JP5681467B2 - 印刷に有用な装置、及び印刷に有用な装置において表面から媒体を剥離する方法 - Google Patents

印刷に有用な装置、及び印刷に有用な装置において表面から媒体を剥離する方法 Download PDF

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Description

本記述は、印刷に有用な装置、及び印刷に有用な装置において表面から媒体を剥離する方法に関する。
印刷装置の中には、ベルトと、ニップを形成するベルトのような他の部材とを含むものがある。そのような印刷装置では、媒体がニップに供給され、ベルトと接触する。媒体はニップを通過した後、ベルトから分離される。
米国特許出願公開第2008/0037069号明細書 米国特許出願公開第2007/0172272号明細書 米国特許出願公開第2007/0166084号明細書 米国特許出願公開第2007/0048042号明細書 米国特許出願公開第2007/0048035号明細書 米国特許出願公開第2006/0210331号明細書 米国特許出願公開第2007/0092277号明細書
印刷に有用な装置と、ベルトから様々な種類の媒体をより効果的に分離するのに用いることができる関連する方法を提供することが望ましいであろう。
印刷に有用な装置と、印刷に有用な装置において表面から媒体を剥離する方法が開示される。典型的な実施形態の印刷に有用な装置は、
第1外面を含む第1部材と、
第2外面を含む第2部材と、
内面及び第3外面を含む定着ベルトと、
前記定着ベルトの前記内面及び前記第2外面の間の接触と前記定着ベルトの前記第3外面及び前記第1外面の間の接触とによって形成され、第1入口端部と、前記定着ベルトが前記第2外面から分離する第1出口端部とを含む第1ニップと、
前記定着ベルトの前記第3外面及び前記第1外面の間の接触によって形成され、前記第1出口端部から前記定着ベルトが前記第1外面から分離する第2出口端部へ延び、前記第1出口端部と第2出口端部との間が約8mm未満の長さである第2ニップと、
前記定着ベルトの前記内面に接触する湾曲した剥離端を含む剥離装置と、を備える。
前記剥離端は約10mm未満の半径によって規定されるとともに、前記第1ニップの前記第1出口端部から約10mm未満の距離だけ間隔を置いている。前記定着ベルトはこの剥離端において約20°から少なくとも約30°の剥離角で曲がる。媒体は、第1ニップの第1出口端部から出た後に、第3外面から剥離される。
印刷装置の例示的な実施形態を示す図である。 媒体剥離装置を含む印刷に有用な装置の例示の実施形態を示す図である。 図2に示す装置の一部の拡大部分図である。 媒体剥離装置及びエアナイフを含む、印刷に有用な装置の他の例示の実施形態の一部を示す図である。 図4に示す剥離装置の一部の拡大図である。 エアナイフ無しの、68gsmコーティング無ペーパ(68UC)、75gsmコーティング無ペーパ(75UC)、及び67gsmコーティング有ペーパ(67C)に関する、剥離表面の剥離半径Rを関数とした第2ニップN2の長さを示す図である。 エアナイフが無く、剥離半径Rが1mm、3mm以上のリード端裁ち切りに関し、68gsmコーティング無ペーパ(68UC)、75gsmコーティング無ペーパ(75UC)、67gsmコーティング有ペーパ(67C)、90gsmコーティング有ペーパ(90C)、120gsmコーティング有ペーパ(120C)に関する第2ニップN2長さと剥離角(α)とを関数とする工程能力指数Cpkを示す図である。 水の状態図である。 2mm及び7mmの第2ニップN2長さに関して、処理方向距離の関数としてのニップ圧を示す図である。 つらら不良またはアイシクル不良(icicle defect)を防止するための、媒体重量の関数としての第2ニップN2長さを示す図である。 剥離半径1mmにおける67gsmコーティング有ペーパ(67C)、剥離半径1mmにおける68gsmコーティング無ペーパ(68UC)、及び剥離半径2mmにおける67gsmコーティング有ペーパ(67C)に対する、剥離装置及びエアナイフを含む定着装置のナイフ入り口圧力の関数としての第2ニップN2長さを示す図である。
本明細書において「印刷装置」なる語はあらゆる目的に対する印刷出力機能を実行するあらゆる装置を包含する。そのような装置には、例えばプリンタ、コピー機、ファクシミリ装置、製本装置、多機能装置などが含まれ得る。
図1は典型的な印刷装置100を示す。印刷装置100は、異なるサイズや重量の様々な種類の媒体から印刷物を生成するために使用することができる。この印刷装置100は、連続して設けられた2つの媒体供給モジュール102と、媒体供給モジュール102に隣接するプリンタモジュール106と、プリンタモジュール106に隣接するインバータモジュール114と、インバータモジュール114に隣接し、連続して配置される2つのスタッカモジュール116と、を含む。
プリンタモジュール106では、マーキング材料(トナー)が連続した現像ステーション110から荷電した光レセプタベルト108へ搬送されることで、光レセプタベルト上にトナー像が形成され、カラー印刷が生成される。このトナー像は用紙搬送路を通って媒体104の片側に搬送される。媒体は進行させられて、定着ロール113と圧力ロール115を含む定着装置112を通る。インバータモジュール114は、プリンタモジュール106を出ようとする媒体を、スタッカモジュール116へと渡す、若しくは反転させてプリンタモジュール106へ返送するという操作を行う。スタッカモジュール116では、印刷された媒体はスタッカカート118へ積み込まれてスタック120を形成する。
定着ロール113及び圧力ロール115の両方でニップを形成する。ニップでは、マーキング材料が適用された媒体に熱と圧力が加えられて、マーキング材料が固定される。定着ロール113は、フューザーロール113と圧力ロール115とが互いに連動する際にひずみ、すなわち「クリープ」を受ける外側領域を有するエラストマー材料からなる外側層を含むことができる。定着装置112では、定着ロール113の外側領域のクリープは媒体がニップを通過した後にこのロールから媒体を剥離するのに用いられる。そのような定着装置では、剛性が低くて軽量な媒体を剥離するのには高クリープが典型的に用いられ、剛性がより高くて重量のある媒体を剥離するのにはより低いクリープが用いられる。
そのような定着装置では、高処理速度を実現し、1分あたりの印刷ページ数を高めるため、より高い所要出力が必要とされる。このようなより高い所要出力を満たすため、より大きな定着ロールが必要となる。しかし、定着ロールが大きくなるとクリープがより小さくなるため、剥離に制限がある。
これらのことや他の事項を考慮して、印刷に有用な装置および、印刷に有用な装置において表面から媒体を剥離する方法が提供される。実施形態においてこの装置は、加熱された定着ベルトを含む。実施形態において、このベルトと、例えば外圧ロールまたは第2ベルトのような他の部材がニップを形成する。ニップでは、定着ベルトと他の部材が熱及び/又は圧力を加え、それによってマーキング材料を媒体に固定する。次いで、定着ベルトを湾曲させて定着ベルトから媒体を剥離させるために充分に小さな半径を形成させる剥離装置を用いて、媒体は定着ベルトの外面から剥離(機械的に分離)される。
図2は、定着装置200を含む印刷に有用な装置の例示的実施形態を示している。この定着装置200の実施形態は、各種の印刷装置において用いることができる。例えば、定着装置200は図1に示される印刷装置100において、定着装置112の代わりに使用することができる。
図2に示されているように、定着装置200は、定着ロール208、外側ロール210、内側ロール212、214、216によって支持されるエンドレス(連続)ベルト202を含む。定着装置200の他の実施形態では、例えばベルト202を支持するロールの数が異なるといった、異なる構成を有することができる。
ベルト202は、内面204と外面206とを含む。定着ロール208、外側ロール210、内側ロール212、214はそれぞれ、ベルト202に接触する外面218、222、224を含む。図示された実施形態では、定着ロール208、外側ロール210、及び内側ロール212、214はそれぞれ、加熱要素226、228、230、232によって内部が加熱される。加熱要素226、228、230、232は1つ又は複数の軸方向に延伸するランプを含むことができる。この加熱要素は電源234に電気的に接続される。電源234は、加熱要素226、228、230、232への電力供給を制御し、ベルト202の加熱を制御するように構成された制御部236に電気的に接続される。
定着装置200はさらに、外面242を含む外側圧力ロール240を含んでいる。本実施形態においては、この外面242は、シリコンゴム、パーフルオロアルコキシ(PFA)共重合体樹脂などの弾性変形材料で構成することができる。
ベルト202の実施形態では、例えば、基層、基層上の中間層、中間層上の外側層を含む多層構造を有することができる。そのような実施形態では、基層がベルト202の内面204を形成し、外側層が外面206を形成する。ベルト202の典型的な実施形態では、基層はポリイミドなどのポリマー材料から成り、中間層はシリコンなどからなり、外側層はDuPont Performance Elastomers, L.L.C.社によってヴァイトンの登録商標のもとで販売されているフッ素エラストマや、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))などのポリマー材料からなる。
実施形態においては、ベルト202は約0.1mmから約0.6mmの厚みを有し、「薄ベルト」という。ベルト202は典型的には厚みが約350mmから約450mmであり、長さが約500mmから少なくとも1000mmである。
図2は媒体250が、ベルト202と圧力ロール240によって形成されるニップ244に、処理方向Aに供給されているところを描いている。媒体250はマーキング材料252(例えばトナー)を含む。マーキング材料252は、ニップ244においてベルト202の外面206に接触する。実施形態においては、定着ロール208は反時計回りに回転させられるとともに圧力ロール240は時計回りに回転させられ、それによって媒体250が処理方向Aにニップ244を介して搬送され、ベルト202が反時計回りに回転する。
媒体250は例えばシート状の紙、透明シート、又は包装材料などがあり得る。紙は通常、重さによって次のように分類される。例えば、軽量:約75gsm以下、中間:約75gsmから約160gsm、重い:160gsm以上である。
図2に示されるように、定着装置200はさらに、処理方向Aに向かって移動する媒体がニップ244から出た後にベルト202の外面206から媒体を剥離する剥離装置260を含んでいる。
図3は典型的な実施形態に係る定着装置300の一部の拡大図である。この定着装置300は例えば図2に示す定着装置200と同様の構成を有することができる。定着装置300は、定着ロール308、圧力ロール340、定着ロール308の外面318と圧力ロール340の外面342との間に延びた定着ベルト302、及び、剥離装置360を含んでいる。剥離装置360は定着ベルト302と定着ロール308との間に配置される。
定着ベルト302の外面306と圧力ロール340の外面342によってニップ344が形成される。ニップ344は、第1ニップN1、第2ニップN2の両方を含んでいる。第1ニップN1は、媒体が第1ニップN1に入る入口端IEと、媒体が第1ニップN1から出る出口端OE1との間で、処理方向に延びている。典型的には、定着ロール308の直径が約75mmから約100mmである場合、第1ニップN1の長さは約15mmから約22mmとすることができる。第1ニップN1において、定着ベルト302は、定着ロール308の外面318と、圧力ロール340の外面342とに接触する。定着ベルト302および圧力ロール340は第1ニップN1に供給される媒体へ十分な熱エネルギーと圧力を加え、媒体上にマーキング材料を固定する。第1ニップN1における圧力は、典型的には約45psi(ponds per square inch)から約120psiとすることができる。
図3に示されているように、第1ニップN1の出口端OE1において、定着ベルト302は、定着ロール308の外面318から離れる。定着ベルト302の外面306と圧力ロール340の外面342との両方により、第1ニップN1の出口端OE1に隣接する第2ニップN2が形成される。第2ニップN2は、出口端OE1から出口端OE2に延びる。典型的には、定着ロール308の直径が約100mmである場合、第2ニップN2のOE1からOE2の長さは約2mmから約7mmとすることができる(第2ニップN2の最大長が約8mmである場合)。実施形態においては、第2ニップN2の最大長は、第1ニップN1の出口端OE1と、剥離装置360の湾曲した剥離端との距離によって制御される。実施形態においては、この距離は少なくとも約20°の剥離角で延びる定着ベルト302によって、可能な限り小さく設定される(例えば約8mm以下)。第2ニップN2の長さは定着装置300で用いられる媒体の重量(例えば厚み)に基づいて決定することができる。
第2ニップN2により、定着ベルト302の外面306から媒体を容易に剥離することができる。第2ニップN2では、定着ベルト302の外面306が、圧力ロール340の外面342に小さな圧力をかける。第2ニップN2における圧力は、第1ニップN1における圧力よりも小さく、典型的には約6psiから約15psiである。
剥離装置360は定着ベルト302の内面304に接触する。図示されているように、剥離装置360は剥離端362を含む。この剥離端362において、ベルト302は剥離角αで屈曲する。0°から約20°の範囲で剥離角αが大きくなるにつれて、剥離装置360によって生成される剥離力が増大することがわかった。さらに、剥離角αが約20°よりも小さいとき、剥離装置360によって生成される剥離力は定着ベルト302から媒体を剥離させるのに十分ではないことがわかった。最大剥離力は、通常、剥離角αが約15°から約20°であるときに生じるためである。剥離角αを約20°よりも大きくしても、剥離装置360によって生成される剥離力は有意に増大しないことがわかった。これらの知見事項に基づき、定着装置300において剥離角αは、少なくとも約20°であることが望ましい。例えば、所望の剥離力を与えるために、剥離角αは約20°から少なくとも約30°とすることができる。
剥離角αを調節するために、剥離装置360を回転させることができる。例えば、αを減少させるために剥離装置360を時計回りに回転させることができる。剥離装置300においてあらゆる種類の媒体を剥離するため、剥離角αは、例えば約20°の固定角に設定することができる。
実施形態においては、剥離端362と第1ニップN1の出口端OE1との(直線に沿った)距離を調節するために、剥離装置360は圧力ロール340に近づく又は離れる方向に移動可能である。この距離は、定着ロール308の直径が100mmであるとき、典型的には約6mmから約10mmとすることができる。この距離は、斑点などの画像品質欠陥を防止するために、約8mmよりも小さくすることが望ましい。剥離装置360の動作は、出口端OE1に向かう(矢印C)方向または遠ざかる(矢印B)方向にほぼ直線状とすることができる。剥離装置360の位置を調整できることにより、媒体が第2ニップN2を通過する際に圧力ロール340の外面342及び定着ベルト302の外面306によって媒体に加えられる保持力を調整することができる。この保持力は使用される媒体の種類に基づいて調整可能である。例えば、より厚くて重い媒体は、より薄くて軽い媒体を剥離するのに必要な保持力よりも弱い保持力を用いて定着ベルト302から剥離することができる。
剥離装置の位置を調節可能にする、定着装置300において剥離装置360として用いることができる典型的な剥離装置が、2009年1月31日に出願された米国特許出願12/363,724号に記載されている。この内容の全体が参照されて本明細書中に援用される。
図5は剥離装置560及び定着ベルト502の部分拡大図である。剥離装置560は、図3に示される剥離装置360と同様の構成を有している。図示されているように、剥離装置560の剥離端562は屈曲(外側に凸状)している。剥離端562の曲率は剥離半径Rによって記述でき、例えば約4mm以下、約3mm以下、約2mm以下、又は約1mm以下のように、約5mm以下とすることができる。約5mmより小さい剥離半径Rは、例えば約100mm以上といった、定着装置300の定着ロール308の様々なサイズ(直径)に適していることがわかった。剥離端562は、該剥離端562の上を通過する定着ベルト502の外面上に小さな半径を作る。剥離端562の剥離半径Rは、第2ニップN2で定着ベルト502の外面506から異なる種類の(マーキング材料を運搬する)媒体を剥離するのに十分な強さの剥離力を生成するように選択することができる。この剥離の種類を本明細書では「幾何学的剥離」という。
定着ロール308の直径が大きく(例えば約100mmよりも大きく)なると、第1ニップN1及び第2ニップN2の長さと、剥離装置360の剥離半径Rから第1ニップN1の出口端OE1までの距離とは比例的に増加し得る。一方で、剥離半径Rは同一の値に保っておくことができる。
図4は、他の典型的実施形態に係る定着装置400の部分拡大図である。この定着装置400は定着ロール408と、圧力ロール440と、定着ロール408の外面418と圧力ロール440の外面442との間に延びる定着ベルト402と、剥離部材460とを含む。剥離部材460は定着ベルト402と定着ロール408との間に配置されている。図4に示されている定着装置400の構成部材は、例えば図2に示されている定着装置200の対応する構成部材と同様の構成を有することができる。定着装置400はまた、図2に示されるような追加の構成部材を含むことができる。
図4に示されるように、定着ベルト402の外面406と圧力ロール440の外面442とによってニップ444が形成される。ニップ444は第1ニップN1と第2ニップN2の両方を含む。第1ニップN1は入口端IEと出口端OE1との間の処理方向に延びる。定着ロール408の直径が約75mmから約100mmの場合に、第1ニップN1の長さは典型的には約15mmから約22mmとすることができる。
定着ベルト402は第1ニップN1において、定着ロール408の外面418と圧力ロール440の外面442とに接触する。定着ベルト402と圧力ロール440は第1ニップN1において媒体に熱エネルギーと圧力を加えることにより、媒体上にマーキング材料を固定する。第1ニップN1の圧力は典型的には約50psiから約120psiとすることができる。
図4に示されているように、定着ベルト402は第1ニップN1の出口端OE1にて定着ロール408の外面から分離する。定着ベルト402の外面と圧力ロール440の外面442の両方により、第1ニップN1の出口端OE1の下流であって出口端OE1に近接している第2ニップN2を形成する。第2ニップN2は、第1ニップN1の出口端OE1から出口端OE2に延びる。
第2ニップN2において、定着ベルト402の外面406は圧力ロール440の外面442に圧力を加える。第2ニップN2における圧力は第1ニップN1における圧力よりも小さい。第2ニップN2の圧力は典型的には約6psiから約15psiとすることができる。
剥離装置460は定着ベルト402の内面404と接している。第1ニップN1の出口端OE1に対する剥離装置460の位置は固定される。剥離装置460は剥離端462を含む。剥離装置460の剥離端462は屈曲(外側に凸)しており、この剥離端462の曲率は、例えば4mm以下、約3mm以下、約2mm以下、又は約1mm以下といった、約5mm以下の剥離半径によって記述される。剥離端462と出口端OE1の間の距離は、定着ロール408の直径が100mmであるときに、典型的には約6mmから約10mmで、望ましくは約8mmよりも小さい値に設定することができる。
定着ロール408の直径が約100mmであるとき、第2ニップN2は典型的には、OE1からOE2まで、約2mmから約7mmの長さを有するように設定することができる。第2ニップN2の長さは定着装置400において用いられる媒体の重量(例えば厚み)によって決定することができる。
実施形態において、第2ニップN2の長さは、定着ベルト402から選択された重さを上回る媒体(例えば重い媒体)に十分に大きな剥離力を与える値に設定することができる。第2ニップN2の長さがこのように設定されると、剥離装置460によって生成される剥離力は剥離ベルト402から軽量の媒体を剥離するのには十分ではないかもしれない。
定着ベルト402は、剥離端462において角度αで曲がる。定着ベルト402からより厚くて重い媒体を剥離するのに十分に大きい剥離力を与えるために、剥離装置460は、剥離端462を第1ニップN1の端部0E1から選択された距離だけ離して配置することができる。定着装置400において剥離角αは少なくとも約20°とすることが望ましい。例えば、剥離角αは約20°から少なくとも約30°とすることができる。
定着装置400はさらにエアナイフ470を含む。必要に応じて、エアナイフ470は定着ベルト402から媒体を剥離するための追加的な剥離力を与えるガスを噴出するように駆動させることができる。剥離装置460とエアナイフ470が合わさって、定着ベルト402の外面406から、例えばより薄くて軽い媒体のような、より難しい媒体を剥離するのに十分に大きな結合剥離力を生成することができる。剥離装置によって総剥離力の一部を与え、エアナイフ470によって全剥離力の別の一部を与えることが可能であることにより、剥離装置460によって全剥離力を与える場合とは対照的に、剥離装置460は固定位置に設けることができ、重い媒体に画像品質欠陥を生じることなく剥離することができ、重い媒体と同様に軽い媒体をも剥離できる。
図4に示されているエアナイフ470は、通常、断面形状が略三角形である。他の実施形態のエアナイフ470は、例えば円形断面といった、他の形状を有することができる。エアナイフ470は、エアナイフ470の長さ寸法に沿って配置される複数のノズル472(一つのノズル472のみが示されている)を含んでいる。エアナイフ470は典型的には定着ベルト402に略平行であって、ガスが剥離端462の近接位置に向けられる。ノズル470は例えば空気などのガスを、定着ベルト402の外面406に向けて噴出させる。このガスは、剥離装置460の剥離表面462の付近において外面406から媒体を剥離するのを補助する剥離力を生成する。実施形態においてエアナイフ470は、エアナイフ470の長さ寸法に垂直な小さな断面を有する。薄型であるために、エアナイフ470は、定着ベルト402の外面406の近くに配置することができる。加えて、エアナイフ470が薄型であってこのように配置できることで、様々な種類の媒体が、エアナイフ470と衝突することなく、第2ニップN2から出て定着ベルトから剥離されることが可能となる。
生産性が増大される場合、定着ロール408の直径が増大すると(例えば100mmより大きく)第1ニップN1及び第2ニップN2の長さ、そして剥離装置460の剥離端462から第1ニップN1の端部OE1までの距離は比例的に増加させることができる。一方で、剥離半径Rは同じ値に保つことができる。
図3に示される、エアナイフを含まない定着装置300は、剥離表面363の小さな剥離半径Rと、大きな(すなわち長い)第2ニップN2によって媒体を剥離できることがわかった。図6は(圧力ロール340の外面342に沿ってOE1からOE2まで測定された)第2ニップN2の長さを、剥離表面の剥離半径Rの関数として、68gsmコーティング無ペーパ(68UC)、75gsmコーティング無ペーパ(75UC)、67gsmコーティング有ペーパ(67C)に関して示したものである。これらの紙の上にトナーを固定するのに用いられる典型的な温度は、約30から約35msのドウェル時間を与える、生産性、定着装置速度、及び第1ニップN1の所定の組み合わせに対して示される。
図6に示されているように、0.35工程能力指数Cpk、及び3mm以上のリード端裁ち切り(LE_Bleed)が用いられた。工程能力指数Cpkは、中心からの外れを考慮に入れており、事実上は、3mm以上のリード端裁ち切りを有する媒体が剥離しない場合に不具合があると考える場合に、同程度の不具合を引き起こす中心となる工程に関するCp値である。少なくとも約1.33のCpk値が、定着装置の実施形態において許容される。媒体のリード端裁ち切りとは、媒体のリード端から、その媒体上に形成された画像の開始点(リード端)までの距離のことである。
図6に示される結果より、1mmよりも小さい剥離半径Rは、剥離性能に関してほんの少しのメリットしかもたらさないことがわかる。さらに、剥離半径Rが小さくなると、定着ベルトの内面の摩耗が大きくなる。
図7は、第2ニップN2長さと剥離角(α)とを関数とする工程能力指数Cpkを示しており、エアナイフのない定着装置で3mm以上のリード端裁ち切りに関し、剥離半径Rが1mmで、剥離端からOE1までの距離が約8mmであって、68gsmコーティング無ペーパ(68UC)、75gsmコーティング無ペーパ(75UC)、67gsmコーティング有ペーパ(67C)、90gsmコーティング有ペーパ(90C)、120gsmコーティング有ペーパ(120C)に関する。
図7に示されているように、各媒体の種類に関して、N2が大きくなると工程能力指数Cpkが大きくなる。より短い第2ニップN2長さが、より重い媒体に対して少なくとも1.35の工程能力指数Cpkを達成する。
図8は、様々な温度と圧力においてどの状態が存在するかを示した水の状態図である。紙の上にトナーを固定する定着ベルト/トナーインターフェースに加えられる典型的な温度は、約120℃である。この温度における水の飽和圧力は約45psiである。従って、この温度でトナーの固定の最中に水蒸気の生成を防ぐためには、第1ニップN1における圧力を約45psiより上に保つことが望ましい。様々なトナー固定温度において、第1ニップN1における圧力は、水蒸気の生成を防ぐために各温度において飽和圧力よりも上に保つことができる。例えば、図8によれば、水蒸気の生成を防ぐためには、120℃よりも低い定着ベルト/トナーインターフェース温度においてニップ圧力を45psiよりも小さくできることがわかる。
定着装置のニップの構成により、定着ベルトから媒体を剥離するのに、図9に示される圧力プロファイルが可能となる。例えば、図示された圧力プロファイルは、図3に示された(剥離装置360の位置が調節可能な)定着装置300のニップ344において、また、図4に示された(剥離装置460の位置が固定されている)定着装置400のニップ444において生成することができる。図9に示される圧力プロファイルは、第1ニップN1内での水蒸気最小圧限界と、第1ニップN1及び第2ニップN2の両方に関する気泡最小圧限界とのいずれにも対応する。図9は2mm及び7mmの第2ニップN2長さについての処理方向距離を関数としたニップ圧力を示している。少なくとも45psiのニップ圧力が、約19mmから約35mmの範囲(これは第1ニップN1を含んでいる)で処理方向に沿って生成される。約36mmから約39mmの範囲において(これは2mmの第2ニップN2長さを含んでいる)、また、約36mmから約43mmの範囲(これは7mmの第2ニップN2長さを含んでいる)においても、少なくとも5psiのニップ圧力が生成される。
定着装置300、400において、第1ニップN1は、マーキング材料の媒体への定着が実質的に第1ニップN1において生じるように、十分に広い。定着装置300、400において、第2ニップN2はそれぞれ定着ベルト302、402から媒体を剥離するように構成されており、媒体にマーキング材料を定着するように構成されていないために、第2ニップN2は媒体へ小さな圧力を加えるだけで十分である。定着装置300、400において、それぞれ定着ベルト302、402を高い圧力荷重にさらすことなく媒体を剥離することができる。結果として、定着装置300、400は、定着ベルト302、402の内部摩耗を減らすことができる。
図10は、剥離端から出口端OE1の距離が約8mmである場合に、媒体の重さを関数とした、第2ニップN2の長さを示す。図10は、重量が60gsmから80gsm、80gsmから140gsm、及び140gsmより大きい(重い媒体)という範囲内の媒体に関する、定着装置300、400の温度設定点を示している。60gsmから320gsmの間の所定の媒体重量に対し、第2ニップN2の長さを図10に示される曲線よりも下に保つことで、媒体上につらら不良が形成されるのを完全に防止することができる。図示されているように、媒体の重量が増すと、つらら不良を防止する第2ニップN2の最大長さが短くなる。重量が60gsmから140gsmの軽量媒体を、つらら不良を生成せずに剥離するためには、約60gsmにおいて約8mm未満から140gsmにおいて約7.5mm未満の、大きな第2ニップN2長さが望ましい。重い媒体を、つらら不良を生成せずに剥離するためには、140gsmにおいて約7.5mm未満から320gsmにおいて約2mm未満の、より小さな第2ニップN2長さが望ましい。
重い媒体に対して、短い第2ニップN2長さはつらら不良を防止し(図10)、且つ、そのような媒体を定着ベルトから剥離するのに有効である。
軽量媒体に関して、図7及び図10は、第2ニップN2の長さはつらら不良を防ぐために十分に短くすべきであるが、定着ベルトからこれらの媒体を剥離できるようにするためには十分に長い必要があることを示している。これら2つの矛盾する要素は、図3及び4に示されているような定着装置300、400のいずれかを用いることにより、軽量媒体に関して、第2ニップN2の長さについて、いずれも満たすことができることが確認された。定着装置300において移動可能な剥離装置360は、軽量媒体(140gsm未満)を剥離するのに十分な、大きな第2ニップN2長さ、又は重い媒体(140gsmより大きい)を剥離するのに十分な、小さな第2ニップN2長さを形成する性能を与える。例えば、剥離装置360は軽量媒体を剥離するために約7mmの第2ニップN2長さを、そして、重い媒体のために約2mmの短い第2ニップN2長さを形成するために移動可能である。剥離装置360のこの調整能力によって、定着装置300において用いられるあらゆる媒体重量に対してつらら不良が生成することなく、工程能力指数Cpkの全範囲に関して、最初の約3mmのリード端にマーキング材料がない媒体を剥離することができる。
図11は、剥離半径1mmにおける67gsmコーティング有ペーパ(67C)、剥離半径1mmにおける68gsmコーティング無ペーパ(68UC)、及び剥離半径2mmにおける67gsmコーティング有ペーパ(67C)に対する、剥離装置及びエアナイフを含む定着装置(例えば、剥離端462が出口端OE1から約8mmのところにある、図4に示された定着装置400)のナイフ入り口圧力の関数としての第2ニップN2長さを示している。図11は、第2ニップN2長さが8mm未満ではつらら不良が全く生じないことを示している。剥離半径1mmにおける67gsmコーティング有ペーパと68gsmコーティング無ペーパに関しては、つらら不良が生成することなく、エアナイフをオフにすることができる。剥離半径2mmにおける67gsmコーティング有ペーパ及びより小さな剥離力に関して、5psiのエア入り口圧は、つらら不良の形成を防ぐのに十分である。
定着装置300の典型的な実施形態においては、直径が約100mmの定着ロール308に対して、様々な媒体の重量に関してつらら不良を防止するのに次の設定を用いることができる。例えば、約2mmから約7mmの第2ニップN2長さ、約20°から少なくとも約30°の定着ベルト302の剥離角α、約1mmから約5mmの剥離装置360の剥離半径R、及び約6mmから約10mmの剥離端362から第1ニップN1の出口端OE1への距離を用いることができる。生産性を上げるために定着ロール308の直径が100mmより大きくなると、第1ニップN1と第2ニップN2との長さ、及び剥離端362から第1ニップN1の出口端OE1への距離は、比例的に増大することができる。
定着装置400の典型的な実施形態においては、直径が約100mmの定着ロール308に対して、様々な媒体の重量に関してつらら不良を防止するのに次の設定を用いることができる。例えば、約2mmから約7mmの第2ニップN2長さ、約20°から少なくとも約30°の定着ベルト402の剥離角α、約1mmから約10mmの剥離装置460の剥離半径R、及び約6mmから約10mmの剥離端462から第1ニップN1の出口端OE1への距離を用いることができる。生産性を上げるために定着ロール408の直径が100mmより大きくなると、第1ニップN1と第2ニップN2との長さ、及び剥離端462から第1ニップN1の出口端OE1への距離は、比例的に増大することができる。
上記の説明は静電印刷に用いられる定着装置機器を対象としているが、本明細書中の教示及び請求項は、媒体上におけるマーキング材料のあらゆる処理に対して適用できることが理解されるであろう。例えば印刷を成功させるために、マーキング材料は、トナー、液体又はゲルインク、及び/又は熱又は放射線硬化インクから成ることができ、及び/又は、媒体は、例えば温度のようなある処理条件を用いることができる。所定の実施形態において媒体上でインクの処理を行うために望まれる熱、圧力などの処理条件は、ゼログラフィ融合に適した条件と異なっても構わない。
100 印刷装置、102 媒体供給モジュール、104 媒体、106 プリンタモジュール、108 光レセプタベルト、110 現像ステーション、112 定着装置、113 定着ロール、114 インバータモジュール、115 圧力ロール、116 スタッカモジュール、118 スタッカカート、120 スタック、200 定着装置、202 エンドレスベルト、204 内面、206、218、222、224 外面、208 定着ロール、210 外側ロール、212、214、216 内側ロール、226、228、230、232 加熱要素、234 電源、236 制御部、240 外側圧力ロール、242 外面、252 マーキング材料、260 剥離装置、300 定着装置、302 定着ベルト、308 定着ロール、318、342 外面、340 圧力ロール、344 ニップ、360 剥離装置、362 剥離端、400 定着装置、402 定着ベルト、408 定着ロール、404 内面、406、418、442 外面、444 ニップ、460 剥離部材、462 剥離端、470 エアナイフ、472 ノズル。

Claims (4)

  1. 印刷に有用な装置であって、
    第1外面を含む第1部材と、
    第2外面を含む第2部材と、
    内面及び第3外面を含む定着ベルトと、
    前記定着ベルトの前記内面及び前記第2外面の間の接触と前記定着ベルトの前記第3外面及び前記第1外面の間の接触とによって形成され、第1入口端部と、前記定着ベルトが前記第2外面から分離する第1出口端部とを含む第1ニップと、
    前記定着ベルトの前記第3外面及び前記第1外面の間の接触によって形成され、前記第1出口端部から前記定着ベルトが前記第1外面から分離する第2出口端部へ延び、前記第1出口端部と第2出口端部との間が約8mm未満の長さである第2ニップと、
    前記定着ベルトの前記内面に接触し、約10mm未満の半径によって規定され、かつ、前記第1ニップの前記第1出口端部から約10mm未満の距離だけ間隔が開けられた湾曲した剥離端を含み、前記定着ベルトが前記剥離端において約20°から約30°の剥離角αで曲がるような剥離装置と、を備え、
    前記剥離装置は前記第1部材に近づく方向又は離れる方向にほぼ直線状に移動可能であり、
    前記第2ニップは、前記定着ベルトの第3外面が前記第1部材の第1外面に接触するが前記定着ベルトの内面は前記第2部材の第2外面に接触せずに形成され、前記定着ベルトの内面は前記第2ニップを通過した後に前記剥離装置に接触するように構成されており、
    媒体が、前記第1ニップの前記第1出口端部から出た後に、前記第3外面から剥離される
    装置。
  2. 前記第2ニップが前記第1出口端部と前記第2出口端部との間に約2mmから約7mmの長さを有し、前記剥離端が約1mmから約2mmの半径によって規定されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 印刷に有用な装置において表面から媒体を剥離する方法であって、該装置が、
    第1外面を含む第1ロールと、
    第2外面を含む第2ロールと、
    内面と第3外面を含む加熱された定着ベルトと、
    前記定着ベルトの前記内面及び前記第2外面の間の接触と前記定着ベルトの前記第3外面及び前記第1外面の間の接触とによって形成され、第1入口端部と、前記定着ベルトが前記第2外面から分離する第1出口端部とを含む第1ニップと、
    前記定着ベルトの前記第3外面及び前記第1外面の間の接触によって形成され、前記第1出口端部から前記定着ベルトが前記第1外面から分離する第2出口端部へ延びる第2ニップと、
    前記定着ベルトの内側に設けられ、前記定着ベルトの前記内面に接触する湾曲した剥離端を含み、該剥離端が約10mm未満の半径によって規定されるような剥離装置と、を備え、ここで前記第2ニップは、前記定着ベルトの第3外面が前記第1ロールの第1外面に接触するが前記定着ベルトの内面は前記第2ロールの第2外面に接触せずに形成され、前記定着ベルトの内面は前記第2ニップを通過した後に前記剥離装置に接触するように構成され、前記剥離装置は前記第1ロールに近づく方向又は離れる方向にほぼ直線状に移動可能であり
    前記方法が、
    前記剥離装置を、前記第1出口端部と前記第2出口端部の間の距離が約8mm未満となるように、また、前記定着ベルトが約20°から約30°の剥離角αで曲がる箇所である前記剥離端から前記第1出口端までの距離が約8mm未満となるように配置し、
    マーキング材料を搬送する媒体と前記第1ニップにおける前記定着ベルトの前記第3外面とを接触させ、
    該媒体を、前記剥離装置によって、前記第1ニップから下流において、前記定着ベルトの前記第3外面から剥離する
    方法。
  4. 前記第2ニップの長さが約2mmから約7mmであり、前記剥離端が約1mmから約2mmの半径によって規定されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
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