JP2010086386A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正行為対策として、ATM1の前面に監視用のカメラ9が搭載されている。このカメラ9の採光部(窓)が利用者によって遮蔽されることがある。
【解決手段】カメラ9の窓が遮蔽されたか否かを判定する判定手段を設け、遮蔽されたときは、片手では同時に押下できない程度に離れた画面上の2点を同時に押下する等の両手による操作を誘導し取引処理を中断しないでカメラ9の窓の遮蔽状態を解除する機能を有することを特徴とするATM1。更に、カメラ9の窓が遮蔽されたときは、注意喚起メッセージを出し、遮蔽状態が解除を促すことを特徴とするATM1。
【選択図】図1

Description

本発明は、金融機関の店舗、コンビニエンスストア等に設置され、利用者の媒体を出し入れする受付取出口と、利用者が操作を行う入力操作部を有し、前記媒体を介して所定の取引を行う現金自動預け払い機(以下「ATM」という。)等の自動取引装置、特に、ATMに搭載する監視カメラの採光部(以下「窓」という。)の遮蔽を防止する技術に関するものである。
従来から、カードの不正使用等の不正行為への対策のためATMにカメラを搭載し、後日の証拠のため、ATMでの取引中の利用者の顔や人体を撮影して保存することが行われている。
このようなATMに関する技術は、例えば、次のような技術文献に記載されている。
特開2001−169272号公報 特開2004−139447号公報
特許文献1には、利用者の顔と、ATMを操作中の利用者の手元とを、1台のカメラで同時に撮影し、1つの画像データとして、当該の取引と関連付けて記録される撮影装置に関する技術が記載されている。
特許文献2には、ATMで操作中の利用者の画像を撮影し、撮影された利用者の画像の同一色の割合を計算し、同一色の割合が一定値を越えたときは、カメラの窓が塞がれたと判断しATMでの取引を中断する技術が記載されている。
しかしながら、前記の特許文献2の技術のように、カメラの窓が利用者の手又は他の遮蔽物で意図的に塞がれたときは、単に、取引を中断することでは、当該利用者の画像を取得できないため、不正行為対策としての証拠能力として不十分であった。更に、カメラの窓が偶発的に塞がれたときにも、取引が中断されるため、利用者は、最初から取引をやり直す必要があり利用者にとって不便、不都合であった。
本発明の自動取引装置は、利用者の媒体を出し入れする受付取出口と、利用者が操作を行う入力操作部を有し、前記媒体を介して所定の取引を行う自動取引装置において、前記利用者を撮像する撮像手段と、前記利用者に対し、両手の使用が必須である操作を促し、前記操作が有効なときは、前記取引処理を実行する誘導手段とを有することを特徴とする。
更に、本発明の自動取引装置は、利用者の媒体を出し入れする受付取出口と、利用者が操作を行う入力操作部を有し、前記媒体を介して所定の取引を行う自動取引装置において、前記利用者を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が遮蔽されているか否かを判定する判定手段と、前記撮像手段が遮蔽されているときは、前記利用者に対して遮蔽状態を解除するよう注意喚起し、前記遮蔽状態が解除されたときは、前記取引処理を実行し、遮蔽状態が解除されないときは、前記注意喚起を繰り返し、前記注意喚起が一定回数を越えても遮蔽状態が解除されないときは、前記取引処理を終了させる注意喚起手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、次の(1)〜(2)のような効果がある。
(1) 撮像手段が遮蔽されているときは、利用者に対し、両手の使用が必須である操作を促し、これが行われなければ、次の取引処理が実行できないので、必然的に遮蔽状態が解除されることになる。この結果、遮蔽状態解除後に利用者の人体を撮像することができるので、不正行為に対する監視効果が向上する。更に、カメラの窓が偶発的に塞がれたときにも、直ちに、取引を中断させないので、利用者は、最初から取引をやり直す必要がなくなり利用者にとっての利便性が向上する。
(2) 前記撮像手段が遮蔽されているときは、利用者に対して遮蔽状態を解除するよう注意喚起し、前記遮蔽状態が解除されなければ、通常取引を実行しないので、遮蔽状態が解除される可能性が高くなる。この結果、遮蔽状態解除後に利用者の人体を撮像することができるので、不正行為に対する監視効果が向上する。更に、カメラの窓が偶発的に塞がれたときにも、直ちに、取引を中断させないで、注意喚起を行うので、利用者は、最初から取引をやり直す可能性が低くなり利用者にとっての利便性が向上する。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図2は、本発明の実施例1における自動取引装置の1つであるATMの概略を示す外観図である。
本実施例1のATM1は、監視カメラの窓の遮蔽を防止する機能を有するATMであって、金融機関の店舗、コンビニエンスストア等に設置され、利用者自身の操作により、現金の預け入れ、現金の引き出し、振り込み、残高照会、通帳記入等の取引を行うためのものである。ATM1は、熱や衝撃に対し一定の強度を有する鉄材で作られたキャビネット2で覆われている。ATM1の前面は、利用者が操作するための操作面2aが略水平に利用者の方向に突き出している。操作面2aの奥方向には、操作面2aから連続して投入面2bが設置されている。更に、投入面2bに連続して挿入面2cが略垂直に立ち上がっている。
前記操作面2aには、操作のためのガイダンスを表示し、各種取引のための入力を行う入力操作部3が設けられている。投入面2bには、入出金取引等、現金を扱う取引での現金の受付取出口である紙幣投入取出口4と硬貨投入取出口5が設けられている。挿入面2cには、通帳の受付取出口である通帳挿入取出口6、キャッシュカード(以下、「カード」という)の受付取出口であるカード挿入取出口7、スピーカ8a、8b及びカメラ9が設けられている。
カメラ9は、電荷結合素子(以下「CCD」という。)を用いたカラーボードCCDカメラであって、図示しない、焦光素子としてのレンズセット、結像素子CCD及びCCDの出力に基づいて映像信号を発生させるCCD制御回路を有している。
図1は、本発明の実施例1における図2のATMを示す機能ブロック図である。
ATM1は、中央処理装置、主記憶装置からなる制御部11及びハードディスク21等の不揮発性の補助記憶装置を有している。制御部11は、プログラム制御によりATM1全体を制御するものであり、更に、利用者の人体をカメラ9により撮像する撮像手段11aと、カメラ9の窓が遮蔽されているか否かを判定する判定手段11bと、利用者に対し両手の使用が必須である操作を促し、その操作が有効なときは、利用者の人体を撮像して通常取引を実行する誘導手段11cと、カメラ9の窓が遮蔽されているときは、注意喚起画面を画面操作部3に表示し、その後、遮蔽状態が解除されたときは、通常取引を実行し、遮蔽状態が解除されないときは、注意喚起を繰り返し、注意喚起が一定回数を越えても遮蔽状態が解除されないときは、取引処理を終了させる注意喚起手段11dを有している。
制御部11により制御される入力操作部3は、文字や図形等で構成される操作画面を表示するLCD画面表示部12と、表示部12上に設けられた情報入力のためのタッチパネル入力部13とを有している。通帳記帳部14は、通帳の記帳処理を行うものである。カードリーダ・ライタ部15は、カードの内容の読み取り書き込みを行うものである。紙幣入出金部16は、紙幣の真贋を鑑別し、計数し、入出金処理を行う機能を有している。硬貨入出金部17は、硬貨の真贋を鑑別し、計数し、入出金処理を行うものである。近接センサ18は、ATM1への人の接近を検知するセンサである。通信制御部19は、ホストコンピュータとの通信を制御する機能を有している。音声案内部20は、利用者に対する各種案内及び連絡をスピーカ8a、8bを通じて音声で出力するものである。タイマ部22は、日付や時刻、時間の管理を行うものである。カメラ制御部23は、撮像手段11aの制御により、撮影したカラーの静止画像の映像信号をデジタル化して撮像手段11aに渡す機能を有している。
(実施例1のATMの全体動作)
図3は、図1中の入力操作部3上に表示される取引選択画面例を示す図である。
先ず、図1及び図3を用いて、引き出し取引を例にATM1全体の動作を説明する。利用者がATM1に接近すると、近接センサ18がこれを検知し、入力操作部3に電源が投入される。電源が投入されると入力操作部3に、図3の取引選択画面が表示される。図3に示す通り、お預入れ、お引き出し、お振り込み、残高照会、通帳記入及び暗証番号変更の各取引ボタン3aが入力操作部3にグラフィック表示され、利用者による取引の選択を促す。利用者がこれらのボタンの1つを選択し、押下することにより、該当する取引が開始される。
例えば、利用者が自口座から現金を引き出すときは、お引き出しボタン(以下単に「引き出しボタン」という)3aを押下する。引き出しボタン3aの押下により、引き出し取引が開始され、通帳及びカードの插入を促すメッセージが操作画面に表示される。通帳が、通帳挿入取出口6に挿入されると、通帳記帳部14はこれを取り込み、記帳の準備を行う。カード挿入取出口7にカードが挿入されると、カードリーダ・ライタ部15は、カードの記憶内容を読み取り、主制御装置11内の主記憶装置に記憶する。カードには、金融機関コードや利用者の口座番号、氏名等の利用者情報が記憶されている。
次に、入力操作部3には、暗証番号を入力するための操作画面が表示される。利用者により暗証番号が入力されると、利用者の希望する出金額を入力するための操作画面が表示される。この操作画面を用いて、利用者により出金額が入力される。続いて、口座番号、金額、暗証番号等が主制御部11で編集され、通信制御部19を経由して、ホストコンピュータに送信される。ホストコンピュータでは、ATM1からの電文を受信すると、受信した口座番号から当該利用者の口座ファイルから口座情報を読み出し、受信した暗証番号とホストコンピュータが保持している暗証番号とが一致するかチェックする。
暗証番号が不一致のときは、ホストコンピュータは、その旨をATM1に送信する。ATM1は、暗証番号入力画面を入力操作部3に表示し、利用者に暗証番号の再入力を促す。暗証番号が一致したときは、ホストコンピュータは、当該取引を有効とし、当該口座ファイルの残高から受信した入金額を減算し新残高とする。未記帳分の通帳記帳データがあれば、新残高とともにATM1に送る。ATM1では、これを受信すると、通帳記帳部14で取り込んだ通帳にホストコンピュータから受信した記帳データを印刷する。
同時に、紙幣入出金部16では、ATM1内部の図示しない保管庫から紙幣を取り出し、計数し、紙幣投入取出口4にセットする。硬貨入出金部17も同様に、保管庫から硬貨を取り出し、計数し、硬貨投入取出口5にセットする。次に、入力操作部3には、通帳、カード及び現金の取り出しを促すメッセージが表示され、利用者は、通帳挿入取出口6、カード挿入取出口7及び紙幣投入取出口4、硬貨投入取出口5から通帳、キャッシュカード及び現金を取り出す。
(実施例1のカメラの窓の遮蔽を防止する動作)
図4は、本発明の実施例1における図1のATMのカメラの窓の遮蔽を防止する動作を示すフローチャートである。図5は、本発明の実施例1の複数マーク表示画面を示す図である。
利用者がATM1に接近すると、近接センサ18がこれを検知し、入力操作部3に電源が投入される。電源が投入されると入力操作部3に、図3の取引選択画面が表示される(ステップS1)。図3に示す通り、お預入れ、お引き出し、お振り込み、残高照会、通帳記入及び暗証番号変更の各取引ボタン3aが入力操作部3にグラフィック表示され、利用者による取引の選択を促す。利用者がこれらのボタンの1つを選択し、押下することにより、該当する取引が開始される(ステップS2)。
この時点で撮像手段11aは、カメラ制御部23に対し、利用者の撮像指示を出し、カメラ9は、利用者の人体を撮像する。撮像された画像は、カメラ制御部23でデジタル情報に変換され、撮像手段11aに渡される(ステップS3)。
次に、判定手段11bにおいて、カメラ9の窓が遮蔽されているか否かの判定が行われる。すなわち、判定手段11bは、撮像された画像を画素単位で判定し、予め設定されている色彩ランクを基に、ランク別に分類する。同一色と判定された画素数が一定量以上のときは、カメラ9の窓が遮蔽されていると判定する(ステップS4)。又、遮蔽されたときは画像が暗くなるので、判断手段11bは、各画素の明度でランク分けし、一定値以下の明度の画素数の量により、カメラ9が遮蔽されていると判定してもよい。
カメラ9の窓が遮蔽されていないときは、撮像された画像を、撮像時の日時、取引科目、口座番号、取引中のどのステップかを表すコード(例えば、暗証番号入力中、通帳排出時、現金排出時等)等を付加してハードディスク21に保存し、その後、通常取引を実行する。
カメラ9の窓が遮蔽されているときは、誘導手段11cは、入力操作部3に、図5に例示するように「画面上の2つのボタンを同時に押してください。」のメッセージ及び画面上で片手では同時押下が不可能な程度に互いに離れた場所に配置された2つの同時押下マーク(例えば、ボタン)3bを表示する(ステップS5)。入力操作部3の画面サイズが小型か、あるいは、利用者の手が大きい場合、画面の対角線の端に互いに同時押下ボタン3bを配置しても片手で届くケースも考えられるが、この場合は、同時押下ボタン3bを3つ以上にしてもよい。
誘導手段11cは、同時押下ボタン3bが同時押下されているか否かを検知し(ステップS6)、されているときは、撮像手段11aにより利用者の人体を撮像して(ステップS7)通常処理を実行する(ステップS8)。同時押下がされていないときは、タイマ部22により時間監視を行い(ステップS10)、一定時間経過してもボタンの同時押下がなされないときは、取引を終了させる(ステップS9)。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、利用者がカメラ9の窓を手などの遮蔽物で遮蔽したときは、操作画面上の離れた位置にボタンを配置し、両手で押さないと取引が進めないようにしたので、必然的に遮蔽状態が解除されることになる。この結果、遮蔽状態解除後に利用者の人体を撮像することができるので、不正行為に対する監視効果が向上する。更に、カメラ9の窓が偶発的に塞がれたときにも、直ちに、取引を中断させないので、利用者は、最初から取引をやり直す可能性が低くなり利用者にとっての利便性が向上する。
(実施例2の構成)
本発明の実施例2におけるATMは、実施例1とほぼ同様のカメラ9の窓の遮蔽を防止する機能を有している。
(実施例2のカメラの窓の遮蔽を防止する動作)
図6は、本発明の実施例2における図1のATMのカメラの窓の遮蔽を防止する動作を示すフローチャートである。図7は、本発明の実施例2のシャッタ開ボタン押下画面を示す図である。なお、図6中において、カメラの窓の遮蔽を防止する動作を示す図4中のステップと共通のステップには共通の符号が付されている。
ここで、撮像のタイミングについて説明する。利用者の人体の撮像のタイミングは、取引開始後一定時間間隔で撮像するようにしてもよいし、取引の重要ステップで撮像するようにしてもよい。取引の重要ステップとは、例えば、(a)カード挿入時、(b)暗証番号入力時、(c)金額入力時、(d)カード返却時、(e)通帳返却時、(f)現金返却時がある。 本実施例のステップ3の利用者の撮像のタイミングは、(f)現金返却時を前提として以下説明する。
ステップS4で、判定手段11bの判定の結果、カメラ9の窓が遮蔽されていないときは、実施例1と同様に通常取引を実行する(ステップS8)。遮蔽されているときは、誘導手段11cにより図7に示すシャッタ開ボタン押下画面を入力操作部3に表示する(ステップS5a)。この画面では、「開」ボタン3cと共に「画面上の「開」ボタンを押し続けると現金の取出口のシャッタが開きます。「開」ボタンから指が離れますとシャッタが閉じますのでご注意ください。」のメッセージが表示される。
「開」ボタン3cが押下され続けた場合は、紙幣投入取出口4及び硬貨投入取出口5のシャッタを開口し(ステップS11)、これらの取出口から現金が取り出された否かをセンサで検出する(ステップS12)。取り出されたときは、利用者の人体を撮像して(ステップS7)通常取引を実行する(ステップS8)。
ステップS12で、現金が取り出されないときは、一定時間の時間監視を行い(ステップS13)、タイムアウトになったときは、現金を取り込み、取引を終了させる(ステップS9)。ステップS6aで「開」ボタン3cが押下されないときは、一定時間の時間監視を行い(ステップS10)、タイムアウトになったときは、現金を取り込み、取引を終了させる(ステップS9)。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、利用者がカメラ9の窓を手などの遮蔽物で遮蔽したときは、操作画面上の「開」ボタンの押下と現金の取出しを同時に行わなければならないので、必然的に遮蔽状態が解除されることになる。この結果、遮蔽状態解除後に利用者の人体を撮像することができるので、不正行為に対する監視効果が向上する。更に、カメラ9の窓が偶発的に塞がれたときにも、直ちに、取引を中断させないので、利用者は、最初から取引をやり直す可能性が低くなり利用者にとっての利便性が向上する。
(実施例3の構成)
本発明の実施例3におけるATMは、実施例1とほぼ同様のカメラ9の窓の遮蔽を防止する機能を有している。
(実施例3のカメラの窓の遮蔽を防止する動作)
図8は、本発明の実施例3における図1のATMのカメラの窓の遮蔽を防止する動作を示すフローチャートである。図9は、本発明の実施例3の注意喚起画面を示す図である。なお、図8中において、カメラの窓の遮蔽を防止する動作を示す図4中のステップと共通のステップには共通の符号が付されている。
本実施例3の図8に示すカメラの窓の遮蔽を防止する動作では、図4に示す実施例1のステップS4に続き、次のステップが追加されている。
ステップS4の判定手段11bの判定の結果、カメラ9の窓が遮蔽されていないときは、実施例1と同様に通常取引を実行する(ステップS8)。遮蔽されているときは、注意喚起手段11dにより図9に示す注意喚起画面を入力操作部3に表示する(ステップS5b)。この画面では、「確認」ボタン3dと共に「装置から遮蔽物を離してください 離しましたら「確認」ボタンを押してください」のメッセージが表示される。
続いて、撮像手段11aにより利用者の人体を撮像し(ステップ14)、判定手段11bによりカメラ9の窓が遮蔽されているか否かを判定する(ステップS15)。遮蔽されていなければ、通常取引を実行する(ステップS8)。遮蔽されているときは、ステップS5bに戻り、再度、注意喚起画面を表示する(ステップS5b)。このとき、注意喚起のための音声案内を行ってもよい。この注意喚起を一定回数繰り返し(ステップ10b)、遮蔽状態が解除されないときは、取引を終了させる(ステップS9)
(実施例3の効果)
本実施例3によれば、利用者がカメラ9の窓を手などの遮蔽物で遮蔽したときは、操作画面上に注意喚起を行い、遮蔽状態が解除されるまでは、通常取引を実行できないようにしたので、取引をする場合には遮蔽状態が解除されることになる。この結果、不正行為に対する抑止効果が向上する。更に、カメラ9の窓が偶発的に塞がれたときにも、直ちに、取引を中断させないので、利用者は、最初から取引をやり直す可能性が低くなり利用者にとっての利便性が向上する。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a) 自動取引装置は、金融機関の店舗、コンビニエンスストア等に設置されるATMのみに限定されない。例えば、駅などに設置される券売機、空港などに設置される航空券発行機、スーパーマーケットに設置されるセルフレジ、住民票、戸籍、印鑑登録証明書等を発行する行政サービス端末機、消費者金融向け無人契約機等が考えられる。
(b) 判定手段11bのカメラ9の窓が遮蔽されているか否かの判定において、同一色の画素数が一定値を越えたか否か、あるいは、各画素の明度でランク分けし、一定値以下の明度の画素数の量により判定する説明をしたが、これに限定されない。例えば、画像の色数をカウントしその色数が予め決めた基準値より少ないときは遮蔽状態であるとしてもよい。
(c) 実施例2においては、現金を取り出すことで説明したが、媒体として通帳であってもよい。
(d) 実施例3の注意喚起は、画面にメッセージを表示することで説明したが、音声案内や表示ランプのフリッカでもよいし、これらの組み合わせでもよい。
は、本発明の実施例1における図2のATMを示す機能ブロック図である。 は、本発明の実施例1における自動取引装置の1つであるATMの概略を示す外観図である。 は、図1中の入力操作部3上に表示される取引選択画面例を示す図である。 は、本発明の実施例1における図1のATMのカメラの窓の遮蔽を防止する動作を示すフローチャートである。 は、本発明の実施例1の複数マーク表示画面を示す図である。 は、本発明の実施例2における図1のATMのカメラの窓の遮蔽を防止する動作を示すフローチャートである。 は、本発明の実施例2のシャッタ開ボタン押下画面を示す図である。 は、本発明の実施例3における図1のATMのカメラの窓の遮蔽を防止する動作を示すフローチャートである。 は、本発明の実施例3の注意喚起画面を示す図である。
符号の説明
1 ATM
3 入力操作部
4 紙幣投入取出口
5 硬貨投入取出口
6 通帳挿入取出口
7 カード挿入取出口
9 カメラ
11a 撮像手段
11b 判定手段
11c 誘導手段
11d 注意喚起手段
23 カメラ制御部

Claims (4)

  1. 利用者の媒体を出し入れする受付取出口と、利用者が操作を行う入力操作部を有し、前記媒体を介して所定の取引を行う自動取引装置において、
    前記利用者を撮像する撮像手段と、
    前記利用者に対し、両手の使用が必須である操作を促し、前記操作が有効なときは、前記取引処理を実行する誘導手段と、
    を有することを特徴とする自動取引装置。
  2. 利用者の媒体を出し入れする受付取出口と、利用者が操作を行う入力操作部を有し、前記媒体を介して所定の取引を行う自動取引装置において、
    前記利用者を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段が遮蔽されているか否かを判定する判定手段と、
    前記撮像手段が遮蔽されているときは、前記利用者に対して遮蔽状態を解除するよう注意喚起し、前記遮蔽状態が解除されたときは、前記取引処理を実行し、遮蔽状態が解除されないときは、前記注意喚起を繰り返し、前記注意喚起が一定回数を越えても遮蔽状態が解除されないときは、前記取引処理を終了させる注意喚起手段と、
    を有することを特徴とする自動取引装置。
  3. 前記誘導手段は、前記入力操作部に複数のマークを表示し、前記利用者に対し、これらのマークを同時に押下する操作を促し、前記操作が有効なときは、前記取引処理を実行することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  4. 前記誘導手段は、前記入力操作部にシャッタ開ボタンを表示し、前記利用者に対し、これを押下する操作を促し、押下している間は、前記受付取出口シャッタが開口状態であるようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
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