JPS61250514A - 車両用勾配検出装置 - Google Patents

車両用勾配検出装置

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JPS61250514A
JPS61250514A JP9196085A JP9196085A JPS61250514A JP S61250514 A JPS61250514 A JP S61250514A JP 9196085 A JP9196085 A JP 9196085A JP 9196085 A JP9196085 A JP 9196085A JP S61250514 A JPS61250514 A JP S61250514A
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JP
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pressure
pressure difference
distance
signal
microcomputer
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JP9196085A
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Inventor
Ikuo Hayashi
育生 林
Koji Idogaki
井戸垣 孝治
Hisashi Kawai
寿 河合
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Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は走行車両において走行路の勾配を気圧差に基づ
いて検出する車両用勾配検出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種の装置としては、例えば特公昭58−449
62号公報に示す如く、高度が上昇する毎に大気圧が減
少する(例えば高さが10m上昇する毎に気圧が約1.
2 m b e r減少する)ことに着目し、2つの区
間の大気圧を電磁バルブ及びこの電磁バルブにて大気と
連通、遮断される2個の気密室により交互に保持して2
つの区間の気圧差を求め、この気圧差と2つの区間の距
離より勾配を求めるものが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記公報に記載されたものは、気圧差を検出す
るタイミングが、一定距離走行する毎に1回のみである
ため、外来ノイズ(例えば、風、対向車両による瞬時的
な圧力変動)に対し、弱いという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑み気圧差測定の際の外来ノイズ
による影響をできるだけ低く押え、正確な勾配検出を可
能にすることを解決すべき技術課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明は、上記技術的課題を達成するために、 車両が所定走行距離を走行する毎にタイミング信号を発
生する走行距離検出手段と、 一方が常に大気に連通されている2個の気圧室と、 前記タイミング信号に同期して、前記2個の気圧室を交
互に大気連通・気圧保持せしめる気圧切替保持手段と、 前記2個の気圧室内の圧力差に応じた電気信号を発生す
る気圧差検出手段と、 前記タイミング信号および前記気圧差検出手段からの電
気信号を受け、車両が所定走行距離を走行する間に前記
気圧差検出手段から出力される電気信号をサンプリング
し、所定走行距離走行する間の平均的な気圧差変化を算
出することによって所定距離間の勾配を算出する演算手
段とを具備するという技術手段を利用する。
〔作 用〕
上記技術手段を採用することにより、車両が所定距離走
行する間に、2個の気圧室のうち一方は、走行開始時の
大気圧が保持されており、他方は大気に連通されている
ため、車両が登板状態にある時は、大気連通状態にある
方の気圧室内部の圧力は常に変化している。よって、2
個の気圧室の間の圧力差は、車両の走行と共に高度が変
化するならば、それに応じて変化する。この圧力差は、
気圧差検出手段によって検出され、演算手段に人力され
る。演算手段は、車両が所定距離走行する間に2個の気
圧室の気圧差に応じた信号を複数個サンプリングし、車
両がある地点から所定距離だけ離れた点に移動する間の
気圧変化を細かく監視できる。
車両が所定距離走行すると、タイミング信号に同期して
2個の気圧室は、気圧保持状態だったものが大気連通に
、また大気連通状態だったものが、その地点の大気圧に
保持され、上記と同様に所定距離走行するまでの圧力差
変化をサンプリングする。
そして演算手段は、車両が所定距離走行する毎に、つま
り、タイミング信号が出力される毎に、所定距離走行し
た時にどの程度気圧差が変化したかに基づいて勾配を算
出する。
〔発明の効果〕
このように、本発明は、測定開始点と、所定距離走行し
た点のみの気圧差だけでなく、その間に変化する気圧差
も考慮に入れて勾配を算出するため、瞬時的な外乱によ
って生ずるノイズの影響を非常に小さくすることができ
正確な勾配を検出することができる。
また、従来装置によってサンプリングしようとすれば、
その度に、2個の気圧室の状態を切替えなければらない
が、本発明によれば、気圧切替保持手段を作動させるこ
となく、簡単な構成で複数のサンプリングが可能になる
また、2個の気圧室のうち、一方は常に開放であり、気
圧切替保持手段は、他の気圧室だけを保持すればよいた
め、従来のように2個の気圧室を同時に保持する必要が
ないため、気圧切替保持手段の構成を従来より簡略・小
型することができ車両用として非常に望ましい。
〔実施例〕
第1図は本発明による車両用勾配計の全体構成を示すも
ので、図中1は車両の走行距離を検出する走行距離検出
手段をなす距離検出部であり、図示しない車両の車軸に
連結された回転軸11には周方向の4ケ所に等間隔に磁
極を形成した円板状の永久磁石12が一体的に設けであ
る。回転軸11の近傍にはリードスイッチ13が配して
あり、永久磁石12の磁極の通過毎に接点が閉じて、1
パルス当り約0.4 mに相当するパルス状の距離信号
Fsを発生させる。2はタンク部で、2個の気圧室25
a、25bを有し、後述する切替パルプ4によって各々
の気圧室が交互に気圧保持と大気連通とを繰り返す。3
は気圧差検出手段の1例である公知のダイアフラム式半
導体圧力センサで、前記タンク部2の2つの気圧室25
a、25bの間に配置され、2つの気圧室の圧力差信号
ΔPを発生する。4は気圧切替保持手段の1例である切
替バルブで、3方弁構造となっている。それぞれのポー
ト4c、4a、4bは大気、前記2つの気圧室25a、
25bに連通している。切替バルブ4は、一定距離毎に
後述する制御回路5からの駆動信号D11によって駆動
され、前記タンク部2の2つの気圧室25a、25bを
交互に、気圧保持状態と大気連通状態とに切替えるよう
になっている。5は演算手段の1例である制御回路で、
波形整形回路501、増幅回路502、A−D変換回路
503、パルプ駆動回路504、マイクロコンピュータ
505、D−A変換回路506より構成される。
前記距離信号Fsは、前記波形整形回路501で波形整
形された後、マイクロコンピュータ505に入力される
。またマイクロコンピュータ505は、前記距離信号F
sを基に一定距離を計算し、パルプ駆動回路504を介
して前記切替バルブ4を駆動させる。前記気圧差信号Δ
Pは増幅回路502によって増幅され、A−D変換回路
503でデジタル値に変換された後、マイクロコンピュ
ータ505に入力される。マイクロコンピュータ505
は、前記気圧差信号ΔP及び距離信号Fsを基に勾配を
計算し、D−A変換回路506を介して電圧値で出力さ
れるように構成されている。
第2図は切替バルブの構造図、第3図は第2図のH面(
H+  Hz線)の断面図である。以下、第2図と第3
図を用いて切替バルブの構造を説明する。41はアルミ
製のハウジングで、軸方向に円筒状の穴部41aが形成
され、該穴部413の一端には、後述のロータ42の一
端を軸支する軸受41bが配置されている。該軸受41
bの下部にはエンドプレート41cが、該軸受41bの
ぬけ止め用としてハウジング41に圧入固定されている
。該ハウジング41の側面にはパイプ41d。
41eが配置され、各々連通用の穴41f、41gを介
して、該円筒状の穴部41aの中央部側面に、軸方向に
垂直で180@対向して連通している。該円筒状の穴部
41aの上部には、同心状の溝41hが形成され、その
側面の一部にハウジング41の上部側面に大気に連通す
る連通穴41iが形成されている。42はステンレス製
のロータであり、該ハウジング41の円筒状穴部41a
に回転可能な様に配置され、前記軸受41b及び後述す
る上部軸受43によって軸支される。ロータ42の下部
にはロータシャフト42aが圧入され、上部には、径方
向2極着磁の永久磁石42bが接着固定されている。ロ
ータ42の中央部は中空構造であり、中央上部に径方向
120°毎に穴部42cが3ケ所形成され、さらに、中
央下部に180″の切り欠き部42dが形成されている
。44は強磁性体からなるメインヨークで、強磁性体か
らなるセンターヨーク44aをネジ44bで固定するこ
とで閉磁路を形成する。メインヨーク44の中央部には
、前記永久磁石42bが非接触で回転できる様に、軸方
向に円筒状の穴部44cが形成され、さらにx−x ’
方向に対し45″ずらした位置に磁気安定点変化用溝4
4d、44eが形成されている。そして、x−x ’方
向に対し90″の位置に磁気短絡防止用溝44f、44
gが形成されている。45は樹脂製のコイルボビンで、
コイル45aが巻回され、前記センターヨーク44aの
外周に配置されている。45b、45cは導電性のター
ミナルで、前記コイルボビン45の側面に接着固定され
ており、前記コイル45aの両端が接続されている。4
6はアルミ製のアッパープレートで前記軸受43を収納
している。前記ハウジング41とメインヨーク44とア
ッパープレート46は、ノックピン48a、48bで位
置ぎめされ、ネジ47a、47bで共閉締め固定される
。また前記タンク部2には、前記パイプ41e。
41dとゴムパイプ49a、49bによって連通されて
いる。
第4図は前記タンク部2の横断面図であり、この切断線
が第2図中25で示される。これによってタンク部2の
構造を説明する。21はアルミ製のタンクボディで、中
央部に前記ダイアフラム式半導体圧力センサ3が、圧力
洩れ防止用のOリング22とインナープレート23と共
にネジ24a。
24bによって共線めされている。26a、26bはサ
イドプレートで、圧力洩れ防止用Oリング26c、26
dを間にはさみ、図示しないネジで前記タンクボディ2
1に固定され気圧室25a及び25bを形成する。25
C,25dはパイプを示し、前記タンクボディ21に接
着固定され、前記切替バルブ4と気圧室25a、25b
とを連通する。27a、27b、27c、27dはハー
メチックシールで前記ダイアフラム式半導体圧力センサ
の信号端子と電線28を介して接続されている。29は
発泡スチロールの断熱材で、前記タンクボディ21の外
周を囲んでいる。次に第5図を用いて、切替パルプ4の
切替モードを説明する。
第5図においてまずモード、1.の時点においンヨーク
44の左側にN極、右側にS極が発生するので磁石42
bのS極はメインヨーク44のN極に、N極はメインヨ
ークのS極に図示の如く吸引される。この時、磁石42
bに一体のロータ42は、第5図のt、bの様な斜線部
の位置となり、タンク部2の気圧室25aは気圧保持、
気圧室25bは大気と連通している状態となる。
次に、モードt2では電流11を切ると、コイル45a
による磁界は発生しないので、磁石42bメインヨーク
44による磁気安定点に動いて磁石42bのN極とS極
の中心線はb−b線上に一致する。この場合磁気安定点
b−bによって磁石42bは反時計方向ではなくて、時
計方向に必ず回転する。この時のロータ42の位置は第
5図中t、bの様になって1.モード同様に、気圧室2
5aは気圧保持、気圧室25bは大気と連通した状態を
維持する。
次にt3モードにおいてコイル45aのターミナル45
b、45cに45C→45b方向に電流12を流すとメ
インヨーク44の左側にはS極、右側にはN極が発生す
る。磁石42bとメインヨーク44の吸引、反発力によ
り、磁石42bはt、aの位置に停止する。この場合、
磁石42bのS極、N極は、a−a線上よりも時計方向
側の位置にあり、この状態でt、aの様にメインヨーク
44のa−8m上にS極、N極を発生するため、必ず時
計方向に回転し、a−a線上で安定する。
この時、ロータ位置はt3bの様になり、気圧室25a
は大気に連通、気圧室25bは気圧保持状態となる。
次にt4モードにおいて、電流i1を切るとコイル45
aによる磁界は発生せず、t4aに示す如く磁石42b
は磁気安定点の位置b−b線上に移動し停止する。この
時ロータ位置はt4bの如く、t、bと同様に気圧室2
5aは大気連通、25bは気圧保持状態を維持する。
次に、コイル45aに、ターミナル45aのターミナル
45b、45cに45b→45cの方向へ電流i、を流
すと、磁石42bは時計方向に回転して再びモード1.
の位置にくる。以下同様に動作を繰り返すことによって
、気圧室25a、25bは交互に気圧保持と大気連通と
を繰り返すことになる。つまり、コイル45aにパルス
状の電流’l+Lと交互に流すことによって気圧室25
a、25bの大気連通と気圧保持とを交互に切替えるこ
とができる。
次に前記制御回路5の各部構成を詳細に説明する。
第6図は波形整形回路501で、トランジスタによるス
イッチング回路501aとシュミットトリガ機能を有す
るNANDゲー)501b (例えばRCA社製CD4
093)よりなり、前記距離信号Fsを波形整形し整形
した距離信号FS′を送出する。
第7図に増幅回路502を示す。公知の前記ダイアフラ
ム式半導体圧力センサ3は前記タンク部2の2つの気圧
室25a、25bをダイアフラムにて区切り、ダイアプ
ラムの変位をブリッジ化した圧力−抵抗変換素子にて検
出するもので、気圧差に比例した電圧が圧力差信号ΔP
として送出される。半導体圧力センサ3の微小出力電圧
は、オペアンプ502 a、  502 b、  50
2 c (例えばフェアチャイルド社製UA714)及
び502 d。
502e (例えばフェアチャイルド社製UA798)
で差動増幅され、圧力差信号Pinとして送出される。
ただし、オプアンプ502eは分圧抵抗5024.50
2gとあわせて、オペアンプ502dの仮想グランドを
供給するものである。
第8図にA−D変換回路503、バルブ駆動回路504
、マイクロコンピュータ505、及びD−A変換回路5
06を示す。
A−D変換回路503は、A−D変換器503a(例え
ば富士通社製MB 4052)で構成され、電圧値とし
て人力される前記圧力差信号Pinを受はシリアル通信
でマイクロコンピュータ505にデジタル値として送出
する。504はバルブ駆動回路で後述するマイクロコン
ピュータ505からのパルス状のバルブ駆動信号5et
l、5et2を受け、電流増幅回路504a、504b
を介して、正逆通電用駆動IC504c (例えば三菱
電機社製M54543L)の入力端子in、。
in、に入力される。正逆通電用駆動IC504Cの出
力O1,0□は、前記切替バルブ4のコイル45aの端
子45b、45cに接続され、45b→45cあるいは
45c→45b方向にパルス状に電流を流す、尚、ダイ
オード504d、505eはサージ吸収用である。バル
ブ駆動回路5040入出力の関係を以下の表に示す。
以下余白 マイクロコンピュータ505は、CPU505a(例え
ば富士通社製MBL6801)、システムクロック発生
回路505b、パワーオンリセット回路505 c、プ
ルアップ抵抗505dで構成される。
前記A−D変換回路503からのデジタル値としての圧
力差信号はCPU505aに入力され、また前記波形整
形回路501からの距離信号p s 1もインバータ5
05e (例えばRCA社製CD4049)を介して、
CPU505aに入力される。
CPU505 aは、上記各信号を基に、後述する距離
計算及び勾配計算を内部でソフト的に行し)、前記パル
ス状のバルブ駆動信号5etl、5et2を出力すると
共に、勾配値KodをデジタJし値で送出する。
506はD−A変換回路で、D−A変換器506a(例
えばティチル社製ADC−MC8BC)、オペアンプ5
06b (例えばフェアチャイルド社製UA79B)及
び電流制限抵抗506cによって構成され、前記勾配値
Kodを受け、電圧値KOvに変換して出力する。
以下に勾配の検出方法を、車両が単調な坂道を登ってい
る場合を例にとり、第9図を用いて説明する。 第9図
において横軸は、走行距離を示し、D m (N、t&
f約25 m)走行する毎にバルブ4が切替わるように
なっている。ここで、第1図に示すリードスイッチ13
は、車両が約0.4 m走行するごとにパルスF3を発
生するため、このパルスがn(n=64)回出力された
時、CPU505aは、5etl、5et2信号を出力
し、切替バルブ4のコイル45aへの通電状態を変化さ
せバルブ4を切替えるようになっている。すなわち、第
9図において、測定開始地点D I 1では、CPU5
05aは5etl信号を“o”、5et2信号を1”と
して出力した後、5etl信号を“l”とするため、切
替バルブ4は第5図のt4モード状態に保持され気圧室
25a、25bはそれぞれ、大気連通、気圧保持状態と
なる。したがって、車両がDmだけ走行する間に、気圧
室25a、25bは上記状態に保持され、気圧室25a
内の圧力Paは車両が登板すると共に、大気圧が変化す
るため、気圧室25bの圧力peとの圧力差が変化する
また、車両がpm走行地点[)ztに達すると、CPU
505 aは、5etl、get2信号をそれぞれ“1
”、′0”として出力し、その後5et1信号を“0″
とするため、切替バルブ4は第5図のt2モード状態に
保持され、気圧室25a。
25bはそれぞれその地点の気圧を保持する状態、大気
連通状態となる。
第9図縦軸は、気圧室25aと25bとの圧力差Pb−
Paの信号電圧を示し、気圧室25bと25aの圧力差
が00とき、(pa=Pb)を基準としている。但し、
一定のオフセット電圧を加えている。よってol、xl
)、、間の走行では、走行距離の増加と共に、大気圧は
低くなるためpb−pa>Qとなる。また車両が[)z
+地点に達するとバルブ4が切替り、気圧室25a内は
、その時の大気圧状態に保持されると共に、気圧室25
b内は、大気に連通される。したがって、D21〜D3
1間の走行では、気圧室25b内の圧力pbが減少する
ためPb−Pa<Qとなる。
ここで、車両が0.4m走行する毎にリードスイッチ1
3からパルスFsが出力されるため、この時半導体圧カ
センサ3で検出された気圧室25aと25bとの圧力差
信号Pinが、パルスFsの出力毎にコンピュータ50
5内に読込まれる。したがって、第9図に示す如く、車
両の走行に伴い、各地点DII+ D、t・・・DIt
* Dz+毎に、圧力差Pinがサンプリングされる。
よって、車両が2xDm走行した時のDII地点とDs
+地点との気圧差は、第9図かられがるように p=p*t+p旧  ・ ・ ・  (1)で表される
この時、第9図の三角形A−B−Cで囲まれた面積をS
、と三角形(ニーE−Fで囲まれた面積を82とすると
、 Sl +3.:pz1’ n/2+Pss・n/2・・
・  (2) (2)式に(1)を代入すると S、+3.=p−n/2 、・、p=2x (S+  +3.)/n#2×(Σp
H&+Σpit) /n ・・・  (3) ここで、圧力差と車両上昇高度差の変換係数をαとする
例えば、標準気圧付近温度15℃Gとおし1て高度差1
0mのとき気圧差はl、 2m bとなると、検出区間
Xにおいて車両が上昇した高さH&よ、H=α×P ・
・・  (4) と表される。
従って、この時の勾配には次の様に近似される。
K=H/ (2XDm)= (αXP)/(2xDm=
(α×(ΣpHll+ΣPzL) ) / (n x 
Dm)・ ・ ・   (5) この(5)式をDm毎(バルブ切替毎)CPU505a
にて計算することで勾配Kを検出できる。
尚、勾配にの負圧は、バルブ状態とセンサ出力の正負に
よって判別できる。
上述のように本実施例によれば、瞬時的な外乱(例えば
、風や車両のすれちがい等による気圧変化)によって生
ずるノイズに対し、気圧変化を平均化して計算するため
、勾配検出への影響が少なく、安定した勾配値を得るこ
とができるという優れた効果がある。
また切替バルブ4は、ロータリ式であるため、切替えた
時の圧力変動は小さく、特公昭58−44962号に示
された様な大きなタンクを使う必要がなくシステム全体
を小型にできるという優れた効果がある。またバルブ4
を切替える際にもパルス状の通電のみで切替えることが
でき、消費電力は少なくてよい。
)  なお、本発明は、上述の実施例に限定されること
なく、以下に述べる如く変形が可能である。
Tl)  上述の実施例では2XDm走行した時の気圧
変化を検出して勾配を算出しているが4X[)m走行す
る間にバルブ4を4回切替えて勾配計算を行ってもよい
し、Dm走行した時のn個のサンプリングデータによっ
て勾配計算を行ってもよいことは言うまでもない。
(2)検出区間における気圧差Pをセンサ3の出力を基
に計算を行い、平均化を行ったが、例えば、各サンプル
データのとなりあうデータの差(例えばP lz  P
 ++)が一定のリミット値をこえたら、そのサンプル
データは異常値として無視するなどの方法をとりいれれ
ば、さらに、安定した勾配計算ができ、その対応もCP
U505a内の制御プログラムを変更することにより簡
単に対処できる。
(3)今回はタンク全体を発泡スチロールで囲み断熱を
はかったが、当然他の断熱材を使用してもよく、また一
定温度に保つ装置をとりつけてもよい。
(4)本発明は、特公昭58−44962号に示され2
つのポペット弁で切替えるタイプにも応用できる。
(5)本装置の出力は電圧値KOVとしているが、後の
信号処理を行うことで、勾配のデジタル表示あるいはメ
ータ、バーグラフ等の表示も自由できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体構成を示すブロック図、第2図は
気圧切替保持手段の1例であるロークリバルブの分解図
、第3図は第2図のHI  H2断面図、第4図は第2
図タンク部2の断面図、第5図は第2図に示すロークリ
バルブ4の切替モード図、第6図、第7図、第8図は第
1図に示される演算手段を詳細な構成を示す電気回路図
、第9図は本発明装置の気圧差検出差動を示す特性図で
ある。 1・・・走行距離検出手段、13・・・リードスイッチ
。 2・・・タンク部、25a、25b・・・気圧室、3・
・・半導体圧力センサ(気圧差検出手段)、4・・・ロ
ータリバルブ(気圧切替保持手段)、5・・・演算手段
。 501・・・波形整形回路、502・・・増幅回路、5
03・・・A−D変換回路、504・・・バルブ駆動回
路。 505・・・マイクロコンピュータ、506・・・D−
A変換回路。 代理人弁理士  岡 部   隆 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  車両が所定走行距離を走行する毎にタイミング信号を
    発生する走行距離検出手段と、 一方が常に大気に連通されている2個の気圧室と、 前記タイミング信号に同期して、前記2個の気圧室を交
    互に大気連通・気圧保持せしめる気圧切替保持手段と、 前記2個の気圧室内の圧力差に応じた電気信号を発生す
    る気圧差検出手段と、 前記タイミング信号および前記気圧差検出手段からの電
    気信号を受け、車両が所定走行距離を走行する間に前記
    気圧差検出手段から出力される電気信号をサンプリング
    し、所定走行距離走行する間の平均的な気圧差変化を算
    出することによって所定距離間の勾配を算出する演算手
    段とを具備することを特徴とする車両用勾配検出装置。
JP9196085A 1985-04-26 1985-04-26 車両用勾配検出装置 Pending JPS61250514A (ja)

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