JP2008170585A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性の低下を防止し、かつ良好な定着性を確保することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】回転し、1つの色のトナーにより又は2以上の色のトナーを塗り重ねて、転写材に転写する転写用トナー像が形成される中間転写体150と、中間転写体150における前記転写用トナー像の形成部よりも中間転写体150の回転方向下流側に設けられ、前記転写用トナー像のトナー量を検出するIDセンサ17と、中間転写体150から転写材としての用紙Pに転写された転写用トナー像を定着させるもので、定着温度とニップ圧力を調整する機能を有する定着装置20と、IDセンサ17により検出されたトナー量と用紙Pの種類とに基づいて前記定着装置20の前記定着温度およびニップ圧力のうちの少なくとも一方を制御する制御部18とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
従来から定着性を向上させる技術が多数提案されている。その一つとして、画像データからトナー量を計算した結果と、記録用紙の表面状態や厚みとに基づき、定着条件、例えば加圧力、温度または速度を増減させる制御を行うという技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−069910号公報
しかし、上述した従来の技術による場合には、定着の速度を増減させる制御を含むため、制御内容によっては速度低下に伴って生産性が大幅に低下するという難点もあった。また、算出したトナー量と実際のトナー量とに誤差が発生し易く、正確な制御が困難になって良好な定着性を確保できなくなるという虞があった。
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、生産性の低下を防止し、かつ良好な定着性を確保することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、回転し、1つの色のトナーにより又は2以上の色のトナーを塗り重ねて、転写材に転写する転写用トナー像が形成される像担持体と、前記像担持体における前記転写用トナー像の形成部よりも前記像担持体の回転方向下流側に設けられ、前記転写用トナー像のトナー量を検出する検出手段と、前記像担持体から転写材に転写された前記転写用トナー像を定着させるもので、定着温度とニップ圧力を調整する機能を有する定着装置と、前記検出手段により検出されたトナー量と前記転写材の種類とに基づいて前記定着装置の前記定着温度およびニップ圧力のうちの少なくとも一方を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記像担持体は、回転する中間転写体と、この中間転写体の回りに設けられた複数の回転する感光体ドラムとを有し、前記転写用トナー像の形成部が前記複数の感光体ドラムのうちの最下流側のものにより前記中間転写体上に形成されるトナー像の形成部であって、前記検出手段は前記最下流側の感光体ドラムにより形成されるトナー像の形成部よりも下流位置でトナー量を光学的に検出することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記検出手段が、前記最下流側の感光体ドラムによるトナー像の形成部に接近した位置を検出箇所とするように配置されていることを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、検出手段により検出されたトナー量と転写材の種類とに基づいて制御手段が、定着装置の定着温度とニップ圧力のうちの少なくとも一方を制御するので、速度低下を伴うことがなく生産性の低下を防止できる。また、検出手段によるトナー量の検出位置が、像担持体における転写用トナー像の形成部よりも像担持体の回転方向下流側であるため、実際の印字に用いられる転写用トナー像のトナー量を検出手段が検出し、その検出結果に基づき制御手段が制御を行うので、良好な定着性を確保することができる。
請求項2記載の発明によれば、カラー印字に中間転写体を用いる場合、その中間転写体における最下流側の感光体ドラムにより形成されるトナー像の形成部よりも下流位置で検出手段がトナー量を光学的に検出することになり、カラー印字においても生産性の低下を防止し、かつ良好な定着性を確保することができる。
請求項3記載の発明によれば、検出手段によりトナー量を検出する位置が、最下流側の感光体ドラムによるトナー像の形成部に接近しているので、その検出対象の転写用トナー像を転写材に転写した箇所が定着装置に達するまでの時間を長めにすることが可能となり、定着装置における定着温度の調整やニップ圧力の調整に要する準備時間を確保することが容易になる。
まず、本発明に係る画像形成装置としてのプリンタの内部構造の概要について図1を基に説明する。図1は、本発明に係るプリンタの内部構造の一実施形態を説明するための正面断面視の説明図である。図1に示すように、本実施形態のプリンタ10は、箱形を呈した装置本体11と、この装置本体11の側面に対して開閉可能に付設されたカバー体19とを備えている。
前記装置本体11には、コンピュータ等の外部機器から伝送された画像情報に基づき画像を形成する画像形成部12と、この画像形成部12によって形成され、転写材としての用紙Pに転写されたトナー画像に定着処理を施す定着部13と、転写用の用紙を貯留する用紙貯留部14と、画像形成部12へトナーを補給するトナー補給部15が内装されているとともに、当該装置本体11の上部に定着処理後の用紙Pが排出される用紙排出部16が形成されている。
前記装置本体11の上面適所には、用紙Pの出力条件等を入力操作するための図略の操作パネルが設けられている。この操作パネルには、図略の電源キーやスタートボタン、さらには出力条件や用紙Pの厚みなどを入力するための各種のキー等が設けられている。用紙Pの厚みに関するキーとしては、例えば薄紙(64g/cm)、普通紙(80g/cm)、厚紙(120g/cm)の3つが設定されており、これら3つの設定のうちの一つがキー操作により設定されると、その設定内容が制御手段としての制御部18へ出力される。
前記画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙Pにトナー画像を形成させるものであり、本実施形態では、上流側(図1における左側)から下流側へ向けて順次配設された、マゼンタ色のトナー(現像剤)を用いるマゼンタ用ユニット12Mと、シアン色のトナーを用いるシアン用ユニット12Cと、イエロー色のトナーを用いるイエロー用ユニット12Yと、ブラック色のトナーを用いるブラック用ユニット12Kとが備えられている。
そして、前記各ユニット12M,12C,12Y,12Kには、感光体ドラム121および現像装置122がそれぞれ備えられている。感光体ドラム121は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ったトナー像を形成させるためのものであり、周面に強靱で耐摩耗性に優れた極めて平滑なアモルファスシリコン層が積層され、これによってこれらの像を形成させるのに適したものになっている。そして、各感光体ドラム121は、図1において反時計方向へ向けて回転しつつ対応した現像装置122からトナーの供給を受けるようになっている。各現像装置122には、前記トナー補給部15からトナーが補給されるようになっている。
各感光体ドラム121の直下位置には帯電装置123がそれぞれ設けられているとともに、各帯電装置123のさらに下方位置には露光装置124が設けられている。そして、各感光体ドラム121は、前記帯電装置123によって周面が一様に帯電され、コンピュータ等から入力された画像データに基づく各色に対応したレーザー光が前記各露光装置124から帯電後の感光体ドラム121の周面に照射されることにより、各感光体ドラム121の周面に静電潜像が形成される。かかる静電潜像に現像装置122からトナーが供給されることにより、感光体ドラム121の周面にトナー像が形成される。
感光体ドラム121の上方位置には、中間転写体150が設けられている。この中間転写体150は、駆動ローラ125aおよび従動ローラ125b間に張設された無端の転写ベルト125cを有し、その転写ベルト125cの下側に当該各感光体ドラム121が当接するようになっている。この転写ベルト125cは、各感光体ドラム121に対応して設けられた転写ローラ126によって感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回するようになっている。
従って、転写ベルト125cが周回することによりその表面に対しマゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタトナーのトナー像の転写が行なわれ、ついで転写ベルト125cの同一位置にシアン用ユニット12Cの感光体ドラム121によるシアントナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、ついで転写ベルト125cの同一位置にイエロー用ユニット12Yの感光体ドラム121によるイエロートナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、最下流のブラック用ユニット12Kの感光体ドラム121によるブラックトナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、これによって転写ベルト125cの表面に、マゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーおよびブラックトナーが重ね塗りされたカラーのトナー像が形成される。但し、転写ベルト125c上のカラーのトナー像としては、コンピュータ等から入力された画像データに基づきマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーおよびブラックトナーのうちの1乃至3が省略されたものを含む。
上記最下流のブラック用ユニット12Kの下流側であってこれに可及的に近接した位置には、トナー量を検出する検出手段、例えばID(イメージデンシティー)センサ17が、光学的に検出する検出視野を転写ベルト125cに向けて設けられている。このIDセンサ17は、前述の重ね塗りされたカラーのトナー像における合計のトナー量、またはマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーおよびブラックトナーのうちの1乃至2が省略されたトナー像における合計のトナー量、またはマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーおよびブラックトナーのうちの3つが省略されたトナー像のトナー量を検出する。そして、検出したトナー量の検出値は制御部18へ出力される。一方、IDセンサ17によりトナー量が検出された前記カラーのトナー像は、用紙貯留部14から搬送されてきた用紙Pに転写される。
そして、各感光体ドラム121の図1における右方位置には当該感光体ドラム121の周面の残留トナーを除去して清浄化するクリーニング装置127が設けられている。クリーニング装置127によって清浄化処理された感光体ドラム121の周面は、新たな帯電処理のために帯電装置123へ向かうことになる。
クリーニング装置127で感光体ドラム121の周面から取り除かれた廃トナーは、所定の経路を通って図略のトナー回収ボトルに回収され、貯留される。
画像形成部12の図1における右方位置には、前記カバー体19の左面に沿うように上下方向に延びた用紙搬送路111が形成されている。この用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対112が設けられ、用紙貯留部14から繰り出された用紙は、この搬送ローラ対112の駆動で駆動ローラ125aに掛け回されている転写ベルト125cへ向けて搬送される。
かかる用紙搬送路111には、駆動ローラ125aと対向した位置に転写ベルト125cの表面と当接した第2転写ローラ113が設けられ、用紙搬送路111を搬送されつつある用紙Pが転写ベルト125cと第2転写ローラ113とに押圧挟持されることによって転写ベルト125c上のトナー像が当該用紙Pに転写される。
前記定着部13は、画像形成部12で転写された用紙上のトナー像に対し定着処理を施すものであり、後述する定着装置20を備えている。定着装置20は、前記第2転写ローラ113のほぼ直上位置に設けられ、前記転写ベルト125cと第2転写ローラ113との間のニップ部を通過することにより転写ベルト125cのトナー像が転写された状態で定着部13へ供給された用紙Pは、この定着装置20で定着処理が施される。
定着処理の完了したカラー画像付の用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114を通って装置本体11の頂部に設けられた用紙排出部16の排紙トレイ161へ向けて排出されることになる。
前記用紙貯留部14は、装置本体11内における露光装置124より下方位置に挿脱可能に装着された用紙トレイ141を備えている。用紙トレイ141には用紙束が貯留される。
かかる用紙トレイ141は、上面が全面開口の箱体を備えて構成され、複数枚の用紙Pが積層されてなる用紙束P1が貯留可能になっている。かかる用紙トレイ141に貯留された用紙束P1の最上位の用紙Pは、下流端(図1における右端)の上面が用紙束P1からピックアップローラ142の駆動で用紙搬送路111へ向けて繰り出されるようになっており、1枚ずつ繰り出され用紙Pは、搬送ローラ対112の駆動で用紙搬送路111を通って画像形成部12における第2転写ローラ113と転写ベルト125cとの間のニップ部へ向けて送り込まれる。
前記トナー補給部15には、画像形成部12の各ユニット12M,12C,12Y,12Kにそれぞれ対応して4台のトナーカートリッジ151(マゼンタ用カートリッジ151M、シアン用カートリッジ151C、イエロー用カートリッジ151Yおよびブラック用カートリッジ151K)が設けられている。そして、各ユニット12M,12C,12Y,12Kの現像装置122には、残量が少なくなると対応した各カートリッジ151M,151C,151Y,151Kからトナーが補給されるようになっている。
前記カバー体19は、閉止姿勢S1(図1に実線で表示)と開放姿勢S2との間で姿勢変更することにより画像形成部12、定着部13および用紙貯留部14の図1における右面側に対して開閉可能とされている。かかるカバー体19は、普段、閉止姿勢S1に姿勢設定され、これによって画像形成部12の図1における右面との間に用紙貯留部14からの用紙を第2転写ローラ113へ向けて搬送するための用紙搬送路111が形成される。
そして、搬送ローラ対112や定着部13で紙詰りが発生したときカバー体19が開放され(すなわち、閉止姿勢S1から開放姿勢S2へ姿勢変更され)、これによって外部に露出した画像形成部12および定着部13から詰まった用紙を容易に取り除くことができる。
このようなカバー体19は、用紙搬送路111および排紙搬送路114に沿うように図1における正面視の形状が逆S字状に形成されているとともに、下端部が装置本体11の所定のフレームに支持された支持軸191回りに回動可能とされ、この支持軸191回りに正逆回動することで閉止姿勢S1と開放姿勢S2との間で姿勢変更し得るようになっている。
なお、カバー体19には、その内部に第2転写ローラ113を通過した用紙Pを反転させた後、用紙搬送路111へ戻して裏面側にも印刷処理を施すための両面印刷用の反転搬送路が設けられているが、その説明は省略する。
図2は定着装置20の一実施形態を示す側面図で、図1のA方向から見た図である。図3は図2の正面図である。
定着装置20は、プリンタ10の装置本体11の所定のフレームに固定される開放型の筐体21(図1参照)と、この筐体21の内部に回動可能に保持された定着ローラ(加熱部材)30と、筐体21の内部であって前記定着ローラ30と対向配置された加圧ローラ(加圧部材)40と、加圧ローラ40の定着ローラ30に対する加圧力(ニップ圧力)を調整する加圧力調整機構50とを備えている。
前記定着ローラ30は、用紙Pに熱を伝達することによる加熱処理でトナー像の用紙Pへの定着処理を施すものであり、内部に、熱源としてハロゲンランプ等の通電発熱体が装着されている。
前記加圧ローラ40は、定着ローラ30との間で用紙Pを押圧挟持するためのものであり、その軸部41は加圧力調整機構50により支持されている。加圧力調整機構50は、軸部41を支持する半円状の支持片51と、この支持片51の外周側に取付けられた案内片52と、支持片51の外周に一端が、案内片52を内側に入れて溶接等により取付けられた加圧用コイルばね53と、加圧用コイルばね53の他端が溶接等により取付けられた加圧板54と、その加圧板54の加圧用コイルばね53とは反対側に設けられた加圧用ローラ55とを有する。なお、支持片51と案内片52と加圧用コイルばね53とは、加圧ローラ40の軸心方向の両側にそれぞれ設けられ、加圧板54と加圧用ローラ55とは共用した構成となっている。
上記加圧用ローラ55は、半径が均一でなく、カムとして用いられ、回転角度が制御されるようになっている。このローラ55の半径の長い部分が加圧板54に当接すると、加圧用コイルばね53の縮み量が増加して加圧ローラ40を定着ローラ30に強い加圧力で押し付ける。逆に、半径の短い部分が加圧板54に当接すると、加圧用コイルばね53の縮み量が減少して加圧ローラ40を定着ローラ30に弱い加圧力で押し付ける。なお、加圧用コイルばね53による加圧ローラ40の定着ローラ30への加圧力(ニップ圧力)と加圧用ローラ55の回転角度との圧力−角度関係は、予め実測したデータに基づいて決定されていて、この関係は制御部18に設定されている。
上記制御部18には、上述したIDセンサ17によるトナー量の検出値と、用紙Pの種類と、これらに基づく制御対象である、加圧ローラ40の定着ローラ30への加圧力(ニップ圧力)または定着ローラ30の温度との関係(以下において圧力−温度関係という)が予め入力設定されている。そして、上記用紙Pの種類は、例えば用紙Pの厚みに基づいた薄紙(64g/m以下)、普通紙(64g/mより大で120g/mより少)および厚紙(120g/m以上)の3種類であり、その一つが制御部18に前記キー操作により入力される。
制御部18は、上記トナー量の検出値と、用紙Pの種類と、上記圧力−温度関係とに基づき、加圧力(ニップ圧力)または定着ローラ30の温度(定着温度)を制御する。この制御において、加圧力を制御する場合は、前記圧力−角度関係に基づいて、加圧用ローラ55の回転角度が所定角度となるように制御する。
上記制御部18による制御は、基本的に、用紙が薄くトナー量が少ない場合は定着温度を下げ、用紙が厚くトナー量が多い場合は定着温度を上げる制御を行い、用紙が薄紙でトナー量が多い場合は加圧力を弱め、用紙が厚紙でトナー量が多い場合は加圧力を強めるように行う。但し、この制御内容は、基本であって、具体的には表1に示す圧力−温度関係に基づいた制御を行う。
Figure 2008170585
なお、表1中における160℃、180℃、200℃は定着温度を示し、60N、90N、110Nは加圧力(ニップ圧力)を示す。
この表1では、薄紙(64g/m以下)において、トナー量が0.5mg/cm以下のときに160℃/60Nとし、トナー量が0.5mg/cmより大で1.2mg/cm以下のときに180℃/60Nとし、トナー量が1.2mg/cmより大のときに180℃/90Nとする。また、普通紙(64g/mより大で120g/mより少)において、トナー量が0.5mg/cm以下のときに160℃/90Nとし、トナー量が0.5mg/cmより大で1.2mg/cm以下のときに180℃/90Nとし、トナー量が1.2mg/cmより大のときに200℃/90Nとする。更に、厚紙(120g/m以上)において、トナー量が0.5mg/cm以下のときに180℃/90Nとし、トナー量が0.5mg/cmより大で1.2mg/cm以下のときに200℃/90Nとし、トナー量が1.2mg/cmより大のときに200℃/110Nとする。
つまり、表1の制御内容は、前述したように用紙が薄くトナー量が少ない場合は定着温度を下げ、用紙が厚くトナー量が多い場合は定着温度を上げる制御を行い、用紙が薄紙でトナー量が多い場合は加圧力を弱め、用紙が厚紙でトナー量が多い場合は加圧力を強めるように行うという基本事項を含むものの、用紙の種類とトナー量とに基づいて定着温度と加圧力との両方を制御することもある。
したがって、本実施形態による場合には、検出手段としてのIDセンサ17により検出されたトナー量と用紙の種類とに基づいて制御手段としての制御部18が、定着装置20の定着温度と加圧力(ニップ圧力)のうちの少なくとも一方を制御するので、速度低下を伴うことがなく生産性の低下を防止できる。また、IDセンサ17によるトナー量の検出位置が、最下流側のブラック用ユニット12Kの感光体ドラム121により中間転写体150上に形成されるトナー像の形成部よりも下流位置であるので、実際の印字に用いられる転写用トナー像のトナー量をIDセンサ17が検出することとなり、その検出値に基づいて制御部18が定着装置20を制御するため、良好な定着性を確保することができる。
また、本実施形態において、IDセンサ17によりトナー量を検出する位置が、最下流側のブラック用ユニット12Kの感光体ドラム121によるトナー像の形成部の下流側であって、そのトナー像の形成部に接近しているので、その検出対象の転写用トナー像を用紙Pに転写した箇所が定着装置20に達するまでの時間を長めにすることが可能となり、定着装置20における定着温度の調整やニップ圧力の調整に要する準備時間を確保することが容易になる。
なお、上述した実施形態ではIDセンサ17の数や光学的な検出領域につき明言していないが、本発明では転写ベルト125cの回転方向とほぼ直交するベルト幅方向に複数のIDセンサ17を配置した構成とすることが好ましい。この構成を採用する場合には、IDセンサ17を1つ配置した構成よりも検出精度の向上が図れるという利点がある。
また、上述した実施形態では中間転写体150の周りに感光体ドラム121を有する4つのユニット12M、12C、12Y、12Kを配した構成の画像形成装置に適用しているが、本発明はこれに限らず、中間転写体150の周りに感光体ドラム121を有する1乃至3のユニットを配した構成のものにも同様に適用し得る。また、中間転写体150を省略し、かつ感光体ドラム121を有する1乃至4のユニットを備えた画像形成装置にも適用することができる。
更に、上述した実施形態では定着装置20にカムとしての加圧用ローラ55と加圧用コイルばね53とを用いた構成のものを使用しているが、本発明はこれに限らず、加圧力を調整できる構成であれば、どのような定着装置を用いてもよいことは勿論である。但し、定着温度を調整することができる構成であることを要する。
更にまた、上述した実施形態では本発明をプリンタに適用しているが、本発明はこれに限らず、複写機、ファクシミリなどの他の画像形成装置にも同様に適用することができる。
本発明に係るプリンタの内部構造の一実施形態を説明するための正面断面視の説明図である。 定着装置の一実施形態を示す側面図である。 図2の正面図である。
符号の説明
10 プリンタ(画像形成装置)
12M マゼンタ用ユニット
12C シアン用ユニット
12Y イエロー用ユニット
12K ブラック用ユニット
121 感光体ドラム
150 中間転写体
125c 転写ベルト
13 定着部
17 ID(イメージデンシティー)センサ(検出手段)
18 制御部(制御手段)
20 定着装置
30 定着ローラ(加熱部材)
40 加圧ローラ(加圧部材)
50 加圧力調整機構

Claims (3)

  1. 回転し、1つの色のトナーにより又は2以上の色のトナーを塗り重ねて、転写材に転写する転写用トナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体における前記転写用トナー像の形成部よりも前記像担持体の回転方向下流側に設けられ、前記転写用トナー像のトナー量を検出する検出手段と、
    前記像担持体から転写材に転写された前記転写用トナー像を定着させるもので、定着温度とニップ圧力を調整する機能を有する定着装置と、
    前記検出手段により検出されたトナー量と前記転写材の種類とに基づいて前記定着装置の前記定着温度およびニップ圧力のうちの少なくとも一方を制御する制御手段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記像担持体は、回転する中間転写体と、この中間転写体の回りに設けられた複数の回転する感光体ドラムとを有し、前記転写用トナー像の形成部が前記複数の感光体ドラムのうちの最下流側のものにより前記中間転写体上に形成されるトナー像の形成部であって、前記検出手段は前記最下流側の感光体ドラムにより形成されるトナー像の形成部よりも下流位置でトナー量を光学的に検出することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記検出手段が、前記最下流側の感光体ドラムによるトナー像の形成部に接近した位置を検出箇所とするように配置されていることを特徴とする画像形成装置。
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