JPH0519637Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0519637Y2 JPH0519637Y2 JP1985130248U JP13024885U JPH0519637Y2 JP H0519637 Y2 JPH0519637 Y2 JP H0519637Y2 JP 1985130248 U JP1985130248 U JP 1985130248U JP 13024885 U JP13024885 U JP 13024885U JP H0519637 Y2 JPH0519637 Y2 JP H0519637Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- cylindrical portion
- side wall
- carrier
- transmission mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 24
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 26
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 26
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 26
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 231100000989 no adverse effect Toxicity 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/34—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
- B60K17/344—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear
- B60K17/346—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear
- B60K17/3467—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear combined with a change speed gearing, e.g. range gear
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/02—Gearboxes; Mounting gearing therein
- F16H57/021—Shaft support structures, e.g. partition walls, bearing eyes, casing walls or covers with bearings
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、車両用副変速機等に使用される遊星
歯車式変速機構に関する。
歯車式変速機構に関する。
遊星歯車式変速機構の一形式として、ケーシン
グの各側壁に設けた貫通口をそれぞれ貫通してこ
れら各側壁にそれぞれ回転可能に支持されるとと
もに互に対向する内端部が同軸的かつ相対回転可
能に嵌合する第１および第２のシヤフトと、この
第１のシヤフトの外周に軸方向の移動を規制して
トルク伝達可能に組付けたサンギヤと、前記ケー
シングの内周壁に固定され前記サンギヤの外周に
これと同心的に位置するリングギヤと、キヤリア
にて回転可能に支持されて前記両ギヤ間に位置し
これらギヤに噛合する複数のプラネタリギヤと、
前記第２のシヤフトの外周に軸方向へ摺動可能か
つトルク伝達可能に組付けられ前記第１のシヤフ
トとキヤリアとに選択的に噛合するスリーブを備
え、前記各ギヤがヘリカルギヤにて構成されてい
る遊星歯車式変速機構がある。
グの各側壁に設けた貫通口をそれぞれ貫通してこ
れら各側壁にそれぞれ回転可能に支持されるとと
もに互に対向する内端部が同軸的かつ相対回転可
能に嵌合する第１および第２のシヤフトと、この
第１のシヤフトの外周に軸方向の移動を規制して
トルク伝達可能に組付けたサンギヤと、前記ケー
シングの内周壁に固定され前記サンギヤの外周に
これと同心的に位置するリングギヤと、キヤリア
にて回転可能に支持されて前記両ギヤ間に位置し
これらギヤに噛合する複数のプラネタリギヤと、
前記第２のシヤフトの外周に軸方向へ摺動可能か
つトルク伝達可能に組付けられ前記第１のシヤフ
トとキヤリアとに選択的に噛合するスリーブを備
え、前記各ギヤがヘリカルギヤにて構成されてい
る遊星歯車式変速機構がある。
ところで、この種型式の変速機構においては、
動力伝達効率の向上と振動騒音の低減を図るため
各ギヤがヘリカルギヤにて構成されているが、こ
れにより各ギヤにスラストが発生するため同スラ
ストを受承する手段が必要となる。
動力伝達効率の向上と振動騒音の低減を図るため
各ギヤがヘリカルギヤにて構成されているが、こ
れにより各ギヤにスラストが発生するため同スラ
ストを受承する手段が必要となる。
米国特許第4440042号明細書および図面にはこ
の種型式の変速機構の一例が示されており、かか
る変速機構においてはサンギヤがインプツトシヤ
フト上にスラストワツシヤおよびボールベアリン
グを介して組付けられていて、同ギヤに生じるス
ラストがスラストワツシヤまたはこれとは反対側
に設けたインプツトシヤフトの段部にて受承され
るようになつている。また、リングギヤはケーシ
ンの内周壁に固定されていて、同ギヤに生じるス
ラストがケーシングにて直接受承されるようにな
つている。一方、複数のプラネタリギヤを支持す
るキヤリアはこれに固定されてサンギヤとスラス
トワツシヤ間に介在するプレートにより軸方向の
移動が規制されているとともに、径方向には自由
状態に組付けられていて、プラネタリギヤに生じ
るスラストが上記プレートを介してスラストワツ
シヤまたはサンギヤにて受承されるようになつて
いる。
の種型式の変速機構の一例が示されており、かか
る変速機構においてはサンギヤがインプツトシヤ
フト上にスラストワツシヤおよびボールベアリン
グを介して組付けられていて、同ギヤに生じるス
ラストがスラストワツシヤまたはこれとは反対側
に設けたインプツトシヤフトの段部にて受承され
るようになつている。また、リングギヤはケーシ
ンの内周壁に固定されていて、同ギヤに生じるス
ラストがケーシングにて直接受承されるようにな
つている。一方、複数のプラネタリギヤを支持す
るキヤリアはこれに固定されてサンギヤとスラス
トワツシヤ間に介在するプレートにより軸方向の
移動が規制されているとともに、径方向には自由
状態に組付けられていて、プラネタリギヤに生じ
るスラストが上記プレートを介してスラストワツ
シヤまたはサンギヤにて受承されるようになつて
いる。
このように、かかる変速機構においては、プラ
ネタリギヤに生じるスラストをプレートを介して
スラストワツシヤまたはサンギヤにて受承される
ようになつているため、特にプレートとサンギヤ
間に相対回転による大きな摩耗を生じ、駆動トル
クの大きなエンジンを搭載した車両においては上
記プレートとサンギヤとの耐久性が問題となる。
また、かかる変速機構においては、キヤリアが径
方向に自由状態に組付けられているため、各プラ
ネタリギヤのサンギヤおよびリングギヤに対する
噛合状態が変動し、これら３者のギヤ間の噛合状
態を設定された状態に保持することが難しく、動
力伝達効率の向上および振動騒音の低減に対して
悪影響を及ぼす。
ネタリギヤに生じるスラストをプレートを介して
スラストワツシヤまたはサンギヤにて受承される
ようになつているため、特にプレートとサンギヤ
間に相対回転による大きな摩耗を生じ、駆動トル
クの大きなエンジンを搭載した車両においては上
記プレートとサンギヤとの耐久性が問題となる。
また、かかる変速機構においては、キヤリアが径
方向に自由状態に組付けられているため、各プラ
ネタリギヤのサンギヤおよびリングギヤに対する
噛合状態が変動し、これら３者のギヤ間の噛合状
態を設定された状態に保持することが難しく、動
力伝達効率の向上および振動騒音の低減に対して
悪影響を及ぼす。
本出願人はこれらの問題に対処すべく、第４図
に示す変速機構を案出している。かかる変速機構
は本出願人の出願に係る特願昭60−48920号に係
る車両用動力分配装置に採用されたものである。
しかして、かかる変速機構は上記した形式の変速
機構において、キヤリア１の一端側に筒部１ａを
設けてこれを第１のシヤフト例えばインプツトシ
ヤフト２ａの外周とケーシング３の一側壁３ａの
貫通口３ｂの内周間に臨ませ、筒部１ａの内外両
周を一対のラジアルベアリング４ａ，４ｂを介し
てインプツトシヤフト２ａと側壁３ａとに支持
し、かつインプツトシヤフト２ａと筒部１ａ間お
よび第２のシヤフト例えばアウトプツトシヤフト
２ｂ間に一対のスラストベアリング５ａ，５ｂを
介してインプツトシヤフト２ａを筒部１ａとアウ
トプツトシヤフト２ｂとに支持している。
に示す変速機構を案出している。かかる変速機構
は本出願人の出願に係る特願昭60−48920号に係
る車両用動力分配装置に採用されたものである。
しかして、かかる変速機構は上記した形式の変速
機構において、キヤリア１の一端側に筒部１ａを
設けてこれを第１のシヤフト例えばインプツトシ
ヤフト２ａの外周とケーシング３の一側壁３ａの
貫通口３ｂの内周間に臨ませ、筒部１ａの内外両
周を一対のラジアルベアリング４ａ，４ｂを介し
てインプツトシヤフト２ａと側壁３ａとに支持
し、かつインプツトシヤフト２ａと筒部１ａ間お
よび第２のシヤフト例えばアウトプツトシヤフト
２ｂ間に一対のスラストベアリング５ａ，５ｂを
介してインプツトシヤフト２ａを筒部１ａとアウ
トプツトシヤフト２ｂとに支持している。
かかる構成により、各ギヤに生じるスラストを
受承しかつ相対回転を生じる部位はインプツトシ
ヤフト２ａと筒部１ａ間およびアウトプツトシヤ
フト２ｂ間となるが、これらの部位にはスラスト
ベアリング５ａ，５ｂが介装されているためこれ
ら３者１ａ，２ａ，２ｂ間に摩耗が生じて耐久性
が問題になることはなく、またキヤリア１は側壁
３ａに支持されているため各ギヤは設定された噛
合状態に保持され、動力伝達効率の向上および振
動騒音に低減に対して悪影響が生じることはな
い。
受承しかつ相対回転を生じる部位はインプツトシ
ヤフト２ａと筒部１ａ間およびアウトプツトシヤ
フト２ｂ間となるが、これらの部位にはスラスト
ベアリング５ａ，５ｂが介装されているためこれ
ら３者１ａ，２ａ，２ｂ間に摩耗が生じて耐久性
が問題になることはなく、またキヤリア１は側壁
３ａに支持されているため各ギヤは設定された噛
合状態に保持され、動力伝達効率の向上および振
動騒音に低減に対して悪影響が生じることはな
い。
しかしながら、かかる変速機構においては、キ
ヤリア１の筒部１ａの内端とアウトプツトシヤフ
ト２ｂの段部間の軸方向の間隔（Ｌ）に大きな誤
差があるとインプツトシヤフト２ａに軸方向のガ
タが生じ、駆動トルクが急激にかかつた場合には
ガタ音を生じやすく、かつスラストベアリング５
ａ，５ｂを損傷しやすい。かかる変速機構におい
ては、キヤリア１の筒部１ａ、両シヤフト２ａ，
２ｂおよびこれらシヤフトを支持する多数の組付
部品の部品公差の集積により、上記した軸方向の
ガタが生じやすい。
ヤリア１の筒部１ａの内端とアウトプツトシヤフ
ト２ｂの段部間の軸方向の間隔（Ｌ）に大きな誤
差があるとインプツトシヤフト２ａに軸方向のガ
タが生じ、駆動トルクが急激にかかつた場合には
ガタ音を生じやすく、かつスラストベアリング５
ａ，５ｂを損傷しやすい。かかる変速機構におい
ては、キヤリア１の筒部１ａ、両シヤフト２ａ，
２ｂおよびこれらシヤフトを支持する多数の組付
部品の部品公差の集積により、上記した軸方向の
ガタが生じやすい。
本考案はかかる問題に対処すべく、この種形式
の変速機構において、前記キヤリアの一端側に筒
部を設けて同筒部を前記第１のシヤフトの外周と
前記側壁の貫通口の内周間に臨ませ、同筒部の内
外両周を一対のラジアルベアリングを介して前記
第１のシヤフトと前記側壁とに支持し、かつ同筒
部の内外両端にて一対のスラストベアリングを介
して前記第１のシヤフトを支持している。
の変速機構において、前記キヤリアの一端側に筒
部を設けて同筒部を前記第１のシヤフトの外周と
前記側壁の貫通口の内周間に臨ませ、同筒部の内
外両周を一対のラジアルベアリングを介して前記
第１のシヤフトと前記側壁とに支持し、かつ同筒
部の内外両端にて一対のスラストベアリングを介
して前記第１のシヤフトを支持している。
本考案においては、第１のシヤフトの軸方向の
支持がケーシングの側壁に支持したキリアの筒部
の内外両端にてなされ、第２のシヤフトによつて
は支持されていない。したがつて、第１のシヤフ
トの軸方向のガタを生じさせる要因から第２のシ
ヤフトおよびこれを支持する組付部品の部品公差
の集積による影響を取除くことができ、この分軸
方向のガタを小さくすることができる。また、本
考案においては、スラストベアリング中外端側の
スラストベアリングを第１のシヤフトに組付ける
際同ベアリングを同シヤフトに支持するストツパ
部材の軸方向の厚み、長さ等を同シヤフトの軸方
向のガタに対応して適正に選定すれば同ガタを吸
収することができる。従つて、本考案によれば、
第１のシヤフトの軸方向のガタに起因するガタ音
およびスラストベアリングの耐久性の低下が抑制
または防止される。
支持がケーシングの側壁に支持したキリアの筒部
の内外両端にてなされ、第２のシヤフトによつて
は支持されていない。したがつて、第１のシヤフ
トの軸方向のガタを生じさせる要因から第２のシ
ヤフトおよびこれを支持する組付部品の部品公差
の集積による影響を取除くことができ、この分軸
方向のガタを小さくすることができる。また、本
考案においては、スラストベアリング中外端側の
スラストベアリングを第１のシヤフトに組付ける
際同ベアリングを同シヤフトに支持するストツパ
部材の軸方向の厚み、長さ等を同シヤフトの軸方
向のガタに対応して適正に選定すれば同ガタを吸
収することができる。従つて、本考案によれば、
第１のシヤフトの軸方向のガタに起因するガタ音
およびスラストベアリングの耐久性の低下が抑制
または防止される。
また、本考案においては、第１のシヤフトの軸
方向の支持をキヤリアの筒部にて行つていること
から、第１のシヤフト、各ギヤおよびキヤリアを
互に組付けた組立体としてケーシングの側壁に組
付けることができ、機構の組付性が向上する。
方向の支持をキヤリアの筒部にて行つていること
から、第１のシヤフト、各ギヤおよびキヤリアを
互に組付けた組立体としてケーシングの側壁に組
付けることができ、機構の組付性が向上する。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
するに、第１図には本考案に係る遊星歯車式変速
機構を車両用動力分配装置の副変速機構として採
用した例が示されている。当該動力分配装置は図
示しない車両用変速機に組付けられるもので、副
変速機構を構成するインプツトシヤフト１１、ア
ウトプツトシヤフト１２、結合スリーブ１３およ
びプラネタリギヤユニツト２０を備えている。
するに、第１図には本考案に係る遊星歯車式変速
機構を車両用動力分配装置の副変速機構として採
用した例が示されている。当該動力分配装置は図
示しない車両用変速機に組付けられるもので、副
変速機構を構成するインプツトシヤフト１１、ア
ウトプツトシヤフト１２、結合スリーブ１３およ
びプラネタリギヤユニツト２０を備えている。
インプツトシヤフト１１は図示左端の内スプラ
イン１１ａにて変速機のアウトプツトシヤフトに
トルク伝達可能に連結されるもので、ケーシング
１４の左側壁１４ａの貫通口を貫通していて、後
述するキヤリアの筒部とともにラジアルベアリン
グ１５ａ，１５ｂを介して左側壁１４ａに回転可
能に支持されている。インプツトシヤフト１１の
右端部外周には外スプライン１１ｂを備えてい
る。アウトプツトシヤフト１２は図示右端にて図
示しない後輪側にトルク伝達可能に連結されるも
ので、ケーシング１４の右側壁１４ｂの貫通口を
貫通してラジアルベアリング１５ｃを介して右側
壁１４ｂに回転可能に支持されており、またその
内端部がインプツトシヤフト１１の内端部に嵌合
してこれに同軸的かつ相対回転可能に支持されて
いる。このアウトプツトシヤフト１２において
は、その中間部外周に軸支部１２ａと外スプライ
ン１２ｂを備えている。結合スリーブ１３はその
図示左端の突起部に外スプライン１３ａを備える
とともに、その内孔の全長にわたる内スプライン
１３ｂを備え、内スプライン１３ｂにてアウトプ
ツトシヤフト１２の外スプライン１２ｂに軸方向
へ摺動可能に噛合している。また、結合スリーブ
１３の内スプライン１３ｂはインプツトシヤフト
１１の外スプライン１１ｂとも噛合可能であり、
結合スリーブ１３は軸方向の摺動により同外スプ
ライン１１ｂと係脱して両シヤフト１１，１２を
断続する。
イン１１ａにて変速機のアウトプツトシヤフトに
トルク伝達可能に連結されるもので、ケーシング
１４の左側壁１４ａの貫通口を貫通していて、後
述するキヤリアの筒部とともにラジアルベアリン
グ１５ａ，１５ｂを介して左側壁１４ａに回転可
能に支持されている。インプツトシヤフト１１の
右端部外周には外スプライン１１ｂを備えてい
る。アウトプツトシヤフト１２は図示右端にて図
示しない後輪側にトルク伝達可能に連結されるも
ので、ケーシング１４の右側壁１４ｂの貫通口を
貫通してラジアルベアリング１５ｃを介して右側
壁１４ｂに回転可能に支持されており、またその
内端部がインプツトシヤフト１１の内端部に嵌合
してこれに同軸的かつ相対回転可能に支持されて
いる。このアウトプツトシヤフト１２において
は、その中間部外周に軸支部１２ａと外スプライ
ン１２ｂを備えている。結合スリーブ１３はその
図示左端の突起部に外スプライン１３ａを備える
とともに、その内孔の全長にわたる内スプライン
１３ｂを備え、内スプライン１３ｂにてアウトプ
ツトシヤフト１２の外スプライン１２ｂに軸方向
へ摺動可能に噛合している。また、結合スリーブ
１３の内スプライン１３ｂはインプツトシヤフト
１１の外スプライン１１ｂとも噛合可能であり、
結合スリーブ１３は軸方向の摺動により同外スプ
ライン１１ｂと係脱して両シヤフト１１，１２を
断続する。
プラネタリギヤユニツト２０を構成するサンギ
ヤ２１は、インプツトシヤフト１１の外スプライ
ン１１ｂ上に軸方向へ移動不能かつトルク伝達可
能に組付けられている。リングギヤ２２はケーシ
ング１４の内周壁１４ｃに固定されて、サンギヤ
２１の外周にてこれと所定の周間隙を保つて同心
的に位置している。複数のプラネタリギヤ２３は
キヤリア２４の基体２４ａに設けた各支持ピン２
４ｂに軸方向へ移動不能かつ回転可能に支持され
ていて、サンギヤ２１とリングギヤ２２との両者
に噛合している。これら３者のギヤ２１，２２，
２３はともにヘリカルギヤにて構成されている。
キヤリア２４にはその内端側に環状の結合プレー
ト２５が組付けられている。この結合プレート２
５はその外スプライン２５ａにてキヤリア２４に
トルク伝達可能に連結し、かつその内スプライン
２５ｂが結合スリーブ１３の外周に臨んでいる。
同内スプライン２５ｂは結合スリーブ１３の外ス
プライン１３ａに噛合可能であり、結合スリーブ
１３が軸方向へ摺動してインプツトシヤフト１１
の外スプライン１１ｂとの噛合が解かれた後結合
スリーブ１３の外スプライン１３ａと噛合する。
ヤ２１は、インプツトシヤフト１１の外スプライ
ン１１ｂ上に軸方向へ移動不能かつトルク伝達可
能に組付けられている。リングギヤ２２はケーシ
ング１４の内周壁１４ｃに固定されて、サンギヤ
２１の外周にてこれと所定の周間隙を保つて同心
的に位置している。複数のプラネタリギヤ２３は
キヤリア２４の基体２４ａに設けた各支持ピン２
４ｂに軸方向へ移動不能かつ回転可能に支持され
ていて、サンギヤ２１とリングギヤ２２との両者
に噛合している。これら３者のギヤ２１，２２，
２３はともにヘリカルギヤにて構成されている。
キヤリア２４にはその内端側に環状の結合プレー
ト２５が組付けられている。この結合プレート２
５はその外スプライン２５ａにてキヤリア２４に
トルク伝達可能に連結し、かつその内スプライン
２５ｂが結合スリーブ１３の外周に臨んでいる。
同内スプライン２５ｂは結合スリーブ１３の外ス
プライン１３ａに噛合可能であり、結合スリーブ
１３が軸方向へ摺動してインプツトシヤフト１１
の外スプライン１１ｂとの噛合が解かれた後結合
スリーブ１３の外スプライン１３ａと噛合する。
しかして、プラネタリギヤユニツト２０におい
ては、第１図および第２図に示すように、キヤリ
ア２４の基体２４ａの外端にインプツトシヤフト
１１およびケーシング１４の左側壁１４ａの貫通
口に同心的な筒部２４ｃが設けられている。この
筒部２４ｃはインプツトシヤフト１１の外周にて
左側壁１４ａの貫通口内に臨み、その内外両周が
一対のラジアルベアリング１５ａ，１５ｂを介し
てインプツトシヤフト１１および左側壁１４ａに
支持され、かつその内外両端にて一対のスラスト
ベアリング１６ａ，１６ｂを介してインプツトシ
ヤフト１１が支持されている。内側の第１スラス
トベアリング１６ａは筒部２４ｃの内端とインプ
ツトシヤフト１１の段部１１ｃ間に位置し、また
外側の第２スラストベアリング１６ｂはインプツ
トシヤフト１１の外周に組付けたストツパプレー
ト１７ａの内端と筒部２４ｃの外端間に位置して
いる。ストツパプレート１７ａはスナツプリング
１７ｂと回り止めピン１７ｃとにより組付けられ
ている。
ては、第１図および第２図に示すように、キヤリ
ア２４の基体２４ａの外端にインプツトシヤフト
１１およびケーシング１４の左側壁１４ａの貫通
口に同心的な筒部２４ｃが設けられている。この
筒部２４ｃはインプツトシヤフト１１の外周にて
左側壁１４ａの貫通口内に臨み、その内外両周が
一対のラジアルベアリング１５ａ，１５ｂを介し
てインプツトシヤフト１１および左側壁１４ａに
支持され、かつその内外両端にて一対のスラスト
ベアリング１６ａ，１６ｂを介してインプツトシ
ヤフト１１が支持されている。内側の第１スラス
トベアリング１６ａは筒部２４ｃの内端とインプ
ツトシヤフト１１の段部１１ｃ間に位置し、また
外側の第２スラストベアリング１６ｂはインプツ
トシヤフト１１の外周に組付けたストツパプレー
ト１７ａの内端と筒部２４ｃの外端間に位置して
いる。ストツパプレート１７ａはスナツプリング
１７ｂと回り止めピン１７ｃとにより組付けられ
ている。
この組付状態においては、キヤリア２４が第１
ラジアルベアリング１５ａを介してケーシング１
４の左側壁１４ａに支持され、このキヤリア２４
の筒部２４ｃの両端にて両スラストベアリング１
６ａ，１６ｂを介してインプツトシヤフト１１が
軸方向に支持されている。また、かかるプラネタ
リギヤユニツト２０においては、各ギヤ２１〜２
３の全てとキヤリア２４を両ラジアルベアリング
１５ａ，１５ｂおよび両スラストベアリング１６
ａ，１６ｂを介してインプツトシヤフト１１の外
周に組付けた組立体としてアウトプツトシヤフト
１２および左側壁１４ａに組付けられている。
ラジアルベアリング１５ａを介してケーシング１
４の左側壁１４ａに支持され、このキヤリア２４
の筒部２４ｃの両端にて両スラストベアリング１
６ａ，１６ｂを介してインプツトシヤフト１１が
軸方向に支持されている。また、かかるプラネタ
リギヤユニツト２０においては、各ギヤ２１〜２
３の全てとキヤリア２４を両ラジアルベアリング
１５ａ，１５ｂおよび両スラストベアリング１６
ａ，１６ｂを介してインプツトシヤフト１１の外
周に組付けた組立体としてアウトプツトシヤフト
１２および左側壁１４ａに組付けられている。
なお、当該動力分配装置においては、インプツ
トシヤフト１１の外周に各軸支部および噛合部へ
潤滑油を供給するオイルポンプ３１が組付けら
れ、またアウトプツトシヤフト１２の軸支部１２
ａにはドライブギヤスプロケツト３２が回転可能
に組付けられており、かつその外スプライン１２
ｂには第２結合スリーブ３３が軸方向へ摺動可能
に組付けられている。第２結合スリーブ３３はド
ライブギヤスプロケツト３２に係脱するもので、
軸方向の摺動によりアウトプツトシヤフト１２と
ドライブギヤスプロケツト３２との連結が断続さ
れる。ドライブギヤスプロケツト３２はチエーン
３４を介してドリブンギヤスプロケツト３５にト
ルク伝達可能に連結されている。このドリブンギ
ヤスプロケツト３５は、ケーシング１４内にて両
シヤフト１１，１２に平行に配置されて回転可能
に支持した第２アウトプツトシヤフト３６の外周
に回転可能に支持されていて、シンクロメツシユ
３７の作用にて第２アウトプツトシヤフト３６と
の連結が断続される。この第２アウトプツトシヤ
フト３６は前輪側にトルク伝達可能に連結され
る。また、第２アウトプツトシヤフト３６とイン
プツトシヤフト１１およびアウトプツトシヤフト
１２間には切換操作機構４０が設けられている。
トシヤフト１１の外周に各軸支部および噛合部へ
潤滑油を供給するオイルポンプ３１が組付けら
れ、またアウトプツトシヤフト１２の軸支部１２
ａにはドライブギヤスプロケツト３２が回転可能
に組付けられており、かつその外スプライン１２
ｂには第２結合スリーブ３３が軸方向へ摺動可能
に組付けられている。第２結合スリーブ３３はド
ライブギヤスプロケツト３２に係脱するもので、
軸方向の摺動によりアウトプツトシヤフト１２と
ドライブギヤスプロケツト３２との連結が断続さ
れる。ドライブギヤスプロケツト３２はチエーン
３４を介してドリブンギヤスプロケツト３５にト
ルク伝達可能に連結されている。このドリブンギ
ヤスプロケツト３５は、ケーシング１４内にて両
シヤフト１１，１２に平行に配置されて回転可能
に支持した第２アウトプツトシヤフト３６の外周
に回転可能に支持されていて、シンクロメツシユ
３７の作用にて第２アウトプツトシヤフト３６と
の連結が断続される。この第２アウトプツトシヤ
フト３６は前輪側にトルク伝達可能に連結され
る。また、第２アウトプツトシヤフト３６とイン
プツトシヤフト１１およびアウトプツトシヤフト
１２間には切換操作機構４０が設けられている。
切換操作機構４０は両結合スリーブ１３，３３
及びシンクロメツシユ３７を同時に操作して高低
速、二輪四輪を切換えるもので、副変速機構の結
合スリーブ１３（第１結合スリーブ）に係合する
第１シフトフオーク４１と第２結合スリーブ３３
およびシンクロメツシユ３７のスリーブ３７ａに
係合する第２シフトフオーク４２を備えている。
第１シフトフオーク４１は図示しないシフト操作
レバーの第３図に示すシフトパターン（H4−
L4）に従う操作により図示位置および位置
に移動するもので、この移動により第１結合スリ
ーブ１３を軸方向へ摺動させる。第１結合スリー
ブ１３は、第１シフトフオーク４１が位置にあ
るときインプツトシヤフト１１の外スプライン１
１ｂと噛合してインプツトシヤフト１１をアウト
プツトシヤフト１２に直接連結し、かつ第１シフ
トフオーク４１が位置にあるときインプツトシ
ヤフト１１をキヤリア２４を介してアウトプツト
シヤフト１２に連結する。第２シフトフオーク４
２も図示しないシフト操作レバーの第３図に示す
シフトパターン（H4−H2）従う操作により図示
位置および位置に移動するもので、この移動
により第２結合スリーブ３３およびシンクロメツ
シユ３７のスリーブ３７ａを同時に軸方向へ摺動
させる。第２シフトフオーク４２が位置にある
とき、第２結合スリーブ３３はドライブギヤスプ
ロケツト３２に噛合してアウトプツトシヤフト１
２を同スプロケツト３２に連結するとともに、ス
リーブ３７ａはドリプンギヤスプロケツト３５に
噛合して第２アウトプツトシヤフト３６を同スプ
ロケツト３５に連結する。また、第２シフトフオ
ーク４２が位置にあるとき、第２結合スリーブ
３３はドライブギヤスプロケツト３２とは離間し
アウトプツトシヤフト１２と同スプロケツト３２
との連結を遮断するとともに、スリーブ３７ａは
ドリブンギヤスプロケツト３５とは離間し第２ア
ウトプツトシヤフト３６と同スプロケツト３５と
の連結を遮断する。
及びシンクロメツシユ３７を同時に操作して高低
速、二輪四輪を切換えるもので、副変速機構の結
合スリーブ１３（第１結合スリーブ）に係合する
第１シフトフオーク４１と第２結合スリーブ３３
およびシンクロメツシユ３７のスリーブ３７ａに
係合する第２シフトフオーク４２を備えている。
第１シフトフオーク４１は図示しないシフト操作
レバーの第３図に示すシフトパターン（H4−
L4）に従う操作により図示位置および位置
に移動するもので、この移動により第１結合スリ
ーブ１３を軸方向へ摺動させる。第１結合スリー
ブ１３は、第１シフトフオーク４１が位置にあ
るときインプツトシヤフト１１の外スプライン１
１ｂと噛合してインプツトシヤフト１１をアウト
プツトシヤフト１２に直接連結し、かつ第１シフ
トフオーク４１が位置にあるときインプツトシ
ヤフト１１をキヤリア２４を介してアウトプツト
シヤフト１２に連結する。第２シフトフオーク４
２も図示しないシフト操作レバーの第３図に示す
シフトパターン（H4−H2）従う操作により図示
位置および位置に移動するもので、この移動
により第２結合スリーブ３３およびシンクロメツ
シユ３７のスリーブ３７ａを同時に軸方向へ摺動
させる。第２シフトフオーク４２が位置にある
とき、第２結合スリーブ３３はドライブギヤスプ
ロケツト３２に噛合してアウトプツトシヤフト１
２を同スプロケツト３２に連結するとともに、ス
リーブ３７ａはドリプンギヤスプロケツト３５に
噛合して第２アウトプツトシヤフト３６を同スプ
ロケツト３５に連結する。また、第２シフトフオ
ーク４２が位置にあるとき、第２結合スリーブ
３３はドライブギヤスプロケツト３２とは離間し
アウトプツトシヤフト１２と同スプロケツト３２
との連結を遮断するとともに、スリーブ３７ａは
ドリブンギヤスプロケツト３５とは離間し第２ア
ウトプツトシヤフト３６と同スプロケツト３５と
の連結を遮断する。
このように構成した当該動力分配装置において
は、シフト操作レバーを第３図に示すシフトパタ
ーンのH4位置に操作して、第１シフトフオーク
４１を位置にまた第２シフトフオーク４２を
位置に移動させると、第１結合スリーブ１３がイ
ンプツトシヤフト１１をアウトプツトシヤフト１
２に直接連結し、かつ第２結合スリーブ３３がア
ウトプツトシヤフト１２をドライブギヤスプロケ
ツト３２に連結するとともにスリーブ３７ａが第
２アウトプツトシヤフト３６をドリブンギヤスプ
ロケツト３５に連結する。これにより、当該動力
分配装置を塔載した車輌は高速四輪駆動が可能な
状態となる。
は、シフト操作レバーを第３図に示すシフトパタ
ーンのH4位置に操作して、第１シフトフオーク
４１を位置にまた第２シフトフオーク４２を
位置に移動させると、第１結合スリーブ１３がイ
ンプツトシヤフト１１をアウトプツトシヤフト１
２に直接連結し、かつ第２結合スリーブ３３がア
ウトプツトシヤフト１２をドライブギヤスプロケ
ツト３２に連結するとともにスリーブ３７ａが第
２アウトプツトシヤフト３６をドリブンギヤスプ
ロケツト３５に連結する。これにより、当該動力
分配装置を塔載した車輌は高速四輪駆動が可能な
状態となる。
かかる高速四輪駆動可能状態において、シフト
操作レバーをH2位置に操作して第２シフトフオ
ーク４２のみを位置に移動させると、第２結合
スリーブ３３およびスリーブ３７ａが摺動してア
ウトプツトシヤフト１２とドライブギヤスプロケ
ツト３２および第２アウトプツトシヤフト３６と
ドリブンギヤスプロケツト３５の連結を遮断す
る。これにより、車両は後輪により高速二輪駆動
が可能な状態となる。
操作レバーをH2位置に操作して第２シフトフオ
ーク４２のみを位置に移動させると、第２結合
スリーブ３３およびスリーブ３７ａが摺動してア
ウトプツトシヤフト１２とドライブギヤスプロケ
ツト３２および第２アウトプツトシヤフト３６と
ドリブンギヤスプロケツト３５の連結を遮断す
る。これにより、車両は後輪により高速二輪駆動
が可能な状態となる。
また、上記した高速四輪駆動可能状態におい
て、シフト操作レバーをL4位置に操作して第１
シフトフオーク４１のみを位置に移動させる
と、第１結合スリーブ１３が摺動してインプツト
シヤフト１１とは離間するとともにキヤリア２４
に設けた結合プレート２５に噛合し、インプツト
シヤフト１１をキヤリア２４を介してアウトプツ
トシヤフト１２に連結する。これにより、車両は
低速四輪駆動が可能な状態となる。
て、シフト操作レバーをL4位置に操作して第１
シフトフオーク４１のみを位置に移動させる
と、第１結合スリーブ１３が摺動してインプツト
シヤフト１１とは離間するとともにキヤリア２４
に設けた結合プレート２５に噛合し、インプツト
シヤフト１１をキヤリア２４を介してアウトプツ
トシヤフト１２に連結する。これにより、車両は
低速四輪駆動が可能な状態となる。
ところで、当該動力分配装置の副変速機構にお
いては、インプツトシヤフト１１の軸方向の支持
をケーシング１４の側壁１４ａに支持したキヤリ
ア２４の筒部２４ｃの両端にて一対のスラストベ
アリング１６ａ，１６ｂを介して行い、アウトプ
ツトシヤフト１２による支持を回避している。こ
のため、インプツトシヤフト１１の軸方向のガタ
を生じさせる要因からアウトプツトシヤフト１２
およびこれを支持する組付部品の部品公差の集積
による影響を取除くことができ、この分インプツ
トシヤフト１１の軸方向のガタを小さくすること
ができる。また、かかる副変速機構においては、
内側の第１スラストベアリング１６ａをインプツ
トシヤフト１１の段部１１ｃとキヤリア２４の筒
部２４ｃの内端間に介在させた後、外側の第２ス
ラストベアリング１６ｂをインプツトシヤフト１
１の外周に組付けることが可能で、第２スラスト
ベアリング１６ｂをインプツトシヤフト１１の外
周に組付ける際ストツパプレート１７ａまたはス
ナツプリング１７ｂの板厚を適宜選定することに
よりインプツトシヤフト１１の軸方向のガタを吸
収することができる。従つて、かかる副変速機構
によれば、インプツトシヤフト１１の軸方向のガ
タに起因するガタ音の発生を抑制し、スラストベ
アリング１６ａ，１６ｂの耐久性の低下を抑制す
ることができる。
いては、インプツトシヤフト１１の軸方向の支持
をケーシング１４の側壁１４ａに支持したキヤリ
ア２４の筒部２４ｃの両端にて一対のスラストベ
アリング１６ａ，１６ｂを介して行い、アウトプ
ツトシヤフト１２による支持を回避している。こ
のため、インプツトシヤフト１１の軸方向のガタ
を生じさせる要因からアウトプツトシヤフト１２
およびこれを支持する組付部品の部品公差の集積
による影響を取除くことができ、この分インプツ
トシヤフト１１の軸方向のガタを小さくすること
ができる。また、かかる副変速機構においては、
内側の第１スラストベアリング１６ａをインプツ
トシヤフト１１の段部１１ｃとキヤリア２４の筒
部２４ｃの内端間に介在させた後、外側の第２ス
ラストベアリング１６ｂをインプツトシヤフト１
１の外周に組付けることが可能で、第２スラスト
ベアリング１６ｂをインプツトシヤフト１１の外
周に組付ける際ストツパプレート１７ａまたはス
ナツプリング１７ｂの板厚を適宜選定することに
よりインプツトシヤフト１１の軸方向のガタを吸
収することができる。従つて、かかる副変速機構
によれば、インプツトシヤフト１１の軸方向のガ
タに起因するガタ音の発生を抑制し、スラストベ
アリング１６ａ，１６ｂの耐久性の低下を抑制す
ることができる。
また、かかる副変速機構においては、予じめプ
ラネタリギヤユニツト２０の全ての構成部材２１
〜２５を各ラジアルベアリング１５ａ，１５ｂお
よび各スラストベアリング１６ａ，１６ｂととも
にインプツトシヤフト１１の外周に組付けること
ができ、このためこれらの構成部材を組立体とし
てケーシング１４の側壁１４ａに組付けることが
できる。従つて、副変速機構の組付性が向上す
る。
ラネタリギヤユニツト２０の全ての構成部材２１
〜２５を各ラジアルベアリング１５ａ，１５ｂお
よび各スラストベアリング１６ａ，１６ｂととも
にインプツトシヤフト１１の外周に組付けること
ができ、このためこれらの構成部材を組立体とし
てケーシング１４の側壁１４ａに組付けることが
できる。従つて、副変速機構の組付性が向上す
る。
第１図は本考案の一実施例に係る変速機構を副
変速機構として採用した車両用動力分配装置の断
面図、第２図は同副変速機構の要部拡大断面図、
第３図は同動力分配装置におけるシフト操作レバ
ーのシフトパターン説明図、第４図は先願に係る
動力分配装置の一部断面図である。 符号の説明、１１……インプツトシヤフト、１
２……アウトプツトシヤフト、１３……結合スリ
ーブ、１４……ケーシング、１４ａ，１４ｂ……
側壁、１５ａ，１５ｂ……ラジアルベアリング、
１６ａ，１６ｂ……スラストベアリング、２０…
…プラネタリギヤユニツト、２１……リングギ
ヤ、２３……プラネタリギヤ、２４……キヤリ
ア、２４ａ……筒部。
変速機構として採用した車両用動力分配装置の断
面図、第２図は同副変速機構の要部拡大断面図、
第３図は同動力分配装置におけるシフト操作レバ
ーのシフトパターン説明図、第４図は先願に係る
動力分配装置の一部断面図である。 符号の説明、１１……インプツトシヤフト、１
２……アウトプツトシヤフト、１３……結合スリ
ーブ、１４……ケーシング、１４ａ，１４ｂ……
側壁、１５ａ，１５ｂ……ラジアルベアリング、
１６ａ，１６ｂ……スラストベアリング、２０…
…プラネタリギヤユニツト、２１……リングギ
ヤ、２３……プラネタリギヤ、２４……キヤリ
ア、２４ａ……筒部。
Claims (1)
- ケーシングの各側壁に設けた貫通口をそれぞれ
貫通してこれら各側壁にそれぞれ回転可能に支持
されるとともに互に対向する内端部が同軸的かつ
相対回転可能に嵌合する第１および第２のシヤフ
トと、この第１のシヤフトの外周に軸方向の移動
を規制してトルク伝達可能に組付けたサンギヤ
と、前記ケーシングの円周壁に固定され前記サン
ギヤの外周にこれと同心的に位置するリングギヤ
と、キヤリアにて回転可能に支持されて前記両ギ
ヤ間に位置しこれらギヤに噛合する複数のプラネ
タリギヤと、前記第２のシヤフトの外周に軸方向
へ摺動可能かつトルク伝達可能に組付けられ前記
第１のシヤフトとキヤリアとに選択的に噛合する
スリーブを備え、前記各ギヤがヘリカルギヤにて
構成されている遊星歯車式変速機構において、前
記キヤリアの一端側に筒部を設けて円筒部を前記
第１のシヤフトの外周と前記側壁の貫通口の内周
間に臨ませ、円筒部の内外両周を一対のラジアル
ベアリングを介して前記第１のシヤフトと前記側
壁とに支持し、かつ同筒部の内外両端にて一対の
スラストベアリングを介して前記第１のシヤフト
を支持したことを特徴とする遊星歯車式変速機
構。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985130248U JPH0519637Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | |
| US06/900,893 US4730517A (en) | 1985-08-27 | 1986-08-27 | Helical planetary gear assembly |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985130248U JPH0519637Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6239047U JPS6239047U (ja) | 1987-03-09 |
| JPH0519637Y2 true JPH0519637Y2 (ja) | 1993-05-24 |
Family
ID=15029691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985130248U Expired - Lifetime JPH0519637Y2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4730517A (ja) |
| JP (1) | JPH0519637Y2 (ja) |
Families Citing this family (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63145846A (ja) * | 1986-12-09 | 1988-06-17 | Aisin Warner Ltd | 自動変速機 |
| JPH0629090Y2 (ja) * | 1989-01-31 | 1994-08-10 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用動力分配装置 |
| US5232415A (en) * | 1990-10-24 | 1993-08-03 | Zexel-Gleason Usa, Inc. | Differential with varied frictional surfaces |
| JPH07238998A (ja) * | 1994-03-01 | 1995-09-12 | Honda Motor Co Ltd | 遊星歯車装置におけるリングギヤ支持部材の支持構造 |
| JP3463366B2 (ja) * | 1994-08-09 | 2003-11-05 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 電気自動車用駆動装置 |
| JPH0949105A (ja) * | 1995-08-04 | 1997-02-18 | River Stone Kk | 乳頭パッド |
| US5700218A (en) * | 1996-06-06 | 1997-12-23 | Ford Global Technologies, Inc. | Two-speed planetary gearset having locking plantetary pinions |
| US6068572A (en) * | 1999-03-31 | 2000-05-30 | Daimlerchrysler Corporation | Method for reacting thrust loading in an automatic transmission |
| US6066066A (en) * | 1999-03-31 | 2000-05-23 | Daimlerchrysler Corporation | Thrust bearing bulkhead in a transmission of a motor vehicle |
| JP4798200B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2011-10-19 | マツダ株式会社 | 自動変速機およびその軸方向間隙調整方法 |
| CN102893060A (zh) * | 2010-05-26 | 2013-01-23 | 丰田自动车株式会社 | 带式无级变速器 |
| US8641574B2 (en) * | 2011-02-24 | 2014-02-04 | Ford Global Technologies, Llc | Transfer shaft support |
| US8702553B2 (en) * | 2011-02-24 | 2014-04-22 | Ford Global Technologies, Llc | Transfer shaft support |
| US8573146B2 (en) * | 2011-03-29 | 2013-11-05 | Jackson Kayak, Inc. | Self-propelled watercraft |
| FR2998023B1 (fr) * | 2012-11-12 | 2015-09-04 | Skf Ab | Dispositif de poulie, machine tournante equipee d'un tel dispositif et procede de montage d'un tel dispositif sur une machine tournante |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS493056A (ja) * | 1972-04-27 | 1974-01-11 | ||
| JPS5618816A (en) * | 1979-07-26 | 1981-02-23 | Saburou Kamoi | Chopstick arranging device |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3477314A (en) * | 1967-11-28 | 1969-11-11 | Massey Ferguson Inc | Change speed planetary transmission |
| DE2124009C3 (de) * | 1971-05-14 | 1980-02-21 | Zf Getriebe Gmbh, 6600 Saarbruecken | Aus Blechteilen gefertigter Planetenradträger für ein Planetenradgetriebe |
| JPS4935056U (ja) * | 1972-06-28 | 1974-03-28 | ||
| US4026167A (en) * | 1975-05-02 | 1977-05-31 | Archer James M | Planetary transmission |
| GB1555680A (en) * | 1975-10-09 | 1979-11-14 | Borg Warner | Planetary gearsets and transmissions incorporating such gearsets |
| US4074591A (en) * | 1976-10-08 | 1978-02-21 | Borg-Warner Corporation | Combined torque proportioning and reduction drive assembly |
| US4347762A (en) * | 1978-08-28 | 1982-09-07 | Borg-Warner Corporation | Planetary gear assembly |
| US4440042A (en) * | 1981-07-29 | 1984-04-03 | Borg-Warner Corporation | Helical planetary gear assembly |
| US4604908A (en) * | 1984-10-18 | 1986-08-12 | Chrysler Corporation | Transfer case planetary with power take-off |
-
1985
- 1985-08-27 JP JP1985130248U patent/JPH0519637Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1986
- 1986-08-27 US US06/900,893 patent/US4730517A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS493056A (ja) * | 1972-04-27 | 1974-01-11 | ||
| JPS5618816A (en) * | 1979-07-26 | 1981-02-23 | Saburou Kamoi | Chopstick arranging device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4730517A (en) | 1988-03-15 |
| JPS6239047U (ja) | 1987-03-09 |
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