JP2010039954A - 坂道検出方法及び坂道検出装置 - Google Patents

坂道検出方法及び坂道検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】坂道の有無を高い精度で検出する坂道検出方法及び坂道検出装置を提供する。
【解決手段】所定の頻度で気圧計から気圧データを取得する気圧測定ステップと、所定の単位走行距離ごとに前記気圧データから高度を算出し、前回算出した高度との差異から、前記単位走行距離における勾配を算出する勾配算出ステップと、前記単位走行距離ごとに算出された前記勾配が、所定回数以上、連続して所定範囲内にある場合、坂道と判定して坂道信号を出力する坂道検出ステップと、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、トラック等の車両の運行管理に係る坂道情報を提供するための坂道検出方法及び坂道検出装置に関する。
環境保護の観点や最近の燃料費高騰の影響を受けて、自動車の経済的な運転が重要視されている。特に、トラック等による輸送を業務とする運輸業などでは、走行距離や燃料消費量を追跡し、運転手に省エネ運転を励行させて経費節減を図る厳重な運行管理が行われている。また、急激な加速やエンジンの空ふかしなど、非経済的な運転状態を検知して警報等で報知する運行管理システムも提案されている。
従来、一般的な運行管理では、低燃費運転のためエンジンの回転数が所定数を超過しないように上限を設定し、その遵守状況で運転者の評価が行われていた。しかし、坂道では上り下りのいずれにおいてもエンジンの回転数が上昇し、予め設定した回転数を上回ってしまう場合があり、無用の報知がなされるという問題や、不可避的な状況であるにもかかわらず運転者が不当に評価されるという問題があった。
そこで、走行距離と燃料消費量だけを判断材料とする画一的な運行管理や運転手評価を改善するため、坂道などの路面状況を反映した適切な報知を行う車両の運行管理システムまたは運行管理方法が提案されている(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。
例えば、特許文献1に開示された運行管理システムは、高価な重量センサを使用することなく、車速と燃料噴射時間の関係から車両重量を算出し、また気圧計から車両(坂道)の勾配を算出すること等によって車両の走行状態を的確に把握しながら、運転者に省エネ運転のための報知を行うものである。
また、特許文献2に開示された運行管理方法は、車両の重量、車速、傾斜など、車両状態に応じた適切な燃料消費率を予め把握しておき、走行状態がこれから外れる場合に報知を行うものである。
特開2004−46439号公報(第3頁−第6頁、図1) 特開2004−29000号公報(第14頁−第23頁、図1)
しかしながら、上記に開示された従来の運行管理システムまたは運行管理方法では、気圧計の計測に係る精度、つまり坂道の検出精度が低いという問題があった。具体的には、車両の室内に気圧計(を含む運行管理システムに係る装置)を載置している場合、走行中の窓ガラスの上げ下げ時、窓ガラスを全開しての走行中における対向車とのすれ違い時やトンネル通過時、などには気圧指示が大きく変化する。
また、従来例では、高度は測定した気圧値から一意に算出され、走行開始時(前回計測時)の高度との差から傾斜を算出するため、計測時に一時的に異常な気圧が測定された場合、正しい坂道検出が行えず、適切な運行管理や運転手評価を行うことができない。走行中の路面の状況が正しく把握されていること、即ち、坂道検出が高い精度で行われることが運行管理や運転手評価において重要となる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の運行管理や運転評価に重要な情報となる坂道の有無を高い精度で検出する坂道検出方法及び坂道検出装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る坂道検出方法は、下記(1)〜(5)を特徴としている。
(1) 気圧センサから取得した気圧データに基づいて、所定の単位走行距離を走行するごとに高度を算出する高度算出ステップと、
前回の前記高度算出ステップにて算出した高度と今回の前記算出ステップにて算出した高度の差と、前記単位走行距離と、に基づいて、走行中の路面の勾配を算出する勾配算出ステップと、
前記勾配算出ステップにて前記勾配を算出した回数をカウントし、該勾配が所定回数、連続して所定範囲内にある場合、走行中の路面が坂道であると判定する坂道検出ステップと、
を有すること。
(2) 上記(1)の構成の坂道検出方法であって、
前記坂道検出ステップにて、前記勾配算出ステップにて算出した前記勾配が前記所定回数目のみ前記所定範囲内になかった場合であって、次回の前記勾配算出ステップにて算出する前記勾配が前記所定範囲内にあるとき、走行中の路面が坂道であると判定する、
こと。
(3) 上記(2)の構成の坂道検出方法であって、
前記坂道検出ステップにて、次回の前記勾配算出ステップにて算出する前記勾配が前記所定範囲内にあり、且つ、過去の前記所定回数分の前記勾配算出ステップにて算出した前記勾配の平均値が前記所定範囲内にある場合、走行中の路面が坂道であると判定する、
こと。
(4) 上記(1)〜(3)の構成の坂道検出方法であって、
前記坂道検出ステップにて、前記勾配算出ステップにて算出した前記勾配が前記所定範囲の上限値よりも大きい場合、前記所定回数にカウントしないこと。
(5) 上記(1)〜(4)の構成の坂道検出方法であって、
前記坂道検出ステップにて、走行中の路面が坂道であると判定した場合、該判定した時点以降の前記所定範囲を変更すること。
上記(1)の構成の坂道検出方法によれば、複数回に渡って勾配の傾向を把握して坂道判定を行うので、高い精度で坂道の検出を行うことができる。
また、上記(2)の構成の坂道検出方法によれば、測定時にたまたま気圧指示が瞬間的に大きく変化したような場合、その次の測定までモニターしてから判定を行うため、高い精度で坂道の検出を行うことができる。
また、上記(3)の構成の坂道検出方法によれば、測定時にたまたま気圧指示が瞬間的に大きく変化したような場合、その次の測定までモニターしてから判定を行うため、高い精度で坂道の検出を行うことができる。
また、上記(4)の構成の坂道検出方法によれば、気圧の乱れによって検出され得る急峻な勾配をノイズとしてカットするため、高い精度で坂道の検出を行うことができる。
また、上記(5)の構成の坂道検出方法によれば、比較的長い坂道を的確に検出することができるなど、柔軟な坂道検出が行える。
また、前述した目的を達成するために、本発明に係る坂道検出装置は、下記(6)〜(10)を特徴としている。
(6) 気圧センサと、
前記気圧センサから入力した気圧データに基づいて、走行中の路面が坂道であるか否かを判別する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記気圧センサから取得した気圧データに基づいて、所定の単位走行距離を走行するごとに高度を算出し、前回算出した高度と今回算出した高度の差と、前記単位走行距離と、に基づいて、走行中の路面の勾配を算出し、前記勾配を算出した回数をカウントし、該勾配が所定回数、連続して所定範囲内にある場合、走行中の路面が坂道であると判定する、
こと。
(7) 上記(6)の構成の坂道検出装置であって、
前記制御部は、算出した前記勾配が前記所定回数目のみ前記所定範囲内になかった場合であって、次回算出する前記勾配が前記所定範囲内にあるとき、走行中の路面が坂道であると判定する、
こと。
(8) 上記(7)の構成の坂道検出装置であって、
前記制御部は、次回算出する前記勾配が前記所定範囲内にあり、且つ、過去の前記所定回数分算出した前記勾配の平均値が前記所定範囲内にある場合、走行中の路面が坂道であると判定する、
こと。
(9) 上記(6)〜(8)の構成の坂道検出装置であって、
前記制御部は、算出した前記勾配が前記所定範囲の上限値よりも大きい場合、前記所定回数にカウントしないこと。
(10) 上記(6)〜(9)の構成の坂道検出装置であって、
前記制御部は、走行中の路面が坂道であると判定した場合、該判定した時点以降の前記所定範囲を変更すること。
上記(6)の構成の坂道検出装置によれば、複数回に渡って勾配の傾向を把握して坂道判定を行うので、高い精度で坂道の検出を行うことができる。
また、上記(7)の構成の坂道検出装置によれば、測定時にたまたま気圧指示が瞬間的に大きく変化したような場合、その次の測定までモニターしてから判定を行うため、高い精度で坂道の検出を行うことができる。
また、上記(8)の構成の坂道検出装置によれば、測定時にたまたま気圧指示が瞬間的に大きく変化したような場合、その次の測定までモニターしてから判定を行うため、高い精度で坂道の検出を行うことができる。
また、上記(9)の構成の坂道検出装置によれば、気圧の乱れによって検出され得る急峻な勾配をノイズとしてカットするため、高い精度で坂道の検出を行うことができる。
また、上記(10)の構成の坂道検出装置によれば、比較的長い坂道を的確に検出することができるなど、柔軟な坂道検出が行える。
本発明によれば、計測を行う周囲の環境が瞬間的に大きく変動した場合でも、高い精度で坂道の検出を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における坂道検出装置の回路ブロック図である。坂道検出装置は、主に、CPU1、EEPROM2、気圧センサ3、などで構成される。CPU1は、坂道検出装置の動作全般を統括する制御部である。EEPROM2は、CPU1を動作させるためのプログラムや計測用データ等を格納する。気圧センサ3は、走行中の車両周辺の気圧Pを所定間隔で測定する。尚、本実施の形態では、約0.5秒間隔で気圧測定を行い、
H=44.33km×[1−(P/101325Pa)0.19
で示される式により一意に算出される高度値Hとして過去の所定回数分のデータが記憶される。
また、CPU1は、電源回路4を介して入力されるIGN(イグニッション)信号5や、インターフェース回路6を介して入力される車速センサからのspeed信号7を取得して、坂道検出の動作開始や各種演算を行う。更に、インターフェース回路8、9を介して、坂道の上り検出信号10、下り検出信号11の出力を行う。
次に、上記構成の坂道検出装置の坂道検出動作について説明する。
図2は、本発明の実施の形態における坂道検出装置の坂道検出動作手順を示すフローチャートである。イグニッション信号ON後、CPU1は、速度信号入力処理を開始する(ステップS101)。speed信号のパルスカウントを開始する際、はじめに、気圧センサ3からの測定値に基づいて初期の高度値を算出する。高度値は、所定間隔で測定される複数の値の平均値を用いることが好ましい。
次に、CPU1は、入力されたパルス数をカウントして走行距離を算出する(ステップS102)。本実施の形態では、後述するように単位走行距離として約50mごとに高度値の算出を行うよう設定しており、8パルス/1回転の車速センサ(637rpm)で254Pulseをカウントする毎に高度算出処理を行う。所定のパルスカウントを完了するると、CPU1は、上記方法で算出した直前3回分の高度値の平均値を当該50m走行時点での高度値として記憶する。尚、本実施の形態では3回としたが、直前何回分の高度値を参照するかは適宜決定してよく、使用者が自在に設定できることが好ましい。
次に、CPU1は、勾配判定処理を行う(ステップS103)。ここで勾配とは、単位走行距離ごとに算出した高度値の変化量を単位走行距離の50mで除した値(%)である。尚、本実施の形態では、2.5%を坂道判定の閾値として設定した。つまり、上り又は下りの勾配が2.5%に満たない場合、その勾配は坂道ではなく自然に発生しうる路面の起伏の範囲であると判定する。これは、法規で定義される一般の坂道の他、陸橋などのような短い坂道でも確実に検出できるように単位走行距離50mに合わせて設定したものである。但し、上記の閾値はこれに限定されるものではなく、適宜設定してよい。また、使用者が自在に設定できることが好ましい。実際、本実施の形態では、2つのダイヤル12、13によって上りと下りの勾配の閾値をそれぞれ1.0〜4.0%の範囲で設定できる。
本実施の形態における坂道検出方法の特徴は、過去に算出した勾配が3回連続して同一方向への勾配である場合に坂道であると判定することである。例えば、勾配が、上り−上り−上りである場合に初めて上り坂であると判定する。また、勾配が、下り−下り−下りである場合には下り坂であると判定する。
図3は、勾配判定処理の詳細手順を示すフローチャートである。はじめに、CPU1は、L(m)走行時点での高度差AについてA>0であるか否かを判断する(ステップS201)。A>0の場合は上りの勾配が、A<0の場合は下りの勾配があると判断される。
次に、このL(m)における高度差AがH(m)より大きいか否かを判断する(ステップS202)。Hとは、予め設定した「坂道」の勾配の閾値(%)から算出される単位走行距離あたりの高度差である。本実施の形態では、閾値を2.5%に設定しているので、単位走行距離50mにおける高度差Hは、2.5(%)×50(m)=1.25(m)となる。従って、単位走行距離あたりの高度差が+1.25m以上である場合、この勾配は「上り坂」であると判定される。
尚、勾配3%の例で図15に示すように、本来、勾配=高度差/水平距離であるが、水平距離と実際の斜面の走行距離はほぼ同じとみなすことができるので、走行距離から勾配を算出している。
高度差AがH(m)より大きい場合(ステップS202のYes)、上り勾配の連続数を示す「上りカウント」を+1とする(ステップS203)。次に、上りカウントが2であるか否かを判断し(ステップS204)、上りカウント=2の場合、更に、次の単位走行距離(L)について高度差AがH(m)以上であるか否かの判定を行う(ステップS205)。A>Hである場合(ステップS205のYes)、上りカウント=3で、上り勾配が3回連続したこととなるので(ステップS206)、CPU1は、上り坂道検出信号を出力する(ステップS207)。その後、カウントを0にリセットして再度上述の処理を繰り返すことになる。
一方、3回目の単位走行距離の高度差がA>Hでなかった場合(ステップS205のNo)、即ち、所定の上り勾配でなかった場合、CPU1は、次回の単位走行距離のモニタリング処理を行う(ステップS208)。これは、上り勾配が2回連続した直後に1回だけ「上り」の勾配が検出されない場合があっても、それをそのまま反映させるのではなく、次の単位走行距離までモニターして精度の高い坂道判定を行おうとするものである。
図4は、次回の単位走行距離のモニタリング処理の処理手順を示すフローチャートである。はじめに、今回(3回目の単位走行距離の高度差が上り勾配にならなかったその次の単位走行距離走行後)の高度値((4)と称する)と前々回の高度値((2)と称する)の高度差が0より大きく(即ち、|(4)−(2)|>0)、また、今回の高度値と前回の高度値((3)と称する)の高度差が0より大きく(即ち、|(4)−(3)|>0)、且つ、今回と前々々回((1)と称する)の高度差が、「坂道」として設定した所定の勾配に係る高度差の3倍以上(即ち、|(4)−(1)|>H×3)であるか否かを判定する(ステップS301)。
上記の条件を満足する場合(ステップS301のYes)、CPU1は、上りカウント=3として、上り坂道検出信号を出力する(ステップS302)。図5は、単位走行距離(L)走行ごとの高度変化例を模式的に示した図であるが、図5(a)は、上記の走行状況を示している。即ち、3回目の勾配は「上り」ではなかったが、4回目の勾配が「上り」であり、且つ、過去3回分の高度差が、「坂道」の閾値として設定した高度差の3倍以上であるため、上り坂道と判定した。
上記条件を満たさない場合(ステップS301のNo)、次に、前回と前々回の高度差が下り方向にH以上で(即ち、|(3)−(2)|≧H)、且つ、今回と前回の高度差が下り方向にH以上(即ち、|(4)−(3)|≧H)であるか否かを判定する(ステップS303)。
上記の条件を満足する場合(ステップS303のYes)、CPU1は、下りカウント=2として、次のL(m)についての判定へ移行する(ステップS304)。図5(b)は、上記の走行状況を示している。即ち、2回の上り勾配が続いたが、その後、3回目と4回目が連続して「下り」の勾配となったため、下りカウントを2とし、坂道の判断を次の判定で行うようにした。
上記条件を満たさない場合(ステップS303のNo)、次に、今回と前回の高度差のみが下り方向にH以上(即ち、|(4)−(3)|≧H)であるか否かを判定する(ステップS305)。
上記の条件を満足する場合(ステップS305のYes)、CPU1は、下りカウント=1として、次のL(m)についての判定へ移行する(ステップS306)。図5(c)は、上記の走行状況を示している。即ち、2回の上り勾配が続いたが、その後3回目は勾配が小さく、次の4回目で「下り」の勾配となったため、下りカウントを1として坂道の判断を以降の判定に持ち越した。
上記条件を満たさない場合(ステップS305のNo)、2回の上り勾配が続いたが、その後勾配の小さい状態が連続したと判断されるため、カウントをリセットし、次の単位走行距離の判定へ移行する(ステップS307)。
図3のフローチャートに戻り、ステップS202においてA>Hでない場合、また、ステップS204において上りカウント=2でない場合、まだ坂道の判断が行えず、次の単位走行距離(L)について高度差の判定を行うため(ステップS209)、ステップS201へ移行する。
一方、ステップS201でA>0でない場合、下りの勾配について同様の判断を行う。はじめに、A×(−1)→Aとする処理を行う(ステップS210)。これは、下りの勾配の高度差(負の値)についてその絶対値で判定を行うためである。
次に、単位走行距離L(m)についてのAがH(m)より大きいか否かを判断する(ステップS211)。A(絶対値)がHより大きい場合(ステップS211のYes)、下り勾配の連続数を示す「下りカウント」を+1とする(ステップS212)。次に、下りカウントが2であるか否かを判断し(ステップS213)、下りカウント=2の場合、更に、次の単位走行距離(L)についてA(絶対値)がH(m)以上であるか否かの判定を行う(ステップS214)。高度差Aが下り方向にHより大きい場合(ステップS214のYes)、下りカウント=3で、下り勾配が3回連続したこととなるので(ステップS215)、CPU1は、下り坂道検出信号を出力する(ステップS216)。その後、カウントを0にリセットして再度上述の処理を繰り返すことになる。
一方、3回目の単位走行距離についてA>H(Aは絶対値)でなかった場合(ステップS214のNo)、即ち、所定の下り勾配でなかった場合、CPU1は、次回の単位走行距離のモニタリング処理を行う(ステップS217)。これは、下り勾配が2回連続した直後に1回だけ「下り」の勾配が検出されない場合があっても、それをそのまま反映させるのではなく、次の単位走行距離までモニターして精度の高い坂道判定を行おうとするものである。
図6は、次回の単位走行距離のモニタリング処理の処理手順を示すフローチャートである。はじめに、今回(3回目の単位走行距離の高度差が下り勾配にならなかったその次の単位走行距離走行後)の高度値((4)と称する)と前々回の高度値((2)と称する)の高度差(絶対値)が0より大きく(即ち、|(4)−(2)|>0)、また、今回の高度値と前回の高度値((3)と称する)の高度差(絶対値)が0より大きく(即ち、|(4)−(3)|>0)、且つ、今回と前々々回((1)と称する)の高度差(絶対値)が、「坂道」として設定した所定の勾配に係る高度差の3倍以上(即ち、|(4)−(1)|>H×3)であるか否かを判定する(ステップS401)。
上記の条件を満足する場合(ステップS401のYes)、CPU1は、下りカウント=3として、下り坂道検出信号を出力する(ステップS402)。図7は、単位走行距離(L)走行ごとの高度変化例を模式的に示した図であるが、図7(a)は、上記の走行状況を示している。即ち、3回目の勾配は「下り」ではなかったが、4回目の勾配が「下り」であり、且つ、過去3回分の高度差が、「坂道」の閾値として設定した高度差の3倍以上であるため、下り坂道と判定した。
上記条件を満たさない場合(ステップS401のNo)、次に、前回と前々回の高度差が上り方向にH以上で(即ち、(3)−(2)≧H)、且つ、今回と前回の高度差が上り方向にH以上(即ち、(4)−(3)≧0)であるか否かを判定する(ステップS403)。
上記の条件を満足する場合(ステップS403のYes)、CPU1は、上りカウント=2として、次のL(m)についての判定へ移行する(ステップS404)。図7(b)は、上記の走行状況を示している。即ち、2回の下り勾配が続いたが、その後、3回目と4回目が連続して「上り」の勾配となったため、上りカウントを2とし、坂道の判断を次の判定で行うようにした。
上記条件を満たさない場合(ステップS403のNo)、次に、今回と前回の高度差のみが上り方向にH以上(即ち、(4)−(3)≧0)であるか否かを判定する(ステップS405)。
上記の条件を満足する場合(ステップS405のYes)、CPU1は、上りカウント=1として、次のL(m)についての判定へ移行する(ステップS406)。図7(c)は、上記の走行状況を示している。即ち、2回の下り勾配が続いたが、その後3回目は勾配が小さく、次の4回目で「上り」の勾配となったため、上りカウントを1として坂道の判断を以降の判定に持ち越した。
上記条件を満たさない場合(ステップS405のNo)、2回の下り勾配が続いたが、その後勾配の小さい状態が連続したと判断されるため、カウントをリセットし、次の単位走行距離の判定へ移行する(ステップS407)。
図3のフローチャートに戻り、ステップS211においてA>Hでない場合、また、ステップS213において下りカウント=2でない場合、まだ坂道の判断が行えず、次の単位走行距離(L)について高度差の判定を行うため(ステップS218)、ステップS201へ移行する。以上で勾配判定処理が終了する。
図2のフローチャートに戻り、勾配判定処理(ステップS103)によって同一方向への勾配が3回以上連続した場合、上りまたは下りの坂道検出信号が出力されるが、その後坂道が継続するか否かは坂道判定処理によって行われる(ステップS104)。
図8は、坂道判定処理の詳細手順を示すフローチャートである。はじめに、CPU1は、L(m)走行時点での高度差AについてA>0であるか否かを判断する(ステップS501)。A>0の場合は上りの勾配が、A<0の場合は下りの勾配があると判断される。次に、このL(m)における高度差AがH(m)より大きいか否かを判断する(ステップS502)。
高度差A>Hである場合(ステップS502のYes)、CPU1は、現在、上り坂道検出信号を出力中であるか否かを判断し(ステップS503)、出力中であれば上り坂道検出信号の出力を継続する(ステップS504)。一方、上り坂道検出信号の出力中でない場合(ステップS503のNo)、次に、下り坂道検出信号を出力中であるか否かを判定する(ステップS507)。出力中でない場合、上りカウントを+1して(ステップS508)、次の単位走行距離(L)についての高度差の判定を行うため(ステップS509)、ステップS501へ移行する。
一方、高度差A>Hでない場合(ステップS502のNo)、CPU1は、現在、上り坂道検出信号を出力中であるか否かを判断し(ステップS505)、出力中であれば次回の単位走行距離のモニタリング処理を行う(ステップS506)。これは、上り坂道検出信号出力中に1回だけ「上り」の勾配が検出されない場合があっても、それをそのまま反映させるのではなく、次の単位走行距離までモニターして精度の高い坂道判定を行おうとするものである。
図9は、次回の単位走行距離のモニタリング処理の処理手順を示すフローチャートである。はじめに、今回(上り坂道検出信号出力中に単位走行距離の高度差が上り勾配にならなかったその次の単位走行距離走行後)の高度値((8)と称する)と前々回の高度値((6)と称する)の高度差が0より大きく(即ち、|(8)−(6)|>0)、また、今回の高度値と前回の高度値((7)と称する)の高度差が0より大きく(即ち、|(8)−(7)|>0)、且つ、今回と前々々回((5)と称する)の高度差が、「坂道」として設定した所定の勾配に係る高度差の3倍より大きい(即ち、|(8)−(5)|>H×3)か否かを判定する(ステップS601)。
上記の条件を満足する場合(ステップS601のYes)、CPU1は、上り坂道検出信号を継続して出力する(ステップS602)。図10は、単位走行距離(L)走行ごとの高度変化例を模式的に示した図であるが、図10(a)は、上記の走行状況を示している。即ち、前回((6)〜(7))の勾配は「上り」ではなかったが、今回の勾配が「上り」であり、且つ、過去3回分の高度差が、「坂道」の閾値として設定した高度差の3倍以上であるため、上り坂道検出信号を継続して出力した。
上記条件を満たさない場合(ステップS601のNo)、CPU1は、坂道検出信号の出力を停止する(ステップS603)。そして、前回と前々回の高度値の差が下り方向にH以上で(即ち、|(7)−(6)|≧H)、且つ、今回と前回の高度値の差も下り方向にH以上(即ち、|(8)−(7)|≧H)であるか否かを判定する(ステップS604)。
上記の条件を満足する場合(ステップS604のYes)、CPU1は、下りカウント=2として、次のL(m)についての判定へ移行する(ステップS605)。図10(b)は、上記の走行状況を示している。即ち、前回((6)〜(7))の勾配が「上り」ではなく、しかも、その後2回連続して「下り」の勾配となったため、坂道検出信号の出力は停止され、下りカウントを2とし、坂道の判断を次の判定で行うようにした。
上記条件を満たさない場合(ステップS604のNo)、次に、今回と前回の高度値の差のみが下り方向にH以上(即ち、|(8)−(7)|≧H)であるか否かを判定する(ステップS606)。
上記の条件を満足する場合(ステップS606のYes)、CPU1は、下りカウント=1として、次のL(m)についての判定へ移行する(ステップS607)。図10(c)は、上記の走行状況を示している。即ち、前回((6)〜(7))の勾配が「上り」ではなく、その後「下り」の勾配となったため、坂道検出信号の出力は停止され、下りカウントを1として坂道の判断を以降の判定に持ち越した。
上記条件を満たさない場合(ステップS606のNo)、坂道検出信号出力中、その後勾配の小さい状態が連続したと判断されるため、カウントをリセットし、次の単位走行距離の判定に移行する(ステップS608)。
図8のフローチャートに戻り、ステップS505において上り坂道検出信号出力中でない場合、坂道検出信号出力停止の可否について判断する必要はないので、次の単位走行距離(L)について高度差の判定を行うため(ステップS509)、ステップS501へ移行する。また、ステップS507において下り坂道検出信号出力中である場合は、後述するステップS515の次回のモニタリング処理へ移行する。
一方、ステップS501でA>0でない場合、下りの勾配について同様の判断を行う。はじめに、A×(−1)→Aとする処理を行う(ステップS510)。これは、下りの勾配の高度差(負の値)についてその絶対値で判定を行うためである。
高度差A(絶対値)>Hである場合(ステップS511のYes)、CPU1は、現在、下り坂道検出信号を出力中であるか否かを判断し(ステップS512)、出力中であれば下り坂道検出信号の出力を継続する(ステップS513)。一方、下り坂道検出信号の出力中でない場合(ステップS512のNo)、次に、上り坂道検出信号を出力中であるか否かを判定する(ステップS516)。出力中でない場合、下りカウントを+1して(ステップS517)、次の単位走行距離(L)についての高度差の判定を行うため(ステップS518)、ステップS501へ移行する。
一方、高度差A(絶対値)>Hでない場合(ステップS511のNo)、CPU1は、現在、下り坂道検出信号を出力中であるか否かを判断し(ステップS514)、下り坂道検出信号出力中であれば次回の単位走行距離のモニタリング処理を行う(ステップS515)。これは、下り坂道検出信号出力中に1回だけ「下り」の勾配が検出されない場合があっても、それをそのまま反映させるのではなく、次の単位走行距離までモニターして精度の高い坂道判定を行おうとするものである。
図11は、次回の単位走行距離のモニタリング処理の処理手順を示すフローチャートである。はじめに、今回(下り坂道検出信号出力中に単位走行距離の高度差が下り勾配にならなかったその次の単位走行距離走行後)の高度値((8)と称する)と前々回の高度値((6)と称する)の差(絶対値)が0より大きく(即ち、|(8)−(6)|>0)、また、今回と前回の高度値((7)と称する)の差(絶対値)が0より大きく(即ち、|(8)−(7)|>0)、且つ、今回と前々々回((5)と称する)の高度差(絶対値)が、「坂道」として設定した所定の勾配に係る高度差の3倍より大きい(即ち、|(8)−(5)|>H×3)か否かを判定する(ステップS701)。
上記の条件を満足する場合(ステップS701のYes)、CPU1は、下り坂道検出信号を継続して出力する(ステップS702)。図12は、単位走行距離(L)走行ごとの高度変化例を模式的に示した図であるが、図12(a)は、上記の走行状況を示している。即ち、前回((6)〜(7))の勾配は「下り」ではなかったが、今回の勾配が「下り」であり、且つ、過去3回分の高度差が、「坂道」の閾値として設定した高度差の3倍以上であるため、下り坂道検出信号を継続して出力した。
上記条件を満たさない場合(ステップS701のNo)、CPU1は、坂道検出信号の出力を停止する(ステップS703)。そして、前回と前々回の高度差が上り方向にH以上で(即ち、(7)−(6)≧H)、且つ、今回と前回の高度差も上り方向にH以上(即ち、(8)−(7)≧H)であるか否かを判定する(ステップS704)。
上記の条件を満足する場合(ステップS704のYes)、CPU1は、上りカウント=2として、次のL(m)についての判定へ移行する(ステップS705)。図12(b)は、上記の走行状況を示している。即ち、前回((6)〜(7))の勾配が「下り」ではなく、しかも、その後2回連続して「上り」の勾配となったため、坂道検出信号の出力は停止され、上りカウントを2とし、坂道の判断を次の判定で行うようにした。
上記条件を満たさない場合(ステップS704のNo)、次に、今回と前回の高度差のみが上り方向にH以上(即ち、(8)−(7)≧H)であるか否かを判定する(ステップS706)。
上記の条件を満足する場合(ステップS706のYes)、CPU1は、上りカウント=1として、次のL(m)についての判定へ移行する(ステップS707)。図12(c)は、上記の走行状況を示している。即ち、前回((6)〜(7))の勾配が「下り」ではなく、その後「上り」の勾配となったため、坂道検出信号の出力は停止され、上りカウントを1として坂道の判断を以降の判定に持ち越した。
上記条件を満たさない場合(ステップS706のNo)、坂道検出信号出力中、その後勾配の小さい状態が連続したと判断されるため、カウントをリセットし、次の単位走行距離の判定に移行する(ステップS708)。
図8のフローチャートに戻り、ステップS514において下り坂道検出信号出力中でない場合、坂道検出信号出力停止の可否について判断する必要はないので、次の単位走行距離(L)について高度差の判定を行うため(ステップS518)、ステップS501へ移行する。また、また、ステップS516において上り坂道検出信号出力中である場合は、前述したステップS506の次回のモニタリング処理へ移行する。
ところで、トンネル通過時等は、気圧の乱れにより通常ありえない急峻な勾配を異常値として検出する場合があるため、本発明ではこれを極力防止するノイズ除去処理を行う。ノイズ処理は、勾配判定処理における勾配判定の前(例えば、図3のフローチャートにおいて「A」で示すポイント)で行うことが好ましい。図13は、ノイズ除去処理の詳細手順を示すフローチャートである。
はじめに、CPU1は、算出された高度差(または、その絶対値)Aが、勾配の異常値としての閾値(本実施の形態では、20%に設定している)に係る高度差Hnを超過していないか否かを判断する(ステップS801)。超過していない場合(ステップS801のYes)、当該単位走行距離における勾配値は異常ではないと判断してノイズカウントをリセットし(ステップS802)、勾配判定処理に戻る。
一方、超過している場合(ステップS801のNo)、当該単位走行距離における勾配値は異常であるとして採用せず、ノイズカウントを+1する(ステップS803)。次に、ノイズカウント=3であるか否かを判断し(ステップS804)、3でない場合は次回のL(m)についての高度差判定に移行する(ステップS805)。一方、ノイズカウント=3となった場合、これは異常値ではなく急峻な坂道であると判断し、勾配判定処理へ戻る。以上のノイズ処理により、気圧異常による誤った検知を防止することができ、精度の高い坂道検出を行うことができる。
更に、本発明では、坂道判定処理において、坂道検出信号出力中に判定する坂道勾配の値を適宜変更してもよい。例えば、一旦、坂道と判定された場合、それ以降の勾配の許容値を緩和し、比較的長く続く坂道を的確に検知できるようにすることもできる。この場合、坂道勾配の変更処理は坂道判定処理の最初(例えば、図8のフローチャートにおいて「B」で示すポイント)で行うことが好ましい。
図14は、坂道判定勾配の変更処理の詳細手順を示すフローチャートである。はじめに、CPU1は、現在、坂道検出信号出力中であるか否かを判断する(ステップS901)。出力中である場合、坂道として設定した勾配の閾値を変更する(ステップS902)。例えば、本実施の形態では、坂道検出信号出力中となった場合、最初の閾値(2.5%)を1.2%に緩和するように設定している。この変更処理により、より柔軟な坂道検出を行うことができる。
尚、上記の本実施の形態では坂道判定を過去3回の勾配で判定したが、判定回数は3回に限定されるものではなく、2回または4回以上であってもかまわない。また使用者が自在に設定できることが好ましい。
以上、詳述したように、本発明の坂道検出装置によれば、単位走行距離で同一方向に3回同じ勾配を検知して初めて「坂道」であると検知するため、例えば、坂道検出装置を車内に装置し、走行中に窓ガラスの上げ下げを行ったり、窓ガラスを全開して対向車とすれ違ったりトンネルを通過したりして、気圧指示が瞬間的に大きく変化するような場合にも高い精度で坂道の検出を行うことができる。従って、運行管理や運転手評価を適正に行うことができる。
本発明の実施の形態における坂道検出装置の回路ブロック図 本発明の実施の形態における坂道検出装置の坂道検出動作手順を示すフローチャート 勾配判定処理の詳細手順を示すフローチャート 次回の単位走行距離のモニタリング処理の処理手順を示すフローチャート 単位走行距離走行ごとの高度変化例を模式的に示した図 次回の単位走行距離のモニタリング処理の処理手順を示すフローチャート 単位走行距離走行ごとの高度変化例を模式的に示した図 坂道判定処理の詳細手順を示すフローチャート 次回の単位走行距離のモニタリング処理の処理手順を示すフローチャート 単位走行距離走行ごとの高度変化例を模式的に示した図 次回の単位走行距離のモニタリング処理の処理手順を示すフローチャート 単位走行距離走行ごとの高度変化例を模式的に示した図 ノイズ除去処理の詳細手順を示すフローチャート 坂道判定勾配の変更処理の詳細手順を示すフローチャート 坂道における水平距離と走行距離との関係を説明するための図
符号の説明
1 CPU
3 気圧センサ
7 speed信号入力
10 上り信号出力
11 下り信号出力

Claims (10)

  1. 気圧センサから取得した気圧データに基づいて、所定の単位走行距離を走行するごとに高度を算出する高度算出ステップと、
    前回の前記高度算出ステップにて算出した高度と今回の前記算出ステップにて算出した高度の差と、前記単位走行距離と、に基づいて、走行中の路面の勾配を算出する勾配算出ステップと、
    前記勾配算出ステップにて前記勾配を算出した回数をカウントし、該勾配が所定回数、連続して所定範囲内にある場合、走行中の路面が坂道であると判定する坂道検出ステップと、
    を有することを特徴とする坂道検出方法。
  2. 前記坂道検出ステップにて、前記勾配算出ステップにて算出した前記勾配が前記所定回数目のみ前記所定範囲内になかった場合であって、次回の前記勾配算出ステップにて算出する前記勾配が前記所定範囲内にあるとき、走行中の路面が坂道であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の坂道検出方法。
  3. 前記坂道検出ステップにて、次回の前記勾配算出ステップにて算出する前記勾配が前記所定範囲内にあり、且つ、過去の前記所定回数分の前記勾配算出ステップにて算出した前記勾配の平均値が前記所定範囲内にある場合、走行中の路面が坂道であると判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の坂道検出方法。
  4. 前記坂道検出ステップにて、前記勾配算出ステップにて算出した前記勾配が前記所定範囲の上限値よりも大きい場合、前記所定回数にカウントしないことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の坂道検出方法。
  5. 前記坂道検出ステップにて、走行中の路面が坂道であると判定した場合、該判定した時点以降の前記所定範囲を変更することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の坂道検出方法。
  6. 気圧センサと、
    前記気圧センサから入力した気圧データに基づいて、走行中の路面が坂道であるか否かを判別する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記気圧センサから取得した気圧データに基づいて、所定の単位走行距離を走行するごとに高度を算出し、前回算出した高度と今回算出した高度の差と、前記単位走行距離と、に基づいて、走行中の路面の勾配を算出し、前記勾配を算出した回数をカウントし、該勾配が所定回数、連続して所定範囲内にある場合、走行中の路面が坂道であると判定する、
    ことを特徴とする坂道検出装置。
  7. 前記制御部は、算出した前記勾配が前記所定回数目のみ前記所定範囲内になかった場合であって、次回算出する前記勾配が前記所定範囲内にあるとき、走行中の路面が坂道であると判定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の坂道検出装置。
  8. 前記制御部は、次回算出する前記勾配が前記所定範囲内にあり、且つ、過去の前記所定回数分算出した前記勾配の平均値が前記所定範囲内にある場合、走行中の路面が坂道であると判定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の坂道検出装置。
  9. 前記制御部は、算出した前記勾配が前記所定範囲の上限値よりも大きい場合、前記所定回数にカウントしないことを特徴とする請求項6から8のいずれか一項記載の坂道検出装置。
  10. 前記制御部は、走行中の路面が坂道であると判定した場合、該判定した時点以降の前記所定範囲を変更することを特徴とする請求項6から9のいずれか一項記載の坂道検出装置。
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