空孔面積率を小さくするほど、層間耐圧の劣化は改善できる。この結果より、今後半導体装置のさらなる高速化・低消費電力化のため、比誘電率の小さい膜が層間絶縁膜として用いられる場合は、研磨パッドの空孔面積率を小さくすればよい。
また、図5(b)に、層間耐圧の劣化率を10%以下に抑制する場合の、層間絶縁膜の機械強度と研磨パッドの空孔面積率の関係を斜線で示す。これは、図5(a)の斜線部分と関係性がある。具体的には、図5(a)に示すように、層間絶縁膜の誘電率が2.4の場合には、層間耐圧の劣化率を10%とするために空孔面積率を約26%にする必要がある。そして、層間絶縁膜の誘電率が2.4の場合の機械強度(Hardness)が、約1.0GPa以上約1.1GPaである。また、図5(a)に示すように、層間絶縁膜の誘電率が2.7の場合には、層間耐圧の劣化率を10%とするために空孔面積率を約37%にする必要がある。そして、層間絶縁膜の誘電率が2.7の場合の機械強度(Hardness)が、約1.4GPa以上約1.5GPaである。以上のようなデータを多数プロットすることで、図5(b)に示すように、層間耐圧の劣化率を10%とするための曲線を描くことが出来る。ここで、この曲線は、空孔面積率をyとし、層間絶縁膜の膜強度をxとした場合に、y=23×x1.2と表すことが出来る。尚、層間絶縁膜の誘電率が3.0の場合の機械強度(Hardness)は、約2.5GPa以上約2.6GPa以下である。
この結果より、図7(c)で行った層間絶縁膜の研磨の際に使用する研磨パッドの空孔面積率は、23×層間絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以下であることが望ましい。しかしながら、この空孔面積率が小さくなりすぎると、空孔内に取り入れられるスラリーの成分が減少するため、研磨速度が低下してしまう問題がある。そこで、図3(c)で行った層間絶縁膜の研磨の際に使用する研磨パッドの空孔面積率は10%以上であることが望ましい。また、図5(a)の結果より、比誘電率が約3.0以上あるいは、約3.0よりも大きいような層間絶縁膜に関しては、研磨パッドの空孔面積率依存性が小さいため、比誘電率が約3.0以下あるいは、約3.0よりも小さいような層間絶縁膜に対して、研磨パッドの空孔面積率依存性を制限するのがよい。
次に、図7(b)で行った層間絶縁膜の研磨の際に使用する研磨パッドの空孔面積率について説明する。層間絶縁膜を研磨する最初の段階においては、第1のスラリー203に含まれる砥粒であるコロイダルシリカは、層間絶縁膜よりも硬いため、層間絶縁膜にはスクラッチが入ってしまう。しかしながら、その後の、2回目に層間絶縁膜を研磨する時に、層間絶縁膜に発生したスクラッチの深さよりも深く層間絶縁膜を研磨するため、最終的にはこのスクラッチは消滅する。このことから、1回目に層間絶縁膜を研磨する際に用いる研磨パッドの空孔面積率は、2回目に層間絶縁膜を研磨する際に用いる研磨パッドの空孔面積率のように小さくある必要はない。しかしながら、研磨パッドの空孔面積率が高すぎると、研磨パッドとウエハの接触面積が小さくなり、研磨レートが低下したり、研磨パッドの消耗が激しくなったりと問題が発生する。そこで、図7(b)で行った1回目に層間絶縁膜を研磨する際に使用する研磨パッドの空孔面積率は90以下であることが望ましい。また、逆に研磨パッドの空孔面積率が低すぎると、空孔内に取り入れられるスラリーの成分が減少するため、研磨速度が低下してしまう問題がある。ここで、1回目に層間絶縁膜を研磨する際においては、研磨パッドの空孔面積率は23×前記絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以上であることが望ましい。
以上のように、第2の実施形態に示した研磨パッドを用いた半導体装置の製造方法によると、絶縁膜を研磨する工程が第1の研磨工程と第2の研磨工程とする場合に、第2の研磨工程で絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率を、第1の研磨工程で絶縁膜を研磨除去する研磨パッドの研磨表面の空孔面積率よりも小さくすることで、第1の研磨工程により研磨速度を維持し、第2の研磨工程により絶縁膜に対して、スクラッチの発生を抑制することができるという効果がある。また、このような研磨方法は、層間絶縁膜に発生している段差が大きい際には、特に有効となる。
また、比誘電率が約3.0以下あるいは、約3.0よりも小さいような低誘電率膜を絶縁膜として用いることが好ましい。比誘電率が約3.0以下あるいは、約3.0よりも小さいような低誘電率膜を用いれば、配線間容量を低減し、高速動作・低消費電力な半導体装置を作成することができるからである。
また、第2の工程で絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、10%以上、23×絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以下とすることが好ましい。このような研磨パッドを使用することで、スクラッチの発生を十分に抑制することができ、信頼性の高い半導体装置を製造することが出来るからである。
また、第1の工程で絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、23×絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以上、90%以下とすることが好ましい。このような研磨パッドを使用することで、研磨パッドの消耗を抑制し、低コストに半導体装置を製造することができるからである。
以上のように、第2の実施形態に示した研磨パッドを用いた研磨方法によると、下層の段差が大きい場合に、低誘電率膜を直接研磨することで、下層の段差を抑制し、リソグラフィーでの開口不良を抑制することができ、半導体装置の製造歩留まりを向上することができる。さらに、低誘電率膜に対してスクラッチを抑制することができるため、半導体装置の製造歩留まりや信頼性を向上することができる。
以上説明したように、本発明は、高速動作かつ低消費電力な半導体装置を製造する方法等に有用である。
第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図 第1の実施形態に係る下層配線での研磨における装置と詳細を示す断面図 第1の実施形態に係る上層配線での研磨における装置と詳細を示す断面図 第1の実施形態に係る研磨における実験結果 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図 第2の実施形態に係る下層配線での研磨における装置と詳細を示す断面図 従来例に係る研磨パッドの断面図 従来例の課題に係る研磨の詳細を示す断面図
101 第1の層間絶縁膜
102 第1の配線形成用溝
103 バリア膜
104 銅膜
105 第1の配線
106 第1のライナ膜
107 第2の層間絶縁膜
108 第3の層間絶縁膜
109 第2の配線形成用溝
110 第1のビア形成用ホール
111 バリア膜
112 銅膜
113 第2の配線
114 第1のビア
115 第2のライナ膜
116 第4の層間絶縁膜
117 第5の層間絶縁膜
118 第3の配線形成用溝
119 第2のビア形成用ホール
120 バリア膜
121 銅膜
122 第3の配線
123 第2のビア
201 第1の研磨パッド
202 ヘッド
203 第1のスラリー
204 第2の研磨パッド
205 第2のスラリー
206 砥粒(第1のスラリーに含有)
207 空孔(第1のパッド)
208 第1の凝集砥粒
209 砥粒(第2のスラリーに含有)
210 空孔(第2のパッド)
211 第2の凝集砥粒
301 第3の研磨パッド
302 空孔(第3のパッド)
303 第3の凝集砥粒
701 比研磨膜表面
702 研磨パッド
703 空孔
704 砥粒
705 砥粒の凝集したもの
706 スクラッチ

Claims (10)

  1. 半導体基板に形成された導電性膜の研磨工程を備え、
    前記導電性膜は、絶縁膜と接するバリア膜及び前記バリア膜に接する金属膜からなり、
    前記バリア膜及び前記絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、前記金属膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率よりも小さいことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記バリア膜及び前記絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、10%以上、且つ23×前記絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記金属膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、23×前記絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以上、且つ90%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記絶縁膜は、比誘電率が3.0以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記絶縁膜は、上層に比誘電率が3.0よりも大きい第1の絶縁膜と下層に比誘電率が3.0以下の第2の絶縁膜から成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記絶縁膜の研磨において、前記第1の絶縁膜を全て研磨除去することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 半導体基板に形成された絶縁膜の研磨工程を備え、
    前記絶縁膜を研磨する工程は、第1の研磨工程と第2の研磨工程とからなり、
    前記第2の研磨工程において前記絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、前記第1の研磨工程において前記絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率よりも小さいことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記第2の工程において前記絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、10%以上、且つ23×前記絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以下であることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1の工程において前記絶縁膜を研磨除去するときの研磨パッドの研磨表面の空孔面積率は、23×前記絶縁膜の膜硬度[GPa]^1.2以上、且つ90%以下であることを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記絶縁膜は、比誘電率が3.0以下であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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