JP2003039793A - 記録位置調整用パターンの形成方法、画像記録位置調整方法、記録位置調整用パターン形成装置及び画像記録装置 - Google Patents

記録位置調整用パターンの形成方法、画像記録位置調整方法、記録位置調整用パターン形成装置及び画像記録装置

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JP2003039793A
JP2003039793A JP2001228639A JP2001228639A JP2003039793A JP 2003039793 A JP2003039793 A JP 2003039793A JP 2001228639 A JP2001228639 A JP 2001228639A JP 2001228639 A JP2001228639 A JP 2001228639A JP 2003039793 A JP2003039793 A JP 2003039793A
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English (en)
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Yukihisa Koizumi
幸久 小泉
Keiichi Yagi
圭一 八木
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/14Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction
    • B41J19/142Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction with a reciprocating print head printing in both directions across the paper width
    • B41J19/145Dot misalignment correction

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  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドの傾きを含んだ状態でも記録位置
ずれを正確に補正することが可能な記録位置調整用パタ
ーンの形成方法、画像記録位置調整方法、記録位置調整
用パターン形成装置及び画像記録装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 チルト補正されたK色を用いて略台形形
状のパターンを複数印字することによって並列バーを所
定数1ブロックとして複数ブロック印字し(150、1
60)、K色の並列バー間に複数の矩形パターンを複数
印字したカラー色の並列バーをブロック毎に異なるずれ
量でずらして印字する(152、162)。そして、光
学的検出手段によって並列バーの濃度を検出して最も濃
度の高いブロックを検出し(154、164)、該検出
のブロックのチルト量をカラー色のレジずれ量として設
定することによってカラー色のレジずれ補正を行なう
(156、166)。なお、それぞれのカラー色につい
て同様にレジずれ補正を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録位置調整用パ
ターンの形成方法、画像記録位置調整方法、記録位置調
整用パターン形成装置及び画像記録装置にかかり、特
に、プリンタ等の画像記録装置の画像を記録する複数の
記録ヘッドにおいてチルトずれを含んだ状態で、ヘッド
間の色ずれを検出するための記録位置調整用パターンの
形成方法、画像記録位置調整方法、記録位置調整用パタ
ーン形成装置及び画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタの印字位置ずれの補
正方法として、実際にプリンタで印字を行ない、その印
字結果を用いて、記録紙外形と印字位置のずれ、色間印
字ずれをオフセット補正し高画質プリントを得る方法が
知られている。
【0003】例えば、USP4675696(特公平4
−9676号公報、特公平4−015098号公報、特
開昭57−567402号公報)では、複数のプリント
エレメントを主走査方向に配置してカラーヘッドを構成
するプリンタにおいて、実際に印字ずれを検出するテス
トパターンを印字して、そのテストパターンから印字ず
れ量を光学的に読み取り、その結果に基づいて印字ずれ
を補正する方法が開示されている。
【0004】また、特開平7−178964号公報や特
開平8−90835号公報では、画像ずれを濃度が変化
するパターンとし、濃度の変化によって画像ずれを検出
する方法が開示されている。そして、特開平111−9
9643号公報では、画像ずれを濃度が変化するパター
ンとし、光学的に検出するものが開示されている。特開
平11−99643号公報では、左右のヘッドそれぞれ
により所定のパターンを記録する。この時、一方のヘッ
ドのパターンを所定量ずらした場合とずらさない場合と
を記録し、それぞれの記録結果をセンサにより読み取っ
てその濃度を比較することにより、記録位置ずれを検出
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
記録ヘッドの傾きがなければ、図27(A)に示すよう
に、一方の記録ヘッドで記録されたパターンをブロック
毎に所定量づつずらして記録し、濃度の最も高いパター
ン(ブロックパターンNo.3)を選択することによ
り、記録ヘッドの走査方向における色ずれの検出を行な
うことができるが、記録ヘッドの傾きが発生している場
合には、図27(B)に示すように、上流側基準である
場合には中央のパターンが記録ヘッドの走査方向のずれ
がない状態であるが、記録ヘッドの傾きの影響が濃度パ
ターンに現れて、ブロックパターンNo.2(図27
(B)の左から2番目のパターン)を誤検出してしまう
ことがある。
【0006】そこで、記録ヘッドの傾きに影響されない
一部のノズルのみを使用して図28に示すパターンのよ
うに、並列バーを分割印字することにより、記録ヘッド
の傾きを補正したのと同様な印字を行なうことができ
る。従って、これを利用して画像ずれの補正を行なうこ
とが可能である。なお、図28は、パターンブロックN
o.毎に予め定められた量をそれぞれずらして印字した
ものである。
【0007】しかしながら、印字の上流側を色レジの基
準として検出しようとしても光学的濃度検出の場合に
は、検出エリアが約6mm前後ある。一方、1走査での
印字幅が約25mmある記録ヘッドで傾きが最大0.5
mmある場合には、800dpiの1ドットが約0.0
32mmを想定したプリンタでは、1ドット以内の傾き
にするには記録ヘッド上流側の約1.5mm以下の印字
領域しか使えなくなってしまう。また、図28に示す並
列バーの長さを約8mmの長さで印字するには、5回印
字以上、好ましくは10回の繰り返し印字が必要となっ
てしまう。従って、繰り返し印字回数が多くなるので、
記録位置ずれの検出及び調整に時間がかかってしまう、
という問題がある。
【0008】本発明は、上記事実を考慮して、記録ヘッ
ドの傾きを含んだ状態でも記録位置ずれを正確に補正す
ることが可能な記録位置調整用パターンの形成方法、画
像記録位置調整方法、記録位置調整用パターン形成装置
及び画像記録装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、記録媒体上に画像を記録す
る複数の色が異なる記録ヘッドの各々の記録位置を調整
するための記録位置調整用パターンの形成方法であっ
て、前記複数の記録ヘッドのうち予め定めた色の記録ヘ
ッドを基準記録ヘッドに定め、該基準記録ヘッドにより
形成されるべき略台形形状のパターンを予め記憶し、前
記記録媒体上に該記憶した略台形形状のパターンを用い
た複数の基準並列バーを記録し、前記基準記録ヘッドと
は別の記録ヘッドを用いて、前記記録媒体上に記録ヘッ
ドの走査方向にそれぞれずれ量の異なる複数の並列バー
が前記基準並列バー間に重なるように記録することによ
り記録位置調整用パターンを形成することを特徴として
いる。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、予め定め
た色の基準記録ヘッドを用いて記録媒体上に略台形形状
のパターンを用いた複数の基準並列バーを記録し、記録
された複数の基準並列バー間に、別の記録ヘッドを用い
て記録ヘッドの走査方向にずれ量のそれぞれ異なる複数
の並列バーが重なるように記録する。すなわち、複数の
基準並列バーに対して別の記録ヘッドで記録した並列バ
ーが記録ヘッドの走査方向にずれ量がそれぞれ異なるよ
うに記録されるので、記録された記録位置調整用パター
ンのうち、基準並列バーに対して最もずれ量が少ない並
列バーを検出し、該並列バーのずれ量を補正値とすれ
ば、基準記録ヘッドで記録する画像と別の記録ヘッドで
記録する画像のずれを正確に合わせることが可能とな
る。
【0011】ここで、略台形形状のパターンを用いた基
準並列バーとすることにより、基準記録ヘッドとは別の
記録ヘッドで記録された並列バーが傾いていても略台形
形状の短辺により記録ヘッドに傾きを生じていてもその
影響が濃度変化に現れることがなく、記録位置ずれを正
確に検出することができる。従って、記録ヘッドの傾き
を含んだ状態でも記録位置ずれを正確に補正することが
可能となる。
【0012】なお、請求項2に記載の発明のように、基
準記録ヘッドが略台形形状のパターンを用いた複数の基
準並列バーからなるブロックを複数記録して、別の記録
ヘッドが複数の並列バーからなるブロックを複数記録す
ると共に、ブロック毎に記録ヘッドの走査方向にそれぞ
れ異なるずれ量の並列バーを記録することにより、基準
記録ヘッドとは別の記録ヘッドによって記録された並列
バーがブロック毎に異なるずれ量とされているので、ブ
ロック毎に基準並列バーに対する別の記録ヘッドで記録
した並列バーのずれ量が最も少ないものを検出しやすく
なり、記録位置ずれの補正値(ずれ量)の検出を正確に
行なうことが可能となる。
【0013】また、基準記録ヘッドを用いて記録媒体上
に記録する略台形形状のパターンを用いた基準並列バー
としては、例えば、一括して記録した略台形形状の並列
バーとしてもよいし、請求項3に記載の発明のように、
略台形形状の並列バーを記録ヘッドの走査方向と交差す
る方向に複数繰り返し記録することによって得られる並
列バーとしてもよい。この場合には、基準記録ヘッドと
は別の記録ヘッドにより記録する並列バーについても記
録ヘッドの予め定められた一部を用いて矩形形状のパタ
ーンを記録ヘッドの走査方向と交差する方向に繰り返し
記録することによって並列バーを記録することにより、
基準記録ヘッドと記録ヘッドの走査回数を同一にするこ
とができ、効率的に記録位置ずれ調整用パターンを形成
することができる。
【0014】また、請求項4に記載の発明のように、基
準記録ヘッドを黒色の画像を記録するための黒用記録ヘ
ッドとすることにより、基準並列バーが黒となり、該黒
の基準並列バーにずれ量の異なる別の記録ヘッド(例え
ば、別の色のシアン、マゼンタ、イエロー等)で記録さ
れた並列バーが重ねられるので、黒と別の色の重ね合わ
せによるモワレによって濃度変化を検出することが可能
となり、光学的検出手段等を利用した濃度検出により、
各記録ヘッド間のずれを補正することが可能となる。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記基準記録ヘ
ッドにおける傾きによる前記台形形状の並列バーの傾斜
を補正した後、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記
載の記録位置調整用パターンの形成方法により形成され
た記録位置調整用パターンを用いて、前記複数の記録ヘ
ッド間における前記記録ヘッドの走査方向の記録位置調
整を行なうことを特徴としている。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、基準記録
ヘッドにおける傾きによる基準並列バーの傾斜を調整し
た後に、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の記
録位置調整用パターンの形成方法により形成された記録
位置調整用パターンを用いて、例えば、上述したように
並列バーのずれ量の最も少ないものを補正値とすること
により、複数の記録ヘッド間における記録ヘッドの走査
方向の記録位置調整を行なう。すなわち、基準記録ヘッ
ドについて予め傾きの調整が行なわれているので、請求
項1乃至請求項4の何れか1項に記載の記録位置調整用
パターンの形成方法で形成された記録位置調整用パター
ンを用いて、基準記録ヘッドを基準に各記録ヘッドの記
録位置ずれの調整を行なうことにより、基準記録ヘッド
とは別の記録ヘッドに傾きが含まれていても、全ての記
録ヘッド間に生じる記録位置ずれを正確に補正すること
ができる。
【0017】また、請求項6に記載の発明のように、記
録ヘッドの走査方向の記録位置調整を行なった後に、基
準記録ヘッドを基準として各記録ヘッド間に生じる傾斜
による記録位置を更に調整することにより、記録ヘッド
の傾斜による記録位置を正確に調整することができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、記録媒体上に画
像を記録する色がそれぞれ異なる複数の記録ヘッドと、
前記複数の記録ヘッドのうち予め定めた色の記録ヘッド
を基準記録ヘッドに定め、該基準記録ヘッドにより形成
されるべき略台形形状のパターンを記憶する記憶手段
と、前記基準記録ヘッドを制御して前記記憶手段に記憶
された前記略台形形状のパターンに基づいて前記記録媒
体上に複数の基準並列バーを記録すると共に、前記基準
記録ヘッドとは別の記録ヘッドを制御して前記記録媒体
上に記録ヘッドの走査方向にそれぞれずれ量の異なる複
数の並列バーが前記基準並列バー間に重なるように記録
することによって、記録位置調整用パターンを前記記録
媒体上に記録する記録制御手段と、前記記録制御手段に
よって記録された前記記録位置調整用パターンを光学的
に検出する光学的検出手段と、前記光学的検出手段の検
出出力に基づいて前記記録制御手段の前記複数の記録ヘ
ッドによる記録タイミングを調整する記録タイミング調
整手段と、を備えることを特徴としている。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、複数の記
録ヘッドによって記録媒体上にカラー画像が形成され、
記憶手段には、複数の基準ヘッドのうち予め定めた色の
記録ヘッドを基準記録ヘッドに定め、該基準記録ヘッド
により形成されるべき略台形形状のパターンが記憶され
ている。
【0020】そして、記録制御手段によって基準記録ヘ
ッドが制御されて、記憶手段に記憶された略台形形状の
パターンに基づいて記録媒体上に複数の基準並列バーが
記録される。複数の基準並列バーとしては、例えば、上
述したように、一括して記録した略台形形状の並列バー
としてもよいし、略台形形状の並列バーを記録ヘッドの
走査方向と交差する方向に複数繰り返し記録することに
よって得られる並列バーとしてもよい。
【0021】また、基準記録ヘッドとは別の記録ヘッド
が制御されて、記録媒体上に記録ヘッドの走査方向にそ
れぞれずれ量の異なる複数の並置バーが記録媒体上に記
録された基準並列バー間に重なるように記録されること
によって、記録位置調整用パターンを記録媒体上に形成
することができる。
【0022】そして、光学的検出手段によって、記録媒
体上に形成された記録位置調整用パターンの例えば濃度
を検出し、記録タイミング調整手段が、この検出された
濃度の最も高い並列バーのずれ量を、並列バーを記録し
た記録ヘッドの補正値として、このずれ量となるように
記録タイミング調整手段が記録ヘッドの記録タイミング
を調整することによって、各記録ヘッド間のずれによる
記録位置を一致させることができる。
【0023】なお、請求項7に記載の記録位置調整用パ
ターン形成装置は、請求項8に記載の発明のように、画
像記録装置に備えるようにしてもよい。画像記録装置と
しては、例えばインクジェットプリンタ等に適用するこ
とが可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。
【0025】図1に本発明の実施の形態に係るカラープ
リンタ10の概略構成を示す。カラープリンタ10は、
図1に示すように、筐体12にロッド14が設けられて
おり、該ロッド14に沿って移動するキャリッジ16が
設けられている。キャリッジ16上には、CMYKの各
色に応じた色を記録するカラープリントヘッド18(K
プリントヘッド18K、Cプリントヘッド18C、Mプ
リントヘッド18M、Yプリントヘッド18Y)がそれ
ぞれ着脱可能に搭載され、キャリッジ16がロッド14
に沿って移動することにより、主走査方向の記録が行な
われるようになっている。
【0026】また、カラープリンタ10には、印字媒体
としての用紙Pを載置するためのプラテン20が設けら
れており、該プラテン20上を用紙Pがキャリッジ16
の主走査方向と交差する方向に移動することによって、
副走査方向の記録が行なわれるようになっている。
【0027】すなわち、キャリッジ16をロッド14に
沿って主走査方向に走査しながら、キャリッジ16上に
搭載されたカラープリントヘッド18の各色それぞれの
インクを吐出することにより主走査方向に画像が形成さ
れる。なお、カラープリントヘッド18のそれぞれのノ
ズル列長(副走査方向)とキャリッジ16の走査長でプ
ラテン20上の用紙Pに形成される記録領域の全域また
は一部領域に画像が形成される。そして、副走査方向に
おいて画像形成された長さに対応した量分、用紙Pが送
られ、再び主走査方向に画像形成を行ない、主走査方向
の画像形成と副走査方向の用紙送りを繰り返し行なうこ
とによって、用紙P全面に画像形成を行なうようになっ
ている。また、各色プリントヘッド18は、図1及び図
2に示すように、キャリッジ16の走査方向に沿って、
K、C、M、Yの順に配置されている構成とするが、こ
れに限るものではない。
【0028】また、キャリッジ16の用紙送り方向下流
側の位置には、光学的検出手段22が設けられており、
キャリッジ16の走査に伴って光学的検出手段22の走
査も行うようになっている。光学的検出手段22は、図
示しない投光部及び受光部を備え、投光部より用紙に光
を出力し、用紙Pから反射された光を受光部によって受
光することにより、用紙Pに記録された画像の濃度を光
学的に検出するようになっている。
【0029】さらに、キャリッジ16の走査方向におけ
る記録領域外には、各カラープリントヘッド18の保守
のために設けられたメンテナンスユニット24が配置さ
れ、このメンテナンスユニット24と係合する位置にキ
ャリッジ16の待機位置が設定されている。
【0030】次に本発明の実施の形態に係るカラープリ
ンタ10の制御系の構成について図3のブロック図を参
照して説明する。
【0031】図3に示すように、カラープリンタ10
は、CPU26、ROM28、RAM30、及び周辺装
置を備えたマイクロコンピュータ32によって動作の制
御が行なわれるようになっている。
【0032】マイクロコンピュータ32は、CPU2
6、ROM28、RAM28、入力インターフェース
(入力I/F)34及び出力インターフェース(出力I
/F)36がバス38に接続されており、入力I/F3
4には、上述した光学的検出手段22が接続された構成
とされており、光学的検出手段22によって検出された
用紙Pに記録された画像の濃度を表す信号がマイクロコ
ンピュータ32に入力されるようになっている。
【0033】出力I/F36には、用紙Pを搬送するた
めの搬送用モータ40を駆動するドライバ42、及びキ
ャリッジ16を移動するためのキャリッジ走査モータ4
3を駆動するドライバ41が接続されており、マイクロ
コンピュータ32の指示に応じて搬送用モータ40及び
キャリッジ走査モータ43が制御されるようになってい
る。
【0034】さらに、出力I/F36には、各色プリン
トヘッド18(Kプリントヘッド18K、Cプリントヘ
ッド18C、Mプリントヘッド18M、Yプリントヘッ
ド18Y)が接続されており、マイクロコンピュータ3
2によって各色プリントヘッド18からのインクの吐出
が制御される。
【0035】各色プリントヘッド18からのインクの吐
出の制御は、例えば、各プリントヘッド18に設けられ
たインク吐出用の複数のノズルからインクを吐出するタ
イミングを制御することによって、キャリッジ16の走
査方向に対する画像記録位置を制御することができ、各
プリントヘッド18のインク吐出用の複数のノズルを図
4に示すように、実際に使用する実使用領域44と許容
領域46とを設定し、実使用領域44を制御することに
よって、用紙Pの搬送方向に対する画像記録位置を制御
することができる。また、吐出タイミング及び実使用領
域44の制御を同時に行なうことによって、プリントヘ
ッドの傾きに対する補正を行なうことができる。
【0036】続いて、上述のように構成されたカラープ
リンタ10における画像ずれの検出調整について図5の
フローチャートを参照して説明する。
【0037】ここで、図2に示すように、キャリッジ1
6の走査方向をX方向(水平方向)、用紙の搬送方向を
Y方向(垂直方向)、Y方向に対する傾斜をチルトとし
て説明する。
【0038】まず、ステップ100では、K色の並列バ
ーを印字してK色のチルト補正が行なわれる。K色のチ
ルト補正は、図6のフローチャートに沿って行なわれ
る。
【0039】すなわち、Kプリントヘッド18Kの上流
側のノズルを用いて、図7の上段に示すように、Y方向
に長い複数の並列バー48がX方向に沿って印字され
る。並列バー48の印字間隔は、並列バー48のX方向
の印字長分の間隔をおいて印字される(ステップ12
0)。この時、所定数の並列バー48を1つのブロック
として、各ブロック毎に4ドットづつチルトした並列バ
ー48として印字される。なお、各ブロック毎のチルト
は、現在の状態を中央値として、正負にそれぞれ4ドッ
トづつチルトするようになっており、図8に示すように
±16ドットの調整幅とされている。
【0040】続いて、Kプリントヘッド18Kの上流側
のノズルで印字された並列バー48の位置にKプリント
ヘッド18Kの下流側のノズルが位置するように用紙P
がY方向に移動される(ステップ122)。そして、上
流側のノズルで印字した並列バー48と同様に各ブロッ
ク毎に4ドットづつチルトして、下流側のノズルで並列
バー50が図7の下段に示すように上流側のノズルで印
字した並列バー48間に印字される(ステップ12
4)。このように印字された並列バー48、50がキャ
リッジ16に搭載された光学的検出手段22によって濃
度検出され(ステップ126)、最も平均濃度の高いブ
ロックが検出されて、該ブロックのチルト量をK色の仮
のチルト量として設定される(ステップ128)。
【0041】また、ステップ120と同様にして、K色
の上流側のノズルを用いて、X方向に沿って複数の並列
バー48が印字される(ステップ130)。この時、所
定数の並列バー48を1つのブロックとして、各ブロッ
ク毎に1ドット分チルトした並列バー48として印字さ
れる。なお、各ブロックのチルトは、ステップ128で
設定された仮のチルト量を中央値として、正負にそれぞ
れ1ドットづつチルトするようになっており、図8に示
すように±4ドットの調整幅とされている。
【0042】続いて、Kプリントヘッド18Kの上流側
のノズルで仮設定されたチルト量で印字された並列バー
48の位置にKプリントヘッド18Kの下流側のノズル
が位置するように用紙PがY方向に移動される(ステッ
プ132)。そして、上流側のノズルで印字した並列バ
ー48と同様に各ブロック毎に1ドットづつチルトし
て、下流側のノズルで並列バー50が上流側のノズルで
印字した並列バー48間に印字される(ステップ13
4)。このように印字された並列バー48、50をキャ
リッジ16に搭載された光学的検出手段22によって濃
度が検出され(ステップ136)、最も平均濃度の高い
ブロックが検出され、該ブロックのチルト量をK色のチ
ルト量として設定される。そして、設定されたチルト量
分をデータ展開する際に補正することによって、K色に
対するチルト補正が行なわれる。例えば、設定されたチ
ルト量に応じて印字タイミングを変更したり、印字デー
タを入れ替えたりすることによってチルト補正を行なう
ことが可能である。
【0043】このようにK色のチルト補正処理では、図
8に示すように、4ドット毎の粗調整を行なった後、1
ドット毎の微調整を行なうことによって、K色のチルト
補正を行なっている。すなわち、段階的にK色のチルト
補正を行なうことにより、用紙に記録するパターン数を
少なくすることができる。
【0044】続いて、図5におけるステップ100でK
色のチルト補正が行なわれると、ステップ102では、
X方向色レジ補正が行なわれる。X方向色レジ補正は、
図9のフローチャートに沿って行なわれる。
【0045】すなわち、ステップ100でチルト補正さ
れたKプリントヘッド18Kを用いて、図10に示すよ
うに、略台形形状のパターン51を複数印字することに
よって形成される並列バー52Kが所定数を1ブロック
として複数ブロック印字され(ステップ150)、K色
の複数の略台形形状のパターン51からなる並列バー5
2K間に、複数の矩形パターン53を複数印字すること
によって得られるカラー色(シアン、マゼンタ、イエロ
ー)の並列バー52C(又は52M、52Y)がブロッ
ク毎に4ドットづつずらして印字される(ステップ15
2)。
【0046】なお、略台形形状のパターン51を複数印
字することによって形成される並列バー52Kは、Kプ
リントヘッド18Kの上流側における予め定められた一
部の領域のノズルを使用して略台形形状のパターン51
を印字し、Y方向に用紙送りして同様に略台形形状のパ
ターン51を繰り返し印字することによって形成され、
カラー色の並列バー52Cについてもカラー色のプリン
トヘッドの上流側における予め定められた一部の領域の
ノズルを使用してカラー色のプリントヘッドのチルトに
影響されない大きさの矩形パターン53を印字し、Y方
向に用紙送りして同様に矩形パターン53を繰り返し印
字することによって並列バー52Cが形成される。この
ように、両者の繰り返し印字が同数とされているので、
双方のプリントヘッドでの走査回数を同一とすることが
でき、効率的にパターン形成を行なうことができる。ま
た、各ブロック毎のずれは、現在の状態を中央値とし
て、正負に4ドットづつずれるようになっており、図8
に示すように、±16ドットの調整幅とされている。
【0047】そして、キャリッジ16に搭載された光学
的検出手段22によって、各ブロックの濃度が検出され
(ステップ154)、最も平均濃度の高いブロックが検
出され、該ブロックの画像ずれ量が仮のレジずれ量とし
て設定される(ステップ156)。なお、光学的検出手
段22は、K色に対する各色のずれの違いにより重なる
面積が変化することにより生じる平均濃度の変化を検出
する。
【0048】そして、ステップ158では、各色レジず
れ量の仮設定が終了したか否か判定され、該判定が肯定
されるまで、ステップ150〜158までの処理が繰り
返され、該判定が肯定されるとステップ160へ移行す
る。
【0049】各色について、仮のレジずれ量が設定され
ると、ステップ150と同様にして、Kプリントヘッド
18Kを用いて、略台形形状のパターン51を複数印字
することによって形成される並列バー52Kが所定数を
1ブロックとして複数ブロック印字され(ステップ16
0)、ステップ152と同様にして、K色の複数の略台
形形状のパターン51からなる並列バー52K間に、複
数の矩形パターン53を複数印字することによって得ら
れるカラー色の並列バー52C(又は52M、52Y)
がブロック毎に1ドットチルトして印字される(ステッ
プ162)。なお、各ブロック毎のずれは、ステップ1
56で設定された仮のレジずれ量を中央値として、正負
に1ドットづつずれるようになっており、図8に示すよ
うに、±4ドットの調整幅とされている。
【0050】そして、キャリッジ16に搭載された光学
的検出手段22によって、各ブロックの濃度が検出され
(ステップ164)、最も平均濃度の高いブロックが検
出され、該ブロックの画像ずれ量がレジずれ量として設
定される。そして、設定されたレジずれ量分をデータ展
開する際に補正することによって、X方向の色レジ補正
が行なわれる(ステップ166)。例えば、設定された
レジずれ量に応じて印字タイミングを変更したり、印字
データを入れ替えたりすることによって色レジ補正を行
なうことが可能である。
【0051】そして、ステップ168では、各色につい
てレジずれ補正が終了したか否か判定され、該判定が肯
定されるまで、ステップ160〜168までの処理が繰
り返され、該判定が肯定されると色レジ補正処理が終了
する。
【0052】上述したように、X方向色レジ補正処理
は、図8にも示すように、チルト補正されたK色を基準
として4ドット毎の粗調整を行なった後に、1ドット毎
の微調整を行なっている。すなわち、段階的に色レジ補
正を行なうことにより、用紙に記録するパターン数を少
なくすることができる。
【0053】また、このようにK色の並列バーのブロッ
クに各色の並列バーのブロックを重ねているので、K色
の垂直線とずれの変化するカラー色の並列バーの重ね合
わせによりモワレが発生し、該モワレによって光学的検
出手段による濃度変化の検出を正確に行なうことができ
る。この時、チルト補正されたK色を基準に色レジ補正
を行なうことによって、光学的検出手段22によって濃
度を検出する際に、K色の部分は既に濃度が飽和してい
ることで、重なり部分の濃度向上が無いため、純粋に面
積階調効果が得られ、濃度変化を効率よく検出すること
ができる。従って、チルト補正されたK色を基準に各色
の色レジ補正を行なうことによって、色レジの補正を正
確に行なうことができる。
【0054】さらに、K色の並列バーを複数の略台形形
状のパターン51によって構成することによって、カラ
ー色の並列バーがチルトしている場合でも、略台形形状
のパターン51の効果及びカラー色の並列バーを矩形パ
ターン53の複数印字によって印字することによってカ
ラー色の並列バーがチルトすることによって発生する濃
度変化を防止することができる。そして、略台形形状の
パターンをKプリントヘッド18Kにおける上流側の一
部の部分で複数回印字することにより、図11(B)の
出力が得られ、図28に示す矩形のパターンを繰り返し
印字した場合(図11(A)に示す直線パターン4分割
の場合)と比較してわかるように、最適条件の隣接パタ
ーン間の濃度差が大きくなり、外乱による誤検出を防ぐ
ことができると共に、色ずれによる濃度変化(光学的検
出手段のレンジ)も大きくとれ、高濃度のブロックを選
択することで最適な色ずれ補正値を検出することができ
る。なお、図11(B)に示すパターンNo.は図10
に示すブロックパターンNo.に対応し、図11(A)
に示すパターンNo.は図28に示すブロックパターン
No.に対応し、それぞれの最適値はNo.9である。
【0055】また、K色を基準とすることにより、記録
されたパターンの平均濃度が上がり、光源の照度向上を
しても、光学的検出手段22における受光素子の出力が
飽和することがなく、濃度差の拡大が可能となり、濃度
の検出精度が向上し、分光特性の異なる光源等が必要な
くなる。また、各カラー色ともに同一の基準(チルト補
正されたK色)で色レジ補正を行なうので、色レジ補正
を正確に行なうことができる。
【0056】なお、色レジ補正は、CMYの各色につい
て、図8に示すように、粗調整を行なってから微調整を
行なうようにしたが、後述するK色を基準に行なうチル
ト補正処理のように各色(CMY)毎に粗調整、微調整
を行なうようにしてもよい。
【0057】また、図9に示すフローチャートでは、4
ドット毎の粗調整(レジずれ量の仮設定)及び1ドット
毎の微調整を行なうにあたって、Kプリントヘッドを用
いて略台形形状のパターンを複数回印字することにより
並列バーを印字するようにしたが、粗調整ではカラー色
の並列バーがずれていても間違った選択をすることがな
いので、K色の並列バーについてもカラー色の並列バー
と同様に矩形の並列バーとしてもよい。
【0058】続いて、図5におけるステップ102でX
方向色レジ補正が行なわれると、ステップ104では、
K色を基準に各色のチルト補正が行なわれる。各色のチ
ルト補正は、図12のフローチャートに沿って行なわれ
る。
【0059】すなわち、ステップ100でチルト補正さ
れたK色の並列バー54Kが所定数の1ブロックとして
複数ブロック印字され(ステップ180)、K色の並列
バー54K間にカラー色の並列バー54C(又は54
M、54Y)がブロック毎に4ドットずらして印字され
る(ステップ182)。なお、各ブロック毎のチルト
は、現在の状態を中央値として、正負に4ドットづつチ
ルトするようになっており、図8に示すように、±16
ドットの調整幅とされている。すなわち、図13に示す
ように、チルトしてないK色の並列バー54Kのブロッ
クに、4ドットづつチルトしたカラー色の並列バー54
C(又は54M、54Y)のブロックが重ねて印字され
る。ここで、図13には、K色とC色、K色とM色、K
色とY色のそれぞれの印字パターンを示す。
【0060】そして、キャリッジ16に搭載された光学
的検出手段22によって、各ブロックの濃度が検出され
(ステップ184)、最も平均濃度の高いブロックが検
出され、該ブロックのカラー色のチルト量を仮のチルト
量として設定される(ステップ186)。なお、光学的
検出手段22は、K色に対する各色の傾斜度の違いによ
り並列バーの重なる面積が変化することにより生じるブ
ロックの平均濃度の変化を検出する。
【0061】また、ステップ180と同様にして、K色
の並列バー54Kが所定数を1ブロックとして複数ブロ
ック印字され(ステップ188)、K色の並列バー54
K間にカラー色の並列バー54C(又は54M、54
Y)がブロック毎に1ドットチルトして印字される(ス
テップ190)。なお、各ブロックのチルトは、ステッ
プ186で設定された仮のチルト量を中央値として、正
負に1ドットづつチルトするようになっており、図8に
示すように、±4ドットの調整幅とされている。
【0062】そして、キャリッジ16に搭載された光学
的検出手段22によって、各ブロックの濃度が検出され
(ステップ192)、最も平均濃度の高いブロックが検
出され、該ブロックのカラー色のチルト量がカラー色の
チルト量として設定される。そして、設定されたチルト
量分をデータ展開する際に補正することによって、カラ
ー色のチルト補正が行なわれる。例えば、設定されたチ
ルト量に応じて印字タイミングを変更したり、印字デー
タを入れ替えたりすることによってカラー色のチルト補
正を行なうことが可能である。
【0063】なお、カラー色のチルト補正は、各色(C
MY)毎について上記処理を行なうことによってなされ
るが、X方向色レジ補正処理のように、各色の粗調整を
行なってから各色の微調整を行なうようにしてもよい。
【0064】このように、本実施の形態におけるカラー
色のチルト補正では、図8にも示すように、チルト補正
されたK色を基準として4ドット毎の粗調整を行なった
後に、1ドット毎の微調整を行なうことによって、カラ
ー色のチルト補正を行なっている。すなわち、段階的に
カラー色のチルト補正を行なうことにより、用紙Pに記
録するパターン数を少なくすることができる。
【0065】ところで、従来のように単色のパターンで
チルトの補正を行なった場合には、K色のチルト補正
(図6のフローチャート)と同様の方法にて、上流側の
ノズルと下流側のノズルを用いて図14に示すように、
各色毎に単色のパターンを形成するが、この場合には、
光学的検出手段22によって各ブロックの濃度を検出す
る際に、図15に示すように、光学的検出手段における
受光素子出力が大きくなり、Y色の濃度変化の検出が困
難となってしまうが、本実施の形態では、上述したよう
に、K色の並列バーのブロックに各色の並列バーのブロ
ックを重ねているので、K色の垂直線と傾きの変化する
カラー色の並列バーの重ね合わせによりモワレが発生
し、該モワレによって光学的検出手段による濃度変化の
検出を正確に行なうことができる。この時、チルト補正
されたK色を基準に各カラー色のチルト補正を行なうこ
とによって、光学的検出手段22によって濃度を検出す
る際に、K色の部分は既に濃度が飽和していることで、
重なり部分の濃度向上が無いため、純粋に面積階調効果
が得られ、図16に示すように、各色ともに略同一の受
光素子出力となり濃度変化を効率よく検出することがで
きる。従って、カラー色のチルトを正確に補正すること
ができる。なお、図15に示す横軸のパターンブロック
No.は図13に示すパターンのブロックNo.に対応
する。
【0066】そして、K色を基準とすることにより、記
録されたパターンの平均濃度が上がり、光源の照度向上
をしても、光学的検出手段22における受光素子の出力
が飽和することがなく、濃度差の拡大が可能となり、濃
度の検出精度が向上し、分光特性の異なる光源等が必要
なくなる。また、各カラー色ともに同一の基準(チルト
補正されたK色)でカラー色のチルト補正を行なうの
で、カラー色のチルト補正を正確に行なうことができ
る。
【0067】また、本実施の形態では、光学的検出手段
22がキャリッジ16の用紙送り方向下流側の位置に配
置されているので、パターンの印字を行なった後に速や
かに光学的検出手段22による検出を行なうことができ
ると共に、図13に示すように、各色プリントヘッドの
チルトによる影響が最も大きい位置(Y方向下流側の位
置)を検出することができるので、濃度変化の検出を正
確に行なうことができる。
【0068】さらには、K色のパターンを記録してから
カラー色のパターンを記録する際には、用紙送りを必要
としないので、パターン形成に要する時間を短縮するこ
とができる。
【0069】続いて、図5におけるステップ104でK
色を基準に各色のチルト補正が行なわれると、ステップ
106では、往路のK色を基準にX方向往復印字補正処
理が行なわれる。X方向往復印字補正は、図17のフロ
ーチャートに沿って行なわれる。
【0070】すなわち、ステップ100でチルト補正さ
れたK色の並列バーが所定数の1ブロックとして複数ブ
ロックがキャリッジ16の往路側で印字され(ステップ
200)、K色の並列バー間に各色(KCMY)の並列
バーがブロック毎に4ドットずらして、キャリッジ16
の復路側で印字される(ステップ202)。なお、各ブ
ロック毎のずれは、現在の状態を中央値として、正負に
4ドットづつずれるようになっており、図8に示すよう
に、±16ドットの調整幅とされている。
【0071】そして、キャリッジ16に搭載された光学
的検出手段22によって、各ブロックの濃度が検出され
(ステップ204)、最も平均濃度の高いブロックが検
出され、該ブロックの画像ずれ量が仮の往復ずれ量とし
て設定される(ステップ206)。なお、光学的検出手
段22は、K色に対する各色のずれの違いにより重なる
面積が変化することにより生じる平均濃度の変化を検出
する。
【0072】また、ステップ200と同様にして、K色
の並列バーが所定数を1ブロックとして複数ブロック、
キャリッジの16の往路側で印字され(ステップ20
8)、K色の並列バー間に各色(KCMY)の並列バー
がブロック毎に1ドットずらして、キャリッジ16の復
路側で印字される(ステップ210)。なお、各ブロッ
クのずれは、ステップ206で設定された往復ずれ量を
中央値として、正負に1ドットづつずれるようになって
おり、図8に示すように、±4ドットの調整幅とされて
いる。
【0073】そして、キャリッジ16に搭載された光学
的検出手段22によって、各ブロックの濃度が検出され
(ステップ212)、最も平均濃度の高いブロックが検
出され、該ブロックの往復ずれ量がキャリッジ16の往
復による往復ずれ量として設定される。そして、設定さ
れた往復ずれ量分をデータ展開する際に補正することに
よって、往復ずれ補正が行なわれる。例えば、設定され
た往復ずれ量に応じて印字タイミングを変更したり、印
字データを入れ替えたりすることによって往復ずれ補正
を行なうことが可能である。
【0074】なお、往復ずれ補正は、各色(KCMY)
毎について上記処理を行なうことによってなされるが、
X方向色レジ補正処理のように、各色の粗調整を行なっ
てから各色の微調整を行なうようにしてもよい。
【0075】ところで、従来のように単色のパターンで
往復ずれの補正を行なった場合には、図18に示すよう
に、往路で印字した並列バーのブロックの並列バー間
に、復路で印字した並列バーのブロックが重なるように
少しづつずらして単色のパターンを形成するが、この場
合には、光学的検出手段22によって各ブロックの濃度
を検出する際に、図19に示すように、光学的検出手段
22における受光素子出力が大きくなり、Y色の濃度変
化の検出が困難となってしまうが、本実施の形態では、
上述したように、K色の並列バーのブロックに各色の並
列バーのブロックを重ねているので、光学的検出手段2
2によって濃度を検出する際に、K色の部分は既に濃度
が飽和していることで、重なり部分の濃度向上が無いた
め、純粋に面積階調効果が得られ、図20に示すよう
に、濃度変化を効率よく検出することができる。従っ
て、チルト補正され往路で記録されたK色を基準に各色
の往復ずれ補正を行なうことによって、各色の往復ずれ
補正を正確に行なうことができる。
【0076】そして、K色を基準とすることにより、記
録されたパターンの平均濃度が上がり、光源の照度向上
をしても、図21に示すように、光学的検出手段22に
おける受光素子の出力が飽和することがなく、濃度差の
拡大が可能となり、濃度の検出精度が向上し、分光特性
の異なる光源等が必要なくなる。また、各色の往路復路
ともに同一の基準(チルト補正され往路で記録されたK
色)で往復ずれ補正を行なうので、往復ずれ補正を正確
に行なうことができる。
【0077】そして、図5におけるステップ106で往
路のK色を基準にX方向往復印字補正が行なわれると、
ステップ108では、K色を基準にY方向色レジ補正処
理が行なわれる。Y方向色レジ補正は、図22のフロー
チャートに沿って行なわれる。
【0078】すなわち、ステップ100でチルト補正さ
れたK色の並列バーが所定数を1ブロックとして複数ブ
ロック印字される(ステップ300)。なお、上記まで
の処理(ステップ100〜106)では、Y方向に長い
並列バーからなるブロックが印字されてきたが、ここ
で、印字される複数の並列バーのブロックは、X方向に
長い並列バーからなるブロックが印字される。そして、
K色の並列バー間にカラー色の並列バーがブロック毎に
Y方向に4ドットづつずらして印字される(ステップ3
02)。なお、各ブロック毎のずれは、現在の状態を中
央値として、正負に4ドットづつずれるようになってお
り、図8に示すように、±16ドットの調整幅とされて
いる。
【0079】そして、キャリッジ16に搭載された光学
的検出手段22によって、各ブロックの濃度が検出され
(ステップ304)、最も平均濃度の高いブロックが検
出され、該ブロックの画像ずれ量が仮のレジずれ量とし
て設定される(ステップ306)。なお、光学的検出手
段22は、K色に対する各色のずれの違いにより重なる
面積が変化することにより生じる平均濃度の変化を検出
する。
【0080】また、ステップ300と同様にして、K色
の並列バーが所定数を1ブロックとして複数ブロック印
字され(ステップ308)、K色の並列バー間にカラー
色の並列バーがブロック毎に1ドットずらして並列バー
が印字される(ステップ310)。なお、各ブロック毎
のずれは、ステップ308で設定されたレジずれ量を中
央値として、正負に1ドットづつずれるようになってお
り、図8に示すように、±4ドットの調整幅とされてい
る。
【0081】そして、キャリッジ16に搭載された光学
的検出手段22によって、X方向に走査しながら用紙送
りを行なうことによって、各ブロックの濃度が検出され
(ステップ312)、最も平均濃度の高いブロックが検
出され、該ブロックの画像ずれ量がレジずれ量として設
定される。そして、設定されたレジずれ量分をデータ展
開する際に補正することによって、Y方向の色レジ補正
が行なわれる(ステップ314)。例えば、使用するノ
ズルを選択したり、印字データを入れ替えたりすること
によって色レジ補正を行なうことが可能である。
【0082】このように、Y方向の色ずれ補正について
もK色を基準に各色の色ずれ補正が行なわれ、画像ずれ
検出調整の処理を終了する。
【0083】次に、図9のフローチャートで説明したX
方向の色レジ補正処理の他の例について図23のフロー
チャートを参照して説明する。
【0084】上記の実施の形態におけるX方向の色レジ
補正処理では、K色の複数の略台形形状のパターンを複
数印字することにより形成した並列バー間にカラー色の
並列バーを印字するようにしたが、K色の並列バーは、
図24に示すように、略台形形状の並列バー52K´を
一括印字したものを用いる。
【0085】ステップ100でチルト補正された、Kプ
リントヘッド18Kを用いて略台形形状の並列バー52
K´が所定数を1ブロックとして複数ブロック印字され
(ステップ350)、K色の略台形形状の並列バー52
K´間にカラー色(シアン、マゼンタ、イエロー)の並
列バー52C´(又は52M´、52Y´)がブロック
毎に4ドットづつずらして印字される(ステップ35
2)。
【0086】なお、各ブロック毎のずれは、現在の状態
を中央値として、正負に4ドットづつずれるようになっ
ており、±16ドットの調整幅とされている。
【0087】そして、キャリッジ16に搭載された光学
的検出手段22によって、各ブロックの濃度が検出され
(ステップ354)、検出結果に基づいて画像ずれ量が
仮のレジずれ量として設定される(ステップ356)。
なお、光学的検出手段22は、K色に対する各色のずれ
の違いにより重なる面積が変化することにより生じる平
均濃度の変化を検出する。
【0088】ここで、仮のレジずれ量の設定と後述する
レジずれ量の設定について説明する。
【0089】上記の実施の形態では、図26(B)に示
すように、パターンブロックNo.9が最適値とされて
おり、該最適値を中心にカラー色の並列バー52Cのず
れによって、K色の並列バー52Kとカラー色の並列バ
ー52C間に隙間を生じる。ここで、K色の並列バー5
2Kはチルト補正されており、カラー色の並列バー52
Cは、複数の矩形パターン53によって形成することに
よってカラー色のプリントヘッドにおけるチルトによる
影響を防止している。一括印字されたK色の略台形形状
の並列バー52K´とカラー色の並列バー52C´の場
合には、図24に示すように、カラー色の並列バー52
C´にチルトを含む場合と、図25に示すように、カラ
ー色の並列バー52C´にチルトを含まない場合とで、
最適のパターンブロックNo.の検出方法が異なる。
【0090】図25に示すように、カラー色の並列バー
にチルトを含まない場合には、上記の実施の形態と同様
に、光学的検出手段22による検出出力は、最適パター
ンブロックNo.9が最小値となるので、濃度の最も高
いブロックを検出することによって、レジずれ量を仮設
定又は設定し、図24に示すように、カラー色の並列バ
ー52C´にチルトを含む場合には、光学的検出手段2
2による検出出力は、図26(一括印字台形パターン)
に示すように、最適パターンブロックNo.9が最小値
とならないと共に、最適ブロックを中心に左右対称の特
性にならない。そこで、この場合には、光学的検出手段
22の最小値を検出し、最小値の光学的検出手段22に
よる検出出力特性が大きくなる側のブロックを最適値と
して選択することによって、レジずれ量を仮設定又は設
定することができる。
【0091】一方、ステップ358では、各色レジずれ
量の仮設定が終了したか否か判定され、該判定が肯定さ
れるまで、ステップ350〜358までの処理が繰り返
され、該判定が肯定されるとステップ360へ移行す
る。
【0092】各色について、仮のレジずれ量が設定され
ると、ステップ350と同様にして、Kプリントヘッド
18Kを用いて、略台形形状の並列バー52K´が所定
数を1ブロックとして複数ブロック印字され(ステップ
10)、K色の略台形形状の並列バー52K´間にカラ
ー色の並列バー52C´がブロック毎に1ドットづつず
らして印字される(ステップ362)。なお、各ブロッ
ク毎のずれは、ステップ356で設定された仮のレジず
れ量を中央値として、正負に1ドットづつずれるように
なっており、図8に示すように、±4ドットの調整幅と
されている。
【0093】そして、キャリッジ16に搭載された光学
的検出手段22によって、各ブロックの濃度が検出され
(ステップ364)、上述したように検出結果に基づい
て最適なブロックが検出され、該ブロックの画像ずれ量
がレジずれ量として設定される。そして、背低されたレ
ジずれ量分をデータ展開する際に補正することによっ
て、X方向の色レジ補正が行なわれる(ステップ36
6)。例えば、設定されたレジずれ量に応じて印字タイ
ミングを変更したり、印字データを入れ替えたりするこ
とによって色レジ補正を行なうことが可能である。
【0094】そして、ステップ368では、各色につい
てレジずれ補正が終了したか否か判定され、該判定が肯
定されるまで、ステップ360〜368までの処理が繰
り返され、該判定が肯定されると色レジ補正処理が終了
する。
【0095】このように、一括印字されたK色の略台形
形状の並列バー52K´と、カラー色の並列バー52C
´と、を印字することによっても、図26に示すよう
に、一括印字の直線パターンに比べて色ずれによる濃度
差が大きくなり、外乱による誤検出を防ぐことができる
と共に、色ずれによる濃度変化も大きくとれ、最適な色
ずれ補正値を検出することができると共に、上記の実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0096】なお、上記の実施の形態における画像ずれ
検出調整の処理では、K色及びカラー色の並列バーを記
録する際の濃度について言及しなかったが、それぞれの
並列バーの濃度は、100%でもよいし、それぞれの処
理において、適宜異なるようにしてもよい。
【0097】また、上記の実施の形態における画像ずれ
検出処理のそれぞれの処理において、並列バーをブロッ
ク毎に印字し、それぞれのブロック毎にチルト量、ずれ
量等異なるように印字するようにしたが、ブロック毎に
印字せずに、並列バー毎にチルト量、ずれ量等異なるよ
うに印字するようにしてもよい。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
準記録ヘッドを用いて記録媒体上に略台形形状のパター
ンを用いた複数の並列バーを記録し、別の記録ヘッドを
用いて記録媒体上にそれぞれずれ量の異なる複数の並列
バーが前記略台形形状のパターンを用いた複数の並列バ
ーに重なるように記録することにより、基準記録ヘッド
で記録された並列バーが略台形形状とされているので、
別の記録ヘッドで記録された並列バーが傾いていても略
台形形状の短辺により記録ヘッドの傾きによる影響が濃
度変化に現れることがなく、記録位置ずれを正確に検出
することができる。従って、記録ヘッドの傾きを含んだ
状態でも記録位置ずれを正確に補正することが可能とな
る、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るカラープリンタの
概略構成を示す斜視図である。
【図2】 各色プリントヘッドの配列を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るカラープリンタの
制御系を示すブロック図である。
【図4】 プリントヘッドの記録領域を説明する図であ
る。
【図5】 画像ずれの検出調整を示すフローチャートで
ある。
【図6】 K色チルト補正処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】 K色チルト補正を説明するための図である。
【図8】 画像ずれの検出調整の一連の流れを示す図で
ある。
【図9】 X方向色レジ補正処理を示すフローチャート
である。
【図10】 X方向色レジ補正のパターンの一例を示す
図である。
【図11】 X方向色レジ補正パターンの光学的検出手
段による検出出力を示す図である。
【図12】 カラーチルト補正処理を示すフローチャー
トである。
【図13】 カラーチルト補正のパターンを示す図であ
る。
【図14】 従来のカラーチルト補正のパターンを示す
図である。
【図15】 光学的検出手段による従来のカラーチルト
補正のパターンの検出出力を示す図である。
【図16】 光学的検出手段による本実施の形態におけ
るカラーチルト補正のパターンの検出出力を示す図であ
る。
【図17】 往復ずれ補正処理を示すフローチャートで
ある。
【図18】 従来の往復ずれ補正のパターンを示す図で
ある。
【図19】 光学的検出手段による従来の往復ずれ補正
のパターンの検出出力を示す図である。
【図20】 光学的検出手段による本実施の形態におけ
る往復ずれ補正のパターンの検出出力を示す図である。
【図21】 照度向上条件(図20に対して略2倍の照
度)での光学的検出手段による本実施の形態における往
復ずれ補正のパターンの検出出力を示す図である。
【図22】 Y方向色レジ補正処理を示すフローチャー
トである。
【図23】 他のX方向色レジ補正パターンを用いた場
合のX方向色レジ補正処理を示すフローチャートであ
る。
【図24】 他のX方向色レジ補正パターンにおけるカ
ラー色のプリントヘッドにチルトを含む場合を示す図で
ある。
【図25】 他のX方向色レジ補正パターンにおけるカ
ラー色のプリントヘッドにチルトを含まない場合を示す
図である。
【図26】 K色の略台形形状からなる並列バーを一括
印字した場合の光学的検出手段の検出出力を示す図であ
る。
【図27】 従来の問題点を説明するための図である。
【図28】 記録ヘッドの傾きに影響されない一部のノ
ズルのみを使用して分割印字した並列バーを利用したパ
ターンを示す図である。
【符号の説明】
10 カラープリンタ 18 プリントヘッド 18K Kプリントヘッド 18C Cプリントヘッド 18M Mプリントヘッド 18Y Yプリントヘッド 51 略台形形状のパターン 52K 複数の略台形形状のパターンからなる並列バー 52K´略台形形状の並列バー 52C 複数の矩形パターンからなる並列バー 52C´カラー色の並列バー 53 矩形パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA07 EA11 EB27 EB42 EC37 EE02 FA11 2C061 AQ05 AR01 KK18 KK26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に画像を記録する複数の色が
    異なる記録ヘッドの各々の記録位置を調整するための記
    録位置調整用パターンの形成方法であって、 前記複数の記録ヘッドのうち予め定めた色の記録ヘッド
    を基準記録ヘッドに定め、該基準記録ヘッドにより形成
    されるべき略台形形状のパターンを予め記憶し、前記記
    録媒体上に該記憶した略台形形状のパターンを用いた複
    数の基準並列バーを記録し、 前記基準記録ヘッドとは別の記録ヘッドを用いて、前記
    記録媒体上に記録ヘッドの走査方向にそれぞれずれ量の
    異なる複数の並列バーが前記基準並列バー間に重なるよ
    うに記録することにより記録位置調整用パターンを形成
    することを特徴とする記録位置調整用パターンの形成方
    法。
  2. 【請求項2】 前記基準記録ヘッドは、略台形形状のパ
    ターンを用いた複数の基準並列バーからなるブロックを
    複数記録し、前記基準記録ヘッドとは別の記録ヘッド
    は、複数の並列バーからなるブロックを複数記録すると
    共に、ブロック毎に記録ヘッドの走査方向にそれぞれ異
    なるずれ量の並列バーを記録することを特徴とする請求
    項1に記載の記録位置調整用パターンの形成方法。
  3. 【請求項3】 前記基準記録ヘッドは、前記基準並列バ
    ーとして、前記基準記録ヘッドの予め定められた一部を
    用いて略台形形状のパターンを前記走査方向と交差する
    方向に繰り返し記録することによって並列バーを形成
    し、前記基準記録ヘッドとは別の記録ヘッドは、前記基
    準記録ヘッドと同様に記録ヘッドの予め定められた一部
    を用いて矩形形状のパターンを前記走査方向と交差する
    方向に繰り返し記録することによって並列バーを形成す
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録
    位置調整用パターンの形成方法。
  4. 【請求項4】 前記基準記録ヘッドが黒色の画像を記録
    するための黒用記録ヘッドであることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3の何れか1項に記載の記録位置調整用
    パターンの形成方法。
  5. 【請求項5】 前記基準記録ヘッドにおける傾きによる
    前記基準並列バーの傾斜を調整した後、 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の記録位置調
    整用パターンの形成方法により形成された記録位置調整
    用パターンを用いて、前記複数の記録ヘッド間における
    前記記録ヘッドの走査方向の記録位置調整を行なうこと
    を特徴とする画像記録位置調整方法。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドの走査方向の記録位置調
    整を行なった後に、前記基準記録ヘッドを基準として各
    記録ヘッド間に生じる傾斜による記録位置を更に調整す
    ることを特徴とする請求項5に記載の画像記録位置調整
    方法。
  7. 【請求項7】 記録媒体上に画像を記録する色がそれぞ
    れ異なる複数の記録ヘッドと、 前記複数の記録ヘッドのうち予め定めた色の記録ヘッド
    を基準記録ヘッドに定め、該基準記録ヘッドにより形成
    されるべき略台形形状のパターンを記憶する記憶手段
    と、 前記基準記録ヘッドを制御して前記記憶手段に記憶され
    た前記略台形形状のパターンに基づいて前記記録媒体上
    に複数の基準並列バーを記録すると共に、前記基準記録
    ヘッドとは別の記録ヘッドを制御して前記記録媒体上に
    記録ヘッドの走査方向にそれぞれずれ量の異なる複数の
    並列バーが前記基準並列バー間に重なるように記録する
    ことによって、記録位置調整用パターンを前記記録媒体
    上に記録する記録制御手段と、 前記記録制御手段によって記録された前記記録位置調整
    用パターンを光学的に検出する光学的検出手段と、 前記光学的検出手段の検出出力に基づいて前記記録制御
    手段の前記複数の記録ヘッドによる記録タイミングを調
    整する記録タイミング調整手段と、 を備えた記録位置調整用パターン形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の記録位置調整用パター
    ン形成装置を備えた画像記録装置。
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