JP2006346343A - 自動車用ヘッドレスト - Google Patents

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Abstract

【課題】高さ調整機構と同一部品が使用できる抜け止め機構を具備する自動車用ヘッドレストを提供する。
【解決手段】高さ調整機構が設けられているトブッシュ6aに挿入されるステー3aには、高さ調整用ノッチ4の他に抜け止め用ノッチ5aが設けられ、高さ調整機構が抜け止め機構の1つを兼用し、他方のステー3bには、抜け止め用ノッチ5bが設けられ、ブッシュ6bには、抜け止め用ノッチに係合するロック部材が設けられており、前記両方のヘッドレストステーに設けられている抜け止め用ノッチは、一方と他方で高さ位置がずれて設けられている。
【選択図】図2

Description

この発明は、自動車用ヘッドレストに関し、特に、高さ調整機構を備えたヘッドレストがシートバックから容易に抜けることがないような抜け止め機構を有する自動車用ヘッドレストに関する。
従来から、自動車用シートには衝突等の事故時に、乗員の安全性を向上させ保護する目的としてヘッドレストが取り付けられているのが一般的である。このヘッドレストは、乗員の体格や好みにより上下位置を任意の位置に調整できるように高さ調整機構を備えている。一般的には、ヘッドレストに2本のヘッドレストステーが固着され、このヘッドレストステーがシートバック側に固設された2個のヘッドレストブッシュにそれぞれ挿入されて支持されてなり、高さ調整機構は、一方のヘッドレストブッシュに設けられ、他方はフリーの状態になっている。
自動車用ヘッドレストは、衝突(追突も含む)事故時の際に、シートに着座している乗員の頭がその衝撃によって後方へ傾きすぎるのを防止するが、その時ヘッドレストには乗員の頭の衝撃力が荷重となってヘッドレストに押し下げようとする力が作用する。従って、自動車用ヘッドレストの高さ調整機構は、上方への移動はヘッドレストに引き抜く力を作用させると可能となり、任意の高さに停止でき、下方への移動はロックされており、ロックを解除しなければ移動できないように構成されているのが通常である(例えば、特許文献1参照)。
即ち、ヘッドレストのヘッドレストステーが、シートバック側に固設されたヘッドレストブッシュに上下調整可能に挿入されて支持されてなり、ヘッドレストブッシュのシートバック上端部位置には、弾発力により進退するロック部材が設けられてヘッドレストステーに当接され、ヘッドレストステーに複数の高さ調整用ノッチが所定間隔で設けられ、ロック部材がノッチに係合することにおいて所定の高さ位置に保持される。この時、前記高さ調整用ノッチの形状が、ロック部材との関係においてヘッドレストステーの上方への移動は許容するが、下方への移動は阻止する形状となっているものである。
図7および図8は、その一例を示す一部破断の分解斜視図および要部の断面斜視図であり、ヘッドレストのヘッドレストステー3は、筒状のヘッドレストブッシュ6に挿入して支持されており、高さ調整機構7は、ヘッドレストブッシュ6のシートバック上端部位置に設けられる。この高さ調整機構7は、ヘッドレストブッシュ6にロックプレート(ロック部材)8がヘッドレストステー3と直交する方向に進退自在に取り付けられ、ヘッドレストステー3は、このロックプレート8を貫通している。このロックプレート8の一部8aは、ばね12の弾発力により貫通したヘッドレストステー3に押圧当接されている。実際にはロックプレート8およびばね12は、ケース13に収納され、ロックプレート8の操作部8bだけが外出している。ヘッドレストステー3には、複数の高さ調整用ノッチ4が所定間隔で設けられており、前記ロックプレート8がばね12の弾発力でノッチ4に係合することによってロックされる。この高さ調整用ノッチ4は、図7および図8に示すようにヘッドレストステー3の中心に向かう水平面4aと、この水平面4aの最深部から下方に徐々に拡径する傾斜面4bとから形成されている。
このような構成では、ヘッドレストを上方に引っ張る(引き抜く)ことによりロックプレート8のヘッドレストステー3との当接部8aが、ノッチ4の傾斜面4bの作用によりばね12の弾発力(ばね力)に抗してノッチ4から外れヘッドレストステー3が上方に移動可能であり、ヘッドレストの高さが調整でき、逆に、ヘッドレストを下方に押圧したときは、ロックプレート8がノッチ4の水平面4aに係合した状態でノッチ4から外れない。従って、ロックプレート8の操作部8bをばね12に抗して押してノッチ4から外すことでヘッドレストステー3の下方への移動が可能となり、ヘッドレストが下方に調整できる。
このような従来の高さ調整機構を備えたヘッドレストは、前記構成から明らかな通り簡単にシートから引き抜くことができるため、安易に、または故意にヘッドレストを抜いてしまい、衝突時の事故時に、乗員の安全性を確保できない課題がある。また、このようなヘッドレストは、米国規格FMVSS 202の規格にも応じられない。
そこで、このような課題を解決し、米国規格FMVSS 202にも対応するものとして、ヘッドレストの抜け止め機構を備えたヘッドレストが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−193109号公報 特開2003−259935号公報
ところが、従来のヘッドレストの抜け止め機構は、ヘッドレストの抜けるのは防止できるが、シートから抜くことができない課題がある。しかし、実際には、清掃、メンテナンス等によりシートからヘッドレストを抜く必要性もある。さらに、シートを倒した状態で事故の場合は、ヘッドレストが勢いよく飛び出そうとする力が作用するが、その場合でも抜け止めが確実に行なわれることが必要となるが。例えば、前記従来例では、このような場合にヘッドレストステーの抜けるスピードが速いことにより、ロック部材が係合用凹部に係合する前に、係合凹部を通過してしまい、抜け止めが作用せず、ヘッドレストが抜けてしまう課題もある。
この発明は、このような点に鑑み安易に引き抜いたり、故意に引き抜くことが防止でき、しかも必要時には特別な操作において引き抜きが可能となる自動車用ヘッドレストの提供を第1の目的とする。
また、ヘッドレストの高さ調整機構とヘッドレストの抜け止め機構(装置)は、同一部品が使用できるとコスト面から有利である。この発明は、このような点に鑑みヘッドレスト高さ調整機構と同一部品をヘッドレストの抜け止め機構(装置)とする自動車用ヘッドレストの提供を第2の目的とする。
前記課題を解決するため、この発明の自動車用ヘッドレストは、ヘッドレストを支持するヘッドレストステーが少なくとも2本存在し、この各ヘッドレストステーがシートバック側に固設されたヘッドレストブッシュにそれぞれ挿入されて支持され、一方のヘッドレストブッシュには高さ調整機構が設けられ、一方のヘッドレストステーがこのヘッドレストブッシュに上下調整可能に挿入されて支持されてなり、
この高さ調整機構が設けられているヘッドレストブッシュに挿入されるヘッドレストステーには、高さ調整用ノッチの他に抜け止め用ノッチが設けられ、高さ調整機構がヘッドレスト抜け止め機構の1つを兼用し高さ調整機構で抜け止めロックおよび解除が可能になっており、
他方のヘッドレストステーには、抜け止め用ノッチが設けられ、このヘッドレストステーが挿入されるヘッドレストブッシュには、挿入されたヘッドレストステーにばねの弾発力で当接するロック部材が進退自在に設けられ、ロック部材がヘッドレストステーの抜け止め用ノッチに係合することで抜けをロックし、ロック部材をばねの弾発力に抗して操作することにより抜け止め用ノッチとの係合が外れるヘッドレスト抜け止め機構が設けられており、
前記両方のヘッドレストステーに設けられている抜け止め用ノッチは、一方と他方で高さ位置がずれて設けられ、高さ調整機構および抜け止め機構のヘッドレスト引抜き時のロック解除操作が異時操作可能となっていることを特徴とする。
これによりヘッドレストステーが挿入される一方のヘッドレストブッシュにヘッドレスト抜け止め機構を兼用する高さ調整機構が設けられ、他方にヘッドレスト抜け止め機構が設けられているので、ヘッドレストを引き抜くためには、高さ調整機構と抜け止め機構の両方のロックを解除する操作をしなければならないので、ヘッドレストを安易に、または故意に抜いてしまうことが防止され、ヘッドレストが常に確保され、衝突時等において乗員の安全が確保される。
しかも、清掃、メンテナンス等によりシートからヘッドレストを抜き取る必要が生じた時は、高さ調整機構と抜け止め機構のロックを解除する操作をすることによってヘッドレストを引き抜くことができる。
このロックを解除する操作も高さ調整機構と抜け止め機構とを同時に操作するのでは、一人での操作が困難となるが、この発明では、高さ調整機構が作用する抜け止め用ノッチと、抜け止め機構が作用する抜け止め用ノッチは、それぞれステーに高さ位置がずれて設けられているのでロック解除操作を別々(異時)に行なうことができる。従って、一人でのヘッドレスト抜き取り操作が可能となる。
また、この発明の自動車用ヘッドレストは、高さ調整機構とヘッドレスト抜け止め機構が同一部品で構成可能となっていることを特徴とする。
これにより安価に提供できる。
この発明の自動車用ヘッドレストによれば、次のような効果を奏する。
(1)ヘッドレストが挿入される一方のヘッドレストブッシュにヘッドレスト抜け止め機構を兼用する高さ調整機構が設けられ、他方にヘッドレスト抜け止め機構が設けられているので、ヘッドレストを引き抜くためには、高さ調整機構と抜け止め機構の両方のロックを解除する操作をしなければならないので、ヘッドレストを安易に、または故意に抜いてしまうことが防止され、ヘッドレストが常に確保され、衝突時等において乗員の安全が確保される。
(2)清掃、メンテナンス等によりシートからヘッドレストを抜き取る必要が生じた時は、高さ調整機構と抜け止め機構のロックを解除する操作をすることによってヘッドレストを引き抜くことができる。
(3)ヘッドレスト引抜き時のロックを解除する操作も高さ調整機構と抜け止め機構とを同時に操作するのでは、一人での操作が困難となるが、この発明では、高さ調整機構が作用する抜け止め用ノッチと、抜け止め機構が作用する抜け止め用ノッチは、それぞれステーに高さ位置がずれて設けられているのでロック解除操作を別々(異時)に行なうことができる。従って、一人でのヘッドレスト抜き取り操作が可能となる。
(4)抜け止め機構は、高さ調整機構と同一部品で兼用できるため、別に製作する必要がなく安価に提供できる。
以下、この発明をより詳細に説明するために、図面に示す実施の形態についてこれを説明する。図1はこの発明の実施の形態を示す斜視図、図2はこの発明の実施の形態を示す要部分解斜視図、図3はこの発明の実施の形態を示す一部破断の側面図、図4は抜け止め機構を兼用するヘッドレストの高さ調整機構の要部を示す断面斜視図、図5は抜け止め機構を兼用するヘッドレストの高さ調整機構の要部を示す分解斜視図、図6は抜け止め機構の要部を示す断面斜視図であり、本発明を自動車のフロントシートに適用した場合を示している。なお、前記図7および図8に示す従来例と同一構成要素には同一符号を付して説明する。
このヘッドレスト2は、ヘッドレスト2を支持するヘッドレストステー3a、3bが少なくとも2本存在し、この各ヘッドレストステー3a、3bがシートバック1側に固設されたヘッドレストブッシュ6a、6bにそれぞれ挿入されて支持され、一方のヘッドレストブッシュ6aには高さ調整機構7が設けられ、一方のヘッドレストステー3aがこのヘッドレストブッシュ6aに上下調整可能に挿入されて支持されてなり、
この高さ調整機構7が設けられているヘッドレストブッシュ6aに挿入されるヘッドレストステー3aには、高さ調整用ノッチ4の他に抜け止め用ノッチ5aが設けられ、高さ調整機構7がヘッドレスト抜け止め機構の1つを兼用し高さ調整機構7で抜け止めロックおよび解除が可能になっており、
他方のヘッドレストステー3bには、抜け止め用ノッチ5bが設けられ、このヘッドレストステー3bが挿入されるヘッドレストブッシュ6bには、挿入されたヘッドレストステー3bにばね12の弾発力で当接するロック部材8が進退自在に設けられ、ロック部材8がヘッドレストステー3bの抜け止め用ノッチ5bに係合することで抜けをロックし、ロック部材8をばね12の弾発力に抗して操作することにより抜け止め用ノッチ5bとの係合が外れるヘッドレスト抜け止め機構9が設けられており、
前記両方のヘッドレストステー3a、3bに設けられている抜け止め用ノッチ5a、5bは、一方5aと他方5bで高さ位置がずれて設けられている。
ヘッドレスト2は、ヘッドレスト2に取り付けられて支持するヘッドレストステー3a、3bが、シートバック1側に固設された筒状のヘッドレストブッシュ6a、6bに挿入されて支持されている。ヘッドレストステー3a、3bは左右に2本が設けられており、ヘッドレストブッシュ6a、6bは図3に示すようにシートバック1のシートバックフレーム11に固定して設けられる。ヘッドレストブッシュ6a、6bの一方6aには抜け止め機構を兼用する高さ調整機構7が、他方6bには抜け止め機構9が設けられており、高さ調整機構7によりヘッドレストステー3aを任意の高さに停止および抜け止めができ、抜け止め機構9でヘッドレストステー3bの抜け止めができるように構成されている。
高さ調整機構7は、概ね図6および図7に示す構成と同様であるが、ヘッドレストステー3aに高さ調整用ノッチ4の他に抜け止め用ノッチ5aが設けられている点に特徴がある。即ち、高さ調整機構7は、図4に示すようにヘッドレストブッシュ6aにロック部材としてのロックプレート8がヘッドレストステー3aと直交する方向に進退自在に取り付けられ、ヘッドレストステー3aは、このロックプレート8を貫通してヘッドレストブッシュ6aに挿入されている。このヘッドレストステー3aがロックプレート8を貫通している部分は、ヘッドレストステー3aとロックプレート8との間にロックプレート8が移動(進退)できる間隔を有しており、ロックプレート8の一部8aが、ばね12の弾発力により貫通したヘッドレストステー3aに押圧当接されている。ロックプレート8およびばね12はケース13に収納され、ロックプレート8の操作部8bだけが外出しており、この操作部8bを押すことによってロック解除ができるようになっている。ヘッドレストステー3aには、複数の高さ調整用ノッチ4が所定間隔で設けられていると共に、ステー3aの最下方に抜け止め用ノッチ5aが設けられている。高さ調整用ノッチ4は、ヘッドレストステー3aの中心に向かう水平面4aと、この水平面4aの最深部から下方に徐々に拡径する傾斜面4bとから形成され、抜け止め用ノッチ5aは、、ヘッドレストステー3aの外側面に設けられた断面矩形状の溝で形成されている。
従って、ヘッドレスト2を上方に引っ張る(引き抜く)ことによりロックプレート8のヘッドレストステー3aとの当接部8aが、高さ調整用ノッチ4の傾斜面4bの作用によりばね12の弾発力(ばね力)に抗してノッチ4から外れヘッドレストステー3aが上方に移動可能であり、ヘッドレスト2の高さが調整でき、下方への移動はノッチ4の水平面4aがロックプレート8に係合してロックされ、その位置で停止する。逆に、ヘッドレスト2を下方に押し下げたときは、ロックプレート8がノッチ4の水平面4aに係合した状態でノッチ4から外れない。そこで、ロックプレート8の操作部8bを押すとロックが解除され、ヘッドレストステー3aの下方への移動が可能となり、ヘッドレスト2が下方に調整できる。更に、この発明ではヘッドレストステー3aに抜け止め用ノッチ5aが設けられているので、ヘッドレストステー3aが上方に移動してノッチ5aがロックプレート8の位置に到達すると、ノッチ5aの溝にロックプレート8が係合しロックされ、上方への移動が阻止されるので、これ以上の上方移動はできず抜け止めされる。これ以上、上方に移動させてヘッドレストステー3aを抜き取るには、ロックプレート8の操作部8bを押してロック解除を行う。
また、前記抜け止め機構9は、前記高さ調整機構7と略同じ構成であるが、挿入されているヘッドレストステー3bには、下方に抜け止め用ノッチ5aが設けられているだけである。即ち、図6に示すようにヘッドレストブッシュ6bにロック部材としてのロックプレート10がヘッドレストステー3bと直交する方向に進退自在に取り付けられ、ヘッドレストステー3bは、このロックプレート10を貫通してヘッドレストブッシュ6bに挿入されている。このヘッドレストステー3bがロックプレート10を貫通している部分は、ヘッドレストステー3bとロックプレート10との間にロックプレート10が移動(進退)できる間隔を有しており、ロックプレート10の一部10aが、ばね12の弾発力により貫通したヘッドレストステー3bに押圧当接されている。ロックプレート10およびばね12はケース13に収納され、ロックプレート10の操作部10bだけが外出しており、この操作部10bを押すことによってロック解除ができるようになっている。ヘッドレストステー3bには下方に抜け止め用ノッチ5bが設けられている。この抜け止め用ノッチ5bは、前記と同様にヘッドレストステー3bの外側面に設けられた断面矩形状の溝で形成されている。この抜け止め用ノッチ5bは、ヘッドレストステー3aに設けられた抜け止め用ノッチ5bとは、図2に示すように高さ位置がずれて設けられる。
従って、このヘッドレストステー3bは、上下の移動は自由であるが、上方に移動し抜け止め用ノッチ5bがロックプレート10の位置に到達すると、図6に示すようにノッチ5bの溝にロックプレート10が係合しロックされ、上方への移動が阻止される。従って、これ以上の上方移動はできずヘッドレスト2の抜け止めがされる。これ以上、上方に移動させてヘッドレストステー3bを抜き取るには、ロックプレート10の操作部10bを押してロック解除を行う。このロック解除の操作は、ヘッドレストステー3aに設けられている抜け止め用ノッチ5aとヘッドレストステー3bに設けられている抜け止め用ノッチ5bとが、高さ位置がずれて設けられており、高さ調整機構7と抜け止め機構9とは同じ高さ位置に設けられているので別々にロック解除の操作をすることができる。これにより一人でもヘッドレストの引き抜きが可能となる。
ここで、ヘッドレストステー3a、3bがロックプレート8、10を貫通している部分において、ヘッドレストステー3a、3bとロックプレート8、10との間に、ロックプレート8、10が移動(進退)できる間隔を設けるのは、ロックプレート8、10を押して移動させ、ノッチ4および5a、5bとの係合(ロック)を解除するためであるので、該間隔はロックプレート8、10のノッチ4、5a、5bからの解除に必要な間隔とする。
しかして、この発明の高さ調整機構7は、ヘッドレスト2を上方に引き揚げることによって高さの調整ができ、操作部8bを押してロックプレート8のロックを解除することによって下方に押し下げることができる。また、ヘッドレスト2を上方に引き揚げても、抜け止め用ノッチ5aにロックプレート8が係合してロックされ、それ以上は引き抜くことはできず抜け止めされる。それ以上引き抜くにはロックプレート8の操作部8bを押してロックを解除することによって引き抜くことができる。このようにこの高さ調整機構は、抜け止め機構も兼用する。
また、抜け止め機構9は、ヘッドレスト2が上方に移動してもヘッドレストステー3bの抜け止め用ノッチ5bがロックプレート10との位置に到達すると、ノッチ5bにロックプレート10が係合してロックされるので、それ以上は引き抜くことはできず抜け止めされる。それ以上引き抜くにはロックプレート10の操作部10bを押してロックを解除することによって引き抜くことができる。従って、この発明ではヘッドレスト2をシートバック1から引き抜くためには、高さ調整機構7と抜け止め機構9の両方の操作部8b、10bを操作する必要がある。この操作は、ヘッドレストステー3aに設けられている抜け止め用ノッチ5aとヘッドレストステー3bに設けられている抜け止め用ノッチ5bとが、高さ位置がずれて設けられており、高さ調整機構7と抜け止め機構9とは同じ高さ位置に設けられているので別々にロック解除の操作をすることができる。これにより一人でもヘッドレストの引き抜きが可能である。
これによりヘッドレスト2の高さの調整ができると共に、ヘッドレスト2の抜け止めを行うことができ、しかもヘッドレスト抜け止めは、高さ調整機構7と抜け止め機構9の両方に設けられているので、安易に、または故意に引き抜き難くなり、ヘッドレストをシートバック1から抜いてしまうのを防止できる。しかし、清掃、メンテナンス等によりシートバック1からヘッドレスト2を抜く必要が生じた時は、ロック解除の操作をすることにより抜き取ることができる。また、ヘッドレスト抜け止め機構の1つは、高さ調整機構7で兼用できるし、さらに、ヘッドレストステー3bに設けるノッチ5bの形状を変えるだけで高さ調整機構と同一部品で抜け止め機構9を構成できる。
なお、前記実施の形態は、この発明を制限するものではなく、この発明は要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形が許容される。例えば、高さ調整機構および抜け止め機構のロック機構やそのロック解除機構は、従来公知の手段を採用し得る。また、抜け止め用ノッチ5a、5bの形状も、種々の変形が許容される。
この発明は、自動車だけでなく、他の車輌にも適用可能である。
この発明の実施の形態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態を示す要部分解斜視図である。 この発明の実施の形態を示す一部破断の側面図である。 抜け止め機構を兼用するヘッドレストの高さ調整機構の要部を示す断面斜視図である。 抜け止め機構を兼用するヘッドレストの高さ調整機構の要部を示す分解斜視図である。 抜け止め機構の要部を示す断面斜視図である。 従来の高さ調整機構を示す一部破断の分解斜視図である。 従来の高さ調整機構を示す要部の断面斜視図である。
符号の説明
1 シートバック
2 ヘッドレスト
3a、3b ヘッドレストステー
4 高さ調整用ノッチ
4a 水平面
4b 傾斜面
5a、5b 抜け止め用ノッチ
6a、6b ヘッドレストブッシュ
7 高さ調整機構
8 ロックプレート(ロック部材)
9 抜け止め機構
10 ロックプレート(ロック部材)
12 ばね
13 ケース

Claims (2)

  1. ヘッドレストを支持するヘッドレストステーが少なくとも2本存在し、この各ヘッドレストステーがシートバック側に固設されたヘッドレストブッシュにそれぞれ挿入されて支持され、一方のヘッドレストブッシュには高さ調整機構が設けられ、一方のヘッドレストステーがこのヘッドレストブッシュに上下調整可能に挿入されて支持されてなり、
    この高さ調整機構が設けられているヘッドレストブッシュに挿入されるヘッドレストステーには、高さ調整用ノッチの他に抜け止め用ノッチが設けられ、高さ調整機構がヘッドレスト抜け止め機構の1つを兼用し高さ調整機構で抜け止めロックおよび解除が可能になっており、
    他方のヘッドレストステーには、抜け止め用ノッチが設けられ、このヘッドレストステーが挿入されるヘッドレストブッシュには、挿入されたヘッドレストステーにばねの弾発力で当接するロック部材が進退自在に設けられ、ロック部材がヘッドレストステーの抜け止め用ノッチに係合することで抜けをロックし、ロック部材をばねの弾発力に抗して操作することにより抜け止め用ノッチとの競合が外れるヘッドレスト抜け止め機構が設けられており、
    前記両方のヘッドレストステーに設けられている抜け止め用ノッチは、一方と他方で高さ位置がずれて設けられて、高さ調整機構および抜け止め機構のヘッドレスト引き抜き時のロック解除操作が異時操作可能となっていることを特徴とする自動車用ヘッドレスト。
  2. 前記高さ調整機構とヘッドレスト抜け止め機構が同一部品で構成可能となっていることを特徴とする請求項1記載の自動車用ヘッドレスト。
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