JP2010107979A - 定着器 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる種類の媒体にトナーを効率的に定着する装置と方法を提供することである。
【解決手段】媒体上にトナーを定着させる定着器500は、加圧ロール530と、定着ベルト520と、定着ベルト520が加圧ロール530と接触することにより形成されるニップ505とを備える。ニップ505は、媒体がニップ505に進入する入口端と、媒体がニップ505から退出する出口端と、入口端と出口端との間で規定されるニップ幅とを含む。定着器500はさらに、加圧ロール530を定着ベルト520に向かってまたは定着ベルト520から離れるように移動させることによりニップ幅を調節する機構570と、媒体がニップ505の出口端から退出した後に、媒体を定着ベルト520から剥離するための剥離部材540とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、媒体上にトナーを定着させる定着器に関する。
いくつかの印刷装置では、トナー画像を媒体上に形成し、その後媒体を加熱してトナーを媒体に溶融(定着)する。そのような印刷装置では、それらの間にニップを形成する定着部材と加圧ロールを備えてもよい。ニップに供給した媒体を、定着部材及び加圧ロールによって加熱、加圧することによりトナーを定着する。
米国特許出願公開第2008/0037069号明細書
異なる種類の媒体にトナーを効率的に定着する装置と方法を提供することが望ましい。
本発明に係る定着装置のうち、第1の定着装置は、媒体上にトナーを定着させる定着器であって、加圧ロールと、定着ベルトと、前記定着ベルトが前記加圧ロールと接触することにより形成されるニップとを備え、前記ニップは、前記媒体が前記ニップに進入する入口端と、前記媒体が前記ニップから退出する出口端と、前記入口端と出口端との間で規定されるニップ幅とを含み、前記定着器はさらに、前記加圧ロールを前記定着ベルトに向かってまたは前記定着ベルトから離れるように移動させることにより前記ニップ幅を調節する機構と、前記媒体が前記ニップの出口端から退出した後に、前記媒体を前記定着ベルトから剥離するための剥離部材とを備えることを特徴とする定着器である。
また、本発明に係る第1の定着装置において、好ましくは、前記加圧ロールを移動させるための機構は、前記加圧ロールを支持するとともに時計回り及び反時計回り方向に回転可能なロードアームと、カムと、前記ロードアームと前記カムとを弾力的に付勢するよう配置された少なくとも1つのバネとを備え、前記カムは、回転可能であり、その回転により、前記ロードアームを反時計回りに回転させて前記加圧ロールを定着ベルトへ向かって移動させることによりニップ幅を増加させるか、または前記ロードアームを時計回りに回転させて前記加圧ロールを定着ベルトから遠ざけるように移動させることにより前記ニップ幅を減少させることが可能であり、前記定着ベルトは、前記定着ロールと接触する内側表面を含み、前記定着ベルトは前記ニップの前記出口端において前記定着ロールから離間し、前記剥離部材は、前記定着ロールと前記定着ベルトの前記内側表面との間に位置し、前記剥離部材は前記出口端から離れている端部を備え、この端部にて前記定着ベルトが剥離丸み部を形成し、前記定着ベルトの外側表面と、前記出口端及び前記剥離丸み部の間の前記加圧ロールの表面との間に第2ニップが形成される。
また、本発明に係る定着装置のうち、第2の定着装置は、媒体上にトナーを定着させる定着器であって、定着ロールと、エラストマー材料で構成された外層を含む加圧ロールと、前記定着ロール上で支持され、エラストマー材料で構成された外層を含む定着ベルトと、前記定着ベルトの外層が前記加圧ロールの外層と接触することにより形成されるニップとを備え、前記ニップは、前記媒体が前記ニップに進入する入口端と、前記媒体が前記ニップから退出する出口端と、前記入口端と出口端との間で規定されるニップ幅とを含み、前記定着器はさらに、前記加圧ロールを前記定着ベルトに向かってまたは前記定着ベルトから離れるように移動させることにより、前記加圧ロールが前記定着ベルトに与える負荷の大きさを変更し、それにより前記ニップ幅を調節する機構と、前記定着ロールと前記定着ベルトとの間に配置され、前記媒体が前記ニップの出口端から退出した後に、前記媒体を前記定着ベルトから剥離するための剥離部材とを備え、前記媒体は、実質的に前記定着ベルトのクリープなしで前記定着ベルトから剥離されることを特徴とする定着器である。
また、本発明に係る第2の定着装置において、好ましくは、前記加圧ロールを移動させるための機構は、前記加圧ロールを支持するとともに時計回り及び反時計回り方向に回転可能なロードアームと、カムと、前記ロードアームと前記カムとを弾力的に付勢するよう配置された少なくとも1つのバネとを備え、前記カムは回転可能であり、その回転により、前記ロードアームを反時計回りに回転させて前記加圧ロールを定着ベルトへ向かって移動させることによりニップ幅を増加させるか、または前記ロードアームを時計回りに回転させて前記加圧ロールを定着ベルトから遠ざけるように移動させることにより前記ニップ幅を減少させることが可能であり、前記定着ベルトは前記ニップの出口端において前記定着ロールから離間し、前記剥離部材は、前記出口端から離れている端部を含み、この端部にて前記定着ベルトが剥離丸み部を形成し、前記定着ベルトの外層と、前記出口端及び前記剥離丸み部の間の前記加圧ロールの外層との間に第2ニップが形成される。
印刷装置の1例の実施形態を示す図である。 印刷装置における定着部材のクリープとニップ幅との関係を示す図である。 定着ベルトを含む定着器の1例の実施形態を示す図である。 幅広のニップを有する図3の定着器を示す図である。 定着ベルトに対して加圧ロールを移動させる機構を含む定着器の1例の実施形態を示す図である。 媒体剥離部材を含む図3の定着器のX部の部分拡大図である。
開示された実施形態では、媒体上にトナーを定着する定着器を提供する。この定着器は、加圧ロールと、定着ベルトと、前記定着ベルトが前記加圧ロールと接触することにより形成されるニップとを備え、前記ニップは、前記媒体がニップに進入する入口端と、前記媒体がニップから退出する出口端と、前記入口端と出口端との間で規定されるニップ幅とを含み、この定着器はさらに前記加圧ロールを前記定着ベルトに向かってまたはそれから離れるように移動させることにより前記ニップ幅を調節する機構と、前記媒体が前記ニップの出口端から退出した後に、前記媒体を前記定着ベルトから剥離するための剥離部材とを備える。
開示された実施形態ではさらに、媒体上にトナーを定着する定着器を提供する。この定着器は、定着ロールと、エラストマー材料で構成された外層を含む加圧ロールと、前記定着ロール上で支持され、エラストマー材料で構成された外層を含む定着ベルトと、前記定着ベルトの外層が前記加圧ロールの外層と接触することにより形成されるニップとを備え、前記ニップは、前記媒体がニップに進入する入口端と、前記媒体がニップから退出する出口端と、前記入口端と出口端の間で規定されるニップ幅とを含み、この定着器はさらに、前記加圧ロールを前記定着ベルトに向かってまたはそれから離れるように移動させることにより、前記加圧ロールが前記定着ベルトに与える負荷の大きさを変更し、それにより前記ニップ幅を調節する機構と、前記定着ロールと前記定着ベルトとの間に配置され、前記媒体が前記ニップの出口端から退出した後に、前記媒体を前記定着ベルトから剥離するための剥離部材とを備える。前記媒体は、実質的に前記定着ベルトのクリープなしで前記定着ベルトから剥離される。
開示の実施形態はさらに、定着ロールと、加圧ロールと、前記定着ロールと前記加圧ロールとの間に位置する定着ベルトとを備える定着器において、媒体上にトナーを定着する方法を提供する。この方法は、前記加圧ロールを前記定着ベルトに向かってまたはそれから離れるように移動させることによって、前記定着ベルトが前記加圧ロールと接触することにより形成されるニップの幅を、ニップの入口端と出口端との間で規定される第1ニップ幅に調節する工程と、第1トナーを載せた第1媒体を前記ニップの入口端へ供給する工程と、前記ニップにおいて前記第1媒体を加熱及び加圧することにより、前記第1トナーを前記第1媒体へ定着する工程と、前記第1媒体が前記ニップの出口端から退出した後に、前記第1媒体を前記定着ベルトから剥離する工程とを備える。
図1は、例えば本明細書に参照として組み込まれる米国特許出願公開第2008/0037069号明細書において開示された装置などの1例の印刷装置100を示す。ここで言う「印刷装置」とは、デジタルコピー機、製本機械、複合機など、あらゆる目的のためにプリント出力機能を実行する装置を包含する。印刷装置100は様々なサイズと重量とを有する媒体を使用し高速で印刷物を作り出すのに使用することができる。実施形態において、印刷装置100はモジュール構造を有する。図示のように、この装置は直列に配置された2つの媒体供給モジュール102、媒体供給モジュール102に隣接するプリンタモジュール106、プリンタモジュール106に隣接するインバータモジュール114、及びインバータモジュール114に隣接して直列配置された2つのスタッカモジュール116を含んでいる。
印刷装置100において、媒体供給モジュール102はプリンタモジュール106に媒体を供給する。プリンタモジュール106では、トナーを一連の現像剤ステーション110から帯電された感光体ベルト108へ転写することにより、感光体ベルト108上にトナー画像を形成し、カラー印刷を行う。トナー画像は、用紙搬送路を通って供給されたそれぞれの媒体104の一面に転写される。媒体は、定着ロール113及び加圧ロール115を含む定着器112内を進み、そこで加熱、加圧されてトナー画像が媒体上に定着する。インバータモジュール114は、プリンタモジュール106を通過した媒体を操作して、媒体をスタッカモジュール116へ引き渡すか、あるいは媒体を反転させてプリンタモジュール106へ戻す。スタッカモジュール116では、印刷された媒体はスタッカカート118に積み上げられてスタック120を形成する。
図示の印刷装置100において、定着ロール113及び加圧ロール115はニップを形成し、これらのロールがニップにおいて、媒体の加熱及び加圧を行う。ニップは、処理方向(媒体がニップを通して搬送される方向)の幅を有する。そのニップ幅はニップ入口とニップ出口との間の処理方向の距離であり、滞留時間と処理速度との積(ニップ幅=滞留時間×処理速度)として表現することができる。ニップ幅は、定着ロール113と加圧ロール115との間の圧力を増加させることにより広げることができる。
媒体にトナーを接触定着させるための加圧ロール及び定着ロールを含む定着器では、ニップ幅は一般に、設置時または保守時に設定される。ニップ幅は、材料摩耗及び他の許容差の一方または両方のために変更される可能性がある。しかしながら、このような定着器では、印刷作業中の積極的なニップ幅の調整は行われない。
定着器112では、定着ロール113はエラストマー材料で構成された外層を含んでもよく、この外層は定着ロール113及び加圧ロール115が互いに向かって力を加える場合に歪みを生じる外側表面領域を有する。定着ロール113の表面領域で生じ、%で表されるこの歪みは、ここでは「クリープ」と呼ばれる。外側表面領域のクリープの大きさは、直接ニップ幅に関係する。すなわち、ニップ幅が大きくなると、クリープもまた増加する。定着器112では、そのような定着ロール113の外層におけるクリープを利用して、ニップを通り抜けた後の媒体を定着ロール113から剥離する。剛性の低い軽量媒体を剥離する場合には、定着量を最低限(つまりニップ幅を最小)にして、クリープ量を最大に設定するのが望ましい。反対に、このような定着器において剛性の高い大重量媒体を剥離するには、ニップ幅を大きくクリープ量を低く設定する(端部摩耗を低くして)ことが望ましい。
他の定着器の構成では、媒体にトナーを定着させるために加圧ロールと厚みのある定着ベルトとを含んで構成してもよい。厚みのある定着ベルトの厚さは典型的には約1mmから約5mmである。そのような定着器では、1つ以上の定着ベルトの最外層にクリープが生じる。厚みのある定着ベルトから媒体とトナーとを剥離するのにこのクリープを利用する。
図2は、媒体にトナーを定着させるために使用するロール対(加圧ロールと定着ロール)を含む定着器において、すべての媒体重量に対して定着と剥離の両機能を同時に最適化することに関する困難について示すグラフである。図2は、媒体にトナーを定着させるためのロール対(加圧ロールと定着ロール)を含む定着器において、クリープとニップ幅間に存在する直線関係の1例を示している。図2はまた、このような定着器における軽量媒体と大重量媒体のためのそれぞれの最適領域(クリープとニップ幅の条件)、及びこれに代わってすべての媒体重量に対して使用可能な動作領域を示す。図示のように、異なる種類の媒体に対して定着器が使用する動作領域とは、軽量媒体の剥離に使用する望ましい最小クリープと、大重量媒体の定着に使用する最小のニップ幅とが交わる領域である。しかしながら、異なる種類の媒体に対応する異なる最適領域ではなく、すべての媒体重量に対応する動作領域において定着器を作動させると、軽量媒体は過剰定着され、大重量媒体は過度の端部摩耗を起こす可能性がある。
図2に示すように、すべての媒体重量に対して定着と剥離との両機能を最適化することに関する困難は、加圧ロールと厚みのある定着ベルトとを含む定着器においてもまた発生する。
図3は1例の実施形態による定着器300を示す。定着器300は、定着器において使用されるすべての媒体重量に対する定着と剥離との機能の分離を容易にするよう構成されている。定着器300の実施形態は異なる種類の印刷装置に使用することができる。例えば、定着器300は図1に示す印刷装置100において定着器112の代わりに使用することができる。
この定着器の実施形態は、少なくとも2つのロールに支持される定着ベルトを備える。ロールの少なくとも1つは内部から加熱される。図3に示すように、定着器300は定着ロール302と、複数のアイドラロール306、310、314、318とによりに支持された無端(連続)定着ベルト320を含んでいる。定着ベルト320は外側表面322と反対側の内側表面324とを有する。実施形態では、アイドラロール306、310、314は互いにほぼ同一の外径を有してもよく、アイドラロール318はそれよりも小さな外径を有してもよい。他の実施形態では、定着器300は定着ベルト320を支持するアイドラロールを4個未満(例えば1個)、または4個以上含んでもよい。少なくとも1つのアイドラロールは内部から加熱することができる。
定着ロール302及びアイドラロール306、310、314は、定着ベルト320の内側表面324と接触する各外表面304、308、312、316、及び各内部発熱体350、352、354、356を含んでいる。発熱体350、352、354、356は、例えば電源370に接続された軸方向に伸びるランプであってもよい。実施形態では、加熱される各定着ロール及びアイドラロールの一方または両方はそれぞれ1つ以上の発熱体を含んでもよい。実施形態では、電源370はコントローラ372に接続される。コントローラ372は、電源370を制御して発熱体350、352、354、356の動作を制御することにより、定着ベルト320の希望温度への加熱を制御して異なる種類の媒体にトナーを定着することができる。
定着器300は、外側表面332を有する加圧ロール330をさらに含んでいる。加圧ロール330及び定着ベルト320は、外側表面322と外側表面332の間にニップ305を形成する。実施形態では、加圧ロール330はコアと、コアを覆う外側表面332を含む外層とを含んでもよい。実施形態では、コアはアルミニウムなどにより構成し、外層はパーフルオロアルコキシ(PFA)共重合体樹脂などの弾性変形可能な材料で構成することができる。
実施形態において、定着ベルト320は例えば基層、基層上の中間層、及び中間層上の外層から成る多層構造を有していてもよい。そのような実施形態では、基層は、定着ベルト320を支持する定着ロール302、アイドラロール306、310、314及び318と接触する定着ベルト320の内側表面324を形成する。外層は、定着ベルト320の外側表面322を形成する。定着ベルト320の1例の実施形態では、基層はポリイミドなどのような高分子材料、中間層はシリコン等、そして外層は、デュポンパフォーマンスエラストマーL.L.C.のヴァイトン(Viton(米国登録商標))として販売されているフルオロエラストマーやテフロン(登録商標)(Teflon(米国登録商標))のポリテトラフルオロエチレンなどの高分子材料により構成される。
実施形態では、定着ベルト320は、厚さが約0.1mmから約0.6mmの薄いベルトである。例えば、基層は約50μmから約100μmの厚さ、中間層は約150μmから約200μmの厚さ、外層は約20μmから約40μmの厚さを有してもよい。定着ベルト320の幅は典型的には約350mmから約450mmであってもよい。定着ベルト320の実施形態における長さは、少なくとも約500mm、約600mm、約700mm、約800mm、約900mm、約1000mm、あるいはそれ以上であってもよい。そのような長い定着ベルトでは、短いベルトより広い表面積が摩耗する。
図3は、トナー画像362を載せた媒体360を処理方向Aに向かってニップ305に供給する様子を示す。実施形態では、定着ロール302は駆動機構により反時計回りに回転し、加圧ロール330は時計回りに回転して媒体360をニップ305の中へ搬送する。媒体360は、例えば軽量紙のような軽量タイプの媒体であってもよく、これに加えて、またはこれに代えて、トナー画像362は低いトナー質量を有してもよい。典型的には、用紙は重量によって以下のように分類することができる。それは軽量、すなわち約75gsm(=g/m2)以下と、中間重量、すなわち約75gsm〜約160gsmと、大重量、すなわち約160gsm以上とである。低質量トナーは典型的に約0.8mg/cm2未満である。コーティングを施した媒体にトナーを定着させる場合には、コーティングを施してない媒体に比較して、(厚さ及び坪量当たりで)より多くのエネルギーが印加される。実施形態では、加圧ロール330の外側表面332は、定着ベルト320に接触すると変形する。定着ロール302の外側表面304もまた、外側表面304を含む外部領域を形成する材料によっては、この接触によって変形する可能性がある。例えば、外側表面304を含む領域がエラストマー材料で構成される場合、外側表面304もこの接触によって変形する。実施形態では、ニップ幅は典型的には約5mmから約20mmである。図3は、定着ベルト320と加圧ロール330との間に形成された幅狭のニップ幅を示す。例えば、定着ロール302及び加圧ロール330の直径が約4インチ(=10.1cm)である場合、この幅狭のニップ幅は約14mmから約18mmであってもよい。幅狭のニップ幅の寸法範囲は、定着ロール302及び加圧ロール330の直径とこれに加えて、またはこれに代えて、定着器300において使用する処理速度に応じて変更してもよい。
定着器300では、ニップ305のニップ幅は、加圧ロール330の外側表面332を介して定着ベルト320及び定着ロール302の外側表面30へ与えられる負荷L1の大きさ、及びの負荷L1の付与に起因する外側表面332(及び変形可能材料で構成された場合の定着ロール302の外側表面304)の変形性(柔軟性)によって決定される。
図4は、トナー画像462を載せた媒体460を処理方向Aに向かってニップ305に供給する場合の、加圧ロール330の外側表面332と定着ベルト320との間で形成された幅広のニップ幅を有する定着器300のニップ305を示す。媒体460は、例えば大重量紙のような大重量タイプや透明タイプの媒体であってもよく、これに加えて、またはこれに代えて、トナー画像462は高いトナー質量を有してもよい。幅広のニップ幅は、例えば定着ロール302及び加圧ロール320の直径が約4インチ(=10.1cm)である場合、約18mmから約22mmであってもよい。媒体上の高質量トナーは典型的には少なくとも約0.8mg/cm2である。図4に示す幅広のニップ305は、付与する負荷の大きさをL1からL2に増加させて加圧ロール330の外側表面332の変形量を増加させ、この変形量の増加により、処理方向Aにおける外側表面332と定着ベルト320との間で形成された接触領域の幅を広げるとともに定着ロール302及び加圧ロール330に接する定着ベルト320の長さ方向部分を大きくすることにより得られる。
実施形態では、加圧ロール330が定着ベルト320及び定着ロール304に対して相対的に移動し、ニップ負荷を変更して異なる種類の媒体及び画像内容に応じたニップ幅制御を行うための調整が可能なように定着器300を構成している。図5は、定着器500の例示の実施形態を示すものであり、加圧ロール530を定着器500の定着ロール502上で支持された定着ベルト520と接触させるための機構570を含む。定着ロール502、加圧ロール530及び定着ベルト520は、それぞれ図3及び図4に示す定着ロール302、加圧ロール330及び定着ベルト320と同一の構造を有してもよい。定着器500はまた、定着ベルト500を支持するために、定着器300のアイドラロール306、310、314及び318のような1つ以上のアイドラロール(図示せず)を含んでもよい。図5は、定着ベルト520の外側表面522に接して配置された加圧ロール530の外側表面532を示す。機構570は、加圧ロール530を支持するように構成された表面582を有するロードアーム572を含む。機構570はさらにボールまたはローラのような旋回軸574を含み、この旋回軸574を中心としてロードアーム572を反時計回りに回転させて加圧ロール530を定着ベルト520側へ移動させることによりニップ505の幅を広げるか、または時計回りに回転させて加圧ロール530を定着ベルト520から離れるように移動させることによりニップ505の幅を狭めることができる。この機構570は回転可能なカム576を含む。カム576は、例えば回転可能な軸に取り付けることができる。少なくとも1つの圧縮バネ580をローラ578と581との間に配置する。バネ580は、ローラ578によってロードアーム572を弾力的に付勢し、かつローラ581によってカム576を弾力的に付勢する作用を有する。
カム576を回転させることにより、ロードアーム572を旋回軸574周りに回転させる。図示のように、カム576を反時計回りに回転することにより、ローラ581と接触するカム576の外側表面の位置に応じてロードアーム572は時計回りにまたは反時計回りに回転する。カム576の外側表面は少なくとも3つの接触点「LW」、「MW」及び「HW」を有するよう形成されている。ローラ581が接触点「LW」に接している場合、軽量媒体にトナーを定着するのに望ましいニップ505の幅を得るために、バネ580はローラ578をロードアーム572に向かって弾力的に押圧する。接触点「MW」がローラ578に接するようカム576を回転させると、ロードアーム572は反時計回りに回転し、その結果ローラ530が定着ベルト520及び定着ロール502により大きな負荷を与えることになり、ニップ505の幅が中間重量の媒体にトナーを定着させるのに望ましい幅に広げられる。接触点「HW」がローラ578に接するようカム576を回転させると、ロードアーム572はさらに反時計回りに回転し、その結果ローラ530が定着ベルト520及び定着ロール502に対して、より大きな負荷を与えることになり、ニップ505の幅が大重量媒体にトナーを定着させるのに望ましい幅に広げられる。実施形態では、機構570に複数の中間設定を付加して提供することにより、中間の厚みを有する媒体にトナーを定着させることも可能である。
実施形態では、機構570をコントローラ370などのコントローラに接続し、カム576の急速起動を可能にすることにより、ニップ505の迅速なマクロニップ幅調整性を実現することもできる。実施形態では、機構570を例えば約5秒未満で起動することができる。機構570によって、定着器500の剥離機能を低下せずに媒体特性及び画像内容の一方または両方に応じてニップ505の幅を調節することができる。
定着器300では、1つ以上の定着ベルト320の外側エラストマー層は、十分な薄さを有し、加圧ロール330の外側表面332は十分な柔軟性を備えるため、外側表面332により定着ベルト320が加圧されても、エラストマー層には極小の歪み(クリープ)し発生しない。これらの特徴は、媒体と定着ベルト320の外側表面322との間の相対運動を最小限に止めるのに有効である。薄い定着ベルト320を使用することによって、定着ベルト320から媒体を剥離するために、定着器300は定着部材のクリープに依存する必要がない。
図3及び図4に示すように、定着器300において、剥離機能は定着ベルト320の内側に配置された剥離部材340を使用することにより実現される。図6は、定着ロール302、加圧ロール330、定着ロール302の外側表面304と加圧ロール330の外側表面332の間に位置する定着ベルト320、及び剥離部材340を備える定着器300の一部を示す。ニップ305は、入口端307とその反対側の出口端309との間に処理方向Aに向かって延在する。媒体は入口端307へ送られ、出口端309にてニップ305から排出される。剥離部材340は、定着ロール302の外側表面304に対向する表面342、及び定着ベルト320の内側表面324と接触する対向面344を含む。定着ベルト320はニップ305の出口端309において定着ロール302から離間する。実施形態では、媒体がニップ305から出た直後に剥離できるように、剥離部材340はニップ305の出口端309に対して相対的に位置する。実施形態では、剥離部材340の一端は、ニップ305の出口端309から約5mmの間隔を開けて配置してもよい。図5に示す定着器500は、ニップ505の出口端に近接して配置された剥離部材540を含む。剥離部材540は剥離部材340と同一の構造を有してもよい。
定着ベルト320は、ニップ305の出口端309に隣接して、例えば出口端309から約5mm以内に配置された剥離丸み部313を形成する。例えば、剥離丸み部313の大きさは約5mm以下である。剥離丸み部313の大きさはニップ305の幅に依存しない。定着ベルト320の出口端309と剥離丸み部313との間に延在する部分は、定着ベルト320の外側表面322と加圧ロール330の外側表面332との間の第2ニップ311を構成する。実施形態では、第2ニップ311は剥離機能を提供する。第2ニップ311において、ある程度の定着を行うこともできる。剥離部材340は、剥離丸み部313において媒体と媒体に載せられたトナーとを定着ベルト320の外側表面322から機械的に分離する(剥離する)のに適している。
定着ロール302と加圧ロール330との間に定着ベルと320を配置して、これらのロール302,330の間に位置するニップ305(または第1ニップ)は、ニップ305の直後に設けられた第2ニップ311よりも、(定着ロールと加圧ロールとの間で形成されたニップと同様に)高圧ゾーンとなっている。定着器300に剥離部材340を備えることにより、薄い媒体及び低質量トナーを載せた媒体の一方または両方に対してはニップ305の幅を狭く(対応してニップ圧を低く)設定し、厚みのある媒体及び高質量のトナーを載せた媒体の一方または両方に対しては幅広に(対応してニップ圧を高く)設定し、中間の厚さを有する媒体及び中間質量のトナーを載せた媒体の一方または両方に対しては複数の中間幅に設定することができる。薄い定着ベルト320(媒体剥離をクリープに依存しない)及び剥離部材340の組み合わせにより、定着器300の実施形態において使用可能なすべての重量の媒体において、定着及び剥離機能を分離することが可能(つまり実質的にお互いに依存することなく別々に制御可能)となる。定着ベルト320に対して相対的に加圧ロール330を移動させるための機構の使用により、ニップ305の幅は異なる重量の媒体に応じて調節可能となる。
定着器300及び500などの定着器の実施形態において、媒体に載せたトナー画像の特性を利用して最適な定着器設定を決定することができる。例えば、大きな媒体領域範囲を有するトナー画像に対しては、より多くの定着量(すなわち、より高い温度、圧力及び滞留時間の1または2または全部)を使い、テキスト文書に対してはより少ない定着量(すなわち、より低い温度、圧力及び滞留時間の1または2または全部)を使うことが望ましい。過剰定着(すなわち、過剰な温度、圧力及び滞留時間の1または2または全部の使用)は、典型的には定着ベルトの初期故障と関連している。薄い媒体シートが適切に加熱される場合、ニップから出た媒体シートはより高い割合のビーム強度を保持している。幅狭のニップを軽量媒体に使用する他の利点としては、加圧ロール温度を下げて使用することが可能であるという点であり、それにより背面画像アーチファクトの発生を低減することができる。
定着器300及び500のような定着器の実施形態では、厚みのある媒体もまた、定着器で使用する小さいまたは低圧のニップから大きいまたは高圧のニップの動作条件において定着表面のクリープやしわを実質的に除去することできて有利である。従って、この定着器の実施形態では、定着ベルトの寿命を伸ばすことができる。
実施形態において、厚みのある媒体及び高質量のトナー有する媒体の一方または両方にトナーを定着させるために、定着器300及び500のような定着器の第1ニップ幅を増加(それにより滞留時間は増加)する一方、定着ベルトを加熱する設定点温度を下げることが可能である。このような実施形態では、滞留時間を増加させて温度を引き下げても、定着ベルトは定着ベルトと接触している前述の媒体に対して十分な量の熱エネルギーを供給し、媒体にトナーを定着させることが可能である。他の実施形態では、厚みのある媒体及び高質量のトナーを有する媒体の一方または両方にトナーを定着させるために、定着器の第1ニップ幅を減少(滞留時間を短縮)し、定着ベルトを加熱する設定点温度を上げることができる。このような実施形態では、滞留時間を短くして温度を引き下げても、定着ベルトは前述の媒体に十分な量の熱エネルギーを供給し、媒体にトナーを定着させることが可能である。
100 印刷装置、102 媒体供給モジュール、104 媒体、106 プリンタモジュール、108 感光体ベルト、110 現像剤ステーション、112 定着器、113 定着ロール、114 インバータモジュール、115 加圧ロール、116 スタッカモジュール、300 定着器、302 定着ロール、305 ニップ、311 第2ニップ、313 剥離丸み部、320 定着ベルト、330 加圧ロール、340 剥離部材、360 媒体、362 トナー画像、460 媒体、500 定着器、502 定着ロール、505 ニップ、520 定着ベルト、530 加圧ロール、540 剥離部材、570 機構、572 ロードアーム、576 カム、580 圧縮バネ。

Claims (4)

  1. 媒体上にトナーを定着させる定着器であって、
    加圧ロールと、
    定着ベルトと、
    前記定着ベルトが前記加圧ロールと接触することにより形成されるニップとを備え、前記ニップは、前記媒体が前記ニップに進入する入口端と、前記媒体が前記ニップから退出する出口端と、前記入口端と出口端との間で規定されるニップ幅とを含み、
    前記定着器はさらに、
    前記加圧ロールを前記定着ベルトに向かってまたは前記定着ベルトから離れるように移動させることにより前記ニップ幅を調節する機構と、
    前記媒体が前記ニップの出口端から退出した後に、前記媒体を前記定着ベルトから剥離するための剥離部材とを備えることを特徴とする定着器。
  2. 請求項1に記載の定着器であって、前記加圧ロールを移動させるための機構は、
    前記加圧ロールを支持するとともに時計回り及び反時計回り方向に回転可能なロードアームと、
    カムと、
    前記ロードアームと前記カムとを弾力的に付勢するよう配置された少なくとも1つのバネとを備え、
    前記カムは、回転可能であり、その回転により、前記ロードアームを反時計回りに回転させて前記加圧ロールを定着ベルトへ向かって移動させることによりニップ幅を増加させるか、または前記ロードアームを時計回りに回転させて前記加圧ロールを定着ベルトから遠ざけるように移動させることにより前記ニップ幅を減少させることが可能であり、
    前記定着ベルトは、前記定着ロールと接触する内側表面を含み、前記定着ベルトは前記ニップの前記出口端において前記定着ロールから離間し、
    前記剥離部材は、前記定着ロールと前記定着ベルトの前記内側表面との間に位置し、前記剥離部材は前記出口端から離れている端部を備え、この端部にて前記定着ベルトが剥離丸み部を形成し、
    前記定着ベルトの外側表面と、前記出口端及び前記剥離丸み部の間の前記加圧ロールの表面との間に第2ニップが形成されることを特徴とする定着器。
  3. 媒体上にトナーを定着させる定着器であって、
    定着ロールと、
    エラストマー材料で構成された外層を含む加圧ロールと、
    前記定着ロール上で支持され、エラストマー材料で構成された外層を含む定着ベルトと、
    前記定着ベルトの外層が前記加圧ロールの外層と接触することにより形成されるニップとを備え、前記ニップは、前記媒体が前記ニップに進入する入口端と、前記媒体が前記ニップから退出する出口端と、前記入口端と出口端との間で規定されるニップ幅とを含み、
    前記定着器はさらに、
    前記加圧ロールを前記定着ベルトに向かってまたは前記定着ベルトから離れるように移動させることにより、前記加圧ロールが前記定着ベルトに与える負荷の大きさを変更し、それにより前記ニップ幅を調節する機構と、
    前記定着ロールと前記定着ベルトとの間に配置され、前記媒体が前記ニップの出口端から退出した後に、前記媒体を前記定着ベルトから剥離するための剥離部材とを備え、
    前記媒体は、実質的に前記定着ベルトのクリープなしで前記定着ベルトから剥離されることを特徴とする定着器。
  4. 請求項3に記載の定着器において、前記加圧ロールを移動させるための機構は、
    前記加圧ロールを支持するとともに時計回り及び反時計回り方向に回転可能なロードアームと、
    カムと、
    前記ロードアームと前記カムとを弾力的に付勢するよう配置された少なくとも1つのバネとを備え、
    前記カムは回転可能であり、その回転により、前記ロードアームを反時計回りに回転させて前記加圧ロールを定着ベルトへ向かって移動させることによりニップ幅を増加させるか、または前記ロードアームを時計回りに回転させて前記加圧ロールを定着ベルトから遠ざけるように移動させることにより前記ニップ幅を減少させることが可能であり、
    前記定着ベルトは前記ニップの出口端において前記定着ロールから離間し、
    前記剥離部材は、前記出口端から離れている端部を含み、この端部にて前記定着ベルトが剥離丸み部を形成し、
    前記定着ベルトの外層と、前記出口端及び前記剥離丸み部の間の前記加圧ロールの外層との間に第2ニップが形成されることを特徴とする定着器。
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