JP2008303962A - 自動変速機 - Google Patents

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Tatsuhiko Iwasaki
龍彦 岩▲崎▼
Shinya Kamata
真也 鎌田
Junichi Doi
淳一 土井
Tatsutoshi Mizobe
龍利 溝部
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Abstract

【課題】 クラッチの制御性を向上させつつ自動変速機を小型化する。
【解決手段】 入力軸の回転を常時減速して出力する常時減速プラネタリギヤセット30と、ドラム112、ハブ114、複数の摩擦板116、摩擦板を押圧するピストン118、およびピストンを制御する油圧室120を備えるクラッチ43とを有する自動変速機であって、ドラムは摩擦板を支持する円筒部122、開口部、および底部124から構成され、ドラムの円筒部内の底部側にピストンが収納されて、底部とピストンとの間に油圧室が形成され、ドラムの円筒部と常時減速プラネタリギヤセットの出力部材34とを連絡する連絡する連絡部材108が備えられている。連絡部材は、ピストンと摩擦板との間でドラムの円筒部に結合されており、周方向の複数個所に切り欠き部が設けられている。ピストンには、連絡部材の切り欠き部を通過して軸方向に延び、摩擦板を押圧する櫛歯状の押圧部152が設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車に搭載される自動変速機、特にその変速機構の構造に関し、自動車用変速機の技術分野に属する。
自動車に搭載される自動変速機は、トルクコンバータを介してエンジン出力回転が入力される変速機構の動力伝達経路を複数の摩擦要素の選択的締結によって切り換えることにより、減速比の異なる複数の変速段を達成するように構成されたものであるが、近年、自動車の走行性能の向上や燃費性能の向上等を目的として変速段を多段化する傾向にあり、例えば特許文献1及び特許文献2に記載する自動変速機が開示されている。このような自動変速機は、多段化するためにプラネタリギヤセットや摩擦要素を多く備え、それらの中には入力軸の回転を常時減速する常時減速プラネタリギヤセットが含まれる。
特許文献1の自動変速機の場合、常時減速プラネタリギヤセットは、キャリア入力、リングギヤ出力、サンギヤ固定に設定されている。一方、特許文献2の自動変速機の場合、常時減速プラネタリギヤセットは、リングギヤ入力、キャリア出力、サンギヤ固定に設定されている。いずれも、出力部材(特許文献1のものはリングギヤ、特許文献2のものはキャリア)は、常時減速プラネタリギヤセットの外周に配置されたクラッチのハブに連結され、該ギヤセットの出力(トルク)は、クラッチ締結時にハブ、ドラム、該ドラムに連結された部材の順に伝達される。
特開2007−78191公報 特開2002−349647公報
ところが、特許文献1および2に記載の自動変速機には、常時減速プラネタリギヤセットの出力部材とクラッチのハブとが連結され、クラッチの油圧室がクラッチのドラムとピストンとの間に形成されているために起こる問題がある。
説明すると、特許文献1および2に記載の自動変速機において、クラッチのドラムは、常時減速プラネタリギヤセットの出力部材と連結しているハブに比べて非締結時における回転の変化が激しい。これは、クラッチのドラムの下流側にブレーキなどの摩擦要素が配置されている場合に、その断接により回転状態が頻繁に変化することに起因する。
そして、クラッチのドラムの回転の変化が激しくなると、ドラムとピストンとの間に形成された油圧室内の作動油に作用する遠心力も激しく変化する。ピストンには、油圧室に対抗して遠心油圧を相殺するための遠心キャンセル油圧室(バランス室)が設けられているものの、過渡状態では、遠心油圧を完全に相殺しきれずに適正なクラッチ締結力が得られず、クラッチの制御性が悪く適正なシフト品質の確保が難しいという問題が起こる。
この問題の対処として、常時減速プラネタリギヤセットの出力部材を、ピストンと協働して油圧室を形成するクラッチのドラムに連結することが考えられる。これにより、クラッチのドラムは、常に、常時減速プラネタリギヤセットの出力部材のみに従って回転するため、その回転が安定的に変化し、その結果、安定した遠心力が作用するため、クラッチの制御性がよく、シフト品質を容易に確保できる。
しかし、このように常時減速プラネタリギヤセットの出力部材とクラッチのドラムとを連結する場合、出力部材を、自動変速機の中心部に配置されてドラムを支持するスリーブ部材に連結する必要がある。これは、ドラムが、円筒部、円筒部一端側の開口部、および円筒部他端側の底部で構成された形状であって、その内部に、摩擦板や該摩擦板を押圧するピストンなどを収容していることによる。
すなわち、常時減速プラネタリギヤセットの出力部材は、ピストンの反ドラム底部側を中心部に向かって延びる連絡部材を介してドラムを支持するスリーブ部材に連絡される。したがって、クラッチ締結時、常時減速プラネタリギヤセットの出力(トルク)は、出力部材から順に、連絡部材、スリーブ部材、ドラムの底部、ドラムの円筒部、および摩擦板を経てハブに伝達される。
この場合、ドラム、特にその底部は、伝達するトルク、特に常時減速プラネタリギヤセットにより増幅された大きなトルクに耐えうる肉厚(ドラムが変形しない肉厚)を備える必要がある。しかしながら、ドラムの底部が肉厚になる分、自動変速機が軸方向に大きくなってしまう。このことは、近年の自動変速機を小型化する傾向に逆行しており、特にFF(フロントエンジン、フロントドライブ)車に搭載される自動変速機においては、軸方向に並んで配置されるエンジンの大型化とこれらの搭載スペースの制約などにより、より軸方向の大きさが小さいものが求められているため好ましくない。
そこで、本発明は、常時減速プラネタリギヤセットと、該ギヤセットとその下流側の部材とを断接するクラッチとを備えたものであって、該クラッチの制御性を向上させるとともに、軸方向に小型化することができる構造の自動変速機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、入力軸と、該入力軸の回転を常時減速して出力する常時減速プラネタリギヤセットと、ドラム、ハブ、該ドラムとハブとの間に配設された複数の摩擦板、該摩擦板を押圧するピストン、および該ピストンを制御する油圧室を備えるクラッチとを有する自動変速機であって、前記ドラムは摩擦板を支持する円筒部、該円筒部一端側の開口部、および該円筒部他端側の底部から構成され、前記ドラムの円筒部内の底部側に前記ピストンが収納されて、該底部と前記ピストンとの間に前記油圧室が形成されているとともに、前記ドラムの円筒部と前記常時減速プラネタリギヤセットの出力部材とを連絡する連絡部材が備えられ、前記連絡部材が前記ピストンと前記摩擦板との間で前記ドラムの円筒部に結合されており、かつ、該連絡部材には、周方向の複数個所に切り欠き部が設けられているとともに、前記ピストンの先端部には、前記連絡部材の切り欠き部を通過して軸方向に延び、前記摩擦板を押圧する櫛歯状の押圧部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動変速機において、前記ドラムの円筒部の内周面には、前記摩擦板のうちのドラム側に係合される摩擦板を支持するスプライン歯が形成されており、前記連絡部材が該スプライン歯に係合されていることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の自動変速機において、前記スプライン歯に係合する連絡部材をドラムの円筒部に対して軸方向に係止する係止手段を有することを特徴とする。
さらにまた、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の自動変速機において、前記クラッチのハブと変速機ケースとを断接するブレーキを有することを特徴とする。
加えて、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の自動変速機において、前記常時減速プラネタリギヤセットは、サンギヤが変速機ケースに固定され、キャリアが入力軸に結合され、リングギヤが前記出力部材であるダブルピニオン型のプラネタリギヤセットであることを特徴とする。
加えてまた、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の自動変速機において、前記常時減速プラネタリギヤセットは、サンギヤが変速機ケースに固定され、リングギヤが入力軸に結合され、キャリアが前記出力部材であるシングルピニオン型のプラネタリギヤセットであることを特徴とする。
以上のように構成したことにより、本願各請求の発明によれば、次の効果が得られる。
まず、請求項1に記載の発明によれば、常時減速プラネタリギヤセットの出力部材とクラッチのドラムの円筒部が、ピストンと摩擦板との間に配置された連絡部材を介して連絡される。このことを可能とするために、連絡部材には周方向の複数個所に切り欠き部が設けられ、ピストンの先端部には連絡部材の切り欠き部を通過して軸方向に延び、摩擦板を押圧する櫛歯状の押圧部が設けられている。
常時減速プラネタリギヤセットの出力部材と、ピストンと協働して油圧室を形成するクラッチのドラムとが連絡部材を介して連絡されることにより、クラッチ非締結時、ドラムが出力部材にのみにしたがって回転するためにその回転が安定的に変化し、その結果、安定した遠心力が作用するため、クラッチの制御性がよく、シフト品質を容易に確保できる。
また、常時減速プラネタリギヤセットの出力部材とドラムの円筒部が連絡部材を介して連絡されていることにより、該ギヤセットの出力トルクは、該ドラムの底部を伝達することなく摩擦板を支持する円筒部に伝達される。ドラムの底部はトルクを伝達しないので、肉厚を小さくすることができる。肉厚が小さくなる分、自動変速機は軸方向に関して小型化することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、連絡部材は、複数の摩擦板(ドラム側の摩擦板)を支持するスプライン歯に係合してドラムの円筒部内周面に結合される。連絡部材とドラムを結合するための結合部をドラムに形成する必要がなくなる、すなわちドラムの構造が単純になる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、スプライン歯に係合する連絡部材は、係止手段により、軸方向に係止される。これにより、連絡部材とドラムの一体性が増して該ドラムの剛性が高くなる。
さらにまた、請求項4に記載の発明によれば、クラッチのハブがブレーキを介して変速機ケースと断接される変速機において、言い換えるとハブの回転が頻繁に断接するブレーキにより激しく変化する自動変速機において、常時減速プラネタリギヤセットの出力部材と、油圧室の構成要素であるクラッチのドラムとを連絡部材を介して連絡することにより、クラッチ非締結時、ドラムが出力部材にのみにしたがって回転するためにその回転が安定的に変化し、その結果、安定した遠心力が作用するため、クラッチの制御性がよく、シフト品質を容易に確保できる。
加えて、請求項5に記載の発明によれば、常時減速プラネタリギヤセットが、サンギヤが変速機ケースに固定され、キャリアが入力軸に結合され、リングギヤが出力部材であるギヤセットであって、軸方向に小型化された自動変速機が実現される。
加えてまた、請求項6に記載の発明によれば、常時減速プラネタリギヤセットが、サンギヤが変速機ケースに固定され、リングギヤが入力軸に結合され、キャリアが出力部材であるギヤセットであって、軸方向に小型化された自動変速機が実現される。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の構成を示す骨子図であって、この自動変速機1は、フロントエンジンフロントドライブ車等のエンジン横置き式自動車に適用されるもので、主たる構成要素として、エンジン出力軸2に取り付けられたトルクコンバータ3と、該トルクコンバータ3の出力回転が入力軸4を介して入力される変速機構5とを有し、該変速機構5が入力軸4の軸心上に配置された状態で、変速機ケース6に収納されている。
そして、変速機構5の出力回転が、同じく入力軸4の軸心上に配置された出力ギヤ7からカウンタドライブ機構8を介して差動装置9に伝達され、左右の車軸9a、9bが駆動されるようになっている。
トルクコンバータ3は、エンジン出力軸2に連結されたケース3aと、該ケース3a内に固設されたポンプ3bと、該ポンプ3bに対向配置されて該ポンプ3bにより作動油を介して駆動されるタービン3cと、該ポンプ3bとタービン3cとの間に介設され、かつ、変速機ケース6にワンウェイクラッチ3dを介して支持されてトルク増大作用を行うステータ3eと、ケース3aとタービン3cとの間に設けられ、該ケース3aを介してエンジン出力軸2とタービン3cとを直結するロックアップクラッチ3fとで構成されている。そして、タービン3cの回転が入力軸4を介して変速機構5に伝達されるようになっている。
一方、変速機構5は、トルクコンバータ側から順に、第1、第2、第3プラネタリギヤセット(以下、単に「第1、第2、第3ギヤセット」という)10、20、30を有する。
また、変速機構5を構成する摩擦要素として、第1ギヤセット10のトルクコンバータ側に、第1クラッチ41と第2クラッチ42とが配置されているとともに、変速機ケース6内の反トルクコンバータ側に、第3クラッチ43と第1ブレーキ51とが配置されており、さらに変速機ケース6の中央に、第2ブレーキ52とワンウェイクラッチ61とが並列に配置されている。
第1および第2ギヤセット10、20は、シングルピニオン型プラネタリギヤセットであって、サンギヤ11、21と、これらのサンギヤ11、21にそれぞれ噛み合った各複数のピニオン12、22と、これらのピニオン12、22をそれぞれ支持するキャリア13、23と、ピニオン12、22にそれぞれ噛み合ったリングギヤ14、24とで構成されている。
一方、第3ギヤセット30は、ダブルピニオン型プラネタリギヤセットであって、サンギヤ31と、サンギヤ31と噛み合うピニオン32aと、ピニオン32aと噛み合うピニオン32bと、ピニオン32aとピニオン32bとを支持するキャリア33と、ピニオン32bと噛み合ったリングギヤ34とで構成されている。
第1ギヤセット10のサンギヤ11は、第1のクラッチ41を介して入力軸4に断接可能に連結されている。加えて、キャリア13は、出力ギヤ7と第2ギヤセット20のリングギヤ24とに連結されている。加えてまた、リングギヤ14は、第2ギヤセット20のキャリア23に連結されつつ、第2ブレーキ52を介して変速機ケース6に断接可能に連結されているとともに、ワンウェイクラッチ61を介して該変速機ケース6に断接可能に連結されている。
また、第2ギヤセット20のキャリア23は、第2クラッチ42を介して入力軸4に断接可能に連結されている。加えてサンギヤ21は、第3クラッチ43を介して第3ギヤセット30のリングギヤ34に断接可能に連結されているとともに、第1ブレーキ51を介して変速機ケース6に断接可能に連結されている。
さらに、第3ギヤセット30のサンギヤ31は、変速機ケース6に固定されている。加えて、キャリア33は入力軸4に結合されている。したがって、第3ギヤセット30は、サンギヤ31が固定状態であって、入力軸4の回転がキャリア33に入力され、回転をリングギヤ34から出力する、入力軸4の回転を常時減速する常時減速プラネタリギヤセットとして機能している。
以上の構成により、この変速機構5によれば、第1〜第3クラッチ41〜43、及び第1、第2ブレーキ51、52の締結状態の組み合わせにより、前進6速と後退速とが得られるようになっており、その組み合わせと変速段の関係を図2に表で示す。なお、図の丸印は締結状態を示す。
まず、1速では、図2の表に示すように第1クラッチ41を締結状態にする。加えて、エンジンブレーキが作動する1速の場合、ワンウェイクラッチ61をロック状態にせず、第2ブレーキ52を締結状態にする。
一方、エンジンブレーキを作動させない1速の場合、第2ブレーキ52を締結状態にせず、ワンウェイクラッチ61がロック状態になる。
2速では、第1クラッチ41および第1ブレーキ51を締結状態にする。
3速では、第1クラッチ41および第3クラッチ43を締結状態にする。
4速では、第1クラッチ41および第2のクラッチ42を締結状態にする。
5速では、第2クラッチ42および第3クラッチ43を締結状態にする。
6速では、第2クラッチ42および第1ブレーキ51を締結状態にする。
また、後退速では、第3クラッチ43および第2ブレーキ52とが締結される。
ここからは、本発明の特徴部分である第3ギヤセット30、すなわち常時減速プラネタリギヤセットおよびその出力側に配置される第3クラッチ43周辺の自動変速機の構成を図3を参照しながら詳しく説明する。
図3に示すように、変速機ケース6の反エンジン側(以下、「後側」と称する。)の開口部には、該ケース6を閉じるためにエンドカバー102が取り付けらており、そのエンドカバー102軸心部には軸線(入力軸4の回転中心線)Cに沿って延びるボス部104が備えられている。そのボス部104の先端には、第3ギヤセット30のサンギヤ31が、スプライン嵌合して固定されている。
第3ギヤセット30のキャリア33は、ピニオン32a(図には示していないが、ピニオン32bとサンギヤ31の間にあって、それぞれと噛み合っている。)と32bを支持するとともに、エンジン側(以下、「前側」と称する。)のキャリア33が、タービン軸106と連結されている。タービン軸106は入力軸4と同一の回転中心線Cを有し、入力軸4の回転がそのまま伝達されて回転するものである。したがって、キャリア33には、入力軸4の回転が入力されている。
第3ギヤセット30のリングギヤ34は、その後側端で、矢印A方向(変速機ケース6後側)から見た図4に示すように輪形状の連絡部材108の中心側(回転中心線Cに近い側)端110に接合されいる。なお、リングギヤ34と連絡部材108は別体であるが、これらを1つの部材として一体に構成してもよい。
クラッチ43は、ドラム112、ハブ114、ドラム112とハブ114の間に配設された複数の摩擦板116、摩擦板116を押圧するピストン118、およびピストン118を制御する油圧室120を有する。
ドラム112は、円筒部122、円筒部一端側の開口部、および円筒部他端側の底部124で構成されており、その円筒部122の内側に、中心部から外側に向かって並んで第3ギヤセット30、ハブ114、複数の摩擦板116を収納している。ドラム112は、複数の摩擦板116を円筒部122の内周面で支持している。
また、ドラム112は、第3ギヤセット30と底部124との間にピストン118を収納している。ドラム112とピストン118は、ドラム112をその中心側端で固定支持するスリーブ部材126、スリーブ部材126とピストン118の間をシールするためにピストン118のスリーブ部材側端に取り付けられたシール部材128、およびドラム112とピストン118の間をシールするシール部材130と協働して油圧室120を形成している。油圧室120には、油圧室120に接続された、スリーブ部材126に形成された油圧路132を介して油圧が供給される。油圧室120の油圧を制御することにより、ピストン118の軸線C方向の進退が制御される。スリーブ部材126は、軸線Cを中心として回転可能にボス部104に支持されている。
また、油圧室120の前側には、バランス室134が形成されている。バランス室134は、ピストン118、ピストン118と第3ギヤセット30との間に配置されたシールプレート136、シールプレート136をその中心側端で固定支持するスリーブ部材126、シール部材128、およびシールプレート136とピストン118との間をシールするために該シールプレート136の外側端に取り付けられたシール部材138により形成されている。
この、バランス室134は、油圧室120への油圧非供給時、言い換えるとクラッチ43の非締結時、油圧室120の残留する作動油に遠心力が作用してピストン118が前側に押圧されてリターンスプリング(ピストン118を後側に押圧するスプリング)139の反力に打ち勝って移動することを、バランス室134内の作動油に作用する遠心力により抑制する、すなわち油圧室120の油圧からの押圧力と逆方向の力でリターンスプリング139と協働してピストン118を押し返すために形成されている。バランス室134への油圧供給は、油圧路140を介して行われる。
クラッチ43のハブ114は、円筒形状であって、その外周面で複数の摩擦板116を支持している。また、ハブ114の前側端が、連絡部材142に結合されている。連絡部材142は、第2ギヤセット20のサンギヤ21とハブ114を連結するものである(図1参照。)。また、連絡部材142の外側端は、第1ブレーキ51のハブ144を構成している。
複数の摩擦板116には、ドラム112に支持されるものと、ハブ114に支持されるものがあって、これらが交互に軸線C方向に配設されている。複数の摩擦板116それぞれは、ドラム112の円筒部122の内周面に形成されたスプライン歯146またはハブ114の外周面に形成されたスプライン歯148のいずれかにスプライン係合されている。すなわち、軸線Cと直交する方向への移動は規制されるものの、軸線C方向の移動は規制されずにドラム112またはハブ114のいずれかに支持されている。複数の摩擦板116は、ピストン118によって軸線C方向に押圧されると互いに接触し合い、それによりドラム112からハブ114に回転を伝達する(クラッチ43を締結状態にする)。
ピストン118は、ドラム112の底部124と概ね平行に配置されて油圧室120を形成する本体部150と、本体部150の外側端から軸線C方向前側に向かって延びる(複数の摩擦板116に向かって伸びる)押圧部152とで構成されている。
ところで、図3に示すように、リングギヤ34の後側端に中心側端が結合された連絡部材108が、複数の摩擦板116とピストン118の間に存在する。
連絡部材108の外側端154は、図4に示すように、ドラム116の円筒部122のスプライン歯146と係合する形状に形成されており、これによりドラム116とスプライン係合している。
また、連絡部材108は、図3に示すように、ドラム112に対して軸線C方向に係止するスナップリング156を介して該ドラム112に固定されている。これにより、ドラム112と連絡部材108の一体性が増し、ドラム112の剛性が高くなる。
ピストン118と複数の摩擦板116との間に連絡部材108が存在してもピストン118の押圧部152が複数の摩擦板116を押圧することを可能とするために、連絡部材108には、図4に示すように周方向の複数個所に切り欠き部158が設けられており、ピストン118の押圧部152が、その切り欠き部158を通過して複数の摩擦板116を押圧できるように櫛歯形状にされている。図4に示す152a、152bは、櫛歯形状の押圧部152の2つの櫛歯を示している。
本実施の形態の効果を述べるために、効果を得るために必要な本実施の形態の特徴をまとめると、常時減速プラネタリギヤセットである第3ギヤセット30の出力部材であるリングギヤ34と第3クラッチ43のドラム112の円筒部122が、ピストン118と摩擦板116との間に配置された連絡部材108を介して連絡されている。このことを可能とするために、連絡部材108には周方向の複数個所に切り欠き部158が設けられ、ピストン118には連絡部材108の切り欠き部158を通過して軸線C方向に延び、摩擦板116を押圧する櫛歯状の押圧部152が設けられている。
第3ギヤセット30のリングギヤ34と、ピストン118と協働して油圧室120を形成する第3クラッチ43のドラム112とが連絡部材108を介して連絡されることにより、第3クラッチ43非締結時、ドラム112がリングギヤ34のみにしたがって回転するためにその回転が安定的に変化し、その結果、安定した遠心力が作用するため、クラッチの制御性がよく、シフト品質を容易に確保できる。
また、第3ギヤセット30のリングギヤ34とドラム112の円筒部122が連絡部材108を介して連絡されていることにより、該ギヤセット30の出力トルクは、該ドラム112の底部124を伝達することなく摩擦板116を支持する円筒部122に伝達される。ドラム112の底部124はトルクを伝達しないので、肉厚を小さくすることができる。肉厚が小さくなる分、自動変速機1は軸線C方向に関して小型化することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、第1の実施の形態の自動変速機と略同一であるが、異なる点は、常時減速プラネタリギヤセットが第1の実施の形態がダブルピニオン型であったのに対し、本実施の形態がシングルピニオン型である点である。したがって、異なる部分を中心として本実施の形態を説明する。
図5は本実施の形態に係る自動変速機の構成を示す骨子図である。第1の実施形態と異なる部分は、第3ギヤセット230の周辺であるため、そこを中心に説明する。自動変速機201において、トルクコンバータ203、カウンタドライブ機構208、および差動装置209は、第1の実施の形態のトルクコンバータ3、カウンタドライブ8、差動装置9と同一である。また、変速機構205において、第1ギヤセット210、第2ギヤセット220、第1クラッチ241、第2クラッチ242、第1ブレーキ251、第2ブレーキ252、およびワンウェイクラッチ261は、第1の実施の形態の第1ギヤセット10、第2ギヤセット20、第1クラッチ41、第2クラッチ42、第1ブレーキ51、第2ブレーキ52、ワンウェイクラッチ61と同一である。
第3のギヤセット230は、シングルピニオン型プラネタリギヤセットであって、サンギヤ231と、サンギヤ231と噛み合うピニオン232と、ピニオン232を支持するキャリア233と、ピニオン232と噛み合ったリングギヤ234とで構成されている。
第3ギヤセット230のサンギヤ231は、変速機ケース206に固定されている。キャリア233は、第3クラッチ243を介して第2ギヤセット220のサンギヤ221に断接可能に連結されているとともに、第1ブレーキ251を介して変速機ケース206に断接可能に連結されている。リングギヤ234は入力軸204に結合されている。したがって、第3ギヤセット230は、サンギヤ231が固定状態であって、入力軸204の回転がリングギヤ234に入力され、回転をキャリア233から出力する、入力軸204の回転を常時減速する常時減速プラネタリギヤセットとして機能している。
この変速機構205によれば、第1〜第3クラッチ241〜243、及び第1、第2ブレーキ251、252の締結状態の組み合わせにより、前進6速と後退速とが得られるようになっており、その組み合わせと変速段の関係を図6に表で示す。なお、図の丸印は締結状態を示す。
まず、1速では、図6の表に示すように第1クラッチ241を締結状態にする。加えて、エンジンブレーキが作動する1速の場合、ワンウェイクラッチ261をロック状態にせず、第2ブレーキ252を締結状態にする。
一方、エンジンブレーキを作動させない1速の場合、第2ブレーキ252を締結状態にせず、ワンウェイクラッチ261がロック状態になる。
2速では、第1クラッチ241および第1ブレーキ251を締結状態にする。
3速では、第1クラッチ241および第3クラッチ243を締結状態にする。
4速では、第1クラッチ241および第2のクラッチ242を締結状態にする。
5速では、第2クラッチ242および第3クラッチ243を締結状態にする。
6速では、第2クラッチ242および第1ブレーキ251を締結状態にする。
また、後退速では、第3クラッチ243および第2ブレーキ252とが締結される。
ここからは、第3ギヤセット230、すなわち常時減速プラネタリギヤセット、およびその出力側に配置される第3クラッチ243周辺の自動変速機の構成を図7を参照しながら詳しく説明する。
図7に示すように、変速機ケース206の後側の開口部には、該ケース206を閉じるためにエンドカバー302が取り付けらており、そのエンドカバー302軸心部には軸線(入力軸204の回転中心線)Cに沿って延びるボス部304が備えられている。そのボス部304の先端には、第3ギヤセット230のサンギヤ231が、スプライン嵌合して固定されている。
第3ギヤセット230のキャリア233は、ピニオン232を支持するとともに、後側のキャリア233が、第3クラッチ243のドラム312と連結され、そのために、後側キャリア233は、外側にドラム312と連結する連結部308(第1の実施の形態の連結部材108と同一機能を有する。)を備えている。
第3ギヤセット230のリングギヤ234は、タービン軸306と連結されている。
クラッチ243は、ドラム312、ハブ314、ドラム312とハブ314の間に配設された複数の摩擦板316、摩擦板316を押圧するピストン318、およびピストン318を制御する油圧室320を有する。
ドラム312は、円筒部322、円筒部一端側の開口部、および円筒部他端側の底部324で構成されており、その円筒部322の内側に、中心部から外側に向かって並んで第3ギヤセット230、ハブ314、複数の摩擦板316を収納している。ドラム312は、複数の摩擦板316を円筒部322の内周面で支持している。
また、ドラム312は、第3ギヤセット230と底部324との間にピストン318を収納している。ドラム312とピストン318は、ドラム312をその中心側端で固定支持するスリーブ部材326、スリーブ部材326とピストン318の間をシールするためにピストン318のスリーブ部材側端に取り付けられたシール部材328、およびドラム312とピストン318の間をシールするシール部材330と協働して油圧室320を形成している。油圧室320には、油圧室320に接続された、スリーブ部材326に形成された油圧路332を介して油圧が供給される。スリーブ部材326は、軸線Cを中心として回転可能にボス部304に支持されている。
また、油圧室320の前側には、バランス室334が形成されている。バランス室334は、ピストン318、ピストン318と第3ギヤセット230との間に配置されたシールプレート336、シールプレート336をその中心側端で固定支持するスリーブ部材326、シール部材328、およびシールプレート336とピストン318との間をシールするために該シールプレート336の外側端に取り付けられたシール部材338により形成されている。バランス室334への油圧供給は、油圧路340を介して行われる。
クラッチ243のハブ314は、円筒形状であって、その外周面で複数の摩擦板316を支持している。また、ハブ314の前側端が、連絡部材342に結合されている。連絡部材342は、第2ギヤセット220のサンギヤ221とハブ314を連結するものである(図5参照。)。また、連絡部材342の外側端は、第1ブレーキ251のハブ344を構成している。
複数の摩擦板316には、ドラム312に支持されるものと、ハブ314に支持されるものがあって、これらが交互に軸線C方向に配設されている。複数の摩擦板316それぞれは、ドラム312の円筒部322の内周面に形成されたスプライン歯346またはハブ314の外周面に形成されたスプライン歯348のいずれかにスプライン係合されている。
ピストン318は、ドラム312の底部324と概ね平行に配置されて油圧室320を形成する本体部350と、本体部350の外側端から軸線C方向前側に向かって延びる(複数の摩擦板316に向かって伸びる)押圧部352とで構成されている。
第1の実施の形態と同様に、図7に示すように、キャリア233の連絡部308が、複数の摩擦板316とピストン318の間に存在する。
連絡部308の外側端は、第1の実施の形態の連絡部材108と同様に(図4参照。)、ドラム316の円筒部322のスプライン歯346と係合する形状に形成されており、これによりドラム316とスプライン係合している。
また、キャリア233の連絡部308は、図7に示すように、ドラム312に対して軸線C方向に係止するスナップリング356を介して該ドラム312に固定されている。
ピストン318と複数の摩擦板316との間にキャリア233の連絡部材308が存在してもピストン318の押圧部352が複数の摩擦板316を押圧することを可能とするために、連絡部308には、第1の実施の形態の連絡部材108と同様に(図4参照。)、周方向の複数個所に切り欠き部が設けられており、ピストン318の押圧部352が、第1の実施の形態のピストン118の押圧部152と同様に、その切り欠き部を通過して複数の摩擦板316を押圧できるように櫛歯形状にされている。
本実施の形態によれば、第3ギヤセット230のキャリア233と、ピストン318と協働して油圧室320を形成する第3クラッチ243のドラム312とが連絡部308を介して連絡されることにより、第3クラッチ243非締結時、ドラム312がキャリア233のみにしたがって回転するためにその回転が安定的に変化し、その結果、安定した遠心力が作用するため、クラッチの制御性がよく、シフト品質を容易に確保できる。
また、第3ギヤセット230のキャリア233とドラム312の円筒部322が連絡部308を介して連絡されていることにより、該ギヤセット230の出力トルクは、該ドラム312の底部324を伝達することなく摩擦板316を支持する円筒部322に伝達される。ドラム312の底部324はトルクを伝達しないので、肉厚を小さくすることができる。肉厚が小さくなる分、自動変速機201は軸線C方向に関して小型化することができる。
以上、2つの実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、常時減速プラネタリギヤセット(30、230)の出力部材(リングギヤ34、キャリア233)とクラッチ(43、243)のドラムの円筒部とを連結する連絡部材(108、308)は、スプライン係合していたが、これに限定されない。ドラムの内周面に連絡部材と結合するためのみの結合部を設けてもよい。しかしながら、ドラムが複雑な形状になる。
また、上述の実施の形態は、3つのプラネタリギヤセットと5つの摩擦要素を備えた自動変速機であったが、これに限定されない。本発明は、広義には、常時減速プラネタリギヤセットと1つのクラッチを少なくとも備える自動変速機に適用可能である。
以上のように、本発明に係る自動変速機は、常時減速プラネタリギヤセットと1つのクラッチを少なくとも備える自動変速機に適用されるものである。したがって、自動車産業もしくは自動車用変速機の製造産業の分野において好適に利用される可能性がある。
本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の骨子図である。 第1の実施の形態の自動変速機の摩擦要素の締結表を示す図である。 第1の実施の形態の自動変速機の常時減速プラネタリギヤセットおよびクラッチの周辺の断面図である。 第1の実施の形態の自動変速機の連絡部材を部分的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る自動変速機の骨子図である。 第2の実施の形態の自動変速機の摩擦要素の締結表を示す図である。 第2の実施の形態の自動変速機の常時減速プラネタリギヤセットおよびクラッチの周辺の断面図である。
符号の説明
30 常時減速プラネタリギヤセット(第3ギヤセット)
34 出力部材(リングギヤ)
43 クラッチ(第3クラッチ)
112 ドラム
114 ハブ
116 摩擦板
118 ピストン
120 油圧室
122 円筒部
124 底部
152 押圧部

Claims (6)

  1. 入力軸と、該入力軸の回転を常時減速して出力する常時減速プラネタリギヤセットと、ドラム、ハブ、該ドラムとハブとの間に配設された複数の摩擦板、該摩擦板を押圧するピストン、および該ピストンを制御する油圧室を備えるクラッチとを有する自動変速機であって、
    前記ドラムは摩擦板を支持する円筒部、該円筒部一端側の開口部、および該円筒部他端側の底部から構成され、
    前記ドラムの円筒部内の底部側に前記ピストンが収納されて、該底部と前記ピストンとの間に前記油圧室が形成されているとともに、
    前記ドラムの円筒部と前記常時減速プラネタリギヤセットの出力部材とを連絡する連絡部材が備えられ、
    前記連絡部材が前記ピストンと前記摩擦板との間で前記ドラムの円筒部に結合されており、かつ、
    該連絡部材には、周方向の複数個所に切り欠き部が設けられているとともに、前記ピストンの先端部には、前記連絡部材の切り欠き部を通過して軸方向に延び、前記摩擦板を押圧する櫛歯状の押圧部が設けられていることを特徴とする自動変速機。
  2. 請求項1に記載の自動変速機において、
    前記ドラムの円筒部の内周面には、前記摩擦板のうちのドラム側に係合される摩擦板を支持するスプライン歯が形成されており、
    前記連絡部材が該スプライン歯に係合されていることを特徴とする自動変速機。
  3. 請求項2に記載の自動変速機において、
    前記スプライン歯に係合する連絡部材をドラムの円筒部に対して軸方向に係止する係止手段を有することを特徴とする自動変速機。
  4. 請求項1に記載の自動変速機において、
    前記クラッチのハブと変速機ケースとを断接するブレーキを有することを特徴とする自動変速機。
  5. 請求項1に記載の自動変速機において、
    前記常時減速プラネタリギヤセットは、サンギヤが変速機ケースに固定され、キャリアが入力軸に結合され、リングギヤが前記出力部材であるダブルピニオン型のプラネタリギヤセットであることを特徴とする自動変速機。
  6. 請求項1に記載の自動変速機において、
    前記常時減速プラネタリギヤセットは、サンギヤが変速機ケースに固定され、リングギヤが入力軸に結合され、キャリアが前記出力部材であるシングルピニオン型のプラネタリギヤセットであることを特徴とする自動変速機。
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