JP6339804B2 - 培養装置 - Google Patents
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Description
そして、ガスケット乃至パッキンの材料としてはゴム系の弾力性のある材料が用いられてきた。
この場合、培養槽本体は材質がステンレスやガラス等であるため貫通孔を気密、液密とするためのパッキン部品等が必要であった。
そして、本発明者は下記特許文献1において、培養槽本体ではなく、上記ガスケット乃至パッキンに水平方向の貫通孔を設け、該貫通孔に槽内部品の一部を嵌め込んだ培養装置を発明している。
また、上蓋に槽内部品を取り付けると上蓋が重くなり、上蓋の着脱時等に作業者の負担が大きくなるという問題があった。
そこで、本発明者は、上蓋と培養槽本体との間に設置されたガスケットに着目し、この上下方向の厚みを大きくし、培養槽本体ではなく、上記ガスケット乃至パッキン自体に水平方向の貫通孔を1個以上設け、該貫通孔に槽内部品の一部を嵌め込んだ培養装置を考案した。
そこで、本発明者は培養槽本体を、ガスケット乃至パッキンと一体に成形することによって、部品点数を減らし、製作工程の簡素化を図ることができないかを種々検討した結果、培養槽本体自体にガスケット乃至パッキンに使用されるシリコーンゴムを用いることを思いついたのである。
(1) 本発明は、上蓋と、槽内部品と、上蓋固定装置と、培養槽本体とを含む培養装置において、前記培養槽本体がシリコーンゴムからなり、且つ、
前記培養槽本体には槽内部品を設置するための少なくとも1以上の貫通孔が形成されており、且つ
前記槽内部品が前記貫通孔に嵌め込まれて保持されることを特徴とする培養装置である。
本発明によれば、シリコーンゴムからなる培養槽本体に貫通孔を設けているので、槽内部品の一部、例えば配管をこの孔に通すことにより、槽内部品を培養槽本体内に保持することができる。
(2) 本発明は又、前記シリコーンゴムを透明のシリコーンゴムで形成したことを特徴とする請求項1記載の培養装置である。
培養槽本体を透明のシリコーンゴムで形成したことにより、ガラス製の培養装置本体のように内部監視が極めて容易で、且つガラス製の培養装置本体よりも衝撃耐性に強く、軽量である。又、通常必要とされる上蓋と培養槽本体との間を気密、液密に密閉するために用いられるガスケット乃至パッキンは不要である。更に、培養槽本体においても槽内部品の配管用のガスケット乃至パッキンは不要となる。
上記手段によれば、以下のような作用効果が得られる。
又、槽内部品の交換も容易になる。
又、槽内部品は、動物細胞の培養、植物細胞の培養、微生物の培養など目的とする培養方法に応じて交換する必要があるが、本発明装置では培養目的に応じて槽内部品を培養槽本体に簡単に取付けることもでき、しかも培養槽本体はシリコーンゴムであるため従来のステンレスやガラス等と比べてはるかに軽量であるので迅速で容易な交換作業が可能となる。何よりも、培養槽本体の破損とそれに伴う作業者の怪我を防止するだけでなく、培養後の菌体の環境汚染のおそれを大幅に軽減する効果が期待できる。
上蓋2は、培養槽本体5の上部にガスケット乃至パッキンを介することなく載置されている。これは、培養槽本体5の材質がシリコーンゴムであるため、培養槽本体5自体がガスケット乃至パッキンの働きをするためである。
又、培養槽本体5は、シリコーンゴムから形成されているので、ガスケット乃至パッキンを介することなく上蓋2と、上蓋固定装置3により分解可能に連結されている。
以下、培養装置1の構成をさらに詳述する。
図2に示すように、上蓋2は、培養槽本体5の上部に載置され、上蓋固定装置3により、分解可能に連結することができる。上蓋2と培養槽本体5とは、ガスケット乃至パッキンを介することなく、上蓋固定ナット31及び上蓋固定用ネジ金具32とからなる上蓋固定装置3によって直接結合されている。
本発明の培養槽本体で用いられる透明のシリコーンゴムとしては多少の白濁感があっても構わない。しかし、本発明においては、ガラスのような透明感を持った、いわゆる高透明シリコーンゴムが最も好ましい。この理由は、培養槽の内部観察が極めて容易であることや、意匠的な美観からである。
本発明の培養装置1においては、あえて上蓋2と培養槽本体5との間を気密、液密に密閉するために用いられるガスケット乃至パッキンは不要であり用いられていない。
又、培養槽本体5においても槽内部品4の配管用のガスケット乃至パッキンは不要であり用いられていない。
貫通孔52は、目的とする培養の種類と槽内部品の種類に応じて、その口径や形状は適宜設計変更でき、又、複数個形成されても良い。本実施例では断面円形で、口径は槽内部品の一部である配管より、僅かに小さく形成されている。
2 上蓋
21 撹拌機
3 上蓋固定装置
4 槽内部品
5 培養槽本体
51 上縁部
52 貫通孔
Claims (2)
- 上蓋と、槽内部品と、上蓋固定装置と、培養槽本体とを含む培養装置において、
前記培養槽本体がシリコーンゴムからなり、且つ、
前記培養槽本体には前記槽内部品を設置するための少なくとも1以上の貫通孔が形成されており、且つ
前記槽内部品の一部が前記貫通孔に嵌め込まれて保持されることを特徴とする培養装置。 - 前記シリコーンゴムが透明のシリコーンゴムであることを特徴とする請求項1記載の培養装置。
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JP2014000668A JP6339804B2 (ja) | 2014-01-06 | 2014-01-06 | 培養装置 |
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