JP2010140490A - メモリ装置と通信する複数の通信チャンネル間のチャンネルスキュー補償回路とその方法及びこれを含むメモリコントローラ - Google Patents

メモリ装置と通信する複数の通信チャンネル間のチャンネルスキュー補償回路とその方法及びこれを含むメモリコントローラ Download PDF

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Abstract

【課題】DDR3メモリ回路のような高速のメモリ回路との通信に使われるチャンネル間のスキューを減少又は除去する回路を提供する。
【解決手段】本発明のチャンネルスキュー補償回路は、メモリ回路との通信に使われる複数のチャンネルの間のスキューを補償する回路であって、送信回路、複数の受信回路、検出回路、及び遅延回路を備える。送信回路は、複数のチャンネルの入力端で複数のチャンネルを介して基準信号を送信する。複数の受信回路は、複数のチャンネルの出力端から各々反射された複数の反射信号を複数のチャンネルの入力端で受信する。検出回路は、反射信号を受信して複数のチャンネルの間の相対的な信号伝播時間差を検出する。遅延回路は、複数のチャンネルのうちの少なくとも1つに連結され、検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて複数のチャンネルのうちの少なくとも1つの信号伝播遅延を設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の通信チャンネルの間のスキューが実質的に減少又は除去されたメモリ回路及びシステム、メモリコントローラ回路及びシステム、並びにメモリテスト回路及びシステムに用いられるチャンネルスキュー補償回路とその方法及びこれを含むメモリコントローラに関する。
メモリ回路及び装置を製造するに当たって、メモリ回路又は装置をテストする必要がある。一般的に、メモリ回路又は装置、即ち被検査素子(device under test:DUT)が連結された自動テスト装置(automatic test equipment:ATE)を使用してテストが遂行される。自動テスト装置は、予め定まった一定のテスト信号を生成して被検査素子へ転送し、被検査素子から応答信号を受信し、応答信号に基づいて被検査素子をテストする。
図1は、一般的なテストシステム10を示すブロック図である。テストシステム10は、自動テスト装置12及び被検査素子14を含む。メモリ回路は高速で作動し、複雑な構造を有するため、一般的に自動テスト装置12は、メモリ回路である被検査素子14と直接的にインターフェースせず、自動テスト装置12と被検査素子14との間に特化された(specialized)テスト回路16が配置される。自動テスト装置12の制御下で、テスト回路16はテスト信号のフォーマット(format)を定めて、テスト信号を被検査素子14へ転送し、被検査素子14から応答信号を受信し、テスト結果情報を生成して自動テスト装置12へ転送する。テスト回路16は、被検査素子14のチップと分離された回路で具現することができ、自動テスト装置12と分離されているので、BOT(built−off−test chip)とも呼ぶ。
テスト回路16は、複数のチャンネル20a、20b、20c、…、20nを含むインターフェース18を介して被検査素子14と通信する。被検査素子14のテストに使われる制御信号、テストデータ、及び応答信号は、インターフェース18を介して送受信される。
チャンネル20a、20b、20c、…、20nの実際の長さ又は有効長の差のため、チャンネル20a、20b、20c、…、20nの信号伝播時間はそれぞれ異なる。このような信号伝播時間の“スキュー(skew)”は、特にDDR3 DRAMメモリ回路のような高速のメモリ回路である被検査素子14をテストする過程で誤りを発生させることがある。このような高速の動作では、テスト回路16と被検査素子14との間に伝えられる制御信号とデータがスキューによりDDR3の特定の制御信号及びデータ要求条件を満たさないことがあり、従ってDDR3メモリ回路のテストが困難であるか又は不可能になることがある。
米国特許出願公開第2006/0109869号明細書 米国特許出願公開第2007/0240008号明細書 米国特許出願公開第2003/0081709号明細書 米国特許出願公開第2007/0118251号明細書
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、DDR3メモリ回路のような高速のメモリ回路との通信に使われるチャンネル間のスキューを減少又は除去するチャンネルスキュー補償回路とその方法及びこれを含むメモリコントローラを提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明の一特徴によるチャンネルスキュー補償回路は、メモリ回路との通信に使われる複数のチャンネルの間のスキューを補償する回路であって、送信回路、複数の受信回路、検出回路、及び遅延回路を備える。前記送信回路は、前記複数のチャンネルの入力端で前記複数のチャンネルを介して基準信号を送信する。前記複数の受信回路は、前記複数のチャンネルの出力端から各々反射された複数の反射信号を前記複数のチャンネルの前記入力端で受信する。前記検出回路は、前記反射信号を受信して前記複数のチャンネルの間の相対的な信号伝播時間差を検出する。前記遅延回路は、前記複数のチャンネルのうちの少なくとも1つに連結され、前記検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて前記複数のチャンネルのうちの少なくとも1つの信号伝播遅延を設定する。
一実施形態において、前記チャンネルスキュー補償回路は、前記複数のチャンネルと連結され、前記検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて前記複数のチャンネルの信号伝播遅延を設定する複数の遅延回路を更に備えることができる。
一実施形態において、前記基準信号はステップ信号(step signal)でありうる。
一実施形態において、前記チャンネルスキュー補償回路は、テスト信号を前記メモリ回路及びメモリコントローラ回路へ転送して該メモリ回路の制御に使われる少なくとも1つのBOT(built−off−test)回路でありうる。
一実施形態において、前記メモリ回路は、被検査素子(DUT)、DRAMメモリ回路及びDDR3 DRAMメモリ回路のうちの少なくとも1つを含むことができる。
一実施形態において、前記複数のチャンネルのうちの1つは、データストローブ信号(DQS)を伝達するチャンネルでありうる。一実施形態において、前記遅延回路は、前記データストローブ信号を伝達する前記チャンネルが90度の位相シフトを持つように設定できる。
一実施形態において、前記遅延回路は、遅延ライン、プログラム可能な遅延ライン、及びプログラム可能な非同期遅延ラインのうちの少なくとも1つを含むことができる。
一実施形態において、前記送信回路は、前記複数のチャンネルの前記入力端を終端するソース終端回路(source termination circuit)を含むことができる。一実施形態において、前記基準信号が前記複数のチャンネルを介して送信される際、前記複数のチャンネルの前記出力端は開放回路(open circuit)で具現できる。一実施形態において、前記基準信号が前記複数のチャンネルを介して送信される際、前記複数のチャンネルの前記出力端は前記メモリ回路と連結が切り離されることがある。
上記目的を達成するためになされた本発明の一特徴によるメモリコントローラは、メモリ回路を制御し、該メモリ回路との通信に使われる複数のチャンネルの間のスキューを補償するデ−スキュー(de−skew)機能を有するメモリコントローラであって、送信回路、複数の受信回路、検出回路、及び遅延回路を備える。前記送信回路は、前記複数のチャンネルの入力端で前記複数のチャンネルを介して基準信号を送信する。前記複数の受信回路は、前記複数のチャンネルの出力端から各々反射された複数の反射信号を前記複数のチャンネルの前記入力端で受信する。前記検出回路は、前記反射信号を受信して前記複数のチャンネルの間の相対的な信号伝播時間差を検出する。前記遅延回路は、前記複数のチャンネルのうちの少なくとも1つに連結され、前記検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて前記複数のチャンネルのうちの少なくとも1つの信号伝播遅延を設定する。
一実施形態において、前記メモリコントローラは、前記複数のチャンネルと連結され、前記検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて前記複数のチャンネルの信号伝播遅延を設定する複数の遅延回路を更に備えることができる。
一実施形態において、前記基準信号はステップ信号でありうる。
一実施形態において、前記メモリ回路は、DRAMメモリ回路及びメモリDDR3 DRAMメモリ回路のうちの少なくとも1つを含むことができる。
一実施形態において、前記複数のチャンネルのうちの1つは、データストローブ信号を伝達するチャンネルでありうる。一実施形態において、前記遅延回路は、前記データストローブ信号を伝達する前記チャンネルが90度の位相シフトを持つように設定できる。
一実施形態において、前記送信回路は、前記複数のチャンネルの前記入力端を終端するソース終端回路を含むことができる。
上記目的を達成するためになされた本発明の一特徴によるチャンネルスキュー補償方法は、メモリ回路との通信に使われる複数のチャンネルの間のスキューを補償する方法であって、前記複数のチャンネルの入力端で前記複数のチャンネルを介して基準信号を送信するステップと、前記複数のチャンネルの出力端から各々反射された複数の反射信号を前記複数のチャンネルの上記入力端で受信するステップと、前記反射信号を受信して前記複数のチャンネルの間の相対的な信号伝播時間差を検出するステップと、前記検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて前記複数のチャンネルのうちの少なくとも1つの信号伝播遅延を設定するステップと、を有する。
一実施形態において、前記チャンネルスキュー補償方法は、前記検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて前記複数のチャンネルの信号伝播遅延を設定するステップを更に有することができる。
本発明のチャンネルスキュー補償回路によれば、DDR3メモリ回路のような高速のメモリ回路との通信に使われるチャンネル間のスキューを減少又は除去することができる。また、位相遅延シフトをスキュー補償回路内の遅延回路に設定することによって、別途の位相固定ループ又は遅延固定ループを必要としない効果がある。
メモリ回路をテストする一般的なテストシステムのブロック図である。 DDR3 DRAMメモリ回路をテストするテストシステムにおける書込み動作を示すタイミング図である。 本発明によるチャンネルの間のスキューを補償するシステムのブロック図である。 本発明の一実施形態によるチャンネルの受信端にダミーウエハを使用して反射信号を提供するシステムを示すブロック図である。 図4のシステムで使われる信号を示すタイミング図である。 本発明の他の実施形態によるシステムを示すブロック図である。 図6のシステムで使われる信号を示すタイミング図である。 本発明の一実施形態によるテスト回路内の送/受信回路及びメモリ回路内の送/受信回路を詳細に図示した図6及び図7のシステムを示すブロック図である。 図8の回路の動作を示す信号のタイミング図である。 図6に示した送信回路及び受信回路の一部分を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるデ−スキュー遅延時間の制御に使われるテスト回路内の回路の一部分を詳細に示すブロック図である。 本発明の一実施形態による図11の破線で表示した回路の一部分を詳細に示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるチャンネルの間のスキューを除去するためにチャンネル伝播時間差を検出する過程を示すタイミング図である。 本発明の一実施形態によるテスト回路内の遅延処理回路及びスキュー処理回路を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による図14の遅延回路のうちの1つを詳細に示すブロック図である。 本発明の一実施形態による図14のデ−スキュー制御回路を詳細に示すブロック図である。 本発明のシステム、特に図11及び図14のテスト回路に対する複数の信号を示すタイミング図である。 本発明のシステム、特に図11及び図14のテスト回路に対する複数の信号を示すタイミング図である。 本発明のシステム、特に図11及び図14のテスト回路に対する複数の信号を示すタイミング図である。 本発明の一実施形態による送信イネーブル制御信号及び受信イネーブル制御信号を生成する回路を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるTXDAT0信号がTXDAT1信号に対して90度先行する位相を有するデ−スキュー制御回路を示すブロック図である。 本発明の基本的なデ−スキュー過程を示すタイミング図である。 DQSチャンネルがDQチャンネルより小さな伝播時間を持つ場合のデ−スキュー過程を示すタイミング図である。 DQSチャンネルがDQチャンネルより小さな伝播時間を持つ場合のデ−スキュー過程を示すタイミング図である。 DQSチャンネルがDQチャンネルより大きい伝播時間を持つ場合のデ−スキュー過程を示すタイミング図である。 DQSチャンネルがDQチャンネルより大きい伝播時間を持つ場合のデ−スキュー過程を示すタイミング図である。 本発明の一実施形態による複数の通信チャンネルの間のスキューを減少又は除去する方法を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態による複数の通信チャンネルの間のスキューを減少又は除去する方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるメモリ回路と制御信号及びデータ信号の通信に使われる通信チャンネルのスキューを減少させたメモリ回路を制御する方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるメモリコントローラが複数の通信チャンネルを介してメモリ回路と制御信号及びデータ信号を通信するメモリシステムにおけるチャンネルの間のスキューを減少又は除去する方法を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態による複数のチャンネルの間のスキューを減少又は除去する方法を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態による複数のチャンネルの間のスキューを減少又は除去する方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるデ−スキュー過程を用いるメモリコントローラを含むメモリ装置のブロック図である。 本発明の一実施形態によるスキューが減少したメモリコントローラを示すブロック図である。 本発明によるメモリモジュールに含まれる複数のメモリ回路とインターフェースし、複数のメモリ回路を制御してスキューが減少したメモリコントローラを示すブロック図である。 本発明によるメモリコントローラが利用できる一般的な処理システムを示すブロック図である。 本発明によるスキューが減少したメモリコントローラを使用する一般的なコンピュータ又は処理システムを示すブロック図である。 本発明によるスキューが減少した通信チャンネルを介して伝えられる複数の信号の例を図示した多様な種類のメモリ装置とインターフェースするスキューが減少したメモリコントローラを示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるAMBを使用するメモリシステムをテストするシステムを示すブロック図である。
本明細書に開示した本発明の実施形態に対する特定の構造的或いは機能的説明は、単に本発明の実施形態を説明するために例示したものであって、本発明の実施形態は多様な形態に実施することができ、本発明は本明細書で説明した実施形態に限定されるものと解釈してはならない。
本発明は、多様な変更を加えることができ、種々の形態を有することができる。また特定の実施形態を図面に例示して本発明を詳細に説明するが、これは本発明を特定の開示形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物、或いは代替物を含むものと理解すべきである。各図面を説明するに当たって類似する構成要素に対して同一の参照符号を使用した。
第1、第2などの用語は、多様な構成要素の説明に使うことができるが、各構成要素はこのような用語により限定されてはならない。このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的として使うことができる。例えば、本発明の権利範囲内で第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同様に第2構成要素も第1構成要素と命名することができる。
ある構成要素が他の構成要素に“連結されて”いるか、又は“接続されて”いると言及する時には、他の構成要素に直接的に連結されているか、又は接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもあると理解すべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に“直接連結されて”いるか、又は“直接接続されて”いると言及する時には、中間に他の構成要素が存在しないものと理解すべきである。構成要素の間の関係を説明する他の表現、即ち“〜間に”と“直に〜間に”、又は“〜に隣り合う”と“〜に直接隣り合う”なども同様に解釈すべきである。
本明細書で使用した用語は、単に特定の実施形態を説明するために使うものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上、明白に異なる意図がない限り、複数の表現を含む。本明細書において、“含む”又は“持つ”などの用語は、記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品、又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定するためのものであり、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解すべきである。
定義を異にしない限り、技術的又は科学的な用語を含めて、ここで使用する全ての用語は本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者により一般的に理解できるものと同一な意味である。一般的に使われる辞典に定義されているものと同一な用語は、関連技術の文脈上の意味と一致する意味のものと解釈すべきであり、本出願で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されない。
以下、本発明のチャンネルスキュー補償回路とその方法及びこれを含むメモリコントローラを実施するための形態を、図面を参照しながらより詳細に説明する。図面上の同一の構成要素に対しては同一の参照符号を使用し、同一の構成要素に対する重複説明は省略する。
図2は、DDR3 DRAMメモリ回路をテストするテストシステムにおける書込み動作を示すタイミング図である。タイミング図は、クロック信号CKdiff、コマンド信号CMD及びアドレス信号ADDR、/CS信号、データ信号DQs及びデータストローブ信号DQSdiffを示す。信号はDDR3 DRAMで使われる標準信号であり、DDR3標準要求条件に基づいた信号である。図1に示すように、テストシステムにおける信号は、インターフェース18に含まれるチャンネル20a〜20nを介して伝えられ、DDR3メモリ回路(被検査素子14)と通信を遂行する。図2のタイミング図に示すように、テスト環境で、チャンネルの間に、例えば200ps以上のスキューが表れる場合、DDR3 DRAMをテストするテストシステムはDDR3のタイミング要求条件を満たさないことがあり、テストは正常に遂行できないことがある。これと同様に、チャンネルの間のスキューによって読出し動作でDDR3の出力が正確に感知できないことがある。
図3は、本発明によるチャンネルの間のスキューを補償するシステム3000のブロック図である。図3を参照すると、システム3000はチャンネルスキュー補償回路3100及び半導体メモリ装置3300を含む。チャンネルスキュー補償回路3100はテストされる半導体メモリ装置3300と通信する。チャンネルスキュー補償回路3100は、チャンネルCH1、CH2、…、CHnを介して半導体メモリ装置3300に信号SS1P、SS2P、…、SSnPを送信し、半導体メモリ装置3300から信号SS1P、SS2P、…、SSnPを受信する。一例として、チャンネルスキュー補償回路3100は自動テスト装置(図示せず)から信号SS1、SS2、…、SSnを受信することができ、この場合、半導体メモリ装置3300をテストできる。他の例として、チャンネルスキュー補償回路3100はメモリコントローラ(図示せず)の制御回路から信号SS1、SS2、…、SSnを受信することができ、この場合、メモリコントローラで本発明のデ−スキュー(de−skew)機能を使うことができる。
図3を参照すると、キャリブレーションモードで、チャンネルスキュー補償回路3100は、例えばステップ信号を用いてチャンネルの相対的な伝播時間(relative propagation time)を測定する。チャンネルスキュー補償回路3100は、チャンネルの間の伝播時間差を検出し、チャンネルの間の伝播時間差に基づいてチャンネルの各々に連結された少なくとも1つの可変遅延ラインの遅延時間を設定する。動作モードで、チャンネルに適切に設定された遅延時間によってチャンネルの間のスキューが除去される。
本発明によれば、システム3000はキャリブレーションモードと動作モードの2つのモードで作動する。キャリブレーションモードで、チャンネルの間の相対的なスキューが検出される。例えば、ステップ信号のような信号を、チャンネルを介して送信して相対的なスキューが検出できる。例えば、チャンネルの端部、即ち被検査素子と連結された端部で、送信された信号は反射されて全てのチャンネルを介して戻る。戻った反射信号は送信端で受信される。反射信号がチャンネルを介して戻る時間の相対的な差が検出され、チャンネルの相対的な信号伝播時間が検出される。このようなチャンネルの伝播遅延時間の差はチャンネルの各々に設定される遅延時間を決定し、従ってチャンネルの各々の伝播時間の差によるスキューは補償されて減少又は除去される。チャンネルの各々に対する決定された遅延時間は、デ−スキュー回路に含まれる非同期遅延ライン回路(asynchronous delay line circuit)にプログラムされる。
動作モードで、信号はデ−スキュー回路に含まれるプログラム可能な非同期遅延ライン回路にプログラムされた調整された遅延時間に従いチャンネルを介して伝えられる。チャンネルスキューは除去され、テスト回路で生成された信号は、例えばDDR3 DRAMである被検査素子の要求条件に従い被検査素子と通信できる。
本発明によれば、チャンネルの受信端でキャリブレーション信号を反射させ、チャンネルの伝播時間の相対的な差を検出し、チャンネルスキューを除去するようにチャンネルの遅延時間を設定する多様な接近方式がありうる。一実施形態において、チャンネルの受信端は短絡回路(short circuit)で具現できる。この実施形態は“ダミー”ウエハの上に形成された適切なチャンネル接続を用いて通信チャンネルを連結することによって具現できる。
図4は、本発明の一実施形態によるチャンネルの受信端でダミーウエハを使用して反射信号を提供するシステムを示すブロック図であり、図5は、図4のシステムで使われる信号を示すタイミング図である。図4を参照すると、通信チャンネル330a、330b、330c、330dの送信端の各々に信号を送信する送信回路424、425、426、427を含むテスト回路420の一部分が図示されている。図4では、4個の通信チャンネル及びこれと関連した回路を含む実施形態を図示したが、実施形態に応じて本発明は任意の個数の通信チャンネルを含むことができる。ダミーウエハ380は導体パターン381を含む。導体パターン381は通信チャンネルの受信端で受信した信号を反射信号として送信端に提供するように通信チャンネルを連結する。
チャンネル330a、330b、330c、330dは送信回路424、425、426、427により信号ノードT0、T1、T2、T3に送信された送信信号を各々伝達する。チャンネル330a、330b、330c、330dは、伝播時間TD0、TD1、TD2、TD3と各々関連する。また、チャンネルの送信端はチャンネル330a、330b、330c、330dの受信端から戻る反射信号を各々受信する受信回路428、429、430、431を含む。受信回路428、429、430、431の出力は処理回路422に提供される。処理回路422は、戻った反射信号を検出して信号の相対的な受信時間を検出し、このような情報を用いてチャンネルの相対的な信号伝播時間を検出する。検出された相対的な伝播時間を用いて、処理回路422はプログラム可能な非同期遅延ライン回路の遅延時間を設定し、これを通じて信号伝播時間の差によるチャンネルの間のスキューが除去される。
図5は、図4のシステムのキャリブレーションモードで使われる信号を示すタイミング図である。図4及び図5を参照すると、図5のタイミング図で示すように、一実施例によるステップ信号であるS信号は、図4でノードT0の送信信号Sにて図示したように、チャンネル330aの入力端に印加される。図5に示すように、受信端で反射されて送信端へ戻った信号SS2Pの伝播時間はチャンネル330aの伝播時間TD0とチャンネル330bの伝播時間TD1との和と同一である。受信端で反射されて送信端へ戻った信号SS3Pの伝播時間TD2は、チャンネル330aの伝播時間TD0、チャンネル330bの伝播時間TD1、及び変数TAの和と同一である。変数TAは、チャンネル330bとチャンネル330cとの間の伝播時間の差を示す。受信端で反射されて送信端へ戻った信号SS4Pの伝播時間TD3は、チャンネル330aの伝播時間TD0、チャンネル330bの伝播時間TD1、及び変数TBの和と同一である。変数TBは、チャンネル330bとチャンネル330dとの間の伝播時間の差を示す。変数TA、TBは、チャンネルの間の伝播時間の差を示す。即ち、伝播時間TD1と伝播時間TD2との差が変数TAであり、伝播時間TD1と伝播時間TD3との差が変数TBである。変数は処理回路422で使われ、非同期遅延ライン回路の各々の遅延時間を設定してチャンネルの間のスキューを除去することに使われる。また、図4及び図5を参照すると、本発明のテスト回路420はDDR3 DRAMメモリ回路とのインターフェースに使用できる。従って、テスト回路420はDDR3 DRAMの仕様(specification)に従いDQ信号及びDQs信号を発生する。仕様に従いDQs信号はDQ信号より位相が90度だけ遅延シフトされる。本発明によれば、DQs信号を伝達するチャンネルに対し、スキューを減少させる遅延時間を提供することに使われるプログラム可能な非同期遅延ライン回路は、DDR3 DRAMの仕様が要求するDQs信号の90度の位相シフト及びデ−スキュー遅延を提供するように設定される。
本発明の他の実施形態によれば、図4及び図5を参照して説明した構成と異なるキャリブレーション構成を持つシステムが提供できる。図6は、本発明の他の実施形態によるシステムを示すブロック図であり、図7は、図6のシステムで使われる信号を示すタイミング図である。図6及び図7を参照すると、本実施形態によるシステムは、ソースが終端された(source−terminated)チャンネル330a、330b、330c、330dを含む。即ち、テスト回路520におけるチャンネルは送信端で終端される。
図6の実施形態によると、キャリブレーションする間に、ステップ信号Sはチャンネル330a、330b、330c、330dの送信端のノードT0、T1、T2、T3で信号SS1P、SS2P、SS3P、SS4Pとして各々送信される。受信端が開放された終端(open termination)であるので、ステップ信号Sは自身のチャンネル330a、330b、330c、330dを介して各々反射されて戻る。チャンネル330a、330b、330c、330dは、送信回路524、525、526、527により送信された送信信号SS1P、SS2P、SS3P、SS4Pを各々伝達する。チャンネル330a、330b、330c、330dは、伝播時間TD0、TD1、TD2、TD3と各々関連する。また、チャンネルの送信端はチャンネル330a、330b、330c、330dの受信端から戻る反射信号を各々受信する受信回路528、529、530、531を含む。受信回路528、529、530、531の出力は処理回路522に提供される。処理回路522は、戻った反射信号を検出し、信号の相対的な受信時間を検出し、このような情報を用いてチャンネルの相対的な信号伝播時間を検出する。検出された相対的な伝播時間を用いて、処理回路522はプログラム可能な非同期遅延ライン回路の遅延時間を設定し、これを通じて信号伝播時間の差によるチャンネルの間のスキューが除去される。
図7は、図6のシステムのキャリブレーションモードで使われる信号を示すタイミング図である。図6及び図7を参照すると、図7のタイミング図で示したように、一実施例によるステップ信号であるS信号は、図6で送信信号SS1P、SS2P、SS3P、SS4Pで示したように、チャンネル330a、330b、330c、330dの入力端に印加される。図7に示すように、受信端に伝えられる信号Sの伝播時間はTD0である。従って、送信端から受信端へ伝えられ、また送信端に戻る総伝播時間は2TD0である。同様に、受信端に伝えられる信号SS1Pの伝播時間はTD1=TD0+TAであり、送信端から受信端へ伝えられ、また送信端に戻る総伝播時間は2TD1=2(TD0+TA)である。TAは、チャンネル330aとチャンネル330bとの間の伝播時間の差を示す。このようなチャンネルの間の相対的な伝播時間を計算する接近方式は残りのチャンネルにも適用できる。例えば、送信端から受信端へ伝えられ、また送信端に戻る信号SS2Pの総伝播時間は2TD2=2(TD0+TB)である。TBは、チャンネル330aとチャンネル330cとの間の伝播時間の差を示す。送信端から受信端へ伝えられ、また送信端に戻る信号SS3Pの総伝播時間は2TD3=2(TD0+TC)である。TCは、チャンネル330aとチャンネル330dとの間の伝播時間の差を示す。変数TA、TB、TCは処理回路522で使われ、非同期遅延ライン回路の各々の遅延時間を設定してチャンネルの間のスキューを除去することに使われる。ステップ信号Sの大きさはVDDであり、信号SS1P、SS2P、SS3P、SS4Pの大きさは送信端の終端によりVDD/2である。受信端の信号DES1、DES2、DES3、DES4の大きさはVDDである。
このような本発明の接近方式は、種々の長所を提供する。例えば、上述したように、変数TA、TB、TCはチャンネルの単一経路に対するチャンネルの間の伝播時間差の測定値を示す。このような本発明の接近方式は、伝播時間差を検出するに当たって信号Sがチャンネルを2回通過するので、時間差TA、TB、TCが実際に2回分検出される。チャンネルの間の伝播時間差が2回分検出されるので、測定値は時間差を検出することに2倍の分解能(resolution)を提供する。これによって、伝播時間差をより正確に検出することができ、チャンネルの遅延時間をより正確に設定することができ、従って、スキューをより効果的に減少/除去することができる。また、送信端に戻る信号の大きさを検出することで、伝播時間差と共に受信端の負荷(loading)が検出できる。
図8は、本発明の一実施形態によるテスト回路520内の送/受信回路及びメモリ回路580内の送/受信回路を詳細に図示した図6及び図7のシステムを示すブロック図であり、図9は、図8の回路の動作を示す信号のタイミング図である。DDR3 DRAM構成に適用される図示した実施形態において、チャンネル(CH1)330aはデータストローブ信号DQSを伝達し、チャンネル(CH2)330bはデータ信号DQ<0>を伝達し、チャンネル(CH3)330cはデータ信号DQ<1>を伝達する。図8を参照すると、便宜上、3個のチャンネルを含むシステムを図示したが、実施形態に応じてシステムはより多いチャンネルを含むことができる。
図8及び図9を参照すると、テスト回路520内の送/受信回路は、チャンネル330a、330b、330cの各々に連結された送信回路524、525、526及び受信回路528、529、530を含む。受信回路は比較器で具現できる。キャリブレーションマルチプレクサ592は、本発明によるスキュー減少キャリブレーションの一部を制御する。マルチプレクサ592の選択制御入力に印加されるキャリブレーションイネーブル信号CAL_ENの制御下に、基準電圧生成器591は受信回路(比較器)528、529、530の反転入力に印加される互いに異なる2つの基準電圧を生成する。基準電圧生成器591は、VDD電圧レベルの半分のレベルを持つ第1基準電圧及びVDD電圧レベルの3/4のレベルを持つ第2基準電圧を生成する。スキュー減少キャリブレーションする間に、CAL_EN信号は論理ハイに活性化され、受信回路(比較器)528、529、530の反転入力に第2基準電圧(3/4 VDD)が印加される。正常な動作をする間に、CAL_EN信号は論理ローに非活性化され、受信回路(比較器)528、529、530の反転入力に第1基準電圧(1/2 VDD)が印加される。
上述したように、本発明のこのような実施形態において、チャンネル330a、330b、330cの受信端は開放回路(open circuit)として終端されている。これは、キャリブレーションする間にメモリ回路580の連結を切ることによって具現できる。図8に示した他の構成において、メモリ回路580は送信回路593、594、595及び受信回路596、597、598を含む制御可能なオン−ダイターミネーション(on−die termination:ODT)回路と共に製造できる。キャリブレーションする間に、ODT回路はチャンネルの受信端の終端が開放されるように設定され、DES1、DES2、DES3のようなチャンネルの受信端に到達する信号はチャンネルの送信端に反射されて戻る。また、1/2 VDDレベルを持つ電圧が自動テスト装置から受信回路(比較器)596、597、598の反転入力に印加される。キャリブレーションマルチプレクサ592に印加される1/2 VDDレベルを持つ電圧と受信回路596、597、598に印加される1/2 VDDレベルを持つ電圧は同一の電圧源で生成できる。他の実施形態において、1/2 VDDレベルを持つ電圧は異なる電圧源で生成することもできる。
これまでは、テスト回路520が自動テスト装置の一部分であるか、或いは自動テスト装置とインターフェースするように説明したが、テスト回路520はテスト装置又はこのような環境以外で正常なメモリの動作をするメモリ回路580を制御することに使われるメモリコントローラの一部分でありうる。また、メモリ回路580はテスト装置又はこのような環境以外の正常な動作環境で作動するDRAMのようなメモリ装置でありうる。
図8及び図9を参照すると、キャリブレーションが遂行される場合、図9のタイミング図で示すように、一実施例によるステップ信号であるS信号は送信回路524、525、526に印加される。S信号はVDDの電圧レベルを持つ。チャンネル330a(CH1)の伝播時間はTDSで表し、チャンネル330b(CH2)の伝播時間はTD0で表し、チャンネル330c(CH3)の伝播時間はTD1で表した。図9のタイミング図を参照すると、キャリブレーションが始まる場合、CAL_EN信号は論理ハイに活性化される。短いディレーの以後に、受信回路(比較器)528、529、530を活性化してチャンネルの受信端で反射されて戻った信号を受信し処理するように受信イネーブル信号RX_ENが論理ハイに活性化される。一例として、チャンネル330a(CH1)にDQS信号を使用して3/4 VDDレベルを持つ反射信号が戻る場合、受信回路(比較器)528は論理ハイに活性化されるようにスイッチングし、これはテスト回路520内の処理回路により検出される。残りのチャンネルでも同一なプロセスにより処理回路がチャンネルの相対的な伝播時間を検出する。
図10は、図6に示した送信回路524、525、526、527及び受信回路528、529、530、531の一部分を示すブロック図である。チャンネル330aを通過する信号SS1Pを生成する送/受信回路524、528の一例を図10に示した。図10には、チャンネルの受信端でメモリ回路(DUT)580のオン−ダイターミネーション機能を制御することに使われる制御信号及びキャリブレーション信号Sを含み、チャンネル330aで信号SS1Pの送信を制御することに使われる回路を図示した。また、図10では本発明のソース終端の特徴が表れるように図示した。
図10を参照すると、送/受信回路はプル−アップ制御回路2000及びプル−ダウン制御回路2002を含む。プル−アップ制御回路2000の出力はPMOSトランジスタMP1のゲートに印加され、プル−ダウン制御回路2002の出力はNMOSトランジスタMN1のゲートに印加される。PMOSトランジスタMP1は、電圧VDDと抵抗R1の第1端子の間に連結される。抵抗R1の第2端子はチャンネル330aと連結されるノードNI1に連結される。プル−アップ制御回路2000の出力が論理ローの場合、PMOSトランジスタMP1はターンオンし、チャンネル330aと連結されたノードNI1は抵抗R1を通じてプルアップされる。NMOSトランジスタMN1は、接地電圧と抵抗R2の第1端子の間に連結される。抵抗R2の第2端子はノードNI1に連結される。プル−ダウン制御回路2002の出力が論理ハイの場合、NMOSトランジスタMN1はターンオンし、チャンネル330aと連結されたノードNI1は抵抗R2を通じてプルダウンされる。
プル−アップ制御回路2000は、信号S、送信イネーブルバー信号TX_EN_B、及びオン−ダイターミネーションイネーブル制御信号ODT_ENを受信する。S信号は、反転回路2004の入力に印加され、反転回路2004の反転された出力はNORゲート2006の入力に印加される。TX_EN_B信号は、NORゲート2006の他の入力に印加される。NORゲート2006の出力は更に他のNORゲート2008の第1入力に印加される。ODT_EN信号は、NORゲート2008の第2入力に印加される。TX_EN_B信号は、その状態によってS信号又はODT_EN信号のうちの1つがノードNI1及びチャンネル330aへ転送されるようにする。チャンネルの受信端のODT回路が制御される場合、ODT_EN信号は適切に活性化される。例えば、本発明の一実施例によるステップキャリブレーション信号がチャンネル330aを介して転送される場合、S信号は適切に活性化される。
プル−ダウン制御回路2002は、S信号、送信イネーブル信号TX_EN、及びオン−ダイターミネーションイネーブルバー制御信号ODT_EN_Bを受信する。S信号は、反転回路2010の入力に印加され、反転回路2010の反転された出力はNANDゲート2012の入力に印加される。TX_EN信号は、NANDゲート2012の他の入力に印加される。NANDゲート2012の出力は更に他のNANDゲート2014の第1入力に印加される。ODT_EN_B信号は、NANDゲート2014の第2入力に印加される。TX_EN信号は、その状態によってS信号又はODT_EN_B信号のうちの1つがノードNI1及びチャンネル330aへ転送されるようにする。チャンネルの受信端のODT回路が制御される場合、ODT_EN_B信号は適切に活性化される。例えば、本発明の一実施例によるステップキャリブレーション信号がチャンネル330aを介して転送される場合、S信号は適切に活性化される。
図10を参照すると、ODT_EN信号が論理ハイの場合、正常な受信動作が活性化され、ODT_EN信号が論理ローの場合、デ−スキューキャリブレーション動作が活性化される。TX_EN信号が論理ハイに活性化された場合、正常な送信動作及びデ−スキューキャリブレーション動作が活性化できる。定常動作で基準電圧VREFは1/2 VDDQ値に設定され、デ−スキューキャリブレーション動作で基準電圧VREFは3/4 VDDQ値に設定される。
図10の受信回路は、比較器2016を含む。比較器2016の非反転入力はノードNI1に連結され、反転入力は基準電圧VREFに連結される。比較器2016は、チャンネル330a及びノードNI1の信号と基準電圧VREFを比較してチャンネル330aの信号を確認する。
図11は、本発明の一実施形態によるデ−スキュー遅延時間を制御することに使われるテスト回路520内の回路の一部分を詳細に示すブロック図である。特に、図11はテスト回路520内の遅延回路及び送/受信回路を示すブロック図であり、図12は、本発明の一実施形態による図11の破線で表示した回路の一部分を詳細に示すブロック図である。
図11を参照すると、上述したように、送/受信回路はチャンネル330に信号を送信する送信回路524、525、526、及び比較器の形態を持つ受信回路528、529、530を含む。基準電圧信号VREFは、受信回路(比較器)528、529、530の反転入力に印加される。入力信号が基準電圧VREFを超過する場合、受信回路(比較器)528、529、530の信号状態は論理ローの非活性化状態から論理ハイの活性化状態に変化する。受信回路(比較器)に印加される受信イネーブル制御信号RX_ENの制御下に、受信回路(比較器)528、529、530の出力信号の各々は非同期可変遅延ライン回路615、616、617に印加される。テスト回路520の全てのデ−スキュー回路で使われる制御信号である受信イネーブル制御信号RX_ENは、デ−スキュー制御ブロック618で生成される。デ−スキュー制御ブロック618は本発明によるデ−スキュー機能を制御する。
被検査素子(メモリ回路)のテストに使われる信号は、自動テスト装置及び/又はテスト回路520で生成され、被検査素子へ送信されるように図11の回路に印加される。DDR3 DRAMメモリ回路の場合、信号は、データ信号DQ<#>、データストローブ制御信号DS、コマンド信号CMD、アドレス信号ADDR、及びREFCLK信号を含むことができるが、これに限定されるものではない。便宜上、図11のブロック図では、D<0>、Q<0>、D<1>、Q<1>、及びDS信号のみが表れるように図示した。通信チャンネル330aとの通信に使われる図11の上段に示したチャンネルは、データストローブ信号DQSの転送に使われる。各々通信チャンネル330b、330cとの通信に使われる図11に示した2番目及び3番目のチャンネルは、各々DQ<0>及びDQ<1>信号の転送に使われる。
上段のDQSチャンネルにおいて、n入力ANDゲート614は信号D<n:0>を受信し、n入力ANDゲート614の出力は有限状態マシン(finite state machine:FSM)611に提供される。FSM611は、本発明により発生した制御データを提供して非同期可変遅延ライン回路615の遅延時間を設定し、チャンネルの間のスキューを除去する。第2及び第3チャンネルで、D<0>及びD<1>データ信号はFSM612、613に各々印加され、FSM612、613は、本発明により発生した制御データを提供して非同期可変遅延ライン回路616、617の遅延時間を各々設定し、チャンネルの間のスキューを除去する。
DQチャンネルは、非同期可変遅延ライン回路616、617の信号を各々感知し、信号をテスト回路520内の処理回路へ転送するセンスアンプ622、623を各々含む。DQSチャンネルとDQチャンネルは、各信号DS、Q<0>、Q<1>を各々受信し、受信した信号を非同期可変遅延ライン回路615、616、617に各々伝達してチャンネル330a、330b、330cに各々転送されるようにするDフリップフロップ619、620、621を含む。DQSチャンネルで受信される信号はDQチャンネルのセンスアンプ622、623により感知されるので、DS/DQSチャンネルはセンスアンプを含まない。本発明によれば、反射キャリブレーション信号がチャンネル330aの受信端から戻る場合、センスアンプ622、623を経てDQSチャンネルとDQチャンネルとの間の伝播時間差が検出される。即ち、本実施形態によれば、ベースライン信号としてDQSチャンネル信号を使用してチャンネルのデ−スキューが遂行され、DQSチャンネル信号に対する比較に基づいて他のチャンネルの間の遅延時間が計算され具現される。
図11及び図12を参照すると、チャンネルの各々の非同期可変遅延ライン回路615、616、617は、直列連結された複数のバッファー遅延素子631を含む。遅延素子631の各々は予め定まった時間遅延を有し、非同期可変遅延ライン回路615、616、617は一連の遅延素子631の入力から一連の遅延素子631の出力までの信号が希望する時間遅延を提供するようにプログラムすることが可能である。
非同期可変遅延ライン回路615、616、617の構成において、入力信号及び出力信号の全てに対し、希望する時間遅延を提供するために同一な一連の遅延素子631が使われる。例えば、DQ信号、即ちQ信号が通信チャンネルに出力される場合、Q信号はDフリップフロップ619、620、621の入力に印加される。Dフリップフロップ619、620、621の出力は、制御可能なトライステート通過バッファー(tri−state pass buffer)637の入力に印加される。トライステート通過バッファー637は送信動作で論理ハイに活性化されるTX_EN信号により活性化される。Q信号はトライステート通過バッファー637で出力されて一連の遅延素子631の入力端に提供される。トライステート通過バッファー637の出力信号は一連の遅延素子631でプログラムされた遅延時間に従って遅延され、遅延された信号はTX_EN信号により制御される反転トライステート通過バッファー633の入力に印加される。送信動作で、TX_EN信号が論理ハイに活性化されるため、反転トライステート通過バッファー633に入力された信号は反転トライステート通過バッファー633を経て送信バッファー634を通過し、送信回路524、525、526を通過してチャンネル330a、330b、330cを通過する。TX_EN信号が論理ハイに活性化された場合、FETトランジスタ638は活性化され、受信トライステートバッファー632の出力は非活性化される。その結果、送信された信号はセンスアンプ622、623に印加されない。
これと対照的に、例えばDQ信号、即ちD信号が通信チャンネルから入力される場合、受信イネーブル制御信号RX_ENは論理ハイに活性化され、TX_EN信号は論理ローに非活性化される。受信回路528、529、530に入力される信号は基準信号VREFと比較される。入力信号が基準信号VREFを超過する場合、受信回路528、529、530の出力は論理ハイに活性化される。受信回路528、529、530の出力はトライステート通過バッファー636に伝えられる。トライステート通過バッファー636は、RX_EN信号により制御される。RX_EN信号は活性化された論理ハイ状態によって入力信号を一連の遅延素子631の入力端に伝達する。一連の遅延素子631は、伝えられた信号を遅延させ、遅延された信号はRX_EN信号により制御されるトライステート通過バッファー632の入力に印加される。活性化されたトライステート通過バッファー632は印加された信号をセンスアンプ632、633に伝達する。センスアンプは入力D信号として伝えられた信号をテスト回路520の処理回路に出力する。
また、図11及び図12を参照すると、デ−スキューキャリブレーションにおいて、一実施例によるステップ信号であるS信号は、信号Tとして送信回路524、525、526に印加される。短いディレーの以後に、受信イネーブル制御信号RX_ENは非活性化された論理ローから活性化された論理ハイに遷移し、反射されて戻った信号が受信できる。反射信号は受信回路(比較器)528、529、530の非反転入力に印加され、反射信号が基準電圧VREFを超過する場合、受信回路(比較器)528、529、530は活性化された論理ハイレバルを出力する。基準電圧VREFは、受信回路(比較器)528、529、530の反転入力に印加され、キャリブレーションする間、3/4 VDDQレベルを持つ。受信回路(比較器)の出力信号は、各々非同期遅延ライン回路615、616、617を通過する。非同期遅延ライン回路615、616、617は、上述したように、受信回路(比較器)の出力信号を遅延させ、一実施例としてDQS_R、DQ_R0、DQ_R1で表示された遅延信号を出力する。遅延信号は、遅延信号の相対的な到達時間を検出するセンスアンプ622、623の入力に印加される。上述したように、本実施形態によれば、DQS_R信号はセンスアンプ622、623に印加され、センスアンプ622、623はDQSチャンネルとDQチャンネルの各々の伝播時間差を検出する。
図13は、本発明の一実施形態によるチャンネルの間のスキューを除去するためにチャンネル伝播時間差を検出する過程を示すタイミング図である。図11〜図13を参照すると、図12に示した実施形態により、DDR3 DRAMにおいて、高周波動作は、テスト回路520で生成された信号で置き換えられることで、1.6Gbpsで作動することができる。この実施形態によれば、デ−スキュー動作でキャリブレーションクロック信号CCLKが使われる。例えば、キャリブレーションクロック信号CCLKは800MHzのクロック信号でありうる。図13のタイミング図に示すように、一実施例によるステップ信号であるDQS_T信号が生成され、DQSチャンネルを介して送信される。戻った反射信号DQS_Rは、図11に示した非同期可変遅延ライン回路615で出力される。同様に、データ信号DQ_T<#>が生成され、DQチャンネルを介して送信される。戻った反射データ信号DQ_R<#>は、図11に示した非同期可変遅延ライン回路616、617で各々出力される。本発明によれば、図13に示したタイミング図のように、DQS_T信号はDQ_T<#>信号に対し、180度シフトした位相を持つように生成される。その結果、受信されたDQS_R信号及びDQ_R<#>信号は非同期可変遅延ライン回路615、616、617の各々で同位相(in phase)を持つ。これは、DQSチャンネルの非同期可変遅延ライン回路615が90度の遅延位相シフトを持つように設定することによって達成することができ、チャンネルの受信端に送信され、チャンネルの受信端で受信されるDQS信号はトータル180度の遅延位相シフトをするようになる。90度の遅延位相シフトは、DQS_T信号とDQSe信号との比較を通じて図13に示している。各々の信号経路で90度の遅延位相シフトが表れる。また、上述したように、DQSe信号とDQe<#>信号はチャンネルの受信端で検出するために必要とされる3/4 VDDQの大きさを持つ。
以下、本発明の他の実施形態について詳細に説明するが、本明細書で説明したDQSチャンネルにおける90度の位相遅延シフトは重要な長所を提供する。例えば、上記実施形態ではBOTテスト回路と関連して説明したが、本発明は、例えばDDR3 DRAMのようなメモリ回路を制御するメモリシステムに使用できるメモリコントローラに適用可能である。上述したように、本発明のメモリコントローラは、メモリ装置とメモリコントローラとの間の通信チャンネル間の相対的な信号伝播時間を検出するキャリブレーション接近方式を用いる。同様に、上述したように、本発明によるメモリコントローラは、伝播時間差を検出することに基づいてチャンネルの間のスキューを補償する非同期遅延ライン回路を用いる。DQSチャンネルが90度の位相遅延シフトをすることで、メモリコントローラは90度の位相遅延シフトを要求するDDR3の仕様に従い作動する。DRAMのようなDDR3メモリと関連して使われる従来のメモリコントローラでは、DQS信号で90度の位相遅延シフトを提供するために別途の位相固定ループ(phase−locked loop:PLL)又は遅延固定ループ(delay−locked loop)が必要であった。本発明による90度の位相遅延シフトが遅延回路に設定されることによって、このような別途の位相固定ループ又は遅延固定ループが必要なくなる。本発明によるメモリコントローラは、0度の位相のクロックを使用してDQS信号及びDQ信号を送信するように作動できる。
図14は、本発明の一実施形態によるテスト回路520内の遅延処理回路及びスキュー処理回路を示すブロック図である。図14を参照すると、テスト回路520は通信チャンネル330に信号を送信し、通信チャンネル330から信号を受信する送/受信回路653を含む。通信チャンネル330は、DQSチャンネル330a、DQ<0>チャンネル330b、及びDQ<1>チャンネル330cを含むことができるが、これに限定されるものではない。便宜上、図14では2つのDQチャンネルのみを図示したが、本発明は任意の個数のDQチャンネルを含むことができる。上述したように、送/受信回路653は、送信回路524、525、526及び受信回路528、529、530を含む。テスト回路520は、非同期可変遅延ライン回路615、616、617を含む遅延回路652を含む。また、テスト回路520は遅延制御回路651及びデ−スキュー制御回路618を含む。同一な参照番号を持つ構成要素に対する説明は省略する。
図14を参照すると、デ−スキューキャリブレーションモードにおいて、遅延制御回路651は一実施例によるステップ信号であるテスト信号をチャンネル330に伝達するように作動する。定常モードで、デ−スキュー制御回路618は、DQS、DQ<0>、DQ<1>のような動作信号をチャンネル330に伝達するように作動する。このために、遅延制御回路651はキャリブレーション信号又は動作信号のうちの1つを選択するように制御されるマルチプレクサ655、656、657を含む。動作信号はマルチプレクサ655、656、657の第1入力に印加され、デ−スキューキャリブレーション信号はマルチプレクサ655、656、657の第2入力に印加される。特に、デ−スキューキャリブレーション信号TXDAT0は、DQSチャンネルのマルチプレクサ655の第2入力に印加され、デ−スキューキャリブレーション信号TXDAT1は、DQ<0>チャンネル330b及びDQ<1>チャンネル330cの各々のマルチプレクサ656、657の第2入力に印加される。上述したCAL_EN信号のようなモード選択信号は、マルチプレクサ655、656、657の選択入力に印加される。キャリブレーションモードで、CAL_EN信号は論理ハイに活性化され、マルチプレクサ655、656、657はデ−スキューキャリブレーション信号を選択する。通常モードで、CAL_EN信号は論理ローに非活性化され、マルチプレクサ655、656、657は動作信号を選択する。キャリブレーションモードで、マルチプレクサ655はDQS_T信号としてTXDAT0信号を非同期可変遅延ライン回路615に出力し、マルチプレクサ656、657の各々はDQ_T<0>信号及びDQ_T<1>信号としてTXDAT1信号を遅延ライン回路616、617に出力する。非同期可変遅延ライン回路615、616、617はキャリブレーション信号S1、S2、S3として遅延信号を送信回路524、525、526に各々出力する。
チャンネル330a、330b、330cの受信端から戻った信号は受信回路(比較器)528、529、530の各々に印加される。受信回路(比較器)528、529、530は戻った反射信号をRS1、RS2、RS3信号として各々出力して非同期可変遅延ライン回路615、616、617に提供する。上述したように、非同期可変遅延ライン回路615、616、617は、反射信号RS1、RS2、RS3を遅延して遅延信号DQS_R、DQ_R<0>、DQ_R<1>を出力する。遅延DQチャンネル信号DQ<0>、DQ<1>は、フリップフロップ661、662のデータ入力に各々印加される。遅延DQSチャンネル信号DQS_Rは、フリップフロップ661、662のエッジ−トリガーによる(edge−triggered)クロック入力に印加され、DQS_R信号が戻った場合、フリップフロップ661、662の出力にDQ_R<0>信号及びDQ_R<1>信号の各々をクロックにより出力する。各チャンネルは、遅延及びキャリブレーション制御回路658、659、660を各々含む。DQSチャンネルの遅延及びキャリブレーション制御回路658はANDゲート654の出力を受信し、DQ<0>及びDQ<1>チャンネルの各々の遅延及びキャリブレーション制御回路659、660は、フリップフロップ661、662の出力を受信する。遅延及びキャリブレーション制御回路658、659、660は、チャンネルの間の相対的な信号伝播時間差を示す受信した信号に基づいてチャンネルに対する適切な遅延制御信号を各々生成し、チャンネルスキューが除去されるように遅延制御信号CDL1、CDL2、CDL3を通じて非同期可変遅延ライン回路615、616、617を制御し、チャンネルの遅延時間を各々設定する。
本実施形態によるフリップフロップ661、662は、以下の詳細な説明によって動作する。DQS信号が論理ロー状態から活性化された論理ハイ状態に遷移する場合、反射されたDQS信号が戻って受信され、遅延回路652により遅延される。このような遷移は、DQ_R<0>信号及びDQ_R<1>信号の各々をクロックしてフリップフロップ661、662に出力されるようにする。DQチャンネルを介して受信端に送信されたキャリブレーション信号が戻り、戻った信号はDQS_R信号がフリップフロップをクロックした時間だけ遅延回路616、617により遅延され、その場合、DQ_R<0>信号及びDQ_R<1>信号は論理ハイ状態に活性化され、従って遅延及びキャリブレーション制御回路659、660に印加されるフリップフロップ661、662の出力はハイとなる。一方、DQ_R<0>信号及びDQ_R<1>信号に対する各々の遅延されたキャリブレーション信号がまだ戻らずに論理ローの場合、遅延及びキャリブレーション制御回路616、617でフリップフロップ661、662を通じてクロックされる信号はローとなる。従って、フリップフロップ661、662をクロックするDQS_R信号は、DQ_R<0>信号及びDQ_R<1>信号をサンプリングして、DQSキャリブレーション信号が反射されて戻った時間だけ各々のキャリブレーション信号が戻ったかを確認する。このような方式により、DQSチャンネルとDQチャンネルとの間の相対的な伝播時間差が各々検出される。一般に、DQS_R信号がサンプリングを遂行する場合、即ちフリップフロップ661、662をクロックする場合、DQ_R<0>信号及びDQ_R<1>信号の各々はハイ又はローになる。サンプリングする際、DQ_R信号がローの場合、そのチャンネルはDQSチャンネルより長い伝播時間を持つ。サンプリングする際、DQ_R信号がハイの場合、そのチャンネルはDQSチャンネルより短い伝播時間を持つ。チャンネルの長い伝播時間を持つか(DQ_R=ロー)、又は短い伝播時間を持つか(DQ_R=ハイ)のようなDQチャンネルの各々に対する指示はチャンネルのための遅延及びキャリブレーション制御回路659、660の各々の入力に印加される。指示に基づいてキャリブレーション制御信号CDL2、CDL3が生成され、DQ<0>及びDQ<1>チャンネルの各々の遅延ライン回路616、617に印加されて、チャンネルの遅延時間を適切に増加又は減少させる。また、フリップフロップ661、662の出力はAND演算を遂行するANDゲート654の入力に印加され、AND演算の結果は遅延及びキャリブレーション制御回路658に印加されて、遅延制御信号CDL1が生成され、DQSチャンネルの非同期可変遅延ライン回路615に印加される。ANDゲート654の出力は、DQ_R信号が全て論理ハイの場合を除いて論理ローである。DQ_R信号のうちの1つが論理ローの場合、即ちDQチャンネルのうちの1つがDQSチャンネルより長い伝播時間を持つ場合に、DQSチャンネルの遅延及びキャリブレーション制御回路658に印加される信号は論理ローである。従って、ANDゲート654の出力及びそれに従うDQSチャンネルの遅延及びキャリブレーション制御回路658に印加される信号は、DQ_R信号が全てハイの場合のみに論理ハイレバルを有し、この場合、DQSチャンネルの伝播時間が全てのDQチャンネルの伝播時間より長いことを示す。DQSチャンネルの遅延及びキャリブレーション制御回路658は、DQSチャンネルとDQチャンネルの伝播時間に対する希望する関係に従いDQSチャンネルの非同期可変遅延ライン回路615の遅延時間を調節することにANDゲート654の出力信号を用いる。本実施形態によれば、DQSチャンネルの非同期可変遅延ライン回路615の遅延時間は、DDR3の仕様に適合させるために、DQチャンネルに対して90度の遅延位相シフトを持つように設定される。遅延及びキャリブレーション制御回路658は、チャンネルに対する希望する相対的な伝播時間に基づいて遅延時間を更に調節できる。
図15は、本発明の一実施形態による遅延回路、特に図14の遅延回路617を詳細に示すブロック図である。入力信号RS3は制御可能なトライステート通過バッファー回路674を介して非同期遅延ライン678で受信される。トライステート通過バッファー674は、受信イネーブル制御信号RX_ENにより制御されて、入力信号RS3が非同期遅延ライン678に印加されるようにする。非同期遅延ライン678の出力は反転トライステートバッファー673及び反転バッファー671を介してチャンネルに伝えられる。送信イネーブル制御信号TX_ENが論理ハイの場合、トライステートバッファー673は活性化され、出力信号はS3信号としてチャンネルに伝えられる。反転トライステートバッファー672は、RX_EN信号が論理ハイの場合に活性化される。また、非同期遅延ライン678の出力はRX_EN信号により制御される更に他のトライステート通過バッファー676に連結される。チャンネルで信号が受信され、RX_EN信号が論理ハイの場合、バッファー676は活性化され、チャンネルで受信された信号はDQ_R信号としてバッファー676の出力に表れる。チャンネルに信号が送信され、TX_EN信号が論理ハイの場合、FETトランジスタ677はバッファー676の出力を非活性化させる。DQ_T信号は、更に他のトライステート通過バッファー675の入力に印加される。DQ_T信号が送信のためにチャンネルに伝えられる場合、TX_EN信号は論理ハイとなり、DQ_T信号はバッファー675を介して非同期遅延ライン678に印加される。本実施形態によれば、非同期遅延ライン678の遅延時間は遅延制御信号CDL3により設定される。
図16は、本発明の一実施形態によるデ−スキューキャリブレーション信号TXDAT0、TXDAT1を生成する図14のデ−スキュー制御回路を詳細に示すブロック図である。図16を参照すると、デ−スキュー制御回路618は複数のDフリップフロップ679を含む。例えば、図16では11個のDフリップフロップ679を図示した。第1〜第10フリップフロップのQ出力は、各々次のステージのDフリップフロップのD入力に印加される。第11フリップフロップのQB出力は第1フリップフロップのD入力に連結される。TXDAT0信号は、第9フリップフロップのQB出力から反転バッファー681を介して抽出され、TXDAT1信号は、第10フリップフロップのQB出力から反転バッファー680を介して抽出される。システムクロック信号CLKは第1〜8、10、11フリップフロップのCK入力に印加され、反転クロック信号CLKBは第9フリップフロップのCK入力に印加される。その結果、TXDAT0信号とTXDAT1信号はクロック信号CLKの毎10サイクル毎に周期的に状態を変更し、180度の位相差を持つ。
図17〜図19は、本発明のシステム、特に図11及び図14のテスト回路520に対する複数の信号を示すタイミング図である。図17を参照すると、クロック信号CLK、DQ信号及びDQS信号を図示した。図17のタイミング図は、DQデータ信号に対し、90度の遅延位相シフトを持つDQS信号を示す。上述したように、このような内蔵された(built−in)90度の位相遅延は、本発明によるテスト回路がDDR3 DRAMメモリのようなメモリを制御するメモリコントローラとして具現された場合、有用に使用できる。
図18は、DQS、DQS_T、DQS_R、DQ<0>、DQ_T、DQ_R、及びCLK信号の相対的なタイミングを示す。上述したように、図18のタイミング図において、DQS_T信号はDQ_T信号に対して180度先行する位相を持つ。また、本実施形態によるDQS信号はDQ<0>信号に対して90度先行する位相を持つ。このような位相シフトは、本発明がDDR3 DRAMメモリのようなメモリを制御することに使われるメモリコントローラに適用される場合、有用に使用できる。参照符号2TDは、チャンネルの送信端からチャンネルの受信端へ転送されてチャンネルの送信端に戻った信号の伝播時間を示す。
図19は、CLK信号、TXDAT信号、TXDAT0又はTXDAT1信号、S信号S2又はS3信号、DQ信号DQ<0>又はDQ<1>、TX_EN信号、及びRX_EN信号の相対的なタイミングを示す。上述したように、S信号はTXDAT信号がDELAY1だけ遅れた信号である。また、TXDAT信号は、CLK信号の毎10周期毎に状態を変更する周期的信号である。例えば、TXDAT信号の周期は、CLK信号の周期の20倍でありうる。
図20は、本発明の一実施形態によるTX_EN信号及びRX_EN信号を生成する回路685を示すブロック図である。図19のタイミング図及び図20のブロック図を参照すると、TX_EN信号及びRX_EN信号を生成する回路685はS3信号及びTXDAT1信号を受信するANDゲート684を含む。AND演算の結果は、RX_EN信号として出力される。また、ANDゲート684の出力信号は反転バッファー683に印加される。反転バッファー683はTX_EN信号として反転信号を出力する。
上述したように、本発明の特徴の1つは、DQ信号を伝達するチャンネルに対し、DQS信号を伝達するチャンネルが90度の位相シフトを持つということである。このような本発明の特徴は、DDR3メモリのようなメモリを制御するメモリコントローラに適用可能である。本発明が適用されたメモリコントローラは、従来のメモリコントローラのように希望する位相シフトを提供する別途のPLL又はDLL回路を必要としない。しかし、本発明は90度の位相シフトのみに適用されるものではなく、任意の位相シフトに対して適用可能である。例えば、本発明は、GDDR5(graphics double data rate、version 5)、XDR(extreme data rate)、又はQDR(quad data rate)仕様のシステムに適用可能である。これらのシステムではDQS信号とDQ信号との間に45度の位相シフトが要求される。本発明によれば、DQSチャンネルと関連した遅延ラインの位相シフトを45度に設定できる。従って、チャンネルの間のスキューを除去するために、本発明によるスキュー減少/除去方法が適用できる。
また、図14及び図16を参照すると、45度の位相シフトが使われる場合、2つのデ−スキューキャリブレーション信号TXDAT0、TXDAT1は、TXDAT0信号がTXDAT1信号より90度先行する位相を持つように生成される。これは、図14及び図16のデ−スキュー制御回路に含まれるフリップフロップが図14及び図16に示したものと異なる構成で連結されることによって達成できる。特に、図21は、本発明の一実施形態によるTXDAT0信号がTXDAT1信号に対し、90度先行する位相を持つデ−スキュー制御回路618aを示すブロック図である。図21を参照すると、デ−スキュー制御回路618aは複数のDフリップフロップ679aを含む。例えば、図21では11個のDフリップフロップ679aを図示した。第1〜第10フリップフロップのQ出力は、各々次のステージのDフリップフロップのD入力に印加され、第11フリップフロップのQB出力は、第1フリップフロップのD入力に連結される。TXDAT0信号は、第10フリップフロップのQ出力から抽出され、TXDAT1信号は第9フリップフロップのQ出力から抽出される。システムクロック信号CLKは、第10フリップフロップを除外した全てのフリップフロップのCK入力に印加され、反転クロック信号CLKBは第10フリップフロップのCK入力に印加される。その結果、TXDAT0信号とTXDAT1信号は周期的に状態を変更し、90度の位相差を持つ。
図22〜26は、各々本発明によるチャンネルデ−スキュー過程を示すそれぞれ異なる場合のタイミング図である。特に、図22は本発明の基本的なデ−スキュー過程を示す。図23及び図24は、DQSチャンネルがDQチャンネルより小さな伝播時間を持つ短いチャンネルの場合のデ−スキュー過程を示す。図25及び図26は、DQSチャンネルがDQチャンネルより大きい伝播時間を持つ長いチャンネルの場合のデ−スキュー過程を示す。図22〜26のタイミング図は、DQ<0>、DQ<1>、DQ<2>の3個のDQチャンネルに対するタイミングを示す。上述した詳細な説明及び図面では、2つのDQチャンネルを図示したが、ここでは便宜上、3個のDQチャンネルについて図示した。更に、本発明は任意の個数のDQチャンネルに対して適用可能である。
図22を参照すると、DQS_R信号はデ−スキュー基準時間に到達する。全ての信号DQS_R、DQ_R<0>、DQ_R<1>、DQ_R<2>がデ−スキュー基準時間に到達してチャンネルの間のスキューが除去されることが好ましい。従って、図22の矢印で示したように、DQ<0>、DQ<1>、DQ<2>チャンネルで遅延時間を調節して、全てデ−スキュー基準時間に到達するようにすることが好ましい。
一般的に、スキュー除去過程は、コース調節ステップ(coare etuning step)及びファイン調節ステップ(fine tuning step)の2つのステップで遂行される。本発明のコース調節ステップでは、少なくとも1つのDQチャンネルの時間と整列するように(align)、先にDQSチャンネルの遅延時間が調節される。コース調節ステップが完了すると、DQチャンネルの遅延時間を調節するファイン調節ステップを遂行し、DQSチャンネルと全てのDQチャンネルが整列するようにする。
図23を参照すると、短いDQSチャンネルを持つ場合を図示する。この場合、DQS_R信号が論理ハイ状態に遷移してフリップフロップ(即ち、図14のフリップフロップ)をクロックする場合、少なくとも1つのDQ信号は論理ハイ状態に遷移せず、ANDゲート654の出力は論理ローであって、DQSチャンネルが少なくとも1つのDQチャンネルより短い伝播時間を持つことを示す。これを解決するために、コース調節ステップで、図23に示した矢印のように、遅延及びキャリブレーション制御回路658の制御信号に基づいてDQSチャンネルの非同期可変遅延ライン回路615に追加的な遅延が提供される。複数のキャリブレーション信号がチャンネルを介して送信され、反射されて戻り、ANDゲート654の出力が論理ハイになるまでDQSチャンネルの遅延を増加しながらこのような過程が繰り返され、DQS_R信号がデ−スキュー基準時間に到達した場合、全てのDQ_R信号が論理ハイを示す。図23に示した実施形態において、これはDQS_R信号がDQ<2>信号と実質的にラインを合わせ、フリップフロップを通じて信号をクロックすることに関連した遅延を許容する場合に発生する。従って、コース調節ステップで、この場合にはDQ_R<2>チャンネルである最も長い伝播時間を持つDQチャンネルの時間と整列するようにDQSチャンネルを遅延させる。
次に、図24に示すように、DQSチャンネルと全てのDQチャンネルの時間が整列するようにファイン調節ステップを遂行する。図24に示すように、コース調節ステップの以後に、DQS_R信号はDQ_R<2>信号の時間と整列する。キャリブレーション信号が繰り返しチャンネルを介して送信され、戻った反射信号が検出されながらキャリブレーションが続くことによって、DQS_R信号は、各々のフリップフロップを通じてDQ_R<0>、DQ_R<1>、DQ_R<2>信号を続けてクロックし、フリップフロップの出力は各々遅延及びキャリブレーション制御回路(図14の659、660参照)に印加される。DQ_R<0>及びDQ_R<1>信号が論理ハイに遷移した後に、DQS_R信号が論理ハイに遷移するため、フリップフロップのハイ出力は遅延及びキャリブレーション制御回路の各々に印加される。遅延及びキャリブレーション制御回路は遅延制御信号を生成し、遅延ライン回路に伝達してDQ<0>及びDQ<1>チャンネルの遅延を増加させる。既にDQS_R及びDQ_R<2>信号の時間は整列したので、チャンネルは遅延されない。この過程はDQ_R<0>及びDQ_R<1>信号の各々が論理ローに遷移するまで続く。DQ_R<0>及びDQ_R<1>信号の各々が論理ローに遷移することは、DQS_R信号がフリップフロップをクロックする前にDQ_R<0>及びDQ_R<1>信号の各々が到達しないことを示す。この時点で、全ての信号(DQS_R、DQ_R<0>、DQ_R<1>、及びDQ_R<2>)の時間は整列する。その結果、チャンネルの間の遅延時間の差によるチャンネルの間のスキューは除去される。
図25を参照すると、長いDQSチャンネルを持つ場合を図示する。この場合、DQS_R信号が論理ハイ状態に遷移してフリップフロップ(即ち、図14のフリップフロップ)をクロックする場合、全てのDQ信号は論理ハイ状態に遷移し、ANDゲート654の出力は論理ハイであって、DQSチャンネルが全てのDQチャンネルより長い伝播時間を有することを示す。これを解決するために、コース調節ステップで、図25に示した矢印のように、遅延及びキャリブレーション制御回路658の制御信号に基づいてDQSチャンネルの非同期可変遅延ライン回路615の遅延を減少させる。複数のキャリブレーション信号がチャンネルを介して送信され、反射されて戻り、ANDゲート654の出力が論理ローになるまでDQSチャンネルの遅延が減少しながらこのような過程は繰り返され、DQS_R信号が到達する場合、少なくとも1つのDQ_R信号が論理ローを示す。図25に示した実施形態において、これはDQS_R信号がDQ<2>信号と実質的にラインを合わせて、フリップフロップを通じて信号をクロックすることに関連した遅延を許容する場合に発生する。従って、コース調節ステップで、この場合にはDQ_R<2>チャンネルである最も短い伝播時間を持つDQチャンネルの時間と整列するようにDQSチャンネル遅延を減少させる。
次に、図26に示すように、DQSチャンネルと全てのDQチャンネルの時間が整列するようにファイン調節ステップを遂行する。図26に示すように、コース調節ステップの以後に、DQS_R信号はDQ_R<2>信号の時間と整列する。キャリブレーション信号が繰り返しチャンネルを介して送信され、戻った反射信号が検出されながらキャリブレーションが続くことによって、DQS_R信号は各々のフリップフロップを通じてDQ_R<0>、DQ_R<1>、DQ_R<2>信号を続けてクロックし、フリップフロップの出力は各々遅延及びキャリブレーション制御回路(図14の659、660参照)に印加される。DQ_R<0>及びDQ_R<1>信号が論理ハイに遷移した後に、DQS_R信号が論理ハイに遷移するため、フリップフロップのハイ出力は遅延及びキャリブレーション制御回路の各々に印加される。遅延及びキャリブレーション制御回路は、遅延制御信号を生成し、遅延ライン回路に伝達してDQ<0>及びDQ<1>チャンネルの遅延を増加させる。既にDQS_R及びDQ_R<2>信号の時間は整列したので、チャンネルは遅延されない。この過程は、DQ_R<0>及びDQ_R<1>信号の各々が論理ローに遷移するまで続く。DQ_R<0>及びDQ_R<1>信号の各々が論理ローに遷移することは、DQS_R信号がフリップフロップをクロックする前にDQ_R<0>及びDQ_R<1>信号の各々が到達しないことを示す。この時点で、全ての信号(DQS_R、DQ_R<0>、DQ_R<1>、及びDQ_R<2>)の時間は整列する。その結果、チャンネルの間の遅延時間の差によるチャンネルの間のスキューは除去される。
図27は、本発明の一実施形態による複数の通信チャンネルの間のスキューを減少又は除去する方法を示すフローチャートである。図27を参照すると、ステップ700で、ステップ信号のような基準信号が複数のチャンネルの入力端に送信される。ステップ710で、チャンネルの出力端で反射された複数の反射信号がチャンネルの入力端で受信される。ステップ720で、反射信号に基づいてチャンネルの間の相対的な信号伝播時間差が検出される。ステップ730で、検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて少なくとも1つのチャンネルに対する信号伝播遅延が設定される。
図28は、本発明の他の実施形態による複数の通信チャンネルの間のスキューを減少又は除去する方法を示すフローチャートである。図28を参照すると、ステップ740で、ステップ信号のような第1信号が第1チャンネルの送信端から受信端へ送信される。ステップ750で、ステップ信号のような第2信号が第2チャンネルの送信端から受信端へ送信される。ステップ760で、第1チャンネルの送信端で第1信号が反射されて戻った信号が受信される。ステップ770で、第2チャンネルの送信端で第2信号の反射信号が受信されたかを示す信号がサンプリングされる。サンプリングは第1チャンネルの送信端で第1信号が反射されて戻った信号によりトリガーされる。
図29は、本発明の一実施形態によるメモリ回路と制御信号及びデータ信号を通信することに使われる通信チャンネルのスキューを減少させたメモリ回路を制御する方法を示すフローチャートである。ステップ780で、メモリコントローラとメモリ回路との間に信号を伝達する複数の通信チャンネルが提供される。ステップ790で、ステップ信号のような基準信号が複数のチャンネルの入力端に送信される。ステップ800で、チャンネルの出力端で反射された複数の反射信号がチャンネルの入力端で受信される。ステップ810で、反射信号に基づいてチャンネルの間の相対的な信号伝播時間差が検出される。ステップ820で、検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて少なくとも1つのチャンネルに対する信号伝播遅延が設定される。
図30は、本発明の一実施形態によるメモリコントローラが複数の通信チャンネルを介してメモリ回路と制御信号及びデータ信号を通信するメモリシステムにおけるチャンネルの間のスキューを減少又は除去する方法を示すフローチャートである。本方法によれば、ステップ830で、メモリ回路、メモリコントローラ、及び通信チャンネルが提供される。ステップ840で、ステップ信号のような基準信号が複数のチャンネルの入力端に送信される。ステップ850で、チャンネルの出力端で反射された複数の反射信号がチャンネルの入力端で受信される。ステップ860で、反射信号に基づいてチャンネルの間の相対的な信号伝播時間差が検出される。ステップ870で、検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて少なくとも1つのチャンネルに対する信号伝播遅延が設定される。
図31は、本発明の他の実施形態による複数のチャンネルの間のスキューを減少又は除去する方法を示すフローチャートである。本方法によれば、ステップ880で、第1信号が第1チャンネルの送信端から受信端へ送信される。ステップ890で、第2信号が第2チャンネルの送信端から受信端へ送信される。ステップ900で、第1信号が反射されて戻った信号が第1チャンネルの送信端で受信される。ステップ910で、第2信号の反射信号が受信されたかを示す信号が第2チャンネルの送信端でサンプリングされる。サンプリングは第1チャンネルの送信端で第1信号が反射されて戻った信号によりトリガーされる。ステップ920で、第1チャンネルの遅延が調節される。ステップ880〜920は、第1チャンネルの遅延に対する繰り返し調節に基づいて第2チャンネルの送信端で第2信号の反射信号が受信されたかを示す信号の論理状態が変わるまで繰り返される。このために、ステップ930で、信号の論理状態が変わったか否かを判断する。信号の論理状態が変わらない場合、ステップ880〜920が繰り返される。信号の論理状態が変わった場合、即ち第1信号と第2信号の時間が整列された場合、ステップ940が続けて進行される。
コース調節過程と呼ばれるステップ880〜930の初期調節過程では、DQSチャンネル(即ち、第1チャンネル)とDQチャンネルのうちの1つ(即ち、第2チャンネル)の時間が整列されるまでDQSチャンネルの遅延が調節される。その結果、第1チャンネルと第2チャンネル(即ち、DQSチャンネルとDQチャンネルのうちの1つ)間のスキューが除去される。ステップ930でコース調節ステップが完了した後、ステップ940でDQSチャンネルと互いに整列するように全てのDQチャンネルが調節されるファイン調節ステップが始まる。ステップ940〜990に示したファイン調節ステップは、フローチャートで第3チャンネルとした他のDQチャンネルのうちの1つに対してのみ図示する。ステップ940〜990のファイン調節ステップはDQチャンネルの各々に対して繰り返される。
ステップ940で、第1チャンネル(即ち、DQSチャンネル)の送信端から受信端へ第3信号が送信される。ステップ950で、第3チャンネル(即ち、更に他のDQチャンネル)の送信端から受信端へ第4信号が送信される。ステップ960で、第1チャンネルの送信端で第3信号が反射されて戻った信号が受信される。ステップ970で、第3チャンネルの送信端で第4信号の反射信号が受信されたかを示す信号がサンプリングされる。サンプリングは、第1チャンネルの送信端で第3信号が反射されて戻った信号によりトリガーされる。ステップ980で、第3チャンネルの遅延が調節される。ステップ940〜980は、第3チャンネルの遅延に対する繰り返し調節に基づいて第3チャンネルの送信端で第4信号の反射信号が受信されたかを示す信号の論理状態が変わるまで繰り返される。このために、ステップ990で、信号の論理状態が変わったか否かを判断する。信号の論理状態が変わらない場合、ステップ940〜980が繰り返される。信号の論理状態が変わった場合、即ち第3信号と第4信号の時間が整列された場合、プロセスは終了する。ステップ940〜980のファイン調節過程は、全ての他のチャンネル(即ち、全ての他のDQチャンネル)に対して繰り返され、全てのチャンネルに対して完了した場合、全ての反射信号の時間は整列される。これは全てのチャンネルの間のスキューが除去されたことを意味する。
上述したように、本発明のスキュー減少接近方式は、テストされるメモリ装置と自動テスト装置との間のインターフェースを提供するBOTチップテスト回路内でスキューを減少するメモリテスト環境に用いられる。また、本発明のデ−スキュー過程は、メモリ回路を制御することに使われるメモリコントローラに適用できる。図33は、本発明の一実施形態によるデ−スキュー過程を用いるメモリコントローラを含むメモリ装置のブロック図である。図33を参照すると、メモリコントローラ1000は、インターフェース1020の通信チャンネルを介してメモリ回路1010とインターフェースする。ここで、上述した本発明により、インターフェース1020のチャンネルのスキューが減少又は除去される。また、チャンネルに対し、予め決定された希望する位相シフトが適用できる。メモリコントローラ1000の外部又は内部で生成される制御信号SS1、SS2、…、SSnは相応する信号SS1P、SS2P、…、SSnPを生成することに使われる。相応する信号SS1P、SS2P、…、SSnPはスキューが減少又は除去され、予め定まった希望する位相関係を有し、チャンネルを介してメモリ回路1010に伝達される。
図34は、本発明の一実施形態によるインターフェース1020のチャンネルを介してメモリ回路1010とインターフェースし、スキューが減少したメモリコントローラ1000を示すブロック図である。図34のブロック図は、チャンネルを介してメモリコントローラ1000とメモリ回路1010との間に伝えられる信号の例を示した。例えば、信号は、クロック信号CK、書込みクロック信号WCK、コマンド信号CMD、アドレス信号ADDR、データ信号DATA、及び誤り検出及び訂正信号EDCを含む。
本発明によれば、スキュー減少機能を持つメモリコントローラは、複数のメモリとインターフェースできる。複数のメモリはSIMM(single inline memory module)、又はDIMM(dual inline memory module)のようなメモリモジュールに含まれる複数のメモリでありうる。図35は、本発明によるメモリモジュール1011に含まれる複数のメモリ回路1012、1014、1016とインターフェースし、複数のメモリ回路1012、1014、1016を制御し、スキューが減少したメモリコントローラ1000を示すブロック図である。図35を参照すると、メモリコントローラ1000は、本発明による減少したスキューを持つチャンネル又はインターフェース1020を介してメモリ回路1012、1014、1016と通信する。メモリモジュール1011はインターフェース1020のチャンネルを介してメモリコントローラ1000とインターフェースするメモリバス1018を含む。メモリ回路1012、1014、1016の各々は、バスインターフェース1022、1024、1026を介してメモリバス1018とインターフェースする。
本発明によれば、スキュー減少能力を持つメモリコントローラは、多様な処理システム、即ち制御されるメモリを用いる任意のシステムに適用可能である。例えば、図36は、本発明によるメモリコントローラ1000が利用できる一般的な処理システムを示すブロック図である。図36を参照すると、メモリコントローラ1000は、インターフェース1020を介してメモリ回路1010と通信する。メモリ回路1010は、1つのメモリ回路又はメモリモジュールに含まれる複数のメモリ回路でありうる。インターフェース1020は、本発明によるスキューが減少したチャンネルを含む。また、メモリコントローラ1000は更に他のインターフェース1032を介してモニター1030でユーザとインターフェースできる。メモリコントローラ1000は更に他のインターフェース1036を介してシステムの機能を遂行することに必要とされる回路を含むチップセット1034とインターフェースできる。
本発明によれば、スキュー減少機能を持つメモリコントローラは、一般的なコンピュータ又は処理システムに適用できる。図37は、本発明によるスキューが減少したメモリコントローラを使用する一般的なコンピュータ又は処理システムを示すブロック図である。図37を参照すると、このような特別な実施形態において、本発明のメモリコントローラ1000は、チップセット1042の内部に含まれうる。メモリコントローラ1000は、インターフェース1020を介してメモリ回路(メインメモリ)1010と通信する。メモリ回路1010は、1つのメモリ回路又はメモリモジュールに含まれる複数のメモリ回路でありうる。インターフェース1020は、本発明によるスキューが減少したチャンネルを含む。チップセット1042は更に他のインターフェース1044を介してシステムを作動させるCPU1046と通信する。チップセット1042及びCPU1046は、モニター1030を介してユーザと通信する。モニター1030の映像データは、インターフェース1050を介してチップセット1042とグラフィックカード1048との間で通信される。グラフィックカード1048は、更に他のインターフェース1032を介してモニター1030と通信する。
図38は、本発明によるスキューが減少した通信チャンネルを介して伝えられる複数の信号の例を図示した多様な種類のメモリ装置とインターフェースするスキューが減少したメモリコントローラを示すブロック図である。図38を参照すると、メモリコントローラは、複数のメモリコントローラ1000a、1000b、1000c、1000dで図示した。複数のメモリコントローラ1000a、1000b、1000c、1000dは、インターフェースのための回路を持つ1つのメモリコントローラでありうる。複数のメモリコントローラ1000a、1000b、1000c、1000dの各々は、本発明によるスキューが減少したインターフェース1020a、1020b、1020c、1020dを介してメモリ装置1010a、1010b、1010c、1010dとインターフェースする。
図38を参照すると、メモリコントローラ1000aと、例えばDRAM装置でありうるメモリ装置1010aとの間のインターフェース1020aは、/CS、DKE、/RAS、/CAS、/WEのような制御信号C/S、アドレス信号ADDR、及びデータ信号DQを伝達する。メモリコントローラ1000bとメモリ装置1010bとの間のインターフェース1020bは、制御及びアドレス信号がパケット化されたC/Aパケット信号及びデータ信号DQ)を伝達する。メモリコントローラ1000cとメモリ装置1010cとの間のインターフェース1020cは、C/A/WDパケット信号及びデータ信号Qを伝達する。C/A/WDパケット信号は、制御信号、アドレス信号、及び書込みデータがパケット化された信号である。メモリコントローラ1000dと、例えばフラッシュSRAMメモリ装置でありうるメモリ装置1010dとの間のインターフェース1020dは、制御信号C/Sと共に、コマンド、アドレス、及びデータ信号C/A/DQを伝達する。
本発明によれば、スキュー減少機能を持つメモリコントローラは、メモリ装置を制御し、AMB(advanced memory buffer)構成を使用するチャンネルのスキューを減少又は除去することに使用できる。図39は、本発明の一実施形態によるAMBを使用するメモリシステムをテストするシステムを示すブロック図である。図39を参照すると、図39のシステムは、FBDIMM(fully buffered DIMM)メモリモジュールのようなメモリモジュール1102とインターフェースしてメモリモジュール1102に含まれるメモリ装置1104をテストする自動テスト装置1100を含む。例えば、メモリ装置1104はDRAM装置でありうる。また、メモリモジュール1102はメモリバス1108を介してメモリ装置1104とインターフェースするAMB部1106を含む。AMB部1106は、本発明のスキュー減少機能を持つように装着することができ、メモリバス1108のチャンネルの間のスキューが除去される。また、図39のシステムは、自動テスト装置1100を使用するテストシステムでない、通信チャンネルの間のタイミングをキャリブレーションする正常なメモリ動作システムに使用できる。従来のFBDIMMシステムの動作及び制御については、例えば米国登録特許第7,343,533号に説明されており、本発明の内容はその全体として参照文献に含まれる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
本発明は、例えばDDR3 DRAMメモリ回路のような高速のメモリ回路との通信に使われるチャンネルの間のスキューを減少又は除去することで、従来技術の1つ以上の制限を除去する。本発明は、メモリ回路のテストに使われるテスト回路及び/又はメモリ回路の制御に使われるメモリコントローラ及び/又はメモリ回路を使用するメモリシステムに適用できる。
10 テストシステム
12、1100 自動テスト装置
14 被検査素子
16、420、520 テスト回路
18、1020、1020a〜1020d、1032、1036、1044、1050 インターフェース
20a〜20n、330、330a〜330d (通信)チャンネル
380 ダミーウエハ
381 導体パターン
422、522 処理回路
424、425、426、427、524、525、526、527、593、594、595 送信回路
428、429、430、431、528、529、530、531、596、597、598 受信回路
580、1010、1012、1014、1016 メモリ回路
591 基準電圧生成器
592 キャリブレーションマルチプレクサ
611、612、613 有限状態マシン(finite state machine:FSM)
614、654、684 ANDゲート
615、616、617 非同期可変遅延ライン回路
618、618a デ−スキュー制御回路、デ−スキュー制御ブロック
619、620、621、679、679a Dフリップフロップ
622、623 センスアンプ
631 遅延素子
632 受信トライステートバッファー
633 反転トライステート通過バッファー
634 送信バッファー
636、637、674、675、676 トライステート通過バッファー(tri−state pass buffer)
638、677 FETトランジスタ
651 遅延制御回路
652 遅延回路
653 送/受信回路
655、656、657 マルチプレクサ
658、659、660 遅延及びキャリブレーション制御回路
661、662 フリップフロップ
671、680、681、683 反転バッファー
672、673 反転トライステートバッファー
678 非同期遅延ライン
685 TX_EN信号及びRX_EN信号を生成する回路
1000、1000a〜1000d メモリコントローラ
1010a〜1010d、1104 メモリ装置
1011、1102 メモリモジュール
1018、1108 メモリバス
1022、1024、1026 バスインターフェース
1030 モニター
1034、1042 チップセット
1046 CPU
1048 グラフィックカード
1106 AMB(advanced memory buffer)部
2000 プル−アップ制御回路
2002 プル−ダウン制御回路
2004、2010 反転回路
2006、2008 NORゲート
2012、2014 NANDゲート
2016 比較器
3000 チャンネルの間のスキューを補償するシステム
3100 チャンネルスキュー補償回路
3300 半導体メモリ装置
DQS、DQdiff データストローブ信号
DQ、DQs データ信号
TX_EN 送信イネーブル制御信号
RX_EN 受信イネーブル制御信号
TXDAT0、TXDAT1 デ−スキューキャリブレーション信号

Claims (20)

  1. メモリ回路との通信に使われる複数のチャンネルの間のスキューを補償する回路であって、
    前記複数のチャンネルの入力端で前記複数のチャンネルを介して基準信号を送信する送信回路と、
    前記複数のチャンネルの出力端から各々反射された複数の反射信号を前記複数のチャンネルの前記入力端で受信する複数の受信回路と、
    前記反射信号を受信して前記複数のチャンネルの間の相対的な信号伝播時間差を検出する検出回路と、
    前記複数のチャンネルのうちの少なくとも1つに連結され、前記検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて前記複数のチャンネルのうちの少なくとも1つの信号伝播遅延を設定する遅延回路と、
    を備えることを特徴とするチャンネルスキュー補償回路。
  2. 前記複数のチャンネルと連結され、前記検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて前記複数のチャンネルの信号伝播遅延を設定する複数の遅延回路を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のチャンネルスキュー補償回路。
  3. 前記基準信号はステップ信号(step signal)であることを特徴とする請求項1に記載のチャンネルスキュー補償回路。
  4. 前記チャンネルスキュー補償回路は、
    テスト信号を前記メモリ回路及びメモリコントローラ回路へ転送して該メモリ回路の制御に使われる少なくとも1つのBOT(built−off−test)回路であることを特徴とする請求項1に記載のチャンネルスキュー補償回路。
  5. 前記メモリ回路は、被検査素子(DUT)、DRAMメモリ回路、及びDDR3 DRAMメモリ回路のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のチャンネルスキュー補償回路。
  6. 前記複数のチャンネルのうちの1つは、データストローブ信号(DQS)を伝達するチャンネルであることを特徴とする請求項1に記載のチャンネルスキュー補償回路。
  7. 前記遅延回路は、前記データストローブ信号を伝達する前記チャンネルが90度の位相シフトを持つように設定されることを特徴とする請求項6に記載のチャンネルスキュー補償回路。
  8. 前記遅延回路は、遅延ライン、プログラム可能な遅延ライン、及びプログラム可能な非同期遅延ラインのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のチャンネルスキュー補償回路。
  9. 前記送信回路は、前記複数のチャンネルの前記入力端を終端するソース終端回路(source termination circuit)を含むことを特徴とする請求項1に記載のチャンネルスキュー補償回路。
  10. 前記基準信号が前記複数のチャンネルを介して送信される際、前記複数のチャンネルの前記出力端は開放回路(open circuit)で具現されることを特徴とする請求項9に記載のチャンネルスキュー補償回路。
  11. 前記基準信号が前記複数のチャンネルを介して送信される際、前記複数のチャンネルの前記出力端は前記メモリ回路と連結が切り離されることを特徴とする請求項10に記載のチャンネルスキュー補償回路。
  12. メモリ回路を制御し、該メモリ回路との通信に使われる複数のチャンネルの間のスキューを補償するデ−スキュー(de−skew)機能を有するメモリコントローラであって、
    前記複数のチャンネルの入力端で前記複数のチャンネルを介して基準信号を送信する送信回路と、
    前記複数のチャンネルの出力端から各々反射された複数の反射信号を前記複数のチャンネルの前記入力端で受信する複数の受信回路と、
    前記反射信号を受信して前記複数のチャンネルの間の相対的な信号伝播時間差を検出する検出回路と、
    前記複数のチャンネルのうちの少なくとも1つに連結され、前記検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて前記複数のチャンネルのうちの少なくとも1つの信号伝播遅延を設定する遅延回路と、を備えることを特徴とするメモリコントローラ。
  13. 前記複数のチャンネルと連結され、前記検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて前記複数のチャンネルの信号伝播遅延を設定する複数の遅延回路を更に備えることを特徴とする請求項12に記載のメモリコントローラ。
  14. 前記基準信号はステップ信号であることを特徴とする請求項12に記載のメモリコントローラ。
  15. 前記メモリ回路は、DRAMメモリ回路及びDDR3 DRAMメモリ回路のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12に記載のメモリコントローラ。
  16. 前記複数のチャンネルのうちの1つは、データストローブ信号を伝達するチャンネルであることを特徴とする請求項12に記載のメモリコントローラ。
  17. 前記遅延回路は、前記データストローブ信号を伝達する前記チャンネルが90度の位相シフトを持つように設定されることを特徴とする請求項16に記載のメモリコントローラ。
  18. 前記送信回路は、前記複数のチャンネルの前記入力端を終端するソース終端回路を含むことを特徴とする請求項12に記載のメモリコントローラ。
  19. メモリ回路との通信に使われる複数のチャンネルの間のスキューを補償する方法であって、
    前記複数のチャンネルの入力端で前記複数のチャンネルを介して基準信号を送信するステップと、
    前記複数のチャンネルの出力端から各々反射された複数の反射信号を前記複数のチャンネルの前記入力端で受信するステップと、
    前記反射信号を受信して前記複数のチャンネルの間の相対的な信号伝播時間差を検出するステップと、
    前記検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて前記複数のチャンネルのうちの少なくとも1つの信号伝播遅延を設定するステップと、
    を有することを特徴とするチャンネルスキュー補償方法。
  20. 前記検出された相対的な信号伝播時間差に基づいて前記複数のチャンネルの信号伝播遅延を設定するステップを更に有することを特徴とする請求項19に記載のチャンネルスキュー補償方法。
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