JPH0613603U - 車両用シートのヘッドレスト構造 - Google Patents

車両用シートのヘッドレスト構造

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JPH0613603U
JPH0613603U JP5066192U JP5066192U JPH0613603U JP H0613603 U JPH0613603 U JP H0613603U JP 5066192 U JP5066192 U JP 5066192U JP 5066192 U JP5066192 U JP 5066192U JP H0613603 U JPH0613603 U JP H0613603U
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JP
Japan
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headrest
column
guide
locking
locking claw
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Application number
JP5066192U
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English (en)
Inventor
竜美 岡田
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Toyo Seat Co Ltd
Original Assignee
Toyo Seat Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロック機構の簡略化によりコストダウンを図
り得るような車両用シートのヘッドレスト構造を提案す
る。 【構成】 ロック機構Xを、ヘッドレスト4の支柱5の
側面に形成された複数の掛止溝6,6,・・と、シートバ
ック2側に設けられた支柱ガイド5の支柱挿通孔14の
周壁の一部をその径方向に弾性変位可能としてなる操作
部15に一体的に突設形成され、上記支柱5の外周面5
aよりも径方向内方側に突出する第1の位置と該支柱5
の外周面5aより径方向外方側に退避する第2の位置と
に選択的に設定される係止爪16とで構成する。かかる
構成により、上記係止爪16を第2の位置に設定するこ
とで上記ヘッドレスト4の高さ調整が可能となり、また
該係止爪16を第1の位置に設定することで該係止爪1
6が支柱5の各掛止溝6,6,・・のうち軸方向において
対応する任意の掛止溝6に係入し、ヘッドレスト4はそ
の高さ位置のまま固定保持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用シートのヘッドレスト構造に関し、さらに詳しくはヘッドレ ストの高さ調整を行うロック機構の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用シートにおいては、衝突時における乗員保護の観点から、シートバック の上端部にヘッドレストを備えることが義務付けられており、通常ヘッドレスト はシートバックの上端部に取り付けた支柱ガイドの支柱挿通孔に対して該ヘッド レストに設けた支柱を嵌挿することでシートバック側に着脱自在に取り付けられ るとともに、ロック機構によりその高さ調整を行うようになっている。
【0003】 尚、このロック機構は、例えば実公昭51ー24664号公報に開示されるよ うに、上記ヘッドレストの支柱の外周面にその軸方向に所定間隔で複数の掛止溝 を形成する一方、上記支柱ガイド側に、上記掛止溝に係入可能な係止プレートを 設けてこれをスプリングにより常時上記掛止溝に係入する方向に付勢せしめるの が従来一般的な構造である。そして、このロック機構においては、該係止プレー トを上記掛止溝内に係入させ且つこの状態をスプリングの付勢力で保持すること で該支柱の上下変位(即ち、ヘッドレストの上下変位)を規制する一方、上記スプ リングの付勢力に抗して上記係止プレートを移動させて上記掛止溝から離脱させ ることで該支柱の軸方向変位を許容しもってヘッドレストの高さ調整を可能なら しめている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この種の従来のヘッドレスト構造においては、支柱と支柱ガイドと の間に、別部材である係止プレートと付勢用のスプリングとをそれぞれ組み付け る構成であることから、部品点数の増加及び組付工数の増加によりコストアップ を招来するという問題があった。
【0005】 そこで本考案は、部品点数及び組付工数の低減によりコストダウンを図り得る ようにした車両用シートのヘッドレスト構造を提案せんとしてなされたものであ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案ではかかる課題を解決するための具体的手段として、支柱を備えたヘッ ドレストの該支柱をシートバックの上端部に設けられた支柱ガイドの支柱挿通孔 内に嵌挿させることで該ヘッドレストをシートバック側に着脱自在に取り付ける とともに、該支柱と上記支柱ガイドとの間に配置されたロック機構により両者間 の軸方向相対位置を調整することで該ヘッドレストの高さ調整を行い得る如くし た車両用シートのヘッドレスト構造において、上記ロック機構を、上記支柱の側 面にその軸方向に所定間隔をもって多段階に形成された複数の掛止溝と、上記支 柱ガイドの支柱挿通孔の周壁の一部をその径方向に弾性変位可能としてなる操作 部に一体的に突設形成され、該操作部の非操作状態においては弾性復元力により 上記支柱の外周面よりも径方向内方側に突出する第1の位置に設定され、該操作 部の操作状態においては上記支柱の外周面より径方向外方側に退避する第2の位 置に設定される係止爪とで構成したことを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案ではかかる構成とすることにより次のような作用が得られる。即ち、操 作部を操作しない状態においては、支柱ガイドの弾性復元力により係止爪は第1 の位置側に付勢されている。従って、この係止爪が支柱の任意の掛止溝内に対応 すると該係止爪が該掛止溝内に係入し該支柱の軸方向変位を規制する。これによ りヘッドレストはその時の高さ位置のまま位置保持されることになる。
【0008】 一方、上記操作部を操作して上記係止爪を第2位置に設定すると、該係止爪が 支柱の外周面の径方向外方側に退避し、該係止爪と上記掛止溝との係合が解除さ れる。従って、上記支柱を軸方向に移動させてヘッドレストの高さ調整を行うこ とが可能とされる。
【0009】
【考案の効果】
このように、本考案の車両用シートのヘッドレスト構造によれば、支柱ガイド の一部を係止爪として利用しその弾性復元力によってヘッドレストのロックある いはロック解除を行うようにしているため、従来のヘッドレスト構造の如く支柱 ガイドとは別部材とされた係止プレート及びスプリングを配置するものに比して 、部品点数が少なく且つその組付工数も低減され、これによりコストダウンを図 ることが可能ならしめられるものである。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の車両用シートのヘッドレスト構造を実施例に基づいて具体的に 説明すると、図1には本考案の実施例にかかるヘッドレスト構造を備えた車両用 シート1が示されている。このシート1は、シートクッション2とシートバック 3とを備えるとともに、該シートバック3の上端部3aには、所定間隔で二本の 支柱5,5を突設したヘッドレスト4が取り付けられる。即ち、該ヘッドレスト 4は、上記支柱5,5を、上記シートバック3の上端部3aにシート幅方向に所定 間隔をもって設けられた本考案の要旨たる後述する支柱ガイド10,10の支柱 挿通孔14内に嵌挿することで該シートバック3側に取り付けられる。
【0011】 このように、シートバック3の上端部3aに取り付けられたヘッドレスト4は 、乗員の背丈に応じてその高さ調整を行うことが必要となる。このため、この実 施例のものにおいては、後述するロック機構Xを設けてヘッドレスト4の高さ調 整及び位置保持を可能としている。以下、これを図2〜図4を参照して詳述する 。
【0012】 ロック機構Xは、図2に示すように、上記支柱5の外周面にその軸方向に所定 間隔をもって形成された複数の掛止溝6,6,・・と、後述する支柱ガイド10側 に形成した係止爪16とで構成されている。上記支柱ガイド10は、図2〜図4 に示すように、その内周面を所定径の支柱挿通孔14とした所定長さの筒部11 を有するとともに、その上端部にフランジ部12を、下端部にクサビ状の掛止部 13をそれぞれ一体形成してなる樹脂成形品で構成されている。そして、この支 柱ガイド10は、図2に示すように、上記シートバック3の上端部3aにその上 方側から表皮材8及びパッド材9に跨がる挿通孔31を通して埋設配置されると ともに、その先端の上記掛止部13を上記パッド材9の内側に配置されたシート バックフレーム7の挿通孔33に挿通させてこれに係止することで該シートバッ ク3側に固定されている。
【0013】 さらに、上記支柱ガイド10のフランジ部12部分には、該フランジ部12よ りも板厚が薄く且つ該フランジ部12の一側から上記支柱挿通孔14に跨って延 びる左右一対の画成溝18,18により該フランジ部12から切り離されてなる 舌状の操作部15が形成されている。また、この操作部15の下端部、即ち、上 記画成溝18,18の下端部に対応する位置には横方向に延びる溝17が形成さ れ、該溝17部分においてはその剛性が局部的に低下せしめられている。一方、 この操作部15の支柱挿通孔14寄りの側面には、図2及び図3に示す如く該支 柱挿通孔14の中心側に向って延出する板状の係止爪16が一体形成されている 。
【0014】 従って、この該操作部15は、上記溝17部分を中心として上下方向(矢印A ーB方向)に傾動可能とされ、選択的にヘッドレスト4のロック・ロック解除作 用を行う。即ち、該操作部15は、これに押圧力(操作力)Fが作用しない自由状 態においては、図2において実線図示するように、上記フランジ部12の一部を 構成する如くその上面はフランジ部12と面一とされるが、該押圧力Fが加えら れると該操作部15は同図に鎖線図示(符号15′)する如く上記溝17からその 弾性範囲内において折曲して外方へ傾動せしめられる。また、該押圧力Fが解除 されると該操作部15はそれ自身の弾性復元力により鎖線図示状態から実線図示 状態に自動的に復帰せしめられる。そして、この場合、上記操作部15に一体形 成された係止爪16は、該操作部15の変位に対応して、図2に実線図示するよ うに上記支柱5の所定の掛止溝6内に係入して該支柱5の軸方向変位を規制する 第1の位置(ロック位置)と、同図に鎖線図示するように上記支柱5の外周面より 径方向外方側に後退する第2の位置(ロック解除位置)にそれぞれ設定されるもの である。
【0015】 従って、かかる構成のロック機構Xを備えたこの実施例のヘッドレスト4にお いては、上記支柱ガイド10の支柱挿通孔14内にヘッドレスト4の支柱5を嵌 挿せしめた状態で上記操作部15を押圧操作して上記係止爪16を第2の位置( 図2の鎖線図示位置)に設定した状態においては、該支柱5を自由に上下動させ てヘッドレスト4の高さ調整を行うことができる。また一方、該操作部15に対 する押圧操作を解除した状態においては、上記係止爪16は支柱ガイド10自身 の弾性復元力によって支柱5側に付勢されていることから、該係止爪16が所定 の掛止溝6に対応すると該係止爪16が該掛止溝6内に係入して該支柱5の軸方 向変位を規制することとなり、これによりヘッドレスト4はその時点の高さのま ま状態保持される。
【0016】 このように、この実施例のものにおいては、ロック機構Xを支柱5に形成した 掛止溝6,6,・・と支柱ガイド10の一部で形成される操作部15及び係止爪1 6とで構成しているので、ヘッドレスト4の取付けに際しては、該支柱ガイド1 0の装着固定作業と該支柱ガイド10へのヘッドレスト4の組付作業のみを行え ば良いことになる。従って、上掲従来例の如く、支柱ガイドとは別部材の係止プ レート及びスプリングを設けてロック機構を構成する場合に比して、部品点数が 低減されるとともに、その組付作業工数の低減も図られ、結果的にコストダウン に寄与し得るものである。
【0017】 尚、上記実施例においては支柱ガイド10自身の弾性復元力のみによってロッ ク状態を保持するようにしているが、本考案の他の実施例においては、図5に示 すように、上記溝17から係止爪16にかけての部位に板バネで構成されるイン サート材20を埋設し、支柱ガイド10の弾性復元力とインサート材20の弾性 復元力とによってロック状態を保持するようにすることもでき、このようにした 場合にはロック状態の保持機能がより確実ならしめられ、作動上の信頼性がさら に高められるという利点が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のヘッドレスト構造を備えた車両用シー
トの斜視図である。
【図2】図1のII-II拡大縦断面図である。
【図3】図2に示した支柱ガイドの斜視図である。
【図4】図3のIV-矢視図である。
【図5】本考案の他の実施例における操作部及び係合爪
部分の縦断面図である。
【符号の説明】
1はシート、2はシートクッション、3はシートバッ
ク、4はヘッドレスト、5は支柱、6は掛止溝、7はシ
ートバックフレーム、8は表皮材、9はパッド材、10
は支柱ガイド、11は筒部、12はフランジ部、13は
掛止部、14は支柱挿通孔、15は操作部、16は係止
爪、17は溝、18は画成溝、20はインサート材であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱を備えたヘッドレストの該支柱をシ
    ートバックの上端部に設けられた支柱ガイドの支柱挿通
    孔内に嵌挿させることで該ヘッドレストをシートバック
    側に着脱自在に取り付けるとともに、該支柱と上記支柱
    ガイドとの間に配置されたロック機構により両者間の軸
    方向相対位置を調整することで該ヘッドレストの高さ調
    整を行い得る如くした車両用シートのヘッドレスト構造
    であって、 上記ロック機構が、上記支柱の側面にその軸方向に所定
    間隔をもって多段階に形成された複数の掛止溝と、 上記支柱ガイドの支柱挿通孔の周壁の一部をその径方向
    に弾性変位可能としてなる操作部に一体的に突設形成さ
    れ、該操作部の非操作状態においては弾性復元力により
    上記支柱の外周面よりも径方向内方側に突出する第1の
    位置に設定され、該操作部の操作状態においては上記支
    柱の外周面より径方向外方側に退避する第2の位置に設
    定される係止爪とで構成されていることを特徴とする車
    両用シートのヘッドレスト構造。
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