JP2020160834A - 反応容器の温度制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大規模な装置を用いることなく反応容器内の温度を所定の温度範囲に維持することが可能な反応容器の温度制御装置を提供する。【解決手段】固相合成装置に設けられた反応容器11内の温度を制御する反応容器の温度制御装置であり、反応容器11に充填された薬液の温度を検出する温度計Ptと、反応容器11の周囲に設けられて、冷却した液体或いは加温した液体が流れる空間を有するウォータジャケット41を有する。更に、温度計Ptで検出された薬液の温度に基づいて冷却した液体或いは加温した液体の温度を調整し、ウォータジャケット41に冷却した液体、或いは加温した液体を供給して、反応容器11に充填された薬液の温度が予め設定した基準温度範囲内となるように制御する液体供給部51、主制御部52を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、固相合成装置に用いられる反応容器の温度を制御する温度制御装置に関する。
樹脂を利用して樹脂表面に合成反応を生じさせる固相合成装置(例えば、ペプチド合成装置)が知られている。このような固相合成装置では、樹脂(ビーズ、レジン)、及び、合成反応させるための物質としての種々の薬液を反応容器内に供給して合成反応を生じさせている。
このような固相合成装置においては、反応容器内で固相合成反応を実施する際に、合成反応に伴って薬液の温度が上昇、或いは低下することがある。このような温度変化が発生すると反応効率が低下し、合成反応処理に長時間を要することがある。このため、反応容器内の温度を所定の温度範囲内に維持する必要がある。反応容器内の温度を制御する従来の方法として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1では、反応容器の周囲に設けられたジャケット内に、冷却水を循環させるか、或いはヒータにより加熱することにより、反応容器内の温度が適切になるように制御することが開示されている。
特開2005−206525号公報
しかしながら、上述した従来例では、ジャケット内に冷却水を循環させるか、或いはヒータにより加熱することにより、反応容器内の温度を制御しており、反応容器内に充填されている薬液の温度や投入量について考慮されていない。このため、反応容器内の温度を適切な温度とするためには、大規模な冷却装置、ヒータを設ける必要があるという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、大規模な装置を用いることなく反応容器内の温度を予め設定した基準温度範囲内に維持することが可能な反応容器の温度制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願の請求項1に記載の発明は、固相合成装置に設けられた反応容器内の温度を制御する反応容器の温度制御装置であって、前記反応容器に充填された薬液の温度を検出する温度検出部と、前記反応容器の周囲の少なくとも一部に設けられ、液体が流れる空間を有するウォータジャケットと、前記温度検出部で検出された薬液の温度に基づいて前記液体の温度を調整し、前記ウォータジャケットに前記温度が調整された液体を供給して、前記反応容器に充填された薬液の温度が予め設定した基準温度範囲内となるように制御する温度制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記薬液の前記反応容器への供給を制御する薬液供給制御部、を更に備え、前記薬液供給制御部は、前記温度制御部により、前記液体を前記ウォータジャケットに供給してから第1の所定時間が経過した後に、前記薬液の温度が前記基準温度範囲に近づかない場合には、前記反応容器内への前記薬液の供給速度を低下させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記反応容器内への前記薬液の供給、停止を切り替える薬液供給弁を更に備え、前記薬液供給制御部は、前記薬液供給弁の開時間、閉時間を制御して、前記薬液の供給速度を低下させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記薬液の前記反応容器への供給を制御する薬液供給制御部、を更に備え、前記薬液供給制御部は、前記温度制御部により、前記液体を前記ウォータジャケットに供給してから第2の所定時間が経過した後に、前記薬液の温度が前記基準温度範囲に近づかない場合には、前記反応容器内への前記薬液の供給を第3の所定時間だけ停止することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記反応容器内への前記薬液の供給、停止を切り替える薬液供給弁を更に備え、前記薬液供給制御部は、前記薬液供給弁を閉鎖することにより、前記薬液の供給を停止することを特徴とする。
本発明に係る反応容器の温度制御装置では、大規模な装置を用いることなく反応容器内の温度を予め設定した基準温度範囲内に維持することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る温度制御装置が採用される固相合成装置のフロー図である。 図2は、本発明の実施形態に係る温度制御装置が採用される固相合成装置の、容器ユニットのフロー図であり、(a)は第1容器ユニット、(b)は第2容器ユニットを示す。 図3は、図1に示す温度制御部(液体供給部51、主制御部52)の詳細な構成を示す説明図である。 図4は、第1実施形態に係る温度制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 図5は、第2実施形態に係る温度制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 図6は、第3実施形態に係る温度制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態の構成説明]
図1、図2は、本発明の実施形態に係る温度制御装置が採用される固相合成装置の、フロー図である。図1、図2に示すように、固相合成装置100は、合成反応を行う容器である反応容器11と、この反応容器11内に供給する薬液(反応に必要な試薬が含まれる液体)を蓄積する2つの計量器、即ち、第1計量器12、及び第2計量器13を備えている。そして、反応容器11内の一定の高さまで粒状の樹脂を充填し、更に、薬液を投入して固相合成法により合成反応を行う。なお、本実施形態では、第1計量器12、及び第2計量器13の2つの計量器を記載しているが、計量器の個数は2個に限定されない。また、本発明で言う「樹脂」とは、天然樹脂、合成樹脂、プラスチックを含む概念である。
また、固相合成装置100は、図2(a)、図2(b)に示すように、各計量器12、13に所望の薬液を供給するための複数個の容器24を備えた第1容器ユニット21、及び複数の容器25を備えた第2容器ユニット22を備えている。
第1容器ユニット21に設けられる各容器24には、各種の薬液が充填されており、これらの容器24から第1計量器12に薬液を供給するための供給ラインとなる複数の配管h1は、独立して複数個設けられているチェック弁u1のうちの1つに接続されている。なお、「チェック弁」とは一方側向けて薬液が流れることができ、反対側の流れが阻止される機能を有する弁である。チェック弁は、逆止弁と称することもある。従って、各容器24内に充填されている薬液のうち所望の薬液を、配管h1及びチェック弁u1を経由して第1計量器12内に供給することができる。
第2容器ユニット22に設けられる各容器25には、前述した第1容器ユニット21の容器24と同様に、各種の薬液が充填されている。各容器25から第2計量器13に薬液を供給するための供給ラインとなる複数の配管h2は、独立して複数設けられているチェック弁u2のうちの1つに接続されている。従って、各容器25内に充填されている薬液のうち所望の薬液を、配管h2、チェック弁u2を経由して第2計量器13に供給することができる。なお、容器24と容器25はほぼ同様の機能を有するが、容量が異なる場合がある。例えば、容器24の容量は50リットルであり、容器25の容量は15リットルである。
また、図1に示すように、反応容器11の内部には、該反応容器11内に供給された薬液を撹拌するための撹拌機31が設けられている。撹拌機31の出力軸は、モータM3に連結されており、図示省略の駆動装置により回転が制御される。具体的に、モータM3を例えば角度90°毎に正転、逆転を繰り返すことにより、撹拌機31が往復するように回転させて反応容器11内に充填された薬液を撹拌する。
反応容器11の下面には、不純物をろ過するためのフィルタ34が設けられている。更に、フィルタ34を介して、排出用の配管h3が接続されている。該配管h3はチェック弁u5、開閉弁v2を介して、ポンプP1に接続されている。ポンプP1は例えばダイヤフラム式のポンプであり、該ポンプP1を作動させて反応容器11の底部を減圧することにより、反応容器11内に充填された薬液、或いは反応容器11を洗浄するために充填した洗浄液を廃液として外部へ排出する。
なお、上述した開閉弁v2はノーマルクローズ型であり、開放時には黒で示す方向に流れるように開放される。以下に示す各開閉弁v1、v3、v4、v7〜v12、v21、v32、v34についても同様である。
反応容器11の上面には、該反応容器11内を陽圧(プラスの圧力)とするための圧縮ガス(例えば、窒素などの不活性ガス)を供給する配管h4が接続されている。該配管h4には開閉弁v11が設けられており、符号x3に示す方向から供給される圧縮ガスが、開閉弁v11を経由して反応容器11内に供給される。そして、反応容器11内を陽圧にすることができる。
更に、反応容器11の上面には、該反応容器11内に存在するガスを外部に排気するための配管h5が設けられており、該配管h5は開閉弁v12を介して外部に連通している。更に、開閉弁v12に対して並列的に安全弁s3が設けられている。反応容器11内に薬液が供給された後、合成反応が行われる前に開閉弁v12を開放して、反応容器11内の液面上の空間に充満しているガスを排気する。また、反応容器11内の圧力が過多となった場合には、安全弁s3を開放して異常な圧力上昇を回避する。
また、反応容器11の上面には、開閉弁v1を備えた配管h10が接続されている。該配管h10の端部は、図示省略の洗浄液容器に接続されており、配管h10を介して反応容器11内に洗浄液が供給されるようになっている。即ち、開閉弁v1の開閉を制御することにより、反応容器11内への洗浄液の供給、停止を制御することができる。
更に、反応容器11の内部には、該反応容器11の内部に充填された薬液の温度を測定する温度計Pt(温度検出部)が設けられている。温度計Ptで検出された温度データは、後述する主制御部52に送信される。なお、以下では、「反応容器11内の薬液の温度」を簡略的に、「反応容器11内の温度」ということにする。
また、第1計量器12には、該第1計量器12に供給された薬液を撹拌する撹拌機32が設けられている。撹拌機32は、この出力軸に連結されたモータM2により回転駆動可能とされている。撹拌機32は、一定の方向に回転させてもよいし、前述した撹拌機31と同様に角度90°毎に正転、反転を繰り返すようにしてもよい。
第1計量器12の底部には、該第1計量器12に導入されている薬液を放出するための開閉弁v3(薬液供給弁)が設けられている。更に、開閉弁v3の出力側には、この出力側を2系統に分岐するための三方弁v5が設けられており、このうち一方の分岐路は反応容器11に接続され、他方の分岐路は、チェック弁u6を介して廃液用の配管に接続されている。即ち、三方弁v5の開閉を制御することにより、開閉弁v3を介して放出された薬液を、反応容器11に供給するか、或いは廃液として放出することができる。
また、第1計量器12の上面には、第1計量器12内を陽圧とするための圧縮ガス(例えば、窒素ガス)を供給する配管h6が接続されている。該配管h6には開閉弁v9が設けられており、符号x4に示す方向から圧縮ガスが供給され、開閉弁v9を経由して第1計量器12内に供給される。圧縮ガスを供給することにより、第1計量器12内を陽圧に維持することができる。
更に、第1計量器12の上面には、この第1計量器12内で発生したガスを外部に排気するための配管h7が設けられており、この配管h7は開閉弁v7を介して外部に連通している。更に、開閉弁v7に対して並列的に安全弁s1が設けられている。従って、開閉弁v7の開閉を制御することにより、第1計量器12内に充満したガスを外部に排出することができる。また、第1計量器12内の圧力が過多となった場合には、安全弁s1が開放されて第1計量器12内の異常な圧力上昇を回避する。
また、配管h1に接続されるチェック弁u1の入口側には、チェック弁u3が設けられている。チェック弁u3の出口側はチェック弁u1の入口側に接続されている。そして、チェック弁u3の入口側には、符号x5に示す方向から圧縮ガスが供給される。従って、符号x5に示す方向から圧縮ガスを供給することにより、配管h1に接続された容器(図2(a)に示す第1容器ユニット21に設けられた容器24)に充填されている薬液を吸引して第1計量器12内に供給することができる。
第2計量器13についても、上述した第1計量器12と同様に、第2計量器13に供給された薬液を撹拌する撹拌機33が設けられており、撹拌機33の出力軸に連結されたモータM1により回転駆動可能とされている。
第2計量器13の底部には、該第2計量器13に導入されている薬液を放出するための開閉弁v4(薬液供給弁)が設けられている。更に、開閉弁v4の出力側には、この出力側を2系統に分岐するための三方弁v6が設けられている。このうち一方の分岐路は反応容器11に接続され、他方の分岐路は、チェック弁u7を介して廃液用の配管に接続されている。即ち、三方弁v6の開閉を制御することにより、開閉弁v4を経由して放出された薬液を、反応容器11に供給するか、或いは廃液として放出することができる。
また、第2計量器13の上面には、第2計量器13内を陽圧とするための圧縮ガス(例えば、窒素ガス)を供給する配管h8が接続されている。該配管h8には開閉弁v10が設けられており、符号x2に示す方向から圧縮ガスが供給され、開閉弁v10を経由して第2計量器13内に供給される。圧縮ガスを供給することにより、第2計量器13内を陽圧に維持することができる。
更に、第2計量器13の上面には、該計量器13内で発生したガスを外部に排気するための配管h9が設けられており、この配管h9は開閉弁v8を介して外部に連通している。更に、開閉弁v8に対して並列的に安全弁s2が設けられている。従って、開閉弁v8の開閉を制御することにより、第2計量器13内に充満したガスを外部に排出することができる。また、第2計量器13内の圧力が過多となった場合には、安全弁s2が開放されて第2計量器13内の異常な圧力上昇を回避する。
また、配管h2に接続されるチェック弁u2の入口側には、チェック弁u4が設けられている。チェック弁u4の出口側はチェック弁u2の入口側に接続されている。そして、チェック弁u4の入口側には、符号x1に示す方向から圧縮ガスが供給される。従って、符号x1に示す方向から圧縮ガスを供給することにより、配管h2に接続された容器(図2(b)に示す第2容器ユニット22に設けられた容器25)に充填されている薬液を吸引して第2計量器13内に供給することができる。
一方、図2(a)に示す第1容器ユニット21に設けられる複数の容器24は、全体が密閉された形状とされており、その内部には第1計量器12に供給する各種の薬液(合成反応を行うための薬液)が蓄積されている。
容器24の底部には、薬液の供給ラインとなる配管h1の先端が導入されている。また、容器24の上面には、開閉弁v21が設けられた配管h22が接続されており、開閉弁v21を開放することにより容器24内に充満しているガスを外部に放出することができる。
更に、容器24の上面には、配管h21が接続され、該配管h21の一端は三方弁v22の出力側に連結されている。三方弁v22の一方の入力側は、符号x11の方向から圧縮ガスが供給され、他方の入力側は、符号x12の方向から圧縮ガスが供給される。三方弁v22の出力側はチェック弁u21を介して容器24に接続されている。符号x12の方向から供給される圧縮ガスは、容器24内を陽圧に維持するためのガスであり、符号x11の方向から供給される圧縮ガスは、容器24内に充填されている薬液を加圧して配管h1より送出するためのガスである。即ち、三方弁v22の開閉を制御することにより、容器24内に充填されている薬液の送液速度を切り替えることができる。
また、図2(b)に示す第2容器ユニット22に設けられる複数の容器25についても、図2(a)に示した容器24と同様の構成を有している。詳細な説明を省略する。但し、第1容器ユニット21に設けられる容器24と第2容器ユニット22に設けられる容器25は容量が異なっている場合がある。例えば、容器24は50リットル、容器25は15リットルである。
図1に戻って、反応容器11の周囲には、円筒管形状をなすウォータジャケット41が設けられている。ウォータジャケット41には、液体供給部51が接続されている。そして、液体供給部51より温度制御された液体がウォータジャケット41内に供給されて、該ウォータジャケット41内を流れることにより、反応容器11の内部を冷却、或いは加温することが可能とされている。なお、図1では反応容器11の周囲全体を覆うようにウォータジャケット41を設ける構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、反応容器11の周囲の少なくとも一部に接するように設ける構成としてもよい。
以下、液体供給部51の詳細な構成を、図3に示すフロー図を参照して説明する。図3に示すように、液体供給部51は、冷媒などを用いて液体の温度を制御するチラーC1と、液体を蓄積するタンクT1と、タンクT1内の液体を送り出すポンプP2と、開閉弁v32、v34と、チェック弁u8と、三方弁v31、v33と、を備えている。
チラーC1は、例えば、冷媒を圧縮機で圧縮し、圧縮した冷媒を膨張弁などで膨張させることにより温度を低下させ、更に蒸発器を通過させることにより液体と熱交換して、冷却された液体(冷水や低温の冷媒など)(温度が調整された液体)を生成する。
チラーC1の出口は、配管h11を経由してウォータジャケット41の入口に接続されている。また、ウォータジャケット41の出口は、配管h13を経由してチラーC1の入口に接続されている。更に、配管h13は、符号x6に示す位置から、開閉弁v34を介して圧縮空気が供給されるようになっている。
更に、液体供給部51には、温度計Pt(図1参照)で検出された反応容器11内の温度に基づいて、液体供給部51より出力する液体の温度を設定する制御、及び固相合成装置100全体を総括的に制御する主制御部52が接続されている。即ち、液体供給部51と主制御部52で、本発明の「温度制御部」が構成される。
また、主制御部52には、薬液供給制御部53が接続されている。薬液供給制御部53は、第1計量器12に充填されている薬液を反応容器11に供給するための開閉弁v3(薬液供給弁)、及び、第2計量器13に充填されている薬液を反応容器11に供給するための開閉弁v4(薬液供給弁)の開閉を制御する。即ち、開時間、閉時間を制御する。或いは、必要に応じて各開閉弁v3、v4を閉鎖して薬液の供給を停止させる制御を行う。
なお、主制御部52、薬液供給制御部53は、例えば、中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。
[第1実施形態の作用の説明]
次に、図4に示すフローチャートを参照して、第1実施形態に係る温度制御装置の処理手順について説明する。図4に示す各処理は、図1に示す液体供給部51及び主制御部52により実行される。
初めに、ステップS11において、主制御部52は、開閉弁v3、三方弁v5の開閉を制御して、第1計量器12に蓄積された薬液を反応容器11内に供給する。更に、開閉弁v4、三方弁v6の開閉を制御して、第2計量器13に蓄積された薬液を反応容器11内に供給する。
ステップS12において、主制御部52は、撹拌機31を回転させて合成反応処理を実施する。この際、撹拌機31は、例えば角度が90°回転する毎に回転方向を切り替えて、作動させる。即ち、90°回転する毎に、正転と反転を切り替えた往復回転動作を実施する。
ステップS13において、主制御部52は、温度計Ptで測定された温度データを取得する。更に、この温度データに基づいて該温度データが予め設定した基準温度範囲内であるか否かを判定する。「基準温度範囲」とは、所定の下限閾値温度と上限閾値温度との間の範囲内を示す。
ステップS14において、主制御部52は、反応容器11内の温度が上限閾値温度よりも高いか否かを判定する。上限閾値温度よりも高いと判定された場合には(S14;YES)、ステップS15において、主制御部52は、冷却された液体(例えば、冷水や冷却された冷媒)(温度が調整された液体)がウォータジャケット41内に供給されるように、液体の供給を制御する。
具体的に、図3に示すチラーC1より出力する液体(水或いは冷媒)を冷却し、冷却により得られた液体(冷却した液体)を配管h11を経由してウォータジャケット41内に供給する。更に、ウォータジャケット41から排出された液体を、配管h13を経由してチラーC1に戻す。そして、上記の経路で液体を循環させることにより、反応容器11内を冷却し温度を低下させる。なお、温度が調整(例えば、冷却)された液体の一例として冷水、或いは冷却した冷媒を挙げることができる。
一方、ステップS14において、反応容器11内の温度が上限閾値温度よりも低いと判定された場合には(S14;NO)、ステップS16において、主制御部52は、反応容器11内の温度が下限閾値温度よりも低いか否かを判定する。
下限閾値温度よりも低い場合には(S16;YES)、ステップS17において、主制御部52はウォータジャケット41内に加温された液体(例えば、温水や加温された冷媒)(温度が調整された液体)が供給されるように、液体の供給を制御する。なお、温度が調整(例えば、加温)された液体の一例として温水、或いは加温した冷媒を挙げることができる。
具体的に、上述したステップS15と同様の経路で加温された液体が流れるように制御し、加温した液体をウォータジャケット41内に循環させる。
反応容器11内の温度が下限閾値温度よりも高い場合には(S16;NO)、ステップS18に処理を移行する。
ステップS18において、主制御部52は、合成反応を実施してから所定の処理時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過していなければ(S18;NO)、ステップS13に処理を戻し、所定時間が経過している場合には(S18;YES)、本処理を終了する。
また、合成反応処理が終了し、ウォータジャケット41に供給した液体を抜き取る場合には、図3に示す符号x6より圧縮空気を供給する。この圧縮空気により、配管h11、h13内に蓄積されている液体をチラーC1に戻すことができる。
[第1実施形態の効果の説明]
このようにして、第1実施形態に係る反応容器の温度制御装置では、温度計Ptを用いて反応容器11内の温度(薬液の温度)を測定し、該反応容器11内の温度が予め設定した基準温度範囲内となるように、ウォータジャケット41内に供給する液体の温度を制御する。例えば、反応容器11内の温度が上限閾値温度よりも高い場合には、ウォータジャケット41内に冷却した液体(温度が調整された液体)を供給することにより、温度を低下させる。
また、反応容器11内の温度が下限閾値温度よりも低い場合には、ウォータジャケット41内に加温した液体(温度が調整された液体)を供給することにより、温度を上昇させる。そして、このような制御を実行することにより、反応容器11内の温度を所定の基準温度範囲内に維持することができる。その結果、反応容器11内における合成反応処理を安定的に実施することが可能となる。
[第2実施形態の説明]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。前述した第1実施形態では、温度計Ptで検出される温度に基づいて、ウォータジャケット41内に供給する液体の温度を調整することにより、反応容器11内の温度が基準温度範囲内となるように制御する例について説明した。
第2実施形態では、ウォータジャケット41内に冷却した液体或いは加温した液体を供給する温度制御だけでは反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持できない場合に、反応容器11内に薬液を供給する速度を低下させることにより、異常な温度変化(上昇、または低下)を防止して、反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持する。
装置構成は、前述した第1実施形態と同様であるので、構成説明を省略する。以下、第2実施形態に係る温度制御装置の処理手順を、図5に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図5のフローチャートに示すS31〜S34は、図4に示したS11〜S14の処理と同様であるので説明を省略する。
図5のステップS33において、温度計Ptで測定された反応容器11内の温度が取得され、ステップS34において、反応容器11内の温度が上限閾値温度よりも高いと判定された場合には、ステップS35において、主制御部52は、ウォータジャケット41内に冷却した液体を供給する。
ステップS36において、主制御部52は、ウォータジャケット41内に冷却した液体を供給してから所定時間(これを「第1の所定時間」とする)の経過後において、反応容器11内の温度が低下傾向にあるか否かを判定する。例えば、冷却した液体を供給した後、第1の所定時間が経過しても反応容器11内の温度が低下しない場合には(S36;NO)、ステップS37において、図1に示す薬液供給制御部53は、開閉弁v3、或いはv4の開閉を制御して、第1計量器12または第2計量器13から反応容器11内に薬液を供給する速度を低下させる制御を行う。薬液を供給する速度を低下させることにより、反応容器11内における合成反応が緩和されるので、発熱量が低減して反応容器11内の温度を低下させることができる。即ち、薬液を供給する速度を低下させることにより、合成反応に要する時間が長くなるものの、反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持することが可能となる。
また、反応容器11内の温度が低下傾向にある場合には(S36;YES)、ウォータジャケット41内に冷却した液体を供給することにより、反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持できるものと判断し、薬液の供給速度を低下させずに、ステップS42に処理を進める。
一方、反応容器11内の温度が基準温度よりも高くないと判定された場合には(S34;NO)、ステップS38において、主制御部52は、反応容器11内の温度が下限閾値温度よりも低いか否かを判定する。
下限閾値温度よりも低いと判定された場合には(S38;YES)、ステップS39において、主制御部52は、ウォータジャケット41内に、加温された液体(温度が調整された液体)が供給されるように液体の供給を制御する。
ステップS40において、主制御部52は、ウォータジャケット41内に加温した液体を供給してから前述した第1の所定時間の経過後において、反応容器11内の温度が上昇傾向にあるか否かを判定する。加温した液体を供給した後、第1の所定時間が経過しても反応容器11内の温度が上昇しない場合には(S40;NO)、ステップS41において、図1に示す薬液供給制御部53は、開閉弁v3、或いはv4の開閉を制御して、第1計量器12または第2計量器13から反応容器11内に薬液を供給する速度を低下させる制御を行う。薬液を供給する速度を低下させることにより、反応容器11内における合成反応が緩和されるので、温度の低下が抑制されて反応容器11内の温度を上昇させることができる。
また、反応容器11内の温度が上昇傾向にある場合には(S40;YES)、ウォータジャケット41内に加温した液体を供給することにより、反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持できるものと判断し、薬液の供給速度を低下させずに、ステップS42に処理を進める。
その後、ステップS42において、主制御部52は、合成反応を実施してから所定の処理時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過していなければ(S42;NO)、ステップS33に処理を戻し、所定時間が経過している場合には(S42;YES)、本処理を終了する。
[第2実施形態の効果の説明]
このようにして、第2実施形態に係る温度制御装置では、ウォータジャケット41内に冷却した液体、或いは加温した液体を供給した際に、反応容器11内の温度が基準温度範囲内に収束しない場合には、液体による冷却、或いは加温により反応容器11内の温度を適正に制御することが難しいものと判断し、反応容器11内に薬液を供給する速度を低下させる。その結果、合成反応が緩和されるので、反応容器11内の温度の急激な上昇、或いは急激な低下を抑制することができ、反応容器11内の温度を確実に基準温度範囲内に維持することができる。
また、液体供給部51、及び主制御部52を大規模化する必要がないので、装置の小型化、低コスト化を図ることが可能となる。更に、薬液供給制御部53の制御下で開閉弁v3、v4の開閉を制御するので、手動により開閉操作する場合と対比して、開閉弁v3、v4を元に戻す操作を失念するなどの問題の発生を回避することができる。
[第3実施形態の説明]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。前述した第2実施形態では、ウォータジャケット41内に供給する液体の温度制御だけでは反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持できない場合に、反応容器11内に薬液を供給する速度を低下させることにより急激な温度変化を防止して、反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持することについて説明した。
これに対して第3実施形態では、ウォータジャケット41内に供給する液体の温度制御だけでは反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持できない場合に、反応容器11内への薬液の供給を所定時間(第3の所定時間)だけ停止させることにより、異常な温度変化を防止して、反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持する。
装置構成は、前述した第1実施形態と同様であるので、構成説明を省略する。以下、第3実施形態に係る温度制御装置の処理手順を、図6に示すフローチャートを参照して説明する。図6に示すフローチャートは、図5で示したフローチャートと対比して、ステップS37、及びステップS41の処理が相違し、それ以外の処理は同様である。従って、図6に示すステップS36、S37aの処理、及びステップS40、S41aの処理について詳細に説明する。
ステップS36において、主制御部52は、ウォータジャケット41内に冷却した液体を供給してから所定時間(これを「第2の所定時間」とする)の経過後において、反応容器11内の温度が低下傾向にあるか否かを判定する。例えば、冷却した液体を供給した後、第2の所定時間が経過しても反応容器11内の温度が低下しない場合には(S36;NO)、ステップS37aにおいて、図1に示す薬液供給制御部53は、開閉弁v3、或いはv4の開閉を制御して、第1計量器12または第2計量器13から反応容器11内への薬液の供給を所定時間(これを「第3の所定時間」とする)だけ停止させる制御を行う。
薬液の供給を第3の所定時間だけ停止させることにより、反応容器11内における合成反応が緩和されるので、発熱量が低減して反応容器11内の温度を低下させることができる。即ち、薬液の供給を第3の所定時間だけ停止することにより、合成反応に要する時間が長くなるものの、反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持することが可能となる。
また、反応容器11内の温度が低下傾向にある場合には(S36;YES)、ウォータジャケット41内に冷却した液体を供給することにより、反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持できるものと判断し、ステップS42に処理を進める。その後の処理は、前述した図5に示した処理と同様である。
一方、反応容器11内の温度が上限閾値温度よりも高くないと判定された場合には(S34;NO)、ステップS38において、主制御部52は、反応容器11内の温度が下限閾値温度よりも低いか否かを判定する。
下限閾値温度よりも低いと判定された場合には(S38;YES)、ステップS39において、主制御部52は、ウォータジャケット41内に、加温した液体が供給されるように液体の供給を制御する。
ステップS40において、主制御部52は、ウォータジャケット41内に加温した液体を供給してから前述した第2の所定時間の経過後において、反応容器11内の温度が上昇傾向にあるか否かを判定する。加温した液体を供給した後、第2の所定時間が経過しても反応容器11内の温度が上昇しない場合には(S40;NO)、ステップS41aにおいて、図1に示す薬液供給制御部53は、開閉弁v3、或いはv4の開閉を制御して、第1計量器12または第2計量器13から反応容器11内への薬液の供給を第3の所定時間だけ停止させる制御を行う。
薬液の供給を第3の所定時間だけ停止させることにより、反応容器11内における合成反応が緩和されるので、温度の低下が抑制されて反応容器11内の温度を上昇させることができる。即ち、薬液の供給を第3の所定時間だけ停止することにより、合成反応に要する時間が長くなるものの、反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持することが可能となる。
また、反応容器11内の温度が上昇傾向にある場合には(S40;YES)、ウォータジャケット41内に加温した液体を供給することにより、反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持できるものと判断し、ステップS42に処理を進める。その後の処理は、前述した図5に示した処理と同様である。
[第3実施形態の効果の説明]
上述したように、第3実施形態に係る温度制御装置では、図6のステップS39aに示したように、ウォータジャケット41内に冷却した液体を供給した際に反応容器11内の温度が低下傾向にならない場合には、第3の所定時間だけ薬液の供給を停止する。
具体的に、薬液供給制御部53は、第3の所定時間だけ開閉弁v3、v4を閉鎖して反応容器11内への薬液の供給を停止する。こうすることにより、反応容器11内の温度上昇が抑制され、基準温度範囲に近づけることが可能になる。
同様に、図6に示すステップS41aでは、ウォータジャケット41内に加温した液体を供給した際に反応容器11内の温度が上昇傾向にならない場合には、第3の所定時間だけ薬液の供給を停止する。
具体的に、薬液供給制御部53は、第3の所定時間だけ開閉弁v3、v4を閉鎖して反応容器11内への薬液の供給を停止する。こうすることにより、反応容器11内の温度低下が抑制され、基準温度範囲に近づけることが可能になる。
即ち、第3実施形態に係る温度制御装置では、ウォータジャケット41内に冷却した液体、或いは加温した液体を供給した際に、反応容器11内の温度が基準温度範囲内収束しない場合には、冷却した液体による冷却、或いは加温した液体による加温により反応容器11内の温度を基準温度範囲内に維持することが難しいものと判断し、反応容器11内への薬液の供給を第3の所定時間だけ停止する。従って、反応容器11内の温度を確実に基準温度範囲内に維持することができる。また、液体供給部51及び主制御部52を大規模化する必要がないので、装置の小型化、低コスト化を図ることが可能となる。
更に、薬液供給制御部53の制御下で開閉弁v3、v4を閉鎖するので、手動により開閉操作する場合と対比して、開閉弁v3、v4の開放を失念するなどの問題の発生を回避することができる。
以上、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
11 反応容器
12 第1計量器
13 第2計量器
21 第1容器ユニット
22 第2容器ユニット
24、25 容器
31〜33 撹拌機
34 フィルタ
41 ウォータジャケット
51 液体供給部
52 主制御部
53 薬液供給制御部
100 固相合成装置
C1 チラー
h1〜h11、h13、h21、h22 配管
M1〜M3 モータ
P1 ポンプ
Pt 温度計
s1〜s3 安全弁
u1〜u7、u21 チェック弁
v1〜v4、v7〜v12、v21、v34 開閉弁
v5、v6、v22 三方弁
上記目的を達成するため、本願の請求項1に記載の発明は、固相合成装置に設けられた反応容器内の温度を制御する反応容器の温度制御装置であって、前記反応容器に充填された薬液の温度を検出する温度検出部と、前記反応容器の周囲の少なくとも一部に設けられ、液体が流れる空間を有するウォータジャケットと、前記温度検出部で検出された薬液の温度に基づいて前記液体の温度を調整し、前記ウォータジャケットに前記温度が調整された液体を供給して、前記反応容器に充填された薬液の温度が予め設定した基準温度範囲内となるように制御する温度制御部と、前記薬液の前記反応容器への供給を制御する薬液供給制御部と、を備え、前記薬液供給制御部は、前記温度制御部により、前記液体を前記ウォータジャケットに供給してから第1の所定時間が経過した後に、前記薬液の温度が前記基準温度範囲に近づかない場合には、前記反応容器内への前記薬液の供給速度を低下させることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記反応容器内への前記薬液の供給、停止を切り替える薬液供給弁を更に備え、前記薬液供給制御部は、前記薬液供給弁の開時間、閉時間を制御して、前記薬液の供給速度を低下させることを特徴とする。

Claims (5)

  1. 固相合成装置に設けられた反応容器内の温度を制御する反応容器の温度制御装置であって、
    前記反応容器に充填された薬液の温度を検出する温度検出部と、
    前記反応容器の周囲の少なくとも一部に設けられ、液体が流れる空間を有するウォータジャケットと、
    前記温度検出部で検出された薬液の温度に基づいて前記液体の温度を調整し、前記ウォータジャケットに前記温度が調整された液体を供給して、前記反応容器に充填された薬液の温度が予め設定した基準温度範囲内となるように制御する温度制御部と、
    を備えたことを特徴とする反応容器の温度制御装置。
  2. 前記薬液の前記反応容器への供給を制御する薬液供給制御部、を更に備え、
    前記薬液供給制御部は、
    前記温度制御部により、前記液体を前記ウォータジャケットに供給してから第1の所定時間が経過した後に、前記薬液の温度が前記基準温度範囲に近づかない場合には、前記反応容器内への前記薬液の供給速度を低下させること
    を特徴とする請求項1に記載の反応容器の温度制御装置。
  3. 前記反応容器内への前記薬液の供給、停止を切り替える薬液供給弁を更に備え、前記薬液供給制御部は、前記薬液供給弁の開時間、閉時間を制御して、前記薬液の供給速度を低下させること
    を特徴とする請求項2に記載の反応容器の温度制御装置。
  4. 前記薬液の前記反応容器への供給を制御する薬液供給制御部、を更に備え、
    前記薬液供給制御部は、
    前記温度制御部により、前記液体を前記ウォータジャケットに供給してから第2の所定時間が経過した後に、前記薬液の温度が前記基準温度範囲に近づかない場合には、前記反応容器内への前記薬液の供給を第3の所定時間だけ停止すること
    を特徴とする請求項1に記載の反応容器の温度制御装置。
  5. 前記反応容器内への前記薬液の供給、停止を切り替える薬液供給弁を更に備え、前記薬液供給制御部は、前記薬液供給弁を閉鎖することにより、前記薬液の供給を停止すること
    を特徴とする請求項4に記載の反応容器の温度制御装置。
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