JP2010084806A - 自動変速機およびその軸方向間隙調整方法 - Google Patents

自動変速機およびその軸方向間隙調整方法

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Abstract

【課題】 変速機ケース内の間隙を調整する。
【解決手段】 複数のプラネタリギヤセットを含む変速機構と、該変速機構を収納する変速機ケース5aと、該変速機ケース5aの一端の開口部を閉塞するエンドカバー5cとを備え、複数のプラネタリギヤセットのうち、最もエンドカバー側に配置されたプラネタリギヤセット60は、変速機ケース5aへのエンドカバー5c取り付け前に、サンギヤ61が変速機ケース5aに、ピニオンキャリヤ63がエンドカバー5cに組み付けられる自動変速機であって、サンギヤ61の端面と、該端面に対向するピニオンキャリヤ63内周部の端面との間にスラストワッシャ118が配設されると共に、該スラストワッシャ118が、変速機ケース内に軸方向寸法が所定範囲内の間隙が生じるように、異なる軸方向厚さを有するものから選択された間隙調整用の部材である。
【選択図】 図7

Description

本発明は、複数のプラネタリギヤセットを含む変速機構を有する自動変速機およびその軸方向間隙調整方法に関し、自動車用変速機の製造技術の分野に属する。
一般に、自動車用の自動変速機は、プラネタリギヤセット、クラッチ、およびブレーキなどの変速機構を筒型の変速機ケースに組み付けて製造される。変速機ケースの反トルクコンバータ側の開口部から変速機構の複数の部品を所定の順番に従って軸方向に組み付け、全ての組み付けが完了した後にエンドカバーによって該開口部が閉塞されることにより製造される。変速機ケース内部を軸方向に二分する仕切り壁がある場合は、仕切り壁に向かって軸方向の両側から組み付けられる。したがって、変速機構の部品点数が多くなればなるほど、工程数が増大し、製造時間が長時間化する。
この対処として、いくつかの変速機構の部品同士を変速機ケースの外で組合わせてサブアセンブリ化し、そのサブアセンブリを変速機ケース内に組み付けることが考えられる。例えば特許文献1に記載された自動変速機は、エンドカバーにブレーキピストンなどのいくつかの部品を組み付けてサブアセンブリ化している。
特開2007−240540号公報
ところで、自動変速機は、変速機構の多数の部品が軸方向に並んで配置されるため、各部品の軸方向寸法が公差(許容範囲)内であっても、場合により全体としての軸方向寸法が大きくなりすぎる、または小さくなりすぎることがある。全体としての軸方向寸法が大きくなりすぎると、変速機ケース内の空間の軸方向寸法が決まっていることから、部品同士が近接しすぎて部品間に潤滑油としての作動油が十分に流入せず該部品間に摩擦が発生することになる。一方、全体としての軸方向寸法が小さくなりすぎると、変速機ケース内において部品間に大きい軸方向の間隙が生じ、それにより各部品にガタツキが生じることになる。これらの場合、自動変速機の性能や耐久性に影響することになる。
この対処として、異なる軸方向厚さのワッシャから選択されたワッシャを使用する軸方向の間隙の調整が実施される。具体的に説明すると、まず、変速機ケースに全ての変速機構の部品を組み付け、これを軸方向の一方側に寄せて各部品間の間隙を最小にする。そして、最も他方側に配置されている部品の軸方向位置を測定し、その測定位置と該部品の自動変速機使用時の軸方向位置との違いに基づいて、言い換えると自動変速機使用時の各部品間の間隙の合計に基づいて、各部品間の軸方向の間隙が適切になる軸方向厚さのワッシャを選択する。その選択したワッシャを変速機構の部品とともに組み付けることにより、組み上がった自動変速機の使用時において、各部品間の軸方向の間隙は適切なものになる。
しかしながら、特許文献1に記載された自動変速機の場合、変速機構の部品が、変速機ケース側とエンドカバー側に分かれて組み付けられているため、すなわちエンドカバーによって変速機ケースを閉塞しないと変速機構の部品全てが該ケース内に組み付けられないため、軸方向の間隙が測定できないことが考えられる。そのためワッシャなどを使用した軸方向の間隙の調整が簡単にできないことが考えられる。
そこで、本発明は、変速機ケースと該ケースの開口部を閉塞するエンドカバーとに、変速機構の複数の部品が分かれて組み付けられる自動変速機において、変速機構の部品全てを変速機ケース内に軸方向に組み付けたときの間隙が所定範囲内の軸方向寸法になるように、簡単に間隙調整できる構造の自動変速機およびその軸方向間隙調整方法を提供することを課題とする。
上述の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のプラネタリギヤセットを含む変速機構と、
該変速機構を収納する変速機ケースと、
該変速機ケースの一端の開口部を閉塞するエンドカバーとを備え、
前記複数のプラネタリギヤセットのうち、最もエンドカバー側に配置されたプラネタリギヤセットは、変速機ケースへのエンドカバー取り付け前に、サンギヤが前記変速機ケースに、ピニオンキャリヤが前記エンドカバーに組み付けられる自動変速機であって、
前記サンギヤの端面と、該端面に対向するピニオンキャリヤ内周部の端面との間にスラスト軸受部材が配設されると共に、
該スラスト軸受部材は、変速機ケース内に軸方向寸法が所定範囲内の間隙が生じるように、異なる軸方向厚さを有するものから選択された間隙調整用の部材であることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動変速機において、
前記スラスト軸受部材として、スラストベアリングとスラストワッシャとが並設されており、このうち、スラストワッシャが異なる軸方向厚さを有するものから選択されたものであることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の自動変速機において、
前記スラストベアリングはサンギヤ側に、前記スラストワッシャはピニオンキャリヤ側に配置されていることを特徴とする。
さらにまた、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機において、
前記エンドカバーに組み付けられたピニオンキャリヤの該エンドカバーからの抜けを阻止する抜け止め手段が設けられていることを特徴とする。
加えて、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の自動変速機において、
前記抜け止め手段は、前記プラネタリギヤセットの外周側に配置されてエンドカバーに組み付けられたブレーキ装置の摩擦要素押圧用ピストンを収納したピストンシリンダであり、該ピストンシリンダの内周部が前記ピニオンキャリヤの外周部の半径方向のほぼ同位置で変速機ケース側に位置することにより、該ピニオンキャリヤの変速機ケース側への抜けを阻止するように構成されていることを特徴とする。
加えてまた、請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の自動変速機において、
前記サンギヤの端面に軸方向に陥没する凹陥部が設けられており、該凹陥部に前記スラスト軸受部材が収納されていることを特徴とする。
一方、請求項7に記載の発明は、複数のプラネタリギヤセットを含む変速機構と、
該変速機構を収納する変速機ケースと、
該変速機ケースの一端の開口部を閉塞するエンドカバーとを備えた自動変速機における前記変速機ケース内の軸方向の間隙を調整する自動変速機の軸方向間隙調整方法であって、
変速機ケースへのエンドカバー取り付け前に、前記複数のプラネタリギヤセットのうち、最もエンドカバー側に配置されたプラネタリギヤセットのサンギヤを前記変速機ケースに、ピニオンキャリヤを前記エンドカバーに組み付けると共に、
その後前記変速機ケースにエンドカバーを取り付けるときに、前記サンギヤの端面と該端面に対向するピニオンキャリヤ内周部の端面との間に、変速機ケース内に軸方向寸法が所定範囲内の間隙が生じるように、異なる厚さを有するものから選択した間隙調整用のスラスト軸受部材を配設することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の自動変速機の軸方向間隙調整方法において、
変速機ケースとエンドカバーに互いの合わせ面が設けられている構成において、
変速機ケース側の前記合わせ面からサンギヤの前記端面までの距離と、エンドカバー側の前記合わせ面からピニオンキャリヤ内周部の前記端面までの距離とを測定し、これらの距離に基づいて、変速機ケース内に軸方向寸法が所定範囲内の間隙が生じる厚さのスラスト軸受部材を選択することを特徴とする。
さらに、請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載の自動変速機の軸方向間隙調整方法において、
前記エンドカバーにピニオンキャリヤを組み付けた後、該ピニオンキャリヤのエンドカバーからの抜けを阻止する抜け止め部材をエンドカバーに取り付け、
その後、変速機ケースにエンドカバーを取り付けるときに、変速機ケースを該変速機ケースの開口部を上に向けて置いた状態で、サンギヤの前記端面上に前記スラスト軸受部材を配置し、その上から前記エンドカバーを取り付けることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、エンドカバーに組み付けられるプラネタリギヤセットのピニオンキャリヤと、変速機ケースに組み付けられる該ギヤセットのサンギヤとの間に、異なる軸方向厚さの複数のスラスト軸受部材の中から適切に選択されたスラスト軸受部材が配設される。適切に選択されたスラスト軸受部材により、変速機ケース内に、軸方向寸法が所定範囲内の間隙が簡単に設けられる。また、このスラスト軸受部材は、エンドカバーに組み付けられたピニオンキャリヤを含む変速機構の部品、または変速機ケースに組み付けられたサンギヤを含む変速機構の部品を取り外すことなく、配設することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、スラスト軸受部材として、スラストベアリングとスラストワッシャとが並設され、そのうち、スラストワッシャが、複数の異なる軸方向厚さのものから選択される。これらのスラストワッシャは、形状がシンプルであるため、異なる軸方向厚さのものを揃えるのが容易である。したがって、容易に軸方向の間隙の調整を実施することができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、軸方向厚さが一定のスラストベアリングを変速機ケース側に予め組み付けた状態にすることができるため、スラストワッシャを選択するための間隙の軸方向寸法が容易に測定できる。
さらにまた、請求項4に記載の発明によれば、開口部が上に向いた状態で置かれている変速機ケースに対してエンドカバーを取り付けるとき、エンドカバーからピニオンキャリヤが抜け落ちることが抜け止め手段により阻止される。その結果、自動変速機の組み立て性が向上する。
加えて、請求項5に記載の発明によれば、エンドカバーに組み付けられたブレーキ装置のピストンを収納したピストンシリンダが、ピニオンキャリヤの抜け止め手段として機能するので、別途、該キャリヤ用の抜け止め部材をエンドカバーに設ける必要がなくなる。
加えてまた、請求項6に記載の発明によれば、軸方向調整するためのスラスト軸受部材が、サンギヤの端面に軸方向に陥没する凹陥部に収納される。これにより、自動変速機の軸方向寸法が小さくなる。
一方、請求項7に記載の発明によれば、エンドカバーにプラネタリギヤセットのピニオンキャリヤを、変速機ケースに該ギヤセットのサンギヤとを組み付け、その後、変速機ケースにエンドカバーを取り付けるときに、サンギヤの端面と該端面に対向するピニオンキャリヤ内周部の端面との間に、異なる軸方向厚さの複数のスラスト軸受部材の中から適切に選択されたスラスト軸受部材を配設する。適切に選択されたスラスト軸受部材により、変速機ケース内に、軸方向寸法が所定範囲内の間隙を簡単に設けられる。また、このスラスト軸受部材は、エンドカバーに組み付けられたピニオンキャリヤを含む変速機構の部品、または変速機ケースに組み付けられたサンギヤを含む変速機構の部品を取り外すことなく、配設することができる。
また、請求項8に記載の発明によれば、変速機ケースとエンドカバーに互いの合わせ面が設けられており、変速機ケース側の合わせ面からサンギヤの端面までの距離と、エンドカバー側の合わせ面からピニオンキャリヤ内周部の端面までの距離とを測定し、これらの距離に基づいて、変速機ケース内に軸方向寸法が所定範囲内の間隙を設けることができる厚さのスラスト軸受部材を選択する。すなわち、エンドカバーを変速機ケースに取り付けることなく、簡単に、スラスト軸受部材を選択するために必要な測定を実施できる。
さらに、請求項9に記載の発明によれば、エンドカバーからピニオンキャリヤが抜けないように抜け止め部材が該エンドカバーに取り付けられるため、開口部が上に向いた変速機ケースの該開口部上にエンドカバーを置いた状態で該エンドカバーを取り付けることができる。簡単にエンドカバーを変速機ケースに取り付けることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る自動変速機の構成を示す骨子図であって、この自動変速機1は、フロントエンジンフロントドライブ車等のエンジン横置き式自動車に適用されるもので、主たる構成要素として、エンジン出力軸2に取り付けられたトルクコンバータ3と、該トルクコンバータ3からの動力が入力軸4を介して入力される第1クラッチ10及び第2クラッチ20と、これらのクラッチ10、20の一方または両方から動力が入力される変速機構30とを有し、これらが入力軸4の軸心上に配置された状態で、変速機ケース5に収納されている。
ここで、変速機ケース5は、外周囲を構成する本体部5aと、トルクコンバータ3を介してエンジンにより駆動されるオイルポンプ6が収納されたフロント(トルクコンバータ側)壁5bと、本体部5aのリヤ側(反トルクコンバータ側)の端部の開口を閉塞するエンドカバー5cと、本体部5aの中間部に設けられた中間壁5dとで構成されている。
そして、第1、第2クラッチ10、20は、フロント壁5bと中間壁5dとの間に、変速機構30は、中間壁5dとエンドカバー5cとの間にそれぞれ収納されているとともに、第1、第2クラッチ10、20と中間壁5dとの間に、変速機構30からの動力を取り出す出力ギヤ7が配置され、該出力ギヤ7から取り出された動力が、カウンタドライブ機構8を介して差動装置9に伝達され、左右の車軸9a、9bを駆動するようになっている。
トルクコンバータ3は、エンジン出力軸2に連結されたケース3aと、該ケース3a内に固設されたポンプ3bと、該ポンプ3bに対向配置されて該ポンプ3bにより作動油を介して駆動されるタービン3cと、該ポンプ3bとタービン3cとの間に介設され、かつ、変速機ケース5にワンウェイクラッチ3dを介して支持されてトルク増大作用を行うステータ3eと、ケース3aとタービン3cとの間に設けられ、該ケース3aを介してエンジン出力軸2とタービン3cとを直結するロックアップクラッチ3fとで構成されている。そして、タービン3cの回転が入力軸4を介して第1、第2クラッチ10、20や変速機構30側に伝達されるようになっている。
変速機構30は、第1、第2、第3プラネタリギヤセット(以下、単に「第1、第2、第3ギヤセット」という)40、50、60を有し、これらが変速機ケース5内における中間壁5dとエンドカバー5cとの間に、フロント側からこの順序で配置されている。
また、摩擦要素として、第1、第2クラッチ10、20の他に、変速機構30を構成する第1ブレーキ70、第2ブレーキ80及び第3ブレーキ90が備えられ、フロント側からこの順序で配置されている。また、第1ブレーキ70に並列にワンウェイクラッチ100が配置されている。
第1、第2、第3ギヤセット40、50、60は、いずれもシングルピニオン型のプラネタリギヤセットであって、サンギヤ41、51、61と、これらのサンギヤ41、51、61にそれぞれ噛み合った各複数のピニオン42、52、62と、これらのピニオン42、52、62をそれぞれ支持するキャリヤ(ピニオンキャリヤ)43、53、63と、ピニオン42、52、62にそれぞれ噛み合ったリングギヤ44、54、64とで構成されている。
そして、入力軸4が第3ギヤセット60のサンギヤ61に連結されていると共に、第1ギヤセット40のサンギヤ41と第2ギヤセット50のサンギヤ51、第1ギヤセット40のリングギヤ44と第2ギヤセット50のキャリヤ53、第2ギヤセット50のリングギヤ54と第3ギヤセット60のキャリヤ63が、それぞれ連結されている。そして、第1ギヤセット40のキャリヤ43に出力ギヤ7が連結されている。
また、第1ギヤセット40のサンギヤ41及び第2ギヤセット50のサンギヤ51は、第1クラッチ10の出力部材11に連結され、該第1クラッチ10を介して入力軸4に断接可能に連結されている。また、第2ギヤセット50のキャリヤ53は、第2クラッチ20の出力部材21に連結され、該第2クラッチ20を介して入力軸4に断接可能に連結されている。
さらに、第1ギヤセット40のリングギヤ44及び第2ギヤセット50のキャリヤ53は、並列に配置された第1ブレーキ70及びワンウェイクラッチ100を介して変速機ケース5に断接可能に連結されており、第2ギヤセット50のリングギヤ54及び第3ギヤセット60のキャリヤ63は、第2ブレーキ80を介して変速機ケース5に断接可能に連結されており、さらに、第3ギヤセット60のリングギヤ64は、第3ブレーキ90を介して変速機ケース5に断接可能に連結されている。
以上の構成により、この自動変速機1によれば、第1、第2クラッチ10、20及び第1、第2、第3ブレーキ70、80、90の締結状態の組み合わせにより、前進6速と後退速とが得られるようになっており、その組み合わせと変速段の関係を図2の締結表に示す。
即ち、1速では、第1クラッチ10と第1ブレーキ70とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力され、該第1ギヤセット40により大きな減速比で減速されて該第1ギヤセット40のキャリヤ43から出力ギヤ7に出力される。なお、第1ブレーキ70はエンジンブレーキを作動させる1速でのみ締結され、エンジンブレーキを作動させない1速では、ワンウェイクラッチ100がロックすることにより1速を形成する。
2速では、第1クラッチ10と第2ブレーキ80とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力されると同時に、第2ギヤセット50を介して該第1ギヤセット40のリングギヤ44にも入力され、入力軸4の回転は前記1速よりも小さな減速比で減速されて、第1ギヤセット40のキャリヤ43から出力ギヤ7に出力される。
3速では、第1クラッチ10と第3ブレーキ90とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力されると同時に、第3ギヤセット60及び第2ギヤセット50を介して該第1ギヤセット40のリングギヤ44にも入力され、入力軸4の回転は前記2速よりもさらに小さな減速比で減速されて、第1ギヤセット40のキャリヤ43から出力ギヤ7に出力される。
4速では、第1クラッチ10と第2クラッチ20とが締結され、入力軸4の回転は、第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力されると同時に、第2ギヤセット50を経由してそのまま第1ギヤセット40のリングギヤ44にも入力される。これにより、第1ギヤセット40の全体が入力軸4と一体的に回転し、キャリヤ43から減速比1の回転が出力ギヤ7に出力される。
5速では、第2クラッチ20と第3ブレーキ90とが締結され、入力軸4の回転は、第2ギヤセット50を経由してそのまま第1ギヤセット40のリングギヤ44に入力されると同時に、第3ギヤセット60及び第2ギヤセット50を介して該第1ギヤセット40のサンギヤ41にも入力され、入力軸4の回転は増速されて、第1ギヤセット40のキャリヤ43から出力ギヤ7に出力される。
6速では、第2クラッチ20と第2ブレーキ80とが締結され、入力軸4の回転は、第2ギヤセット50を経由してそのまま第1ギヤセット40のリングギヤ44に入力されると同時に、第2ギヤセット50を介して該第1ギヤセット40のサンギヤ41にも入力され、入力軸4の回転は、前記5速よりも大きな増速比で増速されて、第1ギヤセット40のキャリヤ43から出力ギヤ7に出力される。
そして、後退速では、第1ブレーキ70と第3ブレーキ90とが締結され、入力軸4の回転は、第3ギヤセット60及び第2ギヤセット50を介して第1ギヤセット40のサンギヤ41に入力される。このとき、第2ギヤセット50において回転方向が逆転されることにより、第1ギヤセット40のキャリヤ43から出力ギヤ7に入力軸4の回転方向と反対方向の回転が出力される。
以上のように、入力側に配置された2つのクラッチ10、20と、3つのシングルピニオン型プラネタリギヤセット40、50、60、及び3つのブレーキ70、80、90で構成された変速機構30とにより、前進6速及び後退速が可能な自動変速機1が実現される。
ここからは、本発明に係る、変速機ケース内の軸方向の間隙の調整について、図3の自動変速機1の断面図を用いて説明する。
図3は、変速機ケース5の中間壁5dとエンドカバー5cとの間の自動変速機の部分の断面図を示しており、この部分において軸方向の間隙が調整される。
エンドカバー5cは、図に示すように、概ね有底円筒形状であってリヤ側の外周にフランジ部5c1を備えており、そこで本体部5aのリヤ側の外周に形成されたフランジ部5a1にボルト102によって該本体部5aに固定される。
また、このエンドカバー5cは,該エンドカバー5cをベースとしてエンドカバー側の2つのブレーキ80、90と、最もエンドカバー側のギヤセット60の構成要素の一部とが組み付けられることにより、サブアセンブリを構成する。
2つのブレーキ80、90は、複数の摩擦板81、91を有する多板クラッチであって、複数の摩擦板81、91それぞれの一部が、その外周側でエンドカバー5cの円筒部5c2の内周に形成されたスプライン歯5c3にスプライン係合している。複数の摩擦板81の残りは、その内周側でギヤセット60のキャリヤ(フロント側)63に形成されたスプライン歯63aにスプライン係合している。複数の摩擦板91の残りは、その内周側でギヤセット60のリングギヤ64のリヤ側端が固設された有底円筒形状の伝達部材104の外周に形成されたスプライン歯104aにスプライン係合している。
なお、この伝達部材104の内周部は、エンカバー5cとの間に配設されたスラストベアリング106と、キャリヤ(リヤ側)63の内周部との間に配設されたスラストベアリング108とにより軸方向に支持されている。
また、ブレーキ80のピストン82は、エンドカバー5cの円筒部5c2のフロント側端にボルト110により取り付けられているピストンシリンダ112により軸方向に摺動可能に支持されている。一方、ブレーキ90のピストン92は、エンドカバー5cに形成された環状の溝5c4に軸方向に摺動可能に支持されている。
ブレーキ80のリターンスプリング83は、異なる周方向位置の断面図である図4に示すように、複数の摩擦板81の外周側に、一端が最もピストン側に配置されている摩擦板81とピストン82との間に配置されているスプリング支持プレート84に支持されるとともに、他端が複数の摩擦板81を挟んで反ピストン側に配置されたリテーニングプレート85に支持されることにより配置されている。スプリング支持プレート84は、スプライン歯5c3に軸方向に移動可能にスプライン係合し、リテーニングプレート85は、リヤ側への所定の位置以上の移動が規制された状態でスプライン歯5c3にスプライン係合している。
ブレーキ90のリターンスプリング93は、複数の摩擦板91の外周側に、一端が最もピストン側に配置されている摩擦板91とピストン92との間に配置されているスプリング支持プレート94に支持されるとともに、他端が複数の摩擦板91を挟んで反ピストン側に配置されたリテーニングプレート95に支持されることにより配置されている。スプリング支持プレート94は、スプライン歯5c3に軸方向に移動可能にスプライン係合し、リテーニングプレート95は、フロント側への所定の位置以上の移動が規制された状態でスプライン歯5c3にスプライン係合している。
図3に戻り、ギヤセット60は、ピニオン62、キャリヤ63、リングギヤ64が一体となって、エンドカバー5cに組み付けられている。具体的には、キャリヤ63(リヤ側)の内周がラジアル軸受114を介してエンドカバー5cの中央部にフロント側に延びて形成されたボス部5c5の外周に支持された状態で組み付けられる。このボス部5c5は、円筒形状であって、ラジアルベアリング116を介して入力軸4のリヤ側端を支持している。
また、キャリヤ(フロント側)63の外周部が、ピストンシリンダ112の内周部と軸方向に並んでいるため、すなわち略同一半径方向位置に位置するため、ピストンシリンダ112がエンドカバー5cの円筒部5c2に取り付けられると、サンギヤ61を除くギヤセット60の各構成要素はエンドカバー5cから取り外しできなくなる。言い換えると、ピストシリンダ112が、サンギヤ61を除くギヤセット60の各構成要素の抜け止め手段として機能している。そのため、別途、抜け止め部材を設ける必要がない。
エンドカバー5cに組み付けられていない(すなわち、エンドカバー5cをベースとするサブアセンブリに組み込まれていない)ギヤセット60のサンギヤ61は、キャリヤ(リヤ側)63との間に配設されている、軸方向に並んで配設されている軸方向間隙調整用ワッシャ(スラストワッシャ)118およびスラストベアリング120と、ギヤセット50のキャリヤ(リヤ側)53との間に配設されたスラストベアリング122とにより軸方向に支持されている。
また、このサンギヤ61にはスラストベアリング120を収納する軸方向に陥没した凹陥部が設けられており、すなわちサンギヤ61は、最もリヤ側の端面より内側(フロント側)に該ベアリング120が収納できるような形状で形成されている。これにより、サンギヤ61とスラストベアリング120とは、各軸方向寸法の合計より小さい軸方向寸法のスペースに配置される。その結果、自動変速機の軸方向寸法が小さくされる。
ギヤセット50は、ギヤセット60のキャリヤ(フロント側)63にリヤ側端が固設されているリングギヤ54のみが、エンドカバー5cをベースとするサブアセンブリに組み込まれる。リングギヤ54を除く、ギヤセット50の各構成要素は、エンドカバー5cの取り付け前に、変速機ケース5の本体部5aに組み付けられる。そして、キャリヤ(リヤ側)53の内周部がスラストベアリング122と、ギヤセット50のサンギヤ51とギヤセット40のサンギヤ41とを連結して動力を伝達する伝達部材124のリヤ側端との間に配設されたスラストベアリング126とにより軸方向に支持されることにより、一体として軸方向に支持されている。
ギヤセット40は、エンドカバー5cのサブアセンブリに組み込まれる構成要素がなく、エンドカバー5cの取り付け前に、変速機ケース5の本体部5aに組み付けられる。ギヤセット40は、キャリヤ(フロント側)43が伝達部材124のフロント側端との間に配設されたスラストベアリング128と、ラジアルベアリング130のインナーレース130aとにより軸方向に支持されることにより、一体として軸方向に支持されている。
ブレーキ70およびワンウェイクラッチ100は、本体部5aとギヤセット40の間に組み付けられている。
ここからは、本発明に係る軸方向の間隙の調整について説明する。
ここで言う本発明に係る軸方向の間隙の調整とは、軸方向に並んで配置される変速機構の各部品の部品間の間隙を適切にすることである。本実施形態においては、エンドカバー5cと伝達部材104との間隙、該伝達部材104とギヤセット60のキャリヤ(リヤ側)63との間隙、該キャリヤ(リヤ側)63とギヤセット60のサンギヤ61との間隙、該サンギヤ61とギヤセット50のキャリヤ(リヤ側)53との間隙、該キャリヤ53と伝達部材124との間隙、該伝達部材124とギヤセット40のキャリヤ(フロント側)43との間隙、該キャリヤ43とラジアルベアリング130のインナーレース130aとの間隙それぞれについて、軸方向寸法を適切にすることである。言い換えると、直接接触し合うキャリヤ43とラジアルベアリング130のインナーレース130aとの間隙を除く間隙に配置される、スラストベアリング106、108、120、122、126、128をがたつくことなく、スムーズに摺動可能にすることである。
軸方向の間隙を適切にするために、具体的には間隙の軸方向寸法が所定の範囲内になるように、図3に示す軸方向間隙調整用ワッシャ118として、異なる軸方向厚さの複数のワッシャから適切な軸方向厚さのものが選択される。
異なる軸方向厚さの複数のワッシャから、間隙の軸方向寸法が所定の範囲内になるようなワッシャを選択する方法について説明する。
まず、図5に示すように、ブレーキ70、ワンウェイクラッチ100、ギヤセット40、リングギヤ54を除くギヤセット50、ギヤセット60のサンギヤ61、スラストベアリング120、122、126、128、伝達部材124が組み付けられた変速機ケース5の本体5aを、リヤ側、すなわちエンドカバー5cにより閉塞される開口部を上に向けた状態で置く。
変速機ケース5の本体部5aの開口部が上に向いた状態であるので、すなわち自動変速機の軸方向が鉛直方向と一致するので、サンギヤ61とキャリヤ53との間隙、該キャリヤ53と伝達部材124との間隙、該伝達部材124とキャリヤ43との間隙がそれぞれ、各間隙に配設されているスラストベアリング122、126、128ががたつくことなくスムーズに摺動可能な状態で、自然状態で(過度な接触圧で接触することなく)最小になる。スラストベアリングが配設されていないキャリヤ43とラジアルベアリング130のインナーレース130aとの間隙は、自然状態で最小となる。
この状態で、サンギヤ61のリヤ側端面上に配設されているスラストベアリング120のリヤ側端面から、変速機ケース5aのフランジ部5a1の合わせ面5aPまでの軸方向距離d1を測定する。
一方、図6に示すように、エンドカバー5cをベースとするサブアセンブリを、フロント側を上に向けた状態で置く。
エンドカバー5cのフロント側が上に向いた状態であるので、すなわち自動変速機の軸方向が鉛直方向と一致するので、該エンドカバー5cと伝達部材104との間隙、該伝達部材104とギヤセット60のキャリヤ(リヤ側)63との間隙がそれぞれ、各間隙に配設されているスラストベアリング106、108ががたつくことなくスムーズに摺動可能な状態で、自然状態で最小になる。
この状態で、ギヤセット60のキャリヤ(リヤ側)63のフロント側端面から、エンドカバー5cのフランジ部5c1の合わせ面5cPまでの軸方向距離d2を測定する。
図5に示す変速機ケース5の本体部5aのフランジ部5a1の合わせ面5aPと、図6に示すエンドカバー5cのフランジ部5c1の合わせ面5cPとは、図3に示すように、エンドカバー5cが本体部5aに取り付け状態にあるとき合わさる。これに基づき、測定した距離d1とd2とから、間隙を最小の状態で維持したまま、変速機ケース5の本体部5aにエンドカバー5cを取り付けた場合の、ギヤセット60のキャリヤ(リヤ側)63とスラストベアリング120との間隙の軸方向寸法を算出する。
算出したキャリヤ(リヤ側)63とスラストベアリング120との間隙の軸方向寸法に基づいて、各部品間の間隙が上述の所定の範囲内になるような軸方向厚さのワッシャを選択する。すなわち、算出したキャリヤ(リヤ側)63とスラストベアリング120との間隙の軸方向寸法を、各部品間の間隙が適切なときの軸方向寸法の合計になるように詰める軸方向厚さのワッシャを選択する。
この選択したワッシャをキャリヤ(リヤ側)63とスラストベアリング120との間隙に配設することにより、各部品間の間隙が適切にされる。
ワッシャ118が選択されると、図7に示すように、該ワッシャ118を、開口部が上を向いている変速機ケース5の本体部5aに組み付けられているスラストベアリング120のリヤ側端面に載置する。次に、エンドカバー5cのサブアセンブリを、フロント側を下に向けた状態で本体部5aの上方に配置し、そして本体部5aに向かって降ろしていく。
なお、このとき、図7に示すように、エンドカバー5cに組み付けられているギヤセット60などは、エンドカバー5cから抜け落ちないように、ピストンシリンダ112により受け止められている。すなわち、ピストンシリンダ112により、開口部が上に向いた状態の変速機ケース5の本体部5aにエンドカバー5cを簡単に取り付けることができる。
エンドカバー5cのサブアセンブリを変速機ケース5の本体部5aの開口部に載置すると、すなわち合わせ面5cPと5aPとを合わせると、ボルト102によりエンドカバー5cを本体部5aに固定する。これにより、軸方向間隙調整用ワッシャ118が、変速機ケース5内に軸方向寸法が所定の範囲内の間隙を生じさせる。
本実施形態によれば、エンドカバー5cに組み付けられるギヤセット60のキャリヤ63と、変速機ケース5の本体部5aに組み付けられる該ギヤセット60のサンギヤ61との間に、スラストベアリング120と、異なる軸方向厚さの複数のワッシャの中から適切に選択されたワッシャ118が配設される。適切に選択されたワッシャ118により、変速機ケース5内に、軸方向寸法が所定範囲内の間隙を簡単に設けることができる。また、ワッシャ118を、エンドカバー5c組み付けられたキャリヤ63を含む変速機構30の部品、または変速機ケース5の本体部5aに組み付けられたサンギヤ61を含む変速機構30の部品を取り外すことなく、ワッシャ118を配設することができる。
また、変速機ケース5の本体部5a1の合わせ面5aPからサンギヤ61のリヤ側端面に配設されたスラストベアリング120のリヤ側端面までの距離d1と、エンドカバー5cの合わせ面5cPからキャリヤ(リヤ側)63の内周部のフロント側端面までの距離d2とを測定し、これらの距離に基づいて、変速機ケース5内に軸方向寸法が所定範囲内の間隙を設けることができる軸方向厚さのワッシャ118を選択する。すなわち、エンドカバー5cを変速機ケース5の本体部5aに取り付けることなく、簡単に、ワッシャ118を選択するために必要な測定を実施できる。
さらに、軸方向の間隙の調整を、異なる軸方向厚さの複数のワッシャの中から選択されたものにより実施している。これらのワッシャは、形状がシンプルであるため、異なる軸方向厚さのものを揃えるのが容易である。したがって、容易に軸方向の間隙の調整を実施することができる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、上述の実施形態の場合、軸方向厚さの異なる複数のワッシャの中から適切なものを選択し、それを変速機構の部品とともに組み付けることにより、変速機ケース内に、軸方向寸法が所定範囲内の間隙を簡単に設けているが、本発明はこれに限らない。
上述の実施形態では、図3に示すように、軸方向調整用のスラストワッシャ118とスラストベアリング120が並設されて軸方向の間隙の調整が実施されているが、スラストワッシャを使用することなく、エンドカバーに組み付けられるプラネタリギヤセットのピニオンキャリヤと、変速機ケースに組み付けられる該ギヤセットのサンギヤとの間隙に配設されるスラストベアリングのみで軸方向の間隙の調整を実施してもよい。この場合、異なる軸方向厚さのスラストベアリングを用意し、その中から適切なものを選択する必要がある。
なお、この場合、図8に示すスラストベアリング220のように、一方のレース220aとコロ220bは1つの軸方向寸法のものを、他方のレース220cを異なる軸方向厚さのものの中から選択されたもので構成してもよい。この場合、軸方向厚さが異なる複数のスラストベアリングを用意する場合に比べて、軸方向厚さが異なる複数のレースのみを用意するだけでいい。
また、上述の実施形態の場合、スラストベアリングがサンギヤ側に、軸方向間隙調整用スラストワッシャがピニオンキャリヤ側に配設されているが、逆でもよい。ただし、図5に示すように、変速機ケースの本体部5aの合わせ面5aPからスラストベアリング120のリヤ側端面までの距離d1を測定するのではなく、合わせ面5aPからサンギヤ61のリヤ側端面までの距離を測定する必要がある。そして、スラストベアリングの軸方向厚さを考慮して、スラストワッシャを選択する必要がある。
以上のように、本発明は、変速機ケースと該ケースの開口部を閉塞するエンドカバーとに、変速機構の複数の部品が分かれて組み付けられる自動変速機において、変速機構の部品全てを変速機ケース内に軸方向に組み付けたときの間隙が所定範囲内の軸方向寸法になるように、簡単に間隙調整できる。したがって、自動車用変速機の分野において好適に利用される可能性がある。
本発明の一実施形態に係る変速機の骨子図である。 図1の自動変速機の締結表である。 本発明に係る軸方向の間隙の調整が実施される自動変速機の部分の断面図である。 図3と異なる周方向位置の部分断面図である。 軸方向間隙調整用スラストワッシャを選択するための測定を説明するための図である。 軸方向間隙調整用スラストワッシャを選択するための別の測定を説明するための図である。 スラストワッシャを配設して、エンドカバーを変速機ケースの本体部に取り付ける様子を示した図である。 軸方向間隙調整用スラストベアリングの一例を示す図である。
符号の説明
5a 変速機ケース(本体部)
5c エンドカバー
60 プラネタリギヤセット
61 サンギヤ
63 ピニオンキャリヤ(キャリヤ)
118 スラストワッシャ(ワッシャ)

Claims (9)

  1. 複数のプラネタリギヤセットを含む変速機構と、
    該変速機構を収納する変速機ケースと、
    該変速機ケースの一端の開口部を閉塞するエンドカバーとを備え、
    前記複数のプラネタリギヤセットのうち、最もエンドカバー側に配置されたプラネタリギヤセットは、変速機ケースへのエンドカバー取り付け前に、サンギヤが前記変速機ケースに、ピニオンキャリヤが前記エンドカバーに組み付けられる自動変速機であって、
    前記サンギヤの端面と、該端面に対向するピニオンキャリヤ内周部の端面との間にスラスト軸受部材が配設されると共に、
    該スラスト軸受部材は、変速機ケース内に軸方向寸法が所定範囲内の間隙が生じるように、異なる軸方向厚さを有するものから選択された間隙調整用の部材であることを特徴とする自動変速機。
  2. 請求項1に記載の自動変速機において、
    前記スラスト軸受部材として、スラストベアリングとスラストワッシャとが並設されており、このうち、スラストワッシャが異なる軸方向厚さを有するものから選択されたものであることを特徴とする自動変速機。
  3. 請求項2に記載の自動変速機において、
    前記スラストベアリングはサンギヤ側に、前記スラストワッシャはピニオンキャリヤ側に配置されていることを特徴とする自動変速機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機において、
    前記エンドカバーに組み付けられたピニオンキャリヤの該エンドカバーからの抜けを阻止する抜け止め手段が設けられていることを特徴とする自動変速機。
  5. 請求項4に記載の自動変速機において、
    前記抜け止め手段は、前記プラネタリギヤセットの外周側に配置されてエンドカバーに組み付けられたブレーキ装置の摩擦要素押圧用ピストンを収納したピストンシリンダであり、該ピストンシリンダの内周部が前記ピニオンキャリヤの外周部の半径方向のほぼ同位置で変速機ケース側に位置することにより、該ピニオンキャリヤの変速機ケース側への抜けを阻止するように構成されていることを特徴とする自動変速機。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の自動変速機において、
    前記サンギヤの端面に軸方向に陥没する凹陥部が設けられており、該凹陥部に前記スラスト軸受部材が収納されていることを特徴とする自動変速機。
  7. 複数のプラネタリギヤセットを含む変速機構と、
    該変速機構を収納する変速機ケースと、
    該変速機ケースの一端の開口部を閉塞するエンドカバーとを備えた自動変速機における前記変速機ケース内の軸方向の間隙を調整する自動変速機の軸方向間隙調整方法であって、
    変速機ケースへのエンドカバー取り付け前に、前記複数のプラネタリギヤセットのうち、最もエンドカバー側に配置されたプラネタリギヤセットのサンギヤを前記変速機ケースに、ピニオンキャリヤを前記エンドカバーに組み付けると共に、
    その後前記変速機ケースにエンドカバーを取り付けるときに、前記サンギヤの端面と該端面に対向するピニオンキャリヤ内周部の端面との間に、変速機ケース内に軸方向寸法が所定範囲内の間隙が生じるように、異なる厚さを有するものから選択した間隙調整用のスラスト軸受部材を配設することを特徴とする自動変速機の軸方向間隙調整方法。
  8. 請求項7に記載の自動変速機の軸方向間隙調整方法において、
    変速機ケースとエンドカバーに互いの合わせ面が設けられている構成において、
    変速機ケース側の前記合わせ面からサンギヤの前記端面までの距離と、エンドカバー側の前記合わせ面からピニオンキャリヤ内周部の前記端面までの距離とを測定し、これらの距離に基づいて、変速機ケース内に軸方向寸法が所定範囲内の間隙が生じる厚さのスラスト軸受部材を選択することを特徴とする自動変速機の軸方向間隙調整方法。
  9. 請求項7または8に記載の自動変速機の軸方向間隙調整方法において、
    前記エンドカバーにピニオンキャリヤを組み付けた後、該ピニオンキャリヤのエンドカバーからの抜けを阻止する抜け止め部材をエンドカバーに取り付け、
    その後、変速機ケースにエンドカバーを取り付けるときに、変速機ケースを該変速機ケースの開口部を上に向けて置いた状態で、サンギヤの前記端面上に前記スラスト軸受部材を配置し、その上から前記エンドカバーを取り付けることを特徴とする自動変速機の軸方向間隙調整方法。
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