JP4959301B2 - ヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレスト - Google Patents

ヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレスト Download PDF

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Description

本発明は、ヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストに関し、特に、シートバック上端に支持されるヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を一面側で規制できる構造のヘッドレストに関する。
従来の抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレスト(アクティブヘッドレスト)は、シートのフレームに設けた筒体(角パイプ)に、ヘッドレストサポートを挿入し、このヘッドレストサポートの貫通孔に、ヘッドレストステーを昇降自在に挿設する構造である。
このヘッドレストの高さ調整(位置決定)は、ヘッドレストサポートの頭部に開設した挿入孔に、出没自在に設けられた操作ボタンと、この操作ボタンに固止した係止片と、この係止片とヘッドレストステーの一面側に設けた切欠き部とで構成する。そして、このヘッドレストの固定(固止)は、この係止片を切欠き部に挿入し、係止することで達成される。この固止の状態より、解除する場合(ヘッドレストを引抜く場合)、又はヘッドレストステーの位置を変更する場合には、この操作ボタンの押圧を介して係止片を押圧し、この押圧で、前記係止片と切欠き部との係止を解除し、このヘッドレストステーを自由にした後に、ヘッドレストステーの引抜き又は押圧等の操作をする。これによって、初期の目的は達成される。尚、位置の変更の場合には、係止片を、所定の(次の)切欠き部まで移動し、ここで、操作ボタンへの押圧を解除することで、係止片がスプリングの反発で復帰し、この切欠き部に係止され、この所定の位置で固止される。
またヘッドレストのロック・ロック解除(抜取り操作)は、ヘッドレストステーの他面側に設けたロック切欠き部(ロック用の切欠き部)と、操作ボタンに装備した(操作ボタンとは、別体もあり得る)ロック係止片、またはロック板等の特定のロック手段との係止又は開放(係脱)で行う構成であり、例えば、ロック切欠き部へのロック手段の係止で、ヘッドレストの抜け防止を図り、このロック切欠き部からのロック手段の係脱で、ヘッドレストの引抜きを可能とする。そして、他のヘッドレストのロック解除としては、このロック切欠き部を、他方のヘッドレストステーに設け、このロック切欠き部とロック解除手段との関係で、前述と同様にロックを解除する構成がある。
次に、先行文献から、従来のヘッドレストの高さ調整及びヘッドレストのロック・ロック解除との関連公報を挙げると、本出願人が提案する下記の文献(1)〜文献(3)が最も合理的かつ経済的であるので、その概要を説明する。
文献(1)は、特開2003−52484の「レスト部材サポート構造」である。この発明は、[0041]、[0043]と、図22、図23に記載されているが如く、ヘッドレストの高さ調整を、従来の公知の構造を採用し、ヘッドレストのロック・ロック解除を、ヘッドレストサポートの挿入孔に設けた操作ボタンの平坦部に設け、かつ係止片(高さ調整用の係止片)と対峙して設けた第2の係合片(工具との併用)と、ヘッドレストステーの他面側に設けた第2の抜止係合部との係脱で行う構成である。従って、高さ調整とロック・ロック解除が、確実、かつスムーズに行えること、ヘッドレストの離脱に起因する弊害、例えば、ヘッドレストの置き忘れ・事故の発生回避、また犯罪等用の凶器への悪用回避を図れること等の特徴がある。
文献(2)は、特開2005−261860の「ヘッドレストの抜け防止機構」である。この発明は、[0034]、[0035]と、図7に記載されているが如く、ヘッドレストの高さ調整を、従来の公知の構造を採用し、ヘッドレストのロック・ロック解除を、ヘッドレストサポートの挿入孔に設けた操作ボタンの平坦部に設け、かつ係止片(高さ調整用の係止片)と対峙して設けたロック解除係止片と、ヘッドレストステーの他面側に設けたロック切欠き部との係脱で行う構成である。従って、前述の文献(1)と同じ効果が期待できる。
文献(3)は、特開2005−52585の「ヘッドレストサポート構造」である。この発明は、前述の文献(1)と、文献(2)の内容と、略符合するので、説明は割愛する。
特開2003−52484 特開2005−261860 特開2005−52585
前記文献(1)〜文献(3)は、ヘッドレストの高さ調整と、ヘッドレストのロック・ロック解除とを、二つのパーツ(ツーパーツ)及び/又は二方向からの操作を介してコントロールする構造となっている。従って、ヘッドレストの確実な動きと、位置の変更、又はロック・ロック解除が図れる等の特徴と、そして、また、二方向の操作であり、前述の操作の確実性と、容易な操作が図れる等の特徴がある。
しかし、二つのパーツ及び/又は二方向からの操作を介してコントロールする構造では、構造が複雑化する虞があり、工夫が必要と考えられる。また、簡易な操作及び/又は瞬時の操作を意図する場合には、改良の余地が考えられる。
上記に鑑み、本発明は、一つのパーツ(ワンパーツ)の係止片を介してヘッドレストの高さ調整、及びヘッドレストのロック・ロック解除を可能とすることで、一方向の操作を確保すること、この一方向の操作による操作の確実性と、容易な操作を図ること等を意図する。また本発明は、ワンパーツ及び/又は一方向からの操作によるコントロールを可能とした構造とすることで、構造の簡略化、コストの低廉化等を図ることを意図する。
請求項1の発明は、ワンパーツの係止片を介してヘッドレストの高さ調整及びヘッドレストのロック・ロック解除を可能とすることで、一方向の操作を確保し、この一方向の操作による操作の確実性と、容易な操作を意図する。また本発明は、ワンパーツ及び/又は一方向からの操作によるコントロールを可能とした構造とすることで、構造の簡略化、コストの低廉化等を意図する。
請求項1は、車輌のシートフレームに設けたブラケットに支持される頭部、首部及び胴部で形成されるヘッドレストサポートと、
このヘッドレストサポートに設けた高さ固定兼抜け防止用の第一の切欠き、高さ調整用の第二の切欠きを備えたヘッドレストステー嵌入用の貫通孔と、
前記ヘッドレストサポートの頭部の挿入孔に出没自在に設けた操作ボタンとで構成されるヘッドレストであって、
このヘッドレストの操作ボタンには、前記第一の切欠き、第二の切欠きに係止される突起を備えた係止片を設け、またこの係止片の復帰を司るスプリングを設け、
前記係止片の操作で、その突起を、前記第一の切欠き、第二の切欠きに係止することで、前記ヘッドレストステーを所定の位置に設定可能とし、またこの第一の切欠き、第二の切欠きを、前記ヘッドレストステーの一面側に凹設する構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストである。
請求項2の発明は、請求項1の発明を達成し、この目的を達成するのに最適な係止片の構造を提供する。
請求項2は、請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストであって、
前記係止片を、操作ボタンの平坦部に移動可能に設け、またこの操作ボタンを、頭部に設けたスプリングを介して復帰可能とするとともに、この係止片を押圧する手段を、前記操作ボタンの操作頭部側に突部を設ける構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストである。
請求項3の発明は、請求項1の発明を達成し、この目的を達成するのに最適な他の構造の係止片の構造を提供する。
請求項3は、請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストであって、
前記係止片を押圧する手段を、工具と、操作ボタンの操作頭部側に開設した貫通孔とで構成し、
この貫通孔に挿入した工具で、前記係止片を押圧可能とする構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストである。
請求項4の発明は、請求項1の発明を達成し、この目的を達成するのに最適な係止片及び/又はスプリングの構造を提供する。
請求項4は、請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストであって、
前記操作ボタンの復帰を司る手段は、前記係止片を復帰するスプリングと兼用する構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストである。
請求項5の発明は、請求項1の発明を達成し、この目的を達成するのに最適な操作ボタンの構造を提供する。
請求項5は、請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストであって、
前記操作ボタンの復帰を司る手段は、この操作ボタンの操作頭部とヘッドレストサポートの頭部とに設けたスプリングとする構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストである。
請求項1の発明は、車輌のシートフレームに設けたブラケットに支持される頭部、首部及び胴部で形成されるヘッドレストサポートと、
ヘッドレストサポートに設けた高さ固定兼抜け防止用の第一の切欠き、高さ調整用の第二の切欠きを備えたヘッドレストステー嵌入用の貫通孔と、
ヘッドレストサポートの頭部の挿入孔に出没自在に設けた操作ボタンとで構成されるヘッドレストであって、
ヘッドレストの操作ボタンには、第一の切欠き、第二の切欠きに係止される突起を備えた係止片を設け、また係止片の復帰を司るスプリングを設け、
係止片の操作で、突起を、第一の切欠き、第二の切欠きに係止することで、ヘッドレストステーを所定の位置に設定可能とし、また第一の切欠き、第二の切欠きを、ヘッドレストステーの一面側に凹設する構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストである。
従って、請求項1は、ワンパーツの係止片を介してヘッドレストの高さ調整及びヘッドレストのロック・ロック解除を可能とすることで、一方向の操作を確保でき、この一方向の操作による操作の確実性と、容易な操作が図れる。また本発明は、ワンパーツ及び/又は一方向からの操作によるコントロールを可能とした構造とすることで、構造の簡略化、コストの低廉化等が図れる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストであって、
係止片を、操作ボタンの平坦部に移動可能に設け、また操作ボタンを、頭部に設けたスプリングを介して復帰可能とするとともに、係止片を押圧する手段を、操作ボタンの操作頭部側に突部を設ける構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストである。
従って、請求項2は、請求項1の発明を達成でき、この目的を達成するのに最適な係止片の構造を提供できる。
請求項3の発明は、請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストであって、
係止片を押圧する手段を、工具と、操作ボタンの操作頭部側に開設した貫通孔とで構成し、
貫通孔に挿入した工具で、係止片を押圧可能とする構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストである。
従って、請求項3は、請求項1の発明を達成でき、この目的を達成するのに最適な他の構造の係止片の構造を提供できる。
請求項4の発明は、請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストであって、
操作ボタンの復帰を司る手段は、係止片を復帰するスプリングと兼用する構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストである。
従って、請求項4は、請求項1の発明を達成でき、この目的を達成するのに最適な係止片及び/又はスプリングの構造を提供できる。
請求項5の発明は、請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストであって、
操作ボタンの復帰を司る手段は、操作ボタンの操作頭部とヘッドレストサポートの頭部とに設けたスプリングとする構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストである。
従って、請求項5は、請求項1の発明を達成でき、この目的を達成するのに最適な操作ボタンの構造を提供できる。
以下、本発明の実施の態様(形態)を説明する。
先ず、本発明の主要部を説明すると、1はヘッドレストサポートで、このヘッドレストサポート1は車輌CのシートC1に設けたブラケットC2に嵌合されている。そして、このヘッドレストサポート1は、頭部1A、首部1B及び胴部1Cで形成されており、首部1Bの上面に帯状楕円筒形状の弾性環体100と、側面に鰭状の弾性舌片101を有しており、この弾性環体100と、弾性舌片101は、ヘッドレストサポート1を、前記ブラケットC2に嵌入時にガタ防止用として機能する。即ち、弾性環体100に上下方向(車輌Cの高さ方向)のガタ防止を、また弾性舌片101は周辺方向(車輌Cの幅方向)のガタ防止に有効である。またヘッドレストサポート1の頭部1Aには、有底形状の挿入孔102を開設し、この挿入孔102に操作ボタン2を出没自在に設ける。そして、この操作ボタン2は、操作用で、かつ挿入孔102より嵩高の操作頭部2Aと、この操作頭部2Aの基端側より延設した対の平坦脚部2Bと、平坦脚部2Bの間に設けた後述するヘッドレストステー用の貫通孔2Cと、前記平坦脚部2Bに差渡し設けた基端連結部2Dとで構成される。またこのヘッドレストサポート1の頭部1A、首部1B及び胴部1Cには、ヘッドレストステー用の貫通孔103が貫通されている。尚、この胴部1Cには、ヘッドレストステー及び/又はブラケットC2に弾圧される弾性帯片104を備えている。
そして、この操作ボタン2の各平坦脚部2Bには、金属性(硬性)で板状の係止片3が移動可能に設けられている。この一例では、操作ボタン2の各平坦脚部2Bの略中央に突設した突起200に、係止片3の長孔300を外嵌し、かつこの平坦脚部2Bに係止片3を添接する。そして、この長孔300への突起200の挿入で、この操作ボタン2の移動を図る構造である。またこの係止片3には、後述するヘッドレストステーの嵌入を許す孔301を有し、かつこの孔301の内周後部3A側に直線繋ぎ部3Dを経由して係止突起302を有する。さらに係止片3の外周後部3Bの突部には、スプリング303を設ける。そして、このスプリング303の基端は、頭部1Aの挿入孔102の基端壁面に設けられる。従って、この係止片3は、操作ボタン2の平坦脚部2Bに移動自在に設けられる。尚、この移動は、操作ボタン2の操作頭部2Aに設けた突部201を、この操作ボタン2の押圧を介して内側(ヘッドレストステー側)に押圧移動する方法と、この操作頭部2Aに貫設した貫通孔202に挿入される工具5を介して、同様に押圧移動する方法とが考えられる。尚、操作頭部2Aに設けた突部201は、この操作頭部2Aを膨出する構造も可能である。そして、この係止片3の自由端3Eには、係止爪片304を有しており、この係止爪片304は、ヘッドレストサポート1の係止段部105にロックされて、挿入孔102からの脱外防止が図れる。
また、ヘッドレストステー7には、図6−1〜図6−6に示したように、前記係止突起302が挿入される高さ調整用の溝700と、この溝700に連通してヘッドレストサポート1の高さ固定用の第二の切欠き701と、この高さ固定用の第二の切欠き701から、前記溝700を介して(連通して)抜け防止用の第一の切欠き702を設ける。前記高さ調整用の第二の切欠き701は、高さ調整用の一段切欠き701Aと、高さ調整用の二段切欠き701Bと、また高さ調整用の三段切欠き701Cとで構成する。尚、この抜け防止用の第一の切欠き702に、係止突起302が係合することで、ヘッドレストサポート1か所定の位置で固定され、かつ抜け防止が図れる構造である。この溝700は、ヘッドレストサポート1の強度の向上と、薄肉化・軽量化に寄与でき、かつ材料コストの軽減化と、コストの低廉化に役立つこと、又は、このヘッドレストサポート1の薄肉化・軽量化を介して、ヘッドレストDのガタ防止に役立こと等の実益がある。そして、この薄肉化・軽量化は、さらに車輌CのシートC1の復帰の容易化、リクライニングシステムの軽減化と、コストの低廉化等に役立ち有効である。
また、図6−3に示したように、ヘッドレストステー7の長手方向に、複数の凹溝700A〜700Nを形成することで、前述したヘッドレストサポート1の強度の向上と、薄肉化・軽量化に寄与できるので、前記した特徴が発揮できる。またこの図6−3に示したヘッドレストステー7の長手方向の凹溝700A、700B〜700Nの数、位置関係等は、一例であり、同じような効果を有する構造は、本発明の範疇である。そして、このヘッドレストステー7の高さ調整用の第二の切欠き701と、抜け防止用の第一の切欠き702は、パイプ素材に成形加工する。
さらに、前記高さ調整用の一段切欠き701Aと、高さ調整用の二段切欠き701Bと、また高さ調整用の三段切欠き701Cと、溝700との関係を説明すると、この一段切欠き701Aは、溝700の始端に設けた誘導用の下り傾斜部700−1から、軸心に向って深くなった水平段部700−2を経由して設けられ、そして、この一段切欠き701Aは、上り傾斜部700−3の終端を介して溝700に到る構造である。このような構造を採用することで、係止片3とのスムーズな係脱を図る。またこの二段切欠き701Bは、溝700から、軸心に向って深くなった水平段部700−2を経由して設けられ、そして、この二段切欠き701Bは、上り傾斜部700−3の終端を介して溝700に到る構造である。このような構造を採用することで、係止片3とのスムーズな係脱と、加工の容易化、正確性等が図れる特徴がある。尚、この三段切欠き701Cの構造は、第二段切欠き701Bの構造に準ずる。
そして、このヘッドレストステー7は、12Φか、又は14Φとする(他の例「鋼材」も同じ)。またこの14Φでは、強度の向上と、薄肉化・軽量化に寄与できるので、前記した特徴が発揮できる。
次に、この高さ調整用の第二の切欠き701と、抜け防止用の第一の切欠き702と、操作ボタン2の係止突起302との係止関係を説明する。この係止片3には、長孔300が設けられていることから、この係止片3は、突起200をガイドとして、前進後退可能であり、その後退は、操作ボタン2の突部201で、係止片3を押圧する。また後退後の復帰は、スプリング303の復帰を介して達成する。このような構成において、ヘッドレストサポート1(ヘッドレストD)の高さ位置を調整するには、操作ボタン2で外周前部3Cを押圧し、この操作ボタン2に設けた突部201で係止片3を押圧し、例えば、この係止片3の係止突起302を一段切欠き701Aから離間し、溝700に移行する。従って、ヘッドレストステー7は、係止突起302と溝700とを介して引上げ可能となり、この引上げを介して、係止突起302を二段切欠き701Bの段付部に係止することで、このヘッドレストステー7の位置調整ができる。以上のような操作ボタン2の操作と、係止突起302と溝700及び一段切欠き701A〜三段切欠き701Cとの関係で、ヘッドレストステー7の位置調整が自由にできる。また図6−1、図6−2に示した如く、この一段切欠き701A〜三段切欠き701Cに設けた、高さ固定位置用の一段窪み部701A1〜三段窪み部701C1を介して、ヘッドレストステー7の各位置で、係止片3がロックされる構造である。このロックを介してヘッドレストステー7の位置が固定される。
次に、図6−1〜図6−3と、図6−6に示した抜け防止用の第一の切欠き702と操作ボタン2との関係を説明すると、前述と同様に、この操作ボタン2の操作と、係止片3及び係止突起302との動きを介して、係止突起302を抜け防止用の第一の切欠き702の段付部に係止する。この係止を介して抜け防止を図りつつ、所定の位置で停止する構造である。この溝700は、ヘッドレストステー7の一面側の長手方向に一条形態で設けられ、この溝700を中心として、高さ調整用の第二の切欠き701と、抜け防止用の第一の切欠き702とが設けられている。そして、この抜け防止用の第一の切欠き702と溝700との関係を接露命すると、この抜け防止用の第一の切欠き702は、溝700から、下り傾斜部700−11を経由して設けられ、そして、この抜け防止用の第一の切欠き702は、水平段部700−21を介してヘッドレストステー7の外周面に到る構造である。このような構造を採用することで、係止片3とのスムーズな係脱と、加工の容易化、正確性等が図れる。
尚、図7は、ヘッドレストステー7の製造過程を示した他の一例であり、このヘッドレストステー7用の鋼材に、高さ調整用の第二の切欠き701と、抜け防止用の第一の切欠き702を形成した展開図であり、この成形材料を管状に形成することで、ヘッドレストステー7を構成する例を示している。
ヘッドレストの使用状態を説明する縮尺斜視図 ヘッドレストサポートと操作ボタン及び係止片とを分解して示した斜視図 ヘッドレストサポートとヘッドレストステーとの関係を主体として説明した斜視図 ヘッドレストサポートと操作ボタン及び係止片との関係を平面視した模式図 図4−1の平面視した横断面模式図 ヘッドレストサポートと操作ボタン及び係止片との関係の第一実施例を示した正面図 ヘッドレストサポートと操作ボタン及び係止片との関係の第二実施例を示した正面図 ヘッドレストサポートと操作ボタン及び係止片との関係の第一実施例を示した断面図 ヘッドレストサポートとヘッドレストステー、及び操作ボタン、並びに係止片との関係の第一実施例を示した断面図 ヘッドレストステーの要部の横断面図と正面図 図6−1の要部の横断面図と断面図 ヘッドレストステーの他の一例を示した要部の横断面図と断面図 ヘッドレストステーと係止片の係止突起がフリー状態であることを示した概念図 ヘッドレストステーと係止片の係止突起が、溝に嵌入されており高さ調整及び/又は固定位置の状態にあることを示した概念図 ヘッドレストステーと係止片の係止突起が、抜け防止位置の状態にあることを示した概念図 ヘッドレストステーの製造過程を示した他の一例であり、鋼材に高さ調整用の第二の切欠きと、抜け防止用の第一の切欠きを形成した展開図
符号の説明
1 ヘッドレストサポート
1A 頭部
1B 首部
1C 胴部
100 弾性環体
101 弾性舌片
102 挿入孔
103 貫通孔
104 弾性帯片
105 係止段部
2 操作ボタン
2A 操作頭部
2B 平坦脚部
2C 貫通孔
2D 基端連結部
200 突起
201 突部
202 貫通孔
3 係止片
3A 内周後部
3B 外周後部
3C 外周前部
3D 直線繋ぎ部
3E 自由端
300 長孔
301 孔
302 係止突起
303 スプリング
304 係止爪片
5 工具
7 ヘッドレストステー
700 溝
700A 凹溝
700B 凹溝
700N 凹溝
700−1 下り傾斜部
700−11 下り傾斜部
700−2 水平段部
700−21 水平段部
700−3 上り傾斜部
701 高さ調整用の第二の切欠き
701A 一段切欠き
701B 二段切欠き
701C 三段切欠き
701A1 一段窪み部
701B1 二段窪み部
701C1 三段窪み部
702 抜け防止用の第一の切欠き
C 車輌
C1 シート
C2 ブラケット
D ヘッドレスト

Claims (5)

  1. 車輌のシートフレームに設けたブラケットに支持される頭部、首部及び胴部で形成されるヘッドレストサポートと、
    このヘッドレストサポートに設けた高さ固定兼抜け防止用の第一の切欠き、高さ調整用の第二の切欠きを備えたヘッドレストステー嵌入用の貫通孔と、
    前記ヘッドレストサポートの頭部の挿入孔に出没自在に設けた操作ボタンとで構成されるヘッドレストであって、
    このヘッドレストの操作ボタンには、前記第一の切欠き、第二の切欠きに係止される突起を備えた係止片を設け、またこの係止片の復帰を司るスプリングを設け、
    前記係止片の操作で、その突起を、前記第一の切欠き、第二の切欠きに係止することで、前記ヘッドレストステーを所定の位置に設定可能とし、またこの第一の切欠き、第二の切欠きを、前記ヘッドレストステーの一面側に凹設する構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレスト。
  2. 請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストであって、
    前記係止片を、操作ボタンの平坦部に移動可能に設け、またこの操作ボタンを、頭部に設けたスプリングを介して復帰可能とするとともに、この係止片を押圧する手段を、前記操作ボタンの操作頭部側に突部を設ける構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレスト。
  3. 請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストであって、
    前記係止片を押圧する手段を、工具と、操作ボタンの操作頭部側に開設した貫通孔とで構成し、
    この貫通孔に挿入した工具で、前記係止片を押圧可能とする構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレスト。
  4. 請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストであって、
    前記操作ボタンの復帰を司る手段は、前記係止片を復帰するスプリングと兼用する構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレスト。
  5. 請求項1に記載のヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレストであって、
    前記操作ボタンの復帰を司る手段は、この操作ボタンの操作頭部とヘッドレストサポートの頭部とに設けたスプリングとする構成としたヘッドレストステーの抜け防止、高さ固定、又は高さ調整を備えたヘッドレスト。
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