JP2013060007A - 記録装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インク着弾位置の調整時のインクの使用量を抑制し、インクの着弾位置の調整精度を向上する。
【解決手段】記録媒体にインクを吐出する第1ノズル列と第2ノズル列が所定方向に配置された記録ヘッドと、読取手段と、記録媒体の所定方向に定められた複数の位置の各々について第1ノズル列と第2ノズル列から吐出されたインクの各記録位置のずれ量に関する情報を取得する第1の取得手段と、第1ノズル列と第2ノズル列からインクを吐出させて第1距離検出用パターンと第2距離検出用パターンを記録する記録制御手段と、第1第2距離検出用パターンを読取手段で読取って、第1と第2の距離検出用パターンの記録位置の距離に関する情報を取得する第2の取得手段と、第1情報と第2情報とに基づいて、第1ノズル列のインクの記録位置に対する第2ノズル列のインクの記録位置とのずれを補正するための、第2ノズル列の吐出タイミングを決定する手段とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、記録装置及びその制御方法に関する。
インクジェット方式の記録装置においては、複数のインク滴がそれぞれ記録媒体(例えば、用紙)の正しい位置に着弾し、相対的に正しい配列で記録媒体上にドットが形成されなければ、高画質な画像は得られない。
しかし、記録装置に含まれている様々な誤差により、インクの着弾位置にばらつきが生じてしまう。このようなインクの着弾位置を補正するために、吐出のタイミングを調整して着弾位置の補正を行なう手法が広く知られている。
ここで、着弾位置の補正を実現するための吐出タイミング情報を取得する手法として、記録パターンの重なりに着目した技術が開示されている(特許文献1参照)。また、基準パターンと調整パターンとの間の距離を測定することで、吐出タイミングの情報を取得する技術も開示されている(特許文献2参照)。
特開平10−329381号公報 特開2002−361965号公報
特許文献1に開示された技術では、調整パターンの記録解像度により着弾位置の補正で取得できる解像度が規定される。そのため、このような構成において、高精度且つ広範囲の着弾位置情報を取得する場合、記録面積が多くなってしまう。
また、特許文献2に開示された技術では、記録面積が少なくても、着弾位置の補正を行なえるが、基準パターン及び調整パターンは記録媒体上の同じ位置には記録されないため、記録位置に依存した着弾位置のばらつきの影響を受けてしまう。
本発明は、インク着弾位置の調整時のインクの使用量を抑制したまま、インクの着弾位置の調整精度を向上させるのに有利な技術を提供することを目的とする。
本発明の一つの側面は記録装置にかかり、前記記録装置は、記録媒体にインクを吐出する第1ノズル列及び第2ノズル列のそれぞれが所定方向に配置された記録ヘッドと、読取手段と、前記記録媒体の所定方向に定められた複数の位置の各々について前記第1ノズル列から吐出されたインクの記録位置と前記第2ノズル列から吐出されたインクの記録位置とのずれ量に関する第1情報を取得する第1の取得手段と、前記第1ノズル列からインクを吐出させて前記記録媒体に第1距離検出用パターンを記録し、前記第2ノズル列からインクを吐出させて前記第1距離検出用パターンと前記所定方向に離れた位置に第2距離検出用パターンを記録する記録制御手段と、前記第1距離検出用パターンと前記第2距離検出用パターンとを読取手段で読取った結果に基づいて、前記第1距離検出用パターンの記録位置と前記第2距離検出用パターンの記録位置との距離に関する第2情報を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段により取得された前記第1情報と、前記第2の取得手段で取得された前記第2情報とに基づいて、前記第1ノズル列のインクの記録位置に対する前記第2ノズル列のインクの記録位置とのずれを補正するための、前記第2ノズル列のインクの吐出タイミングを決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、インク着弾位置の調整時のインクの使用量を抑制したまま、インクの着弾位置の調整精度を向上させることができる。
本発明の一実施の形態に係わる記録装置の外観斜視図の一例を示す図。 光学センサ30の概略構成の一例を示す図。 記録装置10の制御系の構成の一例を示す図。 主走査方向におけるインクの着弾位置の変化の概略の一例を示す図。 記録装置10における処理の流れの一例を示すフローチャート。 主走査方向におけるインクの着弾位置の変化の概略の一例を示す図。 主走査方向におけるインクの着弾位置の変化の概略の一例を示す図。 記録装置10における処理の流れの一例を示すフローチャート。 事前情報取得用のパターンの一例を示す図。 記録装置10における処理の流れの一例を示すフローチャート。 距離検出用パターンと重ね合わせ検出用パターンの一例を示す図。 記録装置10における処理の流れの一例を示すフローチャート。 重ね合わせ検出用パターンの一例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。以下の説明においては、インクジェット記録方式を用いた記録装置を例に挙げて説明する。記録装置は、例えば、記録機能のみを有するシングルファンクションプリンタであっても良いし、また、例えば、記録機能、FAX機能、スキャナ機能等の複数の機能を有するマルチファンクションプリンタであっても良い。また、例えば、カラーフィルタ、電子デバイス、光学デバイス、微小構造物等を所定の記録方式で製造するための製造装置であっても良い。
なお、以下の説明において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。更に人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン、構造物等を形成する、又は媒体の加工を行なう場合も表す。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、樹脂、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表す。
更に、「インク」とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成又は記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば、記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表す。
図1(a)は、本発明の一実施の形態に係わる記録装置の外観斜視図の一例を示す図である。ここでは、カラーに対応したインクジェット方式の記録装置を例に挙げて説明する。図1(a)では、装置内部を露出させるため、フロントカバーを取り外した状態の外観斜視図が示されている。
インクジェット記録装置(以下、記録装置と呼ぶ)10は、インクジェット方式に従ってインクを吐出して記録を行なうインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドと呼ぶ)60をキャリッジ1に搭載する。記録ヘッド60は、複数のノズルが並んだノズル列61を有する。そして、キャリッジ1をx方向(主走査方向:記録媒体の搬送方向と交差する方向)に往復移動させて記録を行なう。記録ヘッド60には、図1(b)に示されるように、所定方向に(ここでは、x方向に)複数のノズル列61が配置されている。記録装置10は、記録媒体(本実施形態においては、用紙)を記録開始位置まで搬送する。そして、その記録開始位置において、記録ヘッド60から記録媒体にインクを吐出することで記録を行なう。
光学センサ30は、反射型光学センサであり、キャリッジ1に設けられている。光学センサ30は、記録媒体上へのインクの着弾位置ずれ量の検出を行なう際に、記録媒体上に形成された調整パターンの濃度や調整パターンの端部を検出する機能を果たす。
キャリッジの走査(主走査方向への移動:x方向)及び記録媒体の搬送動作(副走査方向への搬送:y方向)を組み合わせることにより、光学センサ30は、記録媒体上に形成された調整パターンの濃度を任意に検出することができる。なお、光学センサ30は、用紙の端部検知に利用しても良い。
キャリッジ1は、キャリッジモータ(不図示)を用いて主走査方向に往復走査する。記録装置10には、キャリッジモータの動力をキャリッジ1に伝達するためのキャリッジベルトが設けられる。メインレール8は、キャリッジ1の主走査方向に沿って設けられており、キャリッジ1を支持するとともに、その移動を案内する役割を果たす。サブレール6は、キャリッジ1の姿勢を保持するために、メインレール8に平行に設けられている。支持部材7は、メインレール8を支持する。キャリッジエンコーダスケール14(不図示)は、キャリッジ1の移動量や位置を検知するためスリット(スリットパターン)を有し、メインレール8に平行に設けられている。
上側筐体51には、メインレール8やサブレール6、フロントカバー(不図示)などが取り付けられ、プラテン4、搬送ローラ(不図示)などが取り付けられる下側筐体52と合わせて記録装置10の筐体を構成している。また、ミスト吸引穴50は、インク滴を吐出する際に発生するミストを回収する役割を果たす。
ここで、図2を用いて、図1に示す光学センサ30の概略構成の一例について説明する。
光学センサ30には、発光部11と受光部12とが設けられる。発光部11から発せられた照射光16は、記録媒体3の表面で反射する。反射光17としては、正反射と乱反射とが存在するが、記録媒体3上に形成された画像の濃度をより正確に検出するためには、乱反射光を検出するのが望ましい。そのため、受光部12は、発光部11からの光の入射角と異なるよう配置される。受光部12により得られた検出信号は、記録装置10の電気基板に伝えられる。
ここでは、C、M、Y、Kなどの主インクや特色インクを含む全てのインク吐出を行なう記録ヘッド60についてのレジスト調整を行なう場合について説明する。そのため、発光部11としては、白色LED(Light Emitting Diode)若しくは3色LEDを用いれば良い。また、受光部12としては、可視光域に感度を持つ光電変換素子を用いれば良い。但し、重ね記録された互いの相対記録位置と濃度との関係を検出する場合においては、異なる色間の調整を行なう必要がある。このような場合には、検出感度の高い色を選択可能な3色LEDを用いることがより望ましい。
なお、記録媒体3上に形成された画像の濃度の検出では、濃度の絶対値を検出する必要はなく、相対的な濃度が検出できれば良い。また、このような濃度の検出を行なう機構は、後述する調整パターン群に属する各パターン(調整パターンに含まれるひとつのパターンを以降、パッチと呼ぶ)内の相対的な濃度差が検出できる程度の検出分解能を有していれば良い。
また更に、光学センサ30を含む検出系の安定度に関しては、調整パターン群を一式検出し終わるまでに検出濃度差に影響を与えない程度の安定度があれば良い。感度調整は、例えば、用紙の非記録部分に光学センサ30を移動して行なえば良い。また、調整方法としては、検出レベルが上限値となるように発光部11の発光強度の調整を行なう方法や、受光部12内で検出アンプの利得調整を行なう方法が挙げられる。なお、感度調整は、必須ではないが、S/Nを向上させ、検出精度を高めるためには有効である。
光学センサ30の空間解像度は、一つの調整パターンの記録領域よりも小さな領域を検知できる解像度であることが望ましい。例えば、マルチパス記録において、2つのパターン群を主走査方向と副走査方向とに隣接するように調整パターン群を記録した場合、副走査方向の記録幅はパス数に応じて小さくなる。そのため、記録パス数によりセンサの解像度は制限を受ける。また、センサの解像度から調整パターンを記録する記録パス数(記録幅)を決定しても良い。
ここで、図3を用いて、図1に示す記録装置10の制御系の構成の一例について説明する。
まず。記録装置10の説明に先立って、ホスト装置70について簡単に説明する。ホスト装置70は、画像データの供給源となるコンピュータ(或いは、画像読取用のリーダやデジタルカメラなど)で実現される。
記録装置10には、制御系の構成として、I/F(Interface)412と、コントローラ400と、操作部420と、センサ群430と、各種ドライバ(440、450、460)と、各種モータ(452、462)と、記録ヘッド60とが設けられる。
I/F412は、画像データ、その他のコマンドやステータス信号等をホスト装置70との間で送受信する。I/F412においては、当該受信したデータ等をコントローラ400に転送する。
コントローラ400は、記録装置10における動作を統括制御する。コントローラ400には、例えば、CPU401、ROM403、及びRAM405等が設けられる。CPU401(Central Processing Unit)は、ROM403等に格納されたプログラムに従って各種処理を統括制御する。ROM(Read Only Memory)403は、プログラム及び所要のテーブルやその他データを格納する。RAM(Random Access Memory)405は、画像データを展開する領域や作業用の領域等として使用される。コントローラ400は、画像データに基づく画像記録動作の制御と、後述する記録位置調整処理の制御を行う。
コントローラ400は、記録位置調整処理で求めた調整量(着弾位置のずれの補正値)に基づいて記録ヘッドの記録素子の駆動タイミング(インクの吐出タイミング)を制御する。
操作部420は、例えば、オペレータパネル等で実現され、ユーザからの指示を装置内に入力する。操作部420には、例えば、電源のオン/オフを指示するための電源スイッチ422と、吸引回復の起動を指示するための回復スイッチ426とが設けられる。また、操作部420には、例えば、マニュアルでレジスト調整を行なうためのレジスト調整起動スイッチ427や、マニュアルで当該調整値を入力するためのレジスト調整値設定入力部429等も設けられる。このように操作部420からの入力により、記録位置調整処理が行われる。
センサ群430は、装置の状態を検出する役割を果たす。センサ430としては、例えば、上述の光学センサ30、ホーム・ポジションを検出するためのフォトカプラ109、環境温度を検出する温度センサ434、キャリッジエンコーダセンサ13等が設けられる。キャリッジエンコーダセンサ13はキャリッジエンコーダスケール14(図7(a)参照)のスリットを読取るセンサである。キャリッジエンコーダセンサ13は、記録ヘッド60や光学センサ30の移動に応じて、信号をコントローラ400へ出力する。温度センサ434は、記録装置10の内部の所定箇所に適宜設けられる。
ヘッドドライバ440は、記録データに応じて記録ヘッド60内の吐出ヒータを駆動させる役割を果たす。ヘッドドライバ440としては、例えば、記録データを吐出ヒータの位置に対応させて整列させるシフト・レジスタや、所定のタイミングで当該記録データをラッチするラッチ回路等が該当する。また更に、ヘッドドライバ440としては、駆動タイミング信号に同期して吐出ヒータを作動させる論理回路素子の他、ドット形成位置を合わせるために駆動タイミング(吐出タイミング)を適切に設定するタイミング設定部等も含まれる。なお、ヘッドドライバ440の一部は、記録ヘッド60に設けられる構成でも構わない。
記録ヘッド60には、ノズル毎に吐出ヒータ(記録素子)402が設けられる。吐出ヒータ402は、インクを吐出させるための熱エネルギーを発生するヒータである。記録ヘッド60には、サブヒータ442が設けられる。サブヒータ442は、インクの吐出特性を安定させるため記録ヘッドの温度調整を行なうヒータである。
モータドライバ450は、主走査(キャリッジ)モータ452を駆動させて、キャリッジを(主走査方向に)往復移動させる役割を果たす。モータドライバ460は、副走査(LF)モータ462を駆動させて、記録媒体を(副走査方向に)搬送させる役割を果たす。
ここで、まず、本実施形態に係わるインクの着弾位置の調整方法の説明を分かり易くするために、従来の課題について説明する。
記録媒体上へのインクの着弾位置を取得するために、当該インクの着弾位置間の距離を検出する手法を用いる場合、主走査方向に沿って異なる位置に基準パターン及び調整パターンを記録する。顕微鏡のような高解像度の検出部を用いることで、主走査方向に沿ってほぼ同位置にこれらパターンを記録し、当該パターン間のわずかなずれ量を検出することもできるが、安価な構成では実現が困難である。
そのため、主走査方向に沿って異なった位置に基準パターン及び調整パターンを記録する必要がある。しかし、これらパターンを主走査方向に沿って異なった位置に記録する場合、当該位置が異なっていることに起因した着弾位置のずれが、本来調整したい着弾位置のずれ量に加算されてしまう。
ここで、図4を用いて、主走査方向に沿ったインクの着弾位置の変化の概略について説明する。符号1はキャリッジを示し、符号3は記録媒体(この場合、用紙)を示し、符号24は実着弾位置を示し、符号25は着弾想定位置を示す。
符号40Aに示す主走査方向に沿った記録媒体上の領域では、想定した位置にインクが着弾することが期待される。しかし、符号40Bに示す領域では、ヘッド−紙間の距離が変化しているため、想定した位置に対して実着弾位置がずれてしまう場合がある。この着弾位置のずれ成分は、同一のノズルを使用しても生じてしまう。
記録媒体上の領域40Aにおいて基準ノズル列(第1ノズル列)で基準パターンを記録する。また、記録媒体上の領域40Bにおいて調整ノズル列(調整対象のノズル列、第2ノズル列)で調整パターンを記録する。ここで、これらのパターン間距離に基づいて着弾位置のずれ量を算出したとする。
この場合、調整ノズル列による着弾位置のずれ量(本来調整対象となるずれ量)と、主走査方向に沿った両パターンの位置が異なっていることに起因した着弾位置のずれ量との両方が加算されたずれ量が算出される。そのため、当該算出されたずれ量に基づいて吐出タイミングを調整したとしても、基準ノズル列によるインクの着弾位置と調整ノズル列によるインクの着弾位置とが一致しない。
そこで、以下、実施形態において、このような課題を解決するための技術について説明する。すなわち、主走査方向の各位置におけるヘッド−紙間の距離を起因とした調整値の誤差を低減する手法について説明する。
(実施形態1)
ここで、実施形態1について説明する。図5を用いて、図1に示す記録装置10における記録位置調整(インクの着弾位置調整)処理の流れの一例について説明する。
[S101]
記録装置10は、まず、CPU401において、主走査方向に沿った各位置におけるインクの着弾位置に関する情報をRAM405から読み出し、インクの着弾位置のずれ量を取得する。この情報は、予めRAM405に格納されている。この情報は、以下に説明するように、工場での記録装置の組み立て時に、RAM405に格納する。工場において、テストパターンの記録、テストパターンの読取りを行い、その結果に基づいて、この着弾位置に関する情報を求める。
以下に、インクの着弾位置に関する情報の取得の一例を説明する。上述した通り、主走査方向の各位置においてはインクの着弾位置のずれが生じる。図6(a)は、ヘッド−紙間距離の変動が発生した場合のインクの着弾位置を示す模式図である。符号1はキャリッジを示し、符号3は記録媒体を示し、符号18はキャリッジの進行方向を示し(双方向記録のため2方向存在する)、符号25は着弾目標位置を示す。
ここで、例えば、図6(a)の符号60Aに示す状態時の記録結果に基づいて、着弾目標位置25に対する適切な吐出タイミングを決定し、図6(a)の符号60Bに示す状態において、当該決定した吐出タイミングで記録を行なったとする。この場合、符号60Aと符号60Bとに示す状態においては、ヘッド−紙間の距離に変動が生じているため、インクの着弾位置にずれが生じる。特に、双方向記録時の着弾位置を調整する場合、ヘッド−紙間距離の変動によりインクの着弾位置にずれが生じる。そのため、調整値を算出する際に、主走査方向におけるヘッド−紙間距離の変動情報を取得する。これにより、主走査方向の各位置におけるインクの着弾位置のずれ量を求める。このずれ量は、各ノズル列について求める。
例えば、テストパターンを往方向と復方向で記録する場合について考えてみる。この場合、主走査方向に沿った所定位置における往路及び復路で生じる着弾位置のずれ量は、以下の「式1」により算出される。
R=h/v×Vcr×2・・・(式1)
R:所定位置における着弾位置のずれ量、h:ヘッド−紙間距離の変動量、v:吐出速度、Vcr:キャリッジ速度、×2:往復記録のため2倍
例えば、ヘッド−紙間距離の変動量が0.2mm、吐出速度が18m/s、キャリッジ速度が33.3inch/sの場合、往復着弾位置ずれ量は約18umになる。そのため、当該所定位置における着弾位置のずれ量Rは、18umと算出できる。なお、ヘッド−紙間の距離の変動量hは、キャリッジ1に搭載した光学センサ30(図2参照)で測定することができる。
[S102]
記録装置10は、CPU401において、ヘッドドライバ440を介して記録ヘッド60による吐出動作を制御する(記録制御)。これにより、記録ヘッド60からインクが吐出され、記録媒体上に基準パターン及び調整パターンが記録される。記録ヘッド60の基準ノズル列で基準パターンを記録し、記録ヘッド60の調整ノズル列で調整パターンを記録する。この基準パターンと調整パターンは、距離検出用パターン(第1距離検出用パターンないし第2距離検出用パターン)又は位置検出用パターン(第1位置検出用パターンないし第2位置検出用パターン)と表現する。これらパターンは、記録ヘッド60におけるいずれの位置に配されたノズルで記録されても良いが、変動量を少なくするため、同一(又は、近接する)ノズルでの記録が望ましい。また、副走査方向に沿った搬送量の変動の影響を低減するために同一パスで記録することが望ましい。
[S103]
記録装置10は、CPU401の制御により光学センサ30を用いて記録媒体上に記録された基準パターン及び調整パターンを読み取る。そして、キャリッジエンコーダセンサ13を用いて主走査方向に沿った当該パターン間の距離を検出する。すなわち、当該光学センサ30からの検出結果に基づいてインクの着弾位置のずれ量を取得する。
ここで、図6(b)を用いて、パターン間の距離に基づいてインクの着弾位置のずれ量を算出する方法について説明する。ここでは、光学センサ30によるヘッド−紙間距離の検出結果に基づいて、インクの着弾位置のずれ量を算出する方法について説明する。符号20は検出距離を示し、符号21は基準パターンを示し、符号22は調整パターンを示し、符号23は光学センサ30の出力結果を示す。
まず、CPU401は、基準パターン21に対して調整パターン22を記録する際のキャリッジエンコーダスケールのスリット位置(スリット数)を取得する。次に、CPU401は、キャリッジ1に搭載した光学センサ30による基準パターン21及び調整パターン22の検出結果(出力結果)を取得する。非記録領域と記録領域とでは、光学センサ30の出力が変化するため、パターンが記録された領域では出力変化が生じることになる。
ここで、CPU401は、それぞれのパターンにおける出力変化の代表点として中心位置を算出する。この算出は、光学センサ30による検出する際のキャリッジエンコーダセンサが検知したスリット位置(スリット数)に基づいて行う。光学センサ30は、上述した通り、記録媒体に入射する光の乱反射を取得する。このような乱反射を取得することにより、ヘッド−紙間の距離に変動がある場合にも、センサ出力の変動を少なくすることができる。また、パターンの検出位置は、必ずしも中心でなくても良い。
その後、CPU401は、算出された中心間距離とパターン記録時のキャリッジエンコーダスケールのスリット位置とに基づいて、インクの着弾位置のずれ量を検出する。インクの着弾位置のずれ量は、「式2」により算出される。
L=Ld−Penc・・・(式2)
L:インクの着弾位置のずれ量、Ld:検出した中心間距離、Penc:記録する際のキャリッジエンコーダスケールのスリット位置(基準パターンと調整パターンとの間の距離)
例えば、キャリッジエンコーダスケールのスリット位置(基準パターンと調整パターンとの間の距離)が10.016mmであり、中心間距離が10.008mmであった場合、インクの着弾位置のずれ量は、約−8umになる。
[S104]
続いて、記録装置10は、CPU401において、S101の処理で取得した情報(第1情報)と、S103の処理で取得した情報(第2情報)とに基づいて、(最終的な)インクの着弾位置のずれ量を算出し、当該ずれ量を補正するための調整値を算出する。すなわち、主走査方向の各位置におけるインクの着弾位置に関する情報(インクの着弾位置のずれ量)と、パターン間の距離に基づくインクの着弾位置のずれ量とを用いて、調整値を算出する。なお、記録装置10においては、当該調整値に基づいて調整ノズル列からの吐出タイミングを調整することによりインクの着弾位置のずれを補正することになる。
ここで、
Cg=R−L・・・(式3)
Cg:調整値、R:所定位置における着弾位置のずれ量(S101の処理で取得)、L:インクの着弾位置のずれ量(S103の処理で取得)
本実施形態の場合、Cgは、約26umになる。
なお、上述した説明では、高さ変動(ヘッド−紙間距離の変動)によって主走査方向の各位置におけるインクの着弾位置にずれが生じる場合について説明したが、このようなインクの着弾位置のずれは、これ以外の要因でも生じる。その一例についていくつか例を挙げて説明する。
このようなインクの着弾位置のずれが生じる1つ目の例としては、例えば、キャリッジ1の姿勢変動が挙げられる。図7(a)は、キャリッジ1が主走査方向へ移動している間に、姿勢変動した場合のインクの着弾位置の一例を示している。符号1はキャリッジを示し、符号8はメインレールを示し、符号10はノズルを示し、符号13はキャリッジエンコーダセンサ、符号14はキャリッジエンコーダスケールを示し、符号26は姿勢変動による着弾位置のずれ量を示す。
記録ヘッド60上には、副走査方向に沿って複数のノズル列が配されている。同色のノズル列は、それぞれ隣接して配される。主走査方向においてキャリッジ1の姿勢変動がある場合、記録に用いるノズルの配置位置が異なることに起因して異色ノズルによるインクの重ね合わせ時に着弾位置のずれが生じる。これは、記録に用いるノズルの位置が異なるため、同じ位置に記録を行なう場合であっても、その吐出タイミングが異なってくるためである。
キャリッジ1の姿勢変動が生じる位置は、キャリッジ1の主走査方向の位置に依存するため、インクの着弾位置のずれも、キャリッジ1の主走査方向の位置に依存して生じる。キャリッジ1の姿勢変動に依存したインクの着弾位置のずれ量は、キャリッジ1の主走査方向に沿った各位置におけるキャリッジ1の姿勢変動量を特定することで求めることができる。なお、キャリッジ1の姿勢変動量は、メインレール8の精度への依存が高いので、製造精度に起因する。そのため、本体製造時に検出しておいても良いし、また、記録調整前にキャリッジ1の姿勢変動量を取得するようにしても良い。
また、上述した着弾位置のずれが生じる2つ目の例としては、例えば、インクが記録媒体上に着弾することによる記録媒体の伸び縮みが挙げられる(以下、コックリングと呼ぶ場合もある)。
ここで、図7(b)は、このようなコックリングによる記録媒体の表面状態(この場合、紙面状態)の変化の一例を示す図である。符号4は、プラテンを示し、符号30はプラテンの吸引口を示す。
記録装置が吸引プラテン式の場合、吸引口に依存してコックリングが発生する。コックリングが発生した場合、記録媒体がプラテンに対して変動するため、ヘッド−紙間距離が変化し、インクの着弾位置が変化する。コックリングに依存したインクの着弾位置のずれ量は、記録媒体、記録媒体に着弾させるインク量、記録環境、プラテン位置などに依存する。
基準パターンや調整パターン記録時のインク量、プラテン位置は、予め把握しておくことができる。また、記録媒体や記録環境依存性をあらかじめ把握しておくことで、着弾変動量を想定することができる。なお、このような情報は、必ずしも予め取得しておく必要はなく、記録調整前に取得しても良い。
以上説明したように実施形態1によれば、主走査方向の各位置におけるインクの着弾位置に関する情報(第1情報)と、基準パターン及び調整パターンから検出されたインクの着弾位置に関する情報(第2情報)とに基づいて、インクの着弾位置を補正するための調整値を算出する。コントローラ400は、この調整値に基づいて、記録ヘッドの記録素子の駆動タイミング(インクの吐出タイミング)を制御する。なお、着弾位置のずれ量Rは、上述した複数の要因に基づいて、取得しても構わない。例えば、高さ変動(ヘッド−紙間距離の変動)とキャリッジ1の姿勢変動の両方を考慮して、着弾位置のずれ量Rを取得することもできる。この場合は、高さ変動による着弾位置のずれ量R1と、キャリッジ1の姿勢変動による着弾位置のずれ量R2とを取得し、これらの値に基づいて着弾位置のずれ量Rを取得すればよい。
これにより、記録するパターンの数を増やさずに、主走査方向に沿った当該パターンの記録位置に依存したインクの着弾位置のばらつきの影響を受けずにインクの着弾位置を調整できる。そのため、インク着弾位置の調整時のインクの使用量を抑制したまま、インクの着弾位置の調整精度を向上させることができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2について説明する。実施形態2においては、主走査方向の各位置におけるインクの着弾位置に関する情報を取得するために、当該着弾位置に関するパターンを記録し、それを読み取ることにより上記情報を取得する場合について説明する。なお、実施形態1と同様の説明は省く。
ここで、図8を用いて、実施形態2に係わる記録装置10における記録位置調整(インクの着弾位置調整)処理の流れの一例について説明する。
[S201、S202]
記録装置10は、まず、主走査方向に沿った各位置におけるインクの着弾位置に関する情報を取得するため、CPU401の制御により事前情報取得用のパターンを記録する。そして、CPU401は、光学センサ30を用いて、この事前情報取得用のパターンを検出する。これにより、(事前想定が容易でない)キャリッジ1の振動成分による影響や経年変化による影響を網羅することができる。
図9は、事前情報取得用のパターンの一例を示す図である。
記録装置10は、a行の1列〜4列において、主走査方向に沿った各位置におけるインクの着弾位置に関する情報を取得する。a行のパターンは、同一のノズル、同一の記録条件で記録する。ここでは、基準ノズル列を使用して同一の記録走査でパターンを記録する。
次に、記録装置10は、b行のパターンに基づいてインクの着弾位置の調整を行なう。基準ノズル列でb行の1列に示す事前用基準パターンを記録する。また、調整ノズル列でb行の2〜4列に示す事前用調整パターンを記録する(以上、第1の記録制御)。
これにより、記録装置10は、a行のパターンから取得した主走査方向の各位置におけるインクの着弾位置に関する情報と、b行のパターンから取得した事前用基準パターン及び事前用調整パターンにおけるパターン間の距離とを取得する(第1の読取制御)。そして、当該取得した情報に基づいて、インクの着弾位置を補正するための調整値を求める。この方法によれば、キャリッジ1の姿勢変動による検出部のずれ量も補正することができる。
[S203〜S205]
以降の処理は、実施形態1を説明した図5に示すS102〜S104と同様の処理を行なえば良い(第2の記録制御および第2の読取制御)。
以上説明したように実施形態2によれば、事前情報取得用のパターンを記録し、その検出結果に基づいて、主走査方向の各位置におけるインクの着弾位置に関する情報を取得する。この場合にも、上述した実施形態1と同様の効果が得られる。
(実施形態3)
次に、実施形態3の記録位置調整(インクの着弾位置調整)処理について説明する。実施形態3においては、主走査方向の各位置におけるインクの着弾位置の調整を先に行なった後、調整パターンを記録する場合について説明する。なお、実施形態1や実施形態2と同様の説明は省く。
ここで、図10を用いて、実施形態3に係わる記録装置10における処理の流れの一例について説明する。ここでは、異色ノズル間の着弾位置のずれを調整する場合について説明を行なう。
[S301]
記録装置10は、まず、CPU401において、主走査方向に沿った各位置におけるインクの着弾位置に関する情報を取得する(第1の取得)。なお、異色ノズル間で着弾位置の調整を行なう場合、同一走査で基準パターン及び調整パターンを記録するため、ヘッド−紙間の変動の影響は小さくなる。その一方で、基準パターン及び調整パターンで主走査方向に沿った記録位置が異なってくるため、インクの着弾位置は、キャリッジ1の姿勢変動の影響を受ける(図7(a)参照)。
ここでは、基準ノズル列で基準パターンを記録した位置に対して、調整ノズル列で調整パターンを記録する位置のキャリッジ1の姿勢変動による着弾位置のずれ量を20umとする。上述した通り、キャリッジ1の姿勢変動は、メインレール8の精度に依存する。なお、メインレール8の精度から計算されるインクの着弾位置のずれ量は、単純な幾何学計算に基づくため、詳細な計算過程についての説明は省略する。また、主走査方向の各位置におけるインクの着弾位置のずれが、ヘッド−紙間距離に対して依存度が高い場合には、上述したS101の手法を用いても良い。
[S302]
続いて、記録装置10は、CPU401において、主走査方向に沿った各位置におけるインクの着弾位置に関する情報を取得する。ここでは、S301と異なる方法を用いて主走査方向の各位置におけるインクの着弾位置に関する情報を取得する(第2の取得)。具体的には、上記S101と同様に、吐出速度、ヘッド−紙間距離、キャリッジ速度に基づいて算出する。
異色ノズル間調整の場合、ヘッド−紙間距離、キャリッジ速度は同一となる。ここでは、基準ノズル列の吐出速度を18m/s、調整色の吐出速度を16m/sとする。ここで、所定位置におけるインクの着弾位置のずれ量は「式4」で算出できる。「式4」は、片方向記録時の数式であるので「式1」の1/2となる。
Rf=h/v×Vcr・・・(式4)
Rf:所定位置における着弾位置のずれ量、h:ヘッド−紙間距離の変動量、v:吐出速度、Vcr:キャリッジ速度
この場合、吐出速度の影響でインクの着弾位置が「−9um」ずれることが想定できる。
[S303]
記録装置10は、CPU401において、S301の処理で取得した情報と、S302の処理で取得した情報とに基づいて、主走査方向の各位置におけるインクの着弾位置のずれ量を算出し、当該ずれ量を補正するための調整値を算出する。なお、個の調整値は、主走査方向の各位置に対応して算出される。
[S304]
記録装置10は、CPU401において、ヘッドドライバ440を介して記録ヘッド60による吐出動作を制御する。これにより、記録ヘッド60からインクを吐出させて基準パターンを記録するとともに、S303の処理で算出した調整値を適用した吐出タイミングで記録ヘッド60からインクを吐出させて調整パターンを記録する。
この場合、S301の処理で算出された主走査方向の所定位置における着弾位置のずれ量が20umであり、S302の処理で算出された主走査方向の所定位置における着弾位置のずれ量が「−9um」であるので、最終的なずれ量は11umとなる。より具体的には、調整ノズル列で調整パターンの記録を行なった場合、該当の位置においては、11umの着弾位置のずれが生じる。
そのため、記録装置10は、CPU401による制御に基づいて、基準パターンの記録位置から特定距離離して調整パターンを記録する。より具体的には、基準パターン及び調整パターンは、元々、所定距離離して記録されるが、当該基準パターンの位置から更に−11umの位置に調整パターンを記録する。
[S305]
その後、記録装置10は、CPU401において、光学センサ30を用いて調整パターンと基準パターンとを検出し、その検出結果に基づいて両パターン間の距離が所定距離になっているか否かを確認する。そして、所定距離であれば、記録装置10は、この処理を終了する。
このように主走査方向の各位置におけるインクの着弾位置のずれを予め補正して調整パターンを記録するため、主走査方向に沿ったインクの着弾位置のずれが補正された状態で記録媒体上に調整パターンを記録できる。そのため、例えば、プラテンによる吸引口の位置を回避できるため、コックリングによる影響を低減できる。
[S306]
S305の確認の結果、パターン間距離が所定距離でなければ、インクの着弾位置にずれが生じている。そのため、記録装置10は、CPU401において、当該パターン間の距離に基づいてインクの着弾位置のずれ量を算出し、調整値を求める。なお、記録装置10においては、当該調整値に基づいて調整ノズル列からの吐出タイミングを調整することによりインクの着弾位置のずれを補正することになる。
以上説明したように実施形態3によれば、主走査方向の各位置におけるインクの着弾位置の調整を先に行なった後、調整パターン等を記録する。この場合にも、上述した実施形態1と同様の効果が得られる。
なお、上述した図10に示すS301及びS302の処理は、主走査方向に沿った各位置におけるインクの着弾位置に関する情報を取得できれば良く、上記例示に限られない。すなわち、影響が大きいと考えられる要因等に応じて、上述したヘッド−紙間距離の変動量、キャリッジの姿勢の変動量、コックリングによる紙面状態の変動量、事前情報取得用のパターンにより検出された変動量、のいずれかを適宜組み合わせて取得すれば良い。
また、上記説明では、S301及びS302の処理を行なうことにより、2通りの方法で主走査方向に沿った各位置におけるインクの着弾位置に関する情報を取得していたが(キャリッジの姿勢の変動量、ヘッド−紙間距離の変動量)、これに限られない。例えば、主走査方向に沿った各位置におけるインクの着弾位置に関する情報は、1通りの方法、又は3以上の方法で取得しても良い。
(実施形態4)
次に、実施形態4の記録位置調整(インクの着弾位置調整)処理について説明する。実施形態4においては、主走査方向に沿った各位置におけるインクの着弾位置に関する情報と、基準パターン及び調整パターンにおけるパターン間の距離とに基づいて第1の吐出タイミングを決定する。そして、当該第1の吐出タイミングに従って記録されたパターンから第2の吐出タイミングを決定する場合について説明する。なお、実施形態1から実施形態3と同様の説明は省く。
ここで、更なる高精度の画質を実現するためには、上述したパターン間の距離の検出だけでは回避できない問題がある。例えば、重ね記録により生じる影響は、パターンの記録位置を異ならせた場合、補正することはできない。また、異色インクを同位置に重ね記録する場合、記録媒体のにじみの影響が生じる。
また更に、インク滴には、主滴成分のほかにサテライト成分が発生する。パターン間の距離の検出を行なう場合、主滴成分の着弾位置を検出し補正することになり、サテライト成分についてはほとんど考慮されていない。
このような問題を解決するために、実施形態4においては、パターン間の距離の検出に基づく1次調整(粗調整)と、記録パターンの重ね合わせによる2次調整(微調整)とを実施する。
ここで、図11を用いて、記録媒体に記録された距離検出用パターンと重ね合わせ検出用パターンの一例について説明する。なお、別の表現をすれば、重ね合わせ検出用パターンを濃度検出用パターン(第1濃度検出用パターン及び第2濃度検出用パターン)とも表現できる。図11(a)において、符号27は距離検出用パターン群を示し、符号28は位相をずらした重ね合わせ検出用パターン群を示す。これらはパターンの記録は、同じ方向から記録されたパターンである。距離検出用パターン群27のうちパターン271は、基準ノズル列を用いて記録されている。距離検出用パターン群27のうちパターン272〜276は、調整ノズル列を用いて記録されている。パターン272は第1の調整ノズル列で記録されたパターンである。パターン273は第2の調整ノズル列で記録されたパターンである。パターン274は第3の調整ノズル列で記録されたパターンである。パターン275は第4の調整ノズル列で記録されたパターンである。パターン276は第5の調整ノズル列で記録されたパターンである。
また、重ね合わせ検出用パターン群28は、重ね合わせ検出用パターン281〜285を有する。重ね合わせ検出用パターン281〜285は、それぞれ、7種類のパターンa〜gで構成されている。パターンa〜gの各々は、記録されるドットの位置がずれる量に応じて濃度が最大になるパターンが変わるように、定められている。
重ね合わせ検出用パターン281は、基準ノズル列と第1の調整ノズル列で重ねて記録されたパターンである。重ね合わせ検出用パターン282は、基準ノズル列と第2の調整ノズル列で重ねて記録されたパターンである。重ね合わせ検出用パターン283は、基準ノズル列と第3の調整ノズル列で重ねて記録されたパターンである。重ね合わせ検出用パターン284は、基準ノズル列と第4の調整ノズル列で重ねて記録されたパターンである。重ね合わせ検出用パターン285は、基準ノズル列と第5の調整ノズル列で重ねて記録されたパターンである。
重ね合わせ検出用パターン28においては、重ね合わせ用基準パターンと重ね合わせ用調整パターンとが図11(a)に示すようにaからgの順に主走査方向に沿って隣接するように記録されている。ここで、主走査方向に沿って重ね合わせ用基準パターンと重ね合わせ用調整パターンとの記録位置が重なる場合、紙面上の濃度は薄くなり、重なりが少なくなるほど、濃度は相対的に濃くなる。これは、インクの着弾の重なりが少なくなることにより紙面上の非記録部分が少なくなるためである。パターンの重ね合わせによるインクの着弾位置の調整においては、この濃度差を検出することにより行なう。
図12は、重ね合わせ検出用パターンを説明する模式図である。図12において、白抜きのドット121は、基準ノズル列で記録されたドットを示す。ハッチングを施したドット122は、調整ノズル列で記録されたドットを示す。例えば、図12(a)は、図11(a)の重ね合わせ検出用パターンa、図12(b)は、図11(a)の重ね合わせ検出用パターンb、図12(c)は、図11(a)の重ね合わせ検出用パターンcである。このように、ドットの重なりが大きいほど、プリントされていない領域は広がる。この結果、パターンの平均濃度は、減少する。そして、図12に示すように、重ね合わせ検出用パターンは、1ドットの大きさより小さい量で、ドットの位置が異なるように定められている。従って、図11(a)のaからgの7つのパターンの濃度を比較することで、1ドット未満の調整を行うことができる。
ここで、図13を用いて、実施形態4に係わる記録装置10における処理の流れの一例について説明する。
[S401、S402、S403]
S401において、距離検出用パターン群27を記録する(第1の記録)。次に、S402において、光学センサ30を用いて、距離検出用パターン271〜276の検出を行う(第1の読取)。S403において、光学センサ30の検出結果に基づいて、第1の吐出タイミングを取得する。図11(b)に距離検出用パターン271と272を用いて、第1の調整ノズル列のタイミングの取得を説明する。距離検出用パターン271の左端を検出したときのエンコーダの位置(スリット数)は1000であり、距離検出用パターン271の右端を検出したときのエンコーダの位置(スリット数)は1200であることを示す。同様に、距離検出用パターン272の左端を検出したときのエンコーダの位置(スリット数)は1200であり、距離検出用パターン272の右端を検出したときのエンコーダの位置(スリット数)は1220であることを示す。この場合、左端についての位置の差異は10、右端についての位置の差異は20である。パターン形成の条件によるにじみの影響を考慮して、両者(10と20)の平均値である15を吐出タイミングの調整量(補正値)とする。このように、エンコーダの解像度にン基づいて吐出タイミングの調整量(補正値)を求めている。
[S404、S405、S406]
S404において、第1の吐出タイミングで、重ね合わせ検出用パターン群28を記録する(第2の記録)。S405において、光学センサ30を用いて、重ね合わせ検出用パターン281〜284の検出を行う(第2の読取)。S406において、光学センサ30の検出結果に基づいて、第2の吐出タイミングを取得する。
(広範囲の調整を少ない記録領域で実現するための)距離検出用パターンに基づく調整は、粗調整として第1に実施する。この処理では、調整値の算出精度を高めるために、主走査方向に沿った各位置に対応してインクの着弾位置の調整値を算出する。
また、重ね合わせ検出用パターンに基づく調整では、調整解像度と調整に必要な範囲により記録パターン量が決定される。そのため、粗調整の調整精度を高め、調整に必要な範囲を狭めることで記録パターン量を少なくすることができる。
重ね合わせ検出用パターンは、インク着弾時のにじみやサテライト成分に考慮した調整を行なうために記録され、粗調整で取得した吐出タイミングを用いて記録を行なう。
重ね合わせ検出用パターンとしては、上述した通り、重ね合わせ用基準パターンと重ね合わせ用調整パターンとが記録される。記録方法は、実際の画像の記録時の記録条件と同等の方法で実施することが望ましい。
重ね合わせ用調整パターンは、粗調整で検出された第1の吐出タイミングに従って調整ノズル列により記録される。この重ね合わせ検出用パターン28の濃度差に基づいて検出された第2の吐出タイミングを微調整値として決定(再度決定)する。そして、この第2の吐出タイミングで調整ノズル列からインクを吐出させることによりインクの着弾位置のずれを補正する。これにより、高精度に調整された画像の記録が可能になる。
以上説明したように実施形態によれば、距離検出用パターンに基づく調整を粗調整として実施した後、記録パターンの重ね合わせによる微調整を実施するため、エンコーダの解像度よりも高い精度で調整できる。上述した実施形態1よりも更にインクの着弾位置の調整精度を向上させることができる。以上のように、記録位置調整処理を実行後に、画像データに基づく記録する実記録動作において、高品位の画像形成を実現できる。
以上が本発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、上記及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。なお、調整対象のノズル列は、基準ノズル列と異なるノズル列であったが、例えば、双方向記録(往方向の記録と復方向の記録)を行う場合には、復方向の記録を行う場合の基準ノズル列は、調整ノズル列として扱う。従って、他の調整ノズル列と同様に、基準ノズル列を復方向で走査して調整パターンを記録する。これにより、双方向の着弾位置の調整もおこなうことができる。

Claims (6)

  1. 記録装置であって、
    記録媒体にインクを吐出する第1ノズル列及び第2ノズル列のそれぞれが所定方向に配置された記録ヘッドと、
    読取手段と、
    前記記録媒体の所定方向に定められた複数の位置の各々について前記第1ノズル列から吐出されたインクの記録位置と前記第2ノズル列から吐出されたインクの記録位置とのずれ量に関する第1情報を取得する第1の取得手段と、
    前記第1ノズル列からインクを吐出させて前記記録媒体に第1距離検出用パターンを記録し、前記第2ノズル列からインクを吐出させて前記第1距離検出用パターンと前記所定方向に離れた位置に第2距離検出用パターンを記録する記録制御手段と、
    前記第1距離検出用パターンと前記第2距離検出用パターンとを読取手段で読取った結果に基づいて、前記第1距離検出用パターンの記録位置と前記第2距離検出用パターンの記録位置との距離に関する第2情報を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の取得手段により取得された前記第1情報と、前記第2の取得手段で取得された前記第2情報とに基づいて、前記第1ノズル列のインクの記録位置に対する前記第2ノズル列のインクの記録位置とのずれを補正するための、前記第2ノズル列のインクの吐出タイミングを決定する決定手段と、を備える
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1情報は、前記所定方向に関する前記記録ヘッドと前記記録媒体との間の距離の変動情報、前記所定方向に関する前記記録ヘッドの姿勢の変動情報、及び前記記録媒体上へのインクの記録により生じる前記所定方向に関する該記録媒体の表面の状態の変動情報のいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 記録装置であって、
    記録媒体にインクを吐出する第1ノズル列及び第2ノズル列のそれぞれが所定方向に配置された記録ヘッドと、
    読取手段と、
    前記第1ノズル列からインクを吐出させて前記記録媒体に第1距離検出用パターンを記録し、前記第2ノズル列からインクを吐出させて前記第1距離検出用パターンの記録位置に対し前記所定方向と交差する方向の異なる位置に第2距離検出用パターンを記録するように、前記記録ヘッドを制御する第1の記録制御、並びに、前記第1距離検出用パターン及び前記第2距離検出用パターンの記録位置と異なる記録位置に、前記第1ノズル列からインクを吐出させて第1濃度検出用パターンを記録し、前記第2ノズル列からインクを吐出させて第2濃度検出用パターンを記録するように、前記記録ヘッドを制御する第2の記録制御を行う記録制御手段と、
    前記読取手段によって前記第1距離検出用パターン及び前記第2距離検出用パターンを読み取る第1の読取制御、並びに、前記読取手段によって前記第1濃度検出用パターン及び前記第2濃度検出用パターンを読み取る第2の読取制御を行う読取制御手段と、
    前記第1の読取制御で読取った結果に基づいて、前記第2の記録制御で実行する前記第2ノズル列の吐出タイミングを取得する取得手段と、
    前記第2の読取制御で行った読取りの結果に基づいて、前記第1ノズル列のインクの記録位置に対する前記第2ノズル列のインクの記録位置とのずれを補正するための、前記第2ノズル列のインクの吐出タイミングを決定する決定手段と、を備える
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 前記第2の記録制御は、前記第1濃度検出用パターンのドットと前記第2濃度検出用パターンのドットの重なり量が異なるように、前記第1濃度検出用パターンと前記第2濃度検出用パターンとを前記所定方向に少なくとも1つずつ記録する
    ことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 記録装置の制御方法であって、
    前記記録装置は、記録媒体にインクを吐出する第1ノズル列及び第2ノズル列のそれぞれが所定方向に配置された記録ヘッドと、
    前記記録媒体に記録されたパターンを読取る読取手段を有し、
    前記制御方法は、
    前記記録媒体の所定方向に定められた複数の位置の各々について前記第1ノズル列から吐出されたインクの記録位置と前記第2ノズル列から吐出されたインクの記録位置とのずれ量に関する第1情報を取得する第1の取得工程と、
    前記第1ノズル列からインクを吐出させて前記記録媒体に第1距離検出用パターンを記録し、前記第2ノズル列からインクを吐出させて前記第1距離検出用パターンの記録位置に対し前記所定方向に異なる位置に第2距離検出用パターンを記録する記録工程と、
    前記第1距離検出用パターンと前記第2距離検出用パターンを読取手段で読取った結果に基づいて、前記第1距離検出用パターンの記録位置と前記第2距離検出用パターンの記録位置との距離に関する第2情報を取得する第2の取得工程と、
    前記第1の取得工程により取得された前記第1情報と、前記第2の取得工程により取得された前記第2情報とに基づいて、前記第1ノズル列のインクの記録位置に対する前記第2ノズル列のインクの記録位置のずれを補正するための、前記第2ノズル列のインクの吐出タイミングを決定する決定工程と、を備える
    ことを特徴とする記録装置の制御方法。
  6. 記録装置の制御方法であって、
    前記記録装置は、記録媒体にインクを吐出する第1ノズル列及び第2ノズル列のそれぞれが所定方向に配置された記録ヘッドと、読取手段を有し、
    前記制御方法は、
    前記第1ノズル列からインクを吐出させて前記記録媒体に第1距離検出用パターンの記録と、前記第2ノズル列からインクを吐出させて前記第1距離検出用パターンの記録位置に対し前記所定方向と交差する方向の異なる位置に第2距離検出用パターンを記録する第1の記録工程と、
    前記読取手段を用いて、前記第1の記録工程で記録されたパターンを読み取る第1の読取工程と、
    前記第1の読取工程で読取ったパターンに基づいて、前記第2ノズル列の吐出タイミングを取得する取得工程と、
    前記第1距離検出用パターン及び前記第2距離検出用パターンの記録位置と異なる記録位置に、前記第1ノズル列からインクを吐出させて第1濃度検出用パターンを記録し、前記第2ノズル列からインクを吐出させて第2濃度検出用パターンを記録する第2の記録工程と、
    前記読取手段を用いて、前記第1濃度検出用パターン及び前記第2濃度検出用パターンを読取る第2の読取工程と、
    前記第2の読取工程で行った読取りの結果に基づいて、前記第1ノズル列のインクの記録位置に対する前記第2ノズル列のインクの記録位置のずれを補正するための、前記第2ノズル列のインクの吐出タイミングを決定する決定工程と、を備える
    ことを特徴とする記録装置の制御方法。
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