JP2010136770A - ヘッドレストの固着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドロックを取り付けた後でも、シートバックを形成した後からでも所定位置に調節できないように固着できるヘッドレストの固着装置を提供する。
【解決手段】ヘッドレストピラー20には少なくとも一つの溝部22が径方向に傾斜を持たずに切欠いて形成され、固着装置は、ノブ部52と、ノブ部52と連続して形成された樹脂バネ部54と、ノブ部52に配設された係合プレート56と、を有しており、樹脂バネ部54は、ノブ部52から一方側に延出して形成されると共に、ヘッドレストピラー20を拡開して囲む空間部55が形成され、係合プレート56は、ノブ部52に装着されると共に、空間部55内に係合プレート56の一部を露出して形成されていること、により解決される。
【選択図】図4

Description

本発明はヘッドレストの固着装置に係り、特にヘッドレストステーを所定位置で固着して、調整を不可能にしたヘッドレストの固着装置に関する。
ヘッドレスト高さ保持法規(FMVSS202a)などにより、ヘッドレストが使用位置から下がらないように固着することが求められている。
一般に、ヘッドレストを固定する技術は公知であり、例えば、図8及び図9は、その一例を示すもので、図8は従来例を示すガイドロックの説明図、図9は図8のA−Aに相当する要部断面図である。
この図8及び図9で示すように、従来の技術では、背もたれ側のフレームにヘッドレストピラー120のヘッドレストガイド(不図示)を配置しているが、このヘッドレストガイドに、専用のガイドロック130とロックスプリング140を用いて、ヘッドレストピラー120を所定位置で固定している。
すなわち、ヘッドレストピラー120には、ロックスプリング140と係合する溝部121が形成されており、ロックスプリング140は、ガイドロック130の外周側に嵌り込むように保持部141と、この保持部141の一部がガイドロック130内側方向に付勢する屈曲部142として形成されている。
一方、所定形状の中空のガイドロックの130所定位置には、切り欠き131が形成されている。そして、ヘッドレストピラー120がガイドロック130内に挿入されて、専用のガイドロック130の切り欠き131と、ヘッドレストピラー120の溝部121とを整合させ、この切り欠き131にロックスプリング140の屈曲部142を装着することにより、切り欠き131からロックスプリング140がガイドロック130内側に延出して、ヘッドレストピラー120の溝部121に嵌り込んで、固着される構成としていた。
なお図8中、符号132は、ヘッドレストガイド(不図示)が矩形をしているために、ガイドロック130を円筒状としたときに、ヘッドレストガイドとの間で、ガタ付かないようにする案内である。
また、位置調整可能なヘッドレストの高さを調整できるヘッドレストに関しては、各種提案技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、車輌のシートフレームに設けたブラケットに支持される頭部、首部及び胴部で形成されるヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートに設けた高さ固定兼抜け防止用の第一の切欠き、高さ調整用の第二の切欠きを備えたヘッドレストステー嵌入用の貫通孔と、ヘッドレストサポートの頭部の挿入孔に出没自在に設けた操作ボタンとで構成されるヘッドレストが開示されている。そして、この技術では、ヘッドレストの操作ボタンには、第一の切欠き、第二の切欠きに係止される突起を備えた係止片を設け、またこの係止片の復帰を司るスプリングを設け、係止片の操作で、その突起を、第一の切欠き、第二の切欠きに係止することでヘッドレストステーを所定の位置に設定可能とし、またこの第一の切欠き、第二の切欠きを、ヘッドレストステーの一面側に凹設する構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストが開示されている。
特開2008−119398号公報(請求項1、図1、2)
しかしながら、上記図8及び図9で示される従来技術では、固定式ヘッドレストガイドは、専用のガイドロック130に専用のロックスプリング140を用いる必要があった。また、上記従来技術では、最初に所定の高さに調整して、その高さ位置でヘッドレストを固定する必要があり、所定法規に適合するが、法規適合範囲内でユーザー層に合わせた位置で固定するためには、ヘッドレストのガイドロックを露出してから、調整を行なわなければならず、一度組み付けた後での、固定位置の調整は、事実上できないという不都合があった。
さらに特許文献1で示す技術は、位置調整や抜け防止用の技術であり、いわゆる嵌め殺しとして、ヘッドレストが使用位置から下がらないように固着する技術ではなく、調整用の技術であるため、戻す機構としてスプリング303等が必要であり、部品点数が多いだけでなく、通常のガイドロック(特許文献1ではヘッドレストサポート)ではなく、特別なガイドロックを用いる必要があった。
本発明の目的は、ヘッドレストのヘッドレストピラーを保持するガイドロックを取り付けた後でも、ヘッドレストを所定位置で調節できないように固着でき、シートバックを形成した後からでも所定位置に固着できるヘッドレストの固着装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、通常使用されているヘッドレストピラーとガイドロックなど、一般的な部品に適用でき、且つ部品点数を少なくしたヘッドレストの固着装置を提供することにある。
前記課題は、本発明のヘッドレストの固着装置によれば、ヘッドレスト本体を支えるヘッドレストピラーと、シートバック側に固定されたブラケットに保持され少なくとも頭部と胴部とを有するガイドロックと、該ガイドロックの前記頭部と係合して、前記ガイドロックに挿着された前記ヘッドレストピラーを固着するヘッドレストの固着装置において、前記ヘッドレストピラーには少なくとも一つの溝部が径方向に傾斜を持たずに切欠いて形成され、前記固着装置は、ノブ部と、該ノブ部と連続して形成された樹脂バネ部と、前記ノブ部に配設された係合プレートと、を有しており、前記樹脂バネ部は、前記ノブ部から一方側に延出して形成されると共に、前記ヘッドレストピラーを拡開して囲む空間部が形成され、前記係合プレートは、前記ノブ部に装着されると共に、前記空間部内に係合プレートの一部を露出して形成されていること、により解決される。
このように、樹脂バネ部が、ノブ部から一方側に延出して形成され、ヘッドレストピラーを拡開して囲む空間部が形成されているために、樹脂バネ部でヘッドレストピラーをバネ力によって保持し、同時に、ノブ部と係合プレートがヘッドレストピラー側に引き込むように作用する。そして、係合プレートが、空間部内に一部を露出しているので、この係合プレートと、ヘッドレストピラーに形成された溝部(切欠き)がかみ合い、ヘッドレストピラーはガイドロックに固定される。したがって、シートバックにヘッドレストのヘッドレストピラーを保持するガイドロックを取り付けた後でも、シートバックにクッション材や表皮材を装着した後でも、ヘッドレストを所定位置で固着することが可能である。
つまり、固着装置をガイドロックの頭部に装着し、前記ヘッドレストピラーが樹脂バネ部の空間部に挿着されたときに、前記ヘッドレストピラーに形成された溝部(切欠き)と、固着装置の前記係合プレートが係合して、ヘッドレストピラーがガイドロックに固着される。このとき、樹脂バネ部は拡開すると共に、ヘッドレストピラーに形成された溝部(切欠き)と、係合プレートが嵌合して、ヘッドレストピラーがガイドロックに固着され、同時にノブ部がヘッドレストピラー側に引き寄せられて、ガイドロックの頭部と密着して調整ができないものとなる。
そして、本発明の固定装置によれば、従来構成のヘッドレストピラーやガイドロックをそのまま使用することが可能となる。要するに、通常使用されているヘッドレストピラーとガイドロックなど、既に利用されている部品に適用できる。
このとき、樹脂バネ部は、ノブ部から一方側に延出した部分に連続しない部分が形成されていると好適であり、これにより、ヘッドレストピラーを樹脂バネ部の空間部内に挿着したときに、樹脂バネ部が容易に拡開して、ヘッドレストピラーを挿通できると共に、バネ力によってヘッドレストピラーを保持することが可能となる。連続しない部分には、拡開可能になっていればよく、薄肉部やヒダ状(蛇腹状)、凹凸部などが挙げられる。
また、前記樹脂バネ部の前記連続しない部分は、切り欠き空間とするとよい。このように、樹脂バネ部の連続しない部分を切り欠き空間とすると、樹脂バネ部の連続しない部分を、成形後に後から切り欠いて形成することができ、簡易に製造することが可能となる。
さらに前記樹脂バネ部の前記連続しない部分は、前記ノブ部と反対側の位置に形成されている好適である。樹脂バネ部の連続しない部分は、拡開可能になっている箇所であれば、どこでもよいが、ノブ部と反対側の位置に形成することにより、ノブ部から遠い位置で拡開するように構成できるために、バネ力で、係合プレート側により強く保持することが可能となる。
本発明のヘッドレストの固着装置によれば、シートバックにヘッドレストのヘッドレストピラーを保持するガイドロックを取り付けた後でも、シートバックにクッション材や表皮材を装着した後でも、ヘッドレストを所定位置で、いわゆる嵌め殺しとして固着できる。特に樹脂バネ部の存在によって、ヘッドレストピラーに形成された溝部(切欠き)と、係合プレートが嵌合して、ヘッドレストピラーがガイドロックに固着され、同時にノブ部がヘッドレストピラー側に引き寄せられて、ノブ部がヘッドレストピラー側に常時付勢された状態で嵌合して、調整ができないものとなる。また、本発明の固定装置によれば、従来構成のヘッドレストピラーやガイドロックをそのまま使用することが可能となる。要するに、通常使用されているヘッドレストピラーとガイドロックなど、特殊なものを別途作成することなく、既に利用されている部品に適用できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1乃至図7は本発明の一実施形態を示すものであり、図1はヘッドレストの概略構成を示す説明図、図2はノブ部の平面図、図3はノブ部の側面図、図4はヘッドレストピラーにノブ部を装着した状態の説明図、図5はヘッドレストピラーにノブ部を装着するときの説明図、図6はヘッドレストピラーにノブ部を装着するときの説明図、図7は図4のB−B断面図である。
ヘッドレストHは、ヘッドレスト本体10と、ヘッドレストピラー20とから構成されており、ヘッドレスト本体10は、内部に芯金11を備えて、クッション材12を介して表皮13で被覆して形成されており、このヘッドレスト本体10とヘッドレストピラー20が連結されて、シートバックSbの上部に配置されるものである。本実施形態では、ヘッドレストピラー20と芯金11を同じ棒体から形成しているが、これに限らず芯金11の部分は各種形成することができるもので、上記ヘッドレスト本体10は、本発明の要素に特に関係がないものであり、本発明に係るヘッドレストHの固着装置Sは、上述の構成以外にも公知のものが適用できるものである。
上記ヘッドレストピラー10は、シートバックSb側に固定されるものであるが、シートバックSbは、シートフレームFにクッション材Kを配置して、表皮材Cで被覆したものである。ヘッドレストピラー20は2本の円柱状の棒体21,21から形成されており、少なくとも一方のその所定位置には、溝部(切欠き)22が形成されている。本実施形態では、溝部(切欠き)22として形成されているが、この溝部22は、図5及び図7で示されるように、溝の底から傾斜がなく略平行な壁によって凹部として形成されている。
本実施形態では、シートバックSb側のシートフレームFに、中空のブラケットBが固定され、このブラケットBにガイドロック30が装着される。
本実施形態のガイドロック30は、頭部32と胴部34とを有するものであり、胴部32は、ヘッドレストピラー10が挿着できるように中空筒状となっており、前記ブラケットB内に装着されるものである。なお符号36は、ブラケットB内で、ガタ付かないようにする案内部である。
またガイドロック30は、図5で示されるように、頭部32に、横方向にヘッドレストの固定装置Sと嵌合する有底の開口部31が形成されており、中央部には、ヘッドレスト本体10と連結したヘッドレストピラー10を装着できるように穴33が貫通して形成されている。
本発明に係るヘッドレストの固着装置Sは、上記ガイドロック30の頭部32と係合して、ガイドロック30に挿着されたヘッドレストピラー20を固着するものであり、固定装置Sは、ノブ部52と、樹脂バネ部54と、係合プレート56とを構成要素としている。
ノブ部52は、図2乃至7で示すように、つまみ52aと、このつまみ52aに連続した係合部52bが形成されている。この係合部52bは、つまみ52aより幅が狭く形成されている。そして、係合部52bは、前記した頭部32の開口部31に係合するものであり、この係合部52bには、ヘッドレストピラー20を挿着したときに、ヘッドレストピラー20と当接する接触部52cが形成されている。この接触部52cは、ヘッドレストピラー20を構成する棒体の外周に合うように円弧状に形成されている。
またノブ部52に形成された接触部52cの両側からは、樹脂バネ部54が、一方側に延出しており、この樹脂バネ部54の内側には、空間部55が形成されている。本実施形態の樹脂バネ部54は、図2で示されるように、接触部52cの両側から2本の腕部54a,54aが若干広がるように延出して形成され、所定位置で互いに向き合うように折れ曲がり部54b,54bが形成され、この折れ曲がり部54b,54bから延出方向の先端側に向けて若干接触部52c側に向けて先細り形状となって、その先端54c,54cは互いに向き合って、2本の腕部54a,54aの先端54c,54cの間には、連続しない部分としての、切り欠き空間54dが形成されている。
これにより、ヘッドレストピラー20を樹脂バネ部54の空間部55内に挿着したときに、2本の腕部54a,54aと折れ曲がり部54b,54bによって、樹脂バネ部54が容易に拡開して、ヘッドレストピラー20を挿通できると共に、バネ力によってヘッドレストピラー20を保持し、同時に、図4及び図7の矢印で示すように、ノブ部52をヘッドレストピラー20側に引き寄せることになる。
そして、樹脂バネ部54の連続しない部分を切り欠き空間54dとすることにより、樹脂バネ部54の連続しない部分を、成形後に後から切り欠いて形成することができ、簡易に製造することが可能となる。
なお、連続しない部分には、拡開可能になっていればよく、上記のような切り欠き空間だけではなく、薄肉部やヒダ状(蛇腹状)、凹凸部などが挙げられる。
また、上記樹脂バネ部54の連続しない部分は、図2のように、ノブ部52と反対側の位置に形成されているが、これに限らず、樹脂バネ部54の連続しない部分は、拡開可能になっている箇所であれば、どこでもよい。しかし、図1で示す実施形態のように、ノブ部52と反対側の位置に形成することにより、ノブ部52から遠い位置で拡開するように構成できるために、バネ力で、係合プレート56側により強く保持することが可能となる。
上記空間部は、ヘッドレストピラー20が挿入されると拡開して、ヘッドレストピラー20を囲む空間部が形成される。
またノブ部52には、係合プレート56を配設する配設部52dが形成されており、係合プレート56は、この配設部52dの位置で、ノブ部52に装着される。本実施形態の係合プレート56は矩形の板体から構成されている。そして、このとき、係合プレート56は、図2で示すように、空間部55内に係合プレート56の一部が露出して配設されている。
このため、図4の斜線部で示すように、ヘッドレストピラー20に形成された溝部(切欠き)22が、係合プレート56とかみ合い、ヘッドレストピラー20はガイドロック30に固定(嵌め殺し)される。なお、図4は、ガイドロック30の頭部32の上方位置で、ヘッドレストピラー20を切断した状態で見た説明図である。
本実施形態の係合プレート56は矩形の板体から構成されているが、空間部55内に係合プレート56の一部が露出して、ヘッドレストピラー20に形成された溝部(切欠き)22とかみ合いロックすることができる形状であれば、特に矩形の板体以外であってもよい。
以上のように構成されているので、樹脂バネ部54が、ノブ部52から一方側に延出して形成され、ヘッドレストピラー20を拡開して囲む空間部55が形成されているために、樹脂バネ部54でヘッドレストピラー20をバネ力によって保持するように作用するが、同時に、この樹脂バネ部54によって、ノブ部52と係合プレート56がヘッドレストピラー20側に引き込まれるため、ノブ部52は、ガイドロック30の頭部32と確実に嵌合することができる。このように、本実施形態の固着装置Sをガイドロック30の頭部32に装着し、ヘッドレストピラー20をガイドロック30へ頭部32の貫通孔33から差し込むと、樹脂バネ部54の空間部55にも挿着されることになる。このとき、樹脂バネ部54は拡開すると共に、ヘッドレストピラー20に形成された溝部(切欠き)22と、係合プレート56が嵌合して、ヘッドレストピラー20がガイドロック30に固着され、同時にノブ部52がヘッドレストピラー20側に引き寄せられて、調整ができないものとなる。
つまり、係合プレート56が、空間部55内に一部を露出しているので、この係合プレート56と、ヘッドレストピラー20に形成された溝部(切欠き)22がかみ合い、ヘッドレストピラー20はガイドロック30に固定されることになる。したがって、シートバックSbにヘッドレストHのヘッドレストピラー20を保持するガイドロック30を取り付けた後でも、シートバックSbにクッション材Kや表皮材Cを装着した後でも、ヘッドレストHを所定位置で固着することが可能である。
そして、本発明の固定装置Sによれば、従来構成のヘッドレストピラーやガイドロックをそのまま使用することが可能となる。要するに、通常使用されているヘッドレストピラーとガイドロックなど、既に利用されている部品に適用できる。また、上記実施形態では、ヘッドレストピラー21のうち一方に固定装置Sを適用したものとして説明したが、二本のヘッドレストピラーの両方に固定装置Sを適用してもよい。
なお、本発明に係る固着装置Sによって、ヘッドレストピラー20をガイドロック30に一度固着した場合には、ヘッドレストピラー20とガイドロック30部分に係合する係合プレート56を取り外さなくては、固着状態を解除することはできなくなり、事実上ユーザーがヘッドレストの高さを変更することができなくなる。
本発明による固着装置は、ヘッドレストを調整できない状態にすることができるので、車両用を含めてヘッドレストの所定位置での固着手段として、利用することができる。
ヘッドレストの概略構成を示す説明図である。 ノブ部の平面図である。 ノブ部の側面図である。 ヘッドレストピラーにノブ部を装着した状態の説明図である。 ヘッドレストピラーにノブ部を装着するときの説明図である。 ヘッドレストピラーにノブ部を装着するときの説明図である。 図4のB−B断面図である。 従来例を示すガイドロックの説明図である。 図8のA−Aに相当する要部断面図である。
符号の説明
10 ヘッドレスト本体
11 芯金
12 クッション材
13 表皮
20,120 ヘッドレストピラー
21 棒体
22 溝部(切欠き)
30,130 ガイドロック
31 開口部
32 頭部
33 穴
34 胴部
36 案内部
52 ノブ部
52a つまみ
52b 係合部
52c 接触部
52d 配設部
54 樹脂バネ部
54a 腕部
54b 折れ曲がり部
54c 先端
54d 切り欠き空間
55 空間部
56 係合プレート
131 切り欠き
132 符号
140 ロックスプリング
141 保持部
142 屈曲部
Bブラケット
C表皮材
Fシートフレーム
Hヘッドレスト
Kクッション材
Sbシートバック
S固着装置

Claims (5)

  1. ヘッドレスト本体を支えるヘッドレストピラーと、シートバック側に固定されたブラケットに保持され少なくとも頭部と胴部とを有するガイドロックと、該ガイドロックの前記頭部と係合して、前記ガイドロックに挿着された前記ヘッドレストピラーを固着するヘッドレストの固着装置において、
    前記ヘッドレストピラーには少なくとも一つの溝部が径方向に傾斜を持たずに切欠いて形成され、
    前記固着装置は、ノブ部と、該ノブ部と連続して形成された樹脂バネ部と、前記ノブ部に配設された係合プレートと、を有しており、
    前記樹脂バネ部は、前記ノブ部から一方側に延出して形成されると共に、前記ヘッドレストピラーを拡開して囲む空間部が形成され、
    前記係合プレートは、前記ノブ部に装着されると共に、前記空間部内に係合プレートの一部が露出して形成されていることを特徴とするヘッドレストの固着装置。
  2. 前記固着装置を前記ガイドロックの前記頭部に装着し、前記ヘッドレストピラーが前記樹脂バネ部の空間部に挿着されたときに、
    前記ヘッドレストピラーに形成された溝部と、前記固着装置の前記係合プレートが係合して、前記ヘッドレストピラーが前記ガイドロックに固着されることを特徴とする請求項1記載のヘッドレストの固着装置。
  3. 前記樹脂バネ部は、前記ノブ部から一方側に延出した部分に連続しない部分が形成されていることを特徴とする請求項1記載のヘッドレストの固着装置。
  4. 前記樹脂バネ部の前記連続しない部分は、切り欠き空間であることを特徴とする請求項3記載のヘッドレストの固着装置。
  5. 前記樹脂バネ部の前記連続しない部分は、前記ノブ部と反対側の位置に形成されていることを特徴とする請求項3記載のヘッドレストの固着装置。
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