JP3314902B2 - ポンプ装置の気液分離装置の構造 - Google Patents

ポンプ装置の気液分離装置の構造

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邦夫 佐久間
明 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガソリンスタンド等の
給油所に設置される計量機のポンプ装置の気液分離装置
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に計量機に用いられるポンプ装置
は、ボックス状のケーシングを備え、流入路からケーシ
ング内に流入した油はポンプで加圧され、気液分離装置
で分離された気体を含まない油は流出口から流出し、他
方気体を含む気液混合流はフロート室に送られ、気体は
エアベントから放出され、液体はポンプに戻されるよう
になっている(例えば本出願人に係る特公平4−153
99号公報参照)。
【0003】かかるポンプ装置の気液分離装置では渦巻
流を生ぜしめて比較的比重の重い気体を含まない液を半
径方向外方に導き、そして比較的に軽い気液混合流は中
心部に集り、この中心に集まった気液混合流がフロート
室に導かれるようになっている(例えば本出願人に係る
特開平5−193697号公報参照)。
【0004】しかしながら、前記の特公平4−1539
9号公報の技術では渦巻室に連接した外筒とは別個にス
トレーナを設置したので装置全体が大型化する。また前
記特開平5−193697号公報に開示されているよう
に渦巻室の流出側に旋回流の止め部材を設けた方がエア
の分離能力が大となるが、この止め部材を設けるとやは
りその分だけ大型化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、気液分離能力が高く、かつコンパクトで小型化
したポンプ装置の気液分離装置の構造を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ポンプ
の流入側をケーシングに開口した流入口に連通し、ポン
プの吐出側を円筒形の渦巻室の側壁に連通し、該渦巻室
の一端を閉じる壁面に気液混合流の流出用の小穴を開け
ると共に、渦巻室の他端をストレーナ室に連接し、該ス
トレーナ室に渦巻室に連接する筒状部材と、該筒状部材
の周囲を覆う筒状のストレーナとを設け、ストレーナ室
の流出側をケーシングに開口した流出口に連通してお
り、前記ストレーナは円筒形であり、両端面にはフラン
ジが取り付けられ、一方のフランジには前記渦巻室の流
出口に連接する筒状部材が設けられている。
【0007】
【0008】そして本発明によれば、前記ストレーナ室
は円筒形であり、ケーシングに開口した流出口はストレ
ーナ室の側壁に連通し、ストレーナ室の一端は渦巻室に
連接し他端はケーシングに開口され、該開口を塞ぐ蓋と
ストレーナに取り付けられたフランジとの間に介装され
たばねにより筒状部材が設けられた側のフランジは渦巻
室側に密着固定されている。
【0009】
【作用】したがって、ポンプで加圧された油は渦巻室に
おいて旋回流となり、筒状部材および連設したストレー
ナ室でも旋回流が生じる。その結果、気液混合流は前記
特開平5−193697号公報で述べたように小穴に流
入してフロート室で気体が分離され、液体(油)はポン
プに戻される。
【0010】ストレーナ室において比重が比較的に重い
液体(油)は半径方向外方を旋回し、ストレーナの外側
に流出してケーシングの流出口から流出する。
【0011】このように旋回流を案内する筒状部材をス
トレーナの内側に延長して組込んだので、気液分離能力
を害することなく構造がコンパクトにすることができ
る。
【0012】また、ストレーナはケーシングの開口から
容易に挿入して取付けることができ、ばねにより固定で
きるので、ストレーナの着脱も容易である。
【0013】さらに筒状部材とストレーナとを一体構造
にして簡単に組込めるようにしている。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0015】図1において、本発明を実施した計量機用
ポンプ装置は箱型のケーシングCを備え、そのケーシン
グCには流入口Iと流出口Oとが形成されている。この
流入口Iに円筒状のストレーナ室1が連通され、そのス
トレーナ室1にはストレーナ2が収められている。この
ストレーナ室1はチェック弁5を介してポンプ6の入口
側の流路7に連通しており、ポンプ6の出口側の流路8
は全体を符号9で示す気液分離装置に連通している。こ
の気液分離装置9は後述の如く渦巻室10と筒状部材1
1と旋回止め部材の役目をするフランジ2aを有するス
トレーナ14と気液混合流の流出用の小穴13aとから
なっている。
【0016】図2及び図3において、その気液分離装置
9の渦巻室10は円筒形で、ポンプ6の出口側の流路8
は、渦巻室10の側壁に連通している。この渦巻室10
の一端は、筒状部材11を介してストレーナ室17に連
通し、他端は円板13に穿設した小穴13aを介してケ
ーシングCに形成された流路20に連通している。スト
レーナ室17は、円筒形に形成され、コントロール弁1
8を介して流出口Oに連通している。ストレーナ室17
の下部は、バイパス弁19を介してポンプ6の入口側の
流路7に連通している。ストレーナ室17の中には同心
的に一体に構成したストレーナ14および筒状部材11
が設けられている。筒状部材11の内径は実質的に渦巻
室10と一致しており、筒状部材11はストレーナ14
の一方のフランジ12bに一体に形成され、ケーシング
Cに形成された座面Caに座着するようになっている。
ストレーナ14はその一端が前記のフランジ12bに一
体に取付けられており、他端はフランジ12aで閉じて
いる。このフランジ12aは特開平5−193687号
公報に記載したように旋回流を止める役目をし、気液混
合流が小穴13aから流出しやすくする働きをするもの
である。ケーシングCの外側には蓋15が図示しないボ
ルトで着脱可能に設けられ、ばね16でフランジ12a
を押圧し、筒状部材11が設けられた側のフランジ12
bを座面Caに密着固定するようになっている。
【0017】したがって、ストレーナ14は簡単に着脱
することができ、清掃等を容易に行うことができる。ま
た旋回運動を助長する筒状部材11をストレーナ14の
中に設けたので、コンパクトな構成となり、気液分離効
果も低下しない。
【0018】渦巻室10に対してストレーナ室17の反
対側には円板13を挿入するための開口部30がケーシ
ングCに形成されており、この開口部30を閉塞するた
めに蓋体31が取付けられている。このようにして円板
13に開けられた小穴13aは後述のフロート室21に
至る流路20と連通している。
【0019】流路20を介して小穴13aと連通してい
るフロート室21にはフロート弁22が設けられてい
る。このフロート弁22はフロート室21内にレベルL
まで油が溜まると開くようになっている。したがってレ
ベルLより上方にエアベントVが設けられている。この
フロート室21の出口流路23はストレーナ室1と連通
している。
【0020】なお図示の例ではチェック弁5は重力式で
あり、このチェック弁5を取付けるためにケーシングC
に開口24が開けられており、その開口24は常時蓋2
5で閉塞されている。
【0021】次に主として図4を参照して作動を説明す
る。
【0022】図示しない地下タンクからの油は図示しな
い給油管を通って流入口Iに流入し、そしてストレーナ
2でゴミ等が除去されてストレーナ室1からチェック弁
5を通って流路7に流れてポンプ6に吸込まれる。ポン
プ6で加圧された油は出口側の流路8から気液分離装置
9の渦巻室10に流入して旋回流を生じ、比較的に比重
の軽い気液混合流は小穴13aから流路20を介してフ
ロート室21に流れる。この際、筒状部材11の下流側
に旋回止め部材として働くフランジ12aが設けられて
いるので、気液分離能力が高められる。
【0023】気体を含まない油はストレーナ14を通っ
てコントロール弁18を押し開いて流出口Oに流れ、図
示しない給油ノズルから給油される。
【0024】ポンプ6は作動しているが、給油されない
場合、ポンプ6からの油は気液分離装置9、ストレーナ
14およびバイパス弁19を通ってポンプ6の入口側の
流路7に戻されて循環する。
【0025】フロート室21に流入した気液混合流はこ
こで気液が分離され、気体すなわちベーパーはエアベン
トVから大気に放出される。そしてフロート室21内の
一定量の油が溜まるとフロート弁22が開いて、フロー
ト室内の油は流路23からストレーナ2を介して流入口
Iから地下タンクに戻される。なおポンプ6の作動中で
あればポンプ6に吸込まれる。
【0026】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、下記のす
ぐれた効果を奏する。 (1) 筒状部材をストレーナの中に設けたので装置全
体をコンパクトにできる。 (2) しかも気液分離効率は低下せず、気液混合流を
フロート室に導くことができる。 (3) ストレーナの着脱が容易であり、小穴を穿設し
た円板も取付けが容易である。 (4) ストレーナと円筒部材とを一体としたので組込
みが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した計量機用ポンプ装置を示す側
断面図。
【図2】本発明の一実施例を示す側断面図。
【図3】図2のX−X矢視図。
【図4】本発明を実施した計量機用ポンプ装置の流れを
示す模式図。
【符号の説明】
I・・・流入口 O・・・流出口 C・・・ケーシング 1・・・ストレーナ室 2・・・ストレーナ 5・・・チェック弁 6・・・ポンプ 9・・・気液分離装置 10・・・渦巻室 11・・・筒状部材 12a、12b・・・フランジ 13・・・円板 13a・・・小穴 14・・・ストレーナ 15・・・蓋 16・・・ばね 17・・・ストレーナ室 18・・・コントロール弁 19・・・バイパス弁 20・・・流路 21・・・フロート室 22・・・フロート弁 23・・・流路 24・・・開口 25・・・蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 一成 東京都港区芝浦二丁目12番13号 株式会 社タツノ・メカトロニクス内 (56)参考文献 特開 平5−193697(JP,A) 実開 昭57−88798(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67D 5/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプの流入側をケーシングに開口した
    流入口に連通し、ポンプの吐出側を円筒形の渦巻室の側
    壁に連通し、該渦巻室の一端を閉じる壁面に気液混合流
    の流出用の小穴を開けると共に、渦巻室の他端をストレ
    ーナ室に連接し、該ストレーナ室に渦巻室に連接する筒
    状部材と、該筒状部材の周囲を覆う筒状のストレーナと
    を設け、ストレーナ室の流出側をケーシングに開口した
    流出口に連通しており、前記ストレーナは円筒形であ
    り、両端面にはフランジが取り付けられ、一方のフラン
    ジには前記渦巻室の流出口に連接する筒状部材が設けら
    れていることを特徴とするポンプ装置の気液分離装置の
    構造。
  2. 【請求項2】 前記ストレーナ室は円筒形であり、ケー
    シングに開口した流出口はストレーナ室の側壁に連通
    し、ストレーナ室の一端は渦巻室に連接し他端はケーシ
    ングに開口され、該開口を塞ぐ蓋とストレーナに取り付
    けられたフランジとの間に介装されたばねにより筒状部
    材が設けられた側のフランジは渦巻室側に密着固定され
    る請求項1記載のポンプ装置の気液分離装置の構造。
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