JP5497073B2 - リザーバタンクおよびこれを用いたブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧等の液圧を利用した液圧ブレーキ装置や液圧クラッチ装置に用いられ、作動液を貯留するリザーバタンクの技術分野およびこれを用いたブレーキ装置の技術分野に関するものである。
従来、自動車等の車両においては、液圧を利用した液圧ブレーキ装置や液圧クラッチ装置を採用した車両がある。これらの液圧ブレーキ装置や液圧クラッチ装置には、液圧を発生させるマスタシリンダおよびこのマスタシリンダに供給する作動液を貯留するリザーバタンクが用いられている。
マスタシリンダが液圧必要時に液圧を発生するためには、リザーバタンク内に所定液量の作動液が貯留されている必要がある。このため、一般にリザーバタンクには液量検知センサが設けられており、リザーバタンク内の液量が所定液量より下回ると、この液量検知センサがこれを検知して液量表示装置に表示させるようになっている。この液量表示装置の表示により、リザーバタンク内に作動液が補給されてリザーバタンク内の液量が所定液量以上に確保される。
従来のリザーバタンクの液量検知センサとして、リザーバタンクの上面に、ノーマルクローズド型のリードスイッチを設置するとともにリザーバタンク内の作動液の液面の高さに応じて上下動するフロートにマグネットを設けた液量検知センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の液量検知センサでは、フロートがリザーバタンクの上端内面から垂下されたガイドにガイドされて上下動するようになっている。そして、リザーバタンク内の作動液の液面が高いときはフロートが上動して、マグネットがリードスイッチに接近しその磁力でリードスイッチをオフ(開)にする。これにより、警告灯は消灯する。また、リザーバタンク内の作動液の液面が消灯液面以下の低いときはフロートが下動して、マグネットがリードスイッチから離間しその磁力がリードスイッチに影響しなくなり、リードスイッチは自力でオン(閉)となる。これにより、警告灯が点灯する。
特表2006−519728号公報。
ところで、特許文献1に開示のリザーバタンクの液量検知センサでは、マグネットがフロートの上下方向のほぼ中心位置に設けられていることから、フロートの上下方向の寸法が比較的小さく設定されている。しかしながら、フロートの上下方向の寸法が小さいと、車両傾動時等の液面変動によりフロートが傾くと、フロートとガイドとの間の摩擦抵抗が大きくなってフロートがガイドに引っ掛かりやすくなる。このため、フロートは液面の変化に連動してスムーズにかつ確実に上下動することが難しくなるおそれが考えられる。
そこで、フロートの上下方向の寸法を大きくすることが考えられるが、フロートの上下方向の寸法を単純に大きくすると、マグネットがリードスイッチから遠ざかってしまう。このため、消灯液面でマグネットによりリードスイッチをオン・オフさせる、つまりリードスイッチの作動確実性を高めるためには、消灯液面をリードスイッチに接近させる必要がある。しかし、消灯液面をリードスイッチに接近させたのでは、リザーバタンクの作動液の貯留容量を大きく設定することが難しいという問題がある。リザーバタンクの作動液の貯留容量を大きく設定するために、消灯液面をリードスイッチから遠ざけると、リードスイッチのオン・オフ時にマグネットもリードスイッチから大きく遠ざかってしまう。このため、リードスイッチを確実にオン・オフさせるためには、マグネットの磁力を大きくしなければならなく、コストが高いものとなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、フロートを確実に上下動させてリードスイッチの作動を安定して行いつつ、消灯液面をリードスイッチからより一層遠ざけることのできる安価なリザーバタンクおよびこれを用いたブレーキ装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明のリザーバタンクは、貯留された作動液を検出する液量検出部を備え、前記液量検出部が、貯留された作動液の液面が所定液面以下のときオンするとともに前記液面が所定液面より高いときオフするリードスイッチと、前記リードスイッチをオン・オフするマグネットが設けられるとともに前記作動液の液面に応じて上下動するフロートとを有し、前記リードスイッチが前記マグネットの上方に設けられるリザーバタンクにおいて、前記フロートが、フロート本体と、前記フロート本体から上方に突設されかつ前記マグネットの長手方向に所定の間隔を置いて配設された2本のマグネット支柱と、前記マグネット支柱のそれぞれの上端に設けられて前記マグネットを支持するマグネット支持部と、前記フロート本体と前記マグネット支持部との間にわたって設けられて前記マグネット支柱のそれぞれ前記マグネットの長手方向と直交する方向に補強するとともに幅が前記マグネット支持部から前記フロート本体に向かって大きくなるように形成されて強度が大きくされている支柱補強部材とを有することを特徴としている。
また、本発明のリザーバタンクは、前記フロートが樹脂により一体成形されて形成され、前記支柱補強部材が、金型の離型時に金型を抜くための抜き勾配を有することを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、前記抜き勾配が、樹脂充填時に前記樹脂の流れを阻害しない方向に形成されていることを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、貯留された作動液を検出する液量検出部を備え、前記液量検出部が、貯留された作動液の液面が所定液面以下のときオンするとともに前記液面が所定液面より高いときオフするリードスイッチと、前記リードスイッチをオン・オフするマグネットが設けられるとともに前記作動液の液面に応じて上下動するフロートとを有し、前記リードスイッチが前記マグネットの上方に設けられるリザーバタンクにおいて、前記フロートが、フロート本体と、前記フロート本体から上方に突設されるマグネット支柱と、前記マグネット支柱の上端に設けられて前記マグネットを支持するマグネット支持部とを有し、前記マグネット支柱が、前記マグネットの長手方向から見て台形状に形成されていることを特徴としている。
更に、本発明のブレーキ装置は、作動液を貯留するリザーバタンクと、前記リザーバタンク内の作動液が供給されるとともに作動時にブレーキ圧を発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダからの液圧で作動するブレーキシリンダとを少なくとも備え、前記リザーバタンクが前述の本発明のリザーバタンクのいずれか1つであることを特徴としている。
このように構成された本発明のリザーバタンクによれば、リードスイッチをマグネットの上方に配設するとともに、このマグネットをマグネットの長手方向に所定の間隔を置いて配設された2本のマグネット支柱によりフロートの上端に支持している。このように、マグネット支柱によりマグネットをフロートの上端に支持することで、フロートの上下方向寸法を大きくすることができる。したがって、フロートを作動液の液面に応じてスムーズにかつ確実に上下動することができる。
特に、マグネット支柱のそれぞれ支柱補強部材フロート本体とマグネット支持部との間にわたって設けられている。これらの支柱補強部材によりマグネット支柱自体が補強されることにより、マグネット支柱の強度が大きくなる。したがって、マグネット支柱が外力を受けてもマグネット支柱の曲がりを抑制することが可能となる。したがって、フロートの作動性を更に効果的に向上することができる。これにより、マグネットを安定した姿勢で上下動させることができ、リードスイッチを安定して作動させることが可能となる。しかも、2本のマグネット支柱が互いに所定の間隔を置いて配置されることにより、マグネット支柱の作動液の受圧面積が小さくなる。これにより、リザーバタンク内の作動液が急激に移動しても、移動する作動液によってマグネット支柱に加えられる力が抑制される。したがって、作動液の急激な移動によるフロートへの影響が少なくなり、リードスイッチの誤作動が防止される。
また、支柱補強部材は、その厚みが先端に向かって小さくなるように角度の抜き勾配を有する。これにより、金型離型時に金型がスライドする際にマグネット支柱の変形曲がりを抑制することが可能となるとともに、支柱補強部材を設けても、フロートは成形収縮を抑制することが可能となる。したがって、フロートの変形が抑制されるので、フロートの作動性を更に一層効果的に向上することができる。しかも、支柱補強部材が前述のような抜き勾配を有しているので、リザーバタンク内の作動液の車両前後方向移動に対して、支柱補強部材の抵抗を小さくすることができる。これにより、作動液が車両前後方向に移動してもフロート本体の姿勢を安定させることができ、液面低下時(作動液の減量時)のリードスイッチの誤作動を抑制することができる。更に、支柱補強部材の抜き勾配を樹脂充填時に樹脂の流れを阻害しない方向に形成されていることで、樹脂の充填性を向上することができ、樹脂の充填不足あるいは樹脂の充填不良を低下することが可能となる。
更に、マグネットをフロートの上端に設けているので、マグネットをリードスイッチに接近させることができる。これにより、消灯液面をリードスイッチから遠ざけることができる。したがって、リザーバタンクの作動液の貯留容量をより大きく設定することが可能となる。しかも、消灯液面をリードスイッチから遠ざけても、フロートの消灯液面でのマグネットの位置はリードスイッチにより近づけることができる。これにより、リードスイッチの作動確実性を高めることができる。その結果、マグネットの磁力を小さくでき、コストを低減することができる。
更に、フロートの上方部をマグネット支柱で構成しているので、マグネット支柱の作動液の受圧面積を小さくできる。これにより、例えば車両の急制動や急旋回等により、リザーバタンク内の作動液が急激に移動しても、移動する作動液によってマグネット支柱に加えられる力を抑制できる。したがって、作動液の急激な移動によるフロートへの影響を少なくでき、リードスイッチの誤作動を一層効果的に防止でき、警告灯の誤点灯をより確実に防止できる。
更に、マグネット支柱の長さや径を種々変更することで、フロート室内の体積を種々変更することが可能となる。したがって、リザーバタンクが搭載される車両の車種によって種々異なるリザーバタンクに、より柔軟にかつより確実に対応することができる。
以上のように、本発明のリザーバタンクによれば、リザーバタンクのフロートおよびマグネットがより確実に上下動することができることから、液量検出部の誤作動による警告灯の誤点灯をより効果的に防止することができる。
一方、本発明のリザーバタンクを用いたブレーキ装置によれば、液量検出部によりリザーバタンク内の作動液の液量をより確実に検知できるので、ブレーキ作動をより確実に行うことができる。
本発明に係るリザーバタンクの実施の形態の第1例を備えるブレーキ装置を、模式的に示す図である。 (a)は第1例のリザーバタンクを部分的に切り欠いて示す図、(b)は、この第1例のリザーバタンクの長手方向の縦断面図である。 (a)は図2(a)におけるIIIA−IIIA線に沿う断面図、(b)はガイドを下方から見た図,(c)は(a)におけるIIICーIIIC線に沿う断面図、(d)は(a)におけるIIIDーIIID線に沿う断面図である。 第1例のフロートおよびマグネットを示し、(a)は、正面図、(b)は下面図、(c)は上面図、(d)は(a)におけるIVD−IVD線に沿う断面図、(e)は(b)におけるIVE−IVE線に沿う断面図である。 (a)第1の例のマグネット支柱を示す部分図、(b)は上面図、(c)は(a)におけるIIICーIIIC線に沿う断面図、(d)は(c)におけるVDーVDに沿う断面図である。 本発明のリザーバタンクの実施の形態の第2例を示し、(a)は図3(a)と同様の断面図、(b)は(a)におけるVIB−VIB線に沿う断面図である。 本発明のリザーバタンクの実施の形態の第3例を示し、(a)は図3(a)と同様の断面図、(b)は(a)におけるVIIB−VIIB線に沿う断面図である。
以下、図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。
図1は本発明に係るリザーバタンクの実施の形態の第1例を備えるブレーキ装置を、模式的に示す図である。
図1に示すように、この第1例の液圧ブレーキ装置1は、基本的には従来公知の一般的な2系統の液圧ブレーキ装置と同じである。すなわち、液圧ブレーキ装置1は、ブレーキペダル2、倍力装置3、タンデムマスタシリンダ4、リザーバタンク5、およびブレーキシリンダ6を備えている。
そして、運転者がブレーキペダル2を踏み込むと、倍力装置3が作動してペダル踏力を所定のサーボ比で倍力して出力する。この倍力装置3の出力でタンデムマスタシリンダ4のプライマリピストン4aが作動してプライマリ作動液室4bの作動液を一方の系統のブレーキシリンダ6に送給するとともに、セカンダリピストン4cが作動してセカンダリ作動液室4dの作動液を他方の系統のブレーキシリンダ6に送給する。各ブレーキ系統のロスストロークが消滅すると、タンデムマスタシリンダ4が液圧を発生する。このタンデムマスタシリンダ4の液圧が各ブレーキシリンダ6に伝達され、各ブレーキシリンダ6がブレーキ力を発生して、各車輪7にブレーキがかけられる。
図2(a)は、この第1例のリザーバタンクを部分的に切り欠いて示す図、図2(b)は、この第1例のリザーバタンクの長手方向の縦断面図である。なお、以下の説明において、各部位の底の高さの高低は、リザーバタンクが車体に取り付けられかつ車両が水平にされた状態での高低をいう。
図2(a)および(b)に示すように、この第1例のブレーキ装置1に用いられているリザーバタンク5は、タンデムマスタシリンダ4へ送給する作動液を貯留しかつ上方に開口した容器状の下半体8と、この下半体8の上端開口部を閉塞する上半体9とを有している。上半体9には作動液注入口10が設けられており、この作動液注入口10はキャップ11(図1に図示)によって開閉されるようになっている。
この第1例の下半体8は、作動液供給部12と、作動液貯留室13と、これらの作動液供給部12および作動液貯留室13間に設けられた作動液通路14とを有している。下半体8の上面と上半体9の下面が熱溶着されて、下半体8の上端開口部は閉塞されている。したがって、作動液は上半体9の作動液注入口10を通して作動液供給部12に供給されるようになる。
作動液貯留室13は、液量検出室15、プライマリ作動液貯留室16、セカンダリ作動液貯留室17を有している。そして、リザーバタンク5がタンデムマスタシリンダ4を介して車体に取り付けられた状態では、作動液注入口10、作動液供給部12、液量検出室15、セカンダリ作動液貯留室17、およびプライマリ作動液貯留室16は、車両前方(図2(b)において左方)から車両後方(図2(b)において右方)に向かってこれらの順に配設されている。
作動液供給部12は作動液通路14を介して液量検出室15とは常時連通されている。また、液量検出室15はセカンダリ作動液貯留室17と常時連通されている。更に、作動液供給部12は作動液通路14の他の経路を介してプライマリ作動液貯留室16に常時連通されている。プライマリ作動液貯留室16とセカンダリ作動液貯留室17は隔壁18によって仕切られているが、隔壁18の上端18aより上方では互い常時連通されている。プライマリ作動液貯留室16内の作動液はプライマリ作動液供給口16aを通してマスタシリンダ4のプライマリ作動液室4bに供給されるとともに、セカンダリ作動液貯留室17内の作動液はセカンダリ作動液供給口17aを通してマスタシリンダ4のセカンダリ作動液室4dに供給される。
液量検出室15に対応する位置には液量検出部19が設けられている。この液量検出部19は下半体8の前後方向(車両前後方向)のほぼ中心に設けられて、リザーバタンク5内に貯留される作動液の液量を検出するものである。図3(a)に拡大して示すように、液量検出部19は、円筒状隔壁20によって囲まれたフロート室21内に配設されかつ上端部にマグネット22を有するフロート23と、液量検出部19の上方部で上半体9の外側に設けられてマグネット22で作動されるリードスイッチ24と、円柱状(丸棒状)のガイド25と、台形状のガイド26と、底面側吸着防止突起27とを備えている。
フロート室21は円筒状隔壁20に形成された比較的小径の連通孔20aにより円筒状隔壁20の外周側の液量検出室15と常時連通している。したがって、液面が連通孔20aより上方に位置するまで作動液がリザーバタンク5内に貯留されると、この作動液が連通孔20aを通してフロート室21内に浸入するようになっている。その場合、フロート室21内の作動液の液面の高さと液量検出室15内の作動液の液面の高さが常時同じになる。また、例えば車両の急制動や急旋回等により円筒状隔壁20の外部のリザーバタンク5内の作動液が急激に移動しても、連通孔20aの絞り作用により、フロート室21内の作動液の液面変動が抑制される。これにより、リードスイッチ24の誤作動が防止される。
図4はこの第1例のフロートおよびマグネットを示し、(a)は、正面図、(b)は下面図、(c)は上面図、(d)は(a)におけるIVD−IVD線に沿う断面図、(e)は(d)におけるIVE−IVE線に沿う断面図である。
図4(a)ないし(e)に示すように、フロート23は、フロート本体23aと、このフロート本体23aの上端に上方に向かって突設された側面視矩形かつ横断面矩形あるいは横断面円形の一対のマグネット支柱23b,23cと、これらのマグネット支柱23b,23cの上端に設けられた直方体容器状のマグネット支持部23dとを有している。
フロート本体23aは、上下一対の大径円形外周部23a1,23a2と、これらの大径円形外周部23a1,23a2の間にこれらと同心に設けられた小径円形外周部23a3とを有している。大径円形外周部23a1,23a2と小径円形外周部23a3の中心には、上下方向に貫通する横断面円形のガイド孔23a4が穿設されている。
図3(a)および(c)に示すように、一対の位置決めリブ32,33が円筒状隔壁20の内周面に、フロート室21に底面から上方に所定長さかつフロート室21の直径方向に相対向して延設されている。一方、図3(a)、図4(a)、(b)および(d)に示すように、フロート23の大径円形外周部23a1の外周縁部には、これらの位置決めリブ32,33にそれぞれ嵌合可能な位置決め長溝34,35が設けられている。したがって、フロート23がフロート室21内に収容されたとき、各位置決め長溝34,35が位置決めリブ32,33に嵌合されることで、フロート23が周方向に位置決めされる。これにより、マグネット22がリードスイッチ24に対して周方向に位置決めされる。特に、マグネットに方向性を有する異方性のマグネットを用いた場合には、マグネットをリードスイッチ24に対して周方向に位置決めできることから、マグネットによるリードスイッチ24のオン・オフ作動をより確実に行うことができる。前述の位置決めリブ32,33の所定長さは、フロート23が最下端位置に来たときに上側の大径円形外周部23a2が干渉しない長さに設定されている。
図5(a)、(b)および(d)に示すように、マグネット支柱23b,23cは互いに所定の間隔を置いて配置されている。これにより、マグネット支柱23b,23cの作動液の受圧面積が小さくなり、前述のようにリザーバタンク5内の作動液が急激に移動しても、移動する作動液によってマグネット支柱23b,23cに加えられる力が抑制される。したがって、作動液の急激な移動によるフロート23への影響が少なくなり、リードスイッチ24の誤作動が防止される。
また、図5(a)ないし(d)に示すように、各マグネット支柱23b,23cには、それぞれそれらの両側に、上部の幅が小さくかつ下部の幅が大きい略直角三角形板状の補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2(本発明の支柱補強部材に相当)が設けられている。その場合、これらの補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2は、金型のスライド方向および鉛直方向に延設される。各補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2は、それぞれマグネット支柱23b,23cを補強する。これにより、各マグネット支柱23b,23cはそれらの曲がりを抑制される。これらのフロート本体23a、マグネット支柱23b,23c、補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2、およびマグネット支持部23dは発泡樹脂により一体モールド成形される。その場合、図5(d)に示すように、各補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2は、それぞれ、それらの厚みが先端に向かって小さくなるように角度θの抜き勾配を有している。この抜き勾配は、金型の離型時に金型がスライドする際、フロート23が成形収縮しないような勾配にされている。したがって、各補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2を設けても、フロート23は成形収縮が抑制される。更に、各補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2の抜き勾配は、樹脂充填時に前記樹脂の流れを阻害しない方向に形成されている。これにより、フロート23の成型時に、材料である樹脂の充填性が向上するようにされている。
マグネット支持部23dにはマグネット22がフロート23と一体モールド成形により固定支持されている。
図2(a),(b)および図3(a)に示すように、上半体9の外面に角筒状のリードスイッチ取付部28が上半体9と一体に設けられている。リードスイッチ24はこのリードスイッチ取付部28に、図2(a)の図面の手前からこの図面と直交する方向(車両左右方向)に(図3(a)では右方から左方に)挿入されて取り付けられている。リードスイッチ24は、自力で閉じるノーマルクローズド(常閉)スイッチとして構成されている。フロート室21内の作動液の液面の高さに応じて、図3(d)に実線および二点鎖線で示すようにフロート23がフロート室21内を上下動することで、マグネット22も上下動する。
作動液の液面の高さが予め規定された最小限のMIN位置より若干高い位置にある場合、フロート室21内の作動液の液面も、このリザーバタンク5内の液面の高さ位置と同じ高さ位置となる。このため、フロート23もこの液面の高さに対応した高さ位置となる。このときのフロート室21内の液面がリードスイッチ24のオン・オフ切換液面(つまり、警告灯の消灯液面)となり、警告灯は点灯しない。
また、ブレーキシリンダ6内で消費されるブレーキ液が増加し、リザーバタンク5内の作動液が少なくなって、フロート室21内の作動液の液面が低くなると、フロート23がマグネット22とともにこれに対応して下動し、マグネット22がリードスイッチ24から離間する。フロート室21内の作動液の液面の高さが消灯液面になるまでは、マグネット22が下動してもリードスイッチ24はマグネット22の磁力によりオフ状態が維持され、警告灯が点灯する。
円柱状(丸棒状)のガイド25は下半体8に、フロート室21内で円筒状隔壁20の中心に位置してフロート室21の底面から上方に向かってかつ下半体8と一体に突設されている。このガイド25にはフロート23のガイド孔23a4が貫通されている。したがって、フロート23はガイド25および円筒状隔壁20の内周面にガイドされて上下動するようになっている。その場合、上端部にマグネット22が設けられたフロート23の重心位置が上方に位置しているが、このように重心位置が上方に位置しても、ガイド25および円筒状隔壁20の内周面(特にガイド25)によりフロート23およびマグネット22はそれらの自重でほとんど傾くことなく、スムーズに上下動するようになる。
更に、図3(a)に示すように、ガイド25の上端に凸部36が形成されている。この凸部36は下半体8の樹脂成形時におけるガス抜き用凸部である。この凸部36により、下半体8の樹脂成形時にガスを効果的に抜くことで、ガイド25の周囲への樹脂まわりを良好にして、ガイド25の外周面がなめらかなきれいな面に仕上げられている。その場合、図3(d)に示すように、ガイド25の上端に、凸部36に代えてこの凸部36と同じ機能を有する凹部37を設けることもできる(説明の便宜上、図3(d)に凸部36に代えて凹部37を示す)。
図3(a)、(b)および(d)に示すように、台形状のガイド26は、矩形状のマグネット支持部23dの4辺にそれぞれ対応して4個設けられている。これらの台形状のガイド26は、いずれも薄板から同じ台形状に形成されている。その場合、ガイド26の上辺の長さが下辺の長さより長くなるように設定されているとともに、各ガイド26はそれらの上辺側が上半体9と一体に成形されている。つまり、各ガイド26はリザーバタンク5の上端内面(天井内面)から垂下されている。各ガイド26はそれぞれ傾斜したガイド面26aを有している。各ガイド26のうち、互いに対向する一対のガイド26のガイド面26aが上方に向かうにしたがって互いに接近するように配置されている。互いに対向する一対のガイド26のガイド面26a間の中心がガイド25の中心軸と一致するように設定されている。
そして、図3(d)に二点鎖線で示すように、フロート23が上昇してくると、マグネット支持部23dの上端角部23d1,23d2がガイド面26aに当接してこれらのガイド面26aにガイドされるようになる。なお、図3(d)にはマグネット支持部23dの長辺側の上端角部23d2についてのみ示されているが、マグネット支持部23dの短辺側の上端角部23d1についても同様である。これにより、マグネット22は、その中心がリードスイッチ24の中心に対して位置規制されてセンタリングされる。その場合、フロート23が上動すると、ガイド25によるフロート23のガイド量が少なくなりフロート23が不安定になりがちとなるが、このようにマグネット支持部23dがガイド26によりガイドされることで、フロート23が安定して上動するようになる。
図3(a)、(c)および(d)に示すように、底面側吸着防止突起27は半球状に形成されて下半体8のフロート室21の底面に、フロート23の下面に対向するようにして所定数(図示例では、4個)設けられている。その場合、各底面側吸着防止突起27は、ガイド25の中心軸を中心とする同心円に沿って円周方向に等間隔を置いて突設されている。そして、各底面側吸着防止突起27は、フロート本体23aの下面が当接することでフロート本体23aの下面とフロート室21の底面との間で所定の隙間を形成するようになっている。これにより、フロート23が最大に下動したとき、フロート本体23aの下面がフロート室21の底面に密に吸着されるのが防止される。したがって、リザーバタンク5内に作動液が供給されたとき、作動液の液面上昇とともにフロート23が容易に上動するようなり、フロート23の浮き上がり確実性(作動確実性)が向上されている。
この第1例のリザーバタンク5によれば、ノーマルクローズドスイッチであるリードスイッチ24をマグネット22の上方に配設するとともに、このマグネット22をマグネット支柱23b,23cによりフロート23の上端に設け、更に、フロート23を円柱状(丸棒状)のガイド25でガイドしながら上下動させている。このように、マグネット支柱23b,23cによりマグネット22をフロート23の上端に支持することで、フロート23の上下方向寸法を大きくすることができる。したがって、フロート23を作動液の液面に応じてスムーズにかつ確実に上下動することができる。このとき、上端部にマグネット22が設けられたフロート23の重心位置が上方に位置するようになるが、このように重心位置が上方に位置しても、フロート23およびマグネット22をそれらの自重でほとんど傾くことなく、スムーズに上下動させることができる。これにより、フロート23の作動性が向上する。
特に、各マグネット支柱23b,23cにそれぞれ補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2が設けられている。これらの補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2により、それぞれマグネット支柱23b,23cが補強されることにより、マグネット支柱23b,23cの強度が大きくなる。したがって、各マグネット支柱23b,23cが、例えばマグネット22を含むフーロト23の搬送中等にフーロト23どうしが衝突したり、隣接するマグネット22の磁力どうしの引力や斥力等を始め、外力を受けても各マグネット支柱23b,23cの曲がりを抑制することが可能となる。したがって、フロート23の作動性を更に効果的に向上することができる。これにより、マグネットを安定した姿勢で上下動させることができ、リードスイッチを安定して作動させることが可能となる。
また、各補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2は、それぞれ、それらの厚みが先端に向かって小さくなるように角度θの抜き勾配を有する。これにより、金型離型時に金型がスライドする際に各マグネット支柱23b,23cの変形曲がりを抑制することが可能となるとともに、各補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2を設けても、フロート23は成形収縮を抑制することが可能となる。したがって、フロート23の変形が抑制されるので、フロート23の作動性を更に一層効果的に向上することができる。しかも、各補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2が前述のような抜き勾配を有しているので、リザーバタンク5内の作動液の車両前後方向移動に対して、各補強リブ23b1,23b2;23c1,23cの抵抗を小さくすることができる。これにより、作動液が車両前後方向に移動してもフロート本体23aの姿勢を安定させることができ、液面低下時(作動液の減量時)のリードスイッチ24の誤作動を抑制することができる。更に、各補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2の抜き勾配を樹脂充填時に材料である樹脂の流れを阻害しない方向に形成されていることで、樹脂の充填性を向上することができ、樹脂の充填不足あるいは樹脂の充填不良を低下することが可能となる。
更に、フロート23の上方部をマグネット支柱23b,23cで構成しているので、マグネット支柱23b,23cの作動液の受圧面積を小さくできる。これにより、例えば車両の急制動や急旋回等により、リザーバタンク5内の作動液が急激に移動しても、移動する作動液によってマグネット支柱23b,23cに加えられる力を抑制できる。したがって、作動液の急激な移動によるフロート23への影響を少なくでき、リードスイッチ24の誤作動を一層効果的に防止でき、警告灯の誤点灯をより確実に防止できる。
更に、マグネット支柱23b,23cの長さや径を種々変更することで、フロート室21内の体積を種々変更することが可能となる。したがって、リザーバタンク5が搭載される車両の車種によって種々異なるリザーバタンク5に、より柔軟にかつより確実に対応することができる。
しかも、上方に向かって対向するガイド26のガイド面26aの距離が小さくなるように台形状のガイド26を上半体9と一体に設けているので、マグネット支持部23dの上端角部23d1,23d2を傾斜したガイド面26aでガイドさせてマグネット22を上動させることができる。その場合、ガイド25でガイドされて所定量上動したフロート23をこのガイド26でガイドするようにしているので、ガイド25によるフロート23のガイド量が少なくなっても、フロート23をガイド26で確実にガイドしてマグネット22をリードスイッチ24に対して位置規制してセンタリングすることができる。これにより、フロート23の重心位置が上方に位置しても、フロート23およびマグネット22の傾動をより確実に抑制することができる。したがって、フロート23およびマグネット22をそれらの自重でリードスイッチ24のオン・オフ作動をより確実に行うことができる。
また、マグネット22をフロート23の上端に設けているので、マグネット22をリードスイッチ24に接近させることができる。これにより、消灯液面をリードスイッチ24から遠ざけることができる。したがって、リザーバタンク5の作動液の貯留容量をより大きく設定することが可能となる。しかも、消灯液面をリードスイッチ24から遠ざけても、フロート23の消灯液面でのマグネット22の位置はリードスイッチ24により近づけることができる。これにより、リードスイッチ24の作動確実性を高めることができる。その結果、マグネットの磁力を小さくでき、コストを低減することができる。
更に、ガイド25をフロート室21の底面から上方に突設させるとともに、上半体9の内面から垂下したガイド26を台形状の薄板で形成しているので、これらのガイド25,26を設けても、空気溜まりが生じるのを抑制することができる。
更に、フロート23をガイド25でガイドすることで、フロート23の上下動の際フロート23に摺動抵抗を作用させることができる。これにより、リードスイッチ24のオン・オフ作動にヒステリシスを生じさせることができる。したがって、リードスイッチ24の誤作動を防止でき、警告灯の誤点灯を防止できる。なお、この摺動抵抗はフロート23の上下動の確実性に影響を与えない程度の大きさになるように設定されている。
更に、円筒状隔壁20内のフロート室21と円筒状隔壁20外の液量検出室15とを連通孔20aにより常時連通させているので、例えば車両の急制動や急旋回等により円筒状隔壁20の外部のリザーバタンク5内の作動液が急激に移動しても、連通孔20aの絞り作用により、フロート室21内の作動液の液面変動を抑制することができる。これにより、リードスイッチ24の誤作動を防止でき、警告灯の誤点灯を防止できる。
図6は本発明のリザーバタンクの実施の形態の第2例を示し、(a)は図3(a)と同様の断面図、(b)は(a)におけるVIB−VIB線に沿う断面図である。なお、以後の各例の説明においてその例より前に記載されている例と同じ構成要素には同じ符号を付すことで、その詳細な説明は省略する。
前述の第1例では、各マグネット支柱23b,23cは側面視矩形かつ横断面矩形あるいは横断面円形に形成されているが、図6(a)および(b)に示すように、この第2例のリザーバタンク5では、各マグネット支柱23b,23cは側面視台形かつ横断面矩形に形成されている。このように、各マグネット支柱23b,23cが側面視台形に形成されることで、前述の第1例に比べて各マグネット支柱23b,23cの強度が大きくされている。すなわち、第2例の各マグネット支柱23b,23cは高強度構造とされている。
また、消灯液面の高さ位置に対するフロート本体23aの相対高さ位置が、前述の図3(a)に示す第1例の消灯液面の高さ位置に対するフロート本体23aの相対高さ位置と異なっている。すなわち、第1例ではフロート本体23aの上面が消灯液面の高さ位置より若干上方に位置しているが、この第2例のリザーバタンク3では、フロート本体23aの上面23a5が消灯液面の高さ位置より下方に位置している。このとき、第1例のマグネット22の高さ位置に対する消灯液面の相対高さ位置と、第2例のマグネット22の高さ位置に対する消灯液面の相対高さ位置とは同じである。したがって、この第2例のリザーバタンク5では、各マグネット支柱23b,23cの高さは、第1例の各マグネット支柱23b,23cの高さより高くされている。
なお、この第2例のリザーバタンク5では、上方の大径円形外周部23a2の外周に、スリット状の所定数(図示例では2個)の作動液通路38,39が上下方向に延設されている。各作動液通路38,39は円周方向に等間隔を置いて設けられている。これらの作動液通路38,39により、フロート23の上方から下方への作動液の流動を良好にして、フロート23の浮き上がり確実性が向上されている。
この第2例のリザーバタンク5によれば、各マグネット支柱23b,23cが高強度構造とされているので、前述の第1例の補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2を設けなくても、各マグネット支柱23b,23cの曲げ変形を抑制することが可能となる。
なお、この第2例では、第1例の位置決めリブ32,33および位置決め長溝34,35が設けられないが、第2例でもこれらの第1例の位置決めリブ32,33および位置決め長溝34,35を設けることもできる。また、作動液通路38,39は第2例にも同様にして設けることができる。
この第2例のリザーバタンク5の他の構成および他の作用効果は、前述の第1例と同じである。
図7は本発明のリザーバタンクの実施の形態の第3例を示し、(a)は図3(a)と同様の断面図、(b)は(a)におけるVIIB−VIIB線に沿う断面図である。
図7(a)および(b)に示すように、この第3例のリザーバタンク3では、マグネット22の高さ位置に対する消灯液面の相対高さ位置が、第1例のマグネット22の高さ位置に対する消灯液面の相対高さ位置と異なっている。すなわち、第3例のマグネット22の高さ位置に対する消灯液面の相対高さ位置は、第1例のそれに比べて小さい。このとき、第3例の消灯液面の高さ位置に対するフロート本体23aの上面23a5の上方突出量は、第1例の同上方突出量と同じである。したがって、この第3例のリザーバタンク5では、各マグネット支柱23b,23cの高さは、第1例の各マグネット支柱23b,23cの高さより低くされている。このように、各マグネット支柱23b,23cが低くされることで、前述の第1例に比べて各マグネット支柱23b,23cの強度が大きくされている。すなわち、第3例の各マグネット支柱23b,23cは高強度構造とされている。
この第3例のリザーバタンク5によれば、各マグネット支柱23b,23cが高強度構造とされているので、前述の第1例の補強リブ23b1,23b2;23c1,23c2を設けなくても、各マグネット支柱23b,23cの曲げ変形を抑制することが可能となる。
この第3例のリザーバタンク5の他の構成および他の作用効果は、前述の第2例と同じである。
なお、本発明は、前述の例に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で、種々の設計変更が可能である。
本発明に係るリザーバタンクは、油圧等の液圧を利用した液圧ブレーキ装置や液圧クラッチ装置に用いられて、作動液を貯留するリザーバタンクに好適に利用することができる。
また、本発明に係るブレーキ装置は、リザーバタンクに貯留された作動液を用いて車輪にブレーキをかけるブレーキ装置に好適に利用することができる。

Claims (5)

  1. 貯留された作動液を検出する液量検出部を備え、
    前記液量検出部が、貯留された作動液の液面が所定液面以下のときオンするとともに前記液面が所定液面より高いときオフするリードスイッチと、前記リードスイッチをオン・オフするマグネットが設けられるとともに前記作動液の液面に応じて上下動するフロートとを有し、前記リードスイッチが前記マグネットの上方に設けられるリザーバタンクにおいて、
    前記フロートは、フロート本体と、前記フロート本体から上方に突設されかつ前記マグネットの長手方向に所定の間隔を置いて配設された2本のマグネット支柱と、前記マグネット支柱のそれぞれの上端に設けられて前記マグネットを支持するマグネット支持部と、前記フロート本体と前記マグネット支持部との間にわたって設けられて前記マグネット支柱のそれぞれ前記マグネットの長手方向と直交する方向に補強するとともに幅が前記マグネット支持部から前記フロート本体に向かって大きくなるように形成されて強度が大きくされている支柱補強部材とを有することを特徴とするリザーバタンク。
  2. 前記フロートは樹脂により一体成形されて形成され、
    前記支柱補強部材は、金型の離型時に金型を抜くための抜き勾配を有することを特徴とする請求項1に記載のリザーバタンク。
  3. 前記抜き勾配は、樹脂充填時に前記樹脂の流れを阻害しない方向に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のリザーバタンク。
  4. 貯留された作動液を検出する液量検出部を備え、
    前記液量検出部が、貯留された作動液の液面が所定液面以下のときオンするとともに前記液面が所定液面より高いときオフするリードスイッチと、前記リードスイッチをオン・オフするマグネットが設けられるとともに前記作動液の液面に応じて上下動するフロートとを有し、前記リードスイッチが前記マグネットの上方に設けられるリザーバタンクにおいて、
    前記フロートは、フロート本体と、前記フロート本体から上方に突設されるマグネット支柱と、前記マグネット支柱の上端に設けられて前記マグネットを支持するマグネット支持部とを有し、
    前記マグネット支柱は、前記マグネットの長手方向から見て台形状に形成されていることを特徴とするリザーバタンク。
  5. 作動液を貯留するリザーバタンクと、前記リザーバタンク内の作動液が供給されるとともに作動時にブレーキ圧を発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダからの液圧で作動するブレーキシリンダとを少なくとも備え、
    前記リザーバタンクが請求項1ないし4のいずれか1に記載のリザーバタンクであることを特徴とするブレーキ装置。
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