JP3314909B2 - 給油装置用ポンプユニット - Google Patents

給油装置用ポンプユニット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流入口および流出
口を備えた1つのユニットとして構成され、ポンプから
圧油が渦巻室で渦巻流となり、フィルタの半径方向に流
出させる給油装置用ポンプユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、給油装置に使用されるポン
プユニットは箱型のケーシングを備え、そのケーシング
の中にポンプや気液分離装置等を収納している(例え
ば、特開昭54−116701号公報、特開昭60−8
1480号公報、特開平5−193697号公報参
照)。このような箱型のケーシングは穴明けその他の加
工作業が容易であり、そして給油装置に組込み取付けも
容易に行うことができる。
【0003】この発明をよく理解するために、この従来
のポンプユニットの一例を図7を参照して説明する。
【0004】図7において、箱型のケーシングCには、
流入口Iと流出口Oとが形成され、その流入口Iには円
筒状の流入側ストレーナ室1が連通され、その流入側ス
トレーナ室1には流入側ストレーナ2が収容されてい
る。そして、その流入側ストレーナ室1はチェック弁5
を介してポンプ6の入口側の流路7に連通しており、ポ
ンプ6の出口側の流路8は渦巻室10の接線方向に連通
している。その渦巻室10は円筒形で、その一方の壁面
13に設けた小穴13aを介してケーシングCに形成さ
れた流路20に連通している。そして、渦巻室10の他
方の壁面は筒状部材11を介してフィルタ室17に連通
している。気液分離装置9は、これらの渦巻室10と筒
状部材11と気液混合流の流出用の小穴13aと後記す
るフィルタ14とからなっている。
【0005】フィルタ室17は、円筒形に形成され、そ
の上部はコントロール弁18を介して流出口Oに連通し
ており、そのフィルタ室17の下部は、バイパス弁19
を介してポンプ6の入口側の流路7に連通している。そ
して、フィルタ室17の中にはフィルタ14が設けられ
ており、そのフィルタ14の一方のフランジ12bに
は、フィルタ14と同心に前記筒状部材11が一体に形
成され、その他端は蓋体12aで閉じられている。そし
て、ケーシングCの外側には蓋15が図示しないボルト
で着脱可能に設けられ、対向したフィルタ14の蓋体1
2aにはスプリング16が当接して押圧し、反対側のフ
ランジ12bがケーシングCに形成された座面Caに座
着されて密着固接されている。
【0006】渦巻室10のフィルタ室17の反対側には
気液混合流の流出用の小穴13aが設けられ、この小穴
13aと連通している流路20はフロート室21に連通
しており、そのフロート室21にはレベルLまで油がた
まると開弁するフロート弁22が設けられ、また、その
レベルLより上方にエアベントVが設けられている。そ
して、フロート室21の出口流路23は流入側ストレー
ナ室1に連通している。なお、符号25はチェック弁5
を取付けるための開口24を閉塞する蓋を示している。
【0007】このポンプユニットにおいては、図示しな
い地下タンクからの油は流入口Iからポンプ装置に流入
し、流入側ストレーナ2でごみ等が除去されてストレー
ナ室1からチェック弁5を通って流路7からポンプ6に
吸入される。ポンプ6で加圧された油は流路8から渦巻
室10に流入して旋回流を生じ、比較的に比重の軽い気
液混合液は小穴13aから流路20を通りフロート室2
1に流入する。(その理由は特開平5−193697号
公報に開示されているので参照されたい。)そして、比
較的に比重の重い気体を含まない油はフィルタ14を通
ってフィルタ室17に出てコントロール弁18を押し開
いて流出口Oに流れ、図示しない給油ノズルから給油さ
れる。一方、ポンプ6が作動して給油が行われていない
時は、油はフィルタ室17からバイパス弁19を通って
ポンプ6の入口側の流路7に戻されている。フロート室
21に流入した気液混合流はここで気体と液体とが分離
され、気体はエアベントVから放出される。そして、フ
ロート室21の油量がレベルLを越えるとフロート弁2
2が開弁し流入側ストレーナ室1に戻される。
【0008】しかしながら、このポンプ6の吐出側には
高圧の脈動が生ずるので、振動や騒音が発生する。その
原因は4角形状をしているケーシングが共振するためと
推定される。したがって、ケーシング自体を例えば肉厚
なものとすればよいが、それでは重量が嵩んで不都合で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、いたずらに重量を増大させることなく、ポンプ
の脈動による振動や騒音を防止できる給油装置用ポンプ
ユニットを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、流入口
(I)および流出口(O)を備えた1つのユニットとし
て構成され、ポンプ(6)からの圧油が渦巻室で渦巻流
となり、フィルタ(14)の半径方向に流出させる給油
装置用ポンプユニットにおいて、ポンプ(6)を収納し
たポンプ部(33)を有する主体部(30)とその主体
部(30)に隣接して一体に構成したストレーナ(2)
を有するストレーナ部(42)を備えた副部(31)と
で構成され、渦巻室を形成する渦巻部(36)とその渦
巻部(36)に隣接してフィルタ(14)を収容するフ
ィルタ部(37)とが円筒体で形成され、そのフィルタ
部(37)には円筒体の円周方向にリブ(R)が形成さ
れ、主体部(30)の一側が蓋体(40)で閉塞されて
その反対側に流入口(I)を有するストレーナ部(4
2)および流出口(O)を有する流出口部(43)が設
けられ、前記ポンプ部(32)はフランジ(50)で、
またフィルタ部(37)はフランジ(51)でそれぞれ
主体部(30)に取付けられている。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下図1ないし図6を参照して本
発明の実施例を説明する。これらの図において、図1は
本発明を実施したポンプユニットの正面図、図2は図1
を矢印A方向に見た側面図、図3は図1を矢印B方向に
見た側面図、図4は図1を矢印C方向に見た平面図、図
5は図1を矢印D方向に見た底面図、図6は図1を反対
側から見た背面図である。
【0014】このポンプユニットにおいて、ポンプ、フ
ィルタ、フロート室(図7参照)を有する主体部30と
その主体部30に隣接して一体に構成したストレーナを
有する副部31とで構成されている。この主体部30は
給油装置へ取付けるためのベース32を有し、全体的に
円筒形でありポンプ6(図7)を収納したポンプ部33
が一体に設けられている。そしてポンプ6を駆動するポ
ンプ軸34がポンプユニットの外部に延びている。
【0015】このポンプ部33から図1で上方に延びる
通路部分35が設けられ、この通路部分35に図7の流
路8を構成しており、その上端(図1)が渦巻室10を
形成する円筒状の渦巻部36に達している。
【0016】図2及び図4から解るようにこの渦巻部3
6の水平方向に隣接して円筒状のフィルタ部37が設け
られ、このフィルタ部37は内部に図7のフィルタ14
を収納しており、そしてリブRで補強されている。ま
た、フィルタ部37内のフィルタ室17とポンプ6の入
口側の流路7とを連通するバイパス弁19(いずれも図
7参照)を収納するバイパス弁部39はねじ込み式で主
体部30のポンプ部33とフィルタ部37との間に設け
られている。
【0017】主体部30の側面には蓋体40が設けら
れ、ボルトBで密封固定されている。そして、蓋体40
の反対側には副部31が図1及び図6に示されているよ
うにフランジ41で主体部にボルトBで固着されてい
る。
【0018】この副部31は流入口Iを有するストレー
ナ部42を備え、このストレーナ部42は図7のストレ
ーナ2を収納しており、そして蓋25(図4、図7参
照)で閉じられている。また図3、図6から解るように
流出口Oを有する流出口部43はL字状のエルボ44を
有し、フランジ45で主体部30のフィルタ部37に隣
接して固着されている。
【0019】なお、ポンプ部33はフランジ50で、ま
たフィルタ部37はフランジ51でそれぞれ主体部30
に取付けられ、また渦巻室36も蓋53で閉塞されてい
る。そして、図7のフロート室21は主体部30の下方
に設けられている。
【0020】この実施の形態において、油の流れは図7
で説明した通りであり、ポンプ軸34の回転にともな
い、油は流入口Iから吸引され、ストレーナ部42を通
り、ポンプで加圧され通路部分35から渦巻部36には
いり、ここで重い気泡を含まない油はフィルタ部37内
のフィルタを通って流出口部43の流出口Oから流出す
る。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ポンプの
高圧が作用する渦巻部36やフランジ部37が実質的に
円筒形に形成されているので、ポンプの吐出圧の脈動が
あっても、平板体のように撓みが生ぜず、膨脹、収縮が
ほとんど生じない。したがって、振動や騒音の発生を防
ぐことができる。特に半径の大きいフィルタ部にはリブ
を設けたので、壁厚が薄くとも振動を生ぜず、したがっ
て、材料を少なくして振動のない丈夫なものを得ること
ができる。したがって、通常鋳造(ダイキャスト)で作
られるユニットとして軽量化が達成できる。
【0022】また、各部品は主体部に容易に組込み、そ
して取付けることができるので、組立ても簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したポンプユニットの正面図。
【図2】図1を矢印A方向から見た側面図。
【図3】図1を矢印B方向から見た側面図。
【図4】図1を矢印C方向から見た平面図。
【図5】図1を矢印D方向から見た底面図。
【図6】図1を反対側から見た背面図。
【図7】従来例を説明するための断面図。
【符号の説明】
30・・・主体部 31・・・副部 32・・・ベース 33・・・ポンプ部 34・・・ポンプ軸 35・・・通路部分 36・・・渦巻部 37・・・フィルタ部 38・・・バイパス弁部 40・・・蓋体 41・・・フランジ 42・・・ストレーナ部 43・・・流出口部 44・・・エルボ 45・・・フランジ 50・・・フランジ B・・・ボルト R・・・リブ I・・・流入口 O・・・流出口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口(I)および流出口(O)を備え
    た1つのユニットとして構成され、ポンプ(6)からの
    圧油が渦巻室で渦巻流となり、フィルタ(14)の半径
    方向に流出させる給油装置用ポンプユニットにおいて、
    ポンプ(6)を収納したポンプ部(33)を有する主体
    部(30)とその主体部(30)に隣接して一体に構成
    したストレーナ(2)を有するストレーナ部(42)を
    備えた副部(31)とで構成され、渦巻室を形成する渦
    巻部(36)とその渦巻部(36)に隣接してフィルタ
    (14)を収容するフィルタ部(37)とが円筒体で形
    成され、そのフィルタ部(37)には円筒体の円周方向
    にリブ(R)が形成され、主体部(30)の一側が蓋体
    (40)で閉塞されてその反対側に流入口(I)を有す
    るストレーナ部(42)および流出口(O)を有する流
    出口部(43)が設けられ、前記ポンプ部(32)はフ
    ランジ(50)で、またフィルタ部(37)はフランジ
    (51)でそれぞれ主体部(30)に取付けられている
    ことを特徴とする給油装置用ポンプユニット。
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