JP2010088995A - 固相合成装置用反応槽モジュールおよびそれを用いた固相合成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】反応槽モジュールMは、中心部に筒状の反応槽1、そのすぐ外周囲に温度調節層、その外周囲に断熱層の3層構造を有する。筒状の反応槽1、上内蓋2、下内蓋3、ガラス内管4、およびガラス外管5は、上中蓋8と下中蓋9により外側から押さえられている。筒状の反応槽1の側面の肉厚を光が透過する程度に選択すると、筒状の反応槽1内の様子を観察することができる。反応槽モジュールMはそれぞれ独立して構成されるため、1つ1つの反応槽モジュールをそれぞれの反応条件に応じて制御可能なコンビナトリアル固相合成装置を組むことができる。
【選択図】図2
Description
同心円状に配置した前記筒状の反応槽、前記第1の筒状透明部材、および前記第2の筒状透明部材の両端部をそれぞれ覆う中心部に孔を設けた蓋部材と、を備えた反応槽モジュールであって、前記筒状の反応槽、前記第1の筒状透明部材、および前記蓋部材により形成される領域を温度調節領域とし、前記第1の筒状透明部材、前記第2の筒状透明部材、および前記蓋部材により形成される領域を断熱領域とすることを特徴とする固相合成装置用反応槽モジュールである。
図1は、複数個の反応槽モジュールを用いてコンビナトリアル固相合成装置を構成することを説明する図である。図示されるように、一度に多種類の固相合成を行いうるように、反応槽モジュールMを複数個芋づる式に接続しコンビナトリアル固相合成装置を構成する。
上内蓋2と反応槽1の上側フランジ部1bの間には濾紙やガラスフィルタなどの濾材6とオーリング7が挟まれ、下内蓋3と反応槽1の下側フランジ部1cの間には濾紙やガラスフィルタなどの濾材6とオーリング7が挟まれている。オーリング7は水密性、または、油密性、または、気密性を持たせるために使用するシール材である。反応槽1と濾材6とで形成される空間に合成反応用の原料又は試薬の固相担体としての固相樹脂が適宜量充填される。
各電磁弁30v,31v,32v,33v,34v,35vは、強酸、強アルカリ、および各種有機溶媒に耐えることができ、気密性を保つことができる材料(例えば、テフロン(登録商標))を使用した電磁弁が望ましい。
なお、試薬ユニットDの数は1つに限定されない。例えば、試薬ユニットDは、芋づる式に接続し数を増やすことが可能である。ただしこの場合、最後に接続した試薬あるいは溶媒は、試薬管41、UP管32、DOWN管33等を洗浄可能な物にすることが望ましい。また、2次元状に接続してもよいし、同心円状に接続してもよい。また、室温で不安定な試薬あるいは溶媒を用いる際は、容器42を冷やすことも可能である。
そして、このように配列することにより、試薬ユニットDが反応槽ユニットUから離れすぎないので、迅速に薬液を供給することが可能である。また、試薬が輸送管へ吸着することによる損失が顕在化するの防ぐことが可能である。また、デッドスペースが増えることによる無駄になる試薬の増加を防ぐことが可能である。
U 反応槽ユニット
D 試薬ユニット
C 主ユニット
1 反応槽
1a 筒状部
1b 上側フランジ部
1c 下側フランジ部
2 上内蓋
3 下内蓋
4 ガラス内管
5 ガラス外管
6 濾材
7 オーリング
8 上中蓋
9 下中蓋
10 上外蓋
11 下外蓋
12a ボルト
12b ナット
13 減圧装置用接続口
14 熱電対用接続端子
15 温度調節用媒体の流出口
16 電熱線用接続端子
17 温度調節用媒体の流入口
20 試料取り出し管
21 テレビカメラ
22 照明用光源
23 光ファイバ
100 制御装置
Claims (7)
- 筒状の反応槽と、
該筒状の反応槽と同心円状に配置した第1の筒状透明部材および該第1の筒状透明部材より径の大きい第2の筒状透明部材と、
同心円状に配置した前記筒状の反応槽、前記第1の筒状透明部材、および前記第2の筒状透明部材の両端部をそれぞれ覆う中心部に孔を設けた蓋部材と、
を備えた反応槽モジュールであって、
前記筒状の反応槽、前記第1の筒状透明部材、および前記蓋部材により形成される領域を温度調節領域とし、
前記第1の筒状透明部材、前記第2の筒状透明部材、および前記蓋部材により形成される領域を断熱領域とすることを特徴とする固相合成装置用反応槽モジュール。 - 筒状の反応槽と、
該筒状の反応槽と同心円状に配置した第1の筒状透明部材および該第1の筒状透明部材より径の大きい第2の筒状透明部材と、
前記筒状の反応槽の両端部をそれぞれ少なくとも覆う中心部に孔を設けた反応槽用蓋部材と、
同心円状に配置した前記反応槽用蓋部材に覆われた前記筒状の反応槽、前記第1の筒状透明部材、および前記第2の筒状透明部材の両端部をそれぞれ覆う中心部に孔を設けた蓋部材と、
を備えた反応槽モジュールであって、
前記反応槽用蓋部材に覆われた前記筒状の反応槽、前記第1の筒状透明部材、および前記蓋部材により形成される領域を温度調節領域とし、
前記第1の筒状透明部材、前記第2の筒状透明部材、および前記蓋部材により形成される領域を断熱領域とすることを特徴とする固相合成装置用反応槽モジュール。 - 前記筒状の反応槽の両端部をそれぞれ覆う前記蓋部材あるいは前記反応槽用蓋部材とネジ構造もしくはフランジ構造によって固定することを特徴とする請求項1または2に記載の固相合成装置用反応槽モジュール。
- 前記筒状の反応槽は、反応槽内の試料を反応途中で取り出すための取り出し用管、または、撮像用の光ファイバの内、少なくとも一方を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の固相合成装置用反応槽モジュール。
- 請求項1〜4のいずれか1つに記載の固相合成装置用反応槽モジュールを少なくとも1つ有する固相合成装置において、
該反応槽モジュールの前記筒状の反応槽に薬液あるいは溶媒の供給を行う手段と、
該反応槽モジュールの前記筒状の反応槽の温度、もしくは温度調節領域の温度を測定する温度測定手段と、
該反応槽モジュールの前記筒状の反応槽の温度を調節するための媒体を供給する媒体供給手段と、
該反応槽モジュールの前記筒状の反応槽からの廃液を行う手段と、
を備えた固相合成装置。 - 前記反応槽モジュールを攪拌する攪拌手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の固相合成装置。
- 前記薬液あるいは溶媒の供給を行う手段は、試薬の容器および溶媒の容器の数を任意に選択できることを特徴とする請求項5または6のいずれか1つに記載の固相合成装置。
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