JP2532584Y2 - 油圧機器用リザーバ - Google Patents

油圧機器用リザーバ

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JP2532584Y2
JP2532584Y2 JP7233492U JP7233492U JP2532584Y2 JP 2532584 Y2 JP2532584 Y2 JP 2532584Y2 JP 7233492 U JP7233492 U JP 7233492U JP 7233492 U JP7233492 U JP 7233492U JP 2532584 Y2 JP2532584 Y2 JP 2532584Y2
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光宣 山浦
尚利 玉井
英雄 宮林
洋一 杉本
幸玉 呉
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Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のアンチロック
ブレーキ用モジュレータ等の油圧機器用リザーバに関
し、特に、水平に配置される扁平箱状の1次貯留部と、
この1次貯留部の一端部から下方へ延びる筒状の2次貯
留部とを備え、2次貯留部の下端には作動油を油圧機器
へ送り出す出口管を、また1次貯留部には油圧機器から
の作動油を戻す入口管をそれぞれ設けたものゝ改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】かゝるリザーバは、例えば実開平2−1
212号公報に開示されているように、既に知られてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かゝるリザーバでは、
車両の加減速、登降坂、旋回等により、2次貯留部の作
動油に1次貯留部方向への横力が作用すると、該作動油
は横力の方向へ流動してしまい、2次貯留部に作動油が
1時的に不足することがある。
【0004】本考案は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、上記のような横力の作用時でも2次貯留部に必要
量の作動油を確実に保持し続けることができる前記リザ
ーバを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、1次貯留部及び2次貯留部間に両者間を仕
切る仕切板を設け、この仕切板には、1次貯留部中心部
と反対側で両貯留部間を連通する連通口を設けたことを
第1の特徴とする。
【0006】また本考案は、上記特徴に加えて、1次貯
留部に、その内部を連通口に連なる大容積の主室と、入
口管及び2次貯留部間を連通する小容積の流路とに区画
する仕切壁を設けたことを第2の特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例について
説明する。
【0008】図1ないし図4において、リザーバ1は、
水平に配置される扁平箱状の1次貯留部2と、この1次
貯留部2の一端部から下方へ延びる角筒状の2次貯留部
3とを備えており、1次貯留部2は油圧機器としてのア
ンチロックブレーキ用モジュレータ4(図4)上に載置
されると共に、1次貯留部2外側に形成された複数のボ
ス5,5′がボルト(図示せず)によりモジュレータ4
に固着される。
【0009】図2ないし図4に示すように、1次貯留部
2には、その隣接する二辺に沿ってL字状の仕切壁6が
該貯留部2の上下壁間を連結するようにして設けられ、
この仕切壁6により該貯留部2内は大容積の主室2a
と、小容積のL字状流路2bとに区画される。上記流路
2bの一端は2次貯留部3内に連なっており、2次貯留
部3の下面には出口管7が突設され、流路2bの他端に
は1次貯留部2の下面に突設された入口管8が開口す
る。そして出口管7には、モジュレータ4に作動油を供
給する油圧ポンプ9の吸込口に連なる送り管10が接続
され、入口管8にはモジュレータ4の排出口に連なる戻
しホース11が接続される。
【0010】前記流路2bから離れた位置で1次貯留部
2の上壁には給油口12が設けられ、通常はキャップ1
3で閉じられている。
【0011】1次及び2次貯留部2,3間には、仕切板
14が略水平に配設される。この仕切板14には、前記
主室2aの中心部と反対側の一角に主室2aを2次貯留
部3内に連通する連通口としての切欠15が設けられ
る。
【0012】また仕切板14には、前記流路2bと仕切
板14上方の主室2aとの間を遮断するように起立する
上部突片16と、流路2bと2次貯留部3内との間の連
通口18を規定する下部突片17とが一体に形成され
る。
【0013】リザーバ1は1次貯留部2の上下方向中央
部を通る平面19で分割される上部リザーバ半体1Aお
よび下部リザーバ半体1Bからなっている。これらリザ
ーバ半体1A,1Bは合成樹脂を材料として成形され、
両者の対向面周縁に形成されたフランジ20,21が溶
着される。
【0014】この場合、図5に示すように、下部リザー
バ半体1Bの2次貯留部3内壁に形成された段部22に
合成樹脂製の前記仕切板14が位置決め係合され、この
仕切板14の周縁に多数起立させた支柱23,23…
と、これらに対応して上部リザーバ半体1Aに形成され
た多数のリブ24,24‥とを、前記両フランジ20,
21の溶着と同時に溶着される。こうして仕切板14は
2次貯留部3の定位置に固定される。
【0015】尚、溶着された前記フランジ20,21
は、リザーバ1への給油限界を示す上限レベルマークに
利用される。
【0016】次にこの実施例の作用について説明する。
【0017】先ず、リザーバ1の給油口12に注入され
た作動油は1次貯留部2の主室2aから仕切板14の切
欠15を経て2次貯留部3内に流入してこれらを満す。
そして油圧ポンプ9の作動により、2次貯留部3の作動
油は出口管7及び送りホース10を経て油圧ポンプ9に
吸入され、図示しないアキュムレータへ圧送される。
【0018】自動車のアンチロックブレーキの作動時に
は、上記アキュムレータに蓄えられた圧油がモジュレー
タ4に供給されたり、モジュレータ4から戻しホース1
1へ吐出される。
【0019】モジュレータ4から戻しホース11へ吐出
された作動油はリザーバ1の入口管8、流路2b及び連
通口18を順次経て2次貯留部3内に還流する。
【0020】ところで、モジュレータ4から吐出された
作動油は比較的高圧であるが、リザーバ1の二辺に沿っ
て延びるL字状の長い流路2bを通過する間に減衰され
るので、2次貯留部3内に戻ったとき、その作動油によ
り2次貯留部3の作動油が激しく攪拌されることはな
く、勿論、流路2bと隔絶した主室2aの作動油も攪拌
されない。そして若し、2次貯留部3内の作動油中に攪
拌による気泡が発生すれば、その気泡は仕切板14の切
欠15から主室2aへ浮上し、給油口12とキャップ1
3間の通気路を経て外部へ放出される。
【0021】車両の加減速、登降坂、旋回等により、2
次貯留部3内の作動油に1次貯留部2方向への横力が作
用すると、2次貯留部3内の作動油の一部は連通口18
を通って小容積の流路2bを直ちに充満させるが、仕切
板14の切欠15が主室2aの中心部と反対側に位置す
ることから、2次貯留部3内の大部分の作動油は仕切板
14に阻止されて大容積の主室2aへは流出しない。し
たがって2次貯留部3には充分な量の作動油を保持し続
け、油圧ポンプ9によるモジュレータ4への作動油の供
給を常に確実に行うことができる。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案の第1の特徴によれ
ば、1次貯留部及び2次貯留部間に両者間を仕切る仕切
板を設け、この仕切板には、1次貯留部中心部と反対側
で両貯留部間を連通する連通口を設けたので、平時は仕
切板の連通口を通して1次貯留部から2次貯留部へ作動
油を補給することができるが、2次貯留部の作動油に1
次貯留部方向への横力が作用したときには、2次貯留部
から1次貯留部への作動油の流動を仕切板により阻止し
て2次貯留部に必要量の作動油を保持し続けることがで
きる。
【0023】また本考案の第2の特徴によれば、1次貯
留部に、その内部を連通口に連なる大容積の主室と、入
口管及び2次貯留部間を連通する小容積の流路とに区画
する仕切壁を設けたので、油圧機器から戻される作動油
は流路で減衰させてから第2貯留部へ還流させることに
なり、したがって1次貯留部は勿論、2次貯留部内の作
動油の攪拌を極力防止して気泡の発生を少なくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すリザーバの平面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】リザーバの要部の分解斜視図
【符号の説明】
1 リザーバ 2 1次貯留部 2a 主室 2b 流路 3 2次貯留部 4 油圧機器としてのモジュレータ 7 出口管 8 入口管 14 仕切板 15 連通口としての切欠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮林 英雄 長野県上田市大字国分840番地 日信工 業株式会社内 (72)考案者 杉本 洋一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)考案者 呉 幸玉 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 実開 平2−1212(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に配置される扁平箱状の1次貯留部
    (2)と、この1次貯留部(2)の一端部から下方へ延
    びる筒状の2次貯留部(3)とを備え、2次貯留部
    (3)の下端には作動油を油圧機器(4)へ送り出す出
    口管(7)を、また1次貯留部(2)には油圧機器
    (4)からの作動油を戻す入口管(8)をそれぞれ設け
    た油圧機器用リザーバにおいて、 1次貯留部(2)及び2次貯留部(3)間に両者間を仕
    切る仕切板(14)を設け、この仕切板(14)には、
    1次貯留部(2)中心部と反対側で両貯留部(2,3)
    間を連通する連通口(15)を設けたことを特徴とす
    る、油圧機器用リザーバ。
  2. 【請求項2】 請求項(1)記載のものにおいて、 1次貯留部(2)に、その内部を連通口(15)に連な
    る大容積の主室(2a)と、入口管(8)及び2次貯留
    部(3)間を連通する小容積の流路(2b)とに区画す
    る仕切壁(6)を設けたことを特徴とする、油圧機器用
    リザーバ。
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