JP2010095243A - リザーバタンクおよびこれを用いたブレーキ装置 - Google Patents

リザーバタンクおよびこれを用いたブレーキ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より簡単な構成で、傾動時に作動液の移動を効果的に抑制する。
【解決手段】作動液移動抑止壁26が、円筒状の上半体首部24の内周面24aと上半体胴体部25の天井部25aの内面25a1との境界の湾曲部、あるいは上半体首部24の
内周面24aに、円筒状の上半体首部24の径方向中心に向かって上半体9と一体に延設されている。この作動液移動抑止壁26により、リザーバタンク5の前方傾動時に作動液貯留室13内の作動液の前方(作動液注入口10の方)への移動が抑制される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、油圧等の液圧を利用した液圧ブレーキ装置や液圧クラッチ装置に用いられ、作動液を貯留するリザーバタンクの技術分野およびこれを用いたブレーキ装置の技術分野に関するものである。
従来、自動車等の車両においては、液圧を利用した液圧ブレーキ装置や液圧クラッチ装置を採用した車両がある。これらの液圧ブレーキ装置や液圧クラッチ装置には、液圧を発生させるマスタシリンダおよびこのマスタシリンダに供給する作動液を貯留するリザーバタンクが用いられている。
マスタシリンダが液圧必要時に液圧を発生するためには、リザーバタンク内に所定液量の作動液が貯留されている必要がある。このため、一般にリザーバタンクには液量検知センサが設けられており、リザーバタンク内の液量が所定液量より下回ると、この液量検知センサがこれを検知して液量表示装置に表示させるようになっている。この液量表示装置の表示により、リザーバタンク内に作動液が補給されてリザーバタンク内の液量が所定液量以上に確保される。
ところで、車両が過大に傾動するとリザーバタンクも過大に傾動し、リザーバタンク内の作動液が下方側に流動(移動)する。このため、作動液の液面が変動してしまい、液量検知センサが誤作動してしまうおそれがある。
そこで、従来、切欠き部を有する仕切板でリザーバタンク内を作動液注入口側と作動液貯留室側との2つの室に分割することで、リザーバタンクが傾動しても作動液貯留室における作動液の液面の変動を抑制したリザーバタンクが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
実用新案登録第2532584号公報。
しかしながら、特許文献1に開示のリザーバタンクでは、仕切板がリザーバタンクの下半体とは別体に形成されているとともに、この仕切板が下半体の内周面に当接するようにして設けられている。このように仕切板を下半体の内周面に設けるにあたっては、仕切板を下半体の内周面の形状および寸法に応じて形成する必要がある。このため、仕切板の形状管理および寸法管理が煩雑となるばかりでなく、仕切板が下半体に対し位置ずれや脱落を生じるおそれが考えられる。特に、特許文献1に開示のリザーバタンクでは、仕切板が作動液注入口側と作動液貯留室側との間の屈曲部に設けられているので、仕切板の形状管理および寸法管理がより煩雑となるばかりでなく、仕切板が下半体に対し位置ずれや脱落をより一層生じるおそれが考えられる。したがって、部品点数が増大して構成が複雑となり、組み付け作業工数が増大するという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、より簡単な構成で、傾動時に作動液の移動を効果的に抑制することのできるリザーバタンクおよびこれを用いたブレーキ装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明のリザーバタンクは、上半体と下半体とを溶着し、内部に作動液を貯留するリザーバタンクにおいて、前記上半体が、作動液注入口を有する筒状の首部と、この首部に一体に設けられた胴体部とを少なくとも有し、傾動時前記作動液が前記作動液注入口の方へ移動するのを抑制する作動液移動抑止壁が、前記首部の内周面または首部の内周面と胴体部の内面との境界部に前記上半体と一体に成形されていることを特徴としている。
また、本発明のリザーバタンクは、前記作動液移動抑止壁が前記筒状の首部の中心に向かって延設されていることを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、前記作動液移動抑止壁が設けられた部分の、前記首部の軸方向に直交する横断面の作動液流路面積が、前記作動液移動抑止壁が設けられない前記首部の部分の、前記首部の軸方向に直交する横断面の作動液流路面積より小さく設定されていることを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、車体への取付状態で、前記作動液移動抑止壁が車両前方へ向かって延設されていることを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、車体への取付状態で、前記作動液移動抑止壁の下面が車両後方へ向かって低くなるように傾斜した勾配を有することを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、上半体と下半体とを溶着し、内部に作動液を貯留するリザーバタンクにおいて、前記上半体が、作動液注入口を有する筒状の首部と、この首部に一体に設けられた胴体部とを少なくとも有し、傾動時前記作動液が前記作動液注入口の方へ移動するのを抑制する液通路が前記胴体部に前記上半体と一体に成形されていることを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、前記液通路の底面と前記首部の内周面との角部に作動液移動抑止部が前記上半体と一体に成形されていることを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、内部の作動液の液量を検出する液量検出部を備え、前記液量検出部が、内部にフロート室を画成するとともに前記フロート室を外部に連通する間隙通路を有する隔壁と、前記フロート室に配設されるとともに前記フロート室の作動液の液面に応じて移動するフロートとを少なくとも有し、前記作動液が前記間隙通路を移動するのを抑制する作動液間隙通路移動抑止部が前記間隙通路を覆うようにして配設されていることを特徴としている。
更に、本発明のブレーキ装置は、作動液を貯留するリザーバタンクと、前記リザーバタンク内の作動液が供給されるとともに作動時にブレーキ圧を発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダからの液圧で作動するブレーキシリンダとを少なくとも備え、前記リザーバタンクが前述の本発明のリザーバタンクのいずれか1つであることを特徴とするブレーキ装置。
このように構成された本発明のリザーバタンクによれば、作動液移動抑止壁を、筒状の首部の内周面と胴体部の内面との境界部、あるいは首部の内周面に、上半体と一体に延設している。したがって、この作動液移動抑止壁により、リザーバタンクの作動液の作動液注入口方向への移動を抑制することができる。
特に、筒状の首部の径方向中心に向かって上半体と一体に延設することで、傾動時に筒状の首部における作動液の移動を、より効果的に抑制することができる。
また、作動液移動抑止壁が設けられた部分の首部の軸方向に直交する横断面の作動液流路面積を、他の部分の上半体首部の軸方向に直交する横断面の作動液流路面積より小さくしているので、作動液移動抑止壁が設けられた部分での作動液の流動が抑制される。これにより、リザーバタンクの前方傾動時に作動液の作動液注入口方向への移動を更に一層抑制することができる。
更に、作動液移動抑止壁を上半体と一体成形しているので、作動液移動抑止壁の形状管理および寸法管理がそれほど高精度に行わなくても済むようにできるとともに、上半体に対し位置ずれや脱落が生じることはない。しかも、部品点数の増大を阻止できるとともに、リザーバタンクの構成を簡単にすることができ、リザーバタンクの組み立て作業工数の増大も阻止することができる。
更に、作動液移動抑止壁をリザーバタンクの車体への取付状態で車両前方に向かって延設しているので、リザーバタンクの前方傾動時にリザーバタンク内の作動液の前方移動をより効果的に抑制することができる。特に、作動液移動抑止壁の下面が車両後方に向かって低くなるように傾斜した勾配を有することにより、作動液のリザーバタンク内のへの供給時に、エア抜きが容易となる。こうして、リザーバタンクへの作動液の補給時のエア抜きを容易にしつつ、リザーバタンクの前方傾動時の作動液の前方移動をより効果的に抑制することができる。
更に、傾動時作動液が作動液注入口の方へ移動するのを抑制する作動液移抑制通路を上半体の胴体部に上半体と一体に成形している。この作動液移抑制通路により、リザーバタンクの前方傾動時に作動液貯留室内の作動液の前方への移動を抑制することができる。更に、作動液移抑制通路の底面と首部の内周面との角部に作動液移動抑止部を上半体と一体に成形している。この作動液移動抑止部により、リザーバタンクの前方傾動時に作動液貯留室内の作動液の前方(作動液注入口の方)への移動を抑制することができる。
更に、液量検出部のフロート室を画成する隔壁に設けられるとともにフロート室と外部とを連通する間隙通路を覆うようにして、作動液間隙通路移動抑止部を設けている。この作動液間隙通路移動抑止部により、リザーバタンクの左右方向傾動時に、フロート室内の作動液が隔壁外に流動して左右方向に移動するのを抑制することができる。
以上のように、本発明のリザーバタンクによれば、リザーバタンクの前方傾動時および左右方向傾動時の少なくとも一方においてリザーバ内の作動液の移動量を抑制することができることから、液量検出部の誤作動による警告等の誤点灯をより効果的に防止することができる。
一方、本発明のリザーバタンクを用いたブレーキ装置によれば、車両傾動時にリザーバタンク内の作動液の移動を抑制することができるので、ブレーキ作動をより確実に行うことができる。
本発明に係るリザーバタンクの実施の形態の一例を備えるブレーキ装置を、模式的に示す図である。 本発明に係るリザーバタンクの実施の形態の一例を示す、長手方向の縦断面図である。 図2に示す例のリザーバタンクの傾動時での作動液の移動の抑制を説明する、図2と同様の縦断面図である。 図2に示す例のリザーバタンクにおいて、作動液移動抑止壁が設けられない場合における傾動時での作動液の移動の抑制を説明する、図2と同様の縦断面図である。 (a)は本発明に係るリザーバタンクの実施の形態の他の例を示す、図2と同様の長手方向の縦断面図、(b)は(a)におけるVB部の部分拡大断面図、(c)は(a)に示す例のリザーバタンクの傾動時での作動液の移動の抑制を説明する、(a)と同様の縦断面図である。 図5(a)に示す例のリザーバタンクの上半体を下から見た図、(b)は(a)におけるVIB−VIB線に沿う部分断面図である。 図5(a)に示す例のリザーバタンクの下半体を上から見た図である。
以下、図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。
図1は本発明に係るリザーバタンクの実施の形態の一例を備えるブレーキ装置を、模式的に示す図である。
図1に示すように、この例の液圧ブレーキ装置1は、基本的には従来公知の一般的な2系統の液圧ブレーキ装置と同じである。すなわち、液圧ブレーキ装置1は、ブレーキペダル2、倍力装置3、タンデムマスタシリンダ4、リザーバタンク5、およびブレーキシリンダ6を備えている。リザーバタンク5は、車体に固定されたタンデムマスタシリンダ4に取り付けられる。その場合、リザーバタンク5は、その長手方向が車両の前後方向またはほぼ車両前後方向となるように取り付けられる。
そして、運転者がブレーキペダル2を踏み込むと、倍力装置3が作動してペダル踏力を所定のサーボ比で倍力して出力する。この倍力装置3の出力でタンデムマスタシリンダ4のプライマリピストン4aが作動してプライマリ作動液室4bの作動液を一方の系統のブレーキシリンダ6に送給するとともに、セカンダリピストン4cが作動してセカンダリ作動液室4dの作動液を他方の系統のブレーキシリンダ6に送給する。各ブレーキ系統のロスストロークが消滅すると、タンデムマスタシリンダ4が液圧を発生する。このタンデムマスタシリンダ4の液圧が各ブレーキシリンダ6に伝達され、各ブレーキシリンダ6がブレーキ力を発生して、各車輪7にブレーキがかけられる。
図2は、この例のリザーバタンクの長手方向の縦断面図である。なお、以下の説明において、各部位の底の高さの高低は、リザーバタンクが車体に取り付けられかつ車両が水平にされた状態での高低をいう。
図2に示すように、この例のブレーキ装置1に用いられているリザーバタンク5は、タンデムマスタシリンダ4へ送給する作動液を貯留しかつ上方に開口した容器状の下半体8と、この下半体8に溶着されて下半体8の上端開口部を閉塞する上半体9とを有している。上半体9には作動液注入口10が設けられているとともに、この作動液注入口10を開閉するキャップ11が設けられている。
この例の下半体8は、作動液供給部12と、作動液貯留室13と、これらの作動液供給部12および作動液貯留室13間に設けられた作動液通路14とを有している。作動液は上半体9の作動液注入口10を通して作動液供給部12に供給されるようになる。
作動液貯留室13は、液量検出室15、プライマリ作動液貯留室16、セカンダリ作動液貯留室17を有している。そして、リザーバタンク5がタンデムマスタシリンダ4を介して車体に取り付けられた状態では、作動液注入口10、作動液供給部12、液量検出室15、セカンダリ作動液貯留室17、およびプライマリ作動液貯留室16は、車両前方(図2において左方)から車両後方(図2において右方)に向かってこれらの順に配設されている。
作動液供給部12の底面は、車両前方から車両後方に向かって(つまり、作動液注入口
10側から液量検出室15側に向かって)低くなるように傾斜した勾配を有している。また、作動液供給部12と液量検出室15との境界部には段差18が設けられ、作動液供給部12の底面全体が液量検出室15の底面より高くなっている。液量検出室15の底面は水平に形成されている。そして、作動液供給部12と液量検出室15とは常時連通されている。
液量検出室15には液量検出部19が設けられている。この液量検出部19は下半体8の前後方向のほぼ中心に設けられて、リザーバタンク5内に貯留される作動液の液量を検出するものである。液量検出部19は、円筒状隔壁19aによって囲まれたフロート室19b内に配設されかつマグネット19cを有するフロート19dと、液量検出部19の真下に設けられてマグネット19cで作動されるリードスイッチ19eとを備えている。フロート室19bは円筒状隔壁19aの外周の液量検出室15と、図示しない小さな間隙通路(切欠あるいはスリット)により常時連通していて、フロート室19b内にも作動液が浸入するようになっている。その場合、リザーバタンク5が車体に取り付けられた通常状態でフロート室19b内の作動液の液面の高さと液量検出室15内の作動液の液面の高さが常時同じになっている。
そして、フロート室19b内の作動液の液面の高さに応じて、フロート19dがフロート室19b内を上下動し、液量検出室15内の作動液が少なくなって作動液の液面の高さが予め規定された最小限のMIN位置(不図示)になると、フロート19dもこの液面の高さに対応した最低の高さ位置となる。このときのフロート19dの高さ位置でマグネット19cがリードスイッチ19eを作動させて警告灯が点灯する。
液量検出室15とセカンダリ作動液貯留室17との境界部には段差20が設けられ、液量検出室15の底面がセカンダリ作動液貯留室17の底面全体より高くなっている。このセカンダリ作動液貯留室17の底面は車両前方から車両後方に向かって(つまり、液量検出室15側からプライマリ作動液貯留室16側に向かって)低くなるように傾斜した勾配を有している。そして、液量検出室15とセカンダリ作動液貯留室17とは常時連通されている。
セカンダリ作動液貯留室17とプライマリ作動液貯留室16との境界部には隔壁21が設けられている、この隔壁21により、プライマリ作動液貯留室16とセカンダリ作動液貯留室17とが仕切られている。隔壁21の上端21aの高さは、リザーバタンク5の最少限の作動液の液量であるMIN位置に対応する高さより低く設定されている。したがって、プライマリ作動液貯留室16とセカンダリ作動液貯留室17とは、上方で常時連通されており、作動液がリザーバタンク5内にMIN位置以上の液量が収容されている時は、プライマリ作動液貯留室16内の作動液の液面およびセカンダリ作動液貯留室17内の作動液の液面はともに隔壁21の上端21aより高い位置となり、共通の液面を形成するようになる。
プライマリ作動液貯留室16の底面も車両前方から車両後方に向かって(つまり、セカンダリ作動液貯留室17側からリザーバタンクの後端壁側に向かって)低くなるように傾斜した勾配を有している。その場合、セカンダリ作動液貯留室17の底面の傾斜面とプライマリ作動液貯留室16の底面の傾斜面とは同一の傾斜面とされている。したがって、プライマリ作動液貯留室16の底面全体はセカンダリ作動液貯留室17の底面より低くなっている。
プライマリ作動液貯留室16およびセカンダリ作動液貯留室17の各底面には、それぞれ、プライマリ作動液供給口22およびセカンダリ作動液供給口23が設けられている。プライマリ作動液供給口22はタンデムマスタシリンダ4のプライマリ作動液室4bに接
続されているとともに、セカンダリ作動液供給口23はタンデムマスタシリンダ4のセカンダリ作動液室4dに接続されている。
上半体9は、作動液注入口10を構成する円筒状の上半体首部24と、下半体8の上面に固定される箱状の上半体胴体部25とを有している。上半体首部24は、上半体胴体部25の前端部(図2において左端部)に設けられている。その場合、この上半体首部24は、上半体胴体部25の前端部から斜め前上方に延設されている。上半体胴体部25の天井部25aは、車両前方から車両後方に向かって(つまり、上半体首部24側から上半体9の後端側に向かって)低くなるように傾斜した勾配を有している。したがって、上半体胴体部25の天井部25aの内面25a1も、同じ勾配を有している。これにより、リザ
ーバタンク5内に作動液を最大のMAX値まで供給した時、リザーバタンク5内のエアが作動液注入口10の方へ移動してリザーバタンク5内の作動液中にエアが残留しないようになっている。
上半体首部24の内周面24aと上半体胴体部25の天井部25aの内面25a1との
境界の湾曲部には、リザーバタンク5が車両前方へ過大に傾動した時作動液が作動液注入口10の方へ移動するのを抑制する作動液移動抑止壁26が設けられている。この作動液移動抑止壁26は三角形の縦断面形状を有している。また、作動液移動抑止壁26の先端26aは、上半体首部24内のほぼ中心まで延設されている。すなわち、リザーバタンク5の車体への取付状態で、作動液移動抑止壁26は車両前方に向かって延設される。したがって、作動液移動抑止壁26が設けられた部分の上半体首部24の軸方向に直交する横断面の作動液流路面積が、他の部分の上半体首部24の軸方向に直交する横断面の作動液流路面積より小さくなる。
なお、作動液移動抑止壁26の先端26aの位置は上半体首部24の中心に限定されることなく、任意に設定することができる。また、作動液移動抑止壁26は平面視で、矩形状、扇形状またはほぼ扇形状、半円形状または円弧と弦からなる形状等種々の形状に形成することができる。また、作動液移動抑止壁26は、上半体首部24の内周面24aに設けることもできる。
作動液移動抑止壁26の下面26bは、上半体胴体部25の天井部25aの内面25a1の同一の傾斜角(水平面に対する角度)の勾配を有している。したがって、作動液移動
抑止壁26の下面26bと天井部25aの内面25a1とはほぼ同一の傾斜面とされてい
る。なお、作動液移動抑止壁26の下面26bと天井部25aの内面25a1とは、同一
の傾斜角で異なる傾斜面にすることもできる。その場合には、作動液移動抑止壁26の根元の下面26bの位置が天井部25aの前端(図2において左端)の内面25a1の位置
より高くなるようにする。更に、作動液移動抑止壁26の下面26bの傾斜角は天井部25aの内面25a1の傾斜角と異なるようにすることもできる。その場合、作動液移動抑
止壁26の下面26bの傾斜角は、リザーバタンク5内に貯留された作動液中にエアが混在しないために、リザーバタンク5の車体取付時で車両の水平状態で水平面より大きい角度に設定する必要がある。作動液移動抑止壁26の下面26bの傾斜角は、天井部25aの内面25a1の傾斜角以上に設定するのが望ましい。特に、作動液移動抑止壁26の下
面26bは天井部25aの内面25a1の延長平面上に設けることが望ましい。
この作動液移動抑止壁26は、樹脂により上半体首部24と上半体胴体部25と一体成形される。
このように構成されたこの例のリザーバタンク5においては、リザーバタンク5内に貯留された作動液の液面が、例えばリザーバタンク5の車体取付時で車両水平状態で作動液移動抑止壁26の下面26bより低い位置でMIN位置より高い位置にあるとする。この状態でリザーバタンク5が前方へ傾動すると、リザーバタンク5内の作動液の液面が図3
に示す位置となる。すなわち、作動液貯留室13内における作動液の液面L1は、ほぼ隔
壁21の上端21aで規定される水平面となる。また、作動液供給部12側における作動液の液面L2は、ほぼ作動液移動抑止壁26の先端26aで規定される水平面となる。
例えば、作動液移動抑止壁26が設けられなく、他の構成はすべて図2に示す例と同じリザーバタンク5では、リザーバタンク5内の作動液の液面は図4に示す位置となる。すなわち、プライマリ作動液貯留室16内における作動液の液面L1は、前述の作動液移動
抑止壁26が設けられた場合と同様にほぼ隔壁21の上端21aで規定される水平面となる。また、作動液供給部12側における作動液の液面L3は、ほぼ上半体首部24と上半
体胴体部25との境界の湾曲部(作動液移動抑止壁26の根元の位置に対応する部分)で規定される水平面となる。すなわち、この液面L3は、前述の作動液移動抑止壁26が設
けられた場合の液面L2より高くなる。
したがって、リザーバタンク5の車両前方傾動時(つまり、作動液注入口10方向への傾動時)に、リザーバタンク5内の作動液の前方(つまり上半体首部24)への移動量が多い。この前方移動量の増加する部分は、液量検出室15およびプライマリ作動液貯留室16内の作動液である。このように作動液移動抑止壁26が設けられない場合には液量検出室15およびプライマリ作動液貯留室16内の作動液の前方移動量が多くなることから、液量検出室15およびプライマリ作動液貯留室16内の作動液の液面L4は、プライマ
リ作動液貯留室16内における作動液の液面L1より低くなる。
以上のように、この例のリザーバタンク5においては、リザーバタンク5の車両前方傾動時に、リザーバタンク5内の作動液は作動液移動抑止壁26によって前方(つまり上半体首部24の作動液注入口10の方)への移動が抑制される。すなわち、リザーバタンク5の車両前方傾動時にリザーバタンク5内の作動液の前方移動量は抑制される。
この例のリザーバタンク5によれば、作動液移動抑止壁26を、円筒状の上半体首部24の内周面24aと上半体胴体部25の天井部25aの内面25a1との境界の湾曲部、
あるいは上半体首部24の内周面24aに、円筒状の上半体首部24の径方向中心に向かって上半体9と一体に延設している。したがって、作動液移動抑止壁26により、リザーバタンク5の車両前方傾動時に作動液貯留室内の作動液の前方(作動液注入口10の方)への移動を抑制することができる。
特に、作動液移動抑止壁26が設けられた部分の上半体首部24の軸方向に直交する横断面の作動液流路面積を、他の部分の上半体首部24の軸方向に直交する横断面の作動液流路面積より小さくしているので、作動液移動抑止壁26が設けられた部分での作動液の流動が抑制される。これにより、リザーバタンク5の車両前方傾動時に作動液貯留室内の作動液の前方(作動液注入口10の方)への移動を更に一層抑制することができる。
また、作動液移動抑止壁26を上半体9と一体成形しているので、作動液移動抑止壁26の形状管理および寸法管理がそれほど高精度に行わなくても済むようにできるとともに、上半体9に対し位置ずれや脱落が生じることはない。しかも、部品点数の増大を阻止できるとともに、リザーバタンク5の構成を簡単にすることができ、リザーバタンク5の組み立て作業工数の増大も阻止することができる。
更に、作動液移動抑止壁26をリザーバタンク5の車体への取付状態で車両前方に向かって延設しているので、リザーバタンク5の車両前方傾動時にリザーバタンク5内の作動液の前方移動をより効果的に抑制することができる。特に、作動液移動抑止壁26の下面26aが車両後方に向かって低くなるように傾斜した勾配を有することにより、作動液のリザーバタンク5内のへの供給時に、エア抜きが容易となる。その場合、リザーバタンク
5の上半体胴体部25の天井部25aの下面25a1が車両後方に向かって低くなるよう
に傾斜した勾配を有するとともに、作動液移動抑止壁26の下面26aをこの天井部25aの下面25a1がと同一またはほぼ同一傾斜面とすることで、この作動液のエア抜きが
より一層容易に行うことができる。こうして、リザーバタンク5への作動液の補給時のエア抜きを容易にしつつ、リザーバタンク5の車両前方傾動時の作動液の前方移動をより効果的に抑制することができる。
以上のように、リザーバタンク5の車両前方傾動時にリザーバ5内の作動液の移動量を抑制することができることから、液量検出部19の誤作動による警告等の誤点灯をより効果的に防止することができる。
一方、前述の各例のリザーバタンク5を用いた液圧ブレーキ装置1によれば、車両前方傾動時にリザーバタンク5内の作動液の移動を抑制することができるので、ブレーキ作動をより確実に行うことができる。
図5(a)は、本発明に係るリザーバタンクの実施の形態の他の例を示す、図2と同様の長手方向の縦断面図、(b)は(a)におけるVB部の部分拡大断面図、(c)は(a)に示す例のリザーバタンクの車両前方傾動時での作動液の移動の抑制を説明する、(a)と同様の縦断面図である。
前述の例では、上半体胴体部25の天井部25aの内面25a1が、プライマリ作動液
貯留室16に対向する部分から上半体首部24の内周面24aまで、水平方向にリザーバタンク5の長手方向と直交する方向に比較的幅広の単純な略平面とされている。これに対して、図5(a)および図6(a),(b)に示すように、この例のリザーバタンク5で
は、上半体胴体部25の天井部25aの内面25a1に、リザーバタンク5の長手方向(
図5(a)において左右方向)に延びる液通路27が設けられている。
図6(b)に示すように、液通路27は内面25a1から上方に凹んだ横断面略U字状
溝で形成されている。その場合、長手方向と直交する方向の液通路27の幅w1は、内面
25a1全体の同方向の幅w2よりかなり小さく(狭く)されている。この液通路27が形成される天井部25の部分は、天井部25の他の部分より上方に膨出している。そして、液通路27は液量検出部19が対向する内面25a1の部分から上半体首部24の内周面
24aまで延設されている。したがって、リザーバタンク5の車両前方傾動時に作動液貯留室内の作動液が天井部25aの内面25a1に当接して前方(作動液注入口10の方)
へ移動するとき、作動液の前方への流動が狭幅の液通路27によって絞られる。すなわち、液通路27により、リザーバタンク5の車両前方傾動時に作動液貯留室内の作動液の前方(作動液注入口10の方)への移動が抑制される。こうして、液通路27はリザーバタンク5の車両前方傾動時に作動液の車両前方への移動を抑制する作動液移動抑制通路を構成している。なお、液通路27は、少なくとも液量検出部19より車両前方側に配設されていさえすればよい。したがって、液通路27は液量検出部19より車両後方側に延設することもできる。
更に、図5(b)に示すように、液通路27の底面27aにおける内周面24aの角部は、二点鎖線で示すようなR部とされず、駄肉によるエッジ部とされている。この例のリザーバタンク5では、このエッジ部により作動液移動抑止部28が形成されている。この作動液移動抑止部28は前述の例の作動液移動抑止壁26とほぼ同様に機能して、リザーバタンク5の車両前方傾動時に作動液貯留室内の作動液の前方(作動液注入口10の方)への移動を抑制する。すなわち、図5(c)に示すように、リザーバタンク5が車両前方へ傾動すると、リザーバタンク5内の作動液の液面は、プライマリ作動液貯留室16内では水平の液面L5となり、セカンダリ作動液貯留室17内では液面L5より低い水平の液面
6となり、液量検出部19のフロート室19bを含む液量検出室15内では液面L6より低い水平の液面L7となる。また、上半体首部24内では作動液移動抑止部28で規定さ
れて液面L7より低い水平の液面L8となる。したがって、リザーバタンク5の車両前方傾動時にリザーバタンク5内の作動液の前方移動量が抑制される。
更に、図5(a)および図7に示すように、円筒状隔壁19aにはこの円筒状隔壁19aの外側の液量検出室15と円筒状隔壁19aの内側のフロート室19bとを常時連通する間隙通路(スリット)29が設けられている。この間隙通路(スリット)29は円筒状隔壁19aの中心を通る長手方向(車両前後方向)の直線上またはほぼ直線上で、車両前方側に配設されている。
更に、この例のリザーバタンク5は略L字板状の作動液間隙通路移動抑止部30を備えている。この作動液間隙通路移動抑止部30は円筒状隔壁19aの外側で液量検出室15の底面から上方へ立設されている。その場合、作動液間隙通路移動抑止部30の第1辺部30aは円筒状隔壁19aの外周面に接続されているとともに、円筒状隔壁19aの外周面からリザーバタンク5の長手方向(車両前後方向)に延設されている。また、作動液間隙通路移動抑止部30の第2辺部30bはリザーバタンク5の長手方向と直交または略直交する方向に延設されている。この例のリザーバタンク5では、第2辺部30bが第1辺部30aより長く形成されているが、両辺の長さはこれに限定されることなく任意に設定することができる。
作動液間隙通路移動抑止部30の第2辺部30bの第1辺部30aと反対側端はリザーバタンク5の長手方向と直交する方向に常時開放されているとともに、作動液間隙通路移動抑止部30は上方に常時開放されている。また、第2辺部30bは円筒状隔壁19aの間隙通路29に車両前後方向で対向している。したがって、作動液間隙通路移動抑止部30は間隙通路(スリット)29を部分的に囲むように覆っている。その場合、円筒状隔壁19aの中心19a1が、この中心19a1位置での左右方向(図7において上下方向)の中心から偏心して配置される場合には、作動液間隙通路移動抑止部30の第1辺部30aは、リザーバタンク5が車両左右方向に傾斜したとき作動液の液面変動の大きい側に設けることが望ましい。
そして、この作動液間隙通路移動抑止部30により、リザーバタンク5の車両左右方向傾動時に、フロート室19b内の作動液が円筒状隔壁19外に流動して車両左右方向に移動するのが抑制される。なお、間隙通路(スリット)29は円筒状隔壁19aの車両後方側に配設することもできる。その場合には、作動液間隙通路移動抑止部30は前述と同様にして間隙通路(スリット)29を覆うように円筒状隔壁19aの車両後方側に配設される。
更に、前述の例ではリードスイッチ19eがノーマルオープン型のスイッチを用いているが、この例のリザーバタンク5では、ノーマルクローズド型のスイッチを用いている。
この例のリザーバタンク5の他の構成および他の作用効果は、前述の例と同じである。また、この例のリザーバタンク5を用いたブレーキ装置の構成および作用効果は、前述の例と同じである。
なお、本発明は前述の実施の形態の各例に限定されることはない。例えば、前述の実施の形態の各例はノーマルオープン型のスイッチおよびノーマルクローズド型のスイッチのいずれにも適用することができる。要は、本発明は、前述の例に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で、種々の設計変更が可能である。
本発明に係るリザーバタンクは、油圧等の液圧を利用した液圧ブレーキ装置や液圧クラッチ装置に用いられて、作動液を貯留するリザーバタンクに好適に利用することができる。
また、本発明に係るブレーキ装置は、リザーバタンクに貯留された作動液を用いて車輪にブレーキをかけるブレーキ装置に好適に利用することができる。
1…液圧ブレーキ装置、2…ブレーキペダル、3…倍力装置、4…タンデムマスタシリンダ、5…リザーバタンク、6…ブレーキシリンダ、8…下半体、9…上半体、10…作動液注入口、12…作動液供給部、13…作動液貯留室、14…作動液通路、15…液量検出室、16…プライマリ作動液貯留室、17…セカンダリ作動液貯留室、18…段差、19…液量検出部、19a…円筒状隔壁、19b…フロート室、19c…マグネット、19d…フロート、19e…リードスイッチ、20…段差、21…隔壁、21a…上端、22…プライマリ作動液供給口、23…セカンダリ作動液供給口、24…上半体首部、24a…内周面、25…上半体胴体部、25a…天井部、25a1…内面、26…作動液移動抑
止壁、26a…先端、26b…下面、L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7,L8…液面、27…
液通路、28…作動液移動抑止部、29…間隙通路(スリット)、30…作動液間隙通路移動抑止部

Claims (9)

  1. 上半体と下半体とを溶着し、内部に作動液を貯留するリザーバタンクにおいて、
    前記上半体は、作動液注入口を有する筒状の首部と、この首部に一体に設けられた胴体部とを少なくとも有し、
    傾動時前記作動液が前記作動液注入口の方へ移動するのを抑制する作動液移動抑止壁が、前記首部の内周面または首部の内周面と胴体部の内面との境界部に前記上半体と一体に成形されていることを特徴とするリザーバタンク。
  2. 前記作動液移動抑止壁が前記筒状の首部の中心に向かって延設されていることを特徴とする請求項1に記載のリザーバタンク。
  3. 前記作動液移動抑止壁が設けられた部分の、前記首部の軸方向に直交する横断面の作動液流路面積が、前記作動液移動抑止壁が設けられない前記首部の部分の、前記首部の軸方向に直交する横断面の作動液流路面積より小さく設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のリザーバタンク。
  4. 車体への取付状態で、前記作動液移動抑止壁が車両前方へ向かって延設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載のリザーバタンク。
  5. 車体への取付状態で、前記作動液移動抑止壁の下面が車両後方へ向かって低くなるように傾斜した勾配を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載のリザーバタンク。
  6. 上半体と下半体とを溶着し、内部に作動液を貯留するリザーバタンクにおいて、
    前記上半体は、作動液注入口を有する筒状の首部と、この首部に一体に設けられた胴体部とを少なくとも有し、
    傾動時前記作動液が前記作動液注入口の方へ移動するのを抑制する作動液移動抑制通路が前記胴体部に前記上半体と一体に成形されていることを特徴とするリザーバタンク。
  7. 前記作動液移動抑制の底面と前記首部の内周面との角部に作動液移動抑止部が前記上半体と一体に成形されていることを特徴とする請求項6に記載のリザーバタンク。
  8. 内部の作動液の液量を検出する液量検出部を備え、
    前記液量検出部は、内部にフロート室を画成するとともに前記フロート室を外部に連通する間隙通路を有する隔壁と、前記フロート室に配設されるとともに前記フロート室の作動液の液面に応じて移動するフロートとを少なくとも有し、
    前記作動液が前記間隙通路を移動するのを抑制する作動液間隙通路移動抑止部が前記間隙通路を覆うようにして配設されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1に記載のリザーバタンク。
  9. 作動液を貯留するリザーバタンクと、前記リザーバタンク内の作動液が供給されるとともに作動時にブレーキ圧を発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダからの液圧で作動するブレーキシリンダとを少なくとも備え、
    前記リザーバタンクが請求項1ないし8のいずれか1に記載のリザーバタンクであることを特徴とするブレーキ装置。
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