JP2010151252A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プライマリレギュレータバルブを制御する専用のリニアソレノイドバルブを用いずに、円滑にライン圧を調圧することが可能な自動変速機の油圧制御装置を提供する。
【解決手段】前進時、プライマリレギュレータバルブ22は、リニアソレノイドバルブSLC1,SLB1,SLC2の作動圧のうち、シグナルチェックバルブ26によって選択された最大の作動圧に基づいてライン圧を調圧する。また、後進時は、前進時に使用されるリニアソレノイドバルブSLC1,SLB1,SLC2のうち、ライン圧が直接入力されているリニアソレノイドバルブSLC2のみから作動圧を出力し、プライマリレギュレータバルブ22はこの作動圧に基づいてライン圧の調圧を行う。後進時、シグナルチェックバルブ26にはリニアソレノイドバルブSLC2の作動圧しか出力されないため、プライマリレギュレータバルブ22に出力される最大の作動圧は切換わらない。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば自動車、作業車輌などの車輌に搭載される自動変速機の油圧制御装置に係り、詳しくは、複数の前進段及び少なくとも1つの後進段を備えた自動変速機の油圧制御装置に関する。
一般に、車輌に搭載される自動変速機は、オイルポンプによって発生した油圧をプライマリレギュレータバルブなどの調圧弁によって各油圧制御装置の元圧であるライン圧に調圧しており、該調圧弁はライン圧を常に一定の圧に調圧するように構成されたり、例えばスロットル開度に応じて信号圧を出力するライン圧制御用のリニアソレノイドバルブからの信号圧に基づいてライン圧を調圧するように構成されたりしている。
また、従来、入力ディスク、出力ディスク及びこれら両ディスクに挟持されたパワーローラを有し、該パワーローラの位置制御によって変速を可能にしているトロイダル式無段変速機の油圧制御装置において、複数のパイロットシャトルチェックバルブを階層的に備え、変速用の複数のリニアソレノイドバブルにより摩擦係合要素の係合圧として調圧された作動圧のうち、最大の作動圧をプライマリレギュレータバルブまで導くと共に、該最大の作動圧を上記信号圧として使用するものが案出されている(特許文献1参照)。
即ち、このものは、2つの入力ポートと、1つの出力ポートと、これら入力ポートの作動圧が対向して入力されるチェックボールとを備え、圧力差により該チェックボールが移動することにより、低圧側の入力ポートが遮断され、高圧側の入力ポートと出力ポートとが連通する上記パイロットシャトルチェックバルブを組み合わせることによって、上記複数の作動圧の内、最大の作動圧を調圧弁に入力し、該最大の作動圧よりもライン圧が所定圧だけ高くなるように上記オイルポンプによって発生した油圧を調圧している。
特開2007−271058号公報
しかしながら、ライン圧を一定圧に調圧すると、常にライン圧が高圧に維持されるためオイルの消費流量が多くなり、エネルギ効率が良くないという問題がある。また、不要なライン圧の上昇を避けて燃費を向上させるため、ライン圧制御用のリニアソレノイドバルブを設けると、コストアップにつながると共に、油圧制御装置も大型化してしまう。
また、変速用のリニアソレノイドバルブから出力されている作動圧のうち、最大の作動圧を調圧弁まで導き、ライン圧が該最大の作動圧よりも所定圧高くなるように油圧制御装置を構成すると、必要な係合圧をライン圧が下回ることを防止しつつ、ライン圧制御用のソレノイドバルブを廃止することが可能であるが、特許文献1のような無段変速機は、前進時であっても後進時であっても常に複数のソレノイドバルブから作動圧が出力されており、常に最大の作動圧の選択(切換わり)がなされている。つまり、上記パイロットシャトルチェックバルブの入力ポートに供給される作動圧の圧力バランスが変わって高圧側の入力ポートが切換わると、チェックボールが遮断していた元低圧側の入力ポートから元高圧側の入力ポートの方へと移動して最大の作動圧が切換えられる。
しかし、このチェックボールの移動している間は、入力ポートに供給されている最大の作動圧が切換わっているにもかかわらず、実際に出力ポートからは、元最大の作動圧が調圧弁に信号圧として出力されており、一時的にライン圧が低下する虞があるため、できるだけ最大の作動圧の切換わりを少なくしたい。
一方、複数の前進段と1つの後進段を有する自動変速機の油圧制御装置であれば、後進時の変速段が1つに決まっているため、上記特許文献1記載の無段変速機のように後進時においても前進時と同じ用に複数のリニアソレノイドバルブの作動圧から最大の作動圧を選択する必要がない。
そこで、本発明は、複数の前進段と1つの後進段を有する自動変速機の油圧制御装置において、後進時には特定の作動圧調圧弁から入力された作動圧に基づいてライン圧を調圧することによって、上記課題を解決した自動変速機の油圧制御装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、油圧発生源(20)と、複数の摩擦係合要素(C−1,B−1,C−2,B−3,C−3)と、該油圧発生源(20)の油圧を所定のライン圧(P)に調圧するライン圧調圧弁(22)と、前記ライン圧(P)を前記摩擦係合要素(C−1,B−1,C−2)の油圧サーボ(27,29,30)用の作動圧として調圧する複数の作動圧調圧弁(SLC1,SLB1,SLC2)と、を備え、前記摩擦係合要素(C−1,B−1,C−2,B−3,C−3)を掴み換えて複数の前進段と、後進段と、を達成する自動変速機の油圧制御装置(1)において、
前記複数の作動圧調圧弁(SLC1,SLB1,SLC2)により調圧された各作動圧のうち、最大の作動圧を前記ライン圧調圧弁(22)まで導く最大圧導通回路(26,e2,f2,g3,k1,k2)を備え、
前記ライン圧調圧弁(22)は、前進時には前記最大圧導通回路(26,e2,f2,g3,k1,k2)により導かれた前記最大の作動圧に基づいて前記ライン圧(P)を調圧し、後進時には前記複数の作動圧調圧弁(SLC1,SLB1,SLC2)のうち、特定の作動圧調圧弁(SLC2)から入力された作動圧(PSLC2)に基づいて前記ライン圧(P)を調圧してなる、
ことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置(1)にある。
請求項2に係る発明は、前記複数の作動圧調圧弁(SLC1,SLB1,SLC2)は、前進時に前記最大圧導通回路(26,e2,f2,g3,k1,k2)に作動圧を出力する作動圧調圧弁であり、
前記特定の作動圧調圧弁(SLC2)は、これら前記複数の作動圧調圧弁(SLC1,SLB1,SLC2)のうち、前記ライン圧(P)が直接入力され、後進時においても前記最大圧導通回路(26,e2,f2,g3,k1,k2)に作動圧を出力可能な作動圧調圧弁である、
請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置(1)にある。
請求項3に係る発明は、前記特定の作動圧調圧弁(SLC2)と、該特定の作動圧調圧弁(SLC2)から作動圧が出力される油圧サーボ(30)との間に、前進時に該油圧サーボ(30)への前記作動圧(PSLC2)の供給を許容し、後進時には前記油圧サーボ(30)への前記作動圧(PSLC2)の供給を遮断する切換え弁(37)を介在してなる、
請求項1又は2記載の自動変速機の油圧制御装置(1)にある。
請求項4に係る発明は、前記ライン圧(P)が入力されると共に、レンジ位置に応じて該ライン圧(P)を前進レンジ圧(P)もしくは後進レンジ圧(PREV)として出力するレンジ切換えバルブ(21)を備え、
前記後進段は、前記レンジ切換えバルブ(21)から出力された前記後進レンジ圧(PREV)が、直接前記摩擦係合要素(C−3,B−3)の油圧サーボ(31,32)に係合圧として入力されて達成されてなる、
請求項3記載の自動変速機の油圧制御装置(1)にある。
請求項5に係る発明は、前記最大圧導通回路(26,e2,f2,g3,k1,k2)は、少なくとも2つの入力ポートと1つの出力ポートとを有して該出力ポートがこれら入力ポートのうちの最大圧力側の入力ポートと連通するシャトル弁(41,42)を、階層的に複数備え、
前記複数の摩擦係合要素のうち低速時に常に係合される摩擦係合要素(C−1)の油圧サーボ(27)に供給される作動圧は、1回の前記シャトル弁(42)への入力によって、前記最大の作動圧として前記ライン圧調圧弁(22)に出力可能に構成された、
請求項1乃至4いずれか記載の自動変速機の油圧制御装置(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る発明によると、前進時には最大圧導通回路から出力される最大の作動圧に基づいてライン圧を調圧し、後進時には特定の作動圧調圧弁からの作動圧に基づいてライン圧を調圧することによって、ライン圧制御用に専用のリニアソレノイドバルブを設けることなく、油圧発生源で発生した油圧を適正な圧のライン圧に調圧することができる。また、後進時に特定のリニアソレノイドバルブからの作動圧をライン圧調圧弁に出力して調圧することにより、最大圧導通回路における最大の作動圧の切換わりを少なくして、ライン圧が一時的に低下することを減少させることができる。
請求項2に係る発明によると、上記特定の作動圧調圧弁の元圧を、ライン圧としたことによって、後進時でも該特定の作動圧調圧弁は信号圧としての作動圧をライン圧調圧弁に出力することができ、最大圧導通回路における最大の作動圧の切換わりを少なくして、ライン圧が一時的に低下することを減少させることができる。
請求項3に係る発明によると、特定の作動圧調圧弁とその油圧サーボとの間に、前進時には該特定の作動圧調圧弁からの作動圧を油圧サーボに入力することを許可し、後進時には遮断する切換え弁を介在させることにより、後進時に該特定の作動圧調圧弁からライン圧調圧弁に制御用の信号圧として作動圧が出力された場合に、誤って該作動圧が上記油圧サーボに入力されて摩擦係合要素が係合してしまう事を防止することができる。
請求項4に係る発明によると、特定の作動圧調圧弁が、変速用としては前進時にのみ使用され、後進時には使用されない作動圧調圧弁であるため、後進時に作動圧調圧弁から作動圧が出力されない自動変速機であっても、使用していない上記特定の作動圧調圧弁によりライン圧調圧弁に信号圧を出力して油圧源で発生した油圧をライン圧に調圧することができる。
請求項5に係る発明によると、使用頻度が高くかつ低速時に常に係合されるため、設定係合圧も他の摩擦係合要素に比して高い摩擦係合要素の油圧サーボに供給される作動圧を、1回のシャトル弁の入力によって最大の作動圧としてライン圧調圧部に出力可能に構成したことによって、該最大の作動圧の切換わりを少なくすることができ、ライン圧が一時的に低下することを減少させることができる。
以下、本発明に係る実施の形態を図1乃至図3に沿って説明する。
[自動変速機の概略構成]
まず、本発明を適用し得る自動変速機の概略構成について図1に沿って説明する。図1に示すように、例えばFFタイプ(フロントエンジン、フロントドライブ)の車輌に用いて好適な自動変速機3は、エンジンに接続し得る自動変速機3の入力軸8を有しており、該入力軸8の軸方向を中心としてトルクコンバータ4と、自動変速機構5とを備えている。
上記トルクコンバータ4は、自動変速機3の入力軸8に接続されたポンプインペラ4aと、作動流体を介して該ポンプインペラ4aの回転が伝達されるタービンランナ4bとを有しており、該タービンランナ4bは、上記入力軸8と同軸上に配設された上記自動変速機構5の入力軸10に接続されている。また、該トルクコンバータ4には、ロックアップクラッチ7が備えられており、該ロックアップクラッチ7が係合されると、上記自動変速機3の入力軸8の回転が自動変速機構5の入力軸10に直接伝達される。
上記自動変速機構5には、入力軸10上において、プラネタリギヤユニットPUが備えられている。該プラネタリギヤユニットPUは、4つの回転要素としてサンギヤS1、サンギヤS2、キャリヤCR、及びリングギヤRを有し、該キャリヤCRに、サンギヤS2及びリングギヤRに噛合するロングピニオンPLと、サンギヤS1に噛合するショートピニオンPSとを互いに噛合する形で有している、いわゆるラビニヨ型プラネタリギヤである。
上記プラネタリギヤユニットPUのサンギヤS2は、ブレーキB−1に接続されてミッションケース9に対して固定自在となっていると共に、上記クラッチC−3に接続され、該クラッチC−3を介して入力軸10の回転が入力自在となっている。また、上記サンギヤS1は、クラッチC−1に接続されており、上記入力軸10の回転が入力自在となっている。
更に、上記キャリヤCRは、入力軸10の回転が入力されるクラッチC−2に接続され、該クラッチC−2を介して入力軸10の回転が入力自在となっており、また、ワンウェイクラッチF−2及びブレーキB−3に接続されて、該ワンウェイクラッチF−2を介してミッションケース9に対して一方向の回転が規制されると共に、該ブレーキB−3を介して回転が固定自在となっている。そして、上記リングギヤRは、カウンタギヤ11に接続されており、該カウンタギヤ11は、不図示のカウンタシャフト、ディファレンシャル装置を介して駆動車輪に接続されている。
また、図2には各変速段と、各クラッチ及び各ブレーキとの関係を表した作動表及び、各変速段の速度線図を示しており、上記自動変速機は、この作動表に示された組み合わせで各クラッチ及び各ブレーキを作動させることにより、前進1速〜4速の変速段と、後進1速の変速段を形成する。
[油圧制御装置の構成]
つづいて、本発明に係る自動変速機の油圧制御装置1について説明する。なお、本実施の形態においては、スプール位置を説明するため、図3中に示す右半分の位置を「右半位置」、左半分の位置を「左半位置」という。
図3に示すように、本油圧制御装置1は、オイルポンプ20、マニュアルシフトバルブ21、プライマリレギュレータバルブ22、ソレノイドモジュレータバルブ23等を備えており、例えばエンジンが始動されると、上記トルクコンバータ4のポンプインペラ4aに回転駆動連結されたオイルポンプ20がエンジンの回転に連動して駆動されることにより、オイルパンからストレーナ25を介してオイルを吸上げる形で油圧を発生させる。
上記オイルポンプ20により発生された油圧は、詳しくは後述するが、シグナルチェックバルブ26からの信号圧PSIG等に基づいてプライマリレギュレータバルブ22によって排出調整されつつライン圧Pに調圧され、マニュアルシフトバルブ21、ソレノイドモジュレータバルブ23、及びリニアソレノイドバルブSLC2等に供給される。このうちのソレノイドモジュレータバルブ23に供給されたライン圧Pは、該バルブ23によって略々一定圧となるモジュレータ圧PMODに調圧され、このモジュレータ圧PMODは、ソレノイドバルブS1の元圧として供給される。
一方、マニュアルシフトバルブ(レンジ切換えバルブ)21は、運転席(不図示)に設けられたシフトレバーに機械的(或いは電気的)に駆動されるスプール21pを有しており、該スプール21pの位置がシフトレバーにより選択されたシフトレンジ(例えばP,R,N,D)に応じて切換えられることにより、油路a2等を介して入力ポート21aに入力されたライン圧Pの出力状態や非出力状態(ドレーン)を設定する。
詳細には、シフトレバーの操作に基づきDレンジにされると、該スプール21pの位置に基づき入力ポート21aと前進レンジ圧出力ポート21bとが連通し、該前進レンジ圧出力ポート21bよりライン圧Pが前進レンジ圧(Dレンジ圧)Pとして出力される。シフトレバーの操作に基づきR(リバース)レンジにされると、該スプール21pの位置に基づき上記入力ポート21aと後進レンジ圧出力ポート21cとが連通し、該後進レンジ圧出力ポート21cよりライン圧Pが後進レンジ圧(Rレンジ圧)PREVとして出力される。また、シフトレバーの操作に基づきPレンジ及びNレンジにされた際は、上記入力ポート21aと前進レンジ圧出力ポート21b及び後進レンジ圧出力ポート21cとの間がスプール21pによって遮断されると共に、それら前進レンジ圧出力ポート21b及び後進レンジ圧出力ポート21cがドレーンポートEXに連通され、つまりDレンジ圧P及びRレンジ圧PREVがドレーン(排出)された非出力状態となる。
ついで、変速制御を行う部分について説明する。本油圧制御装置1は、クラッチC−1の油圧サーボ27、ブレーキB−1の油圧サーボ29、クラッチC−2の油圧サーボ30、ブレーキB−3の油圧サーボ31、クラッチC−3の油圧サーボ32、の計5つの油圧サーボを有しており、これらの油圧サーボ27,29,30,31,32のうち、前進時にのみ係合されるクラッチC−1、ブレーキB−1及びクラッチC−2の油圧サーボ27,29,30には、3本のリニアソレノイドバルブSLC1,SLB1,SLC2により調圧された作動圧が係合圧として直接供給され、後進時に使用されるクラッチC−3の油圧サーボ32には、上述したRレンジ圧PREVが油路c1を介して直接供給されるように構成されている。なお、油路c1にはC―3アキュムレータ33が接続されており、クラッチC−3の係合圧PC3として供給されたRレンジ圧PREVを、ライン圧PとバランスさせてC−3クラッチの係合圧として適切な圧力になるように調節している。
また、ブレーキB−3の油圧サーボ31には、Dレンジ圧PもしくはRレンジ圧PREVのどちらか一方が係合圧PB3として供給されるように構成されており、係合圧を、Dレンジ圧P又はRレンジ圧PREVに切換えるための部分として、ソレノイドバルブS1、B−3コントロールバルブ35、B−3リレーバルブ36を備えて構成されている。
図3に示す油路b2、油路b3、油路b4、油路b5には、マニュアルシフトバルブ21の前進レンジ圧出力ポート21bが接続されて前進レンジ圧Pが入力し得るように構成されており、また、油路c1、油路c2、油路c3には、マニュアルシフトバルブ21の後進レンジ圧出力ポート21cが接続されてRレンジ圧PREVを入力し得るように構成されている。更に、油路a5には、プライマリレギュレータバルブ22からのライン圧Pが入力されており、油路dには、ソレノイドモジュレータバルブ23からのモジュレータ圧PMODが入力されて構成されている。
上記リニアソレノイドバルブSLC1は、油路b2などを介して上記Dレンジ圧Pを入力する入力ポートSLC1aと、該Dレンジ圧Pを調圧して油圧サーボ27に作動圧PSLC1を係合圧PC1として出力する出力ポートSLC1bとを有している。即ち、該リニアソレノイドバルブSLC1は、不図示の制御部ECUからの指令値に基づく通電時には、指令値に応じた係合圧PC1を出力し得るように構成されている。そして、該リニアソレノイドバルブSLC1の出力ポートSLC1bは、油路e1を介して第1クラッチC−1の油圧サーボ27に接続されている。
一方、リニアソレノイドバルブSLB1は、油路b3などを介して上記Dレンジ圧Pを入力する入力ポートSLB1aと、該Dレンジ圧Pを調圧して油圧サーボ29に作動油圧PSLB1を係合圧PB1として出力する出力ポートSLB1bとを有している。即ち、該リニアソレノイドバルブSLB1は、制御部からの指令値に基づく通電時には、指令値に応じた係合圧PB1を出力し得るように構成されている。そして、該リニアソレノイドバルブSLB1の出力ポートSLB1bは、油路f1を介してブレーキB―1の油圧サーボ29に接続されている。
リニアソレノイドバルブSLC2は、油路a5などを介して上記ライン圧Pを入力する入力ポートSLC2aと、該ライン圧Pを調圧して油圧サーボ30に作動圧PSLC2を係合圧PC2として出力する出力ポートSLC2bとを有している。即ち、該リニアソレノイドバルブSLC2は、制御部からの指令値に基づく通電時には、指令値に応じた係合圧PC2を出力し得るように構成されている。そして、該リニアソレノイドバルブSLC2の出力ポートSLC2bは、油路g1、詳しくは後述するC−2リレーバルブ37、油路g2を介してクラッチC−2の油圧サーボ30に接続されている。
ソレノイドバルブS1は、油路dを介して上記モジュレータ圧PMODを入力する入力ポートS1aと、通電時(即ちON時)に該モジュレータ圧PMODを略々そのまま信号圧PS1として出力する出力ポートS1bとを有している。該出力ポートS1bは、油路hを介してB−3リレーバルブ36の油室36aに接続されている。
B−3コントロールバルブ35は、スプール35pと、該スプール35pを上方に付勢するスプリング35sとを有していると共に、スプール35pの図中上方に油室35aと、スプール35pの図中下方に油室35bとを有しており、更に、入力ポート35cと、ドレーンポートEXと、出力ポート35dと、を有して構成されている。
上記B−3コントロールバルブ35は、スプリング35sの付勢力によって左半位置にされた際に、入力ポート35cと出力ポート35dとが連通されると共に、右半位置にされた際には、出力ポート35dとドレーンポートEXとが連通されて油路b6の油圧が排出されると共に、Dレンジ圧Pが供給される入力ポート35cがスプール35pによって遮断されるように構成されている。また、出力ポート35dが入力ポート35cと連通すると、Dレンジ圧Pが油室35aに供給されるように構成されており、このDレンジ圧Pとスプリング35sの付勢力とがバランスし、出力ポート35dから常に一定のDレンジ圧Pが出力される。
一方、B−3リレーバルブ36は、スプール36pと、該スプール36pを図中上方に付勢するスプリング36sとを有していると共に、スプール36pの図中上方に油室36aとを有しており、さらに、入力ポート36cと、入力ポート36dと、出力ポート36eと、を有して構成されている。
上記B−3リレーバルブ36は、前進時にソレノイドS1からの信号圧PS1が油路hを介して油室36aに供給され、スプリング36sの付勢力に反して左半位置にされた際に、入力ポート36dと出力ポート36eとが連通すると共に入力ポート36cが遮断され、後進時にソレノイドS1からの信号圧PS1が油室36aに供給されず、スプリング36sの付勢力によって右半位置にされた際には、入力ポート36cと出力ポート36eが連通されると共に入力ポート36dが遮断される。
B−3リレーバルブ36の出力ポート36eは、ブレーキB−3の油圧サーボ31と油路jを介して接続されており、ソレノイドS1からの信号圧PS1が出力されてB−3リレーバルブ36が左半位置にされると、油路b6,jを介してDレンジ圧PがブレーキB−3の油圧サーボ31に出力され、B−3リレーバルブ36が右半位置にされると、油路c2,jを介してRレンジ圧PREVがB−3の油圧サーボ31に出力されように構成されている。
[ライン圧調圧部の詳細な構成]
次に、本発明の要部であるライン圧調圧部40の詳細な構成について説明をする。上述したようにオイルポンプ20によって発生した油圧は、シグナルチェックバルブ26からの信号圧PSIGに基づいてプライマリレギュレータバルブ22によってライン圧Pに調圧されており、該ライン圧Pを調圧するライン圧調圧部40は、これらプライマリレギュレータバルブ22及びシグナルチェックバルブ26、シグナルチェックバルブ26の信号圧PSIGの元圧となる各作動圧(係合圧)を調圧するリニアソレノイドバルブSLC1,SLB1,SLC2、マニュアルシフトバルブ21などによって構成されている。また、上記信号圧PSIGは、油路e2,f2,g3,k1,k2及びシグナルチェックバルブ26からなる最大圧導通回路によって、複数のリニアソレノイドバルブSLC1,SLB1,SLC2の作動圧PSLC1,PSLB1,PSLC2の内、最大の作動圧が選択される。
シグナルチェックバルブ26は、第1シャトル弁41と第2シャトル弁42とが油圧制御装置(コントロールバルブ)1の同じ位置(穴)に一体となって階層的に組み合わされて構成されており、4つの入力ポート26a,26b,26c,26dと、2つの出力ポート26e,26fと、を備えている。これら第1及び第2シャトル弁41,42は、2つの入力ポートと1つの出力ポートとを備え、該出力ポートが最大圧側の入力ポートと連通するように構成されており、そのため、シグナルチェックバルブ26の最終的な出力ポート26fは、上記入力ポート26a,26b,26cのうちの最も高い圧力側の入力ポートと連通している。なお、これら第1及び第2シャトル弁41,42は、必ずしも油圧制御装置1の同じ位置に配設される必要はなく、階層的に組み合わされている限り、油圧回路上のどのような位置に配設されてもよい。
該第1シャトル弁41は、入力ポート26aと、入力ポート26bと、出力ポート26eとを有しており、入力ポート26aには油路g3を介してクラッチC−2の係合圧PC2(作動圧PSLC2)が供給され、入力ポート26bには油路f2を介してブレーキB−1の係合圧PB1(作動圧PSLB1)が供給されている。これら係合圧PC2,PB1は受圧部材であるチェックボール41aに対して対抗入力され、該チェックボール41aが係合圧PC2,PB1の圧力差によってどちらか一方の方向に移動して油圧が低い方の入力ポート26a,26bを遮断すると共に、油圧が高い方の入力ポート26a,26bと出力ポート26eとが連通するように構成されている。
また、第2シャトル弁42も第1シャトル弁41と同様に、入力ポート26cと、入力ポート26dと、出力ポート26fとを有しており、入力ポート26dは油路k1を介して上記第1シャトル弁41の出力ポート26eと接続している。そのため入力ポート26dには、上述したクラッチC−2の係合圧PC2とブレーキB−1の係合圧PB1とのうちのどちらか高い方の油圧が供給され、入力ポート26cには油路e2を介してクラッチC−1の係合圧PC1(作動圧PSLC1)が供給される。これら係合圧PC1,PC2,PB1は受圧部材であるチェックボール42aに対して対抗入力され、該チェックボール42aが係合圧PC1,PC2,PB1の圧力差によってどちらか一方の方向に移動して油圧が低い方の入力ポート26c,26dを遮断すると共に、油圧が高い方の入力ポート26c,26dと出力ポート26fとが連通するように構成されている。
また、クラッチC−1は、図2(a)に示すように、大きな駆動トルクが必要な低速側の変速段において常に係合されるクラッチであり、使用頻度が高いと共に、その係合圧PC1がクラッチC−2,ブレーキB−1の係合圧PC2,PB1よりも高いことが多いため、上記シグナルチェックバルブ26は、クラッチC−1の係合圧PC1が1回の比較で出力ポート26fからシグナルチェックバルブ26の信号圧PSIGとして出力できるように、第2シャトル弁42の入力ポート26cに入力するように構成されている。
なお、第1及び第2シャトル弁41,42は、入力ポート26a,26b,26c,26dに同じ圧力の係合圧が入力された際に、チェックボールが略々中央部で停止して出力ポート26e,26fを遮断してしまうことを防止するために、弱いバネを入れるなどしてチェックボール41a,42aを片側に軽く付勢しても良い。
更に、上記クラッチC−2の係合圧PC2を調圧するリニアソレノイドバルブSLC2と、その油圧サーボ30との間には、上述したC−2リレーバルブ37が設けられており、該C−2リレーバルブ37は、スプール37pと、該スプール37pを上方に付勢するスプリング37sと、入力ポート37cと、出力ポート37dと、ドレーンポートEXとを備え、スプール37pの図中上方には油室37aが設けられている。
該C−2リレーバルブ37は、前進時、油室37aに油路b5などを介してDレンジ圧Pが供給されてスプリング37sの付勢力に反して左半位置にされた際には、入力ポート37cと出力ポート37dが連通され、後進時に油室37aにDレンジ圧Pが供給されずにスプリング37sの付勢力によって右半位置にされると、入力ポート37cが遮断される。即ち、後進時には、ソレノイドバルブSLC2から出力された係合圧PC2は、クラッチC−2の油圧サーボ30には供給されずに、油路g3を介してシグナルチェックバルブ26の入力ポート26aにのみ出力されるように構成されている。
プライマリレギュレータバルブ22は、スプール22pと、該スプール22pを上方に付勢するスプリング22sとを有していると共に、スプール22pの図中上方に油室22aと、スプール22pの図中下方に油室22bとを有しており、更に、入力ポート22cと、入力ポート22dと、オイルポンプ20からの過剰な油圧を排圧する2つのドレーンポート22e,22fなどを有して構成されている。
上記入力ポート22cには油路a3を介してオイルポンプ20によって発生した油圧(ライン圧P)が供給されており、プライマリレギュレータバルブ22は、スプール22pが左半位置の場合、入力ポート22cとドレーンポート22e,22fが連通し、これらドレ−ンポート22e,22fから油路m1,m2を介して油圧がオイルパンに還流され、右半位置の場合、これら入力ポート22cとドレーンポート22e,22fとの連通が遮断されるように構成されている。
また、入力ポート22dには油路b1を介してDレンジ圧Pが供給され、油室22aには油路a4を介してライン圧Pが供給され、油室22bには油路k2を介してシグナルチェックバルブ26からの信号圧PSIGが供給されており、上記スプール22pは、前進時には図中下方側へ向けての圧である油室22aのライン圧P及び入力ポート22dの前進レンジ圧Pと、図中上方側へ向けての圧であるスプリング22sの付勢力及び油室22bの信号圧PSIGとがバランスする位置で停止し、後進時には図中下方側へ向けての圧である油室22aのライン圧Pと、図中上方側へ向けての圧であるスプリング22sの付勢力及び油室22bの信号圧PSIGとがバランスする位置で停止するように構成されている。
[油圧制御装置の動作]
次に、本実施の形態に係る油圧制御装置1の作用について、ライン圧調圧部40を主として説明をする。例えば運転手によりイグニッションがONされると、本油圧制御装置1の油圧制御が開始される。エンジンが始動されると、エンジン回転に基づくオイルポンプ20の回転により油圧が発生し、油路a3,a4を介してプライマリレギュレータバルブ22の油室22a及び入力ポート22cに入力される。すると、油室22aに供給された油圧とスプリング22sの付勢力とがバランスする位置にスプール22pが移動し、上記オイルポンプ20で発生した油圧は、その圧が高すぎる場合にはドレーンポート22e,22fから不要な分の油圧が排出されてライン圧Pに調圧され、該ライン圧Pは油路a2を介してマニュアルシフトバルブ21の入力ポート21aと、油路a5を介してリニアソレノイドバルブSLC2の入力ポートSLC2aとに入力される。
続いて、例えば運転手によりシフトレバーがNレンジ位置からDレンジ位置にされ、制御部(不図示)により前進1速段が判断されると、マニュアルシフトバルブ21の前進レンジ圧出力ポート21bから油路b1〜b5に前進レンジ圧Pが出力される。すると、リニアソレノイドバルブSLC1から油路e1を介して作動圧PSLC1が油圧サーボ27の係合圧PC1として出力され、クラッチC−1が係合される。これにより、上記ワンウェイクラッチF−2の係止と相俟って、前進1速段が達成される。
また、リニアソレノイドバルブSLC1から油圧サーボ27に油路e1を介して係合圧PC1が出力されると、該係合圧PC1は、油路e1の中途部から分岐した油路e2を介して、シグナルチェックバルブ26の入力ポート26cにも入力される。すると、前進1速段の際はリニアソレノイドバルブSLB1,SLC2から作動圧PSLB1,PSLC2が出力されていないため、係合圧PC1が信号圧PSIGとして油路k2を介してプライマリレギュレータバルブ22の油室22bに入力され、プライマリレギュレータバルブ22は該信号圧PSIGよりも所定圧高くなるようにライン圧Pを調圧する。
なお、プライマリレギュレータバルブ22は、入力ポート22dからDレンジ圧Pを入力しており、該Dレンジ圧Pによりスプールを図中下方に付勢することによって、前進時には後進時に比してライン圧Pを比較的低く調圧するように構成されている。
[前進1速段のエンジンブレーキにおける動作]
例えば制御部により前進1速段のエンジンブレーキが判断されると、該制御部からの電気指令により、ソレノイドバルブS1から信号圧PS1がB−3リレーバルブ36の油室36aに出力され、スプール36pがスプリング36sの付勢力に反して左半位置に切換えられ、入力ポート36dと出力ポート36eが連通する。また、B−3コントロールバルブ35は、スプール35pがスプリング35sの付勢力によって左半位置にいるため、出力ポート35dからはDレンジ圧Pが油路b6を介して上記B−3リレーバルブ36の入力ポート36dに出力されており、該Dレンジ圧Pは、B−3リレーバルブ36の出力ポート36eから油路jを介して油圧サーボ31に係合圧PB3として供給され、ブレーキB−3が係合する。これにより、上記クラッチC−1の係合と相俟って、前進1速段のエンジンブレーキが達成される。
[前進2速段における動作]
ついで、例えば上記前進1速段の状態から制御部により前進2速段が判断されると、該制御部からの電気指令により、上記リニアソレノイドバルブSLC1の調圧状態が維持されつつ、リニアソレノイドバルブSLB1の調圧制御が行われる。即ち、リニアソレノイドバルブSLB1が調圧制御されると、作動圧PSLB1が係合圧PB1として出力ポートSLB1bから出力されて、油路f1を介して油圧サーボ29に入力され、ブレーキB−1が係止される。これにより、上記クラッチC−1の係合と相俟って、前進2速段が達成される。
また、リニアソレノイドバルブSLB1から油圧サーボ29に油路f1を介して係合圧PB1が出力されると、該係合圧PB1は、油路f1の中途部から分岐した油路f2を介して、シグナルチェックバルブ26の入力ポート26bにも入力される。すると、係合圧PB1は、シグナルチェックバルブ26の第1シャトル弁41及び油路k1を介して、第2シャトル弁42の入力ポート36dに入力され、他方の入力ポート26cから入力されている係合圧PC1とどちらの圧が高いか比較される。そして、これら係合圧PB1,PC1のうち、高い方が信号圧PSIGとして出力ポート26fから油路k2を介してプライマリレギュレータバルブ22の油室22bに入力され、プライマリレギュレータバルブ22は該信号圧PSIGよりも所定圧高くなるようにライン圧Pを調圧する。
[前進3速段における動作]
続いて、例えば上記前進2速段の状態から制御部により前進3速段が判断されると、該制御部からの電気指令により、上記リニアソレノイドバルブSLC1の調圧状態が維持されつつ、リニアソレノイドバルブSLB1が閉じられると共に、リニアソレノイドバルブSLC2の調圧制御が行われる。
即ち、まず、リニアソレノイドバルブSLB1の調圧制御によりブレーキB−1の解放制御が行われ、つまりブレーキB−1の油圧サーボ29の係合圧PB1(作動圧PSLB1)が油路f1を介してリニアソレノイドバルブSLB1のドレーンポートEXより排出制御され、該ブレーキB−1が解放される。また、一方のリニアソレノイドバルブSLC2は、作動圧PSLC2が0圧となるように閉じられていた状態から調圧制御が行われ、制御圧PSLC2が係合圧PC2として出力ポートSLC2bから出力されて、油路g1,g2を介して油圧サーボ30に入力され、クラッチC−2が係合される。これにより、上記クラッチC−1の係合と相俟って、前進3速段が達成される。
なお、この時、C―2リレーバルブ37は、油室37aにDレンジ圧Pが入力されてスプール37pが左半位置にあるため、入力ポート37cと出力ポート37dとが連通しており、係合圧PC2は、出力ポート37dから油路g2を介してクラッチC−2の油圧サーボ30に供給される。
また、リニアソレノイドバルブSLC2から油圧サーボ30に油路g1,g2を介して係合圧PC2が出力されると、該係合圧PC2は、油路g1,g2の中途部から分岐した油路g3を介して、シグナルチェックバルブ26の入力ポート26aにも入力される。すると、係合圧PC2の圧力が上昇していくと共に、入力ポート26bに入力されていた係合圧PB1の圧力は低下して行き、入力ポート26aを遮断していたチェックボール41aが圧力差によって移動して入力ポート26bを遮断する。
入力ポート26bが遮断されると、入力ポート26aが出力ポート26eと連通し、係合圧PC2は油路k1を介して第2シャトル弁42の入力ポート26dに入力される。また、係合圧PC2が入力ポート26dに入力されると、該係合圧PC2と、他方の入力ポート26cに入力されている係合圧PC1とがチェックボール42aに対向して作用し、どちらか圧力の低い方の入力ポートがチェックボールによって遮断され、高い方の入力ポートは出力ポート26fと連通して、信号圧PSIGとして油路k2を介してプライマリレギュレータバルブ22の油室22bに入力される。これにより、プライマリレギュレータバルブ22は、信号圧PSIGよりも所定圧高くなるようにライン圧Pを調圧する。
[前進4速段における動作]
次に、例えば上記前進3速段の状態から制御部により前進4速段が判断されると、該制御部からの電気指令により、上記リニアソレノイドバルブSLC2の調圧状態が維持されつつ、リニアソレノイドバルブSLC1が閉じられると共に、リニアソレノイドバルブSLB1の調圧制御が行われる。
即ち、まず、リニアソレノイドバルブSLC1の調圧制御によりクラッチC−1の解放制御が行われ、つまりクラッチC−1の油圧サーボ27の係合圧PC1(作動圧PSLC1)が油路e1を介してリニアソレノイドバルブSLC1のドレーンポートEXより排出制御され、該クラッチC−1が解放される。また、一方のリニアソレノイドバルブSLB1は、作動圧PSLB1が0圧となるように閉じられていた状態から調圧制御が行われ、制御圧PSLB1が係合圧PB1として出力ポートSLB1bから出力されて、油路f1を介して油圧サーボ29に入力され、ブレーキB−1が係合される。これにより、上記クラッチC−2の係合と相俟って、前進4速段が達成される。
また、リニアソレノイドバルブSLB1から油圧サーボ29に油路f1を介して係合圧PB1が出力されると、該係合圧PB1は、油路f1の中途部から分岐した油路f2を介して、シグナルチェックバルブ26の入力ポート26bにも入力される。すると、該係合圧PB1と、他方の入力ポート26aに入力されている係合圧PC2とがチェックボールに対向して作用し、どちらか圧力の低い方の入力ポートがチェックボール41aによって遮断され、高い方の入力ポートは出力ポート26fと連通して、油路k1を介して第2シャトル弁42の入力ポート26dに入力される。
上記入力ポート26dに係合圧が入力されると、他方の入力ポート26cに入力されていた係合圧PC1の圧力が低下して行くため、チェックボール42aが圧力差によって移動して入力ポート26cを遮断し、入力ポート26dと出力ポート26fとが連通して、上記係合圧が信号圧PSIGとして油路k2を介してプライマリレギュレータバルブ22の油室22bに入力される。これにより、プライマリレギュレータバルブ22は、信号圧PSIGよりも所定圧高くなるようにライン圧Pを調圧する。
[後進1速段における動作]
例えば運転手のシフトレバーの操作によってシフトレバーがRレンジ位置にされると、上述のようにマニュアルシフトバルブ21の後進レンジ圧出力ポート21cからRレンジ圧PREVが出力されると共に、該Rレンジ圧PREVは油路c1を介してクラッチC−3の油圧サーボ32に、油路c2を介してB−3リレーバルブ36の入力ポート36cに、油路c3を介してB−3コントロールバルブ35の油室35bに入力される。そして、上記油圧サーボ32にRレンジ圧PREVが係合圧PC3として供給されるとクラッチC−3は係合する。
また、シフトレバーセンサによりシフトレバーがRレンジ位置であることが検出され、制御部により該シフトレバー位置としてRレンジが判定されると、ソレノイドバルブS1はOFFされた状態に維持され、上記B−3リレーバルブ36はスプリング36sの付勢力によって右半位置に維持される。すると、入力ポート36cに入力されたRレンジ圧PREVは、出力ポート36e、油路jを介してブレーキB−3の油圧サーボ31に供給され、ブレーキB−3が係合される。これにより、上記クラッチC−3の係止と相俟って、後進1速段が達成される。
更に、シフトレバー位置としてRレンジが判定されると、制御部からリニアソレノイドバルブSLC2に電気指令が出され、該リニアソレノイドバルブSLC2は、油路a5を介して入力ポートSLC2aに直接入力されるライン圧Pをアクセル開度に基づいて作動圧PSLC2を調圧し、出力ポートSLC2bから出力する。
この時、C−2リレーバルブ37はDレンジ圧Pが油室37aに出力されていないため、スプリング37sの付勢力によって右半位置にあって入力ポート37cを遮断しており、上記作動圧PSLC2は、クラッチC−2の油圧サーボ30には出力されず、油路g1,g3を介してシグナルチェックバルブ26の入力ポート26aにのみ出力される。
また、後進時、シグナルチェックバルブ26の他の入力ポート26b,26cには油圧が出力されていないため、上記作動圧PSLC2は、出力ポート26fから信号圧PSIGとしてプライマリレギュレータバルブ22の油室22bに出力され、プライマリレギュレータバルブ22は該リニアソレノイドバルブSLC2から出力された信号圧PSIGに基づいて、ライン圧Pを調圧する。
上記のように自動変速機の油圧制御装置1を構成したことによって、前進時にはリニアソレノイドバルブSLC1,SLB1,SLC2の作動圧のうち、最大の作動圧をシグナルチェックバルブ26から信号圧PSIGとして出力してプライマリレギュレータバルブ22を制御すると共に、後進時にはリニアソレノイドバルブSLC2からの作動圧PSLC2を信号圧PSIGとして出力してプライマリレギュレータバルブ22を制御することによって、ライン圧制御用のリニアソレノイドSLTを設けずにオイルポンプ20からの油圧を適正なライン圧Pに調圧することができる。また、リニアソレノイドSLTを無くしたことによって、コストの低減を図ることができると共に、装置全体としてコンパクトになる。
更に、プライマリレギュレータバルブ22への信号圧PSIGを、後進時はリニアソレノイドバルブSLC2から出力するようにすると共に、使用頻度が高くかつ低速時に常に係合されるため、係合圧PC1が他のクラッチもしくはブレーキに比して高いクラッチC−1の油圧サーボ27に供給される作動圧PSLC1を、第2シャトル弁42の入力ポート26cに入力するように構成したこととが相俟って、プライマリレギュレータバルブ22への信号圧PSIGの切換わりが少なくなり、ライン圧が一時的に低下することを防止することができる。
また、リニアソレノイドバルブSLC2には、元圧としてライン圧Pが直接入力されており、後進時でも作動圧PSLC2を調圧することが可能であると共に、油圧サーボ30との間にC−2リレーバルブ37が介在させることにより、後進時に信号圧PSIGとして作動圧PSLC2を出力しても、該C―2リレーバルブ37により遮断されて、作動圧PSLC2がクラッチC−2の油圧サーボ30に誤って供給されることを防止することができる。
なお、以上説明した実施の形態においては、本自動変速機の油圧制御装置1を前進4速段及び後進1速段を達成する自動変速機3に適用した場合を一例として説明したが、勿論これに限るものではなく、例えば前進6速段を達成する自動変速機に適用してもよく、特に後進1速段以上の自動変速機であれば、どのような自動変速機にあっても本発明を適用することができる。
本発明に係る自動変速機を示すスケルトン図。 (a)本自動変速機の係合表、(b)本自動変速機の速度線図。 本発明に係る自動変速機の油圧制御装置を示す回路図。
符号の説明
1 自動変速機の油圧制御装置
20 オイルポンプ(油圧発生源)
21 マニュアルシフトバルブ(レンジ切換えバルブ)
22 プライマリレギュレータバルブ(ライン圧調圧弁)
26 シグナルチェックバルブ(最大圧導通回路)
27,29,30,31,32 油圧サーボ
37 C−2リレーバルブ(切換え弁)
41 第1シャトル弁
42 第2シャトル弁
e2,f2,g3,k1,k2 油路(最大圧導通回路)
C−1,C−2,C−3 クラッチ(摩擦係合要素)
B−1,B−3 ブレーキ(摩擦係合要素)
SLC1,SLB1 リニアソレノイドバルブ(作動圧調圧弁)
SLC2 リニアソレノイドバルブ(特定の作動圧調圧弁)
ライン圧
前進レンジ圧
REV 後進レンジ圧
SLC2 作動圧

Claims (5)

  1. 油圧発生源と、複数の摩擦係合要素と、該油圧発生源の油圧を所定のライン圧に調圧するライン圧調圧弁と、前記ライン圧を前記摩擦係合要素の油圧サーボ用の作動圧として調圧する複数の作動圧調圧弁と、を備え、前記摩擦係合要素を掴み換えて複数の前進段と、後進段と、を達成する自動変速機の油圧制御装置において、
    前記複数の作動圧調圧弁により調圧された各作動圧のうち、最大の作動圧を前記ライン圧調圧弁まで導く最大圧導通回路を備え、
    前記ライン圧調圧弁は、前進時には前記最大圧導通回路により導かれた前記最大の作動圧に基づいて前記ライン圧を調圧し、後進時には前記複数の作動圧調圧弁のうち、特定の作動圧調圧弁から入力された作動圧に基づいて前記ライン圧を調圧してなる、
    ことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 前記複数の作動圧調圧弁は、前進時に前記最大圧導通回路に作動圧を出力する作動圧調圧弁であり、
    前記特定の作動圧調圧弁は、これら前記複数の作動圧調圧弁のうち、前記ライン圧が直接入力され、後進時においても前記最大圧導通回路に作動圧を出力可能な作動圧調圧弁である、
    請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置。
  3. 前記特定の作動圧調圧弁と、該特定の作動圧調圧弁から作動圧が出力される油圧サーボとの間に、前進時に該油圧サーボへの前記作動圧の供給を許容し、後進時には前記油圧サーボへの前記作動圧の供給を遮断する切換え弁を介在してなる、
    請求項1又は2記載の自動変速機の油圧制御装置。
  4. 前記ライン圧が入力されると共に、レンジ位置に応じて該ライン圧を前進レンジ圧もしくは後進レンジ圧として出力するレンジ切換えバルブを備え、
    前記後進段は、前記レンジ切換えバルブから出力された前記後進レンジ圧が、直接前記摩擦係合要素の油圧サーボに係合圧として入力されて達成されてなる、
    請求項3記載の自動変速機の油圧制御装置。
  5. 前記最大圧導通回路は、少なくとも2つの入力ポートと1つの出力ポートとを有して該出力ポートがこれら入力ポートのうちの最大圧力側の入力ポートと連通するシャトル弁を、階層的に複数備え、
    前記複数の摩擦係合要素のうち低速時に常に係合される摩擦係合要素の油圧サーボに供給される作動圧は、1回の前記シャトル弁への入力によって、前記最大の作動圧として前記ライン圧調圧弁に出力可能に構成された、
    請求項1乃至4いずれか記載の自動変速機の油圧制御装置。
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