JP2010070449A - ベーマイト粒子の製造方法及びアルミナ粒子の製造方法 - Google Patents

ベーマイト粒子の製造方法及びアルミナ粒子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010070449A
JP2010070449A JP2009170196A JP2009170196A JP2010070449A JP 2010070449 A JP2010070449 A JP 2010070449A JP 2009170196 A JP2009170196 A JP 2009170196A JP 2009170196 A JP2009170196 A JP 2009170196A JP 2010070449 A JP2010070449 A JP 2010070449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
boehmite
alumina
boehmite particles
alumina particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009170196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5530672B2 (ja
Inventor
Hitoshi Morinaga
均 森永
Muneaki Tawara
宗明 田原
Keiji Ashitaka
圭史 芦高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimi Inc
Original Assignee
Fujimi Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujimi Inc filed Critical Fujimi Inc
Priority to JP2009170196A priority Critical patent/JP5530672B2/ja
Priority to TW098125697A priority patent/TWI461364B/zh
Priority to EP09168045.4A priority patent/EP2157052B1/en
Priority to US12/542,852 priority patent/US8226924B2/en
Priority to MYPI2012000912A priority patent/MY177651A/en
Priority to KR1020090075959A priority patent/KR101585249B1/ko
Priority to MYPI20093429 priority patent/MY151418A/en
Priority to CN200910168548.6A priority patent/CN101654269B/zh
Publication of JP2010070449A publication Critical patent/JP2010070449A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5530672B2 publication Critical patent/JP5530672B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F7/00Compounds of aluminium
    • C01F7/02Aluminium oxide; Aluminium hydroxide; Aluminates
    • C01F7/44Dehydration of aluminium oxide or hydroxide, i.e. all conversions of one form into another involving a loss of water
    • C01F7/447Dehydration of aluminium oxide or hydroxide, i.e. all conversions of one form into another involving a loss of water by wet processes
    • C01F7/448Dehydration of aluminium oxide or hydroxide, i.e. all conversions of one form into another involving a loss of water by wet processes using superatmospheric pressure, e.g. hydrothermal conversion of gibbsite into boehmite
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F7/00Compounds of aluminium
    • C01F7/02Aluminium oxide; Aluminium hydroxide; Aluminates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K3/00Materials not provided for elsewhere
    • C09K3/14Anti-slip materials; Abrasives
    • C09K3/1409Abrasive particles per se
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/30Particle morphology extending in three dimensions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/30Particle morphology extending in three dimensions
    • C01P2004/38Particle morphology extending in three dimensions cube-like
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/30Particle morphology extending in three dimensions
    • C01P2004/39Particle morphology extending in three dimensions parallelepiped-like
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/54Particles characterised by their aspect ratio, i.e. the ratio of sizes in the longest to the shortest dimension
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/60Particles characterised by their size
    • C01P2004/61Micrometer sized, i.e. from 1-100 micrometer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/60Particles characterised by their size
    • C01P2004/62Submicrometer sized, i.e. from 0.1-1 micrometer

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

【課題】高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として好適に使用することの可能なアルミナ粒子を製造するのに適したアルミナ粒子の製造方法、及びそのようなアルミナ粒子の原料として有用なベーマイト粒子を製造するのに適したベーマイト粒子の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のベーマイト粒子の製造方法では、水酸化アルミニウム粉末を核生成剤とともに水熱反応に供することにより、一次粒子の形状が六面体をなす平均一次粒子径が0.6μm以下のベーマイト粒子が製造される。本発明のアルミナ粒子の製造方法は、上記の方法で得られるベーマイト粒子を乾燥する工程と、乾燥後のベーマイト粒子をか焼してアルミナ粒子を得る工程と、得られたアルミナ粒子を解砕する工程とを備える。
【選択図】なし

Description

本発明は、アルミナ粒子を製造するための原料として使用可能なベーマイト粒子を製造する方法、及びアルミナ粒子の製造方法に関する。
アルミナ粒子は、例えば、半導体デバイス基板やディスプレイ用基板、ハードディスク基板、LED用サファイア基板などの研磨対象物を研磨する用途で砥粒として使用される。高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るためには、砥粒として使用されるアルミナ粒子の粒子サイズはできるだけ小さいことが好ましい。アルミナ粒子を遊離砥粒として含有する研磨用組成物は一般に、コロイダルシリカを遊離砥粒として含有する研磨用組成物に比べて研磨対象物の除去速度(研磨速度)が高い。しかしながら、アルミナ粒子を含有する場合であっても、アルミナ粒子の粒子サイズが小さくなるにつれて、研磨用組成物による研磨対象物の除去速度は一般に低下する。また、アルミナ粒子の粒子サイズが小さくなるにつれて、研磨面に付着したアルミナ粒子を洗浄により除去することは困難となる(すなわち、アルミナ粒子の洗浄性が低下する)。
特許文献1,2に記載されているように、一次粒子の形状が角状をしたアルミナ粒子を砥粒として使用することが従来知られている。一次粒子の形状が六面体をしたアルミナ粒子は、この角状アルミナ粒子に概念的に含まれるものであるが、粒子サイズが小さくても高い除去速度で研磨対象物を研磨することができるとともに良好な洗浄性を有することから、高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として好適に使用することが可能である。
特開平3−277683号公報 特開平5−271647号公報
そこで、本発明は、高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として好適に使用することの可能なアルミナ粒子を製造するのに適したアルミナ粒子の製造方法、及びそのようなアルミナ粒子の原料として有用なベーマイト粒子を製造するのに適したベーマイト粒子の製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様では、水酸化アルミニウム粉末を核生成剤とともに水熱反応に供することにより、一次粒子の形状が六面体をなす平均一次粒子径が0.6μm以下のベーマイト粒子を製造するベーマイト粒子の製造方法が提供される。
使用される水酸化アルミニウム粉末はギブサイトであることが好ましい。使用される核生成剤は金属酸化物ゾル又は金属塩であることが好ましい。
水酸化アルミニウム粉末を核生成剤とともに水熱反応に供する工程は、例えば、水酸化アルミニウム粉末及び核生成剤を含有するスラリーを水熱反応に供することにより行われる。スラリーのpHは8以下であることが好ましい。スラリーの電気伝導度は500μS/cm以下であることが好ましい。
ベーマイト粒子の製造方法は、水熱反応の結果として得られるベーマイト粒子を含んだ反応後スラリーに対して純水を導入しながら反応後スラリー中の水相を濾液として回収することにより、回収される濾液の電気伝導度が50μS/cm以下になるまでベーマイト粒子を洗浄する工程を備えることが好ましい。
本発明の別の態様では、上記の製造方法によって得られるベーマイト粒子を乾燥する工程と、乾燥後のベーマイト粒子をか焼してアルミナ粒子を得る工程と、得られたアルミナ粒子を解砕する工程とを備えるアルミナ粒子の製造方法が提供される。
本発明によれば、高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として好適に使用することの可能なアルミナ粒子を製造するのに適したアルミナ粒子の製造方法、及びそのようなアルミナ粒子の原料として有用なベーマイト粒子を製造するのに適したベーマイト粒子の製造方法が提供される。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
まず、本実施形態のベーマイト粒子の製造方法に関して説明する前に、本実施形態の方法で製造されるベーマイト粒子に関して説明する。なお、本実施形態の方法で製造されるベーマイト粒子の主な用途は、砥粒として使用されるアルミナ粒子を製造するための原料としての用途である。
ベーマイト粒子は、一次粒子の形状が六面体をなしている。ベーマイト粒子の一次粒子は、好ましくは、向かい合った2つの正方形と4つの長方形又は正方形とで囲まれた平行六面体、あるいは向かい合った2つの菱形と4つの長方形又は正方形とで囲まれた平行六面体に近似した外形形状を有する。ベーマイト粒子をか焼して得られるアルミナ粒子の一次粒子の形状は通常、当該ベーマイト粒子の一次粒子の形状をほぼ受け継ぐので、ベーマイト粒子の一次粒子の形状が六面体をなす場合には、一次粒子の形状が六面体をなすアルミナ粒子を得ることが容易であると言える。一次粒子の形状が六面体をなすアルミナ粒子は、高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として好適に使用することが可能である。一次粒子の形状が六面体をなすベーマイト粒子は、そのようなアルミナ粒子の原料として少なくとも有用である。
ベーマイト粒子は0.6μm以下の平均一次粒子径を有する。ベーマイト粒子の平均一次粒子径は0.4μm以下であることが好ましく、より好ましくは0.3μm以下、さらに好ましくは0.2μm以下である。ベーマイト粒子の平均一次粒子径は、ベーマイト一次粒子の一つの頂点から延びる3辺のうち最も長い辺の長さの平均値として定義される。ベーマイト粒子をか焼して得られるアルミナ粒子の平均一次粒子径の値は通常、当該ベーマイト粒子の平均一次粒子径の値をほぼ受け継ぐので、ベーマイト粒子の平均一次粒子径が上記のいずれかの範囲にある場合には、平均一次粒子径が当該範囲のアルミナ粒子を得ることが容易であると言える。平均一次粒子径が0.6μm以下、さらに言えば0.4μm以下、0.3μm以下又は0.2μm以下のアルミナ粒子は、高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として好適に使用することが可能である。平均一次粒子径が0.6μm以下、さらに言えば0.4μm以下、0.3μm以下又は0.2μm以下のベーマイト粒子は、そのようなアルミナ粒子の原料として少なくとも有用である。
ベーマイト粒子の平均一次粒子径は、0.01μm以上であることが好ましく、より好ましくは0.05μm以上、さらに好ましくは0.08μm以上、特に好ましくは0.1μm以上である。上記したとおり、ベーマイト粒子をか焼して得られるアルミナ粒子の平均一次粒子径は通常、当該ベーマイト粒子の平均一次粒子径をほぼ受け継ぐので、ベーマイト粒子の平均一次粒子径が上記のいずれかの範囲にある場合には、平均一次粒子径が当該範囲のアルミナ粒子を得ることが容易であると言える。アルミナ粒子の平均一次粒子径が大きくなるにつれて、アルミナ粒子による研磨対象物の除去速度(研磨速度)は向上する。この点、アルミナ粒子の平均一次粒子径が0.01μm以上、さらに言えば0.05μm以上、0.08μm以上又は0.1μm以上である場合には、除去速度を実用上特に好適なレベルにまで向上させることが容易となる。平均一次粒子径が0.01μm以上、さらに言えば0.05μm以上、0.08μm以上又は0.1μm以上のベーマイト粒子は、そのようなアルミナ粒子の原料として少なくとも有用である。
ベーマイト粒子の一次粒子は、好ましくは1〜5、より好ましくは1〜3、さらに好ましくは1〜2、特に好ましくは1〜1.5の範囲のアスペクト比を有する。ここで、ベーマイト一次粒子のアスペクト比は、六面体形状を有するベーマイト一次粒子の一つの頂点から延びる3辺のうち最も長い辺の長さをa、最も短い辺の長さをcとしたときにaをcで除した値として定義される。残る一つの辺の長さbは、最も長い辺の長さaとほぼ等しいことが好ましい。ベーマイト粒子をか焼して得られるアルミナ粒子の一次粒子のアスペクト比は通常、当該ベーマイト粒子の一次粒子のアスペクト比をほぼ受け継ぐので、ベーマイト粒子の一次粒子のアスペクト比が上記のいずれかの範囲にある場合には、一次粒子のアスペクト比が当該範囲のアルミナ粒子を得ることが容易であると言える。一次粒子のアスペクト比が1〜5、さらに言えば1〜3、1〜2又は1〜1.5であるアルミナ粒子は、高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として特に好適に使用することが可能である。一次粒子のアスペクト比が1〜5、さらに言えば1〜3、1〜2又は1〜1.5であるベーマイト粒子は、そのようなアルミナ粒子の原料として少なくとも有用である。
本実施形態のベーマイト粒子の製造方法では、出発原料として水酸化アルミニウム粉末を使用して水熱反応が行われる。ベーマイト粒子の出発原料として好適に使用されうる水酸化アルミニウム粉末はギブサイトである。
本実施形態で使用される水酸化アルミニウム粉末の平均一次粒子径は10μm以下であることが好ましい。水酸化アルミニウム粉末の平均一次粒子径が小さくなるほど、水熱反応効率は向上する。この点、水酸化アルミニウム粉末の平均一次粒子径が10μm以下である場合には、水熱反応効率を実用上特に好適なレベルにまで向上させることが容易となる。
ベーマイト粒子は、このような水酸化アルミニウム粉末を核生成剤とともに水熱反応に供することにより製造(合成)される。核生成剤は、水酸化アルミニウム粉末とともに水熱反応に供したときに、水中に微小核を生成する助剤をいう。ベーマイト粒子は、この核生成剤による微小核を核として粒子成長する。核生成剤として好適に使用されうるのは、金属酸化物ゾル又は金属塩、中でもベーマイト粒子と同じアルミニウム化合物であるアルミナゾル又は硝酸アルミニウム(硝酸アルミニウム九水和物)である。ただし、アルミナゾルは、これを核生成剤として使用した場合、硝酸アルミニウムを使用した場合に比べて一次粒子径の比較的小さいベーマイト粒子を得やすい点で、特に好ましい。
核生成剤として使用されるアルミナゾルの平均粒子径は5〜30nmであることが好ましく、より好ましくは5〜15nmである。平均粒子径が上記の範囲内のアルミナゾルを使用した場合には、得られるベーマイト粒子のサイズの制御が容易となる。なお、アルミナゾルの平均粒子径は、アルミナゾルの全粒子の積算体積の50%以上になるまで粒子径の小さい順に粒子の体積を積算したときに最後に積算される粒子の粒子径に等しく、例えば、日機装株式会社製の動的光散乱式ナノトラック粒度分布測定装置(UPAシリーズ)を使って測定することができる。
また、核生成剤として使用されるアルミナゾルの最大粒子径は200nm以下であることが好ましい。最大粒子径が200nm以下のアルミナゾルを使用した場合には、得られるベーマイト粒子のサイズの制御が容易となる。なお、アルミナゾルの最大粒子径は、アルミナゾル中の最大サイズの粒子の粒子径に等しく、例えば、パーティクルサイジングシステム社製のアキュサイザーモデル780を使って測定することができる。
水熱反応に際して使用される核生成剤の量は、水酸化アルミニウム粉末100重量部に対して0.000001重量部以上であることが好ましく、より好ましくは0.00001重量部以上、さらに好ましくは0.0001重量部以上、特に好ましくは0.001重量部以上である。核生成剤の量が多くなるほど、一次粒子径の小さいベーマイト粒子が得られやすくなる。この点、水酸化アルミニウム粉末100重量部に対する核生成剤の量が0.000001重量部以上、さらに言えば0.00001重量部以上、0.0001重量部以上又は0.001重量部以上である場合には、平均一次粒子径が0.6μm以下のベーマイト粒子を得ることが実用上特に容易となる。
また、使用される核生成剤の量は、水酸化アルミニウム粉末100重量部に対して10重量部以下であることが好ましく、より好ましくは1重量部以下、さらに好ましくは0.5重量部以下、特に好ましくは0.1重量部以下である。核生成剤の量が少なくなるほど、一次粒子径の大きいベーマイト粒子が得られやすくなる。この点、水酸化アルミニウム粉末100重量部に対する核生成剤の量が10重量部以下、さらに言えば1重量部以下、0.5重量部以下又は0.1重量部以下である場合には、平均一次粒子径が0.01μm以上のベーマイト粒子を得ることが実用上特に容易となる。
上記水熱反応は、例えば、水酸化アルミニウム粉末及び核生成剤を水に分散又は溶解させて得られるスラリーを高温高圧にさらすことにより行われる。これにはオートクレーブを好適に使用することができる。
前記スラリー中の水酸化アルミニウム粉末の含有量は1質量%以上であることが好ましく、より好ましくは10質量%以上である。水酸化アルミニウム粉末の含有量が多くなるほど、ベーマイト粒子の合成効率は向上する。この点、スラリー中の水酸化アルミニウム粉末の含有量が1質量%以上、さらに言えば10質量%以上である場合には、ベーマイト粒子の合成効率を実用上特に好適なレベルにまで向上させることが容易となる。
また、前記スラリー中の水酸化アルミニウム粉末の含有量は30質量%以下であることが好ましく、より好ましくは20質量%以下である。水酸化アルミニウム粉末の含有量が少なくなるほど、一次粒子が六面体形状をしたベーマイト粒子の収率は向上する。この点、スラリー中の水酸化アルミニウム粉末の含有量が30質量%以下、さらに言えば20質量%以下である場合には、一次粒子が六面体形状をしたベーマイト粒子の収率を実用上特に好適なレベルにまで向上させることが容易となる。
前記スラリーのpHは8以下であることが好ましく、より好ましくは7以下、さらに好ましくは6以下である。スラリーのpHが低くなるほど、アスペクト比の小さいベーマイト粒子が得られやすくなる。この点、スラリーのpHが8以下、さらに言えば7以下又は6以下である場合には、アスペクト比が5以下のベーマイト粒子を得ることが実用上特に容易となる。ただし、水熱反応で使用される反応容器が金属製である場合には、反応容器の腐食を防ぐためにスラリーのpHは2以上であることが好ましい。スラリーのpHを調整する方法は、特に限定されないが、例えば、硝酸などの無機酸のスラリーへの添加、イオン交換処理、デカンテーション、限外濾過膜を使用したクロスフロー濾過が挙げられ、これらは単独で使用されても組み合わせて使用されてもよい。
前記スラリーの電気伝導度は500μS/cm以下であることが好ましく、より好ましくは300μS/cm以下、さらに好ましくは200μS/cm以下、特に好ましくは100μS/cm以下である。スラリーの電気伝導度が低くなるほど、一次粒子径の小さいベーマイト粒子が得られやすくなる。この点、スラリーの電気伝導度が500μS/cm以下、さらに言えば300μS/cm以下、200μS/cm以下又は100μS/cm以下である場合には、平均一次粒子径が0.6μm以下のベーマイト粒子を得ることが実用上特に容易となる。スラリーの電気伝導度を調整する方法は、特に限定されないが、例えば、イオン交換処理、デカンテーション、限外濾過膜を使用したクロスフロー濾過が挙げられ、これらは単独で使用されても組み合わせて使用されてもよい。
水熱反応温度は180℃以上であることが好ましく、より好ましくは185℃以上、さらに好ましくは190℃以上である。水熱反応温度が高くなるほど、ベーマイト粒子の合成効率は向上する。この点、水熱反応温度が180℃以上、さらに言えば185℃以上又は190℃以上である場合には、ベーマイト粒子の合成効率を実用上特に好適なレベルにまで向上させることが容易となる。
また、水熱反応温度は300℃以下であることが好ましく、より好ましくは210℃以下、さらに好ましくは205℃以下である。水熱反応温度が低くなるほど、得られるベーマイト粒子は一次粒子径が揃う傾向がある。この点、水熱反応温度が300℃以下、さらに言えば210℃以下又は205℃以下である場合には、一次粒子径が比較的揃ったベーマイト粒子を得ることが容易となる。
水熱反応圧力は特に限定されない。自然発生圧力(autogenous pressure)で好適にベーマイト粒子を得ることができるが、必要に応じて加圧又は減圧してもよい。
水熱反応時間は特に限定されないが、あまりに短時間では十分な量のベーマイト粒子を得ることが難しい。好ましい水熱反応時間は、例えば、水熱反応温度が180℃であれば8時間以上、水熱反応温度が190℃であれば6時間以上、水熱反応温度が195℃であれば4時間以上、水熱反応温度が200℃であれば3時間以上である。
上記水熱反応により得られるベーマイト粒子は、好ましくは洗浄される。水酸化アルミニウム粉末はナトリウムイオンを不純物として含むことが多く、そのような水酸化アルミニウム粉末を原料として用いて水熱合成されるベーマイト粒子にもナトリウムイオンは不純物として残ることになる。このようなベーマイト粒子中の不純物ナトリウムイオンは、ベーマイト粒子の用途によっては望ましいものではない。従って、ベーマイト粒子中に不純物として含まれるナトリウムイオンをベーマイト粒子から除去する必要がある場合には、ベーマイト粒子は洗浄される。ベーマイト粒子を洗浄する典型的な方法としては、例えば、ロータリーフィルタによる方法や、限外濾過膜を使用したクロスフロー濾過による方法が挙げられる。これらの方法では、ベーマイト粒子を含んだスラリーに対して純水を導入しながらスラリー中の水相を濾液として回収することにより、ベーマイト粒子の洗浄は行われる。
ベーマイト粒子中に不純物として含まれるナトリウムイオンの量は、ベーマイト粒子の洗浄中に回収される濾液で測定される電気伝導度と正の相関がある。従って、洗浄中に回収される濾液の電気伝導度は、ベーマイト粒子中の不純物ナトリウムイオンの量の指標となりうる。ベーマイト粒子がアルミナ粒子の原料としての使用を想定したものである場合には、回収される濾液の電気伝導度が好ましくは50μS/cm以下、より好ましくは40μS/cm以下、さらに好ましくは20μS/cm以下になるまでベーマイト粒子は洗浄される。洗浄中に回収される濾液の電気伝導度の値が小さくなるほど、ベーマイト粒子をか焼して得られるアルミナ粒子のα化率が制御しやすくなる。この点、回収される濾液の電気伝導度が50μS/cm以下、さらに言えば40μS/cm以下又は20μS/cm以下になるまでベーマイト粒子を洗浄した場合には、アルミナ粒子のα化率の制御性を実用上特に好適なレベルにまで向上させることができる。
続いて、本実施形態のアルミナ粒子の製造方法に関して説明する前に、本実施形態の方法で製造されるアルミナ粒子に関して説明する。なお、本実施形態の方法で製造されるアルミナ粒子の主な用途は砥粒としての用途である。
アルミナ粒子は、一次粒子の形状が六面体をなすことが好ましい。さらに言えば、アルミナ粒子の一次粒子は、向かい合った2つの正方形と4つの長方形又は正方形とで囲まれた平行六面体、あるいは向かい合った2つの菱形と4つの長方形又は正方形とで囲まれた平行六面体に近似した外形形状を有することが特に好ましい。一次粒子の形状が六面体をなすアルミナ粒子は、高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として好適に使用することが可能である。なお、ベーマイト粒子をか焼して得られるアルミナ粒子の一次粒子の形状は通常、当該ベーマイト粒子の一次粒子の形状をほぼ受け継ぐので、一次粒子の形状が所望の形状を有するアルミナ粒子を得るためには、その所望とする形状と同じ一次粒子の形状を有するベーマイト粒子をか焼すればよい。
アルミナ粒子の平均一次粒子径は、0.6μm以下であることが好ましく、より好ましくは0.4μm以下、さらに好ましくは0.3μm以下、特に好ましくは0.2μm以下である。一次粒子の形状が六面体をなすアルミナ粒子の平均一次粒子径は、アルミナ一次粒子の一つの頂点から延びる3辺のうち最も長い辺の長さの平均値として定義される。平均一次粒子径が上記の範囲にあるアルミナ粒子は、高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として好適に使用することが可能である。なお、ベーマイト粒子をか焼して得られるアルミナ粒子の平均一次粒子径の値は通常、当該ベーマイト粒子の平均一次粒子径の値をほぼ受け継ぐので、平均一次粒子径が所望の値を有するアルミナ粒子を得るためには、その所望とする値と同じ平均一次粒子径の値を有するベーマイト粒子をか焼すればよい。
また、アルミナ粒子の平均一次粒子径は、0.01μm以上であることが好ましく、より好ましくは0.05μm以上、さらに好ましくは0.08μm以上、特に好ましくは0.1μm以上である。アルミナ粒子の平均一次粒子径が大きくなるにつれて、アルミナ粒子による研磨対象物の除去速度は向上する。この点、アルミナ粒子の平均一次粒子径が0.01μm以上、さらに言えば0.05μm以上、0.08μm以上又は0.1μm以上である場合には、除去速度を実用上特に好適なレベルにまで向上させることが容易となる。
アルミナ粒子の一次粒子は、その形状が六面体をなす場合、好ましくは1〜5、より好ましくは1〜3、さらに好ましくは1〜2、特に好ましくは1〜1.5の範囲のアスペクト比を有する。ここで、アルミナ一次粒子のアスペクト比は、六面体形状を有するアルミナ一次粒子の一つの頂点から延びる3辺のうち最も長い辺の長さをa、最も短い辺の長さをcとしたときにaをcで除した値として定義される。残る一つの辺の長さbは、最も長い辺の長さaとほぼ等しいことが好ましい。一次粒子のアスペクト比が1〜5、さらに言えば1〜3、1〜2又は1〜1.5の範囲にあるアルミナ粒子は、高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として特に好適に使用することが可能である。なお、ベーマイト粒子をか焼して得られるアルミナ粒子の一次粒子のアスペクト比の値は通常、当該ベーマイト粒子の一次粒子のアスペクト比の値をほぼ受け継ぐので、一次粒子のアスペクト比が所望の値を有するアルミナ粒子を得るためには、その所望とする値と同じアスペクト比の値を有するベーマイト粒子をか焼すればよい。
アルミナ粒子は、好ましくは0.08〜2μm、より好ましくは0.15〜1μm、さらに好ましくは0.2〜0.7μmの範囲の平均二次粒子径を有する。ここで、アルミナ粒子の平均二次粒子径は、アルミナ粒子の全粒子の積算体積の50%以上になるまでレーザー錯乱法による粒子径の小さい順に粒子の体積を積算したときに最後に積算される粒子の粒子径に等しい。平均二次粒子径が0.08〜2μm、さらに言えば0.15〜1μm又は0.2〜0.7μmの範囲にあるアルミナ粒子は、高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として特に好適に使用することが可能である。
アルミナ粒子の粒度分布の指標となる、アルミナ粒子の90%粒子径(D90)を10%粒子径(D10)で除して得られる値D90/D10は、1.2〜3の範囲であることが好ましく、より好ましくは1.5〜2.5の範囲、さらに好ましくは1.8〜2.2の範囲である。ここで、アルミナ粒子の90%粒子径は、アルミナ粒子の全粒子の積算体積の90%以上になるまでレーザー錯乱法による粒子径の小さい順に粒子の体積を積算したときに最後に積算される粒子の粒子径に等しく、アルミナ粒子の10%粒子径は、アルミナ粒子の全粒子の積算体積の10%以上になるまでレーザー錯乱法による粒子径の小さい順に粒子の体積を積算したときに最後に積算される粒子の粒子径に等しい。値D90/D10が1.2〜3、さらに言えば1.5〜2.5又は1.8〜2.2の範囲にあるアルミナ粒子は、高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として特に好適に使用することが可能である。
アルミナ粒子は、いずれの結晶形態を有していてもよく、例えば、γ−アルミナやδ−アルミナ、θ−アルミナのような遷移アルミナ、及びα−アルミナのいずれを主とするものであってもよい。ただし、高硬度が要求される場合には、アルミナ粒子はα−アルミナを少なくとも一部含有していることが好ましい。アルミナ粒子のα化率は5〜70%であることが好ましく、より好ましくは10〜60%、特に好ましくは20〜50%である。ここでα化率は、X線回折法によりコランダムとの比較に基づいて求められる値である。α化率が5〜70%、さらに言えば10〜60%又は20〜50%の範囲にあるアルミナ粒子は、高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として特に好適に使用することが可能である。
本実施形態のアルミナ粒子の製造方法では、上記した水熱反応により得られるベーマイト粒子が出発原料として使用される。ベーマイト粒子は、好ましくは予め洗浄されるが、必ずしも予め洗浄されなくてもよい。
水熱反応により得られたベーマイト粒子は、洗浄された後あるいは洗浄されることなく、まず乾燥される。ベーマイト粒子を乾燥する典型的な方法としては、気流乾燥が挙げられる。
乾燥後のベーマイト粒子は続いてか焼され、その結果アルミナ粒子が得られる。
か焼温度は500℃以上であることが好ましく、より好ましくは800℃以上、さらに好ましくは1000℃以上、特に好ましくは1030℃以上である。か焼温度が高くなるほど、α化率の高いアルミナ粒子が得られやすくなる。この点、か焼温度が500℃以上、さらに言えば800℃以上、1000℃以上又は1030℃以上である場合には、α化率が20%以上のアルミナ粒子を得ることが実用上特に容易となる。
また、か焼温度は1200℃以下であることが好ましく、より好ましくは1100℃以下、さらに好ましくは1070℃以下である。か焼温度が低くなるほど、一次粒子が六面体形状をしたアルミナ粒子の収率は向上する。この点、か焼温度が1200℃以下、さらに言えば1100℃以下又は1070℃以下である場合には、一次粒子が六面体形状をしたアルミナ粒子の収率を実用上特に好適なレベルにまで向上させることが容易となる。
ベーマイト粒子をか焼して得られるアルミナ粒子は、続いて解砕される。解砕により、一次粒子がいくつか凝集して形成されている二次粒子の少なくとも一部が一次粒子を最小単位として複数個に砕かれる。アルミナ粒子を解砕する典型的な方法としては、ボールやビーズを用いたメディアミルによる方法や、ジェットミルによる方法が挙げられる。
解砕後のアルミナ粒子は、好ましくは、アルミナ粒子中に含まれる粗大粒子を除去するための処理に供される。アルミナ粒子中の粗大粒子を除去する典型的な方法としては、アルミナ粒子を水中に分散させて粗大粒子を自然沈降させて除去する水比分級や、アルミナ粒子をフィルターに通して粗大粒子を除去する方法が挙げられる。
こうして得られるベーマイト粒子は、原料のベーマイト粒子の一次粒子の形状とほぼ同じ形状の一次粒子を有する。
本実施形態によれば、以下の利点が得られる。
本実施形態のベーマイト粒子の製造方法によれば、水酸化アルミニウム粉末を核生成剤とともに水熱反応に供することにより、一次粒子の形状が六面体をなす平均一次粒子径が0.6μm以下のベーマイト粒子を得ることができる。また、本実施形態のアルミナ粒子の製造方法によれば、このベーマイト粒子を出発原料として用いて、少なくとも、乾燥、か焼及び解砕の工程を経ることによって、一次粒子の形状が六面体なす平均一次粒子径が0.6μm以下のアルミナ粒子を得ることができる。このアルミナ粒子は、高平滑でかつ低欠陥の研磨面を得るために研磨対象物を研磨する用途で砥粒として好適に使用することが可能である。また、本実施形態のベーマイト粒子の製造方法で得られるベーマイト粒子は、そのようなアルミナ粒子の原料として少なくとも有用である。
次に、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1
80グラムのギブサイト粉末を0.4グラムのアルミナゾルとともに720グラムの純水に分散させてスラリーを調製した。得られたスラリーを8000rpmの回転速度で20分間撹拌した後、オートクレーブ内に移した。オートクレーブ内の温度を1.5℃/分の昇温速度で200℃にまで加熱して200℃に4時間保持した。その後、常温まで自然に放冷してから、水熱合成されたベーマイト粒子を含んだ反応後のスラリーをオートクレーブ内から取り出した。この反応後のスラリーに対して純水を導入しながらスラリー中の水相を濾液として回収することにより、回収される濾液の電気伝導度が20μS/cm以下になるまでベーマイト粒子を洗浄した。
実施例2
80グラムのギブサイト粉末と720グラムの純水の混合物を、限外濾過膜を使用したクロスフロー濾過に供し、その電気伝導度を50μS/cmに調整した。その後、その混合物に0.4グラムのアルミナゾルを添加し、さらに硝酸を添加することによりpHを6.0に調整した。こうして得られたスラリーを、実施例1のスラリーの代わりに用いた以外は実施例1と同様の手順でベーマイト粒子を製造した。
実施例3
80グラムのギブサイト粉末と720グラムの純水の混合物を、限外濾過膜を使用したクロスフロー濾過に供し、その電気伝導度を50μS/cmに調整した。その後、その混合物に0.4グラムのアルミナゾルを添加し、さらに電気伝導度が2400μS/cmになるまで硝酸ナトリウムを添加した。こうして得られたスラリーを、実施例1のスラリーの代わりに用いた以外は実施例1と同様の手順でベーマイト粒子を製造した。
実施例4
80グラムのギブサイト粉末と720グラムの純水の混合物を、限外濾過膜を使用したクロスフロー濾過に供し、その電気伝導度を50μS/cmに調整した。その後、その混合物に1.6グラムのアルミナゾルを添加し、さらに硝酸を添加することによりpHを4.8に調整した。こうして得られたスラリーを、実施例1のスラリーの代わりに用いた以外は実施例1と同様の手順でベーマイト粒子を製造した。
実施例5
80グラムのギブサイト粉末と720グラムの純水の混合物を、限外濾過膜を使用したクロスフロー濾過に供し、その電気伝導度を50μS/cmに調整した。その後、その混合物に1.6グラムのアルミナゾルを添加し、さらに硝酸を添加することによりpHを4.0に調整した。こうして得られたスラリーを、実施例1のスラリーの代わりに用いた以外は実施例1と同様の手順でベーマイト粒子を製造した。
以上の実施例1〜5で得られたベーマイト粒子の物性(平均一次粒子径、平均二次粒子径及びアスペクト比)を、水熱反応に供される前のスラリーの電気伝導度及びpHの値とともに、表1に示す。
Figure 2010070449
実施例6
120グラムのギブサイト粉末を1.2ミリグラムのアルミナゾルとともに680グラムの純水に分散させてスラリーを調製した。各スラリーを8000rpmの回転速度で20分間撹拌した後、オートクレーブ内に移した。オートクレーブ内の温度を1.5℃/分の昇温速度で200℃にまで加熱して200℃に4時間保持した。その後、常温まで自然に放冷してから、水熱合成されたベーマイト粒子を含んだ反応後のスラリーをオートクレーブ内から取り出した。この反応後のスラリーに対して純水を導入しながらスラリー中の水相を濾液として回収することにより、回収される濾液の電気伝導度が20μS/cm以下になるまでベーマイト粒子を洗浄した。洗浄後のベーマイト粒子を気流乾燥してからか焼炉内でか焼し、アルミナ粒子を得た。か焼に際しては、か焼炉内の温度を2℃/分の昇温速度で1050℃にまで加熱して1050℃に3時間保持した。得られたアルミナ粒子を、0.6MPaの粉砕圧でジェットミルを用いて解砕した。最後に、アルミナ粒子を水に分散させて水比分級により、2μm以上のサイズの粗大粒子を除去した。
実施例7
アルミナゾルの添加量を1.2ミリグラムから4.8ミリグラムに変更した以外は実施例6と同様の手順でアルミナ粒子を製造した。
実施例8
アルミナゾルの添加量を1.2ミリグラムから24ミリグラムに変更した以外は実施例6と同様の手順でアルミナ粒子を製造した。
実施例9
アルミナゾルの添加量を1.2ミリグラムから60ミリグラムに変更した以外は実施例6と同様の手順でアルミナ粒子を製造した。
実施例10,11
アルミナゾルの添加量を1.2ミリグラムから240ミリグラムに変更したことと、限外濾過膜を使用したクロスフロー濾過により、水熱反応に供される前のスラリーの電気伝導度を150μS/cmに、またpHを7.0に調整したことと、か焼温度を1050℃から変更したこと以外は実施例6と同様の手順でアルミナ粒子を製造した。なお、実施例10のか焼温度は1030℃、実施例11のか焼温度は1040℃である。
実施例12
アルミナゾルの添加量を1.2ミリグラムから240ミリグラムに変更したことと、限外濾過膜を使用したクロスフロー濾過により、水熱反応に供される前のスラリーの電気伝導度を150μS/cmに、またpHを7.0に調整したこと以外は実施例6と同様の手順でアルミナ粒子を製造した。
実施例13
アルミナゾルの代わりに120ミリグラムの硝酸アルミニウム九水和物を使用した以外は実施例6と同様の手順でアルミナ粒子を製造した。
比較例1
アルミナゾルの代わりに12ミリグラムの硝酸アルミニウム九水和物を使用した以外は実施例6と同様の手順でアルミナ粒子を製造した。
比較例2
アルミナゾルの代わりに240ミリグラムの硝酸アルミニウム九水和物を使用した以外は実施例6と同様の手順でアルミナ粒子を製造した。
比較例3
アルミナゾルの代わりに120ミリグラムの塩化第二鉄を使用した以外は実施例6と同様の手順でアルミナ粒子を製造した。
比較例4
アルミナゾルの添加を省略した以外は実施例6と同様の手順でアルミナ粒子を製造した。
比較例5
平均粒子径が50μmのアルミナ粒子1.2キログラムを分散剤とともに純水1.5キログラムに投入し、アルミナ粒子が純水中に分散したスラリーを調製した。このスラリーを直径8mmのアルミナボール6キログラムとともにポットミルのポットに投入し、ポットミルを70rpmの回転速度で30時間回転させることにより、アルミナ粒子を粉砕した。
比較例6
ポットミルの回転時間を30時間から60時間に変更した以外は比較例5と同様の手順で平均粒子径が50μmのアルミナ粒子を粉砕した。
実施例6〜13及び比較例1〜6の各例で使用した核生成剤の種類と含有量を表2に示す。また、各例において最終的に得られたアルミナ粒子のアスペクト比、α化率、平均一次粒子径及び平均二次粒子径を測定した結果もまた表2に示す。
実施例6〜13及び比較例1〜6の各例において最終的に得られたアルミナ粒子を、硝酸アルミニウム九水和物(研磨促進剤)、グルタミン酸二酢酸四ナトリウム塩(洗浄促進剤)及び過酸化水素(酸化剤)とともに、水に混合して研磨用組成物を調製した。いずれの研磨用組成物の場合も、アルミナ粒子の含有量は1.5質量%、硝酸アルミニウム九水和物の含有量は3g/L、グルタミン酸二酢酸四ナトリウム塩の含有量は0.3g/L、過酸化水素の含有量は13g/Lである。
各研磨用組成物を用いて、直径3.5インチ(≒95mm)の磁気ディスク用無電解ニッケル−リンめっき基板の表面を表3に示す条件で研磨したときの研磨速度を、研磨前後の基板の重量の差に基づいて求めた結果を表2の“研磨速度”欄に示す。
各研磨用組成物を用いて研磨し、その後純水ですすぎ洗浄した後の基板表面におけるスクラッチ数を計測した。具体的には、フナコシ薬品株式会社製の表面検査ランプ“F100Z”の光を基板表面に照射しながら目視でスクラッチ数を計測した。計測されたスクラッチ数が25未満の場合には優(○○)、25以上50未満の場合には良(○)、50以上75未満の場合にはやや不良(×)、75以上100未満の場合には不良(××)、100以上の場合には極めて不良(×××)と評価した結果を表2の“スクラッチ数”欄に示す。
各研磨用組成物を用いて研磨し、その後純水ですすぎ洗浄した後の基板の表面におけるアルミナ粒子の付着の有無を蛍光灯下での目視により観察した。アルミナ粒子の付着が確認されなかった場合には良(○)、アルミナ粒子の付着が確認された場合には不良(×)と評価した結果を表2の“洗浄性”欄に示す。
Figure 2010070449
Figure 2010070449
表1に示す結果からは、水熱反応に供される前のスラリーの電気伝導度及びpHの値が、得られるベーマイト粒子の物性に影響することが分かった。
表2に示す結果からは、核生成剤としてアルミナゾル又は硝酸アルミニウムを使用した場合、中でもアルミナゾルを使用した場合には、平均一次粒子径の比較的小さいアルミナ粒子が得られやすいことが分かった。なお、比較例5,6で得られたアルミナ粒子は、比較的小さい平均一次粒子径を有してはいるものの、スクラッチに関する評価及び異物の付着に関する評価が良好ではなかった。これは、アルミナ粒子の一次粒子の形状が六面体ではないためと考えられる。

Claims (7)

  1. 水酸化アルミニウム粉末を核生成剤とともに水熱反応に供することにより、一次粒子の形状が六面体をなす平均一次粒子径が0.6μm以下のベーマイト粒子を製造することを特徴とするベーマイト粒子の製造方法。
  2. 前記水酸化アルミニウム粉末がギブサイトである請求項1に記載のベーマイト粒子の製造方法。
  3. 前記核生成剤が金属酸化物ゾル又は金属塩である請求項1又は2に記載のベーマイト粒子の製造方法。
  4. 水酸化アルミニウム粉末を核生成剤とともに水熱反応に供する工程は、水酸化アルミニウム粉末及び核生成剤を含有するスラリーを水熱反応に供することにより行われ、前記スラリーのpHは8以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載のベーマイト粒子の製造方法。
  5. 水酸化アルミニウム粉末を核生成剤とともに水熱反応に供する工程は、水酸化アルミニウム粉末及び核生成剤を含有するスラリーを水熱反応に供することにより行われ、前記スラリーの電気伝導度は500μS/cm以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載のベーマイト粒子の製造方法。
  6. 前記水熱反応の結果として得られるベーマイト粒子を含んだ反応後スラリーに対して純水を導入しながら反応後スラリー中の水相を濾液として回収することにより、回収される濾液の電気伝導度が50μS/cm以下になるまでベーマイト粒子を洗浄する工程を備える請求項1〜5のいずれか一項に記載のベーマイト粒子の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の製造方法によって得られるベーマイト粒子を乾燥する工程と、
    乾燥後のベーマイト粒子をか焼してアルミナ粒子を得る工程と、
    得られたアルミナ粒子を解砕する工程と
    を備えることを特徴とするアルミナ粒子の製造方法。
JP2009170196A 2008-08-18 2009-07-21 ベーマイト粒子の製造方法及びアルミナ粒子の製造方法 Active JP5530672B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009170196A JP5530672B2 (ja) 2008-08-18 2009-07-21 ベーマイト粒子の製造方法及びアルミナ粒子の製造方法
TW098125697A TWI461364B (zh) 2008-08-18 2009-07-30 Method for producing boehmite particles and method for producing aluminum particles
US12/542,852 US8226924B2 (en) 2008-08-18 2009-08-18 Method for producing boehmite particles and method for producing alumina particles
MYPI2012000912A MY177651A (en) 2008-08-18 2009-08-18 Method for producing boehmite particles and method for producing alumina particles
EP09168045.4A EP2157052B1 (en) 2008-08-18 2009-08-18 Method for producing boehmite particles and method for producing alumina particles
KR1020090075959A KR101585249B1 (ko) 2008-08-18 2009-08-18 뵈마이트 입자의 제조 방법 및 알루미나 입자의 제조 방법
MYPI20093429 MY151418A (en) 2008-08-18 2009-08-18 Method for producing boehmite particles and method for producing alumina particles
CN200910168548.6A CN101654269B (zh) 2008-08-18 2009-08-18 勃姆石粒子的制造方法以及氧化铝粒子的制造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008210027 2008-08-18
JP2008210027 2008-08-18
JP2009170196A JP5530672B2 (ja) 2008-08-18 2009-07-21 ベーマイト粒子の製造方法及びアルミナ粒子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010070449A true JP2010070449A (ja) 2010-04-02
JP5530672B2 JP5530672B2 (ja) 2014-06-25

Family

ID=41217808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009170196A Active JP5530672B2 (ja) 2008-08-18 2009-07-21 ベーマイト粒子の製造方法及びアルミナ粒子の製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8226924B2 (ja)
EP (1) EP2157052B1 (ja)
JP (1) JP5530672B2 (ja)
KR (1) KR101585249B1 (ja)
CN (1) CN101654269B (ja)
MY (2) MY177651A (ja)
TW (1) TWI461364B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014520064A (ja) * 2011-06-29 2014-08-21 サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド シリカドープしたアルミナ微粒子材料
JP2016501821A (ja) * 2012-12-21 2016-01-21 サン−ゴバン プラコ 石膏ボード用組成物、及びこれを使用した物品の製造方法
WO2023190356A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 株式会社フジミインコーポレーテッド 柱状酸化亜鉛の製造方法および柱状酸化亜鉛

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102627915A (zh) * 2012-03-23 2012-08-08 江苏中晶科技有限公司 高效氧化铝蓝宝石抛光液及其制备方法
US10087081B2 (en) * 2013-03-08 2018-10-02 Ecolab Usa Inc. Process for producing high solids colloidal silica
EP3148936A4 (en) * 2014-05-25 2018-01-24 Shengguo Wang Method and apparatus for producing alumina monohydrate and sol gel abrasive grain
CN104445317B (zh) * 2014-11-12 2016-09-14 中国海洋石油总公司 一种改性拟薄水铝石的制备方法
CN105174293B (zh) * 2015-09-10 2017-11-28 中海油天津化工研究设计院有限公司 一种孔径分布集中的拟薄水铝石的制备方法
CN105603284B (zh) * 2016-01-14 2017-08-25 洛阳三睿宝纳米科技有限公司 一种含纳米级勃姆石的金属陶瓷材料及其制备方法
CN105525161B (zh) * 2016-01-14 2017-08-11 洛阳三睿宝纳米科技有限公司 一种活塞用耐磨超硬铝合金材料及其制备方法
CN105883870A (zh) * 2016-04-25 2016-08-24 齐鲁工业大学 由三水铝石制备一水铝石微晶粉的生产工艺
CN106186011A (zh) * 2016-07-18 2016-12-07 大唐国际发电股份有限公司高铝煤炭资源开发利用研发中心 氧化铝水合物和高温氧化铝的制备方法
CN109065810A (zh) * 2018-08-15 2018-12-21 寿光众新晶体材料有限公司 一种羟基氧化铝浆料的制备方法
JP7145773B2 (ja) * 2019-01-29 2022-10-03 株式会社フジミインコーポレーテッド 被覆粒子
CN109942012B (zh) * 2019-04-26 2021-10-08 山东国瓷功能材料股份有限公司 一种纳米级片状勃姆石及其制备方法
JP7262908B2 (ja) 2019-12-27 2023-04-24 株式会社吉野工業所 繰出し容器
CN113023757A (zh) * 2021-01-27 2021-06-25 三门峡义翔铝业有限公司 一种水热法制备超低钠勃姆石的工艺及超低钠勃姆石
CN113563801A (zh) * 2021-07-26 2021-10-29 杭州智华杰科技有限公司 一种氧化铝抛光粉的制备方法
KR102549502B1 (ko) * 2022-04-15 2023-06-30 케이씨 주식회사 미립 보헤마이트 제조방법
CN116081668B (zh) * 2023-03-06 2023-07-25 成都超纯应用材料有限责任公司 一种勃母石溶胶分散剂、制备方法及其应用

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6469511A (en) * 1987-08-11 1989-03-15 Norton Co Manufacture of fine crystalline boehmite and alumina product
JPH07187666A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Sumitomo Chem Co Ltd ベーマイトの製造方法
JP2007223836A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Taimei Chemicals Co Ltd ベーマイトの製造方法およびベーマイト
JP2007246389A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Nabaltec Ag 微結晶ベーマイトの製造方法及び該製造方法により得られるプラスチックの難燃剤用べーマイト

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6046923A (ja) 1983-08-23 1985-03-14 Mitsubishi Chem Ind Ltd ベ−マイト
US5194243A (en) * 1983-09-22 1993-03-16 Aluminum Company Of America Production of aluminum compound
JPH03277683A (ja) 1990-03-27 1991-12-09 Sumitomo Chem Co Ltd 精密研磨用組成物
US5641469A (en) * 1991-05-28 1997-06-24 Norton Company Production of alpha alumina
JP3160820B2 (ja) 1992-03-24 2001-04-25 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨剤組成物
JP2887023B2 (ja) * 1992-03-30 1999-04-26 ワイケイケイ株式会社 微細板状ベーマイト粒子及びその製造方法
JP3283475B2 (ja) * 1998-09-16 2002-05-20 河合石灰工業株式会社 板状ベーマイト及び板状アルミナ並びにそれらの製造方法
US20050227000A1 (en) * 2004-04-13 2005-10-13 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Surface coating solution
US20040265219A1 (en) * 2002-04-19 2004-12-30 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Seeded boehmite particulate material and methods for forming same
US7422730B2 (en) * 2003-04-02 2008-09-09 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Nanoporous ultrafine α-alumina powders and sol-gel process of preparing same
JP4632022B2 (ja) * 2004-09-08 2011-02-16 日産化学工業株式会社 アルミナ粉末及びアルミナゾルの製造方法γ
US20060104895A1 (en) * 2004-11-18 2006-05-18 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Transitional alumina particulate materials having controlled morphology and processing for forming same
DE102007032820A1 (de) * 2006-07-14 2008-02-21 Sumitomo Chemical Co., Ltd. Nadelförmiges Böhmit und Verfahren zu dessen Herstellung

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6469511A (en) * 1987-08-11 1989-03-15 Norton Co Manufacture of fine crystalline boehmite and alumina product
JPH07187666A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Sumitomo Chem Co Ltd ベーマイトの製造方法
JP2007223836A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Taimei Chemicals Co Ltd ベーマイトの製造方法およびベーマイト
JP2007246389A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Nabaltec Ag 微結晶ベーマイトの製造方法及び該製造方法により得られるプラスチックの難燃剤用べーマイト

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014520064A (ja) * 2011-06-29 2014-08-21 サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド シリカドープしたアルミナ微粒子材料
JP2016501821A (ja) * 2012-12-21 2016-01-21 サン−ゴバン プラコ 石膏ボード用組成物、及びこれを使用した物品の製造方法
WO2023190356A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 株式会社フジミインコーポレーテッド 柱状酸化亜鉛の製造方法および柱状酸化亜鉛

Also Published As

Publication number Publication date
EP2157052A3 (en) 2010-10-27
KR101585249B1 (ko) 2016-01-13
EP2157052B1 (en) 2017-01-11
CN101654269A (zh) 2010-02-24
MY177651A (en) 2020-09-23
CN101654269B (zh) 2014-04-16
US20100040536A1 (en) 2010-02-18
JP5530672B2 (ja) 2014-06-25
EP2157052A2 (en) 2010-02-24
KR20100021986A (ko) 2010-02-26
MY151418A (en) 2014-05-30
TW201022150A (en) 2010-06-16
TWI461364B (zh) 2014-11-21
US8226924B2 (en) 2012-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5530672B2 (ja) ベーマイト粒子の製造方法及びアルミナ粒子の製造方法
TWI417245B (zh) 氧化鋁粒子及含有該氧化鋁粒子之研磨用組成物
US6440187B1 (en) Alumina powder, process for producing the same and polishing composition
JP5385306B2 (ja) セリア材料およびセリア材料を形成する方法
RU2401856C2 (ru) Абразивный порошковый материал и абразивная суспензия для избирательного полирования полупроводниковой подложки и способ полирования
JP5278631B1 (ja) ガラス研磨用複合粒子
JP2003277729A (ja) セリウム系研摩材およびその製造方法
JP2012052121A (ja) セリウム塩の製造方法、酸化セリウム及びセリウム系研磨剤
KR100560223B1 (ko) 고정도 연마용 금속 산화물 분말 및 이의 제조방법
US8580226B2 (en) Synthesis of sodium titanate and ion exchange use thereof
JP2007061989A (ja) 研磨用複合酸化物粒子およびスラリー状研磨材
JP4273920B2 (ja) 酸化セリウム粒子及び多段階焼成による製造方法
JP2008303110A (ja) 低ソーダ微粒水酸化アルミニウム及びその製造方法
JP6876152B2 (ja) 自動車仕上げ組成物に使用されるアルミナ研磨粒子
JP5237542B2 (ja) 酸化セリウム系研摩材
WO2007099799A1 (ja) セリウム系研摩材
JP2011132107A (ja) 酸化セリウム微粒子の製造方法
JP2004175964A (ja) 高純度酸化セリウム研摩材の製造方法及びそれにより得られた高純度酸化セリウム研摩材
JP2015140402A (ja) 遊離砥粒、遊離砥粒研磨用研磨剤及びその製造方法
JP2004043261A (ja) 酸化第二セリウム粉末の製造方法
JP2012236273A (ja) 遊離砥粒研磨用研磨剤及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5530672

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250