JP2010208548A - リザーバタンクおよびこれを用いたブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液量検出部を覆う覆い部が一体に設けられても、スイッチの取付係止部の加工を容易にかつ確実に行う。
【解決手段】互いに溶着された下部体8、中間体9、および上部体10からなるリザーバ本体に液量検出部28が設けられる。液量検出部28は、中間体9に一体成形されたスイッチ収容部29と、スイッチ収容部29に取り付けられるスイッチとからなる。スイッチ収容部29にはスイッチを取り付けるスイッチ取付部が形成される。液量検出部28は、中間体9および上部体10に一体成形された容積増大室形成部25で覆われている。この容積増大室形成部25に、スイッチ取付部を形成する工具が挿通される工具挿通孔31が設けられている。
【選択図】 図2
【解決手段】互いに溶着された下部体8、中間体9、および上部体10からなるリザーバ本体に液量検出部28が設けられる。液量検出部28は、中間体9に一体成形されたスイッチ収容部29と、スイッチ収容部29に取り付けられるスイッチとからなる。スイッチ収容部29にはスイッチを取り付けるスイッチ取付部が形成される。液量検出部28は、中間体9および上部体10に一体成形された容積増大室形成部25で覆われている。この容積増大室形成部25に、スイッチ取付部を形成する工具が挿通される工具挿通孔31が設けられている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、油圧等の液圧を利用した液圧ブレーキ装置等の液圧作動装置に用いられ、作動液を貯留するリザーバタンクの技術分野およびこれを備えたブレーキ装置の技術分野に関するものである。
従来、自動車等の車両においては、液圧を利用した液圧作動装置として液圧ブレーキ装置を採用した車両がある。この液圧ブレーキ装置には、液圧を発生させるマスタシリンダに供給する作動液を貯留するリザーバタンクが用いられている。
マスタシリンダが液圧必要時に液圧を発生するためには、リザーバタンク内に所定液量の作動液が貯留されている必要がある。このため、一般にリザーバタンクには液量検出部が設けられており、リザーバタンク内の液量が所定液量より下回ると、この液量検出部がこれを検出して液量表示装置に表示させるようになっている。この液量表示装置の表示により、リザーバタンク内に作動液が補給されてリザーバタンク内の液量が所定液量以上に確保される。
従来のリザーバタンクの液量検出部として、リザーバタンクの上面に、ノーマルクローズ型のリードスイッチを設置するとともにリザーバタンク内の作動液の液面の高さに応じて上下動するフロートにマグネットを設けた液量検出部が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の液量検出部では、フロートがリザーバタンクの上端内面から垂下されたガイドにガイドされて上下動するようになっている。そして、リザーバタンク内の作動液の液面が警告表示要の液面(MINより若干上方)より高いときはフロートが上動して、マグネットがリードスイッチに接近しその磁力でリードスイッチをオン(閉)にする。これにより、警告表示が行われない。また、リザーバタンク内の作動液の液面が警告表示要の液面以下の低いときはフロートが下動して、マグネットがリードスイッチから離間しその磁力がリードスイッチに影響しなくなり、リードスイッチは自力でオフ(開)となる。これにより、警告表示が行われる。
また、従来のリザーバタンクの液量検出部として、リザーバタンクの下面に、ノーマルオープン型のリードスイッチを設置するとともにリザーバタンク内の作動液の液面の高さに応じて上下動するフロートにマグネットを設けた液量検出部も知られている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に記載の液量検出部では、前述と同様にフロートが上下動するようになっている。しかし、この液量検出部では、リザーバタンク内の作動液の液面が警告表示要の液面より高いときはフロートが上動してマグネットがリードスイッチから離間し、その磁力がリードスイッチに影響しなくなり、リードスイッチは自力でオフ(開)となる。これにより、警告表示は行われない。また、リザーバタンク内の作動液の液面が警告表示要の液面以下の低いときはフロートが下動して、マグネットがリードスイッチに接近しその磁力でリードスイッチがオン(閉)となる。これにより、警告表示が行われる。
ところで、前述の特許文献1および2に記載のリザーバタンクの液量検出部では、いずれも、リザーバ本体に同じ部材で一体に設けられたスイッチ収容部にリードスイッチが収容されている。その場合、一般に、リードスイッチは、そのケースに設けられた弾性係止爪がスイッチ収容部の係止孔に弾性的に係止することで取り付けられる。
これらの液量検出部は、いずれもスイッチ収容部が外部に露出して設けられている。このため、スイッチ収容部がリザーバタンクの搬送時、リザーバタンクのマスタシリンダへの取付け時、あるいはリザーバタンクを取り付けたのマスタシリンダの車体への組付け時等に他の部材と接触するおそれがある。そこで、リザーバ本体にスイッチ収容部を覆うように覆い部である液量検出部保護部を一体成形により設けることが考えられる。
一方、リザーバタンクは、プラスチック成形された複数の単体を互いに加熱加圧により液密に溶着して形成される。このとき、プラスチック成形工程および溶着工程では、これらの工程上、前述の係止孔は形成されず、溶着工程後に後加工で加工形成される場合がある。
しかし、前述のように覆い部でスイッチ収容部を覆って保護した場合、この覆い部が邪魔となるため、後加工による係止孔の加工が難しいという問題がある。また、このような覆い部としては、液量検出部保護部以外の他の覆い部をリザーバ本体に一体に設ける場合にも同様である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、液量検出部を覆う覆い部が一体に設けられても、スイッチを取り付ける取付係止部の加工を容易にかつ確実に行うことのできるリザーバタンクおよびこれを用いたブレーキ装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明のリザーバタンクは、リザーバ本体に液量検出部が設けられ、前記液量検出部が、前記リザーバ本体内に貯留される作動液の液面に応じてオン・オフするスイッチと、前記リザーバ本体に一体成形で設けられるとともに前記スイッチが取り付けられるスイッチ取付係止部を有するスイッチ収容部とを少なくとも備え、前記液量検出部により前記リザーバ本体内に貯留される作動液量を検出するようになっているリザーバタンクにおいて、前記スイッチ収容部に 前記液量検出部を覆う覆い部が前記リザーバ本体に一体成形により設けられ、前記覆い部に、前記スイッチ取付係止部を加工するための工具を通す工具挿通部が前記スイッチ取付係止部に対向して設けられていることを特徴としている。
また、本発明のリザーバタンクは、前記工具挿通部が、工具挿通孔または工具挿通溝であることを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、前記液量検出部が係止爪を有し、前記スイッチ取付係止部が、前記係止爪が係止されて前記スイッチを前記スイッチ収容部に取り付ける係止孔であることを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、前記覆い部が、前記液量検出部を保護する液量検出部保護部であることを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、前記液量検出部が係止爪を有し、前記スイッチ取付係止部が、前記係止爪が係止されて前記スイッチを前記スイッチ収容部に取り付ける係止孔であることを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、前記覆い部が、前記液量検出部を保護する液量検出部保護部であることを特徴としている。
更に、本発明のリザーバタンクは、作動液供給口と、この作動液供給口から作動液が供
給される作動液供給部と、この作動液供給部の作動液が作動液通路を介して供給されることで前記作動液を貯留する作動液貯留室と、前記作動液供給口と前記作動液供給部との間に設けられ、内部に前記作動液供給部に連通する室を有する筒状部とを備え、前記筒状部に、内部に前記室に連通する容積増大室を有する容積増大室形成部が設けられているとともに、前記容積増大室の少なくとも一部が、作動液の最大限貯留レベルであるMAXラインより上方に位置しており、前記覆い部が、前記容積増大室形成部であることを特徴としている。
給される作動液供給部と、この作動液供給部の作動液が作動液通路を介して供給されることで前記作動液を貯留する作動液貯留室と、前記作動液供給口と前記作動液供給部との間に設けられ、内部に前記作動液供給部に連通する室を有する筒状部とを備え、前記筒状部に、内部に前記室に連通する容積増大室を有する容積増大室形成部が設けられているとともに、前記容積増大室の少なくとも一部が、作動液の最大限貯留レベルであるMAXラインより上方に位置しており、前記覆い部が、前記容積増大室形成部であることを特徴としている。
一方、本発明のブレーキ装置は、作動液を貯留するリザーバタンクと、前記リザーバタンク内の作動液が供給されるとともに作動時にブレーキ圧を発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダからの液圧で作動するブレーキシリンダとを少なくとも備え、前記リザーバタンクが前述の本発明のリザーバタンクのいずれか1つであることを特徴としている。
このように構成された本発明のリザーバタンクによれば、液量検出部を覆う覆い部に、液量検出部のスイッチ収容部にスイッチ取付係止部を加工するための工具を通す工具挿通部を設けているので、液量検出部を覆う覆い部が設けられても、リザーバタンクの成形加工の後加工で、工具挿通部を利用してリザーバタンクにスイッチ取付係止部を形成することができる。その場合、工具挿通部を工具挿通孔または工具挿通溝で形成することにより、工具挿通部を覆い部に簡単に形成することができる。
覆い部を、液量検出部を保護する液量検出部保護部とすることにより、この液量検出部保護部により液量検出部を保護することができる。
また、容積増大室形成部内の容積増大室の少なくとも一部を、作動液の最大限貯留レベルであるMAXラインより上方に位置するように設けるとともに、覆い部を、この容積増大室形成部とすることにより、作動液の容積の増大変動をより確実に吸収して作動液供給口から作動液が外部に漏出することを抑制しつつ、液量検出部保護部である容積増大室形成部により液量検出部を保護することができる。
また、容積増大室形成部内の容積増大室の少なくとも一部を、作動液の最大限貯留レベルであるMAXラインより上方に位置するように設けるとともに、覆い部を、この容積増大室形成部とすることにより、作動液の容積の増大変動をより確実に吸収して作動液供給口から作動液が外部に漏出することを抑制しつつ、液量検出部保護部である容積増大室形成部により液量検出部を保護することができる。
一方、本発明のブレーキ装置によれば、本発明のリザーバタンクを備えるので、リザーバタンクの成形加工の後加工で、工具挿通部を利用してリザーバタンクにスイッチ取付係止部を形成することができることから、スイッチを確実にかつ簡単に取り付けることができる。これにより、リザーバタンク内の作動液の液量をより正確に検出でき、ブレーキをより確実に作動させることができる。
以下、図面を用いて、本発明を実施するための形態について説明する。以下の説明において、水平および鉛直は、リザーバタンクが水平または略水平な車両に搭載された状態についていい、作動液の最大限貯留レベル(MAXライン)および最小限貯留レベル(MINライン)はリザーバタンクの同状態での水平ラインである。
図1は本発明に係るリザーバタンクの実施の形態の第1例を備えるブレーキ装置を、模式的に示す図である。
図1に示すように、この第1例の液圧ブレーキ装置1は、基本的には従来公知の一般的な2系統の液圧ブレーキ装置と同じである。すなわち、液圧ブレーキ装置1は、ブレーキペダル2、倍力装置3、タンデムマスタシリンダ4、リザーバタンク5、およびブレーキシリンダ6を備えている。
図1に示すように、この第1例の液圧ブレーキ装置1は、基本的には従来公知の一般的な2系統の液圧ブレーキ装置と同じである。すなわち、液圧ブレーキ装置1は、ブレーキペダル2、倍力装置3、タンデムマスタシリンダ4、リザーバタンク5、およびブレーキシリンダ6を備えている。
そして、運転者がブレーキペダル2を踏み込むと、倍力装置3が作動してペダル踏力を所定のサーボ比で倍力して出力する。この倍力装置3の出力でタンデムマスタシリンダ4のプライマリピストン4aが作動してプライマリ液室4bの作動液を一方の系統のブレーキシリンダ6に送給するとともに、セカンダリピストン4cが作動してセカンダリ液室4dの作動液を他方の系統のブレーキシリンダ6に送給する。各ブレーキ系統のロスストロークが消滅すると、タンデムマスタシリンダ4が液圧を発生する。このタンデムマスタシリンダ4の液圧が各ブレーキシリンダ6に伝達され、各ブレーキシリンダ6がブレーキ力を発生して、各車輪7にブレーキがかけられる。
ところで、この第1例のブレーキ装置1に用いられているリザーバタンク5は、図2(a)および(b)に示すように下部体8、この下部体8の上端開口部に加熱および加圧により水平面または略水平面に沿って液密に溶着される中間体9、およびこの中間体9の上端開口部に同じく加熱および加圧により水平または略水平の面に沿って液密に溶着される上部体10の三体からなるリザーバ本体を有している。この第1例のリザーバタンク5では、リザーバタンク5が取り付けられるタンデムマスタシリンダ4の車体取付状態でかつ車体の水平状態で作動液の最小限貯留レベル(MINライン)が下部体8に設定され、また同様に作動液の最大限貯留レベル(MAXライン)が上部体10に設定されている。
下部体8の図2(a)および(b)において右側部分には、プライマリ作動液貯留室11とセカンダリ作動液貯留室12とが設けられている。これらのプライマリ作動液貯留室11とセカンダリ作動液貯留室12は隔壁13で仕切られている。しかし、プライマリ作動液貯留室11とセカンダリ作動液貯留室12は、それらの作動液貯留室11,12の上
方が開放されていて、下部体8に中間体9が溶着された状態では、隔壁13の上端と中間体9の上壁下面との間の間隙を通して互いに常時連通されている。図2(b)に示すようにプライマリ作動液貯留室11の底には、タンデムマスタシリンダ4のプライマリ液室4bへ作動液を供給する作動液送給口14が設けられているとともに、セカンダリ作動液貯留室12の底には、タンデムマスタシリンダ4のセカンダリ液室4dへ作動液を供給する作動液送給口15が設けられている。
方が開放されていて、下部体8に中間体9が溶着された状態では、隔壁13の上端と中間体9の上壁下面との間の間隙を通して互いに常時連通されている。図2(b)に示すようにプライマリ作動液貯留室11の底には、タンデムマスタシリンダ4のプライマリ液室4bへ作動液を供給する作動液送給口14が設けられているとともに、セカンダリ作動液貯留室12の底には、タンデムマスタシリンダ4のセカンダリ液室4dへ作動液を供給する作動液送給口15が設けられている。
リザーバタンク5の図2(b)において左側部分には、図1、図2、図3(a)に示すように作動液供給部16が設けられている。作動液供給部16は下部体8と中間体9とに
よって画成されており、この作動液供給部16とプライマリ作動液貯留室11およびセカンダリ作動液貯留室12とが作動液通路17で常時連通されている。この作動液通路17はリザーバタンク5の図2(b)において左右方向中央部に設けられ、下部体8と中間体9とによって形成されている。
よって画成されており、この作動液供給部16とプライマリ作動液貯留室11およびセカンダリ作動液貯留室12とが作動液通路17で常時連通されている。この作動液通路17はリザーバタンク5の図2(b)において左右方向中央部に設けられ、下部体8と中間体9とによって形成されている。
図3(a)に示すように、上部体10には、作動液をリザーバタンク5内に供給するための作動液供給口18が設けられている。図2(a)および(b)に示すように、作動液供給口18には、この作動液供給口18を開閉するキャップ19および従来公知のキャップシール(不図示)が設けられている。作動液供給口18は、リザーバタンク5の作動液供給部16の上方に配置されている。作動液供給口18と作動液供給部16は、円筒状部材20によって形成された作動液供給通路21を通して連通されている。その場合、円筒状部材20は、リザーバタンク5の外部に突出する外側円筒状部20aとリザーバタンク5の内部に突出する内側円筒状部20bとからなる。したがって、作動液供給口18は外側円筒状部20aの開口端に設けられるとともに、作動液供給通路21は外側円筒状部20aおよびリザーバタンク5を通して形成される。そして、作動液供給部16は円筒状部材20の外周囲に設けられている。そして、内側円筒状部20bの下半部には開口20cが設けられており、この開口20cを通して作動液供給通路21と作動液供給部16とが常時連通されている。このようにして、リザーバタンク5が車両に搭載された状態では、作動液供給口18および作動液供給部16がプライマリ作動液貯留室11およびセカンダリ作動液貯留室12より車両前方に位置している。
また、この第1例のリザーバタンク5の作動液供給口18からMINラインおよびMAXラインまでの鉛直方向の距離は、このリザーバタンク5が搭載される車両に搭載されている従来のリザーバタンクのそれと同じに設定されている。
図3(a)に示すように、中間体9の上部および上部体10は、作動液供給口18の下方に位置して長円筒状部22(本発明の筒状部に相当)とされている。したがって、長円筒状部22は、作動液供給口18と作動液供給部16との間に設けられている。また、長円筒状部22の内周面と内側円筒状部20bの上半部の外周面との間には、環状の室23が作動液供給部16の上方に位置しかつこの作動液供給部16と常時連通して設けられている。そして、長円筒状部22の上端部には、室23に常時連通する容積増大室24を内部に有する容積増大室形成部25が設けられている。図1に示すように、この容積増大室形成部25は、リザーバタンク5が車体に搭載されたとき他の部品(例えば、ダッシュボード)26と干渉しないデッドスペース27、つまりこの第1例では中間体9の作動液通路17の上方のスペースに長円筒状部22から水平または略水平に延設されている。
なお、円筒状部材20の内側円筒状部20bは必ずしも必要ではなく、省略することもできる。内側円筒状部20bが省略された場合には、作動液供給口18、長円筒状部22、および作動液供給部16の構成部分は、前述の特許文献1に記載のリザーバタンクとほぼ同様の構成となる。また、このときには、室23は断面が環状ではなく、長円筒状部22の内周面の形状となる。
容積増大室24はMAXラインの上下にわたって位置するように設けられている。すなわち、作動液がリザーバタンク5のMAXラインまで貯留した図3(a)に示す状態では、作動液が容積増大室24内に浸入するとともに、空気室24aが容積増大室24内に作動液の液面より上方に形成される。このとき、前述の特許文献1に記載のリザーバタンクを始め、従来のリザーバタンクと同様に、空気室23aが長円筒状部22の室23内にも作動液の液面より上方に形成される。そして、容積増大室24内の空気室24aは、従来と同じ空気室23aと連通している。
更に、容積増大室24の底部24bが室23に向かって下り坂となるように傾斜している。これにより、容積増大室24内に浸入した作動液は、作動液供給部16の液面レベルが低下したとき作動液供給部16の方へ流動し易くされている。
図3(a)に示すように、容積増大室形成部25の下方の中間体9の上面には、リザーバタンク5内に作動液量を検出する液量検出部28が設けられている。図3(b)に示すように、液量検出部28は、中間体9に一体成形された有底略角筒状のスイッチ収容部29と、このスイッチ収容部29に収容されるノーマルクローズ型のリードスイッチ30とを有している。このリードスイッチ30は、リザーバタンク5内の作動液の液面が液量報知ランプの警告表示要の液面(MINより若干上方)より高いときは、作動液の液面に応じて上下動するフロートに設けられたマグネットによりオンにされる。これにより、液量報知ランプが点灯しなく警告表示は行われない。また、作動液の液面が警告表示要の液面以下になると、マグネットがフロートとともに下降してリードスイッチ30がオフとなる。これにより、液量報知ランプが点灯して警告表示が行われるようになっている。
ところで、リードスイッチ30は、そのケース30aに設けられた弾性係止爪30bがスイッチ収容部29の係止孔29a(本発明のスイッチ取付係止部に相当)に弾性的に係止することで取り付けられる。一方、前述のようにリザーバタンク5は、プラスチック成形された下部体8,中間体9、および上部体10を互いに加熱加圧により溶着して形成される。このとき、プラスチック成形工程および溶着工程では、これらの工程上係止孔29aは形成されず、溶着工程後に後加工で加工形成される場合がある。
しかし、この場合、係止孔29aは容積増大室形成部25の真下に設けられる。つまり、中間体9および上部体10に一体に設けられた容積増大室形成部25は、中間体9に一体に設けられたスイッチ収容部29を覆う覆い部となっている。この容積増大室形成部25が邪魔になるため、後加工でこの係止孔29aをスイッチ収容部29に加工形成することは難しい。
そこで、図2(a)および図3(b)ないし(d)に示すように、この第1例のリザーバタンク5では、スイッチ収容部29に係止孔29aを設けるための工具を通す工具挿通部としての工具挿通孔31が容積増大室形成部25に、その上面から下面まで上下方向に貫通しかつ係止孔29aの形成位置に対向するようにして形成されている。この工具挿通孔31は横断面矩形状の角筒状部材32で断面矩形に形成されていて容積増大室24から液密に遮断されている。なお、工具挿通孔31は、横断面略円形状、横断面略長円形状、横断面略楕円形状、あるいは横断面三角形状を含む他の横断面略多角形状等の他の任意の形状に形成することもできる。
このように構成されたこの第1例のリザーバタンク5によれば、工具挿通部としての工具挿通孔31を容積増大室形成部25に、その上面から下面まで貫通しかつリードスイッチ30の弾性係止爪30bを係止する係止孔29aの形成位置に対向するようにして形成しているので、リザーバタンク5の成形加工時に、係止孔29aが形成されなくかつ係止孔29aの形成位置が容積増大室形成部25で覆われる場合には、リザーバタンク5の成形加工の後加工で、工具挿通孔31を利用してリザーバタンク5に係止孔29aを形成することができる。
また、容積増大室24をMAXラインの上下にわたって位置するようにして、作動液供給口18と作動液供給部16との間の長円筒状部22から水平または略水平に延設しているので、作動液をリザーバタンク5のMAXラインまで貯留した状態では、長円筒状部22内に作動液の液面より上方に形成される従来の空気室23aに加えて、新たな空気室24aを容積増大室24内に作動液の液面より上方に形成することができる。これにより、
前述の使用環境により作動液温が上昇して作動液の容積が増大したとき、この作動液の増大した容積変動を従来の空気室23aで吸収するとともに、新たな空気室24でも吸収することができる。したがって、作動液の容積の増大変動が比較的大きい場合でも、作動液の容積の増大変動をより確実に吸収することができるとともに、作動液供給口18およびキャップ19から作動液が外部に漏出することを抑制することができる。
前述の使用環境により作動液温が上昇して作動液の容積が増大したとき、この作動液の増大した容積変動を従来の空気室23aで吸収するとともに、新たな空気室24でも吸収することができる。したがって、作動液の容積の増大変動が比較的大きい場合でも、作動液の容積の増大変動をより確実に吸収することができるとともに、作動液供給口18およびキャップ19から作動液が外部に漏出することを抑制することができる。
更に、容積増大室形成部25を作動液供給口18と作動液供給部16との間の長円筒状部22から水平または略水平に延設しているので、容積増大室形成部25を設けても、作動液供給口18とMAXラインとの間の距離を、従来のリザーバと同じに設定することができる。これにより、作動液をリザーバタンク5内に充填する圧送充填装置の器具として、従来の圧送充填装置の器具をそのまま使用することができ、圧送充填装置の器具を変更しないで済むようになる。したがって、その分、圧送充填装置の器具の種類が増大しないので、車両生産ラインが異なる車種を連続して生産するラインである場合に、容積増大室形成部25を有するリザーバタンク5を用いても多種の圧送充填装置の器具を生産ラインに準備しなくて済ませることができる。その結果、リザーバタンク5への作動液の充填作業が簡単になるとともに、器具の誤使用を抑制することができる。
更に、容積増大室形成部25をリザーバタンク5の車両搭載時のデッドスペースとなる作動液通路17の上方に延設するようにしているので、容積増大室形成部25を設けてもリザーバタンク5の全体を従来のリザーバタンクとほぼ同じ大きさに形成することができ、リザーバタンク5の大型化を抑制できる。したがって、リザーバタンク5を比較的狭いエンジンルームの限られた空間内に他の部品と干渉することなく、効率よく搭載することができる。
更に、容積増大室24の底部24bを長円筒状部22内の室23に向かって下り坂となるように傾斜させているので、容積増大室24内に浸入した作動液を、リザーバタンク5内の作動液が減少した際、室23つまり作動液供給部16の方へより確実に流動させることが可能となる。
更に、スイッチ収容部29を容積増大室形成部25でスイッチ収容部29を覆っているので、この容積増大室形成部25によりスイッチ収容部29つまり液量検出部28を保護することができる。
一方、この第1例のリザーバタンク5を備える液圧ブレーキ装置1によれば、前述のようにリザーバタンク5の成形加工の後加工で、工具挿通孔31を利用してリザーバタンク5に係止孔29aを形成することができることから、リードスイッチ30を確実にかつ簡単に取り付けられるので、リザーバタンク5内のブレーキ液の液量をより正確に検出でき、ブレーキをより確実に作動させることができる。
また、この例の液圧ブレーキ装置1によれば、エンジンルームの温度が比較的高くなるような車両であっても、この第1例のリザーバタンク5を液圧ブレーキ装置1に用いることで、キャップ19が被された作動液供給口18から作動液であるブレーキ液の漏出を抑制して、ブレーキをより確実に作動させることができるとともに、エンジンルーム内の汚染を防止することができる。
図4は、本発明に係るリザーバタンクの実施の形態の第2例を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。
前述の第1例では、容積増大室形成部25に、工具挿通部として孔である工具挿通孔31を用いているが、図4(a)および(b)に示すように、この第2例のリザーバタンク5では、工具挿通部として溝である工具挿通溝33を用いている。すなわち、第2例のリ
ザーバタンク5では、工具挿通溝33が容積増大室形成部25に、第1例の工具挿通孔31と同様に容積増大室形成部25を上下方向に貫通しかつ係止孔29aの形成位置に対向するようにして形成されている。この工具挿通溝33は、溝の幅が開口側に向かって大きくなる略V字状に形成されている。なお、工具挿通溝33は、略U字状あるいは台形状等の他の任意の形状に形成することもできる。
この第2例のリザーバタンク5の他の構成は第1例と同じである。
前述の第1例では、容積増大室形成部25に、工具挿通部として孔である工具挿通孔31を用いているが、図4(a)および(b)に示すように、この第2例のリザーバタンク5では、工具挿通部として溝である工具挿通溝33を用いている。すなわち、第2例のリ
ザーバタンク5では、工具挿通溝33が容積増大室形成部25に、第1例の工具挿通孔31と同様に容積増大室形成部25を上下方向に貫通しかつ係止孔29aの形成位置に対向するようにして形成されている。この工具挿通溝33は、溝の幅が開口側に向かって大きくなる略V字状に形成されている。なお、工具挿通溝33は、略U字状あるいは台形状等の他の任意の形状に形成することもできる。
この第2例のリザーバタンク5の他の構成は第1例と同じである。
このように構成された第2例のリザーバタンク5によれば、工具挿通部として工具挿通溝33を用いているので、工具挿通孔31を用いた第1例のリザーバタンク5に比べて、リザーバタンク5の成形加工が容易である。また、工具挿通部として溝を用いることで、係止孔29aの形成時における工具の操作および取り扱いが容易となる。特に、溝の幅を開口側に向かって大きくすることで、工具の操作および取り扱いが一層容易となる。
この第2例のリザーバタンク5の他の作用効果は第1例と同じであるとともに、第2例のリザーバタンク5を用いた液圧ブレーキ装置1の構成および作用効果も、第1例のリザーバタンク5を用いた液圧ブレーキ装置と同じである。
この第2例のリザーバタンク5の他の作用効果は第1例と同じであるとともに、第2例のリザーバタンク5を用いた液圧ブレーキ装置1の構成および作用効果も、第1例のリザーバタンク5を用いた液圧ブレーキ装置と同じである。
図5は、本発明に係るリザーバタンクの実施の形態の第3例を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。
前述の第1および第2例では、いずれも、液量検出部28が中間体9の上面に設けられているが、図5(a)に示すように、この第3例のリザーバタンク5では、液量検出部28は、下部体8の下面に設けられている。この液量検出部28は、下部体8に一体成形された内孔がその両端で開口している略角筒状のスイッチ収容部29と、このスイッチ収容部29に収容されるリードスイッチ30とを有している。
前述の第1および第2例では、いずれも、液量検出部28が中間体9の上面に設けられているが、図5(a)に示すように、この第3例のリザーバタンク5では、液量検出部28は、下部体8の下面に設けられている。この液量検出部28は、下部体8に一体成形された内孔がその両端で開口している略角筒状のスイッチ収容部29と、このスイッチ収容部29に収容されるリードスイッチ30とを有している。
その場合、液量検出部28は、2つの作動液送給口14,15より、車両前方方向に設
けられている。また、リードスイッチ30はノーマルオープン型のリードスイッチである。そして、作動液がリザーバタンク5内に作動液の液面が液量報知ランプの警告表示要の液面より高いときは、図6(a)に示すフロート34のマグネット35が上昇することによりオフにされる。これにより、液量報知ランプが消灯して警告表示が行われない。また、作動液の液面が液量報知ランプの警告表示要の液面以下のときは、フロート34のマグネット35が下降することによりオンにされる。これにより、液量報知ランプが点灯して警告表示が行われる。
けられている。また、リードスイッチ30はノーマルオープン型のリードスイッチである。そして、作動液がリザーバタンク5内に作動液の液面が液量報知ランプの警告表示要の液面より高いときは、図6(a)に示すフロート34のマグネット35が上昇することによりオフにされる。これにより、液量報知ランプが消灯して警告表示が行われない。また、作動液の液面が液量報知ランプの警告表示要の液面以下のときは、フロート34のマグネット35が下降することによりオンにされる。これにより、液量報知ランプが点灯して警告表示が行われる。
また、スイッチ収容部29の内孔が両端で開口していることから、リードスイッチ30がスイッチ収容部29の内孔にその両側のいずれからも選択的に挿入可能となっている。このため、第3例のリザーバタンク5では、図6(c)に示すように係止孔29aとして2つの係止孔29a1,29a2が設けられている。図6(c)に示す例では、リードスイ
ッチ30はスイッチ収容部29の内孔に右側から挿入されて、その係止爪30aが一方の係止孔29a1に係止されてスイッチ収容部29に取り付けられている。また、リードス
イッチ30はスイッチ収容部29の内孔に左側から挿入されて、その係止爪30aが他方の係止孔29a2に係止させることもできる。これらのリードスイッチ30の取付は制御
装置の配設位置によっていずれかの取付方法を選択すればよい。
ッチ30はスイッチ収容部29の内孔に右側から挿入されて、その係止爪30aが一方の係止孔29a1に係止されてスイッチ収容部29に取り付けられている。また、リードス
イッチ30はスイッチ収容部29の内孔に左側から挿入されて、その係止爪30aが他方の係止孔29a2に係止させることもできる。これらのリードスイッチ30の取付は制御
装置の配設位置によっていずれかの取付方法を選択すればよい。
更に、この第5例のリザーバタンク5では、図5(a)および図6(a)に示すように液量検出部保護部36がスイッチ収容部29の下方でこのスイッチ収容部29を覆うように設けられている。その場合、液量検出部保護部36は下部体8に一体成形されて設けられている。この液量検出部保護部36により、液量検出部28が保護されている。
そして、液量検出部保護部36に、2つの工具挿通孔31a,31bが、それぞれ対応
する係止孔29a1,29a2に対向するようにして上下方向に貫通して設けられている。
その場合、液量検出部保護部36は室を有していないので、係止孔29a1,29a2を形
成する第1例のような角筒状部材32は設けられない。なお、図5(a)、図6(a)ないし(c)において、37はマスタシリンダ5に支持されるリブ状の支持部である。
する係止孔29a1,29a2に対向するようにして上下方向に貫通して設けられている。
その場合、液量検出部保護部36は室を有していないので、係止孔29a1,29a2を形
成する第1例のような角筒状部材32は設けられない。なお、図5(a)、図6(a)ないし(c)において、37はマスタシリンダ5に支持されるリブ状の支持部である。
この第3例のリザーバタンク5の他の構成および他の作用効果は第1例と実質的に同じであるとともに、第3例のリザーバタンク5を用いた液圧ブレーキ装置1の構成および作用効果も、第1例のリザーバタンク5を用いた液圧ブレーキ装置と同じである。
図7は、本発明に係るリザーバタンクの実施の形態の第4例を示し、(a)は正面図、(b)は、車両前後方向に沿う図3(a)と同様の断面図、(c)は(a)における矢印VIIC方向から見た部分図、(d)は(a)におけるVIID−VIID線に沿う部分断面図(リードスイッチは図示省略)である。
前述の第3例では、リザーバ本体が下部体8.中間体9、および上部体10の三体から構成されているが、図7(a)および(b)に示すように、この第4例のリザーバタンク5では、リザーバ本体は中間体9が設けられなく、下部体8および上部体10の二体から構成されている。そして、下部体8と上部体10とが、前述の各例と同様にして溶着されている。
また第3例では、液量検出部28が2つの作動液送給口14,15より車両前方方向に
設けられているが、第4例のリザーバタンク5では、液量検出部28は下部体8の下面で2つの作動液送給口14,15の間に設けられている。そして、この液量検出部28は、
液量検出部28の下方に位置する、リザーバタンク5のマスタシリンダ4へのマスタシリンダ取付部38のフランジ38aによって覆われている。したがって、このフランジ38aにより、液量検出部28が保護されており、フランジ38aは第3例の液量検出部保護部36と同様のスイッチ保護機能を有している。
設けられているが、第4例のリザーバタンク5では、液量検出部28は下部体8の下面で2つの作動液送給口14,15の間に設けられている。そして、この液量検出部28は、
液量検出部28の下方に位置する、リザーバタンク5のマスタシリンダ4へのマスタシリンダ取付部38のフランジ38aによって覆われている。したがって、このフランジ38aにより、液量検出部28が保護されており、フランジ38aは第3例の液量検出部保護部36と同様のスイッチ保護機能を有している。
そして、図7(c)および(d)に示すように、このフランジ38aに、第3例と同様の係止孔29a1,29a2が第3例と同様にして設けられている。
この第4例のリザーバタンク5の他の構成および他の作用効果は第1例および第3例と実質的に同じであるとともに、第4例のリザーバタンク5を用いた液圧ブレーキ装置1の構成および作用効果も、第1例のリザーバタンク5を用いた液圧ブレーキ装置と同じである。
なお、本発明は、前述の各例に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で、種々の設計変更が可能である。
この第4例のリザーバタンク5の他の構成および他の作用効果は第1例および第3例と実質的に同じであるとともに、第4例のリザーバタンク5を用いた液圧ブレーキ装置1の構成および作用効果も、第1例のリザーバタンク5を用いた液圧ブレーキ装置と同じである。
なお、本発明は、前述の各例に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で、種々の設計変更が可能である。
本発明に係るリザーバタンクは、油圧等の液圧を利用した液圧ブレーキ装置等の液圧作動装置に用いられて、作動液を貯留するリザーバタンクに好適に利用することができる。
また、本発明に係るブレーキ装置は、リザーバタンクに貯留された作動液を用いて車輪にブレーキをかける液圧ブレーキ装置に好適に利用することができる。
また、本発明に係るブレーキ装置は、リザーバタンクに貯留された作動液を用いて車輪にブレーキをかける液圧ブレーキ装置に好適に利用することができる。
1…液圧ブレーキ装置、2…ブレーキペダル、3…倍力装置、4…タンデムマスタシリンダ、5…リザーバタンク、6…ブレーキシリンダ、8…下部体、9…中間体、10…上部体、10a…第1上部体、10b…第2上部体、11…プライマリ作動液貯留室、12…セカンダリ作動液貯留室、14,15…作動液送給口、16…作動液供給部、17…作動
液通路、18…作動液供給口、20…円筒状部材、21…作動液供給通路、22…長円筒状部、23…室、23a…空気室、24…容積増大室、24a…空気室、24b…底部、25…容積増大室形成部、28…液量検出部、29…スイッチ収容部、29a,29a1,
29a2…係止孔、30…リードスイッチ、30b…弾性係止爪、31,31a,31b…
工具挿通孔、32…角筒状部材、33…工具挿通溝、34…フロート、35…マグネット、
36…液量検出部保護部、38…マスタシリンダ取付部、38a…フランジ
液通路、18…作動液供給口、20…円筒状部材、21…作動液供給通路、22…長円筒状部、23…室、23a…空気室、24…容積増大室、24a…空気室、24b…底部、25…容積増大室形成部、28…液量検出部、29…スイッチ収容部、29a,29a1,
29a2…係止孔、30…リードスイッチ、30b…弾性係止爪、31,31a,31b…
工具挿通孔、32…角筒状部材、33…工具挿通溝、34…フロート、35…マグネット、
36…液量検出部保護部、38…マスタシリンダ取付部、38a…フランジ
Claims (6)
- リザーバ本体に液量検出部が設けられ、前記液量検出部が、前記リザーバ本体内に貯留される作動液の液面に応じてオン・オフするスイッチと、前記リザーバ本体に一体成形で設けられるとともに前記スイッチが取り付けられるスイッチ取付係止部を有するスイッチ収容部とを少なくとも備え、前記液量検出部により前記リザーバ本体内に貯留される作動液量を検出するようになっているリザーバタンクにおいて、
前記スイッチ収容部に 前記液量検出部を覆う覆い部が前記リザーバ本体に一体成形により設けられ、
前記覆い部に、前記スイッチ取付係止部を加工するための工具を通す工具挿通部が設けられていることを特徴とするリザーバタンク。 - 前記工具挿通部は、工具挿通孔または工具挿通溝であることを特徴とする請求項1に記載のリザーバタンク。
- 前記液量検出部は係止爪を有し、
前記スイッチ取付係止部は、前記係止爪が係止されて前記スイッチを前記スイッチ収容部に取り付ける係止孔であることを特徴とする請求項1または2に記載のリザーバタンク。 - 前記覆い部は、前記液量検出部を保護する液量検出部保護部であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載のリザーバタンク。
- 作動液供給口と、この作動液供給口から作動液が供給される作動液供給部と、この作動液供給部の作動液が作動液通路を介して供給されることで前記作動液を貯留する作動液貯留室と、前記作動液供給口と前記作動液供給部との間に設けられ、内部に前記作動液供給部に連通する室を有する筒状部とを備え、
前記筒状部に、内部に前記室に連通する容積増大室を有する容積増大室形成部が設けられているとともに、前記容積増大室の少なくとも一部が、作動液の最大限貯留レベルであるMAXラインより上方に位置しており、
前記覆い部は、前記容積増大室形成部であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載のリザーバタンク。 - 作動液を貯留するリザーバタンクと、前記リザーバタンク内の作動液が供給されるとともに作動時にブレーキ圧を発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダからの液圧で作動するブレーキシリンダとを少なくとも備え、
前記リザーバタンクが請求項1ないし5のいずれか1に記載のリザーバタンクであることを特徴とするブレーキ装置。
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