JP3195054U - 培養装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱交換ジャケットをシリコーンゴムにより形成することにより、熱交換ジャケットを培養槽本体に接合する等の余分な工程が省け、安全で製造コストの優れたシリコーン製のジャケット付培養槽を提供する。【解決手段】上蓋2と、槽内部品と、上蓋固定装置3と、培養槽本体5と熱交換ジャケット6とを含む培養装置1において、熱交換ジャケット6が透明シリコーンゴムからなり、且つ熱交換ジャケット6はその内側上部において培養槽本体5の係止部62と密着係止されて形成されている培養装置1。【選択図】図1
Description
本考案は、ジャケット付の培養槽に関する。上蓋と、槽内部品と、上蓋固定装置と、培養槽本体と熱交換ジャケットを含む培養装置に関し、詳しくは、熱交換ジャケットが透明シリコーンで形成された培養装置に関する。
従来、培養槽の内部を冷却したり、加温したりするために、培養槽の内部に温・冷却水を循環させるための金属製の槽内部品を設置したり、或いは、培養槽の外部に冷却又は加温するための硝子製や金属製のジャケットを設置して内容物の温度調節を行っている。又、従来、培養装置の上蓋と培養槽本体との間を気密、液密に密閉するためにガスケットが用いられていた。この理由は、上蓋や培養槽本体の材質がステンレスや硬い硝子でできているために培養槽本体の内部を気密、液密とするためには、どうしてもガスケット乃至パッキンが必要となるためである。そして、ガスケット乃至パッキンの材料としてはゴム系の弾力性のある材料が用いられてきた。
又、小容量の培養装置では、上蓋に撹拌機を設置し、各種センサー類を多数配置する必要がある場合には、培養槽内部の温度調節のための槽内部品等を設置するスペース不足から、槽内部品を上蓋ではなく培養槽本体に貫通孔を設けて設置することが行われている。この場合、培養槽本体は材質が硝子や金属等であるため貫通孔を気密、液密とするためのパッキン部品等が必要であった。
そして、本考案者は下記特許文献1において、培養槽本体ではなく、上記ガスケット乃至パッキンに水平方向の貫通孔を設け、該貫通孔に槽内部品の一部を嵌め込んだ培養装置を開発した。
更に、本考案者は下記特許文献3において、培養槽本体がシリコーンゴムからなり、且つ培養槽本体に槽内部品を設置するための貫通孔を形成したものを開発している。
そして、本考案者は下記特許文献1において、培養槽本体ではなく、上記ガスケット乃至パッキンに水平方向の貫通孔を設け、該貫通孔に槽内部品の一部を嵌め込んだ培養装置を開発した。
更に、本考案者は下記特許文献3において、培養槽本体がシリコーンゴムからなり、且つ培養槽本体に槽内部品を設置するための貫通孔を形成したものを開発している。
培養槽本体の外側に熱交換ジャケットを附設する場合には、槽内部品としての冷却コイルは不要となり上蓋スペースにも余裕が生まれるのであるが、従来の硝子又は金属製の培養槽本体の外側に、熱交換ジャケットを敷設した培養装置を製造する際には、培養槽本体に熱交換ジャケットの溶接等の製造工程が必要となり、余分な工程とコストがかかっていた。又、硝子製のジャケッ卜付培養槽は、製作工程が煩雑なため高価でしかも重い。このため、オートクレーブへの移動時、滅菌終了後の装置への設置時、また洗浄時などでの作業者の物理的な負担や、壊さないようにするため細心の注意を払わねばならないという心理的な負担は大きいものがある。
現にジャケットにおける水の出入口のノズルは細く脆弱なため培養槽の移動時にどこかにぶつけて破損することが多々あった。又、ジャケットが硝子素材の場合には培養槽が転倒した際には破損による作業者の怪我や、汚染という不具合が多々あった。又、相当時間使用するとジャケットの内側に水アカや藻などの汚れが生じ槽内の観察が困難になるという問題点もあった。
現にジャケットにおける水の出入口のノズルは細く脆弱なため培養槽の移動時にどこかにぶつけて破損することが多々あった。又、ジャケットが硝子素材の場合には培養槽が転倒した際には破損による作業者の怪我や、汚染という不具合が多々あった。又、相当時間使用するとジャケットの内側に水アカや藻などの汚れが生じ槽内の観察が困難になるという問題点もあった。
そこで、本考案者は、熱交換ジャケットをシリコーンゴムにより形成することにより、熱交換ジャケットを培養槽本体に接合する等の余分な工程が省け、安全で製造コストの優れたシリコーン製のジャケット付培養槽の開発に成功するに至ったものである。
上記の課題を解決するために、以下に示すような手段を講じることとした。すなわち、
本考案の第一は、上蓋と、槽内部品と、上蓋固定装置と、培養槽本体と熱交換ジャケットとを含む培養装置において、前記熱交換ジャケットが透明シリコーンゴムからなり、前記熱交換ジャケットの上部に形成されたフランジ部と前記上蓋とが前記上蓋固定装置により分離可能に密着接合されて形成されており、前記熱交換ジャケットの内側上部に形成された係止部において前記培養槽本体の上縁部と前記フランジ部とが密着係止されて形成されていることを特徴とする培養装置である。
本考案の第二は、上蓋と、槽内部品と、上蓋固定装置と、培養槽本体と熱交換ジャケットとを含む培養装置において、前記熱交換ジャケットが透明シリコーンゴムからなり、前記熱交換ジャケットの上部に形成されたフランジ部と前記培養槽本体とが密着接合されていることを特徴とする培養装置である。
上記各手段によれば、以下のような作用効果が得られる。
本考案の第一は、上蓋と、槽内部品と、上蓋固定装置と、培養槽本体と熱交換ジャケットとを含む培養装置において、前記熱交換ジャケットが透明シリコーンゴムからなり、前記熱交換ジャケットの上部に形成されたフランジ部と前記上蓋とが前記上蓋固定装置により分離可能に密着接合されて形成されており、前記熱交換ジャケットの内側上部に形成された係止部において前記培養槽本体の上縁部と前記フランジ部とが密着係止されて形成されていることを特徴とする培養装置である。
本考案の第二は、上蓋と、槽内部品と、上蓋固定装置と、培養槽本体と熱交換ジャケットとを含む培養装置において、前記熱交換ジャケットが透明シリコーンゴムからなり、前記熱交換ジャケットの上部に形成されたフランジ部と前記培養槽本体とが密着接合されていることを特徴とする培養装置である。
上記各手段によれば、以下のような作用効果が得られる。
本考案においては培養槽本体を硝子製としているので優れた熱伝導性を維持することができる。
又、熱交換ジャケットが弾性のある透明シリコーン製であるので柔軟に硝子製の培養槽本体に密看、密閉し接続面から冷温温水が漏れ出すことはないため熱交換ジャケットに培養槽本体を押し込むだけの極めて簡単な作業によりジャケット付培養槽を作製することができる。
又、熱交換ジャケットのシリコーンの断熱性能により、熱交換ジャケット外壁表面からの循環冷温水の放熱を防ぐことができる。
又、熱交換ジャケットはシリコーンの弾性特性により装着時は硝子製培養槽本体のクッション保護材として働くため培養槽をぶつけても破損する恐れを激減させることができる。
そして、たとえ硝子製培養槽が破損しても硝子を飛散させないという効果がある。
又、熱交換ジャケットは容易に着脱が可能なため、熱交換ジャケット内部の洗浄が極めて容易となった。
又、本考案に係る培養装置では、培養槽本体の上縁部を熱交換ジャケットに押し込むだけの簡単な作業によって前記培養槽本体と一体的に形成されるので、熱交換ジャケットを製作するための各種工程を省略することができ、安価な培養装置を提供することができる。
更に、熱交換ジャケット6を透明のシリコーンゴムで形成したことにより、ガラス製の培養装置本体の内部監視が容易である。
又、通常必要とされる上蓋と培養槽本体との間を気密、液密に密閉するために用いられるガスケット乃至パッキンは本考案においては不要となり、部品点数が大きく減り、製造工程が短縮することによって培養装置の製造コストを大きく下げることができる。
以下、本考案の一実施形態に係る培養装置を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、培養装置1は、上蓋2と、上蓋固定装置3と、図示しない槽内部品と、培養槽本体5とシリコーン製熱交換ジャケット6とを備える。本考案の培養装置1は、動物細胞の培養、植物細胞の培養、微生物の培養などを目的とする培養装置である。
上蓋2は、培養槽本体5の上方で熱交換ジャケット6のフランジ部上にガスケット乃至パッキンを介することなく載置されている。これは、培養槽本体5の材質がシリコーンゴムであるため、熱交換ジャケット6自体がガスケット乃至パッキンの働きをするためである。
槽内部品4としては、前記したもの以外に、例えば、各種センサー、サンプリング管、バスケット等を挙げることができる。
培養槽本体5は熱交換ジャケット6の内側に収納するように納められている。
本考案で用いる培養槽本体5は、硝子又は金属から形成されているので、熱交換効率が良い。特に培養槽本体が硝子製 である場合には熱伝導性を維持することができ好ましい。
培養槽本体5の開口部周縁は水平方向に伸びて上縁部51が形成されている。この上縁部51は下記する熱交換ジャケット6の係止部62に嵌め込まれ、上縁部51は弾性を有するシリコーン製であるため、上縁部51は熱交換ジャケット6の係止部62と密着して接合する。培養槽本体5は熱交換ジャケット6内部にしっかりと固定される。
本考案の第二の実施態様では、図2に示すように培養槽本体5’の胴体部52’が熱交換ジャケット6’のフランジ部61’に密着するように嵌め込まれ、培養槽本体5’が熱交換ジャケット6’内部に固定される。
培養槽本体5の上縁部51の形状や、熱交換ジャケット6の係止部62の形状は、互いに密着接合できるような形状であればよく、通常は凹凸形状として形成される。
このようにして、培養槽本体5が熱交換ジャケット6に密着されることによって、培養槽本体5の外側と熱交換ジャケット6の内側の空間に熱交換室74、74’が形成される。熱交換媒体である温冷水は、冷温水ノズル71、71’から進入し、熱交換室74、74’を経由して冷温水ドレーンパイプ73、73’から排出され、循環される。
培養槽本体5、5’は硝子又は金属製であるため熱伝導性は良好であり、熱交換室74、74’を循環する温冷水により培養槽本体5、5’の温度調節が行われる。又、熱交換ジャケット6、6’は熱伝導性の低いシリコーン製であるため熱交換室74、74’の循環温冷水は外気温からの影響を受けず、又、熱交換ジャケット外壁表面からの循環冷温水の放熱を防ぐことができる。
本考案で用いられる熱交換ジャケット6、6’は弾性を有するシリコーンでできているため上蓋2と熱交換ジャケットのフランジ部との間にガスケット乃至パッキンは不要であるが、必要に応じてガスケット乃至パッキンを上蓋と培養槽本体との間に介在させることも本考案の範囲内である。
本考案で用いられる熱交換ジャケット6、6’の材料であるシリコーンゴムは、ガスケット乃至パッキンの物性を有するものが用いられている。又、耐熱、耐薬品性の材質のもので、繰り返しの蒸気滅菌でも劣化しにくい部材からなっており、常温で酸、アルカリ、塩素などへの耐性も強い部材である。又、比重も、ステンレスやガラスと比べて非常に小さい。
本考案で用いられる熱交換ジャケット6、6’は、その材料であるシリコーンゴムの熱伝導性がステンレスや硝子と比較してかなり小さいものが用いられる。これによって、熱交換ジャケット外壁表面からの循環冷温水の放熱を防ぐことができエネルギー効率が高まる。
本考案の最も好適な実施例においては、熱交換ジャケット6、6’は全体が高透明のシリコーンゴムであるが、必ずしも全体が高透明である必要はなく、少なくとも一部に内部観察用の窓として内部監視用の透明の部分が設けられても良い。ここで高透明とはガラスやアクリル樹脂のような透明感をもった高透明なシリコーンゴムを言う。
しかし、本考案においては、ガラスのような透明感を持った、いわゆる高透明シリコーンゴムが最も好ましい。この理由は、培養槽の内部観察が極めて容易であることや、熱耐性能に優れ、柔軟で長期にわたり劣化しない高安定性な物質性能及び意匠的な美観からである。
しかし、本考案においては、ガラスのような透明感を持った、いわゆる高透明シリコーンゴムが最も好ましい。この理由は、培養槽の内部観察が極めて容易であることや、熱耐性能に優れ、柔軟で長期にわたり劣化しない高安定性な物質性能及び意匠的な美観からである。
又、熱交換ジャケットは容易に着脱が可能なため、熱交換ジャケット内部の洗浄は極めて容易である。
本考案で用いられる熱交換ジャケット6、6’は弾性のある透明シリコーン製であるので柔軟に硝子製の培養槽本体に密看、密閉し接続面から冷温温水が漏れ出すことはないため、熱交換ジャケットに培養槽本体を押し込むだけの極めて簡単な作業によりジャケット付培養槽を作製することができる。
又、熱交換ジャケット6、6’はガスケット乃至パッキンとしても使用される物性を持つシリコーンゴムであるため、培養槽本体5、5’は熱交換ジャケットにしっかりと保持されると共に、培養槽本体5、5’の内部は気密、液密に保つことができる。
又、たとえ硝子製培養槽が破損しても硝子を飛散させないという効果がある。
又、本考案に係る培養装置では、培養槽本体の上縁部を熱交換ジャケットの係止部に押し込むだけの簡単な作業によって熱交換室が形成できるので、各種部品の製作工程を省略することができ、安価な培養装置を提供することができる。
本考案で用いられる熱交換ジャケットはシリコーンの弾性特性により装着時は硝子製培養槽本体のクッション保護材として働くため培養槽をぶつけても破損する恐れを激減させるという極めて優れた効果がある。
以下、培養装置1の構成をさらに詳述するが、本考案はこれらの実施例に限定されるものではない。
以下、培養装置1の構成をさらに詳述するが、本考案はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 図1に示す態様の培養装置
上蓋2は、本実施例においてはステンレスの板材を用いて形成され、図示しない攪拌機等の槽内部品が取り付けられている。
本実施例においては、上蓋2は培養槽本体5に直接接合されていない。上蓋2は上蓋固定装置3によって熱交換ジャケット6のフランジ部61と直接接合されている。
上蓋2は、本実施例においてはステンレスの板材を用いて形成され、図示しない攪拌機等の槽内部品が取り付けられている。
本実施例においては、上蓋2は培養槽本体5に直接接合されていない。上蓋2は上蓋固定装置3によって熱交換ジャケット6のフランジ部61と直接接合されている。
培養槽本体5は、硝子製底付き円筒状の容器である。本実施例においては上部の開口周縁に水平方向に伸びた上縁部51が設けられている。この培養槽本体5の上縁部51の形状は、熱交換ジャケット61の係止部62の形状と密着して嵌る形状に形成されておリ、培養槽本体5は熱交換ジャケット6内部にしっかりと嵌め込むことによって固定されている。
上蓋2は上蓋固定装置3を上下に通すことによって熱交換ジャケット6と分離可能に連結されている。本実施例では上蓋2と熱交換ジャケット6のフランジ部61とは、上蓋固定ナット及び上蓋固定用ネジ金具とからなる上蓋固定装置3により分離可能に締結されている。
上蓋2は上蓋固定装置3を上下に通すことによって熱交換ジャケット6と分離可能に連結されている。本実施例では上蓋2と熱交換ジャケット6のフランジ部61とは、上蓋固定ナット及び上蓋固定用ネジ金具とからなる上蓋固定装置3により分離可能に締結されている。
熱交換ジャケット6には冷温水供給ノズル71、冷温水ドレーンパイプ73及び冷温水ドレーンパイプ73のそれぞれの断面形状に一致した形状の貫通孔が設けられており、熱交換ジャケット6の一方の外側からは冷温水供給ノズル71が、他方の外側には冷温水ドレーンパイプ73が嵌められており、熱交換ジャケット6の内側には冷温水供給パイプ72が伸びている。本考案では熱交換ジャケット6の材質が弾性を有するシリコーンであるため各貫通孔には各パイプを取り付けるため封止機構は不要であり設けられていない。
冷温水は、冷温水供給ノズル72から進入し、熱交換室74を通って冷温水ドレーンパイプ73から排出される循環サイクルを形成している。
冷温水は、冷温水供給ノズル72から進入し、熱交換室74を通って冷温水ドレーンパイプ73から排出される循環サイクルを形成している。
熱交換ジャケット6の材料は前記した透明シリコーンゴムが用いられ、本実施例においては、熱交換ジャケット6は全体が高透明のシリコーンゴムが用いられている。
培養槽本体5は熱交換ジャケット6の係止部62に嵌め込まれてしっかりと保持されている。本実施例では係止部62は、熱交換ジャケット6上部内側に凹状に設けられた溝であり、ここに培養槽本体5の上縁部51が嵌り込んでいる。
実施例2 図2に示す態様の培養装置
図示しない上蓋2はステンレスの板材を用いて形成され、図示しない攪拌機等の槽内部品が取り付けられている。
本実施例においては、上蓋2は培養槽本体5に直接接合することができる。上蓋2は図示しない上蓋固定装置によって培養槽本体5’の上縁部51’と接合される。
図示しない上蓋2はステンレスの板材を用いて形成され、図示しない攪拌機等の槽内部品が取り付けられている。
本実施例においては、上蓋2は培養槽本体5に直接接合することができる。上蓋2は図示しない上蓋固定装置によって培養槽本体5’の上縁部51’と接合される。
培養槽本体5’は、硝子製底付き円筒状の容器である。本実施例においては培養槽本体5’の胴体部51’は、熱交換ジャケット6’のフランジ部61’と密着して嵌り、培養槽本体5’は熱交換ジャケット6’内部にしっかりと嵌め込むことによって固定されている。
熱交換ジャケット6’には冷温水供給ノズル71’、冷温水供給パイプ72’及び冷温水ドレーンパイプ73’のそれぞれの断面形状に一致した形状の貫通孔が設けられており、熱交換ジャケット6’の一方の外側からは冷温水供給ノズル71’が、他方の外側には冷温水ドレーンパイプ73’が嵌められており、熱交換ジャケット6’の内側には冷温水供給パイプ72’が伸びている。本考案では熱交換ジャケット6’の材質が弾性を有するシリコーンであるため各貫通孔には各パイプを取り付けるため封止機構は不要であり設けられていない。
冷温水は、冷温水供給ノズル72’から進入し、熱交換室74’を通って冷温水ドレーンパイプ73’から排出される循環サイクルを形成している。
冷温水は、冷温水供給ノズル72’から進入し、熱交換室74’を通って冷温水ドレーンパイプ73’から排出される循環サイクルを形成している。
熱交換ジャケット6’の材料は前記した透明シリコーンゴムが用いられ、本実施例においては、熱交換ジャケット6’は全体が高透明のシリコーンゴムが用いられている。
培養槽本体5は熱交換ジャケット6’のフランジ部61’に嵌め込まれてしっかりと保持されている。
本考案の培養装置は、動物細胞、植物細胞、微生物等の培養装置として利用可能である。又、化学反応や他のジャケットを要する容器にも適用可能である。
1 培養装置
2 上蓋
3 上蓋固定装置
5,5’ 培養槽本体
51,51’ 上縁部
6,6’ 熱交換ジャケット
61,61’ フランジ部
62 係止部
71,71’ 冷温水供給ノズル
72,72’ 冷温水供給パイプ
73,73’ 冷温水供給ドレーンパイプ
74,74’ 熱交換室
2 上蓋
3 上蓋固定装置
5,5’ 培養槽本体
51,51’ 上縁部
6,6’ 熱交換ジャケット
61,61’ フランジ部
62 係止部
71,71’ 冷温水供給ノズル
72,72’ 冷温水供給パイプ
73,73’ 冷温水供給ドレーンパイプ
74,74’ 熱交換室
Claims (2)
- 上蓋と、槽内部品と、上蓋固定装置と、培養槽本体と熱交換ジャケットとを含む培養装置において、前記熱交換ジャケットが透明シリコーンゴムからなり、前記熱交換ジャケットの上部に形成されたフランジ部と前記上蓋とが前記上蓋固定装置により分離可能に密着接合されて形成されており、前記熱交換ジャケットの内側上部に形成された係止部において前記培養槽本体の上縁部と前記フランジ部とが密着係止されて形成されていることを特徴とする培養装置。
- 上蓋と、槽内部品と、上蓋固定装置と、培養槽本体と熱交換ジャケットとを含む培養装置において、前記熱交換ジャケットが透明シリコーンゴムからなり、前記熱交換ジャケットの上部に形成されたフランジ部と前記培養槽本体とが密着接合されていることを特徴とする培養装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014005435U JP3195054U (ja) | 2014-10-13 | 2014-10-13 | 培養装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014005435U JP3195054U (ja) | 2014-10-13 | 2014-10-13 | 培養装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=52339569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016137231A1 (ko) * | 2015-02-28 | 2016-09-01 | 김두현 | 바이오리액터의 일회용 컨테이너 |
-
2014
- 2014-10-13 JP JP2014005435U patent/JP3195054U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2016137231A1 (ko) * | 2015-02-28 | 2016-09-01 | 김두현 | 바이오리액터의 일회용 컨테이너 |
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