JP2015190501A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置 Download PDF

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平井 信行
Nobuyuki Hirai
信行 平井
祥広 前田
Yoshihiro Maeda
祥広 前田
雅路 山口
Masaji Yamaguchi
雅路 山口
芳充 兵藤
Yoshimitsu Hyodo
芳充 兵藤
土田 建一
Kenichi Tsuchida
建一 土田
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Abstract

【課題】異なる前進変速段で係合される第1、第2、及び第3係合要素の同時係合を防止するものでありながら、カットオフバルブの本数を減らすことが可能な自動変速機の油圧制御装置を提供する。【解決手段】リニアソレノイドバルブSL3とC3−B2アプライリレーバルブ22とを連通する油路c2,c4,c5、及びリニアソレノイドバルブSL5と第1ブレーキB−1の油圧サーボ35とを連通する油路d2,d4,d5の間に介在し、制御圧PSL3及び制御圧PSL5を同時に入力した際にそれらの油路を遮断する第1カットオフバルブ21を備える。C3−B2アプライリレーバルブ22によって第3クラッチC−3及び第2ブレーキB−2の同時係合が防止され、第1カットオフバルブ21によって第3クラッチC−3及び第1ブレーキB−1の同時係合と第2ブレーキB−2及び第1ブレーキB−1の同時係合とが防止される。【選択図】図3

Description

この技術は、例えば車両に搭載される自動変速機の油圧制御装置に係り、詳しくは第1ソレノイドバルブの第1制御圧を第1係合要素の油圧サーボと第2係合要素の油圧サーボとに振分ける構造にあって、第1、第2、及び第3係合要素の同時係合を防止する自動変速機の油圧制御装置に関する。
近年、車両に搭載される自動変速機の油圧制御装置にあっては、クラッチやブレーキ等の係合要素の油圧サーボに供給する係合圧をリニアソレノイドバルブで直接的に調圧するものが主流である。このような係合圧を直接的に調圧するリニアソレノイドバルブは、調圧能力として大きな油圧に耐え得るように構成する必要があり、高価で大型化するため、油圧制御装置のコストダウンやコンパクト化を図るためには、このようなリニアソレノイドバルブの本数を減らしたいという要望がある。
そのため、前進変速段(前進1速段〜前進8速段)の異なる変速段で係合される(同時に係合されることがない)2つの係合要素(C−3、B−2)に着目し、1本のリニアソレノイドバルブ(SL3)で調圧する制御圧をそれら2つの係合要素の油圧サーボ(33,35)に振分けバルブ(26)で振分けて供給し得るように構成したものが提案されている(特許文献1参照)。なお、この特許文献1のものにあって、これら2つの係合要素(C−3、B−2)は後進段で同時に係合されるが、後進段ではリニアソレノイドバルブの制御圧を一方の係合要素(C−3)に供給し、後進レンジ圧を他方の係合要素(B−2)に供給することで、後進段での同時係合を可能としている。
ところで、前進変速段の異なる変速段で係合される係合要素は、例えばリニアソレノイドバルブのオン・フェールなどによって、それらが走行中に同時に係合するフェールが発生すると、そのうちの1つが引き摺り状態(スリップ状態)となるとしても、車両に大きな減速度が発生して、減速ショックが生じてしまう虞がある。このようなフェールの発生を防止するため、他の係合要素に供給する油圧を入力して当該係合要素の係合圧を遮断する、いわゆるカットオフバルブ(フェールセーフバルブ)を設けたものが提案されている(特許文献2参照)。
特開2011−214644号公報 特開2007−147035号公報
ところで、例えば前進変速段の異なる変速段で係合される係合要素が3つある場合は、3通りの同時係合の組合せがあり(例えばB−1とC−3、B−1とB−2、C−3とB−2など)、そのうちの1つの組合せ(例えばC−3とB−2)が上記振分けバルブによる制御圧(係合圧)の振分けによって構造上発生しないものとしても、残りの2つの組合せについてそれぞれカットオフバルブを設けることになり、つまり2本のカットオフバルブを設けることが考えられる。
しかしながら、カットオフバルブは、フェールが発生しない限り不要なバルブであり、このようなカットオフバルブはできるだけ本数を減らして、油圧制御装置のコストダウンやコンパクト化を図りたいという要望がある。
そこで、異なる前進変速段で係合される第1、第2、及び第3係合要素の同時係合を防止するものでありながら、カットオフバルブの本数を減らすことが可能な自動変速機の油圧制御装置を提供することを目的とするものである。
本自動変速機(1)の油圧制御装置(20)は(例えば図1乃至図3参照)、異なる前進変速段で係合される第1、第2、及び第3係合要素(C−3、B−2、B−1)を含む複数の係合要素を備えた自動変速機(1)の油圧制御装置(20)において、
前記第1係合要素(C−3)の油圧サーボ(33)又は前記第2係合要素(B−2)の油圧サーボ(36)に供給する第1制御圧(PSL3)を調圧して出力する第1ソレノイドバルブ(SL3)と、
前記第3係合要素(B−1)の油圧サーボ(35)に供給する第2制御圧(PSL5)を調圧して出力する第2ソレノイドバルブ(SL5)と、
入力した前記第1制御圧(PSL3)を前記第1係合要素(C−3)の油圧サーボ(33)に出力する第1位置(左半位置)と、入力した前記第1制御圧(PSL3)を前記第2係合要素(B−2)の油圧サーボ(36)に出力する第2位置(右半位置)と、に切換え自在な振分けバルブ(22)と、
前記第1ソレノイドバルブ(SL3)と前記振分けバルブ(22)とを連通する第1油路(c2,c4,c5)と、
前記第2ソレノイドバルブ(SL5)と前記第3係合要素(B−1)の油圧サーボ(35)とを連通する第2油路(d2,d4,d5)と、
前記第1油路(c2,c4,c5)及び前記第2油路(d2,d4,d5)の間に介在すると共に、第1スプール(21p)と、前記第1スプール(21p)を一方側に付勢する第1付勢部材(21s)と、前記第1制御圧(PSL3)の入力により前記第1スプール(21p)を他方側に押圧する第1作動油室(21b)と、前記第2制御圧(PSL5)の入力により前記第1スプール(21p)を他方側に押圧する第2作動油室(21c)と、を有し、前記第1スプール(21p)が、前記第1付勢部材(21s)の付勢力に基づき前記第1油路(c2,c4,c5)及び前記第2油路(d2,d4,d5)を連通する連通位置(左半位置)に切換わり、前記第1作動油室(21b)及び前記第2作動油室(21c)に前記第1制御圧(PSL3)及び前記第2制御圧(PSL5)を同時に入力したことに基づき前記第1油路(c2,c4,c5)及び前記第2油路(d2,d4,d5)を遮断する遮断位置(右半位置)に切換わる第1カットオフバルブ(21)と、を備えたことを特徴とする。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
本自動変速機の油圧制御装置によると、第1ソレノイドバルブと振分けバルブとを連通する第1油路、及び第2ソレノイドバルブと第3係合要素の油圧サーボとを連通する第2油路の間に介在し、第1制御圧及び第2制御圧を同時に入力したことに基づき第1油路及び第2油路を遮断する第1カットオフバルブを備えたので、振分けバルブによって第1係合要素及び第2係合要素の同時係合が防止されると共に、第1カットオフバルブによって第1係合要素及び第3係合要素の同時係合と第2係合要素及び第3係合要素の同時係合とが防止され、つまり振分けバルブと第1カットオフバルブだけで、3通りの同時係合の組合せを防止することができる。これにより、それぞれの同時係合の組合せに対してそれぞれのカットオフバルブを設ける場合に比して、カットオフバルブの本数を減らすことができ、油圧制御装置のコストダウンやコンパクト化を可能とすることができる。
本実施の形態に係る自動変速機を示すスケルトン図。 本自動変速機の係合表。 本自動変速機の油圧制御装置を示す油圧回路図。
以下、本実施の形態を図1乃至図3に沿って説明する。まず、本実施の形態に係る自動変速機1の概略構成について図1に沿って説明する。図1に示すように、例えばFRタイプ(フロントエンジン・リヤドライブ)の車両に用いて好適な自動変速機1は、エンジン(駆動源)50に接続し得る自動変速機1の入力軸11を有しており、該入力軸11の軸方向を中心としてトルクコンバータ7と、変速機構2とを備え、エンジンから伝達される回転動力を変速自在になっている。なお、本実施の形態では、FRタイプの車両を適用しているが、これには限らず、例えばFFタイプ(フロントエンジン・フロントドライブ)の車両であってもよい。
トルクコンバータ7は、自動変速機1の入力軸11に接続されたポンプインペラ7aと、作動流体を介して該ポンプインペラ7aの回転が伝達されるタービンランナ7bとを有しており、該タービンランナ7bは、入力軸11と同軸上に配設された変速機構2の入力軸12に接続されている。また、トルクコンバータ7には、ロックアップクラッチ10が備えられており、このロックアップクラッチ10が係合されると、自動変速機1の入力軸11の回転が変速機構2の入力軸12に直接伝達される。
変速機構2には、入力軸12(及び中間軸13)上において、プラネタリギヤDPと、プラネタリギヤユニットPUとが備えられている。プラネタリギヤDPは、サンギヤS1、キャリヤCR1、及びリングギヤR1を備えており、該キャリヤCR1に、サンギヤS1に噛合するピニオンP1及びリングギヤR1に噛合するピニオンP2を互いに噛合する形で有している所謂ダブルピニオンプラネタリギヤである。
また、プラネタリギヤユニットPUは、4つの回転要素としてサンギヤS2、サンギヤS3、キャリヤCR2(CR3)、及びリングギヤR3(R2)を有し、該キャリヤCR2に、サンギヤS2及びリングギヤR3に噛合するロングピニオンP4と、該ロングピニオンP4及びサンギヤS3に噛合するショートピニオンP3とを互いに噛合する形で有している所謂ラビニヨ型プラネタリギヤである。
プラネタリギヤDPのサンギヤS1は、例えばミッションケース3に一体的に固定されているボス部3bに接続されて回転が固定されている。ボス部3bは、オイルポンプボディ3aから延設されている。また、キャリヤCR1は、入力軸12に接続されて、該入力軸12の回転と同回転(以下、「入力回転」という。)になっていると共に、第4クラッチC−4(第6係合要素、副係合要素)に接続されている。更に、リングギヤR1は、固定されたサンギヤS1と入力回転するキャリヤCR1とにより、入力回転が減速された減速回転になると共に、第1クラッチC−1(第4係合要素、主係合要素)及び第3クラッチC−3(第1係合要素、副係合要素)に接続されている。
プラネタリギヤユニットPUのサンギヤS2は、第1ブレーキB−1(第3係合要素、副係合要素)に接続されてミッションケース3に対して固定自在となっていると共に、第4クラッチC−4及び第3クラッチC−3に接続されて、第4クラッチC−4を介してキャリヤCR1の入力回転が、第3クラッチC−3を介してリングギヤR1の減速回転が、それぞれ入力自在となっている。また、サンギヤS3は、第1クラッチC−1に接続されており、リングギヤR1の減速回転が入力自在となっている。
更に、キャリヤCR2は、中間軸13を介して入力軸12の回転が入力される第2クラッチC−2(第5係合要素、主係合要素)に接続されて、該第2クラッチC−2を介して入力回転が入力自在となっており、また、ワンウェイクラッチF−1及び第2ブレーキB−2(第2係合要素、副係合要素)に接続されて、該ワンウェイクラッチF−1を介してミッションケース3に対して一方向の回転が規制されると共に、該第2ブレーキB−2を介して回転が固定自在となっている。そして、リングギヤR3は、不図示の駆動車輪に回転を出力する出力軸15に接続されている。
以上のように構成された自動変速機1は、図1のスケルトン図に示す各第1クラッチC−1〜第4クラッチC−4、第1ブレーキB−1〜第2ブレーキB−2、ワンウェイクラッチF−1が、図2の係合表に示す組み合わせで係脱されることにより、ドライブ(D)レンジ(ポジション)の前進1速段(1st)〜前進8速段(8th)、リバース(R)レンジの後進1速段(R)、パーキング(P)レンジ、ニュートラル(N)レンジがそれぞれ達成される。
図2の係合表に示すように、第1クラッチC−1は、前進1速段〜前進5速段まで(複数の変速段に亘って)連続的に係合状態とされ、また、第2クラッチC−2は、前進5速段〜前進8速段まで(複数の変速段に亘って)連続的に係合状態とされるので、これら第1クラッチC−1及び第2クラッチC−2は、各変速段の間で変速する際に係合・解放を繰り返さないように構成された主係合要素として定義できる。また、第3クラッチC−3、第4クラッチC−4、第1ブレーキB−1、第2ブレーキB−2は、主係合要素である第1クラッチC−1又は第2クラッチC−2と同時に係合されることで、(第1クラッチC−1及び第2クラッチC−2を係合状態とする)直結段(前進5速段)以外の各前進変速段、即ち前進1速段〜前進4速段、及び前進6速段〜前進8速段を形成する副係合要素として定義できる。これら副係合要素である第3クラッチC−3、第4クラッチC−4、第1ブレーキB−1、第2ブレーキB−2は、主係合要素である第1クラッチC−1又は第2クラッチC−2と同時に係合することで変速段を形成するので、つまり正常時には副係合要素同士が同時に強い係合力で係合(後述の低圧制御ではない、高圧で係合)されることはない。なお、第4クラッチC−4は、直結段である前進5速段と1段違う前進4速段及び前進6速段で係合される係合要素である。
また、本自動変速機1は、不図示の制御部が、車両の停止を判断すると共に前進レンジ(Dレンジ)を判断すると、前進1速段において第1クラッチC−1を係合直前(摩擦板をピストンで押圧する直前)に制御し、変速機構2をニュートラル状態にするニュートラル制御を実行し得る。このニュートラル制御では、ワンウェイクラッチF−1に負荷がかからないように第2ブレーキB−2を低圧制御により小さなトルク容量となるように係合する。
さらに、本自動変速機1は、不図示の制御部が、車両の停止を判断すると共に、車両が坂路等にあって傾斜していることを判断すると、上記ニュートラル制御と同時にヒルホールド制御を実行し得る。このヒルホールド制御では、第1ブレーキB−1を係合してサンギヤS3の回転を停止すると共に、上記第2ブレーキB−2の係合によりキャリヤCR2の回転を停止し、これによってプラネタリギヤユニットPUの回転を停止してリングギヤR3の回転を停止し、つまり出力軸15の回転を停止することで駆動車輪の停止を行い、運転者がフットブレーキを離してアクセルを踏圧するまでの間に車両が移動してしまうことの防止を図る。この際の第1ブレーキB−1の係合も、低圧制御により小さなトルク容量となるように係合する。そして、このヒルホールド制御は、ニュートラル制御から第1クラッチC−1を係合してニュートラル制御を解除すると同時に第1ブレーキB−1も解放することで終了する。
ついで、上述した自動変速機1の油圧制御装置20の構成について、特に上述した副係合要素である第3クラッチC−3、第4クラッチC−4、第1ブレーキB−1、第2ブレーキB−2の同時係合を防止する部分に着目して、図3に基づいて説明する。なお、本実施の形態においては、スプールの位置を説明する際に、図中の右半分で示す位置を「右半位置」、左半分で示す位置を「左半位置」というものとする。
油圧制御装置20は、図3に示すように、大まかに、リニアソレノイドバルブSL1(第3ソレノイドバルブ)、リニアソレノイドバルブSL2(第4ソレノイドバルブ)、リニアソレノイドバルブSL3(第1ソレノイドバルブ)、リニアソレノイドバルブSL4(第5ソレノイドバルブ)、リニアソレノイドバルブSL5(第2ソレノイドバルブ)、ソレノイドバルブS1、ソレノイドバルブS2、第1カットオフバルブ21、C3−B2アプライリレーバルブ(振分けバルブ)22、B2アプライリレーバルブ23、第2カットオフバルブ24、レンジ圧供給部25などを備えて構成されている。
なお、油圧制御装置20には、図3に示した部分の他に、エンジン50により駆動される機械式オイルポンプ、該機械式オイルポンプが発生した油圧をライン圧に調圧するプライマリレギュレータバルブやリニアソレノイドバルブSLT、ライン圧を一定圧に調圧したモジュレータ圧を生成するモジュレータバルブ、ロックアップクラッチ10の係合圧を調圧するリニアソレノイドバルブSLUなどが備えられているが、説明の便宜上、要部を除き、省略して説明する。
上記レンジ圧供給部25は、例えば油圧制御式のシフトバイワイヤシステムとして構成された複数の切換えバルブの組合せからなり、上記ライン圧を元圧として入力して、前進レンジ時には該ライン圧(元圧)を前進レンジ圧PDとして出力し、後進レンジ時には該ライン圧を後進レンジ圧PRとして出力する。
上記リニアソレノイドバルブSL1は、前進レンジ圧PD(ライン圧でも良い)を入力し、該前進レンジ圧PDを上記第1クラッチC−1の油圧サーボ(不図示)に供給する係合圧として制御圧PSL1(第3制御圧)を調圧して出力する。また同様に、上記リニアソレノイドバルブSL2は、前進レンジ圧PD(ライン圧でも良い)を入力し、該前進レンジ圧PDを上記第2クラッチC−2の油圧サーボ(不図示)に供給する係合圧として制御圧PSL2(第4制御圧)を調圧して出力する。
上記リニアソレノイドバルブSL3は、ライン圧を入力し、該ライン圧を後述するC3−B2アプライリレーバルブ22を介して上記第3クラッチC−3の油圧サーボ33又は上記第2ブレーキB−2の油圧サーボ36に供給する係合圧として制御圧PSL3(第1制御圧)を調圧して出力する。
上記リニアソレノイドバルブSL4は、前進レンジ圧PD(ライン圧でも良い)を入力し、該前進レンジ圧を上記第4クラッチC−4の油圧サーボ34に供給する係合圧として制御圧PSL4(第5制御圧)を調圧して出力する。また同様に、上記リニアソレノイドバルブSL5は、前進レンジ圧PD(ライン圧でも良い)を入力し、該前進レンジ圧を上記第1ブレーキB−1の油圧サーボ35に供給する係合圧として制御圧PSL5(第2制御圧)を調圧して出力する。
上記ソレノイドバルブS1は、モジュレータ圧(ライン圧でも良い)を入力し、オン制御された際に該モジュレータ圧を油路j1に信号圧PS1として出力する。また同様に、上記ソレノイドバルブS2は、モジュレータ圧(ライン圧でも良い)を入力し、オン制御された際に該モジュレータ圧を油路k1に信号圧PS2として出力する。
上記第2カットオフバルブ24は、スプール24p(第2スプール)と、該スプール24pを図中上方に付勢するスプリング24s(第2付勢部材)とを備えていると共に、該スプール24pの図中上方から順に3つの作動油室24a(第4作動油室)、作動油室24b(第5作動油室)、及び作動油室24c(第6作動油室)と、入力ポート24d(第1入力ポート)と、出力ポート24e(第1出力ポート)と、入力ポート24f(第2入力ポート)と、出力ポート24g(第2出力ポート)と、入力ポート24h(第3入力ポート)とを有して構成されている。
上記作動油室24aは、油路a1を介して上記リニアソレノイドバルブSL1から制御圧PSL1が入力可能となっており、つまり第1クラッチC−1の係合中は該制御圧PSL1の入力によりスプール24pをスプリング24sの付勢方向とは反対側に押圧する。また、上記作動油室24bは、油路b1を介して上記リニアソレノイドバルブSL2から制御圧PSL2が入力可能となっており、つまり第2クラッチC−2の係合中は該制御圧PSL2の入力によりスプール24pをスプリング24sの付勢方向(一方側)とは反対側(他方側)に押圧する。
上記作動油室24cは、チェックボール弁43が介在された油路c1を介して上記リニアソレノイドバルブSL3から制御圧PSL3が入力可能であり、かつチェックボール弁45が介在された油路d1を介して上記リニアソレノイドバルブSL5から制御圧PSL5が入力可能であり、かつ油路e1及びチェックボール弁44が介在された油路e2を介して上記リニアソレノイドバルブSL4から制御圧PSL4が入力可能となっており、つまり第3クラッチC−3、第1ブレーキB−1、第4クラッチC−4のいずれか1つの係合中は、制御圧PSL3、制御圧PSL5、制御圧PSL4のいずれか1つの入力によりスプール24pをスプリング24sの付勢方向(一方側)とは反対側(他方側)に押圧する。
上記入力ポート24dには、油路e1,e3を介してリニアソレノイドバルブSL4から制御圧PSL4が入力される。上記出力ポート24eは、油路e4,e6を介して第4クラッチC−4の油圧サーボ34に接続されていると共に、油路e4,e5を介して入力ポート24fに接続されている。一方、上記入力ポート24hには、油路h1を介してレンジ圧供給部25から前進レンジ圧PDが入力される。そして、上記出力ポート24gは、油路i1を介して後述の第1カットオフバルブ21の作動油室21aに接続されている。
このように構成された第2カットオフバルブ24は、正常時にあって、3つの作動油室24a、作動油室24b、及び作動油室24cに対して、制御圧PSL1、制御圧PSL2、制御圧PSL3と制御圧PSL5と制御圧PSL4とのいずれか1つ、のうちの2つを入力している状態では、スプリング24sの付勢力に基づき左半位置(連通位置)となって、入力ポート24dと出力ポート24eとを連通すると共に、入力ポート24fと出力ポート24gとを連通する。この左半位置の状態にあって、前進4速段や前進6速段でリニアソレノイドバルブSL4から制御圧PSL4が出力されると、油路e1,e3,e4,e6を介して油圧サーボ34に制御圧PSL4が係合圧として供給され、第4クラッチC−4が係合制御される。また、この際の制御圧PSL4は、油路e5,i1を介して後述の第1カットオフバルブ24の作動油室21aに供給される。
一方、第2カットオフバルブ24は、フェール時にあって、3つの作動油室24a、作動油室24b、及び作動油室24cに対して、制御圧PSL1、制御圧PSL2、制御圧PSL3と制御圧PSL5と制御圧PSL4とのいずれか1つ、のうちの3つを同時に入力すると、それら3つの制御圧がスプリング24sの付勢力に打勝って、右半位置(遮断位置)となり、入力ポート24dと出力ポート24eとを遮断すると共に、入力ポート24hと出力ポート24gとを連通する。これにより、リニアソレノイドバルブSL4から制御圧PSL4が出力されたとしても、第2カットオフバルブ24により遮断されて、油圧サーボ34には制御圧PSL4が供給されなくなる。また、油路h1を介して入力ポート24hに入力されている前進レンジ圧PDが出力ポート24g及び油路i1を介して後述の第1カットオフバルブ24の作動油室21aに供給される。
上記第1カットオフバルブ21は、スプール21p(第1スプール)と、該スプール21pを図中上方に付勢するスプリング21s(第1付勢部材)とを備えていると共に、該スプール21pの図中上方から順に3つの作動油室21a(第3作動油室)、作動油室21b(第1作動油室)、及び作動油室21c(第2作動油室)と、入力ポート21dと、出力ポート21eと、入力ポート21fと、出力ポート21gとを有して構成されている。
上記作動油室21aは、油路i1を介して上記リニアソレノイドバルブSL4から制御圧PSL4、又は前進レンジ圧PDが入力可能となっており、つまり正常時にあっては第4クラッチC−4の係合中は該制御圧PSL4の入力によりスプール21pをスプリング21sの付勢方向とは反対側に押圧し、第2カットオフバルブ24が右半位置となるフェール時にあっては前進レンジ圧PDの入力によりスプール21pをスプリング21sの付勢方向(一方側)とは反対側(他方側)に押圧する。
また、上記作動油室21bは、油路c2,c3を介して上記リニアソレノイドバルブSL3から制御圧PSL3が入力可能となっており、つまり第3クラッチC−3の係合中は該制御圧PSL3の入力によりスプール21pをスプリング21sの付勢方向とは反対側に押圧する。また、上記作動油室21cは、油路d2,d3を介して上記リニアソレノイドバルブSL5から制御圧PSL5が入力可能となっており、つまり第1ブレーキB−1の係合中は該制御圧PSL5の入力によりスプール21pをスプリング21sの付勢方向(一方側)とは反対側(他方側)に押圧する。
上記入力ポート21dには、油路c2,c4を介してリニアソレノイドバルブSL3から制御圧PSL3が入力される。また、上記入力ポート21fには、油路d2,d4を介してリニアソレノイドバルブSL5から制御圧PSL5が入力される。上記出力ポート21eは、油路c5を介して後述のC3−B2アプライリレーバルブ22の入力ポート22cに接続されている。また、上記出力ポート21gは、油路d5を介して第1ブレーキB−1の油圧サーボ35に接続されている。
つまり、第1カットオフバルブ21は、リニアソレノイドバルブSL3から後述のC3−B2アプライリレーバルブ22までの油路c2,c4,c5(第1油路)の間に介在すると共に、リニアソレノイドバルブSL5から第1ブレーキB−1の油圧サーボ35までの油路d2,d4,d5(第2油路)の間に介在していることになる。換言すると、第1カットオフバルブ21は、C3−B2アプライリレーバルブ22よりもリニアソレノイドバルブSL3側である上流側に配置されていると言える。
このように構成された第1カットオフバルブ21は、正常時にあって、3つの作動油室21a、作動油室21b、及び作動油室21cに対して、制御圧PSL4又は前進レンジ圧PD、制御圧PSL3、制御圧PSL5、のうちの1つを入力している状態では、スプリング24sの付勢力に基づき左半位置(連通位置)となって、入力ポート21dと出力ポート21eとを連通すると共に、入力ポート21fと出力ポート21gとを連通する。この左半位置の状態にあって、前進1速段、前進3速段や前進7速段でリニアソレノイドバルブSL3から制御圧PSL3が出力されると、油路c2,c4,c5を介して後述のC3−B2アプライリレーバルブ22の入力ポート22cに制御圧PSL3を出力する。また、前進2速段や前進8速段でリニアソレノイドバルブSL5から制御圧PSL5が出力されると、油路d2,d4,d5を介して油圧サーボ35に制御圧PSL5が係合圧として供給され、第1ブレーキB−1が係合制御される。
一方、第1カットオフバルブ21は、フェール時にあって、3つの作動油室21a、作動油室21b、及び作動油室21cに対して、制御圧PSL4又は前進レンジ圧PD、制御圧PSL3、制御圧PSL5、のうちの2つを同時に入力すると、それら2つの制御圧或いは前進レンジ圧PDがスプリング21sの付勢力に打勝って、右半位置(遮断位置)となり、入力ポート21dと出力ポート21eとを遮断すると共に、入力ポート21fと出力ポート21gとを遮断する。これにより、リニアソレノイドバルブSL3から制御圧PSL3が出力されたり、リニアソレノイドバルブSL5から制御圧PSL5が出力されたりしても、第1カットオフバルブ21により遮断されて、後述の第3クラッチC−3の油圧サーボ33や第2ブレーキB−2の油圧サーボには制御圧PSL3が供給されなくなり、かつ第1ブレーキB−1の油圧サーボ35にも制御圧PSL5が供給されなくなる。
上記C3−B2アプライリレーバルブ22は、スプール22pと、該スプール22pを図中上方に付勢するスプリング22sとを備えていると共に、該スプール22pの図中上方に作動油室22aと、入力ポート22cと、出力ポート22bと、出力ポート22dとを有して構成されている。
このように構成されたC3−B2アプライリレーバルブ22は、作動油室22aに対して、ソレノイドバルブS1から信号圧PS1が入力されていない状態では、スプリング22sの付勢力に基づき左半位置(第1位置)となって、入力ポート22cと出力ポート22dとを連通する。この左半位置の状態にあって、前進3速段や前進7速段でリニアソレノイドバルブSL3から制御圧PSL3が出力されると、油路c2,c4,c5,c6を介して油圧サーボ33に制御圧PSL3が係合圧として供給され、第3クラッチC−3が係合制御される。
一方、C3−B2アプライリレーバルブ22は、作動油室22aに対して、ソレノイドバルブS1から信号圧PS1が入力されると、スプリング22sの付勢力に打勝って右半位置(第2位置)となって、入力ポート22cと出力ポート22bとを連通する。この右半位置の状態にあって、前進1速段のエンジンブレーキ時でリニアソレノイドバルブSL3から制御圧PSL3が出力されると、油路c2,c4,c5,c7、後述のB2アプライリレーバルブ23、油路c8を介して油圧サーボ36に制御圧PSL3が係合圧として供給され、第2ブレーキB−2が係合制御される。つまり、C3−B2アプライリレーバルブ22は、リニアソレノイドバルブSL3からの制御圧PSL3を、第3クラッチC−3の油圧サーボ33又は第2ブレーキB−2の油圧サーボ36に振分けて供給する機能を有する。
上記B2アプライリレーバルブ23は、スプール23pと、該スプール23pを図中上方に付勢するスプリング23sとを備えていると共に、該スプール23pの図中上方に作動油室23aと、入力ポート23bと、出力ポート23cと、入力ポート23dとを有して構成されている。
このように構成されたB2アプライリレーバルブ23は、作動油室23aに対して、ソレノイドバルブS2から信号圧PS2が入力されていない状態では、スプリング23sの付勢力に基づき左半位置となって、入力ポート23bと出力ポート23cとを連通する。この左半位置の状態にあって、前進1速段のエンジンブレーキ時でリニアソレノイドバルブSL3から制御圧PSL3が出力されると、油路c2,c4,c5,c7,c8を介して油圧サーボ36に制御圧PSL3が係合圧として供給され、第2ブレーキB−2が係合制御される。
一方、B2アプライリレーバルブ23は、後進レンジとなって、作動油室23aに対して、ソレノイドバルブS2から信号圧PS2が入力されると、スプリング23sの付勢力に打勝って右半位置となって、入力ポート23dと出力ポート23cとを連通する。後進レンジであって右半位置の状態にあっては、入力ポート23dに入力されている後進レンジ圧PRが、油路c8を介して油圧サーボ36に係合圧として供給され、第2ブレーキB−2が係合制御される。
従って、前進レンジでは、リニアソレノイドバルブSL3の制御圧PSL3をC3−B2アプライリレーバルブ22によって振分けることで、第3クラッチC−3と第2ブレーキB−2との同時係合を防止しているが、後進レンジでは、リニアソレノイドバルブSL3の制御圧PSL3を第3クラッチC−3の油圧サーボ33に供給し、後進レンジ圧PRを第2ブレーキB−2の油圧サーボ36に供給することで、第3クラッチC−3と第2ブレーキB−2との同時係合を可能とし、後進段の形成を可能としている。なお、前進レンジでは、後進レンジ圧PRがレンジ圧供給部25から供給されないので、前進レンジでの第3クラッチC−3と第2ブレーキB−2との同時係合は確実に防止される。
つづいて、本自動変速機1の油圧制御装置20におけるフェールが発生した際の動作について説明する。まず、第1カットオフバルブ21とC3−B2アプライリレーバルブ22との組合せによる、第3クラッチC−3、第1ブレーキB−1、第2ブレーキB−2の同時係合の防止について説明する。
上述したようにリニアソレノイドバルブSL3の制御圧PSL3は、C3−B2アプライリレーバルブ22によって振分けることで、第3クラッチC−3と第2ブレーキB−2との同時係合を防止している。従って、前進3速段や前進7速段で走行中にあって第3クラッチC−3の係合中に第2ブレーキB−2の同時係合が発生することはない。また、前進1速段のエンジンブレーキ時の走行中にあって第2ブレーキB−2の係合中に第3クラッチC−3の同時係合が発生することもない。
一方、例えば前進3速段や前進7速段、或いは前進1速段のエンジンブレーキ時の走行中にあって、リニアソレノイドバルブSL3から制御圧PSL3が出力されている状態から、リニアソレノイドバルブSL5がオン・フェール(出力状態で故障)した場合は、第1カットオフバルブ21の作動油室21bと作動油室21cとにそれぞれ制御圧PSL3と制御圧PSL5が入力され、該第1カットオフバルブ21は、遮断位置である右半位置に切換えられる。また、例えば前進2速段や前進8速段の走行中にあって、リニアソレノイドバルブSL5から制御圧PSL5が出力されている状態から、リニアソレノイドバルブSL3がオン・フェール(出力状態で故障)した場合も同様に、第1カットオフバルブ21の作動油室21bと作動油室21cとにそれぞれ制御圧PSL3と制御圧PSL5が入力され、該第1カットオフバルブ21は、遮断位置である右半位置に切換えられる。
すると、制御圧PSL3及び制御圧PSL5は、該第1カットオフバルブ21で油圧サーボ35,33,36に対して全て遮断されるので、第1ブレーキB−1と第3クラッチC−3との同時係合、第1ブレーキB−1と第2ブレーキB−2との同時係合が防止される。従って、第1カットオフバルブ21とC3−B2アプライリレーバルブ22との組合せによって、第3クラッチC−3、第1ブレーキB−1、第2ブレーキB−2うちの2つの同時係合の組合せが全て防止される。換言すると、第1カットオフバルブ21が、遮断位置である右半位置に切換えられた場合には、第3クラッチC−3、第1ブレーキB−1、第2ブレーキB−2に対する制御圧PSL3及び制御圧PSL5の供給は遮断されるので、第3クラッチC−3、第1ブレーキB−1、第2ブレーキB−2は全て係合が防止され、解放状態とされる。
次に、第1カットオフバルブ21と第2カットオフバルブ24との組合せによる、副係合要素である第4クラッチC−4、第3クラッチC−3、第1ブレーキB−1、第2ブレーキB−2の同時係合の防止について説明する。
上述したように第2カットオフバルブ24は、3つの作動油室24a,24b,24cに制御圧PSL1〜PSL5が同時に入力された際に遮断位置である右半位置に切換る。例えば直結段である前進5速段にあって、第1クラッチC−1と第2クラッチC−2とが係合されるように制御圧PSL1と制御圧PSL2とが出力され、作動油室24a,24bにそれら制御圧PSL1及び制御圧PSL2が入力されている状態から、リニアソレノイドバルブSL3〜SL5のうちのいずれかがオン・フェールすると、作動油室24cに制御圧PSL3〜制御圧PSL5のいずれかが入力され、該第2カットオフバルブ24は、遮断位置である右半位置に切換る。
すると、リニアソレノイドバルブSL4がオン・フェールして制御圧PSL4が出力された場合は、該第2カットオフバルブ24により遮断され、油圧サーボ34に供給されることがないので、直結段である前進5速段のまま、第4クラッチC−4の同時係合が防止される。また、リニアソレノイドバルブSL3又はリニアソレノイドバルブSL5がオン・フェールして制御圧PSL3又は制御圧PSL5が出力された場合は、第2カットオフバルブ24が遮断位置である右半位置となり、前進レンジ圧PDが油路i1を介して第1カットオフバルブ21の作動油室21aに入力される。そして、第1カットオフバルブ21は、作動油室21aに前進レンジ圧PDが入力されると共に、作動油室21b又は作動油室21cのいずれか一方に制御圧PSL3又は制御圧PSL5が入力されることになるので、遮断位置である右半位置に切換る。これにより、上述したように第3クラッチC−3、第1ブレーキB−1、第2ブレーキB−2は全て係合が防止され、直結段である前進5速段のまま維持されることになる。
ついで、例えば前進4速段又は前進6速段の走行中にあって、リニアソレノイドバルブSL1又はリニアソレノイドバルブSL2から制御圧PSL1又は制御圧PSL2が出力されて第1クラッチC−1又は第2クラッチC−2が係合され、さらに、リニアソレノイドバルブSL4から制御圧PSL4が出力されて第4クラッチC−4が係合されている状態から、リニアソレノイドバルブSL3又はリニアソレノイドバルブSL5がオン・フェールして制御圧PSL3又は制御圧PSL5が出力された場合は、既に作動油室24cに制御圧PSL4が入力されているので、第2カットオフバルブ24は、連通位置である左半位置のままとなる。しかし、この場合は、制御圧PSL4が油路e5,i1を介して第1カットオフバルブ21の作動油室21aに入力されると共に、作動油室21b又は作動油室21cのいずれか一方に制御圧PSL3又は制御圧PSL5が入力されることになるので、第1カットオフバルブ21は、遮断位置である右半位置に切換る。これにより、上述したように第3クラッチC−3、第1ブレーキB−1、第2ブレーキB−2は全て係合が防止され、前進4速段又は前進6速段のまま維持されることになる。
以上のように、第1カットオフバルブ21と第2カットオフバルブ24との組合せにより、どのような前進変速段の走行中にあって各リニアソレノイドバルブSL1〜SL5にオン・フェールが発生したとしても、確実に3つの係合要素が同時係合することが防止される。また、直結段である前進5速段でリニアソレノイドバルブSL3〜SL5にオン・フェールが発生したとしても、前進5速段が維持され、第4クラッチC−4が係合される前進4速段又は前進6速段でリニアソレノイドバルブSL3,SL5にオン・フェールが発生したとしても、前進4速段又は前進6速段が維持されるように構成されているので、つまりフェールの発生時にあっては、直結段が最優先されて形成され、次に直結段と1段違う変速段が優先されて形成される。また、他の変速段でのフェールの発生時には、フェールしたリニアソレノイドバルブSL1〜SL5の状況に応じて、直結段、直結段と1段違う変速段の順に優先的に形成されるか、或いは副係合要素である第3クラッチC−3、第1ブレーキB−1、第2ブレーキB−2が全て解放されて、ニュートラル状態となる。
つづいて、第1カットオフバルブ21のスプリング21sの付勢力の設定について説明する。上述したように、本自動変速機1においては、例えば前進1速段でニュートラル制御中にヒルホールド制御を行うと、第1クラッチC−1が係合直前となるように制御圧PSL1が制御され、第2ブレーキB−2が小さいトルク容量で係合されるように制御圧PSL3が低圧制御され、そして、第1ブレーキB−1が小さいトルク容量で係合されるように制御圧PSL5が低圧制御される。このような場合に、第1カットオフバルブ21が遮断位置である右半位置に切換ってしまうと、第1ブレーキB−1や第2ブレーキB−2の低圧制御ができなくなり、解放状態となってしまうので、このような場合には、第1カットオフバルブ21が切換らないようにスプリング21sの付勢力を、低圧制御された制御圧PSL3と低圧制御された制御圧PSL5との合計の油圧作用よりも大きな付勢力となるように設定する。
しかしながら、例えばリニアソレノイドバルブSL3とリニアソレノイドバルブSL5とから同時に制御圧PSL3と制御圧PSL5とが出力されてしまうフェールが発生した場合に、第3クラッチC−3又は第2ブレーキB−2と、第1ブレーキB−1とが大きなトルク容量で係合されてしまうと、変速機構2がタイアップ状態となり、第3クラッチC−3又は第2ブレーキB−2と第1ブレーキB−1とのいずれかがスリップするとしても、車両に所定の減速度以上の大きな減速度が生じてしまう虞がある。従って、第1カットオフバルブ21のスプリング21sの付勢力は、第3クラッチC−3又は第2ブレーキB−2、或いは第1ブレーキB−1が同時に係合したとしても、制御圧PSL3又は制御圧PSL5の上昇に伴って所定の減速度以上となる前に該第1カットオフバルブ21が切換るような付勢力に設定する。これにより、フェールが発生したとしても、車両に所定の減速度以上の大きな減速度が発生することが防止される。
以上説明した本自動変速機1の油圧制御装置20によると、リニアソレノイドバルブSL3とC3−B2アプライリレーバルブ22とを連通する第1油路である油路c2,c4,c5、及びリニアソレノイドバルブSL5と第1ブレーキB−1の油圧サーボ35とを連通する第2油路である油路d2,d4,d5の間に介在し、制御圧PSL3及び制御圧PSL5を同時に入力したことに基づき第1油路及び第2油路を遮断する第1カットオフバルブ21を備えたので、C3−B2アプライリレーバルブ22によって第3クラッチC−3及び第2ブレーキB−2の同時係合が防止されると共に、第1カットオフバルブ21によって第3クラッチC−3及び第1ブレーキB−1の同時係合と第2ブレーキB−2及び第1ブレーキB−1の同時係合とが防止され、つまりC3−B2アプライリレーバルブ22と第1カットオフバルブ21だけで、3通りの同時係合の組合せを防止することができる。これにより、それぞれの同時係合の組合せに対してそれぞれのカットオフバルブを設ける場合に比して、カットオフバルブの本数を減らすことができ、油圧制御装置20のコストダウンやコンパクト化を可能とすることができる。
また、第3クラッチC−3、第2ブレーキB−2、第1ブレーキB−1は、主係合要素である第1クラッチC−1又は第2クラッチC−2と同時に係合することで各前進変速段を形成する副係合要素であるので、正常時に前進変速段で同時に係合されることはなく、同時係合を防止する必要があるが、C3−B2アプライリレーバルブ22と第1カットオフバルブ21だけで、これら第3クラッチC−3、第2ブレーキB−2、第1ブレーキB−1の3通りの同時係合の組合せを防止することができる。
さらに、第2カットオフバルブ24によって、主係合要素である第1クラッチC−1と第2クラッチC−2とが同時係合している場合には、副係合要素である第4クラッチC−4が係合しようとすると遮断位置となって、第4クラッチC−4に対する制御圧PSL4を遮断すると共に、第1カットオフバルブ21の作動油室21aに元圧を入力して、制御圧PSL3と制御圧PSL5との一方が入力されると第1カットオフバルブ21を遮断位置に切換えられるようにするので、つまり副係合要素である第3クラッチC−3、第2ブレーキB−2、第1ブレーキB−1、及び第4クラッチC−4の同時係合を防止することができる。これにより、第1クラッチC−1と第2クラッチC−2とを係合した前進5速段から他の変速段への変速は防止できる。
また、主係合要素である第1クラッチC−1と第2クラッチC−2との一方と、副係合要素である第4クラッチC−4とが同時係合している場合には、第1カットオフバルブ21の作動油室21aに制御圧PSL4を入力して、制御圧PSL3と制御圧PSL5との一方が入力されると第1カットオフバルブ21を遮断位置に切換えられるようにするので、第4クラッチC−4と、第3クラッチC−3、第2ブレーキB−2、第1ブレーキB−1との同時係合を防止することができる。これにより、第1クラッチC−1又は第2クラッチC−2と第4クラッチC−4とを係合した前進4速段又は前進6速段から他の変速段への変速は防止できる。
さらに、主係合要素である第1クラッチC−1と第2クラッチC−2との一方が係合し、副係合要素である第4クラッチC−4が係合していない状態では、第1カットオフバルブ21の作動油室21aに油圧が供給されないので、第3クラッチC−3、第2ブレーキB−2、第1ブレーキB−1の同時係合を防止しつつ、第1クラッチC−1と第2クラッチC−2との一方と、第3クラッチC−3、第2ブレーキB−2、第1ブレーキB−1のうちの1つとを係合した変速段を達成することができる。
また、第4クラッチC−4が直結段(前進5速段)と1段違う変速段(前進4速段又は前進6速段)で係合される係合要素であるので、第4クラッチC−4の係合中に第3クラッチC−3、第2ブレーキB−2、第1ブレーキB−1が係合しようとした場合に第1カットオフバルブ21でそれら第3クラッチC−3、第2ブレーキB−2、第1ブレーキB−1の係合を防止することで、例えばリニアソレノイドバルブSL3やリニアソレノイドバルブSL5にフェールが発生したとしても第4クラッチC−4が係合される変速段からのダウンシフトが発生することを防止することができ、走行中の急減速が発生することを防止することができる。
そして、第1カットオフバルブ21のスプリング21sの付勢力が、制御圧PSL3及び制御圧PSL5に基づき第3クラッチC−3、第2ブレーキB−2、第1ブレーキB−1のうちのいずれか2つが同時に係合した際に発生する車両の減速度が所定の減速度以上となる前に、遮断位置に切換るような付勢力に設定されているので、例えば走行中にリニアソレノイドバルブSL3やリニアソレノイドバルブSL5にフェールが発生したとしても、車両に所定の減速度以上の減速が発生することを防止することができる。また、例えば第2ブレーキB−2を係合する変速段にあってニュートラル制御を行いつつ第1ブレーキB−1の係合によるヒルホールド制御を行うような場合にあって、第2ブレーキB−2を低圧制御により係合している状態で第1ブレーキB−1を低圧により係合させる状態にあっては、第1カットオフバルブ21が連通位置に維持されるようにすることができる。
なお、以上説明した本実施の形態においては、本自動変速機1の油圧制御装置20をエンジン50を駆動源とした車両に適用した場合を一例として説明したが、これに限らず、駆動源にモータ・ジェネレータとエンジンとを備えたハイブリッド車両であっても構わない。また勿論であるが、ハイブリッド車両としては、前後車輪の一方をエンジン及び本自動変速機1で駆動し、他方をモータ・ジェネレータで駆動するような車両でもよく、この場合は、充電によりEV走行し得るプラグイン・ハイブリッド車両も含む概念である。
また、本実施の形態では、自動変速機1が前進8速段及び後進段を達成する多段式自動変速機であるものを説明したが、これに限らず、例えば前進9速段以上や前進7速段以下の多段変速機であっても構わない。
1 自動変速機
20 自動変速機の油圧制御装置
21 第1カットオフバルブ
21a 第3作動油室
21b 第1作動油室
21c 第2作動油室
21p 第1スプール
21s 第1付勢部材(スプリング)
22 振分けバルブ(C3−B2アプライリレーバルブ)
24 第2カットオフバルブ
24a 第4作動油室
24b 第5作動油室
24c 第6作動油室
24d 第1入力ポート
24e 第1出力ポート
24f 第2入力ポート
24g 第2出力ポート
24h 第3入力ポート
24p 第2スプール
24s 第2付勢部材(スプリング)
33 油圧サーボ
34 油圧サーボ
35 油圧サーボ
36 油圧サーボ
C−1 第4係合要素、主係合要素(第1クラッチ)
C−2 第5係合要素、主係合要素(第2クラッチ)
C−3 第1係合要素、副係合要素(第3クラッチ)
C−4 第6係合要素、副係合要素(第4クラッチ)
B−1 第3係合要素、副係合要素(第1ブレーキ)
B−2 第2係合要素、副係合要素(第2ブレーキ)
SL1 第3ソレノイドバルブ(リニアソレノイドバルブ)
SL2 第4ソレノイドバルブ(リニアソレノイドバルブ)
SL3 第1ソレノイドバルブ(リニアソレノイドバルブ)
SL4 第5ソレノイドバルブ(リニアソレノイドバルブ)
SL5 第2ソレノイドバルブ(リニアソレノイドバルブ)
PD 元圧(前進レンジ圧)
PSL1 第3制御圧(制御圧)
PSL2 第4制御圧(制御圧)
PSL3 第1制御圧(制御圧)
PSL4 第5制御圧(制御圧)
PSL5 第2制御圧(制御圧)
c2,c4,c5 第1油路(油路)
d2,d4,d5 第2油路(油路)

Claims (5)

  1. 異なる前進変速段で係合される第1、第2、及び第3係合要素を含む複数の係合要素を備えた自動変速機の油圧制御装置において、
    前記第1係合要素の油圧サーボ又は前記第2係合要素の油圧サーボに供給する第1制御圧を調圧して出力する第1ソレノイドバルブと、
    前記第3係合要素の油圧サーボに供給する第2制御圧を調圧して出力する第2ソレノイドバルブと、
    入力した前記第1制御圧を前記第1係合要素の油圧サーボに出力する第1位置と、入力した前記第1制御圧を前記第2係合要素の油圧サーボに出力する第2位置と、に切換え自在な振分けバルブと、
    前記第1ソレノイドバルブと前記振分けバルブとを連通する第1油路と、
    前記第2ソレノイドバルブと前記第3係合要素の油圧サーボとを連通する第2油路と、
    前記第1油路及び前記第2油路の間に介在すると共に、第1スプールと、前記第1スプールを一方側に付勢する第1付勢部材と、前記第1制御圧の入力により前記第1スプールを他方側に押圧する第1作動油室と、前記第2制御圧の入力により前記第1スプールを他方側に押圧する第2作動油室と、を有し、前記第1スプールが、前記第1付勢部材の付勢力に基づき前記第1油路及び前記第2油路を連通する連通位置に切換わり、前記第1作動油室及び前記第2作動油室に前記第1制御圧及び前記第2制御圧を同時に入力したことに基づき前記第1油路及び前記第2油路を遮断する遮断位置に切換わる第1カットオフバルブと、を備えた、
    ことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 前記複数の係合要素は、複数の前進変速段に亘って連続的に係合状態にされる複数の主係合要素と、前記主係合要素と同時に係合することで各前進変速段を形成する複数の副係合要素と、からなり、
    前記第1、第2、及び第3係合要素は、前記副係合要素である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  3. 前記複数の主係合要素は、第4係合要素と第5係合要素とからなり、
    前記複数の副係合要素は、前記第1係合要素と前記第2係合要素と前記第3係合要素と第6係合要素とからなり、
    前記第1カットオフバルブは、入力した油圧により前記第1スプールを他方側に押圧する第3作動油室を有し、
    前記第4係合要素の油圧サーボに供給する第3制御圧を調圧して出力する第3ソレノイドバルブと、
    前記第5係合要素の油圧サーボに供給する第4制御圧を調圧して出力する第4ソレノイドバルブと、
    前記第6係合要素の油圧サーボに供給する第5制御圧を調圧して出力する第5ソレノイドバルブと、
    第2スプールと、前記第2スプールを一方側に付勢する第2付勢部材と、前記第3制御圧の入力により前記第2スプールを他方側に押圧する第4作動油室と、前記第4制御圧の入力により前記第2スプールを他方側に押圧する第5作動油室と、前記第1制御圧と前記第2制御圧と前記第5制御圧とのいずれか1つの入力により前記第2スプールを他方側に押圧する第6作動油室と、前記第5制御圧を入力する第1入力ポートと、前記第6係合要素の油圧サーボに接続された第1出力ポートと、前記第1出力ポートに接続された第2入力ポートと、少なくとも前進レンジで発生する元圧を入力する第3入力ポートと、前記第3作動油室に接続された第2出力ポートと、を有する第2カットオフバルブと、を備え、
    前記第2カットオフバルブは、前記第2スプールが、前記第2付勢部材の付勢力に基づき、前記第1入力ポート及び前記第1出力ポートと、前記第2入力ポート及び前記第2出力ポートと、を連通する連通位置に切換わり、前記第4作動油室、前記第5作動油室、及び前記第6作動油室に、前記第3制御圧、前記第4制御圧、前記第1制御圧と前記第2制御圧と前記第5制御圧とのいずれか1つ、のうちの3つを同時に入力したことに基づき前記第1入力ポート及び前記第1出力ポートを遮断すると共に、前記第3入力ポート及び前記第2出力ポートを連通する遮断位置に切換り、
    前記第1カットオフバルブは、前記第1作動油室、前記第2作動油室、及び前記第3作動油室に、前記第2出力ポートから前記第5制御圧又は前記元圧と前記第1制御圧と前記第2制御圧とのうちの2つを同時に入力したことに基づき前記第1油路及び前記第2油路を遮断する遮断位置に切換わる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  4. 前記第6係合要素は、直結段と1段違う変速段で係合される係合要素である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の自動変速機の油圧制御装置。
  5. 前記第1付勢部材の付勢力は、前記第1制御圧及び前記第2制御圧に基づき前記第1、第2、及び第3係合要素のうちのいずれか2つが同時に係合した際に発生する車両の減速度が所定の減速度以上となる前に、前記遮断位置に切換るような付勢力に設定された、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の自動変速機の油圧制御装置。
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