JP2010114136A - バイポーラ型半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サージ電圧の発生が抑制されたバイポーラ型半導体装置を提供すること。
【解決手段】 IGBT100は、p型のボディ領域14内に設けられており、ベース領域13とエミッタ領域16を結ぶ方向においてボディ領域14を分断しているn型のフローティング領域15を備えている。フローティング領域15の自由電子総量とフローティング領域15よりもベース領域13側に存在するボディ領域14bの正孔総量のキャリア総量比(自由電子総量/正孔総量)が、ターンオンしたときに、寄生サイリスタが動作しない範囲に設定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、絶縁ゲートを有するバイポーラ型半導体装置に関する。
絶縁ゲートを有するバイポーラ型半導体装置の一例に、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が知られている。IGBTは、n型のエミッタ領域から電子が注入され、p型のコレクタ領域から正孔が注入され、これらの電子・正孔が伝導度変調を起こすことによって低オン電圧で駆動される。
特許文献1及び特許文献2には、p型のボディ領域内にn型のフローティング領域が設けられたIGBTが開示されている。フローティング領域は、エミッタ領域とベース領域を結ぶ方向においてボディ領域を分断している。フローティング領域は、正孔に対して電位障壁を形成する。これにより、フローティング領域よりもベース領域側に存在するボディ領域内に正孔が高濃度に蓄積され、さらに低いオン電圧を実現することができる。
特開2005−210047号公報 国際公開第WO2005/109521号パンフレット
正孔の蓄積効果を向上させるためには、フローティング領域のドーパント濃度を増加させることが望ましい。ところが、フローティング領域のドーパント濃度を増加させると、IGBTをターンオンさせた直後に、急激に電流が増加し、この急激な電流増加に誘発されてサージ電圧が発生することが分かってきた。この急激な電流増加を詳細に検討すると、p型のコレクタ領域、n型のベース領域、ベース領域側に存在するp型のボディ領域、及びn型のフローティング領域で構成されるpnpnの寄生サイリスタが原因であることが分かってきた。即ち、フローティング領域のドーパント濃度を増加させると、IGBTをターンオンさせた直後に、フローティング領域からベース領域側に存在するボディ領域に電子が注入され、そのボディ領域の電位が上昇し、寄生サイリスタが動作して急激に電流が増加し、この急激な電流増加に誘発されてサージ電圧が発生することが分かってきた。本発明は、上記現象を初めて見出したことを契機として創作されたものである。本発明は、サージ電圧の発生が抑制されたバイポーラ型半導体装置を提供することを目的としている。
本明細書で開示される技術は、サージ電圧を抑制するために、ターンオンしたときに寄生サイリスタを実質的に動作させないことを特徴としている。本明細書で開示される技術は、寄生サイリスタを実質的に動作させないために、フローティング領域の好適な設計条件を提供することを特徴としている。従来のフローティング領域を利用する技術は、オン電圧を低減することに注視したものであり、サージ電圧を抑制するために寄生サイリスタの動作まで考慮してフローティング領域が設計されていない。本明細書で開示する技術は、オン電圧の低減化とサージ電圧の抑制の双方を考慮するものであり、極めて有用な効果を提供することができる。
本明細書で開示される技術は、第1導電型のベース領域と第1導電型のエミッタ領域を隔てている第2導電型のボディ領域に対向している絶縁ゲートを有するバイポーラ型半導体装置に具現化される。バイポーラ型半導体装置は、ボディ領域内に設けられており、ベース領域とエミッタ領域を結ぶ方向においてボディ領域を分断している第1導電型のフローティング領域を備えている。フローティング領域の第1キャリア総量とフローティング領域よりもベース領域側に存在するボディ領域の第2キャリア総量のキャリア総量比(第1キャリア総量を第2キャリア総量で除した値)が、ターンオンしたときに、寄生サイリスタが実質的に動作しない範囲に設定されていることを特徴とする。本明細書で開示される技術は、絶縁ゲートの形態がトレンチ型、プレーナ型のいずれの場合にも適用可能である。
ここで、キャリア総量とは、非動作状態(半導体装置が外部から電気的に絶縁された状態)における自由電子又は正孔の総量をいう。例えば、フローティング領域がn型の場合、フローティング領域の第1キャリア総量とは、非動作状態におけるフローティング領域に含まれる自由電子の総量をいう。具体的には、フローティング領域に含まれるn型ドーパントの総量からそこに含まれるp型ドーパントを差し引くことで算出することができる。ボディ領域がp型の場合、フローティング領域よりもベース領域側に存在するボディ領域の第2キャリア総量とは、非動作状態におけるフローティング領域よりもベース領域側に存在するボディ領域に含まれる正孔の総量をいう。具体的には、フローティング領域よりもベース領域側に存在するボディ領域に含まれるp型ドーパントからそこに含まれるn型ドーパントを差し引くことで算出することができる。本明細書で開示される技術は、サージ電圧の原因が寄生サイリスタであることを突き止め、その寄生サイリスタが動作するか否かが、第1キャリア総量と第2キャリア総量のキャリア総量比によって評価可能であることを初めて見出したことである。本明細書で開示される技術は、このキャリア総量比を利用することによって、寄生サイリスタが実質的に動作しないバイポーラ型半導体装置を設計可能なことを初めて提案するものである。
本明細書で開示される技術では、キャリア総量比を1.83以下に設定することで、寄生サイリスタが実質的に動作しないバイポーラ型半導体装置を具現化可能なことを見出した。この範囲内にキャリア総量比が設定されていると、寄生サイリスタが実質的に動作しないことが本明細書において確認されている。
キャリア総量比が0.4以上であることが好ましい。
この範囲内にキャリア総量比が設定されていると、オン電圧が顕著に低減されることが本明細書において確認されている。
本明細書で開示される技術によると、寄生サイリスタの動作が抑えられ、サージ電圧が抑制されたバイポーラ型半導体装置を提供することができる。
本明細書で開示される技術を整理しておく。
(第1特徴) 絶縁ゲートは、絶縁トレンチゲートである。
(第2特徴) フローティング領域の第1キャリア総量とフローティング領域よりもベース領域側に存在するボディ領域の第2キャリア総量のキャリア総量比(第1キャリア総量/第2キャリア総量)は、下限値が0を超えており、上限値が1.83以下であることが好ましい。オン電圧の低減効果とサージ電圧の抑制効果を得ることができる。
(第3特徴)キャリア総量比は、下限値が0.4以上であり、上限値が1.83以下であることがより好ましい。オン電圧の顕著な低減効果とサージ電圧の抑制効果を得ることができる。
図1に、IGBT100の要部斜視図を模式的に示す。図2に、図1のII−II線に対応した縦断面図を模式的に示す。図3に、図1のIII−III線に対応した縦断面図を模式的に示す。IGBT100は、イオン注入技術を利用して、シリコン単結晶の半導体基板10内にドーパントを導入することで製造されている。
IGBT100は、p型のコレクタ領域11と、n型のフィールドストップ領域12と、n型のベース領域13と、p型のボディ領域14と、n型のフローティング領域15と、n型のエミッタ領域16と、p型のボディコンタクト領域17と、絶縁トレンチゲート20を備えている。
コレクタ領域11は、半導体基板10の裏面部に設けられている。コレクタ領域11は、イオン注入技術を利用して、半導体基板10の裏面からドーパントを導入することによって形成されている。ドーパントには、ボロンが用いられる。コレクタ領域11は、図示しないコレクタ電極に電気的に接続されている。コレクタ領域11の一例では、裏面におけるドーパント濃度のピーク値が約1×1018cm−3であり、厚みT11が約0.2μmである。
フィールドストップ領域12は、コレクタ領域11上に設けられている。フィールドストップ領域12は、イオン注入技術を利用して、半導体基板10の裏面からドーパントを導入することによって形成されている。ドーパントには、リンが用いられる。フィールドストップ領域12の一例では、ドーパント濃度のピーク値が約1×1017cm−3であり、厚みT12が約0.3μmである。本実施例のIGBT100は、パンチスルー(PT)型であるが、フィールドストップ領域12が除去されたノンパンチスルー(NPT)型であってもよい。
ベース領域13は、フィールドストップ領域12上に設けられている。ベース領域13は、半導体基板10に各種半導体領域を形成した後の残部として形成されている。このため、ベース領域13のドーパント濃度は、半導体基板10に含まれていたドーパント濃度に一致しており、そのプロファイルは厚み方向に一定である。ベース領域13の一例では、ドーパント濃度が約1×1014cm−3であり、厚みT13が約165μmである。
ボディ領域14は、ベース領域13上に設けられている。ボディ領域14は、イオン注入技術を利用して、半導体基板10の表面からドーパントを導入することによって形成されている。ドーパントには、ボロン(B)が用いられる。ボディ領域14は、ベース領域13とエミッタ領域16の間に介在して設けられており、両者を隔てている。ボディ領域14の一例では、表面におけるドーパント濃度のピーク値が約1×1017cm−3であり、厚みT14が約4.5μmである。
フローティング領域15は、ボディ領域14内に設けられている。フローティング領域15は、イオン注入技術を利用して、半導体基板10の表面からドーパントを導入することによって形成されている。ドーパントには、リン(P)が用いられる。フローティング領域15は、電位が固定されておらず、周囲の電位に応じて変動する。本明細書では、このように電位が固定されていない状態をフローティング状態という。フローティング領域15は、隣接する絶縁トレンチゲート20間に亘って延びており、ベース領域13とエミッタ領域16を結ぶ方向(紙面上下方向)においてボディ領域14を分断している。本実施例では、フローティング領域15よりもエミッタ領域16側に存在するボディ領域14を第1ボディ領域14aといい、フローティング領域15よりもベース領域13側に存在するボディ領域14を第2ボディ領域14bという。第2ボディ領域14bは、フローティング領域15によって第1ボディ領域14aから隔てられており、フローティング状態である。フローティング領域15の一例では、ドーパント濃度のピーク値が約1×1017cm−3であり、ピーク値の深さが半導体基板10の表面から約2μmであり、厚み(又は半値巾)T15が約0.6μmである。また、第1ボディ領域14aの一例では、表面におけるドーパント濃度のピーク値が約1×1017cm−3であり、厚みT14aが約1.6μmである。第2ボディ領域14bの一例では、ドーパント濃度のピーク値が約3×1016cm−3であり、ピーク値の深さが半導体基板10の表面から約2.2μmであり、厚みT14bが約2.3μmである。なお、後述する実験では、IGBT100のオン電圧及びターンオン時の電圧変化量に係る特性を評価するために、フローティング領域15のドーパント濃度を変えたいくつかの例を検討する。
エミッタ領域16は、半導体基板10の表面部に分散して設けられている。エミッタ領域16は、イオン注入技術を利用して、半導体基板10の表面からドーパントを導入することによって形成されている。ドーパントには、リンが用いられる。なお、リンに代えてヒ素を用いてもよい。エミッタ領域16は、絶縁トレンチゲート20に接する部位を少なくとも有している。これにより、エミッタ領域16から絶縁トレンチゲート20の側面の反転層を経由しベース領域13に電子が注入される。エミッタ領域16は、図示しないエミッタ電極に電気的に接続されている。エミッタ領域16の一例では、表面におけるドーパント濃度のピーク値が約1×1019cm−3であり、厚みT16が約0.2μmである。
ボディコンタクト領域17は、半導体基板10の表面部に分散して設けられている。ボディコンタクト領域17は、イオン注入技術を利用して、半導体基板10の表面からドーパントを導入することによって形成されている。ドーパントには、ボロンが用いられる。ボディコンタクト領域17は、図示しないエミッタ電極に電気的に接続されている。ボディコンタクト領域17の一例では、表面におけるドーパント濃度のピーク値が約1×1019cm−3であり、厚みT17が約0.3μmである。本実施例に係るボディコンタクト領域17及びエミッタ領域16のパターンは一例であり、必要に応じて他のパターンで形成することがある。
絶縁トレンチゲート20は、酸化シリコンのゲート絶縁膜24と、ゲート絶縁膜24で被覆されたポリシリコンのゲート電極部22を備えている。絶縁トレンチゲート20は、半導体基板10の表面から深部に向けて伸びており、ボディ領域14を貫通している。絶縁トレンチゲート20は、ベース領域13とエミッタ領域16を隔てているボディ領域14に対向している。絶縁トレンチゲート20の幅W20は約1μmであり、隣接する絶縁トレンチゲート20間の間隙G20は約4μmであり、ボディ領域14からベース領域13内に突出する突出深さT20は約5.5μmである。本実施例に係る絶縁トレンチゲート20のパターンはストライプ状であるが、必要に応じて他のパターンで形成することがある。
図4(A)に、半導体基板10内におけるドーパント濃度の深さ方向のプロファイルを模式的に示す。図4(B)に、半導体基板10内におけるキャリア濃度の深さ方向のプロファイルを模式的に示す。なお、図4(A)及び(B)の縦軸は対数表示である。
図4(A)に示すように、ボディ領域14のp型ドーパント濃度のプロファイルは、表面から深部に向けて低下している。フローティング領域15のn型ドーパント濃度のプロファイルは、ボディ領域14内にピーク値を持つ。半導体基板10には、元来含まれているn型ドーパントが存在しており、そのn型ドーパント濃度のプロファイルは深さ方向に一定である。
図4(B)に示すように、キャリア濃度は、n型ドーパント濃度とp型ドーパント濃度の差である。p型ドーパント濃度よりもn型ドーパント濃度の方が濃い領域では、キャリア濃度は自由電子の濃度となる。n型ドーパント濃度よりもp型ドーパント濃度の方が濃い領域では、キャリア濃度は正孔の濃度となる。このため、n型ドーパント濃度とp型ドーパント濃度が一致する領域、例えばフローティング領域15と第1ボディ領域14aの界面、及びフローティング領域15と第2ボディ領域14bの界面では、キャリア濃度が存在しない。また、ベース領域13と第2ボディ領域14bの界面は、空乏化によってキャリア濃度が存在しない領域が広い。
IGBT100は、ボディ領域14内にフローティング領域15を備えていることを特徴としている。フローティング領域15は、正孔に対して電位障壁を形成する。このため、IGBT100がオンしているときに、裏面のコレクタ領域11から注入された正孔は、第2ボディ領域14b内に高濃度に蓄積される。このため、IGBT100は、低いオン電圧で駆動することができる。
この正孔の蓄積効果を向上させるためには、フローティング領域15のドーパント濃度を増加させることが望ましい。ところが、フローティング領域15のドーパンド濃度を増加させると、ターンオンした直後に、p型のコレクタ領域11、n型のベース領域13、第2ボディ領域14b、及びn型のフローティング領域15で構成されるpnpnの寄生サイリスタが動作して急激な電流増加が発生し、サージ電圧を誘発してしまう。IGBT100では、ターンオンした直後に、この寄生サイリスタが実質的に動作しないように、フローティング領域15のドーパンド濃度が調整されていることを特徴としている。
寄生サイリスタは、IGBT100をターンオンさせた直後に、フローティング領域15から第2ボディ領域14bに電子が注入され、その第2ボディ領域14bの電位が上昇することが原因である。この現象を抑制するためには、フローティング領域15の自由電子総量と第2ボディ領域14bの正孔総量のキャリア総量比(自由電子総量/正孔総量)を所定値よりも小さくすることが重要である。
図5に、フローティング領域15の自由電子総量と第2ボディ領域14bの正孔総量のキャリア総量比を変えたときの、IGBT100のオン電圧及びターンオン時の電圧変化量を示す。オン電圧を左目盛りに示し、ターンオン時の電圧変化量を右目盛りに示す。図6は、キャリア総量比が0〜3までの結果を拡大したものである。なお、自由電子総量及び正孔総量は、SIMS(Secondary Ionization Mass Spectrometer:2次イオン質量分析)を用いて検出したドーパント濃度の深さ方向のプロファイルをデータとし、以下の数1を用いて深さ方向のキャリア濃度を算出し、以下の数2を用いてキャリア濃度を深さ方向に積分してフローティング領域15の自由電子総量及び第2ボディ領域14bの正孔総量を算出している。また、本実験では、キャリア総量比を変えたいくつかの例を比較しているが、このキャリア総量比の変化は、フローティング領域15に導入するドーパント濃度を変えることによって実施している。図5及び図6において、キャリア総量比が「0」の例は、フローティング領域15が形成されていない場合の結果である。キャリア総量比が増加した例は、フローティング領域15のキャリア濃度(自由電子濃度)が濃い場合の結果である。
Figure 2010114136
Figure 2010114136
ここで、n(x)は深さ方向の自由電子濃度であり、p(x)は深さ方向の正孔濃度であり、Nfloating(x)はフローティング領域15の深さ方向のドーパント濃度であり、Nsub(x)は半導体基板10の深さ方向のドーパント濃度であり、Nbody(x)はボディ領域14の深さ方向のドーパント濃度である。
図5及び図6に示すように、フローティング領域15が設けられていると、オン電圧は急激に低下する。キャリア総量比が0.4以上になると、オン電圧の低減効果は飽和する。キャリア総量比が0.4以上であれば、顕著なオン電圧の低減効果が得られる。なお、キャリア総量比が0.4の場合、フローティング領域15のキャリア濃度のピーク値と第2ボディ領域14bのキャリア濃度のピーク値の濃度差で生じる内蔵電位が0.732eVである。また、キャリア総量比が0.4の場合、フローティング領域15の自由電子総量は5.37×1011cm−2であり、第2ボディ領域の正孔総量は1.28×1012cm−2である。
図5及び図6に示すように、ターンオン時の電圧変化量は、キャリア総量比が1.83まで一定であり、キャリア総量比が1.83を超えると急激に増加する。このキャリア総量比「1.83」が寄生サイリスタが動作する点である。キャリア総量比が1.83以下では、ターンオンに伴う必然的な電圧変化が存在するものの、寄生サイリスタが動作することに伴う電圧変化は存在しない。なお、キャリア総量比が1.83の場合、フローティング領域15のキャリア濃度のピーク値と第2ボディ領域14bのキャリア濃度のピーク値の濃度差で生じる内蔵電位が0.754eVである。また、キャリア総量比が1.83の場合、フローティング領域15の自由電子総量は1.93×1012cm−2であり、第2ボディ領域の正孔総量は1.09×1012cm−2である。
図5及び図6の結果から、キャリア総量比が0を超えるとともに1.83以下であれば、オン電圧の低減効果を得るとともに、寄生サイリスタを実質的に動作させない状態を得ることができる。即ち、キャリア総量比が0を超えるとともに1.83以下であれば、オン電圧の低減効果とサージ電圧の抑制効果の双方を同時に達成することができる。さらに、キャリア総量比が0.4以上であるとともに1.83以下であれば、オン電圧の顕著な低減効果とサージ電圧の抑制効果の双方を同時に達成することができる。なお、製造公差等を考慮しても、キャリア総量比の下限値は0.6以上が好ましく、上限値は1.60以下が好ましい。より好ましくは、キャリア総量比の下限値は0.8以上であり、上限値は1.40以下である。
(シミュレーションによる検討)
上記の実験結果は、フローティング領域15の厚み、第2ボディ領域14bのドーパント濃度及び厚みが一定の条件で、フローティング領域15のドーパント濃度を変えることによってキャリア総量比を変えた場合に得られた結果である。例えば、キャリア総量比は、フローティング領域15の厚みを変えた場合でも、第2ボディ領域14bのドーパント濃度を変えた場合でも、又は第2ボディ領域14bの厚みを変えた場合でも変化するものである。以下のシミュレーションでは、寄生サイリスタが実質的に動作しない指標としてキャリア総量比のみで評価可能であることを検証した。
図7に、シミュレーションに用いた第1ボディ領域14a、フローティング領域15、及び第2ボディ領域14bのそれぞれの濃度及び厚みの関係を模式的に示す。図7(A)がシミュレーション例1であり、図7(B)がシミュレーション例2であり、図7(C)がシミュレーション例3であり、図7(D)がシミュレーション例4である。なお、図8に、シミュレーションに用いた試料の条件を具体的に示す。また、図8では、シミュレーション2〜4において、シミュレーション例1を基準として異なる部分を強調して示す。なお、シミュレーションでは、各領域のドーパント濃度が厚み方向に一定である。
シミュレーション例1では、第1ボディ領域14aのドーパント濃度が2×1017cm−3であり、その厚みが1.7μmであり、フローティング領域15の厚みが0.4μmであり、その中心位置(ドーパント濃度のピーク位置)の深さが1.9μmであり、第2ボディ領域14bの濃度が1.5×1016cm−3であり、その厚みが2.4μmであり、その中心位置(ドーパント濃度のピーク位置)の深さが3.3μmである。シミュレーション例1では、第1ボディ領域14a、フローティング領域15、及び第2ボディ領域14bの合計の厚み(トータル深さ)が4.5μmである。また、絶縁トレンチゲートの深さが5.5μmであり、ベース領域に突出する深さ(トレンチ突出量)は1.0μmである。
シミュレーション例2は、第2ボディ領域14bの厚みにおいてシミュレーション例1から相違している。シミュレーション例3は、第2ボディ領域14bの濃度においてシミュレーション例1から相違している。シミュレーション例4は、フローティング領域15の厚みにおいてシミュレーション例1から相違している。
図9に、シミュレーション例1〜3において、フローティング領域15の自由電子総量と第2ボディ領域14aの正孔総量のキャリア総量比を変えたときの、オン電圧及びターンオン時の電圧変化量を示す。オン電圧を左目盛りに示し、ターンオン時の電圧変化量を右目盛りに示す。また、シミュレーション例1〜3では、キャリア総量比を変えたいくつかの結果を示しているが、このキャリア総量比の変化は、フローティング領域15のドーパント濃度を変えることによって実施している。
図9に示すように、シミュレーション例1〜4のいずれにもいても、同様の結果が得られることが分かる。即ち、フローティング領域15及び第2ボディ領域14bのそれぞれのドーパント濃度及び厚みのいずれを変更しても同様の結果が得られることから、オン電圧及びターンオン時の電圧変化量に係る特性は、キャリア総量比によって評価可能であることが分かる。
なお、シミュレーション例1〜4の結果では、寄生サイリスタが動作するキャリア総数比が上記実施例のIGBT100に係る実験結果(1.83)と相違する。これは、実際に製造されたIGBT100とシミュレーションの相違から生じるものである。しかし、シミュレーション結果から得られる知見は、オン電圧及びターンオン時の電圧変化量に係る特性がキャリア総量比のみによって評価可能であるということである。このため、実際に製造されたIGBT100において、フローティング領域15及び第2ボディ領域14bのドーパント濃度及び厚みのいずれを変更しても、図5及び図6に示す結果(キャリア総量比が1.83を超えると寄生サイリスタが実質的に動作する)が得られることが推測される。したがって、バイポーラ型半導体装置では、キャリア総量比が1.83以下であれば寄生サイリスタが実質的に動作しないことが確認された。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
IGBTの要部斜視図を模式的に示す。 図1のII−II線に対応した縦断面図を模式的に示す。 図1のIII−III線に対応した縦断面図を模式的に示す。 (A)半導体基板内のドーパント濃度の厚み方向のプロファイルを示す。(B)半導体基板内のキャリア濃度の厚み方向のプロファイルを示す。 キャリア総量比をパラメータとしたときの、IGBTに係るオン電圧及びターンオン時の電圧変化量を示す。 図5の一部拡大図を示す。 (A)シミュレーション例1のドーパント濃度及び厚みの関係を模式的に示す。(B)シミュレーション例2のドーパント濃度及び厚みの関係を模式的に示す。(C)シミュレーション例3のドーパント濃度及び厚みの関係を模式的に示す。(D)シミュレーション例4のドーパント濃度及び厚みの関係を模式的に示す。 シミュレーションの条件を具体的に示す。 キャリア総量比をパラメータとしたときの、各シミュレーション例に係るオン電圧及びターンオン時の電圧変化量を示す。
符号の説明
10:半導体基板
11:コレクタ領域
12:フィールドストップ領域
13:ベース領域
14:ボディ領域
14a:第1ボディ領域
14b:第2ボディ領域
15:フローティング領域
16:エミッタ領域
17:ボディコンタクト領域
20:絶縁トレンチゲート

Claims (3)

  1. 第1導電型のベース領域と第1導電型のエミッタ領域を隔てている第2導電型のボディ領域に対向している絶縁ゲートを有する半導体装置であって、
    ボディ領域内に設けられており、ベース領域とエミッタ領域を結ぶ方向においてボディ領域を分断している第1導電型のフローティング領域を備え、
    フローティング領域の第1キャリア総量とフローティング領域よりもベース領域側に存在するボディ領域の第2キャリア総量のキャリア総量比(第1キャリア総量/第2キャリア総量)が、ターンオンしたときに、寄生サイリスタが動作しない範囲に設定されていることを特徴とするバイポーラ型半導体装置。
  2. 第1導電型のベース領域と第1導電型のエミッタ領域を隔てている第2導電型のボディ領域に対向している絶縁ゲートを有する半導体装置であって、
    ボディ領域内に設けられており、ベース領域とエミッタ領域を結ぶ方向においてボディ領域を分断している第1導電型のフローティング領域を備え、
    フローティング領域の第1キャリア総量とフローティング領域よりもベース領域側に存在するボディ領域の第2キャリア総量のキャリア総量比(第1キャリア総量/第2キャリア総量)が、1.83以下であることを特徴とするバイポーラ型半導体装置。
  3. 前記キャリア総量比が、0.4以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のバイポーラ型半導体装置。
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