JP2010103443A - 基板処理装置の真空排気方法及び基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置の真空排気方法及び基板処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】真空引き時にチャンバ内に発生するパーティクル及び/又はアウトガスを吸着、除去することができる基板処理装置の真空排気方法を提供する。
【解決手段】ウエハWを載置するステージ12を備えたチャンバ11を大気開放後に減圧する基板処理装置の真空排気方法において、ステージ12表面を保護部材25で覆う保護部材被覆ステップと、チャンバ11を密閉する密閉ステップと、密封したチャンバ内を減圧する真空排気ステップとを有する。保護部材25は、パーティクルP及びアウトガスを捕集するガス吸着能を備えたトラップ部38と、基部26とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板処理装置の真空排気方法及び基板処理装置に関し、特に、真空処理室を真空引きする基板処理装置の真空排気方法に関する。
半導体、フラットパネルディスプレイ等の基板に対して必要な処理を施すプラズマエッチング装置、CVD装置をはじめとする基板処理装置において、例えば大気開放を伴う真空処理室(以下、「チャンバ」という)のメンテナンス後にチャンバ内を真空引きすると、パーティクルの飛散等に起因して粒子汚染が発生することが知られている。
チャンバ内部品にパーティクルが付着すると、その後のプロセスで基板(以下、「ウエハ」という)の汚染、ウエハの載置台表面への吸着不良等の原因となり、これに伴って、処理不良、異常放電が生じることもある。
ところで、チャンバ内の真空引き時に、載置台(以下、「ステージ」という。)上にウエハを載置しておき、真空引き後に、ウエハ表面のパーティクルをマッピング測定すると、ステージに対向配置されたシャワーヘッドのガス孔の配列に対応するパーティクルマップを確認することができる。これは、真空引き時に、シャワーヘッドのガス孔からステージ上にパーティクルが飛来して付着したものと考えられる。このようなチャンバ内パーティクルの発生源としては、例えばメンテナンス時に外部環境からチャンバに進入したパーティクル、ガスライン中に残留していたパーティクル、又は水分の凝集によって発生するパーティクルが考えられる。
また、真空引き時には、チャンバ内パーツからアウトガスが発生することが知られており、アウトガスは、チャンバ内を一定の真空度に減圧させるまでの真空引き時間を長くするだけでなく、プロセスシフト、異常放電等の不都合を招来させることもある。
図13は、真空引き時に、基板処理装置のチャンバ内パーツから発生するアウトガス中の成分量と放出時間との関係を示す図である。
図13において、アウトガス中の成分は、水分(HO)の外、N/CO、O、CO等が挙げられ、大気開放時に外部環境から進入したものであることが分かる。水分放出量は他の成分の放出量よりも1桁以上大きく、アウトガスの主成分は水分であることが分かる。アウトガスを多く排気する材料としては、アルマイト材、イットリア溶射材、セラミックス材、カーボン材等であると考えられる。
このような真空引きを行う基板処理装置におけるチャンバ内のパーティクルを減少させる技術として、例えば特許文献1が挙げられる。特許文献1には、真空処理室内にウエハを載せるウエハステージと、ウエハステージを底部として内部を真空シールする蓋となるウエハステージカバーと、ウエハステージとウエハステージカバーによって形成される真空的に閉ざされた気密室の内部へガスを導入するガス導入管と、真空引きを行う真空排気配管とを備え、ウエハステージ上のウエハにガス導入管からガスを吹き付けてウエハ上のパーティクルを巻き上げ、その後、真空排気配管からパーティクルを吸い取る真空処理方法が開示されている。
特開平08−255784号公報
しかしながら、上記従来技術は、ウエハ上のパーティクルにガスを吹き付けてこれを巻き上げた後、真空排気配管によって吸い取るものであるが、巻き上がったパーティクルが他のチャンバ内パーツに付着して残留する虞があり、必ずしも全てのパーティクルを除去することができず、チャンバ内に存在するパーティクル及び真空引き時にチャンバ内に進入するパーティクルを確実に捕集し、且つ真空引き時に発生するアウトガスを吸着、除去することができる技術の開発が望まれていた。
本発明の目的は、真空引き時にチャンバ内に発生するパーティクル及び/又はアウトガスを吸着、除去することができる基板処理装置の真空排気方法及び基板処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の基板処理装置の真空排気方法は、被処理基板を載置する載置台を備えた真空処理室を大気開放後に減圧する基板処理装置の真空排気方法において、前記載置台表面を保護部材で覆う保護部材被覆ステップと、前記真空処理室を密閉する密閉ステップと、密封した真空処理室内を減圧する真空排気ステップと、前記保護部材により異物とアウトガスの少なくとも1つを吸着する吸着ステップと、を有することを特徴とする。
請求項2記載の基板処理装置の真空排気方法は、請求項1記載の基板処理装置の真空排気方法において、前記真空排気ステップにおいて、前記保護部材を冷却して、該保護部材に吸着する異物に熱泳動力を作用させることを特徴とする。
請求項3記載の基板処理装置の真空排気方法は、請求項1又は2記載の基板処理装置の真空排気方法において、前記真空排気ステップにおいて、前記保護部材を帯電させ、該保護部材に吸着する異物に静電気力を作用させることを特徴とする。
請求項4記載の基板処理装置の真空排気方法は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置の真空排気方法において、前記保護部材は、前記真空排気ステップが終了した後、前記真空処理室外の待機チャンバ内に収納され、前記真空排気ステップを開始する前に、前記待機チャンバから搬出して前記真空処理室内に搬入されることを特徴とする。
請求項5記載の基板処理装置の真空排気方法は、請求項4記載の基板処理装置の真空排気方法において、前記待機チャンバ内で、使用済みの保護部材を再生する再生ステップを有することを特徴とする。
請求項6記載の基板処理装置の真空排気方法は、請求項5記載の基板処理装置の真空排気方法において、前記再生ステップは、前記使用済み保護部材にガス又はエアロゾルを吹き付けて前記保護部材に付着した異物及び/又はアウトガスを剥離又は放散させるステップを有することを特徴とする。
請求項7記載の基板処理装置の真空排気方法は、請求項5記載の基板処理装置の真空排気方法において、前記再生ステップは、前記使用済み保護部材を加熱して保護部材に吸着した前記異物に熱泳動力を作用させて剥離する加熱ステップを有することを特徴とする。
請求項8記載の基板処理装置の真空排気方法は、請求項7記載の基板処理装置の真空排気方法において、前記加熱ステップにおいて、前記保護部材に超音波を伝達させて前記保護部材表面を振動させる超音波振動ステップを併用することを特徴とする。
請求項9記載の基板処理装置の真空排気方法は、請求項7又は8記載の基板処理装置の真空排気方法において、前記加熱ステップにおいて、前記保護部材に光を照射して該光の熱振動又はエネルギ振動によって前記基板表面を振動させる光照射ステップを併用することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項10記載の基板処理装置は、被処理基板を載置する載置台と、前記載置台を収容する真空処理室と、前記真空処理室内を減圧する排気部と、前記載置台表面を覆い、前記真空処理室の排気時に異物及びアウトガスのいずれか1つ又は両方を吸着する吸着層と、を有することを特徴とする。
請求項11記載の基板処理装置は、請求項10記載の基板処理装置において、前記吸着層は、無機繊維からなるメッシュ構造、又は織布若しくは不織布構造の層であることを特徴とする。
請求項12記載の基板処理装置は、請求項10記載の基板処理装置において、前記吸着層は、メッシュ構造の活性炭又は織布若しくは不織布構造の炭素繊維からなることを特徴とする。
請求項13記載の基板処理装置は、請求項10乃至12のいずれか1項に記載の基板処理装置において、前記吸着層は、裏面に樹脂シート層を有することを特徴とすることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項14記載の基板処理装置は、真空処理室と、該真空処理室内に設けられ被処理基板を載置する載置台と、前記真空処理室内を減圧する排気部と、を備えた基板処理装置において、前記排気部を駆動させて前記真空処理室内を減圧する真空排気時に前記載置台の表面を被覆し、前記排気部の停止時に前記真空処理室外に移動して待機する保護部材と、該保護部材を、前記真空処理室外で収容する待機チャンバと、を有することを特徴とする。
請求項15記載の基板処理装置は、請求項14に記載の基板処理装置において、前記待機チャンバ内に、使用済み保護部材の再生部を設けたことを特徴とする。
請求項1記載の基板処理装置の真空排気方法によれば、載置台表面を保護部材で覆う保護部材被覆ステップと、真空処理室を密閉する密閉ステップと、密封した真空処理室内を減圧する真空排気ステップと、保護部材により異物とアウトガスの少なくとも1つを吸着する吸着ステップと、を有するので、真空排気中に真空処理室内で発生する異物が載置台表面に付着するのを保護部材で防止することができ、これによって、異物による載置台の汚染を防止することができる。
請求項2記載の基板処理装置の真空排気方法によれば、真空排気ステップにおいて、保護部材を冷却して、該保護部材に吸着する異物に熱泳動力を作用させるので、異物の捕集効率が向上する。
請求項3記載の基板処理装置の真空排気方法によれば、真空排気ステップにおいて、保護部材を帯電させ、該保護部材に吸着する異物に静電気力を作用させるので、異物の捕集効率が向上する。
請求項4記載の基板処理装置の真空排気方法によれば、保護部材は、真空排気ステップが終了した後、真空処理室外の待機チャンバ内に収納され、真空排気ステップを開始する前に、待機チャンバから搬出して前記真空処理室内に搬入されるので、真空排気ステップ後の基板処理ステップにおいて保護部材が邪魔になることはない。
請求項5記載の基板処理装置の真空排気方法によれば、待機チャンバ内で、使用済みの保護部材を再生する再生ステップを有するので、使用済みの保護部材を再生して繰り返し使用することができる。
請求項6記載の基板処理装置の真空排気方法によれば、再生ステップは、使用済み保護部材にガス又はエアロゾルを吹き付けて保護部材に付着した異物及び/又はアウトガスを剥離又は放散させるステップを有するので、保護部材を確実に再生することができる。
請求項7記載の基板処理装置の真空排気方法によれば、再生ステップは、使用済み保護部材を加熱して保護部材に吸着した前記異物に熱泳動力を作用させて剥離する加熱ステップを有するので、保護部材に捕集された異物を効果的に剥離して保護部材を再生することができる。
請求項8記載の基板処理装置の真空排気方法によれば、加熱ステップにおいて、保護部材に超音波を伝達させて前記保護部材表面を振動させる超音波振動ステップを併用するので、保護部材に捕集された異物の保護部材への吸着力が低減して異物の剥離効率が向上する。
請求項9記載の基板処理装置の真空排気方法によれば、加熱ステップにおいて、保護部材に光を照射して該光の熱振動又はエネルギ振動によって基板表面を振動させる光照射ステップを併用するので、保護部材に捕集された異物の保護部材への吸着力が低減して異物の剥離効率が向上する。
請求項10記載の基板処理装置によれば、被処理基板を載置する載置台と、前記載置台を収容する真空処理室と、前記真空処理室内を減圧する排気部と、前記載置台表面を覆い、前記真空処理室の排気時に異物及びアウトガスのいずれか1つ又は両方を吸着する吸着層と、を有するので、真空処理室を排気部で排気する真空排気中に真空処理室内で発生する異物が載置台表面に付着するのを吸着層で防止することができ、これによって、異物による載置台の汚染を防止することができる。
請求項11記載の基板処理装置によれば、吸着層が、無機繊維からなるメッシュ構造、又は織布若しくは不織布構造の層であるので、真空排気時に発生する異物を効率よく吸着、除去することができる。
請求項12記載の基板処理装置によれば、吸着層は、メッシュ構造の活性炭又は織布若しくは不織布構造の炭素繊維からなるので、真空排気時に発生する異物及びアウトガスのいずれか1方又は両方を効率よく吸着、除去することができる。
請求項13記載の基板処理装置によれば、吸着層は、裏面に樹脂シート層を有するので、保護部材を載置台上面に当接させることにより、真空排気時に発生する異物のみならず、真空排気時に既に載置台上面に付着している異物を吸着、除去することができる。
請求項14記載の基板処理装置によれば、排気部を駆動させて真空処理室内を減圧する真空排気時に載置台の表面を被覆し、排気部の停止時に真空処理室外に移動して待機する保護部材と、該保護部材を、真空処理室外で収容する待機チャンバとを有するので、真空排気中に真空処理室内で発生する異物が載置台表面に付着するのを保護部材で防止することができると共に、真空排気ステップ後に、異物を吸着した保護部材を待機チャンバ内に収容することができる。従って、基板処理時に、保護部材が邪魔になることはない。
請求項15記載の基板処理装置によれば、待機チャンバ内に、使用済み保護部材の再生部を設けたので、使用済み保護部材を再生して繰り返し使用することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。
図1において、この基板処理装置10は、チャンバ(処理室)11と、該チャンバ11内に配置されたウエハWの載置台(ステージ)12と、ステージ12の周囲に配置されたエンクロージャ13と、ステージ12の上面の外周部にウエハW(図示省略)を取り囲むように設けられたフォーカスリング14及びカバーリング15と、チャンバ11の上方においてステージ12と対向するように配置された天井部材(シャワーヘッド)16と、チャンバ11の側壁部材17及びステージ12の側壁部材19と、チャンバ11内へ、ウエハWを搬入、搬出する搬入出口に設けられたシャッタ18とから主として構成されている。
ステージ12の側壁部材19とチャンバ11の側壁部材17との間は、排気流路20となっており、排気流路20は排気プレート21を介してTMP(Turbo Molecular Pump)22に連結されている。チャンバ11及びTMP22の間にはチャンバ11内の圧力を制御する可変式バタフライバルブとしてのAPC(Adaptive Pressure Control)バルブ23が設けられている。TMP(Turbo Molecular Pump)22は、チャンバ11内のガス等を排気する。
このような基板処理装置において、例えばウエハWに対してエッチング処理を施す際、先ず、チャンバ内を所定圧力、例えば1.3Pa(10mTorr)以下に減圧する真空引き(以下、「真空排気」ともいう。)を行うが、このとき、ステージ12表面及びチャンバ側壁部材17の表面を、チャンバ内で発生するパーティクルPから保護するために保護部材25で覆う。
図1において、ウエハWを載置するステージ12の表面が、該ステージ12の表面よりも面積の大きい保護部材25aによって覆われ、また、チャンバ内パーツであるチャンバ11の側壁部材17表面が、保護部材25bで覆われている。
図2は、保護部材25の側面図である。
図2において、この保護部材25は、真空引き時に、例えばシャワーヘッド16のガス孔から飛散してくるパーティクルPを付着、捕集するための板状又はシート状の部材である。保護部材25は、例えば基部26と、該基部26の表面に設けられた異物吸着層としてのトラップ部27と、基部26の裏面の吸着部28とから主として構成される。
トラップ部27は、例えばシリカもしくはアルミナ又はその混合物からなる繊維を編んだメッシュ状、又は織布もしくは不織布構造等を呈している。シリカとアルミナとの混合物におけるシリカ対アルミナの混合比は、例えば7:3である。メッシュ状、又は織布もしくは不織布構造とすることにより、トラップ部内部に入り込んだパーティクルPが繊維に複数回衝突し、運動エネルギを消耗していって捕集され易くなる。
基部26は、例えば石英、シリコン等、アウトガスが発生し難い材料の部材からなる。なお、この場合、銅等、ウエハWに対して汚染成分となる材料の適用は避けるべきである。
基部26の裏面の吸着部28は、粘着性又は吸着性を有する樹脂シート、例えばポリイミドシートからなり、吸着部28は、保護対象部材である例えばステージ12の表面に接触することにより、ステージ12の表面に既に付着しているパーティクルを吸着、分離する。吸着部28の貼着面(裏面)形状は、ステージ12の上面、ステージ上面を囲むフォーカスリング表面及びカバーリング表面の形状に合わせて密着するような凹凸面を備えている。
このような構成の保護部材25によって、ステージ12の上面及びチャンバ側壁部材17表面を覆った後、例えばシャッタ18を閉じ、TMP22を起動して排気プレート21を介してチャンバ11内のガスを吸引し、真空引きを行う。このとき、シャワーヘッド16に設けられたガス孔(図示省略)からチャンバ11内に進入するパーティクルPはステージ12表面及びチャンバ側壁部材17の表面を覆うように配置された保護部材25のトラップ部27に衝突し、ここで捕集される。
本実施の形態によれば、真空引き時に発生するパーティクルPを、ステージ12の表面、チャンバ側壁部材17の表面に配置した保護部材25のトラップ部17によって捕集することができるので、真空引き時のパーティクル汚染を防止し、その後のプロセスを安定化することができる。また、基板処理装置10内部において自浄作用効果が得られるので、従来は、高いクリーン度のクリーンルーム内での作業が要求されていた装置の組立てや大気開放を伴うメンテナンスなどにおいても、より低いクリーン度での作業が可能となった。
本実施の形態において、保護部材25で被覆するチャンバ内部材は、ステージ12、チャンバ11の側壁部材17に限定されるものではなく、パーティクルPの付着を許容できない部材、例えばステージ12の側壁部材19、シールドリング等が挙げられる。
本実施の形態において、保護部材25のトラップ部27を多層構造とし、第1のトラップ層におけるパーティクルPの吸着力が低下した時点で、第1のトラップ層を剥離して第2のトラップ層を露出させて使用し、順次、トラップ部27を更新するようにしてもよい。
本実施の形態において、保護部材25と、これによって保護されるステージ12の上面との間隔は狭い方が好ましく、保護部材25は、例えばアームを用いてステージ12の直上部に配置される。これによって、保護部材25とステージ12の上面との間にパーティクルPが進入することによる汚染を回避することができる。なお、保護部材25をステージ12に接触させることも考えられるが、接触させない方が好ましい。
本実施の形態において、保護部材に冷却機能を付与することもできる。
図3は、図2の保護部材25の変形例を示す図である。
図3において、この保護部材30は、図2の保護部材における吸着部28内に、冷却手段として、例えばペルティエ素子31を内臓して冷却吸着部29としたものである。
このような構成の保護部材30をチャンバ11内のステージ12の上面を覆うように配置し、冷却吸着部29を、例えばチャンバ内温度との温度差が、例えば0〜−20℃となるように冷却しながら、真空引きステップを行うと、真空引き時に発生するパーティクルPと、保護部材30の冷却吸着部29によって冷却されたトラップ部27との間に温度差が生じ、パーティクルPに、該パーティクルPを保護部材30のトラップ部27に向かって付勢する熱泳動力が作用し、これによってトラップ部27におけるパーティクルPの捕集効率が向上する。
ここで、熱泳動力とは、以下のように定義される。すなわち、粒子が存在する空間中に大きな温度勾配があるとき、粒子に衝突する気体分子の運動量は、粒子の高温側と低温側とを比較すると高温側の方が大きくなり、これによって、粒子は高温側から低温側へ向かう力を受けることが確認されており、このとき粒子が受ける力を熱泳動力という。
本実施の形態において、保護部材を帯電させてパーティクルPの捕集効率を向上させることもできる。
図4は、図2の保護部材25の変形例を示す図である。
図4において、この保護部材35は、図2の保護部材における吸着部28に代えて帯電吸着部32を設けたものである。帯電吸着部32は、例えば直流電源33に電気的に接続されている。
このような構成において、帯電吸着部32を有する保護部材35を、チャンバ11内のステージ12の上面を覆うように配置し、パーティクルの帯電極性に応じ、逆極性となるように帯電吸着部32に正又は負の直流電圧を印加することにより、パーティクルPに静電気力が働き、これによってパーティクルPの捕集効率が向上する。このとき帯電吸着部32に印加する直流電圧は、例えば−5kV〜+5kVである。
本実施の形態において、保護部材25、30、35の基部26として、ガス吸着能を有する多孔質部材、例えば活性炭層、アルミナ層等を適用することもできる。基部26として、多孔質層を適用することにより、真空引き時に、チャンバ内部材に含まれていた気体が流出するアウトガスを吸着することができ、保護部材25、30、35は、表層のトラップ層27によるパーティクルPの捕集作用と、基部26によるアウトガスの吸着作用との2つの作用を発揮する。
アウトガスは、一般に、イットリア、セラミックス等を含有する気孔を有するチャンバ内パーツから排出される。
本実施の形態において、保護部材25のトラップ部27をガス吸着性材料で構成し、トラップ部でパーティクルPの捕集と同時にアウトガスを吸着するようにしてもよい。
図5は、図2の保護部材25の変形例を示す図である。
図5において、この保護部材40は、図2の保護部材25におけるトラップ部27に代えて、表面積が大きい活性炭、多孔質セラミックス等の多孔質部材を、例えばメッシュ状に成形してガス吸着能を備えたトラップ部38としたものである。
このような構成の保護部材40をチャンバ11内のステージ12の上面を覆うように配置し、真空引きステップを行うと、真空引き時に、例えばシャワーヘッドのガス孔から排出され、チャンバ11内に進入するパーティクルP(固体)は、ガス吸着機能を備えたトラップ部38で捕集されると共に、各構成部材から発生するアウトガス(分子)が、トラップ部38で吸着除去される。
本実施の形態において、保護部材を適用するプロセスチャンバに隣接するように、保護部材を待避させる待機チャンバを設け、保護部材を必要な時にのみ待機チャンバからプロセスチャンバ内に搬入し、不要なときには、待機チャンバ内に待避させるようにしてもよい。
図6は、真空引きが行われるプロセスチャンバ及びこれに隣接して設けられた保護部材格納エリアとしての待機チャンバを備えた基板処理システムの構成を概略的に示す図である。
図6において、この基板処理システムは、プロセスモジュール61と、該プロセスモジュール61内に設けられたプロセスチャンバ62と、プロセスチャンバ62内にウエハWを搬入する搬送アーム63を備えたロード・ロックモジュール64と、該ロード・ロックモジュール64に隣接して設けられた保護部材66の待機チャンバ65とを備えた2系統のプロセスシップと、この2系統のプロセスシップがそれぞれ接続された共通搬送室としてのローダーモジュール67と、ローダーモジュール67内に設けられ、フープ68からウエハWを取り出し、ロード・ロックモジュール64に搬送する搬送アーム69とから主として構成されている。
このような構成の基板処理システムにおいて、保護部材66は、プロセスモジュール61と待機チャンバ65とを連結するロード・ロックモジュール64に設けられた搬送アーム63によって、不使用時にはプロセスチャンバ62から待機チャンバ65内に搬入されて待機し、使用時には、待機チャンバ65からプロセスチャンバ62内に搬入される。
本実施の形態において、待機チャンバ65内に、パーティクルP及びアウトガスを付着した保護部材66から、パーティクルP及びアウトガスを放出させる保護部材再生手段を設けることが好ましい。
図7は、待機チャンバ内に設けられた保護部材再生手段の一例を示す説明図である。
図7において、待避チャンバ71内に、パーティクルP及びアウトガスを捕集吸着した保護部材75を加熱する加熱台72が設けられている。加熱台72には、電熱ヒータ73が内蔵されており、電熱ヒータ73は、例えば直流電源74に電気的に接続されている。
このような構成において、待機チャンバ71内に搬入されたパーティクルP及びアウトガスを捕集、吸着した保護部材75は、加熱台72上に載置され、電熱ヒータ73によって、例えば100〜150℃に加熱される。保護部材75が加熱されると、そのトラップ部77に捕集されたパーティクルPも加熱され、パーティクルPを取り巻く空間に温度勾配が生じる。すなわち、パーティクルPの保護部材側(図7中、下側)が高温、パーティクルPの反保護部材側(図7中、上側)が低温となって温度勾配が生じる。この温度勾配に基づいて、パーティクルPには、高温側である保護部材75の表面から、低温側である上部空間部に向かう熱泳動力が作用し、これによってパーティクルPは、保護部材75のトラップ部77の表面から離脱し、また、パーティクルPと共にアウトガスが放出され、保護部材75が再生される。
本実施の形態において、保護部材を再生する際、加熱ステップ時に超音波振動ステップを併用することが好ましい。
図8は、待機チャンバ内に適用される別の保護部材再生手段の説明図である。
図8において、この保護部材再生手段が図7の保護部材再生手段と異なるところは、加熱台72に超音波発振器86を内蔵して加熱振動台82とした点である。
このような構成において、待機チャンバ81に搬入された使用済み保護部材85を加熱振動台82に載置し、待機チャンバ内の圧力を例えば1.3kPa(10Torr)に設定し、電熱ヒータ83で、保護部材85を、例えば100℃〜150℃に加熱すると共に、超音波発振器86によって保護部材85に振動を与えると、パーティクルP及びアウトガスが離脱して保護部材85が再生される。待機チャンバ81内に放出されたパーティクルP及び/又はアウトガスは、ドライポンプによる真空引きにより処理される。なお、別途クライオポンプ等のガス吸着機構を付加してもよい。
加熱ステップ時に超音波振動ステップを併用することよって、パーティクルPの保持部材85への付着力が、加熱ステップだけの場合よりも小さくなる。従って、パーティクルPが保持部材85から離れ易くなり、再生効率が向上する。超音波振動器が発生する超音波の周波数は、例えば1〜100kHzである。
本実施の形態において、保護部材を再生する際、加熱ステップ時に光照射ステップを併用することが好ましい。
図9は、待機チャンバ内に適用されるさらに別の保護部材再生手段の説明図である。図9において、この保護部材再生手段が図7の保護部材再生手段と異なるところは、加熱台と対向するように加熱台の上方に、再生対象である保護部材95に光を照射する光源96を設けた点である。
このような構成において、使用済み保護部材95を、加熱台92の上面に載置し、待機チャンバ内の圧力を例えば1.3kPa(10Torr)に設定し、電熱ヒータ93で、保護部材95を、例えば100℃〜150℃に加熱すると共に、光源96から保護部材95の表面に対して、例えば周波数100kHzの電磁波を照射すると、パーティクルPが保護部材95から離脱して保護部材95が再生される。
加熱ステップ時に光照射ステップを併用することにより、保護部材95のトラップ部97に付着したパーティクルPが微振動し、これによって、パーティクルPのトラップ部97対する付着力が低減するので、パーティクルPが保護部材95から離れ易くなる。
この場合、光源96から、保護部材95の表面に付着したパーティクルPに対して赤外レーザ光を照射することもできる。赤外レーザ光が照射されたパーティクルPは、赤外光を吸収することにより強くなった熱振動によって保護部材95の表面から急激に浮き上がり、保護部材95に対する付着力が低減し、保護部材95の表面から離れ易くなる。また、保護部材95にアウトガスが吸着されているときは、アウトガスも離脱し易くなる。保護部材95から離脱したパーティクルP及びアウトガスは、別途ドライポンプによる真空引きにより処理される。
また、この場合、光源96から、保護部材95の表面に対してUV(紫外線)、EUV(超紫外線)等の短波長光を照射することもできる。短波長光が照射された保護部材95上のパーティクルPは、短波長光のエネルギそのもので振動し、保護部材95に対する付着力が低減し、保護部材95の表面から浮き上がって離れ易くなる。このとき、保護部材95にアウトガスが吸着されていれば、アウトガスも離脱し易くなる。
本実施の形態において、保護部材を再生する際、ガス噴射ステップを適用することができる。
図10は、待機チャンバ内に適用されるさらに別の保護部材再生手段の説明図である。
図10において、この保護部材再生手段は、保護部材105の表面に対して洗浄ガスを噴射するガス噴射ノズル106を設けたものである。
このような構成において、待機チャンバ内に搬入された使用済み保護部材105の表面に対して洗浄ガスとして、例えば窒素ガス、アルゴンガス、二酸化炭素ガスを1000ml/secの噴射速度で噴射して保護部材105表面に付着したパーティクルPを離脱させるとともに、アウトガスが吸着している場合は、アウトガスを放散させて、保護部材105を再生する。
ガス噴射ステップを適用することにより、保護部材105に捕集されたパーティクルP及びアウトガスを離脱させて保護部材105を再生することができる。保護部材105から離脱したパーティクルP及びアウトガスは、別途ドライポンプによる真空引きにより処理される。
本実施の形態において、保護部材を再生する際、エアロゾル噴射ステップを適用することができる。
図11は、待機チャンバ内に適用されるさらに別の保護部材再生手段の説明図である。
図11において、この保護部材再生手段が図10の保護部材再生手段と異なるところは、ガス噴射ノズル106に代えてエアロゾル噴射ノズル116を設けた点である。エアロゾルとは、気体中に浮遊する微小な液体又は固体をいい、例えば、液エアロゾルとして、スチームが適用され、固体エアロゾルとして、例えばCOブラストが適用される。
このような構成において、待機チャンバ111内に搬入された使用済み保護部材115の表面にエアロゾル噴霧ノズル116からエアロゾルを噴射して保護部材115に捕集されたパーティクルP及びアウトガスが吸着されている場合は、アウトガスを離脱させて保護部材115を再生する。保護部材115から離脱したパーティクルP及びアウトガスは別途ドライポンプによる真空引きにより処理される。
エアロゾル噴射ステップを適用することにより、使用済み保護部材115の表面にスチーム、CO2ブラスト等のエアロゾルを噴射して保護部材115に捕集されたパーティクルP及びアウトガスが吸着されている場合は、アウトガスを離脱させ、これによって保護部材115を再生することができる。
なお、本実施の形態において、使用済み保護部材に公知の方法によってガスの衝撃波を伝達し、これによって捕集したパーティクルP及びアウトガスを剥離、放出するようにしてもよい。
本発明において、基板処理システムにおけるロード・ロックモジュール内を真空引きする際に上述した保護部材を適用して、真空引きに起因して発生するパーティクルP等による搬送アームの汚染を防止することもできる。
以下、本発明に係る別の実施の形態について説明する。
図12は、基板処理システムの一例の構成を概略的に示す図である。
図12において、この基板処理システム50は、平面視六角形のトランスファモジュール51と、該トランスファモジュール51の外周部に配置された複数のプロセスモジュール52a〜52fと、トランスファモジュール51に並設された矩形状の搬送室としてのローダーモジュール53と、該ローダーモジュール53内に設けられた搬送アーム54と、ローダーモジュール53と各フープ載置台55との連結部に配置されたロードポート56と、トランスファモジュール51及びローダーモジュール53の間に配置されてこれらを連結するロード・ロックモジュール57、58とから主として構成されている。
このような構成の基板処理システムにおけるロード・ロックモジュール57、58内のウエハ搬送部材であるウエハ載置台57c及び58cが保護部材25で被覆されている。
基板処理システム50では、ローダーモジュール53の内部圧力が大気圧に維持される一方、トランスファモジュール51の内部圧力は真空に維持される。そのため、各ロード・ロックモジュール57、58は、それぞれトランスファモジュール51との連結部に真空ゲートバルブを備えると共に、ローダーモジュール53との連結部に大気ドアバルブを備えることによって、その内部圧力を調整可能な真空予備搬送室として構成されている。従って、ロード・ロックモジュール57、58は、必要に応じて真空引きが行われ、このときロード・ロックモジュール内に進入してくるパーティクルPによるウエハ載置台等の汚染を防止する必要があり、真空引き時にウエハ載置台57c及び58cを保護部材59で保護する。
本実施の形態によれば、基板処理システム50における、ロード・ロックモジュール57、58の真空引き時に、ウエハ搬送部材であるウエハ載置台57c及び58cを保護部材59で被覆することにより、真空引きに起因して発生するパーティクルPのウエハ搬送部材としての載置台57c及び58cへの付着及び汚染を確実に防止することができる。
本実施の形態において、保護部材59は、ウエハ載置台57c及び58cに載置されたウエハ全体をそれぞれ覆うように、ウエハと同じ形状で、ウエハよりも、例えば10%大きいサイズの板状体に形成することが好ましい。保護部材59は、例えば活性炭からなるメッシュ状の多孔質体であり、真空引きによってロード・ロックモジュール27、28内で発生するパーティクルPを吸着すると共に、各構成部材からのアウトガスを吸着してロード・ロックモジュール27、28内を真空引する際の必要所要時間の増大を防止することができる。この場合、保護部材59は、ウエハWの搬送の際に邪魔にならないので、真空排気後に、待機させる必要はない。
上述した各実施の形態において、処理が施される基板は半導体デバイス用のウエハに限られず、LCD(Liquid Crystal Display)やFPD(Flat Panel Display)等に用いる各種基板や、フォトマスク、CD基板、プリント基板等であってもよい。
また、実施の形態における特徴的な構成、例えば、保護部材が有する異物吸着層、アウトガス吸着層の構成及び材質、冷却手段の適用、帯電手段の適用等、また、保護部材の再生加熱ステップにおける超音波によるウエハWに対する振動の付与、光照射によるウエハWに対する振動の付与等は、それぞれ単独で適用することもできるが、2つ又はそれ以上を組み合わせて適用してもよい。
また、本発明の目的は、上述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の実施の形態に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。 保護部材の側面図である。 図2の保護部材の変形例を示す図である。 図2の保護部材の変形例を示す図である。 図2の保護部材の変形例を示す図である。 真空引きが行われるプロセスチャンバ及びこれに隣接して設けられた保護部材格納エリアとしての待機チャンバの位置関係を概略的に示す図である。 待機チャンバ内に設けられた保護部材再生手段の一例を示す説明図である。 待機チャンバ内に適用される別の保護部材再生手段の説明図である。 待機チャンバ内に適用されるさらに別の保護部材再生手段の説明図である。 待機チャンバ内に適用されるさらに別の保護部材再生手段の説明図である。 待機チャンバ内に適用されるさらに別の保護部材再生手段の説明図である。 基板処理システムの一例の構成を概略的に示す図である。 真空引き時に、基板処理装置のチャンバ内パーツから発生するアウトガス中の成分量と放出時間との関係を示す図である。
符号の説明
10 基板処理装置
11 チャンバ
12 ステージ
16 シャワーヘッド
20 排気流路
21 排気プレート
25 保護部材
26 基部
27 トラップ部
28 吸着部
32 帯電吸着部
38 ガス吸着能を備えたトラップ部
73 電熱ヒータ
96 光源
106 ガス噴射ノズル
116 エアロゾル噴射ノズル

Claims (15)

  1. 被処理基板を載置する載置台を備えた真空処理室を大気開放後に減圧する基板処理装置の真空排気方法において、
    前記載置台表面を保護部材で覆う保護部材被覆ステップと、
    前記真空処理室を密閉する密閉ステップと、
    密封した真空処理室内を減圧する真空排気ステップと、
    前記保護部材により異物とアウトガスの少なくとも1つを吸着する吸着ステップと、
    を有することを特徴とする基板処理装置の真空排気方法。
  2. 前記真空排気ステップにおいて、前記保護部材を冷却して、該保護部材に吸着する異物に熱泳動力を作用させることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置の真空排気方法。
  3. 前記真空排気ステップにおいて、前記保護部材を帯電させ、該保護部材に吸着する異物に静電気力を作用させることを特徴とする請求項1又は2記載の基板処理装置の真空排気方法。
  4. 前記保護部材は、前記真空排気ステップが終了した後、前記真空処理室外の待機チャンバ内に収納され、前記真空排気ステップを開始する前に、前記待機チャンバから搬出して前記真空処理室内に搬入されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板処理装置の真空排気方法。
  5. 前記待機チャンバ内で、使用済みの保護部材を再生する再生ステップを有することを特徴とする請求項4記載の基板処理装置の真空排気方法。
  6. 前記再生ステップは、前記使用済み保護部材にガス又はエアロゾルを吹き付けて前記保護部材に付着した異物及び/又はアウトガスを剥離又は放散させるステップを有することを特徴とする請求項5記載の基板処理装置の真空排気方法。
  7. 前記再生ステップは、前記使用済み保護部材を加熱して保護部材に吸着した前記異物に熱泳動力を作用させて剥離する加熱ステップを有することを特徴とする請求項5記載の基板処理装置の真空排気方法。
  8. 前記加熱ステップにおいて、前記保護部材に超音波を伝達させて前記保護部材表面を振動させる超音波振動ステップを併用することを特徴とする請求項7に記載の基板処理装置の真空排気方法。
  9. 前記加熱ステップにおいて、前記保護部材に光を照射して該光の熱振動又はエネルギ振動によって前記基板表面を振動させる光照射ステップを併用することを特徴とする請求項7又は8記載の基板処理装置の真空排気方法。
  10. 被処理基板を載置する載置台と、
    前記載置台を収容する真空処理室と、
    前記真空処理室内を減圧する排気部と、
    前記載置台表面を覆い、前記真空処理室の排気時に異物及びアウトガスのいずれか1つ又は両方を吸着する吸着層と、
    を有することを特徴とする基板処理装置。
  11. 前記吸着層は、無機繊維からなるメッシュ構造、又は織布若しくは不織布構造の層であることを特徴とする請求項10記載の基板処理装置。
  12. 前記吸着層は、メッシュ構造の活性炭又は織布若しくは不織布構造の炭素繊維からなることを特徴とする請求項10記載の基板処理装置。
  13. 前記吸着層は、裏面に樹脂シート層を有することを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  14. 真空処理室と、該真空処理室内に設けられ被処理基板を載置する載置台と、前記真空処理室内を減圧する排気部と、を備えた基板処理装置において、
    前記排気部を駆動させて前記真空処理室内を減圧する真空排気時に前記載置台の表面を被覆し、前記排気部の停止時に前記真空処理室外に移動して待機する保護部材と、
    該保護部材を、前記真空処理室外で収容する待機チャンバと、
    を有することを特徴とする基板処理装置。
  15. 前記待機チャンバ内に、使用済み保護部材の再生部を設けたことを特徴とする請求項14記載の基板処理装置。
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