JP2010121113A5 - - Google Patents
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すなわち本発明は、
1.(A)ペンタメチレンジアミン、(B)テレフタル酸および/またはその誘導体、(C)ラクタム、アミノカルボン酸、および一分子当たりに7以上の炭素を有する脂肪族ジカルボン酸から選ばれる少なくとも1種を重縮合して得られるポリアミド樹脂であって、(A)(B)(C)の合計がポリアミド樹脂の原料となるすべての単量体成分に対して75重量%以上であり、0.01g/mlとした98%硫酸溶液の25℃における相対粘度が1.5〜4.0であるポリアミド樹脂。
2.前記(C)成分がポリアミド樹脂の原料となるすべての単量体成分に対して10重量%以上、50重量%未満であることを特徴とする1に記載のポリアミド樹脂。
3.融点(Tm1)+20℃で30分間滞留させた時の硫酸溶液粘度をY、滞留前の硫酸相対粘度をXとしたとき、Y/Xが0.8以上1.5以下であることを特徴とする1または2に記載のポリアミド樹脂。
4.融点(Tm2)が310℃以下、ガラス転移温度が100℃以上であることを特徴とする1〜3のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
5.前記(C)成分におけるラクタム、アミノカルボン酸が、一分子当たりに6以上の炭素を有することを特徴とする1〜4のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
6.前記(C)成分におけるラクタム、アミノカルボン酸が、カプロラクタム、ウンデカラクタム、ドデカラクタム、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする5に記載のポリアミド樹脂。
7.前記(C)成分における脂肪族ジカルボン酸が、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする1〜4のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
8.35℃、相対湿度95%の条件下で135時間吸水処理した後の吸水率が3.50%以下であることを特徴とする1〜7のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
9.前記(C)成分におけるラクタム、アミノカルボン酸が、一分子当たりに10以上の炭素を有することを特徴とする1〜8のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
10.前記(C)成分におけるラクタム、アミノカルボン酸が、ウンデカラクタム、ドデカラクタム、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする9に記載のポリアミド樹脂。
11.前記(C)成分における脂肪族ジカルボン酸が、一分子当たりに10以上の炭素を有することを特徴とする1〜8のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
12.前記(C)成分における脂肪族ジカルボン酸が、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする11に記載のポリアミド樹脂。
13.1〜12のいずれかに記載のポリアミド樹脂100重量部に対して、無機充填材0.1〜200重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成物。
14.有機官能基が導入された無機充填材を配合してなる13に記載のポリアミド樹脂組成物。
15.1〜12のいずれかに記載のポリアミド樹脂100重量部に対して耐衝撃性改良剤5〜100重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成物。
16.1〜12のいずれかに記載のポリアミド樹脂100重量部に対して、無機充填材0.1〜100重量部および耐衝撃性改良剤5〜100重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成物。
17.1〜12のいずれかに記載のポリアミド樹脂または13〜16のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物からなる成形品。
を提供するものである。
1.(A)ペンタメチレンジアミン、(B)テレフタル酸および/またはその誘導体、(C)ラクタム、アミノカルボン酸、および一分子当たりに7以上の炭素を有する脂肪族ジカルボン酸から選ばれる少なくとも1種を重縮合して得られるポリアミド樹脂であって、(A)(B)(C)の合計がポリアミド樹脂の原料となるすべての単量体成分に対して75重量%以上であり、0.01g/mlとした98%硫酸溶液の25℃における相対粘度が1.5〜4.0であるポリアミド樹脂。
2.前記(C)成分がポリアミド樹脂の原料となるすべての単量体成分に対して10重量%以上、50重量%未満であることを特徴とする1に記載のポリアミド樹脂。
3.融点(Tm1)+20℃で30分間滞留させた時の硫酸溶液粘度をY、滞留前の硫酸相対粘度をXとしたとき、Y/Xが0.8以上1.5以下であることを特徴とする1または2に記載のポリアミド樹脂。
4.融点(Tm2)が310℃以下、ガラス転移温度が100℃以上であることを特徴とする1〜3のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
5.前記(C)成分におけるラクタム、アミノカルボン酸が、一分子当たりに6以上の炭素を有することを特徴とする1〜4のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
6.前記(C)成分におけるラクタム、アミノカルボン酸が、カプロラクタム、ウンデカラクタム、ドデカラクタム、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする5に記載のポリアミド樹脂。
7.前記(C)成分における脂肪族ジカルボン酸が、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする1〜4のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
8.35℃、相対湿度95%の条件下で135時間吸水処理した後の吸水率が3.50%以下であることを特徴とする1〜7のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
9.前記(C)成分におけるラクタム、アミノカルボン酸が、一分子当たりに10以上の炭素を有することを特徴とする1〜8のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
10.前記(C)成分におけるラクタム、アミノカルボン酸が、ウンデカラクタム、ドデカラクタム、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする9に記載のポリアミド樹脂。
11.前記(C)成分における脂肪族ジカルボン酸が、一分子当たりに10以上の炭素を有することを特徴とする1〜8のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
12.前記(C)成分における脂肪族ジカルボン酸が、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする11に記載のポリアミド樹脂。
13.1〜12のいずれかに記載のポリアミド樹脂100重量部に対して、無機充填材0.1〜200重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成物。
14.有機官能基が導入された無機充填材を配合してなる13に記載のポリアミド樹脂組成物。
15.1〜12のいずれかに記載のポリアミド樹脂100重量部に対して耐衝撃性改良剤5〜100重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成物。
16.1〜12のいずれかに記載のポリアミド樹脂100重量部に対して、無機充填材0.1〜100重量部および耐衝撃性改良剤5〜100重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成物。
17.1〜12のいずれかに記載のポリアミド樹脂または13〜16のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物からなる成形品。
を提供するものである。
Claims (17)
- (A)ペンタメチレンジアミン、(B)テレフタル酸および/またはその誘導体、(C)ラクタム、アミノカルボン酸、および一分子当たりに7以上の炭素を有する脂肪族ジカルボン酸から選ばれる少なくとも1種を重縮合して得られるポリアミド樹脂であって、(A)(B)(C)の合計がポリアミド樹脂の原料となるすべての単量体成分に対して75重量%以上であり、0.01g/mlとした98%硫酸溶液の25℃における相対粘度が1.5〜4.0であるポリアミド樹脂。
- 前記(C)成分がポリアミド樹脂の原料となるすべての単量体成分に対して10重量%以上、50重量%未満であることを特徴とする請求項1に記載のポリアミド樹脂。
- 融点(Tm1)+20℃で30分間滞留させた時の硫酸溶液粘度をY、滞留前の硫酸相対粘度をXとしたとき、Y/Xが0.8以上1.5以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のポリアミド樹脂。
- 融点(Tm2)が310℃以下、ガラス転移温度が100℃以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
- 前記(C)成分におけるラクタム、アミノカルボン酸が、一分子当たりに6以上の炭素を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
- 前記(C)成分におけるラクタム、アミノカルボン酸が、カプロラクタム、ウンデカラクタム、ドデカラクタム、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項5に記載のポリアミド樹脂。
- 前記(C)成分における脂肪族ジカルボン酸が、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
- 35℃、相対湿度95%の条件下で135時間吸水処理した後の吸水率が3.50%以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
- 前記(C)成分におけるラクタム、アミノカルボン酸が、一分子当たりに10以上の炭素を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
- 前記(C)成分におけるラクタム、アミノカルボン酸が、ウンデカラクタム、ドデカラクタム、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項9に記載のポリアミド樹脂。
- 前記(C)成分における脂肪族ジカルボン酸が、一分子当たりに10以上の炭素を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のポリアミド樹脂。
- 前記(C)成分における脂肪族ジカルボン酸が、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項11に記載のポリアミド樹脂。
- 請求項1〜12のいずれかに記載のポリアミド樹脂100重量部に対して、無機充填材0.1〜200重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成物。
- 有機官能基が導入された無機充填材を配合してなる請求項13に記載のポリアミド樹脂組成物。
- 請求項1〜12のいずれかに記載のポリアミド樹脂100重量部に対して耐衝撃性改良剤5〜100重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成物。
- 請求項1〜12のいずれかに記載のポリアミド樹脂100重量部に対して、無機充填材0.1〜100重量部および耐衝撃性改良剤5〜100重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成物。
- 請求項1〜12のいずれかに記載のポリアミド樹脂または請求項13〜16のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物からなる成形品。
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