JP2014174400A - 画像形成装置及び濃度補正処理方法 - Google Patents

画像形成装置及び濃度補正処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置において、内部センサの検知精度に伴う、濃度補正処理時の過補正や階調段差を軽減する。
【解決手段】画像形成部20にて、実画像印字に使用するパターンよりも解像力が低い濃度補正用パターンを生成し、画像処理部10にて、実画像印字に使用する解像力が高い濃度補正用パターンを生成する。濃度補正値生成部17は、画像形成部20にて生成された濃度補正用パターンの濃度検出値が、所定の閾値より大きい場合には、該濃度検出値を使用して濃度補正処理を実施し、所定の閾値より小さい場合には、画像処理部20にて生成された濃度補正用パターンの濃度検出値を使用して濃度補正処理を実施する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカラー複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に印字濃度を補正する技術に関する。
画像形成装置の印字において、個体差に起因する印字濃度のバラツキや、単一個体の経時変化による印字濃度のバラツキが問題となる場合がある。この問題に対し、従来から感光体や中間転写ベルト等の像担持体上に濃度補正用パターンを作像し、該パターンを装置内の濃度センサによって読み取り、その濃度値を使用して濃度補正を行う技術が知られている。
また、例えば、特許文献1には、プリンタにて濃度補正用の階調パターンを紙印字し、これをスキャナで読み取って濃度補正テーブルを作成した後、このスキャナを使用した濃度補正と同数のパッチを像担持体上に形成して、これを内部センサで読み取り、先の濃度補正テーブルを補正して濃度補正テーブル1を作成し、また、スキャナを使用した濃度補正よりも多くのパッチを像担持体上に形成して、これを内部センサで読み取って濃度補正テーブル2を作成し、濃度補正テーブル1と濃度補正テーブル2を切り替えて使用する技術が開示されている。
しかし、今までの画像形成装置においては、内部センサの検知精度が必ずしも良好でないため、装置本体の濃度安定性の実力に合致していないと、過補正や階調段差が発生するという問題があった。特許文献1では、このような問題について考慮されていない。
本発明の課題は、像担持体上に作像された濃度補正用パターンを内部センサで読み取って濃度補正を行う機能を備えた画像形成装置において、内部センサの検知精度に伴う過補正や階調段差を軽減することにある。
本発明は、濃度補正用パターンを像担持体に作像する手段と、前記像担持体上に作像された濃度補正用パターンの濃度を検出する手段と、前記濃度補正用パターンの濃度検出値により濃度補正を行う手段とを備える画像形成装置において、実画像印字に使用するパターンよりも解像力が低い濃度補正用パターンを生成する手段と、実画像印字に使用する解像力が高い濃度補正用パターンを生成する手段と、前記濃度補正用パターンの濃度検出値の閾値判定を行う手段とを有し、前記濃度補正を行う手段は、前記解像力が低い濃度補正用パターンの濃度検出値が、所定の閾値より大きい場合は、該解像力が低い濃度補正用パターンの濃度検出値により濃度補正反映率を決定し、濃度補正を行い、前記所定の閾値より小さい場合は、前記解像力が高い濃度補正用パターンの濃度検出値により濃度補正反映率を決定し、濃度補正を行うことを主要な特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、装置本体の濃度安定性に応じて、濃度補正処理に使用する濃度補正用パターンを切り替えることにより、濃度補正処理時の過補正や階調段落を軽減することができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態の機能ブロック図である。 図1の画像処理部の一実施形態に係るハードウエア構成図である。 本発明の一実施形態に係る濃度補正処理の全体的フローチャートである。 像担持体としての中間転写ベルト上の濃度補正用パターンの作像の様子を示す図である。 濃度補正用パターンの具体例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成例を示すブロック図である。画像形成装置100は、画像処理部10と画像形成部20の構成に大別される。画像形成装置は、画像読み取り部(スキャナ)や操作パネルなども備えているが、ここでは省略する。さらに、画像形成装置100はパソコン等も接続されるが、図1では省略してある。
画像処理部10は、色変換処理部11、墨生成処理部12、濃度変換処理部13、階調変換処理部14、濃度検出値保持部15、濃度閾値判定部16、濃度補正値生成部17、濃度補正値保持部18及び濃度補正用パターン生成部(2)19などで構成される。
画像形成部20は、作像部21、濃度検出部22、濃度検出値変換部23及び濃度補正用パターン生成部(1)24などで構成される。作像部21は、タンデム方式のカラープリンタ等の機構部全体の総称であり、像担持体としての中間転写ベルトを備えている。この中間転写ベルトの主走査方向に複数の濃度センサ(内部センサ)が配置されている。濃度検出部22は、これら濃度センサの総称である。
図2に、画像処理部10のハードウエア構成例を示す。CPU201は種々の処理を実行する。ROM202はCPU201の処理に必要な各種プログラムを記憶している。SDRAM203には、CPU201での処理途中のデータや画像データ等が一時的に格納される。NVRAM204は不揮発性メモリであり、各種パラメータやテーブル等が格納される。画像読取部205はスキャナ部であり、また、通信制御部206にはLAN等を介してパソコン等が接続される。これらCPU201、ROM202、SDRAM203、NVRAN204、画像読取部205及び通信制御部206はバス210で接続される。
CPU201及びROM202に格納されたプログラムが協働して、図1の画像処理部10における濃度検出値保持部15、濃度補正値保持部18を除く各部の機能が実現する。濃度検出値保持部15はSDRAM203が受け持ち、濃度補正値保持部18はNVRAM204が受け持つ。
画像形成部20のハードウエア構成も基本的に同様であるので、図示は省略する。なお、図2の構成に、作像部21、濃度検出部22、操作パネル等をバス210に接続すれば、画像処理部10及び画像形成部20が一体的に構成される。
図1に戻り、通常の印刷時、パソコンや画像読取部等から入力された画像データは、画像処理部10の色変換処理部11、墨生成処理部12、濃度変換処理部13、階調変換処理部14にて所定の処理が実施される。まず、色変換処理部11で色変換処理(RGB→CMY等)が行われ、次に、墨生成処理部12で墨生成処理が行われる。次に、濃度変換処理部13において、濃度補正値保持部18内の濃度補正値(濃度補正カーブ)としての濃度補正テーブルに基づいて濃度変換処理が行われる。濃度補正値保持部18には、各色版毎に濃度補正テーブルが保持されている。なお、濃度補正値保持部18には、濃度検出値の履歴値や濃度補正反映率も保持されるが、これについては後述する。濃度変換された画像データは、次に、階調変換処理部14で階調変換処理が行われる。
この階調変換処理まで実施された画像データ(CMYK)が、画像形成部20の作像部21に送信される。作像部21では、画像形成部20から送られた画像データについて、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のトナー画像を重ね合わせたフルカラー画像の作像が行われ、その印刷結果の記録紙が排出される。
一方、濃度補正処理(濃度補正テーブルの生成)では、画像形成部20内の特定の実行条件に応じて、濃度補正用パターンが生成される。なお、濃度補正用パターンの生成は、画像形成装置100に付随する操作パネルからユーザが指定することでもよい。
最初、濃度補正用パターンは、画像形成部20内の濃度補正用パターン生成部(1)24で生成される。作像部21は、この濃度補正用パターン生成部(1)24で生成された濃度補正用パターンを、像担持体としての中間転写ベルト上に作像する。この中間転写ベルト上に作像された濃度補正用パターン(濃度補正用パッチ)の濃度を濃度検出部22で検出する(読み取る)。ここでは、濃度の読み取りを例に挙げたが、読み取り特性としては、明るさに相当するものを使用してもよい。濃度補正用パターンの読取り実施後、濃度検出値変換部23において、画像処理部10にて処理可能な値に変換し、画像処理部10に濃度検出値を送出する。
画像処理部10では、画像形成部20から送られた濃度検出値を、濃度検出値保持部15に一旦保持する。濃度閾値判定部16は、濃度検出値保持部15に保持された濃度検出値の正当性を判断した後、閾値判定を行い、該濃度検出値が所定の閾値よりも大きい場合、濃度補正値生成部17を起動する。
濃度検出値保持部15に保持された濃度検出値が所定の閾値より小さい場合、濃度閾値判定部16は、画像処理部10内の濃度補正用パターン生成部(2)19を起動する。
画像処理部10内の濃度補正パターン生成部(2)19で生成された濃度補正用パターンは、階調変換処理部14で階調変換された後、画像形成部20に送られる。
画像形成部20の作像部21は、画像処理部10から送られた濃度補正用パターンを、再度、中間転写ベルト上に作像する。この中間転写ベルト上に作像された濃度補正用パターン(濃度補正パッチ)の濃度を濃度検出部22で再び読み取り、濃度検出値変換部23において、画像処理部10にて処理可能な値に変換し、画像処理部10に濃度検出値を送出する。
画像処理部10では、画像形成部20から送られた濃度検出値を、濃度検出値保持部15に一旦保持する。濃度閾値判定部16は、濃度検出値保持部15に保持された濃度検出値の正当性を判断した後、濃度補正値生成部17を起動する。
濃度補正値生成部17は、濃度検出値保持部15に保持された濃度検出値を使用して、濃度補正値(濃度補正テーブル)を生成する。ここで、濃度補正値生成部17は、画像形成部20の濃度補正用パターン生成部(1)24で生成された濃度補正用パターンの濃度検出値が、所定の閾値よりも大きい場合には、この濃度検出値を使用して濃度補正値(濃度補正用テーブル)を生成し、該濃度検出値が所定の閾値より小さい場合は、画像処理部10の濃度補正用パターン生成部(2)19で生成された濃度補正用パターンの濃度検出値を使用して濃度補正値(濃度補正テーブル)を生成する。
濃度補正値生成部17で生成された濃度補正値(濃度補正テーブル)は、濃度補正値保持部18に保持される。そして、この濃度補正値保持部18に保持された濃度補正値(濃度補正テーブル)が、濃度変換処理部13での以後の画像データに対する濃度変換処理に反映されることになる。
画像形成部20内の濃度補正用パターン生成部(1)24の濃度補正用パターンと画像処理部10内の濃度補正用パターン生成部(2)19の濃度補正用パターンとは異なるパターンとする。画像形成部20内の濃度補正用パターン生成部(1)24の濃度補正用パターンは、実画像印字に使用するパターンよりも解像力が低いパターンとし、経時劣化を含めた濃度安定性が高いドット配置のパターンを使用する。安定性の高いドット配置のパターンを使用することにより、より高精度の階調補正の実施有無を判断し、過補正や階調段差を軽減できる。一方、画像処理部10内の濃度補正用パターン生成部(2)19の濃度補正用パターンは、実画像印字に使用する解像力が高いパターンとする。実画像印字に即したドット配置のパターンを使用することにより、詳細な濃度補正を実施することができる。これら濃度補正用パターンの具体例については後述する。
以下、図3のフローチャートにもとづいて、本実施形態に係る濃度補正処理について詳しく説明する。なお、図3は本発明の濃度補正処理方法の一実施形態のフローチャートでもある。
処理の開始は、画像形成装置100に付随する操作パネルからユーザ指定または画像形成装置100の特定の条件による自動動作のいずれでもよい。自動動作の特定の条件としては、画像形成装置100の主電源を入れた直後、画像形成装置100の省エネ状態からの復帰直後、画像形成装置100の印字動作中や印字直後、画像形成装置100の部品/ユニットの交換直後などがある。また、所定の印字枚数や主電源を入れてからの所定時間経過といった条件を含めてもよい。
処理開始後、最初、画像形成部20にて生成された濃度補正用パターンによる濃度検出を行う(ステップ1001)。
具体的には、画像形成部20内の濃度補正用パターン生成部(1)24が、実画像印字に使用するパターンよりも解像力が低い濃度補正用パターンを生成する(ステップ2001)。濃度補正用パターンは、各色版(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)毎に、所定の階調数のパターンを生成する。
濃度補正用パターン生成部(1)24で生成された濃度補正用パターンを、作像部21にて、像担持体である中間転写ベルト上に作像する(ステップ2002)。この濃度補正用パターンの作像では、ブラックトナーのみ、シアントナーのみ、マゼンタトナーのみ、イエロートナーのみを使用して作像を行い(濃度補正パッチの作像)、通常印刷時のように、複数の色版を混色させてパターンを作像することは実施しない。また、パターンのパッチ数は、各色版において同じ数とする。
パターンの配置や大きさは、濃度検出部22の濃度センサの数や特性に依存するが、ここでは、中間転写ベルトの主走査方向に複数の濃度センサが配置されている構成を前提とする。図4に、濃度検出部22が3個の濃度センサ22−1,22−2,22−3で構成されている場合の、中間転写ベルト400上に濃度補正用パターン(濃度補正パッチ)が作像される様子を示す。
作像部21での中間転写ベルト上への濃度補正用パターンの作像後、濃度検出部22の濃度センサにより、該作像された濃度補正用パターンの濃度値を検出する(ステップ2003)。濃度値は濃度/付着量でもよいし、L*a*bのL値のような明度でもよい。
濃度値の検出後、濃度検出値変換部23において、画像処理部10にて取り扱いが可能な値に変換する(ステップ2004)。具体的には、同じ色材のトナーにおいて、同一の階調値のパターンを複数作像した場合は(図4の例では3つ)、検出結果の平均化処理を行う。
画像形成部20は、濃度検出値変換部23において画像処理部10にて処理可能な値に変換された濃度検出値を画像処理部10に送信する(ステップ1002)。
画像処理部10では、画像形成部20から送信された濃度検出値を、濃度検出値保持部15に一旦保持する。すなわち、濃度検出値保持部15には、画像形成部20の濃度補正用パターン生成部(1)24で生成された、実画像印字に使用するパターンよりも解像力が低い濃度補正用パターンの濃度検出値が保持される。実際には、この濃度検出値は、各色版(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)毎、所定の階調数で構成される。
濃度閾値判定部16では、濃度検出値保持部15から濃度検出値を取得して、まず、該濃度検出値の正当性の判断を行う(ステップ1003)。濃度検出値の正当性には、(1)読み取り値の範囲のチェック、(2)読み取り値に対する反転/逆転のチェック、(3)もっとも濃い階調値の範囲のチェックなどが挙げられる。濃度検出値の正当性の判断にて、濃度検出値が異常値と判定された場合は、濃度補正処理は実施せず、処理終了とする。
濃度検出値の正当性判断にて、濃度検出値が異常値でなかった場合、濃度閾値判定部16では、履歴値を用いて濃度検出値の閾値判定を行う(ステップ1004)。すなわち、濃度閾値判定部16は、画像形成部20にて生成された実画像印字に使用するパターンよりも解像力が低い濃度補正用パターンの濃度検出値について、その履歴値を用いて閾値判定を行う。比較の基準となる履歴値は、今までの濃度検出値の平均値を使用してもよいし、前回の濃度検出値を使用してもよい。
閾値判定により、濃度検出値と履歴値との差分が所定の閾値よりも大きい場合には、濃度閾値判定部16から濃度補正値生成部17に対して処理要求を出す。
濃度補正値生成部17は、濃度検出値保持部15に保持されている濃度検出値、すなわち、画像形成部20にて生成された実画像印字に使用するパターンよりも解像力が低い濃度補正用パターンの濃度検出値により、濃度補正反映率を決定し(ステップ1005)、濃度補正処理を実施する(ステップ1010)。
具体的には、濃度補正値生成部17では、画像形成部20にて生成された実印字に使用するパターンよりも解像力が低い濃度補正用パターンの濃度検出値により、仮の濃度補正カーブを生成し、濃度補正反映率を決定した後、正規の濃度補正カーブを生成する。濃度補正反映率は、0以上1未満とすることにより、階調段差が軽減されるが、0.5のように固定値としてもよい。
正規の濃度補正カーブは、
正規の濃度補正カーブ=(濃度補正しない状態[直線形状])×(1.0−濃度補正
反映率)+(仮の濃度補正カーブ)×濃度補正反映率 ・・・(1)
として算出する。
濃度補正値生成部17は、正規の濃度補正カーブの算出結果(濃度補正値)、あるいは、これから作成した濃度補正テーブルを濃度補正値保持部18に保存し(ステップ1011)、濃度補正処理を終了とする。
一方、ステップ1004の閾値判定により、濃度検出値と履歴値との差分が所定の閾値よりも小さい場合は、画像形成部20にて生成された濃度補正用パターンによる濃度検出結果をキャンセルし、画像処理部10にて生成された濃度補正用パターンによる濃度検出を行う(ステップ1006)。
具体的には、濃度閾値判定部16から画像処理部10の濃度補正用パターン生成部(2)19にパターン生成の要求を出す。濃度補正用パターン生成部(2)19は、実画像印字に使用する解像力が高い濃度補正用パターンを生成する(ステップ3001)。この濃度補正用パターンも、各色版(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)毎に生成し、階調数も、画像形成部20で濃度補正用パターンと同数とする。
画像処理部10は、濃度補正用パターン生成部(2)19で生成した濃度補正用パターンを、階調変換処理部14で階調変換した後、画像形成部20に送信する(ステップ3002)。
画像形成部20では、作像部21が、画像処理部10から送信された濃度補正用パターンを中間転写ベルト上に作像する(ステップ3003)。この場合も、作像部21では、各色版毎に濃度補正用パターンを作像し、複数の色版を混色させてパターンを作像することは実施しない。パッチ数も、画像形成部20の濃度補正用パターンの場合と同数である。濃度検出部22が、中間転写ベルト上に作像された濃度補正用パターン(濃度補正パッチ)の濃度値を検出し(ステップ3004)、濃度検出値変換部23が、濃度検出部22で検出された濃度値を、画像処理部10にて取り扱いが可能な値に変換する(ステップ3005)。
その後、画像形成部20は、濃度検出値変換部23にて変換処理された濃度検出値を画像処理部10に送信する(ステップ1007)。
画像処理部10では、画像形成部20から送信された濃度検出値を濃度検出値保持部15に保持する。濃度検出値保持部15に、それまで保持されている濃度検出値はキャンセルする。すなわち、濃度検出値保持部15には、画像処理部10の濃度補正用パターン生成部(2)19で生成された、実画像印字に使用する解像力が高い濃度補正用パターンの濃度検出値が格納される。この濃度検出値も、各色版(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)毎に、所定の階調数で構成される。
濃度閾値判定部16は、濃度検出値保持部15から濃度検出値を取得し、該濃度検出値の正当性の判断を行う(ステップ1008)。これは、先の画像形成部20の濃度補正用パターンの濃度検出値の場合と同様である。濃度検出値の正当性判断にて、濃度検出値が異常値と判定された場合、以後の濃度補正処理は実施せず、処理終了とする。
濃度検出値が異常値でなかった場合には、濃度閾値判定部16から濃度補正値生成部17に対して処理要求を出す。濃度補正値生成部17は、濃度検出値保持部15に保持されている濃度検出値、すなわち、画像処理部10にて生成された実画像印字に使用する解像力が高い濃度補正用パターンの濃度検出値により、濃度補正反映率を決定し(ステップ1009)、濃度補正処理を実施する(ステップ1010)。
具体的には、濃度補正値生成部17では、画像処理部10にて生成された実画像印字に使用する解像力が高い濃度補正用パターンの濃度検出値により、仮の濃度補正カーブを生成し、濃度補正反映率を決定した後、正規の濃度補正カーブを生成する。正規の濃度補正カーブは、先の式(1)で算出される。濃度補正反映率は、0以上1未満とすることにより、階調段差が軽減されるが、先の画像形成部20での濃度補正用パターンの濃度検出値を使用する場合に比べて大きくし、0.75のような固定値としてもよい。
画像形成部20にて生成された濃度補正用パターンの濃度検出値を使用して濃度補正を実施する時は、画像形成装置の経時変動が大きい状態を示していることから、濃度補正反映率の値を、画像処理部10にて生成された濃度補正用パターンの濃度検出値を使用するときより大きくすると、濃度補正前後の印字結果の差異が目立ってしまうため、値を小さくするのが望ましい(例えば、0.5)。一方、画像処理部10にて濃度補正用パターンの濃度検出値を使用して濃度補正を実施する時は、画像形成装置の経時変動が小さい状態を示しており、履歴との差分も小さくなるため、画像形成部20にて生成された濃度補正用パターンの濃度検出値を使用するときよりも、濃度補正反映率の値は大きくするのが望ましい(例えば、0.75)。
濃度補正値生成部17は、正規の濃度補正カーブの算出結果(濃度補正値)、あるいは、これから作成した濃度補正テーブルを濃度補正値保持部18に保存し(ステップ1011)、濃度補正処理を終了とする。
なお、画像処理部10にて生成された濃度補正用パターンの濃度検出値を使用して濃度補正を実施する場合にも、濃度検出値の正当性の判定後、濃度検出値と履歴値との閾値判定を行い、差分が所定の閾値よりも大きい場合、に濃度補正処理を実施することでもよい。
図5に、画像形成部20にて生成される濃度補正用パターンと画像処理部10にて生成される濃度補正用パターンの具体例を示す。
図58a)は、画像形成部20にて生成される濃度補正用パターン(画像形成部生成パターン)の一例である。画像形成部生成パターンは、実画像印字に使用するパターンよりも解像度が低いパターンとする。すなわち、図5の(b),(c)の解像力が高い濃度補正用パターンと比較して、スクリーン線数を低く設定する。この画像形成部生成パターンは、画像形成部のドット付着の特性を測る用途にも使うことを考慮し、色版によらず、共通のドット配置を適用する。また、濃度安定性を高くするために、ドットを集中的に成表させる方法(網点形状)で階調表現を行うようにする。
図5の(b),(c)は、画像処理部10にて生成される濃度補正用パターン(画像処理部生成パターン)の一例である。画像処理部生成パターンは、実画像印字に使用する解像力が高いパターンとする。すなわち、画像処理部生成パターンには、実際の印字に使用するドット配置を適用し、図5の(a)の解像力が低い濃度補正用パターンと比較してスクリーン線数を高く設定する。実際の印字において、階調処理にディザ法を適用する場合は、色版毎にドット配置に依存する色むらやモアレを軽減しているが、本実施形態においても、画像処理部生成パターンは、色版毎にドット配置を変更するようにする。また、ドットの成長方法は、図5の(a)の解像力の低い濃度補正用パターンと比較して、1ドットのサイズが大きいかもしくは同じ程度の場合は、図5の(b)のように、線を形成する方法(万線形状)でドット配置を実施し、1ドットのサイズが小さい場合には、図5の(c)のように、ドットを無集中的に成長させる方法(網点形状)で階調表現を行うようにする。
100 画像処理装置
10 画像処理部
11 色変換処理部
12 墨生成処理部
13 濃度変換処理部
14 階調変換処理部
15 濃度検出値保持部
16 濃度閾値判定部
17 濃度補正値生成部
18 濃度補正値保持部
19 濃度補正用パターン生成部(2)
20 画像形成部
21 作像部
22 濃度検出部
23 濃度検出値変換部
24 濃度補正用パターン生成部(1)
特許第4383622号

Claims (7)

  1. 濃度補正用パターンを像担持体に作像する手段と、前記像担持体上に作像された濃度補正用パターンの濃度を検出する手段と、前記濃度補正用パターンの濃度検出値により濃度補正を行う手段とを備える画像形成装置であって、
    実画像印字に使用するパターンよりも解像力が低い濃度補正用パターンを生成する手段と、
    実画像印字に使用する解像力が高い濃度補正用パターンを生成する手段と、
    前記濃度補正用パターンの濃度検出値の閾値判定を行う手段とを有し、
    前記濃度補正を行う手段は、前記解像力が低い濃度補正用パターンの濃度検出値が、所定の閾値より大きい場合は、該解像力が低い濃度補正用パターンの濃度検出値により濃度補正反映率を決定し、濃度補正を行い、前記所定の閾値より小さい場合は、前記解像力が高い濃度補正用パターンの濃度検出値により濃度補正反映率を決定し、濃度補正を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記解像力の低い濃度補正用パターンを使用した時の濃度補正反映率は、前記解像力の高い濃度補正用パターンを使用した時の濃度補正反映率よりも低く設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記解像力の低い濃度補正用パターンは、各色版に対して共通のドット配置となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記解像力の高い濃度補正用パターンは、各色版に対して個別のドット配置となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記解像力の低い濃度補正用パターンのドット配置は、前記解像力が高い濃度補正用パターンと比較して,スクリーン線数が低い網点形状であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記解像力の高い濃度補正用パターンのドット配置は、前記解像力が低い濃度補正用パターンと比較してスクリーン線数を高く設定し、前記解像力の低い濃度補正用パターンと比較して1ドットのサイズが大きいもしくは同じ大きさの場合は万線形状を使用し、1ドットのサイズが小さい場合は網点形状を使用することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置の濃度補正処理方法であって、
    実画像印字に使用するパターンよりも解像力が低い濃度補正用パターンを生成する工程と、
    実画像印字に使用する解像力が高い濃度補正用パターンを生成する工程と、
    前記解像力が低い濃度補正用パターンあるいは前記解像力が高い濃度補正用パターンを像担持体上に作像する工程と、
    前記像担持体上に作像された前記解像力が低い濃度補正用パターンあるいは前記解像力が高い濃度補正用パターンの濃度を検出する工程と、
    前記濃度補正用パターンの濃度検出値の閾値判定を行う工程と、
    前記解像力が低い濃度補正用パターンの濃度検出値が、所定の閾値より大きい場合は、該解像力が低い濃度補正用パターンの濃度検出値により濃度補正反映率を決定し、濃度補正を行い、前記所定の閾値より小さい場合は、前記解像力が高い濃度補正用パターンの濃度検出値により濃度補正反映率を決定し、濃度補正を行う工程と、
    を有することを特徴とする濃度補正処理方法。
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