JP2010041977A - 両軸受リールのスプール軸支持構造 - Google Patents

両軸受リールのスプール軸支持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】両軸受リールのスプールにおいて、スプール軸の外周面と内輪とが接触する接触面積を減少させるとともに、かつスプールが高速回転した時にスプール軸の振れを防止する。
【解決手段】スプール軸16は、軸部16cと、軸部16cの両端外周部の一部がそれぞれ軸部16cより大径になるように形成された環状の第1大径部16dと、第1大径部16dと間隔をあけて第1大径部16dより外方に配置されスプール4の中心から離反した側の軸部16cの一端外周部の一部が軸部16cより大径になるように形成された環状の第2大径部16eとを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、スプール軸支持構造、特に、両軸受リールのスプールが固定されるスプール軸をリール本体に回転自在に支持する両軸受リールのスプール軸支持構造に関する。
主にルアーフィッシングに用いられるベイトリールと呼ばれる両軸受リールでは、キャスティング距離を伸ばすために、スプールを高速回転させることが望まれている。このような両軸受リールでは、スプールを高速回転させるために、スプール軸の両端部をボールベアリング等の軸受によって支持する際、軸受の内輪とスプール軸との接触摩擦を低減させたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。ここでは、スプール軸の外周面と内輪とが接触する接触面積を減少させることによって、スプール軸と内輪との接触摩擦を低減させており、これによってスプール軸は内輪に対して滑るように相対回転するために、スプールを高速回転させることができる。
実用新案登録第2541679号
前記従来の両軸受リールのスプールでは、スプール軸の外周面と内輪とが接触する接触面積を減少させることによって、キャスティング時にスプールを高速回転させることができる。このようなスプールにおいて、スプールをより高速回転させるためにスプール軸の外周面と内輪とが接触する接触面積をさらに減少させることが考えられる。しかし、スプール軸の外周面と内輪とが接触する接触面積をさらに減少させると、スプールが高速回転した時にスプール軸に振れが発生し、スプールの滑らかな回転を阻害するおそれがある。
本発明の課題は、両軸受リールのスプールにおいて、スプール軸の外周面と内輪とが接触する接触面積を減少させるとともに、かつスプールが高速回転した時にスプール軸の振れを防止することにある。
発明1に係る両軸受リールのスプール軸支持構造は、両軸受リールの糸巻き用のスプールが固定されるスプール軸をリール本体に回転自在に支持する両軸受リールのスプール軸支持構造であって、第1大径部と、第2大径部と、軸受部とを備えている。第1大径部は、少なくともスプールの中心から離反した側のスプール軸の一部が軸部より大径になるように形成される。第2大径部は、第1大径部と間隔をあけて配置され、少なくともスプールの中心から離反した側のスプール軸の一部が軸部より大径になるように形成される。軸受部は、リール本体に外周部が固定され第1大径部及び第2大径部が内周部によって支持される。
このスプール軸支持構造では、スプール軸の第1大径部及び第2大径部の外周部が軸受部の内周部に支持されており、第1大径部及び第2大径部は少なくともスプールの中心から離反した側のスプール軸の一部が軸部より大径になるように形成され、互いに間隔をあけて配置されている。
ここでは、従来のように1つの大径部を設けただけの場合に比して、2つの第1大径部及び第2大径部を間隔をあけて配置することによって、スプール軸の外周面と軸受部の内周面とが接触する接触面積を減少させることができる。さらに、ここでは、2つの第1大径部及び第2大径部を配置することによって、スプール軸を確実に支持することができるので、スプールが高速回転した時にスプール軸の振れを防止することができる。また、ここでは、2つの第1大径部及び第2大径部を設けることによって、1つの大径部を設けてスプール軸を軸方向に幅狭に支持する場合に比して、2つの第1大径部及び第2大径部によってスプール軸を軸方向に幅広に(第1大径部の内側端部から第2大径部の外側端部までの長さの幅で)支持することができるので、たとえばドラグが作用したとき等スプール軸に強い負荷が生じたときでも、スプール軸が撓んでしまうのを防止できる。さらに、ここでは、第1大径部及び第2大径部は、少なくともスプールの中心から離反した側のスプール軸に形成されているので、スプールが高速回転した時にスプール軸が比較的振れやすいスプールの中心から離反した側のスプール軸に第1大径部及び第2大径部を設けることによって、スプール軸の振れを確実に防止することができる。このため、一般に、スプールの中心から離反した側のスプール軸に配置されることが多いピニオンギアの内周部にスプール軸が振れて接触するのを抑えることができるので、スプールの回転性能を損ないにくくなる。
発明2に係るスプール軸支持構造は、発明1のスプール軸支持構造において、第1大径部及び第2大径部は、スプールの中心から離反した側のスプール軸の一端外周部にのみ設けられている。この場合、第1大径部及び第2大径部をスプールの中心から離反した側のスプール軸の2箇所に設けることによって、スプール軸の加工工程を増加させることなく、スプール軸の振れを確実に防止することができる。
発明3に係るスプール軸支持構造は、発明1のスプール軸支持構造において、第1大径部及び第2大径部は、スプール軸の両端外周部のそれぞれに設けられている。この場合、第1大径部及び第2大径部をあわせて4箇所に設けることによって、スプール軸の回転支持がさらに確実になる。
発明4に係るスプール軸支持構造は、発明1から3のいずれかのスプール軸支持構造において、第1大径部及び第2大径部は、スプール軸の軸方向断面が軸受の内周部側に向かって略半円形状となるように突出して形成されている。この場合、第1大径部及び第2大径部の先端部を丸めることによって、スプール軸の外周面と軸受部の内周面とが接触する接触面積をさらに減少させることができる。
発明5に係るスプール軸支持構造は、発明1から3のいずれかのスプール軸支持構造において、第1大径部及び第2大径部は、スプール軸の軸方向断面が軸受の内周部側に向かって略矩形状となるように突出して形成されている。この場合、第1大径部及び第2大径部の加工が容易になる。
発明6に係るスプール軸支持構造は、発明5のスプール軸支持構造において、第1大径部及び第2大径部の矩形状の突出部の角部は、スプール軸の軸方向断面が滑らかに丸められた形状になるように形成されている。この場合、第1大径部及び第2大径部の先端部を丸めることによって、スプール軸の外周面と軸受部の内周面とが接触する接触面積をさらに減少させることができる。
発明7に係るスプール軸支持構造は、発明1から6のいずれかのスプール軸支持構造において、第1大径部及び第2大径部は、軸部と一体成形されている。この場合、第1大径部及び第2大径部が軸部と一体成形されているので、第1大径部及び第2大径部が軸部から離反したり軸受部の内周側の所定の位置からずれてしまうことがなくなる。
発明8に係るスプール軸支持構造は、発明1から6のいずれかのスプール軸支持構造において、第1大径部及び第2大径部は、軸部と別体で形成されている。この場合、たとえばリング状の別部材である第1大径部及び第2大径部を軸部に装着固定することで、第1大径部及び第2大径部と軸部とを異なる材質の部材で形成できる。
発明9に係るスプール軸支持構造は、発明1から8のいずれかのスプール軸支持構造において、軸受部は、リール本体に固定される外輪と、第1大径部及び第2大径部を支持する内輪と、外輪と内輪との間に配置された転動体とを有している。この場合、軸受部は、外輪と、内輪と、転動体とを有するボールベアリングであるので、スプール軸の回転支持を簡素な構成で実現できる。
本発明によれば、両軸受リールのスプールにおいて、スプール軸の第1大径部及び第2大径部の外周部が軸受部の内周部に支持されており、第1大径部及び第2大径部はスプール軸の一部が軸部より大径になるように形成され、互いに間隔をあけて配置されているので、スプール軸の外周面と軸受部の内周面とが接触する接触面積を減少でき、かつスプールが高速回転した時にスプール軸の振れを防止できる。
本発明の一実施形態を採用した両軸受リールは、図1に示すように、ロープロフィール型の両軸受リールであって、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3とを備えている。
リール本体1は、図1及び図2に示すように、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバー6及び第2側カバー7とを有している。フレーム5は、所定の間隔をあけて互いに対向するように配置された一対の第1側板8及び第2側板9とを有している。
フレーム5内には、図2に示すように、外周に釣り糸を巻き取るスプール4が配置されており、スプール4の内周部には、スプール軸16が貫通し、相対回転不能に固定されている。スプール軸16は、図2に示すように、一端(図2左側)が第1側板8に配置された第1軸受30aによって回転自在に支持され、他端(図2右側)が第2側板9を貫通して第2側カバー7に配置された第2軸受30bによって回転自在に支持されている。スプール軸16の一端側(図2左側)の第1端部16aは、第1側板8に配置された摩擦プレート40に接触するように配置され、他端側(図2右側)の第2端部16bは、第2側カバー7に取り付けられるキャップ部材41に配置された摩擦プレート40に接触するように配置されている。第1端部16a及び第2端部16bは、それぞれ軸方向外方に向かって縮径するように形成されており、その先端部分は滑らかに丸められた形状に形成されている。
スプール軸16は、図2に示すように、第1側板8から第2側板9を貫通し第2側カバー7まで棒状に延びる円柱状の軸部16cと、軸部16cの両端外周部の一部がそれぞれ軸部16cより大径になるように形成された環状の第1大径部16dと、第1大径部16dと間隔をあけて第1大径部16dより外方に配置されスプール4の中心から離反した側(図2右側)の軸部16cの一端外周部の一部が軸部16cより大径になるように形成された環状の第2大径部16eとを備えている。
軸部16cは、第1軸受30aに支持される小径の第1軸部16fと、第1軸部16fより大径に形成されスプール4の内周部に固定される第2軸部16gと、第2軸部16gと同径部分とかつ小径部分とを有しハンドル2の回転が伝達されるピニオンギア32の内周部に固定される第3軸部16hと、第3軸部16hの小径部分より小径に形成され第2軸受30bによって支持される第4軸部16iとを備えている。第1軸部16f及び第4軸部16iは、略同径になるように形成されており、このため、第1軸受30a及び第2軸受30bの内径も略同径になるように形成されている。第1軸部16f、第2軸部16g、第3軸部16h及び第4軸部16iは、ステンレス合金を切削加工することにより一体的に形成されている。
第1大径部16dは、図2に示すように、スプール軸16の両端の第1軸部16f及び第4軸部16i外周部に2箇所設けられており、第2大径部16eは、スプール4の中心から離反した側(図2右側)のスプール軸16の一端の第4軸部16i外周部に1箇所設けられており、第1大径部16d及び第2大径部16eあわせて3箇所に設けられている。
第1大径部16d及び第2大径部16eは、図3及び図4に示すように、スプール4の中心から離反した側の第4軸部16iより大径になるように一体成形された環状部である。第1大径部16dは、内側(スプール4側)に配置され、第2大径部16eは第1大径部16dの外側(第1側板8側または第2側カバー7側)に間隔をあけて配置されている。第1大径部16d及び第2大径部16eは、スプール4の中心から離反した側の第4軸部16iと一体成形されており、第1軸部16f、第2軸部16g、第3軸部16h及び第4軸部16iを切削加工する際に同時に切削加工される。
第1大径部16d及び第2大径部16eは、図3及び図4に示すように、スプール軸16の軸方向断面が第2軸受30bの内周部側に向かって略矩形状となるように径方向外方に突出して形成されている。第1大径部16d及び第2大径部16eの矩形状の突出部の角部は、スプール軸16の軸方向断面が突出方向に向かって滑らかに丸められた形状になるように形成されている。なお、第1大径部16d及び第2大径部16eは、同一形状になるように形成されており、すなわち3つの第1大径部16d及び第2大径部16eは、全て同一形状である。
第1大径部16d及び第2大径部16eの外径は、図3及び図4に示すように、第2軸部16g及び第3軸部16hの外径と略同一または第2軸部16g及び第3軸部16hの外径以下となっている。ここでは、第1大径部16d及び第2大径部16eの外径は、第3軸部16hと略同径となっており、第1軸部16f及び第4軸部16iの外径の110%程度の外径となっている。
第1軸受30a及び第2軸受30bは、図2及び図3に示すように、第1側板8及び第2側カバー7に固定される外輪30cと、第1大径部16d及び第2大径部16eを支持する内輪30dと、外輪30cと内輪30dとの間に配置された鋼球30eとを有するボールベアリングである。内輪30dは、第1大径部16d及び第2大径部16eが、内輪30dの中心に対して軸方向に左右対称な位置に配置されるように、装着される。第1大径部16d及び第2大径部16eの軸方向長さは、それぞれ内輪30dの軸方向長さの20%以下になるように幅狭になるように形成されている。また、第1大径部16d及び第2大径部16eの軸方向の間隔は、内輪30dの軸方向長さの50%以上になるように形成されている。
第2側カバー7の側部には、図2に示すように、外方に突出した筒状のボス部7aが一体成形されており、ボス部7aは、外周部に形成された雄ねじ部7bと、内周部に形成された貫通孔7cと、貫通孔7cの内周部に形成され第2軸受30bが装着される装着凹部7dと、貫通孔7cの内周部の軸方向外方に装着凹部7dより深溝になるように形成された装着溝部7eとを有している。また、ボス部7aには、スプール4回転時の抵抗力を調節するためのキャスティングコントロール機構20のキャップ部材41が着脱可能に装着されている。
キャスティングコントロール機構20は、図2に示すように、スプール4回転時の抵抗力を調節するための機構であり、スプール軸16の両端部に接触するように配置された複数の摩擦プレート40と、第2側カバー7のボス部7aに着脱可能に装着され摩擦プレート40をスプール軸16の両端部に圧接することにより摩擦力を調整するキャップ部材41と、キャップ部材41と第2軸受30bとの間に付勢力をもってボス部7aに装着固定され第2軸受30bのボス部7aに対する抜け止め及びキャップ部材41の回転規制を行うためのばね部材42とを有している。
この両軸受リールでは、スプール軸16の第1大径部16d及び第2大径部16eの外周部が第2軸受30bの内周部に支持されている。第1大径部16d及び第2大径部16eは、スプール4の中心から離反した側の第4軸部16iの一部が軸部16cより大径になるように形成され、互いに間隔をあけて配置されている。ここでは、2つの第1大径部16d及び第2大径部16eを間隔をあけて配置することによって、スプール軸16の外周面と第2軸受30bの内周面とが接触する接触面積を減少させることができる。また、ここでは、2つの第1大径部16d及び第2大径部16eを設けることによって、1つの大径部を設けてスプール軸16を軸方向に幅狭に支持する場合に比して、2つの第1大径部16d及び第2大径部16eによってスプール軸16を軸方向に幅広に(第1大径部の16d内側(図3左側)端部から第2大径部16eの外側(図3右側)端部までの長さの幅で)支持することができるので、ドラグが作用したとき等スプール軸16に強い負荷が生じたときでも、スプール軸16が撓んでしまうのを防止することができる。さらに、ここでは、2つの第1大径部16d及び第2大径部16eを配置することによって、スプール軸16を確実に支持することができるので、スプール4が高速回転した時にスプール軸16の振れを確実に防止することができる。さらに、ここでは、スプール4の中心から近接した側の第1軸部16fに第1大径部16dのみを設け、スプール4が高速回転した時にスプール軸16が比較的振れやすいスプール4の中心から離反した側の第4軸部16iに第1大径部16d及び第2大径部16eを設けることによって、スプール軸16の加工工程を増加させることなく、スプール軸16の振れを確実に防止することができる。このため、スプール4の中心から離反した側のスプール軸16に配置されたピニオンギア32の内周部にスプール軸16が振れて接触するのを抑えることができるので、スプール4の回転性能を損ないにくくなる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、両軸受リールのスプールとして、ロープロフィール型の両軸受リールを例にあげて説明したが、これに限定されるものではなく、たとえば丸型の両軸受リールにも本発明を適用できる。
(b) 前記実施形態では、第1大径部16d及び第2大径部16eは、スプール軸16の軸方向断面が第2軸受30bの内周部側に向かって略矩形状となるように径方向外方に突出して形成されていたが、図5及び図6に示すように、スプール軸16の軸方向断面が第2軸受30bの内周部側に向かって略半円形状となるように第1大径部16d及び第2大径部16eを形成してもよい。
(c) 前記実施形態では、第1大径部16d及び第2大径部16eは、第4軸部16iより大径になるように一体成形されていたが、第1大径部16d及び第2大径部16eを第4軸部16iと別体で形成してもよい。
(d) 第1大径部16d及び第2大径部16eや、第1軸受30a及び第2軸受30bの寸法は、前記実施形態に限定されるものではない。
(e) 前記実施形態では、第1大径部16d及び第2大径部16eは、スプール軸16の第1軸部16f及び第4軸部16iのうちスプール4の中心から離反した側の第4軸部16i外周部に2箇所設けられていたが、図7に示すように、第1大径部16d及び第2大径部16eを、スプール軸16の両端の第1軸部16f及び第4軸部16i外周部に2箇所ずつ設ける構成にしてもよい。ここでは、第1大径部16d及び第2大径部16eをあわせて4箇所に設けることによって、スプール軸16の回転支持をさらに確実にすることができる。
本発明の一実施形態による両軸受リールの平面図。 前記両軸受リールの平面断面図。 前記両軸受リールのスプール支持部分の拡大断面図。 前記スプール支持部分の拡大斜視図。 他の実施形態の図3に相当する図。 他の実施形態の図4に相当する図。 他の実施形態の図2に相当する図。
符号の説明
1 リール本体
2 ハンドル
3 スタードラグ
4 スプール
5 フレーム
6 第1側カバー
7 第2側カバー
7a ボス部
7b 雄ねじ部
7c 貫通孔
7d 装着凹部
7e 装着溝部
8 第1側板
9 第2側板
16 スプール軸
16a 第1端部
16b 第2端部
16c 軸部
16d 第1大径部
16e 第2大径部
16f 第1軸部
16g 第2軸部
16h 第3軸部
16i 第4軸部
30a 第1軸受
30b 第2軸受
30c 外輪
30d 内輪
30e 鋼球

Claims (9)

  1. 両軸受リールの糸巻き用のスプールが固定されるスプール軸をリール本体に回転自在に支持する両軸受リールのスプール軸支持構造であって、
    少なくとも前記スプールの中心から離反した側の前記スプール軸の一部が軸部より大径になるように形成された第1大径部と、
    前記第1大径部と間隔をあけて配置され、少なくとも前記スプールの中心から離反した側の前記スプール軸の一部が前記軸部より大径になるように形成された第2大径部と、
    前記リール本体に外周部が固定され、前記第1大径部及び前記第2大径部が内周部によって支持される軸受部と、
    を備えた両軸受リールのスプール軸支持構造。
  2. 前記第1大径部及び前記第2大径部は、前記スプールの中心から離反した側の前記スプール軸の一端外周部にのみ設けられている、請求項1に記載の両軸受リールのスプール軸支持構造。
  3. 前記第1大径部及び前記第2大径部は、前記スプール軸の両端外周部のそれぞれに設けられている、請求項1に記載の両軸受リールのスプール軸支持構造。
  4. 前記第1大径部及び前記第2大径部は、前記スプール軸の軸方向断面が前記軸受の内周部側に向かって略半円形状となるように突出して形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール軸支持構造。
  5. 前記第1大径部及び前記第2大径部は、前記スプール軸の軸方向断面が前記軸受の内周部側に向かって略矩形状となるように突出して形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール軸支持構造。
  6. 前記第1大径部及び前記第2大径部の矩形状の突出部の角部は、前記スプール軸の軸方向断面が滑らかに丸められた形状になるように形成されている、請求項5に記載の両軸受リールのスプール軸支持構造。
  7. 前記第1大径部及び前記第2大径部は、前記軸部と一体成形されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール軸支持構造。
  8. 前記第1大径部及び前記第2大径部は、前記軸部と別体で形成されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール軸支持構造。
  9. 前記軸受部は、前記リール本体に固定される外輪と、前記第1大径部及び前記第2大径部を支持する内輪と、前記外輪と前記内輪との間に配置された転動体とを有している、請求項1から8のいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール軸支持構造。
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