JP2010158907A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液体の吐出開始・終了位置を適切に設定しうる液体吐出装置、液体吐出システム、及び、液体吐出方法を実現する。
【解決手段】 送り機構によって送られる媒体に対して、移動する前記吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するための位置決定制御を実行するコントローラを有し、前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際と、前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際とで、前記コントローラによる前記位置決定制御が異なる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、液体吐出装置、液体吐出システム、及び、液体吐出方法に関する。
代表的な液体吐出装置であるカラーインクジェットプリンタは既によく知られている。このカラーインクジェットプリンタは、ノズルから液体の一例としてのインクを吐出するインクジェット式の吐出ヘッドの一例としての印刷ヘッドを備えており、媒体の一例としての印刷用紙にインクを吐出させることによって画像や文字等を記録する構成となっている。
そして、印刷ヘッドは、ノズルが形成されたノズル面を印刷用紙に対向させた状態でキャリッジに支持されており、ガイド部材に沿って印刷用紙の幅方向に移動(主走査)し、この主走査に同期してインクを吐出する。
また、近年、写真と同じイメージの出力結果が得られる等の理由から、印刷用紙の全表面を対象として印刷を行なういわゆる縁なし印刷が可能なカラーインクジェットプリンタが人気を集めている。縁なし印刷により、例えば、印刷用紙の四辺の縁にも余白なくインクを吐出して印刷することが可能である。
ところで、縁なし印刷の場合には、印刷用紙の全表面を対象として印刷を行なうため、印刷された印刷用紙の端部に余白部分ができないようにすることが重要である。これを実現するためには、印刷用紙が曲がって(斜めに)給紙されることも考慮に入れて、印刷よりやや大きめの、換言すれば、印刷用紙の大きさと比べてある程度マージンを持たせた印刷データを用意し、本印刷データに基づき印刷用紙に印刷を行なう手法が有効である。
また、印刷用紙以外の領域に印刷が行なわれることにより無駄にインクを消費してしまうという本手法が有する問題を軽減するために、センサにより印刷用紙の端の位置を検知し、検知された端の位置に応じてインクを吐出させる開始位置や終了位置を変化させる方策も有効である。
しかしながら、かかる方策の実行中に、印刷用紙の上下端付近においては、センサの検知誤差によって左右端位置の検知ずれを起こすという状況が生じ得る。この状況について図16及び図17を用いて説明する。図16は左右端検出用センサの発光スポットと印刷用紙の位置関係を示す模式図であり、図17は、左右端検知用センサの発光スポットの位置による左右端検出位置のずれを説明するための説明図である。
図16によれば、印刷用紙Pの端検出用センサ(ここでは左右端検出用)の発光スポットは主走査方向に移動しながら、印刷用紙Pの端を遮ることによる受光量の変化を検出し、設定値(しきい値)を参照することによって端を検知する。
しかしながら、スポット位置1及びスポット位置2に示すように主走査方向において同様な左右端位置に差し掛かっても、スポットを遮る印刷用紙Pの面積の違い(本例ではスポット位置2における面積がスポット位置1における面積の二分の一となる)を生ずる。即ち、スポット位置2に示す印刷用紙の上下端部にかかる部分の左右端検知においては、スポット位置1と同様な印刷用紙による遮光面積となってしきい値に到達するには、さらに主走査方向(印刷用紙の内側)に移動することが必要であり、本例ではスポット径が印刷用紙Pに入った位置(破線の円で示す)で同じ遮光面積(しきい値)となる。
さらに、図17により詳述すれば、スポット位置1、換言すれば、印刷用紙Pの紙送り方向における印刷用紙Pの上下端を含まない位置においては、印刷用紙Pの主走査方向の端位置PEに前記発光スポットが到達すれば、前記端検知用センサの受光量は判定しきい値に到達する。しかし、スポット位置2、換言すれば、印刷用紙Pの紙送り方向における印刷用紙Pの上下端を含む位置においては、前述と同じ印刷用紙Pの主走査方向の端位置PEに前記発光スポットが到達しても、前記端検知用センサの受光量は、前述の通り判定しきい値に達しない。さらに、前記端検知用センサは、主走査方向に移動し、即ち、前記発光スポットが主走査方向に移動して前記端検知用センサの受光量が増加すると、印刷用紙端PEより内側に入った位置Cにおいて前記端検知用センサの受光量は判定しきい値に達し、この位置を印刷用紙Pの端位置と誤って認識することとなる。
このことから、印刷用紙の上下端付近では左右端が印刷用紙Pの内側にずれて検知され、このずれて検知された左右端の位置に基づいてインクを吐出させる開始位置や終了位置が決定されるため、この部分にインクが吐出されず、即ちこの部分に余白を生ずることになる。
さらには、印刷用紙の位置によるセンサの検知誤差、あるいは、何らかの要因による印刷用紙の左右端位置が検出されないという状況も生じ得る。
また、このような状況で、インクを吐出させる開始位置や終了位置を決定するための手法を変えないで、単に、直前の主走査時に検知された左右端の位置に係る情報を用いて、次の主走査時の前記開始位置や終了位置を決定することとすれば、印刷用紙に誤って余白を生じさせるという問題が生じる可能性がある。この問題は、印刷用紙が曲がって(斜めに)給紙されている場合に、特に発生する可能性が高い。
特開平11−291470号公報
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、液体の吐出開始・終了位置を適切に設定しうる液体吐出装置、液体吐出システム、及び、液体吐出方法を実現することにある。
主たる本発明は、液体を吐出するための液体吐出装置であって、
液体を吐出するための移動可能な吐出ヘッドと、
媒体を送るための送り機構と、
前記媒体の端の位置を検知するためのセンサと、
前記送り機構によって送られる媒体に対して、移動する前記吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するための位置決定制御を実行するコントローラと、
を有し、
前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際と、前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際とで、前記コントローラによる前記位置決定制御が異なる。
また、他の主たる本発明は、液体吐出システムであって、
(a)コンピュータ本体、
及び、
(b)液体を吐出するための液体吐出装置であって、
液体を吐出するための移動可能な吐出ヘッドと、
媒体を送るための送り機構と、
前記媒体の端の位置を検知するためのセンサと、
前記送り機構によって送られる媒体に対して、移動する前記吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するための位置決定制御を実行するコントローラと、
を有する液体吐出装置、
を備え、
前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際と、前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際とで、前記コントローラによる前記位置決定制御が異なる、液体吐出システム。
また、他の主たる本発明は、液体を吐出するための液体吐出方法であって、
媒体を搬送するステップと、
搬送される媒体に対して、移動する吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するための位置決定制御を実行するステップと、
前記開始位置において前記吐出ヘッドからの液体の吐出を開始するステップと、
前記終了位置において前記吐出ヘッドからの液体の吐出を終了するステップと、
を有し、
前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際と、前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際とで、前記位置決定制御が異なる。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明の一例としての印刷システムの構成を示すブロック図である。 カラーインクジェットプリンタ20の主要な構成の一例を示すブロック図である。 反射型光学センサ29の一例を説明するための模式図である。 インクジェットプリンタのキャリッジ28周辺の構成を示した図である。 キャリッジ28に取り付けられたリニア式エンコーダ11の構成を模式的に示した説明図である。 CRモータ正転時及び逆転時におけるリニア式エンコーダ11の2つの出力信号の波形を示したタイミングチャートである。 カラーインクジェットプリンタ20の電気的構成の一例を示すブロック図である。 印刷ヘッド36の下面におけるノズル配列を示す説明図である。 印刷ヘッド36と反射型光学センサ29と印刷用紙Pの位置関係を模式的に表した図である。 第一の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 インク吐出開始位置及びインク吐出終了位置の求め方を説明するための説明図である。 反射型光学センサ29による印刷用紙Pの左右端位置の決定制御の可否を決定するための、印刷用紙Pの位置を説明するための模式図である。 第二の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。 図14に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。 印刷用紙Pの左右端検出用センサの発光スポットと印刷用紙Pの位置関係を示す模式図である。 印刷用紙Pの左右端検出用センサの発光スポットの位置による左右端検出のずれを説明するための説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
液体を吐出するための液体吐出装置であって、
液体を吐出するための移動可能な吐出ヘッドと、
媒体を送るための送り機構と、
前記媒体の端の位置を検知するためのセンサと、
前記送り機構によって送られる媒体に対して、移動する前記吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するための位置決定制御を実行するコントローラと、
を有し、
前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際と、前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際とで、前記コントローラによる前記位置決定制御が異なる。
かかる液体吐出装置によれば、液体の吐出開始・終了位置を適切に設定しうる液体吐出装置を実現することが可能となる。
また、前記センサは、前記吐出ヘッドとともに移動可能であり、前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際には、前記コントローラは、移動中の前記センサによって検知された前記端の位置に基づいて、その次の移動における前記吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するセンサーベースの位置決定制御を実行し、前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際には、前記コントローラは、前記センサーベースの位置決定制御を実行しない、こととしてもよい。
かかる液体吐出装置によれば、前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に液体を吐出する際に、前記センサーベースの位置決定制御を実行しないことにより、媒体に誤って余白を生じさせることを回避することが可能となる。
また、前記センサは、前記吐出ヘッドとともに移動可能であり、前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際には、前記コントローラは、移動中の前記センサによって検知された前記端の位置に基づいて、その次の移動における前記吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するセンサーベースの位置決定制御を実行し、前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際には、前記コントローラは、前記開始位置又は前記終了位置を予め定められた位置とする、こととしてもよい。
このようにすれば、より簡易に、より正確に適切な前記開始位置又は前記終了位置を決定することができる。
また、前記前記センサーベースの位置決定制御を実行しないときには、前記コントローラは、前記位置決定制御を実行していたときに検知された前記端の位置に基づいて、前記開始位置又は前記終了位置を決定することとしてもよい。このようにすれば、過去に検知された前記端の位置に係る最小限の情報から前記開始位置又は前記終了位置を決定することができる。
また、前記前記センサーベースの位置決定制御を実行しないときには、前記コントローラは、前記位置決定制御を実行していたときに検知された複数の前記端の位置と、該端の位置が検知されたときからの媒体の送り量に基づいて、前記開始位置又は前記終了位置を決定することとしてもよい。このようにすれば、より正確に適切な前記開始位置又は前記終了位置を決定することができる。
また、前記前記センサーベースの位置決定制御を実行しないときには、前記コントローラは、前記位置決定制御を実行していたときに検知された一つの前記端の位置と、該端の位置が検知されたときからの媒体の送り量と、予測される前記媒体の最大傾き角と、に基づいて、前記開始位置又は前記終了位置を決定することとしてもよい。このようにすれば、より正確に適切な前記開始位置又は前記終了位置を決定することができる。
また、前記前記センサーベースの位置決定制御を実行しないときには、前記コントローラは、前記位置決定制御を実行していたときに検知された一つの前記端の位置と、前記媒体の幅長と、に基づいて前記開始位置又は前記終了位置を決定することとしてもよい。このようにすれば、より正確に適切な前記開始位置又は前記終了位置を決定することができる。
また、前記媒体の全表面を対象として液体を吐出することとしてもよい。媒体の全表面を対象として液体を吐出する場合には、媒体の端部にも液体を吐出するため上記手段によるメリットがより大きくなる。
また、前記センサは、光を発するための発光部と、前記発光部の主走査方向への移動に応じて主走査方向に移動する前記光を受光するための受光センサと、を備え、前記主走査方向へ移動する前記発光部により発せられた光が、前記端をさえぎる事による前記受光センサの出力値の変化に基づいて、前記端の位置を検知することとしてもよい。このようにすれば、より簡易に、前記端の位置を検知することができる。
また、前記吐出ヘッドを備え移動可能な移動部材に、前記センサが設けられていることとしてもよい。このようにすれば、移動部材とセンサの移動機構を共通化することができる。
また、前記移動部材を主走査方向に移動させながら、前記主走査方向へ移動する前記発光手段により発せられた光が、前記端を遮ることによる前記受光センサの出力値の変化に基づいて、前記端の位置を検知すると共に、前記媒体に前記吐出ヘッドから液体を吐出することとしてもよい。このようにすれば、液体吐出装置の効率的な動作を実現することができる。
また、前記液体はインクであり、前記液体吐出装置は、前記吐出ヘッドからインクを吐出することにより前記媒体たる被印刷体に印刷を行なう装置であることとしてもよい。このような場合には、前述した効果を奏する印刷装置を実現することができる。
また、前記吐出ヘッドは、前記媒体の全表面を対象としてインクを吐出し、前記センサは、前記吐出ヘッドとともに移動可能であって、光を発するための発光部と、前記発光部の主走査方向への移動に応じて主走査方向に移動する前記光を受光するための受光センサとを備え、前記コントローラは、前記主走査方向へ移動する前記発光部により発せられた光が、前記端を遮ることによる前記受光センサの出力値の変化に基づいて、前記端の位置を検知し、前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドからインクを吐出する際には、前記コントローラは、移動中の前記センサによって検知された前記端の位置に基づいて、その次の移動における前記吐出ヘッドからインクを吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するセンサーベースの位置決定制御を実行し、前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドからインクを吐出する際には、前記コントローラは、前記開始位置又は前記終了位置を予め定められた位置とする、こととしてもよい。
また、液体吐出システムであって、(a)コンピュータ本体、及び、(b)液体を吐出するための液体吐出装置であって、液体を吐出するための移動可能な吐出ヘッドと、媒体を送るための送り機構と、前記媒体の端の位置を検知するためのセンサと、前記送り機構によって送られる媒体に対して、移動する前記吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するための位置決定制御を実行するコントローラと、を有する液体吐出装置、を備え、前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際と、前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際とで、前記コントローラによる前記位置決定制御が異なる、液体吐出システム、も実現可能である。
また、液体を吐出するための液体方法であって、媒体を搬送するステップと、搬送される媒体に対して、移動する吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するための位置決定制御を実行するステップと、前記開始位置において前記吐出ヘッドからの液体の吐出を開始するステップと、前記終了位置において前記吐出ヘッドからの液体の吐出を終了するステップと、を有し、前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際と、前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際とで、前記位置決定制御が異なる、液体吐出方法も実現可能である。
===装置の全体構成例===
図1は、液体吐出システムの一例としての印刷システムの構成を示すブロック図である。この印刷システムは、コンピュータ90と、液体吐出装置の一例としてのカラーインクジェットプリンタ20と、を備えている。なお、カラーインクジェットプリンタ20とコンピュータ90とを含む印刷システムは広義の「液体吐出装置」と呼ぶこともできる。また、図示はしないが、上記コンピュータ90、上記カラーインクジェットプリンタ20、CRT21や液晶表示装置等の表示装置、キーボードやマウス等の入力装置、フレキシブルドライブ装置やCD−ROMドライブ装置等のドライブ装置等から、コンピュータシステムが構成されている。
コンピュータ90では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーションプログラム95からは、これらのドライバを介して、カラーインクジェットプリンタ20に転送するための印刷データPDが出力される。画像のレタッチなどを行なうアプリケーションプログラム95は、処理対象の画像に対して所望の処理を行ない、また、ビデオドライバ91を介してCRT21に画像を表示している。
アプリケーションプログラム95が印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドライバ96が、画像データをアプリケーションプログラム95から受け取り、これをカラーインクジェットプリンタ20に供給する印刷データPDに変換する。プリンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール98と、ハーフトーンモジュール99と、ラスタライザ100と、ユーザインターフェース表示モジュール101と、UIプリンタインターフェースモジュール102と、色変換ルックアップテーブルLUTと、が備えられている。
解像度変換モジュール97は、アプリケーションプログラム95で形成されたカラー画像データの解像度を、印刷解像度に変換する役割を果たす。こうして解像度変換された画像データは、まだRGBの3つの色成分からなる画像情報である。色変換モジュール98は、色変換ルックアップテーブルLUTを参照しつつ、各画素毎に、RGB画像データを、カラーインクジェットプリンタ20が利用可能な複数のインク色の多階調データに変換する。
色変換された多階調データは、例えば256階調の階調値を有している。ハーフトーンモジュール99は、いわゆるハーフトーン処理を実行してハーフトーン画像データを生成する。このハーフトーン画像データは、ラスタライザ100によりカラーインクジェットプリンタ20に転送すべきデータ順に並べ替えられ、最終的な印刷データPDとして出力される。印刷データPDは、各主走査時のドット形成状態を示すラスタデータと、副走査送り量を示すデータと、を含んでいる。
ユーザインターフェース表示モジュール101は、印刷に関係する種々のユーザインターフェースウィンドウを表示する機能と、それらのウィンドウ内におけるユーザの入力を受け取る機能とを有している。
UIプリンタインターフェースモジュール102は、ユーザインターフェース(UI)とカラーインクジェットプリンタ間のインターフェースを取る機能を有している。ユーザがユーザインターフェースにより指示した命令を解釈して、カラーインクジェットプリンタへ各種コマンドCOMを送信したり、逆に、カラーインクジェットプリンタから受信したコマンドCOMを解釈して、ユーザインターフェースへ各種表示を行なったりする。
なお、プリンタドライバ96は、各種コマンドCOMを送受信する機能、印刷データPDをカラーインクジェットプリンタ20に供給する機能等を実現する。プリンタドライバ96の機能を実現するためのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で供給される。このような記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)及び外部記憶装置等の、コンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。また、このようなコンピュータプログラムを、インターネットを介してコンピュータ90にダウンロードすることも可能である。
図2は、カラーインクジェットプリンタ20の主要な構成の一例を示す概略斜視図である。このカラーインクジェットプリンタ20は、用紙スタッカ22と、図示しないステップモータで駆動される紙送りローラ24と、印刷用紙Pの給紙を検知するためのペーパーエンド検出器33と、プラテン26と、ドットを形成するための印刷ヘッドを備え移動可能な移動部材の一例としてのキャリッジ28と、キャリッジモータ30と、キャリッジモータ30によって駆動される牽引ベルト32と、キャリッジ28のためのガイドレール34とを備えている。また、キャリッジ28には、多数のノズルを備えた吐出ヘッドの一例としての印刷ヘッド36と、後に詳述する検知手段の一例としての反射型光学センサ29が搭載されている。
印刷用紙Pは、用紙スタッカ22から紙送りローラ24によって巻き取られてプラテン26の表面上を紙送り方向(以下、副走査方向ともいう)へ送られる。キャリッジ28は、キャリッジモータ30により駆動される牽引ベルト32に牽引されて、ガイドレール34に沿って主走査方向に移動する。なお、主走査方向とは、図に示すように副走査方向に垂直な2つの方向をいう。また、印刷用紙Pをカラーインクジェットプリンタ20へ供給するための給紙動作、印刷用紙Pをカラーインクジェットプリンタ20から排出させるための排紙動作も上記紙送りローラ24を用いて行なわれる。
===反射型光学センサの構成例===
図3は、反射型光学センサ29の一例を説明するための模式図である。反射型光学センサ29はキャリッジ28に取り付けられ、例えば発光ダイオードから構成される発光手段の一例としての発光部38と、例えばフォトトランジスタから構成される受光センサの一例としての受光部40を有している。発光部38から発した光、即ち、入射光は、印刷用紙Pや発せられた光の方向に印刷用紙Pがない場合にはプラテン26により反射され、その反射光は受光部40で受光され、電気信号の大きさが測定される。
なお、上記においては、図に示されるように、発光部38と受光部40は、一体となって反射型光学センサ29という機器を構成することとしたが、発光機器と受光機器のように各々別個の機器を構成してもよい。
また、上記においては、受光した反射光の強さを得るために、反射光を電気信号に変換した後に電気信号の大きさを測定することとしたが、これに限定されるものではなく、受光した反射光の強さに応じた受光センサの出力値を測定することができればよい。
===キャリッジ周辺の構成例===
次に、キャリッジ周辺の構成について説明する。図4は、インクジェットプリンタのキャリッジ28周辺の構成を示した図である。
図4に示したインクジェットプリンタは、送り機構の一例としての紙送りを行なう紙送りモータ(以下、PFモータともいう)31と、印刷用紙Pに液体の一例としてのインクを吐出する印刷ヘッド36が固定され、主走査方向に駆動されるキャリッジ28と、キャリッジ28を駆動するキャリッジモータ(以下、CRモータともいう)30と、キャリッジ28に固定されたリニア式エンコーダ11と、モータ31用の不図示のロータリ式エンコーダ13と、印刷用紙Pを支持するプラテン26と、PFモータ31によって駆動されて印刷用紙Pを搬送する紙送りローラ24と、CRモータ30の回転軸に取り付けられたプーリ25と、プーリ25によって駆動される牽引ベルト32とを備えている。
次に、上記のリニア式エンコーダ11及びロータリ式エンコーダ13について説明する。図5は、キャリッジ28に取り付けられたリニア式エンコーダ11の構成を模式的に示した説明図である。
図5に示したリニア式エンコーダ11は、発光ダイオード11aと、コリメータレンズ11bと、検出処理部11cと、を備えている。検出処理部11cは、複数(例えば4個)のフォトダイオード11dと、信号処理回路11eと、例えば2個のコンパレータ11fA、11fBと、を有している。
発光ダイオード11aの両端に抵抗を介して電圧Vccが印加されると、発光ダイオード11aから光が発せられる。この光はコリメータレンズ11bにより平行光に集光されてリニア式エンコーダ用符号板12を通過する。リニア式エンコーダ用符号板12には、所定の間隔(例えば1/180インチ(1インチ=2.54cm))毎にスリットが設けられている。
リニア式エンコーダ用符号板12を通過した平行光は、図示しない固定スリットを通って各フォトダイオード11dに入射し、電気信号に変換される。4個のフォトダイオード11dから出力される電気信号は信号処理回路11eにおいて信号処理され、信号処理回路11eから出力される電気信号はコンパレータ11fA、11fBにおいて比較され、比較結果がパルスとして出力される。コンパレータ11fA、11fBから出力されるパルスENC−A、ENC−Bがリニア式エンコーダ11の出力となる。
図6は、CRモータ正転時及び逆転時におけるリニア式エンコーダ11の2つの出力信号の波形を示したタイミングチャートである。
図6(a)及び図6(b)に示すように、CRモータ正転時及び逆転時のいずれの場合でも、パルスENC−AとパルスENC−Bは位相が90度だけ異なっている。CRモータ30が正転しているとき、即ち、キャリッジ28が主走査方向に移動しているときは、図6(a)に示すように、パルスENC−AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が進み、CRモータ30が逆転しているときは、図6(b)に示すように、パルスENC−AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が遅れる。そして、パルスENC−A及びパルスENC−Bの1周期Tは、キャリッジ28がリニア式エンコーダ用符号板12のスリット間隔を移動する時間に等しい。
そして、リニア式エンコーダ11の出力パルスENC−A、ENC−Bの各々の立ち上がりエッジ、立ち上がりエッジが検出され、検出されたエッジの個数が計数され、この計数値に基づいてCRモータ30の回転位置が演算される。この計数はCRモータ30が正転しているときは、1個のエッジが検出されると「+1」を加算し、逆転しているときは、1個のエッジが検出されると「−1」を加算する。パルスENC−A及びパルスENC−Bの各々の周期は、リニア式エンコーダ用符号板12の、あるスリットがリニア式エンコーダ11を通過してから次のスリットがリニア式エンコーダ11を通過するまでの時間に等しく、かつ、パルスENC−AとパルスENC−Bとは位相が90度だけ異なっている。このため、上記計数のカウント値「1」はリニア式エンコーダ用符号板12のスリット間隔の1/4に対応する。これにより上記計数値にスリット間隔の1/4を乗算すれば、その乗算値に基づいて、計数値が「0」に対応する回転位置からのCRモータ30の移動量を求めることができる。このときリニア式エンコーダ11の解像度はリニア式エンコーダ用符号板12のスリットの間隔の1/4となる。
一方、PFモータ31用のロータリ式エンコーダ13は、ロータリ式エンコーダ用符号板14がPFモータ31の回転に応じて回転する回転円板である以外は、リニア式エンコーダ11と同様の構成となっており、2つの出力パルスENC−A、ENC−Bを出力し、かかる出力に基づいてPFモータ31の移動量を求めることができる。
===カラーインクジェットプリンタの電気的構成例===
図7は、カラーインクジェットプリンタ20の電気的構成の一例を示すブロック図である。このカラーインクジェットプリンタ20はコンピュータ90から供給された信号を受信するバッファメモリ50と、印刷データを格納するイメージバッファ52と、カラーインクジェットプリンタ20全体の動作を制御するシステムコントローラ(単に、「コントローラ」ともいう。)54と、メインメモリ56とEEPROM58と、を備えている。システムコントローラ54には、さらに、キャリッジモータ30を駆動する主走査駆動回路61と、紙送りモータ31を駆動する副走査駆動回路62と、印刷ヘッド36を駆動するヘッド駆動回路63と、反射型光学センサ29の発光部38、受光部40を制御する反射型光学センサ制御回路65と、既述のリニア式エンコーダ11と記述のロータリ式エンコーダ13と、が接続されている。また、反射式光学センサ制御回路65は、受光部40により受光される反射光から変換される電気信号を測定するための電気信号測定部66を備えている。
コンピュータ90から転送された印刷データは、一旦、バッファメモリ50に蓄えられる。カラーインクジェットプリンタ20内では、システムコントローラ54が、バッファメモリ50から印刷データの中から必要な情報を読み取り、これに基づいて、主走査駆動回路61、副走査駆動回路62、ヘッド駆動回路63等に対して制御信号を送る。
イメージバッファ52には、バッファメモリ50で受信された複数の色成分の印刷データが格納される。ヘッド駆動回路63は、システムコントローラ54からの制御信号に従って、イメージバッファ52から各色成分の印刷データを読み出し、これに応じて印刷ヘッド36に設けられた各色のノズルアレイを駆動する。
===印刷ヘッドのノズル配列例等===
図8は、印刷ヘッド36の下面におけるノズル配列を示す説明図である。この印刷ヘッド36は、副走査方向に沿った一直線上それぞれ配列されたブラックノズル列と、イエローノズル列と、マゼンタノズル列と、シアンノズル列と、を有している。図に示すように、それぞれのノズル列は2列ずつ設けられており、本明細書においては、各々のノズル列を、第一ブラックノズル列、第二ブラックノズル列、第一イエローノズル列、第二イエローノズル列、第一マゼンタノズル列、第二マゼンタノズル列、第一シアンノズル列、第二シアンノズル列と呼ぶ。
ブラックノズル列(白丸で示す)は、360個のノズル#1〜#360を有している。これらのノズルのうち、奇数番目のノズル#1、#3、・・・、#359は第一ブラックノズル列に、偶数番目のノズル#2、#4、・・・、#360は第二ブラックノズル列に属している。第一ブラックノズル列のノズル#1、#3、・・・、#359は、副走査方向に沿って一定のノズルピッチk・Dで配置されている。ここで、Dは副走査方向のドットピッチであり、kは整数である。副走査方向のドットピッチDは、主走査ライン(ラスタライン)のピッチとも等しい。以下では、ノズルピッチk・Dを表す整数kを、単に「ノズルピッチk」と呼ぶ。図8の例では、ノズルピッチkは4ドットである。但し、ノズルピッチkは、任意の整数に設定することができる。
また、第二ブラックノズル列のノズル#2、#4、・・・、#360も、また、副走査方向に沿って一定のノズルピッチk・D(ノズルピッチk=4)で配置されているが、図に示すように、各ノズルの副走査方向の位置は、第一ブラックノズル列の各ノズルの副走査方向の位置に比べてずれている。図8の例において、かかるずれ量は、1/2・k・D(k=4)である。
また、上述した事項は、イエローノズル列(白三角で示す)、マゼンタノズル列(白四角で示す)、シアンノズル列(白菱形で示す)、についても同様である。即ち、各ノズル列は、360個のノズル#1、#3、・・・、#359が第一列に、#2、#4、・・・、#360が第二列に属している。また、各々のノズル列は、副走査方向に沿って一定のノズルピッチk・Dで配置されており、第二列のノズルの副走査方向の位置は、第一列のノズルの副走査方向のノズルの位置に比べて、1/2・k・D(k=4)だけずれている。
即ち、印刷ヘッド36に配置されたノズル群は千鳥形状を構成しており、印刷時には、キャリッジ28とともに印刷ヘッド36が主走査方向に一定速度で移動している間に、各ノズルからインク滴が吐出される。但し、印刷方式によっては、すべてのノズルが常に使用されるとは限らず、一部のノズルのみが使用される場合もある。
なお、前述した反射型光学センサ29は、印刷ヘッド36と共に、キャリッジ28に取り付けられており、本実施の形態においては、図に示すように、反射型光学センサ29の副走査方向の位置は、前述したノズル#360の副走査方向の位置と一致している。
===第一の実施の形態===
次に、図9及び図10を用いて、本発明の第一の実施の形態について説明する。図9は、印刷ヘッド36と反射型光学センサ29と印刷用紙Pの位置関係を模式的に表した図であり、図10は第一の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
先ず、最初に、ユーザがアプリケーションプログラム95等において印刷を行なう旨を指示する(ステップS2)。
本指示を受け取ったアプリケーションプログラム95が、印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドライバ96が、画像データをアプリケーションプログラム95から受け取り、これを各主走査時のドットの形成状態を示すラスタデータと副走査送り量を示すデータとを含む印刷データPDに変換する。さらに、プリンタドライバ96は、かかる印刷データPDを各種コマンドCOMとともに、カラーインクジェットプリンタ20に供給する。カラーインクジェットプリンタ20は、これらをバッファメモリ50により受信した後に、イメージバッファ52又はシステムコントローラ54へ送信する。
また、ユーザは印刷用紙Pのサイズや縁なし印刷を行なう旨を、ユーザインターフェース表示モジュール101に指示することが可能である。ユーザによる当該表示は、ユーザインターフェース表示モジュール101により受け取られ、UIプリンタインターフェースモジュール102へ送られる。UIプリンタインターフェースモジュール102は、指示された命令を解釈して、カラーインクジェットプリンタ20へコマンドCOMを送信する。カラーインクジェットプリンタ20は、コマンドCOMをバッファメモリ50により受信した後に、システムコントローラ54へ送信する。
カラーインクジェットプリンタ20は、システムコントローラ54に送信された命令に基づいて、副走査駆動回路62により紙送りモータ31を駆動させる等して、印刷用紙Pの給紙を行なう(ステップS4)。
なお、印刷用紙Pの紙送り方向への送りは、副走査駆動回路62により紙送りモータ31を駆動させて、キャリッジ28の走査方向への移動は、主走査駆動回路61によりキャリッジモータ30を駆動させて、印刷ヘッド36からのインクの吐出は、ヘッド駆動回路63により印刷ヘッド36を駆動させて、それぞれ行なわれる。
次に、システムコントローラ54は反射型光学センサ制御回路65によりキャリッジ28に備えられた反射型光学センサ29を制御し、当該反射型光学センサ29の発光部38からプラテン26に向けて光を発する(ステップS12)。そして、繰り返される以下の一連の動作をカウントするためのカウンタ(不図示)を用意し、ここで、システムコントローラ54は、当該カウンタをリセットする(ステップS14)。かかるリセットは、例えばカウンタの値Nに0をセットすることにより実現される。
次に、システムコントローラ54は、カウンタの値に1を加算し(ステップS16)、図9(a)に示すように、キャリッジ28に備えられた印刷ヘッド36からインクを吐出して縁なし印刷を行なうために、主走査駆動回路61によりCRモータ30を駆動させてキャリッジ28を移動させる(ステップS18)。やがて、図9(b)に示すように、上記発光部38から発光された光が印刷用紙Pの左右端を遮ることとなる(ステップS20)。このときに、発光部38から発せられた光の入射先は、プラテン26から印刷用紙Pに変わるから、その反射光を受光した反射型光学センサ29の受光部40の出力値である電気信号の大きさは変化する。そして、この電気信号の大きさを電気信号測定部66により測定し、前記光が印刷用紙Pの端を通過したことを検知する。
そして、リニア式エンコーダ11の出力パルスに基づいてCRモータ30の基準位置からの移動量を求め、当該移動量を、換言すればキャリッジ28の位置(以下、当該位置を「位置A」と呼ぶ)をN番目のデータとして記憶する(ステップS22)。
図9(b)及び図9(c)に示すように、前述したステップS16及びステップS18の後においても、システムコントローラ54は、キャリッジ28を移動させて、当該キャリッジ28に備えられた印刷ヘッド36からインクを吐出して縁なし印刷を行なう(ステップS24)。
やがて、図9(c)に示すように、上記発光部38から発光された光が印刷用紙Pの左右端(ステップ20において遮った端とは主走査方向の位置が異なる端)を遮ることとなる(ステップS26)。このときに、発光部38から発せられた光の入射先は印刷用紙Pからプラテン26に変わるから、その反射光を受光した反射型光学センサ29の受光部40の出力値である電気信号の大きさは変化する。そして、この電気信号の大きさを電気信号測定部66により測定し、前記光が印刷用紙Pの端を通過したことを検知する。
そして、リニア式エンコーダ11の出力パルスに基づいてCRモータ30の基準位置からの移動量を求め、換言すればキャリッジ28の位置(以下、当該位置を「位置B」と呼ぶ)をN番目のデータとして記憶する(ステップS28)。
次に図9(c)及び図9(d)に示すようにシステムコントローラ54は、CRモータ30を駆動させて、キャリッジ28を移動させ、また、紙送りモータ31を駆動させて、印刷用紙Pを所定量紙送りし、次の縁なし印刷に備える(ステップS30)。
次に、システムコントローラ54は、印刷用紙Pの副走査方向における紙送り量をカウントし、印刷用紙Pが予め設定された所定範囲に到達しているかを判定する(ステップS32)。
ここで、「予め設定された所定範囲」について図12をも参照しつつ説明する。図12は、反射型光学センサ29による印刷用紙Pの左右端位置の決定制御の可否を決定するための、印刷用紙Pの位置を説明するための模式図である。「予め設定された所定範囲」とは、反射型光学センサ29が、印刷用紙Pの下端(後端とも呼ぶ)近傍に対向している状態をいう。
印刷用紙Pが所定範囲に到達したか否かは、印刷用紙Pの下端が、ペーパーエンド検出器33によって検知された後の印刷用紙Pの「所定の紙送り量」によって判断される。即ち、印刷用紙Pの下端と反射型光学センサ29の受光部40との間隙がS(本例では下端から5〜7ミリメートルに設定されている)以下となったときに、印刷用紙Pが所定範囲に到達したと判断される(図12参照)。
当該所定範囲に到達したか否かを判断する他の例としては、印刷用紙Pの上端(先端とも呼ぶ)におけるインク吐出開始位置を基準として、紙送り量をカウントし、このカウント値を用いて判断する方法等も挙げられる。
また、更なる他の例としては、インク吐出装置を制御するコントロール信号をトリガとして所定範囲に到達したか否かを判断することも可能である。ここで、コントロール信号の一例を挙げて説明する。印刷用紙Pの印刷及び紙送りが進行し、印刷用紙Pの下端が紙送りローラ24から外れる際に発生する印刷用紙Pの送り過ぎ状態(いわゆる、用紙の蹴飛ばし状況)に対処するために、印刷用紙Pの下端が紙送りローラ24に差し掛かると、紙送りローラ24の送りスピードを減速し、印刷用紙Pが完全に紙送りローラ24から外れると、また速い紙送りスピードにすることが実施される(ブレーキング制御と呼ばれる)。この紙送りスピードを変化させる信号をトリガとして所定範囲に到達したか否かを判断することも可能であり、より詳しくは、紙送りスピードを速いスピードに戻すタイミング信号を用いればよい。
また、印刷用紙の上下端付近の縁なし印刷を行なう際の紙送り量の変化に伴う信号をトリガとして、印刷用紙Pが所定範囲に到達したか否かを判断してもよい。
図10のフローチャートの説明に戻る。印刷用紙Pが予め設定された所定範囲に到達したか否かの判定(ステップS32)により、印刷用紙Pの下端が所定範囲PSに到達していると判定されたときの処理について、図11をも参照しつつ説明する。図11は、インク吐出開始位置及びインク吐出終了位置の求め方を説明するための説明図である。
印刷用紙Pの下端が所定範囲PSに到達していると判定されたときは、以後、反射型光学センサ29による印刷用紙Pの左右端検出を行なわず(ステップS33)、N番目の位置とは無関係に「予め定められた位置」をインクの吐出開始位置(図11において四角印でその位置を示す)(ステップS36)、及び、吐出終了位置(図11において×印でその位置を示す)(ステップS37)とする。
ここで、「予め定められた開始位置及び終了位置」は、印刷用紙Pに不必要な余白を生じさせない点を考慮し、印刷用紙の大きさ(横幅)に対して十分なマージンを持って設定されることが望ましい。
なお、前述した処理においては、印刷用紙Pの下端が所定範囲PSに到達していると判定されたときは、以後、反射型光学センサ29による印刷用紙Pの左右端検出を行なわないこととしたが、反射型光学センサ29による印刷用紙Pの左右端検出を行ってデータを取得しても、当該データを使用してのインク吐出開始位置及びインク吐出終了位置の決定を行なわないこととしてもよい。
さらに、システムコントローラ54はキャリッジ28を移動させて、前述したインクの吐出開始位置、及び、吐出終了位置により印刷を行ない(ステップS38)、キャリッジ28を移動させ且つ印刷用紙Pを所定量紙送りし、次の縁なし印刷に備え(ステップS39)、印刷終了が確認されると(ステップS40:Y)、印刷処理を終了し(ステップS50)。印刷終了が確認されない場合は(ステップS40:N)、ステップS32からの処理を実行する。
一方、印刷用紙Pが所定範囲に到達していない場合は(ステップS32:N)、インク吐出開始位置及びインク吐出終了位置が決定された(ステップS42〜S48)後に、手順はステップS16に戻り、システムコントローラ54は、カウンタの値Nに1を加算し(ステップS16)、その後、図9(d)、図9(e)、図9(f)に示すように、前述したステップS18以降の手順が実行される。
ここで、ステップS42〜S48の処理についてより詳しく説明する。先ず、システムコントローラ54は、ステップS20及びステップS22において記憶されたN番目の位置Aに対応する記憶領域からデータを読み込み、印刷用紙Pの左右端の一方の端であるN番目の位置A(図11において点線の丸印でその位置を示す)の位置を求める(ステップS42)。
この、記憶データにより求められたN番目の位置A(図11において点線の丸印でその位置を示す)に基づいて、インクを吐出させる開始位置を決定する(ステップS44)。例えば、図11に示すように、前記N番目の位置Aから距離αのマージンを見込んだ位置をインク吐出開始位置(図11において実線の丸印でその位置を示す)として決定する。
次に、システムコントローラ54は、ステップS26及びステップS28において記憶されたN番目の位置Bに対応する記憶領域からデータを読み込み、印刷用紙Pの左右端の一方の端であるN番目の位置B(図11において点線の三角印でその位置を示す)を求める(ステップS46)。さらに、ステップS44と同様にして、記憶データにより求められたN番目の位置B(図11において点線の三角印でその位置を示す)に基づいて、インクを吐出させる終了位置を決定する(ステップS48)。例えば、図11に示すように、前記N番目の位置Bから距離αのマージンを見込んだ位置をインク吐出終了位置(図11において実線の三角印でその位置を示す)として決定する。
なお、上記においては、N番目の位置A又はN番目の位置Bを求めるために、過去に検知された位置A又はBを用いるため、これらの過去の位置情報が充分でない場合は、先述の実施の形態で説明したと同様に、予め定められた位置をインクの吐出の開始位置(図11において四角印でその位置を示す)や終了位置(図11において×印でその位置を示す)としてもよい。
なお、マージンαは、印刷用紙Pに不必要な余白を生じさせない点を考慮して、例えば、印刷用紙Pの左右端を検知する際の検知誤差等に基づいて設定される。また、上記において、マージンαの値は前記開始位置を決定する際と、前記終了位置を決定する際とで、共通の値としたが、異なる値が設定されても構わない。
また、以上の処理を行なうためのプログラムは、EEPROM58に格納されており、かかるプログラムは、システムコントローラ54により実行される。
背景技術の項で説明したとおり、印刷用紙以外の領域に印刷が行なわれることにより無駄にインクを消費してしまうという問題を軽減させるために、印刷用紙の左右端の位置を検知し、検知された左右端の位置に応じてインクを吐出させる開始位置や終了位置を変化させることが有効であるが、かかる方策の実行中に印刷用紙の上下端付近においては、検知手段における検知誤差による印刷用紙の左右端の検知位置ずれを起こすことが発生し得る。当該の検知位置ずれは、印刷用紙の左右端検出センサの発光スポットが主走査方向に移動し、印刷用紙の左右端に掛かることによる反射光の受光量の変化を検出して、左右端の位置を検知する際に発生する不具合であって、前記発光スポットの径の中に印刷用紙の上下端が含まれると、反射光が印刷用紙の他の左右端部分よりも少なくなることに起因し、印刷用紙の本来の左右端位置より内側に左右端が在るかのごとくの検知結果をもたらす。この誤った検知結果に基づきインクの吐出開始位置あるいは吐出終了位置を決定するため、印刷用紙の左右端より内側がインクの吐出開始位置あるいは吐出終了位置となる。即ち、この部分にインクの吐出されない余白部分を生じることとなる。
このような状況で、インクを吐出させる開始位置や終了位置を決定するための手法を変えないで、単に、直前の主走査時に検知された左右端の位置に係る情報を用いて、次の主走査時の前記開始位置や終了位置を決定することとすれば、印刷用紙に誤って余白を生じさせるという問題が生じる可能性がある。この問題は、印刷用紙が曲がって(斜めに)給紙されている場合に、特に発生する可能性が高い。
そこで、前述したように、印刷用紙の紙送り方向の位置が、予め設定された所定位置(印刷用紙の左右端検出用の反射型光学センサが、該印刷用紙の上下端に到達する直前に設定される位置)に到達した際には、当該の反射型光学センサによる印刷用紙の左右端検出を行なわず、あるいは、反射型光学センサによる印刷用紙の左右端を検知しデータを取得しても、当該データを使用してのインク吐出開始位置及びインク吐出終了位置の決定を行なわず、前記インク吐出開始位置及びインク吐出終了位置を予め定められた位置とすることにより、印刷用紙に誤って余白を生じさせることを回避することが可能となる。
===第二の実施の形態===
次に、図9を参照しつつ図13を用いて、本発明の第二の実施の形態について説明する。図13は第二の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
先ず、最初に、ユーザがアプリケーションプログラム95等において印刷を行なう旨を指示する(ステップS102)ことから、本フローチャートは始まるが、以下、ステップS130まで、第一の実施の形態について説明したステップS2からステップS30と同様である。
ステップS130において図9(c)及び図9(d)に示すように、システムコントローラ54が、CRモータ30を駆動させて、キャリッジ28を移動させ、また、紙送りモータ31を駆動させて、印刷用紙Pを所定量紙送りし、次の縁なし印刷に備えるが、このときに、システムコントローラ54は、ロータリ式エンコーダ13の出力パルスに基づいてPFモータ31の基準位置からの移動量を求め、当該移動量を、換言すれば印刷用紙Pの送り量を記憶する(ステップS131)。
次に、システムコントローラ54は、印刷用紙Pの副走査方向における送り量に基づいて、印刷用紙Pが予め設定された所定範囲に到達したか否かを判定する(ステップS132)。ここで、「予め設定された所定範囲」とは、反射型光学センサ29が、印刷用紙Pの下端(後端とも呼ぶ)近傍に対向している状態をいうが、第一の実施の形態で説明した所定範囲と同様であるので詳述しない。
印刷用紙Pが所定範囲に到達していないと判定された場合(ステップS132:N)には、システムコントローラ54は、印刷用紙Pの左右端の一方の端であるN番目の位置Aを求め(ステップS152)、N番目の位置Aに基づいてインク吐出開始位置を決定し(ステップS154)、N番目の位置Bを求め(ステップS156)、N番目の位置Bに基づいてインク吐出終了位置を決定し(ステップS158)するが、これらの処理は第1実施形態において説明した処理と同様である。その後、手順はステップS116に戻り、システムコントローラ54は、カウンタの値Nに1を加算し(ステップS116)、ステップS118からの手順が実行される。
次に、印刷用紙が所定範囲に到達していると判定された場合(ステップS132:Y)の処理について、図11及び図12をも参照しつつ説明する。
印刷用紙が所定範囲に到達していると判定された場合(ステップS132:Y)には、以降の、反射型光学センサ29による印刷用紙Pの左右端検出を行なわず(ステップS133)、後述する方法(ステップS136からステップS142)により、インク吐出開始位置及びインク吐出終了位置を決定する。なお、反射型光学センサ29による印刷用紙Pの左右端の検知を行ない、データを取得しても、当該データを使用してのインク吐出開始位置及びインク吐出終了位置の決定を行なわないこととしてもよい。
次に、システムコントローラ54はカウンタの値に1を加算し(ステップS145)、主走査駆動回路61によりCRモータ30を駆動させてキャリッジ28を移動させて印刷を実行する(ステップS146)。この際に、システムコントローラ54は、ヘッド駆動回路63を制御して、決定されたインク吐出開始位置からインクの吐出を開始し、決定されたインク吐出終了位置でインクの吐出を終了させる。
次に、システムコントローラ54は、CRモータ30を駆動させて、キャリッジ28を移動させ、また紙送りモータ31を駆動させて、印刷用紙Pを所定量紙送りし、次の縁なし印刷に備える(ステップS147)。このとき、システムコントローラ54は、ロータリ式エンコーダ13の出力パルスに基づいてPFモータ31の基準位置からの移動量を求め、当該移動量を、換言すれば印刷用紙Pの送り量を記憶する(ステップS148)。
次に、システムコントローラ54は、ステップS150において印刷終了位置か否かの判定を行ない、印刷終了でない場合は、ステップS132に戻り、前記印刷用紙が所定範囲に到達したか否かの判定を行ない、その後は、前述したステップS132以降の手順が実行される。また、前記ステップS150においての判定が、印刷終了であれば印刷を終了する(ステップ160)。
次に、ステップS132における判定において、印刷用紙Pの下端が所定範囲PSに到達していると判定されたときの、インク吐出開始位置及びインク吐出終了位置の求め方(ステップS136からステップS142)について例(4例)を挙げて説明する。
=求め方 その1=
印刷用紙Pの下端が所定範囲PSに到達する直前に検知された左右端の位置(これらは、N'番目のデータとして既に記憶されている)を用いて、インク吐出開始位置及びインク吐出終了位置を求め、印刷用紙Pの下端が所定範囲PSに到達して以降は、この求められた位置を常に用いる。
詳述すると、システムコントローラ54は、ステップS120及びステップS122において記憶された、N'番目の位置Aに対応する記憶領域からデータを読み込み、記憶されていた印刷用紙Pの左右端の一方の端の位置であるN'番目の位置A(図11において点線の丸印でその位置を示す)の位置を求める(ステップS136)。この、求められた前記N'番目の位置Aに基づいて、インク吐出開始位置を決定する(ステップS138)。例えば、図11に示すように、前記N'番目の位置Aから距離αのマージンを見込んだ位置をインク吐出開始位置(図11において実線の丸印でその位置を示す)として決定し、印刷用紙Pの下端が所定範囲PSに到達していると判定されたときの、インク吐出開始位置として固定する。
同様に、システムコントローラ54は、ステップS126及びステップS128において記憶された、N'番目の位置Bに対応する記憶領域からデータを読み込み、記憶されていた印刷用紙Pの左右端の一方の端の位置であるN'番目の位置B(図11において点線の三角印でその位置を示す)の位置を求める(ステップS140)。求められた前記N'番目の位置Bに基づいて、インク吐出終了位置を決定する(ステップS142)。
例えば、図11に示すように、前記N'番目の位置Bから距離αのマージンを見込んだ位置をインク吐出終了位置(図11において実線の三角印でその位置を示す)として決定し、印刷用紙Pの下端が所定範囲PSに到達していると判定されたときの、インク吐出終了位置として固定する。
=求め方 その2=
また、過去に検知された二つの左右端の位置と、該端の位置が検知されたときからの印刷用紙Pの送り量とから、左右端の位置を求め、求められた左右端の位置に基づいて、インク吐出開始位置及びインク吐出終了位置を決定することもできる。
例えば、M−1番目の位置Aと、M番目の位置Aと、求めようとするN番目の位置Aを(ここでMは、過去に検知されたN−x番目の位置であり、即ち、M<Nである)、それぞれXam−1、Xam、Xanとし、ステップS131、又は、ステップS148において記憶された印刷用紙PのM−2番目の送り量と、M−1番目の送り量と、N−1番目の送り量をそれぞれPm‐2、Pm‐1、Pn‐1,とすると、(Xan−Xam)/(Xan−Xam‐1)=(Pn‐1−Pm‐1)/(Pn‐1−Pm‐2)の関係から、求めたいN番目の位置AであるXanを求める(ステップS136)。
即ち、当該式を整理すると、Xan=((Pn‐1−Pm‐2)・Xam−(Pn‐1−Pm‐1)・Xam‐1/(Pm‐1−Pm‐2) となり、既知のXam‐1、Xam、Pm‐2、Pm‐1、Pn‐1からXanを求めることができる。
そして、求められたN番目の位置A(図11において点線の丸印でその位置を示す)に基づいて、インク吐出開始位置を決定する(ステップS138)。例えば、図11に示すように、前記N番目の位置Aから距離αのマージンを見込んだ位置をインク吐出開始位置(図11において実線の丸印でその位置を示す)として決定する。
次に、M−1番目の位置Bと、M番目の位置Bと、求めようとするN番目位置Bを(ここでMは、過去に検知されたN−x番目の位置であり、即ち、M<Nである)、それぞれXbm‐1、Xbm、Xbnとし、ステップS131、及び、ステップS148において記憶された印刷用紙PのM−2番目の送り量と、M−1番目の送り量と、N−1番目の送り量をそれぞれPm‐2、Pm‐1、Pn‐1とすると、(Xbn−Xbm)/(Xbn−Xbm‐1)=(Pn‐1−Pm‐1)/(Pn‐1−Pm‐2)の関係から、求めたいN番目の位置BであるXbnを求める(ステップS140)。
即ち、当該式を整理すると、Xbn=((Pn‐1−Pm‐2)・Xbm−(Pn‐1−Pm‐1)・Xbm‐1)/(Pm‐1−Pm‐2)となり、既知のXbm‐1、Xbm、Pm‐2、Pm‐1、Pn‐1からXbnを求めることができる。
そして、求められたN番目の位置B(図11において点線の三角印でその位置を示す)に基づいて、インク吐出終了位置を決定する(ステップS142)。例えば、図11に示すように、前記N番目の位置Bから距離αのマージンを見込んだ位置をインク吐出終了位置(図11において実線の三角印でその位置を示す)として決定する。
なお、以上の説明においては、過去に検知された二つの前記左右端の位置から前記求めたい左右端の位置を求め、求められた該端の位置に基づいて、前記開始位置又は前記終了位置を決定することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、過去に検知された三つ以上の前記左右端の位置から前記求めたい左右端の位置を求めてもよい。ただし、過去に検知された前記左右端の位置に係る最小限の情報から前記開始位置又は前記終了位置を決定できる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
=求め方 その3=
次に、ステップS132における判定において、印刷用紙Pの下端が所定範囲PSに到達していると判定されたときのインク吐出開始位置及びインク吐出終了位置の求め方の他の例について、図11及び図13を参照しつつ説明する。
この例では、過去に検知された一つの左右端の位置と、該端の位置が検知されたときからの印刷用紙の送り量と、予測される印刷用紙の最大傾き角と、から求めたい左右端の位置を求め、求められた左右端の位置に基づいて、インク吐出開始位置及びインク吐出終了位置を決定する。
例を挙げてインク吐出開始位置の求め方について説明する。例えば、M番目の位置Aと、求めたいN番目の位置A(ここでMは、過去に検知されたN−x番目の位置であり、即ち、M<Nである)をそれぞれXam、Xanとし、ステップS131、又は、ステップS148において記憶された印刷用紙のM−1番目の送り量と、N−1番目の送り量をそれぞれPm‐1、Pn‐1とし、予測される最大傾き角をθとすると、(Xan−Xam)/(Pn‐1−Pm‐1)=tanθの関係から、N番目の位置AであるXanを求める(ステップS136)。即ち、当該式を整理すると、Xan=Xam+(Pn‐1−Pm‐1)・tanθとなり既知のXam、Pm‐1、Pn‐1、θからXanを求めることができる。
そして、求められたN番目の位置A(図11において点線の丸印でその位置を示す)に基づいて、インク吐出開始位置を決定する(ステップS138)。例えば、図11に示すように、前記N番目の位置Aから距離αのマージンを見込んだ位置をインク吐出開始位置(図11において実線の丸印でその位置を示す)として決定する。
次に、例を挙げてインク吐出終了位置の求め方について説明する。例えば、M番目の位置Bと、求めたいN番目の位置B(ここでMは、過去に検知されたN−x番目の位置であり、即ち、M<Nである)をそれぞれXbm、Xbnとし、ステップS131、又は、ステップS148において記憶された印刷用紙のM−1番目の送り量と、N−1番目の送り量をそれぞれPm‐1、Pn‐1とし、予測される最大傾き角をθとすると、(Xbn−Xbm)/(Pn‐1−Pm‐1)=tanθの関係から、N番目の位置BであるXbnを求める(ステップS140)。即ち、当該式を整理すると、Xbn=Xbm+(Pn‐1−Pm‐1)・tanθとなり既知のXbm、Pm‐1、Pn‐1、θからXbnを求めることができる。
そして、求められたN番目の位置B(図11において点線の三角印でその位置を示す)に基づいて、インク吐出終了位置を決定する(ステップS142)。例えば、図11に示すように、前記N番目の位置Bから距離αのマージンを見込んだ位置をインク吐出終了位置(図11において実線の三角印でその位置を示す)として決定する。
=求め方 その4=
次に、ステップS132における判定において、印刷用紙Pの下端が所定範囲PSに到達していると判定されたときのインク吐出開始位置及びインク吐出終了位置の求め方の他の例について、図11及び図13を参照しつつ説明する。
この例では、印刷用紙Pの下端が所定範囲に到達する直前に既に検知した左右端の一方端の位置(これは、N'番目のデータとして既に記憶されている)と、印刷用紙の幅長とから、前記左右端の他の一方端の位置を求め、求められた該端の位置に基づいて、インク吐出開始位置を決定する。この例は、キャリッジが一端側から移動を開始したものの他端にまで至らなかった場合に有効である。言い換えれば、印刷用紙Pの下端が所定範囲に到達する直前に、左右端の一方端の位置のみしか記憶されていない場合に有効である。
システムコントローラ54は、ステップS120及びステップS122において記憶された、N'番目の位置Aに対応する記憶領域からデータを読み込み、記憶されていた印刷用紙Pの左右端の一方の端の位置であるN'番目の位置A(図11において点線の丸印でその位置を示す)の位置を求める(ステップS136)。この、求められた前記N'番目の位置Aに基づいて、インク吐出開始位置を決定する(ステップS138)。例えば、図11に示すように、前記N'番目の位置Aから距離αのマージンを見込んだ位置をインク吐出開始位置(図11において実線の丸印でその位置を示す)として決定し、印刷用紙Pの下端が所定範囲PSに到達していると判定されたときの、インク吐出開始位置として固定する。
次に、検知された前記N番目の位置Aと、印刷用紙の幅長と、から前記左右端の他の一方端の位置を求める(ステップS140)。例えば、検知されたN番目の位置Aに印刷用紙の幅長を加えてN番目の位置Bを求める。
そして、求められたN番目の位置B(図11において点線の三角印でその位置を示す)に基づいて、インク吐出終了位置を決定する(ステップS142)。例えば、図11に示すように、前記N番目の位置Bから距離αのマージンを見込んだ位置をインク吐出終了位置(図11において実線の三角印でその位置を示す)として決定し、印刷用紙Pの下端が所定範囲PSに到達していると判定されたときの、インク吐出終了位置として固定する。
なお、上記において、マージンαは、印刷用紙Pに不必要な余白を生じさせない点を考慮して、十分なマージンを持って設定されることが望ましく、例えば、印刷用紙Pの左右端を検知する際の検知誤差等に基づいて設定される。また、上記において、マージンαの値は前記開始位置を決定する際と、前記終了位置を決定する際とで、共通の値としたが、異なる値が設定されても構わない。
また、以上の処理を行なうためのプログラムは、EEPROM58に格納されており、かかるプログラムは、システムコントローラ54により実行される。
本実施の形態によれば、印刷用紙の紙送り方向の位置(印刷用紙の下端)が、予め設定された所定範囲に到達したと判定された場合には、当該反射型光学センサによる印刷用紙の左右端検出を行なわず、前述したような手法で、過去に検知された前記左右端の位置に基づいて、前記インク吐出開始位置及びインク吐出終了位置を決定することにより、印刷用紙に誤って余白を生じさせることを回避することが可能となる。
また、当該反射型光学センサによる印刷用紙の左右端を検知しデータを取得しても、当該データを使用してのインク吐出開始位置及びインク吐出終了位置の決定を行なわず、前述したような手法で、過去に検知された前記左右端の位置に基づいて、前記インク吐出開始位置及びインク吐出終了位置を決定することとしても、印刷用紙に誤って余白を生じさせることを回避することが可能となる。
===その他の実施の形態===
以上、一実施形態に基づき本発明に係る液体吐出装置等を説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは勿論である。
また、媒体として印刷用紙を例にとって説明したが、媒体として、フィルム、布、金属薄板等を用いてもよい。
また、上記実施の形態においては、液体吐出装置の一例として印刷装置について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造型機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などに、本実施形態と同様の技術を適用してもよい。このような分野に本技術を適用しても、液体を媒体に向かって吐出することができるという特徴があるので、前述した効果を維持することができる。
また、上記実施の形態においては、印刷装置の一例としてカラーインクジェットプリンタについて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、モノクロインクジェットプリンタについても適用可能である。
また、上記の実施の形態においては、液体の一例としてインクについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、加工液、遺伝子溶液などを含む液体(水も含む)をノズルから吐出してもよい。
また、上記の実施の形態においては、印刷用紙の下端付近を例にとって説明したが、これに限定されるものではなく、印刷用紙の上端付近においても適用可能であることはいうまでもない。
また、印刷用紙を紙送り方向に搬送しながら、印刷用紙の端の検知を行なうこととしたが、予め印刷用紙を検知位置まで紙送りし、印刷用紙の端の位置の検知を行なった後、前記吐出開始位置まで印刷用紙を紙送り方向に逆送り(戻し)する方法としてもよい。ただし、このようにすることにより、より印刷時間の短縮ができる点で、上記の実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、印刷用紙の全表面を対象として印刷を行なうこと、即ちいわゆる縁なし印刷を行なうこととしたが、これに限定されるものではなく、例えば、印刷用紙Pの全表面ではないが、広範囲に印刷を行なう場合において、上記手段は有効な効果を発揮する。ただし、縁なし印刷の場合には、印刷用紙の端部にも印刷を行なうため上記手段によるメリットがより大きくなる。
また、上記実施の形態においては、前記反射型光学センサは、光を発するための発光部と、前記発光手段の主走査方向への移動に応じて主走査方向に移動する前記光を受光するための受光部とを備え、前記主走査方向へ移動する前記発光部により発せられた光が、前記端を遮ることによる前記受光部の出力値の変化に基づいて、前記端の位置を検知することとしたが、これに限定されるものではない。ただし、このようにすることにより、より簡易に、前記端の位置を検知することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、前記主走査方向へ移動する前記発光部により発せられた光が、前記端を遮ることによる前記受光部の出力値の変化に基づいて、前記主走査方向の位置が異なる二つの端、の位置を検知し、検知された二つの前記端の位置のうちの一方に応じて、前記開始位置を変化させ、かつ、検知された二つの前記端の位置のうちの他方に応じて、前記終了位置を変化させることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、前記主走査方向へ移動する前記発光部により発せられた光が、前記端を遮ることによる前記受光部の出力値の変化に基づいて、一つの端、の位置を、前記検知動作において検知し、検知された一つの端の位置に応じて、前記開始位置又は前記終了位置を変化させることとしてもよい。ただし、このようにすることにより、前述した効果、即ち、印刷用紙に誤って余白を生じさせることを回避することが可能となるという効果がより顕著に発揮されることとなる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、印刷ヘッドを備え移動可能なキャリッジに、反射型光学センサが設けられていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、キャリッジと反射型光学センサを、別個に移動可能とする構成としてもよい。ただし、このようにすることにより、キャリッジと反射型光学センサの移動機構を共通化することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、キャリッジを主走査方向に移動させながら、前記主走査方向へ移動する前記発光部より発せられた光が、印刷用紙の端を遮ることによる前記受光部の出力値の変化に基づいて、前記端の位置を検知すると共に、印刷用紙に印刷ヘッドからインクを吐出することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、前記検知の動作と前記吐出の動作を別個に行なってもよい。ただし、このようにすることにより、効率的な動作を実現することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態においては、反射型光学センサから発せられた光が印刷用紙の端を通過したにもかかわらず、反射型光学センサの不具合等の原因により印刷用紙の端の位置が検知されなかった場合について説明したが、いわゆるロジカルシーク方式を採用したとき等に起こりうる、反射型光学センサから発せられた光が印刷用紙の端を通過せず印刷用紙の端の位置が検知されなかった場合についても適用可能である。
===コンピュータシステム等の構成===
次に、本発明に係る実施形態の一例であるコンピュータシステムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。このコンピュータシステムは、液体吐出システムの一例である。
図14は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。コンピュータシステム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、プリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110と、を備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態では、ミニタワー型の筺体に収納されているがこれに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置1108は、本実施形態では、キーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態では、フレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであってもよい。
図15は、図14に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筺体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリが更に設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体1102とプリンタ1106から構成されてもよく、コンピュータシステムが、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110のいずれかを備えていなくてもよい。
また、例えば、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていてもよい。一例として、プリンタ1106が、画像処理を行なう画像処理部、各種の表示を行なう表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としてもよい。
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
本発明によれば、液体の吐出開始・終了位置を適切に設定しうる液体吐出装置、液体吐出システム、及び、液体吐出方法を実現することが可能となる。
11 リニア式エンコーダ、12 リニア式エンコーダ用符号板、13 ロータリ式エンコーダ、14 ロータリ式エンコーダ用符号板、20 カラーインクジェットプリンタ、21 CRT、22 用紙スタッカ、24 紙送りローラ、25 プーリ、26 プラテン、28 キャリッジ、29 反射型光学センサ、30 キャリッジモータ、31 紙送りモータ、32 牽引ベルト、33 ペーパーエンド検出器、34 ガイドレール、36 印刷ヘッド、38 発光部、40 受光部、50 バッファメモリ、52 イメージバッファ、54 システムコントローラ、56 メインメモリ、58 EEPROM、61 主走査駆動回路、62 副走査駆動回路、63 ヘッド駆動回路、65 反射型光学センサ制御回路、66 電気信号測定部、90 コンピュータ、91 ビデオドライバ、95 アプリケーションプログラム、96 プリンタドライバ、97 解像度変換モジュール、98 色変換モジュール、99 ハーフトーンモジュール、100 ラスタライザ、101 ユーザインターフェース表示モジュール、102 UIプリンタインターフェースモジュール、1000 コンピュータシステム、 1102 コンピュータ本体、1104 表示装置、1106 プリンタ、1108 入力装置、1108A キーボード、1108B マウス、1110 読み取り装置、1110A フレキシブルディスクドライブ装置、1110B CD−ROMドライブ装置、1202 内部メモリ、1204 ハードディスクドライブユニット、P 印刷用紙、PS 所定範囲

Claims (15)

  1. 液体を吐出するための液体吐出装置であって、
    液体を吐出するための移動可能な吐出ヘッドと、
    媒体を送るための送り機構と、
    前記媒体の端の位置を検知するためのセンサと、
    前記送り機構によって送られる媒体に対して、移動する前記吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するための位置決定制御を実行するコントローラと、
    を有し、
    前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際と、前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際とで、前記コントローラによる前記位置決定制御が異なる。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記センサは、前記吐出ヘッドとともに移動可能であり、
    前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際には、前記コントローラは、移動中の前記センサによって検知された前記端の位置に基づいて、その次の移動における前記吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するセンサーベースの位置決定制御を実行し、
    前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際には、前記コントローラは、前記センサーベースの位置決定制御を実行しない。
  3. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記センサは、前記吐出ヘッドとともに移動可能であり、
    前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際には、前記コントローラは、移動中の前記センサによって検知された前記端の位置に基づいて、その次の移動における前記吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するセンサーベースの位置決定制御を実行し、
    前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際には、前記コントローラは、前記開始位置又は前記終了位置を予め定められた位置とする。
  4. 請求項2に記載の液体吐出装置であって、
    前記センサーベースの位置決定制御を実行しないときには、前記コントローラは、前記センサーベースの位置決定制御を実行していたときに検知された前記端の位置に基づいて、前記開始位置又は前記終了位置を決定する。
  5. 請求項2に記載の液体吐出装置であって、
    前記センサーベースの位置決定制御を実行しないときには、前記コントローラは、前記センサーベースの位置決定制御を実行していたときに検知された複数の前記端の位置と、該端の位置が検知されたときからの媒体の送り量に基づいて、前記開始位置又は前記終了位置を決定する。
  6. 請求項2に記載の液体吐出装置であって、
    前記センサーベースの位置決定制御を実行しないときには、前記コントローラは、前記センサーベースの位置決定制御を実行していたときに検知された一つの前記端の位置と、該端の位置が検知されたときからの媒体の送り量と、予測される前記媒体の最大傾き角と、に基づいて、前記開始位置又は前記終了位置を決定する。
  7. 請求項2に記載の液体吐出装置であって、
    前記センサーベースの位置決定制御を実行しないときには、前記コントローラは、前記センサーベースの位置決定制御を実行していたときに検知された一つの前記端の位置と、前記媒体の幅長と、に基づいて前記開始位置又は前記終了位置を決定する。
  8. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記媒体の全表面を対象として液体を吐出する。
  9. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記センサは、光を発するための発光部と、前記発光部の主走査方向への移動に応じて主走査方向に移動する前記光を受光するための受光センサと、を備え、
    前記主走査方向へ移動する前記発光部により発せられた光が、前記端を遮ることによる前記受光センサの出力値の変化に基づいて、前記端の位置を検知する。
  10. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記吐出ヘッドを備え移動可能な移動部材に、前記センサが設けられている。
  11. 請求項10に記載の液体吐出装置であって、
    前記移動部材を主走査方向に移動させながら、
    前記主走査方向へ移動する前記発光手段により発せられた光が、前記端を遮ることによる前記受光センサの出力値の変化に基づいて、前記端の位置を検知すると共に、
    前記媒体に前記吐出ヘッドから液体を吐出する。
  12. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記液体はインクであり、
    前記液体吐出装置は、前記吐出ヘッドからインクを吐出することにより前記媒体たる被印刷体に印刷を行なう装置である。
  13. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記吐出ヘッドは、前記媒体の全表面を対象としてインクを吐出し、
    前記センサは、前記吐出ヘッドとともに移動可能であって、光を発するための発光部と、前記発光部の主走査方向への移動に応じて主走査方向に移動する前記光を受光するための受光センサとを備え、
    前記コントローラは、前記主走査方向へ移動する前記発光部により発せられた光が、前記端を遮ることによる前記受光センサの出力値の変化に基づいて、前記端の位置を検知し、
    前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドからインクを吐出する際には、前記コントローラは、移動中の前記センサによって検知された前記端の位置に基づいて、その次の移動における前記吐出ヘッドからインクを吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するセンサーベースの位置決定制御を実行し、
    前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドからインクを吐出する際には、前記コントローラは、前記開始位置又は前記終了位置を予め定められた位置とする。
  14. 液体吐出システムであって、
    (a)コンピュータ本体、
    及び、
    (b)液体を吐出するための液体吐出装置であって、
    液体を吐出するための移動可能な吐出ヘッドと、
    媒体を送るための送り機構と、
    前記媒体の端の位置を検知するためのセンサと、
    前記送り機構によって送られる媒体に対して、移動する前記吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するための位置決定制御を実行するコントローラと、
    を有する液体吐出装置、
    を備え、
    前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際と、前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際とで、前記コントローラによる前記位置決定制御が異なる、液体吐出システム。
  15. 液体を吐出するための液体吐出方法であって、
    媒体を搬送するステップと、
    搬送される媒体に対して、移動する吐出ヘッドから液体を吐出させる開始位置と終了位置の少なくともいずれか一方を決定するための位置決定制御を実行するステップと、
    前記開始位置において前記吐出ヘッドからの液体の吐出を開始するステップと、
    前記終了位置において前記吐出ヘッドからの液体の吐出を終了するステップと、
    を有し、
    前記媒体の送り方向先端又は後端から所定範囲内の領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際と、前記媒体の送り方向中央領域に前記吐出ヘッドから液体を吐出する際とで、前記位置決定制御が異なる。
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