JPH0355228Y2 - - Google Patents

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JPH0355228Y2
JPH0355228Y2 JP1984091198U JP9119884U JPH0355228Y2 JP H0355228 Y2 JPH0355228 Y2 JP H0355228Y2 JP 1984091198 U JP1984091198 U JP 1984091198U JP 9119884 U JP9119884 U JP 9119884U JP H0355228 Y2 JPH0355228 Y2 JP H0355228Y2
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permanent magnet
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【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、磁気センサに関し、さらに詳しくは
ホール素子を用いて被検出物体の回転方向の角変
位または直線方向の移動量などを検出する磁気セ
ンサに関する。
背景技術 従来からのホール素子を用いた静止形磁気セン
サは、電力付勢されたホール素子に磁性体から成
る被検出物体を近付け、生じた渦電流によつてホ
ール素子の磁界が変化する原理を利用して、被検
出物体の回転方向の角変位量などを磁気的に検出
している。
このような先行技術では温度変化に依存して、
ホール素子の特性が変化し、また分解能が良くな
いなど、磁気センサの性能や信頼性が低下するこ
ととなる。
目 的 本考案の目的は、上述の技術的課題を解決し、
温度特性が補償させるようにした磁気センサを提
供することである。
考案の構成 本考案は、常磁性体または反磁性体から成る有
底筒体2の底部2aに透孔6を形成し、筒体2内
に底部2a側から第1ホール素子、永久磁石片お
よび第2ホール素子とを、この底部2aから遠去
かる方向でこの順序で配置し、 前記永久磁石片は第1ホール素子および第2ホ
ール素子の配置方向に磁化されており、 第1ホール素子および第2ホール素子ならびに
一対のインピーダンス素子によつてブリツジを構
成し、第1ホール素子および第2ホール素子はブ
リツジの隣接する2辺に配置し、 前記インピーダンス素子と第1ホール素子との
接続点と、もう一つのインピーダンス素子と第2
ホール素子との接続点との間の各出力を、演算増
幅器18の反転端子および非反転端子に与え、 この演算増幅器18の出力を、微分コンデンサ
19を介して、比較回路20に与え、この比較回
路20は、前記微分コンデンサ19の出力を、分
圧抵抗R6,R7によつて予め定められた基準レ
ベルと比較し、 比較回路20の出力によつて、スイツチング素
子24,25をスイツチング動作させることを特
徴とする磁気センサである。
実施例 第1図は本考案に従う磁気センサ1の断面図で
あり、第2図は第1図の左側面図である。磁気セ
ンサ1は、基本的にはハウジング2内に収納され
る第1ホール素子3と、永久磁石片4と、第2ホ
ール素子5とを含む。ハウジング2は有底筒状に
形成されており、その底部2aには透孔6が形成
される。このハウジング2は、分解能を良くする
ための常磁性体材料から成る。ハウジング2内に
は底部2a側から透孔6に臨む第1ホール素子3
と、永久磁石片4と、第2ホール素子5とが、底
部2aから遠去かる方向(第1図の右方)に、こ
の順序で配置される。永久磁石片4の磁極は、第
1ホール素子3側をNとし、第2ホール素子5側
をSとして磁化される。第2ホール素子5の側方
(第1図の右方)には、第1ホール素子3および
第2ホール素子5からそれぞれ導出される電気信
号を処理するための処理回路7が設けられてお
り、処理回路7の電源端子8,9および出力端子
10,11はハウジング2外に配置されている。
ハウジング2内には合成樹脂12が充填され、こ
れによつて第1ホール素子3、永久磁石片4、第
2ホール素子5および処理回路7がハウジング2
内に保持される。このハウジング2の外部に接近
する被検出物体13は、強磁性体、常磁性体およ
び反磁性体の磁性材料から成り、着磁しないもの
であつてもよい。
以下磁気センサ1の動作状態について説明す
る。永久磁石片4から出た磁束は、直流電源(図
示せず)が接続された第1ホール素子3を通過し
て、透孔6を介して近接する被検出物体13に流
れる。被検出物体13に磁束が生じると、渦電流
が生じ、これによつて電力付勢された第1ホール
素子3の磁界が変化する。一方永久磁石片4の第
1ホール素子3とは反対側に配置された第2ホー
ル素子5の磁界は一定であり、この第1ホール素
子3と第2ホール素子5との磁界の差を、処理回
路7によつて読取る。
第3図は、処理回路7の一実施例の電気回路図
である。一対のインピーダンス素子、たとえば抵
抗R1,R2と、隣接する2辺に配置される第1
ホール素子3と、第2ホール素子5とによつて、
ブリツジ14が構成されており、このブリツジ1
4によつて第1ホール素子3と、第2ホール素子
5との温度特性が補償される。抵抗R1と第1ホ
ール素子3との接続点15と、抵抗R2と第2ホ
ール素子5との接続点16との間の出力は、ライ
ンl1,l2を介して増幅回路17の反転端子お
よび非反転端子に与えられる。増幅回路17はラ
インl1に接続される抵抗R3と、ラインl2に
接続される抵抗R4と、抵抗R3,R4に接続さ
れる演算増幅器18と、負帰還用の抵抗R5とか
ら成り、ブリツジ14からの出力は増幅回路17
において増幅され、ラインl3を介して比較回路
20の反転端子に与えられる。ラインl3の分岐
ラインl7にはアナログ信号を取り出すための端
子30が接続されており、このアナログ信号を読
み取ることによつてたとえば被検出物体13の回
転角度位置を検出することができる。またライン
l3には、微分コンデンサ19が介在されてお
り、この微分コンデンサ19によつて出力信号の
良好な立上りが達成される。比較回路20の非反
転端子にはラインl4を介して分圧抵抗R6,R
7が接続される。この分圧抵抗R6,R7によつ
て予め定められた基準レベルを示す信号が、非反
転端子に入力され、比較回路20を構成する演算
比較器21において増幅回路17からの出力信号
と比較される。比較回路20はラインl3に接続
される抵抗R8と、ラインl4に接続される抵抗
R9と、抵抗R8,R9に接続される演算比較器
21と、負帰還用の抵抗R10とから成り、この
比較回路20からの出力は、ラインl5、分岐ラ
インl6を介して出力回路22,23に与えられ
る。
出力回路22は抵抗R11を介してラインl5
に接続され、出力回路23は抵抗R12を介して
ラインl6に接続される。出力回路22は、
NPN形トランジスタ24を含み、NPN形トラン
ジスタ24のコレクタ側には抵抗R13を介して
電源端子8が接続され、エミツタ側は接地され
る。また出力回路23はPNP形トランジスタ2
5を含み、エミツタ側には抵抗R14を介して電
源端子9が接続され、コレクタ側は接地される。
比較回路20からの出力信号がハイレベルである
とき、NPN形トランジスタ24が導通され、こ
のため接地電位はローレベルとなり、出力端子1
0から導出される。このときPNP形トランジス
タ25は遮断されており、このため接地電位はハ
イレベルとなり、出力端子11から導出される。
これに退位して比較回路20からの出力信号がロ
ーレベルであるとき、NPN形トランジスタ24
は遮断され、このため接地電位はハイレベルとな
り、出力端子10から導出される。このとき
PNP形トランジスタ25は遮断され、このため
接地電位はローレベルとなり、出力端子11から
導出される。このように比較回路20でレベル弁
別された出力信号を出力回路22,23において
反転して導出することによつて、磁気センサ1に
よる被検出物体13を磁気的に検出することがで
きる。また第1ホール素子3と第2ホール素子5
と、抵抗R1,R2とによつてブリツジ14を構
成することによつて、本来温度変化によつて影響
を受け易いホール素子の温度による出力変動が互
いに相殺されて温度変化に強いものとすることが
できる。これによつて第1ホール素子3と第2ホ
ール素子5との温度特性が補償されるとともに分
解能が向上し、したがつて磁気センサ1の性能お
よび信頼性の向上を図ることができる。さらにハ
ウジング2の底部2aに透孔6を形成し、この透
孔6に第1ホール素子3を臨ませたことによつ
て、永久磁石片4からの磁束密度を高めることが
でき、これによつて磁気センサ1の検出機能が充
分に発揮されることとなる。
前述の実施例ではハウジング2の材料に常磁性
体材料を用いたけれども、強磁性体材料以外のも
の、すなわち反磁性体または非磁性体から成る材
料を用いてハウジング2を構成するようにしても
よい。
本考案に従う磁気センサは、被検出物体の回転
方向の角変位量や直線方向の移動量などを磁気的
に検出するために用いられるだけでなく、広範囲
な技術分野についても実施されることができる。
効 果 以上のように本考案によれば、有底筒体の底部
に透孔を形成したことによつて分解能を向上させ
ることができる。また第1ホール素子と、第2ホ
ール素子との間に永久磁石片を介在するととも
に、第1ホール素子と第2ホール素子と一対のイ
ンピーダンス素子とによつてブリツジを構成した
ことによつて、第1ホール素子と第2ホール素子
との温度特性が補償され、このため磁気センサの
性能および信頼性の向上を図ることができる。
さらに本考案によれば、インピーダンス素子と
第1ホール素子との接続点と、もう一つのインピ
ーダンス素子と第2ホール素子との接続点との間
の各出力を、演算増幅器18の反転端子および非
反転端子に与えることによつて増幅し、その後微
分コンデンサ19を介して比較回路20に与える
ようにしたので、これによつて比較回路には立上
りが良好な信号が与えられ、比較回路20におけ
る基準レベルとのレベル弁別動作を正確に行うこ
とができ、検出感度の向上を図ることができる。
これによつて被検出物体13の移動速度もまた検
出することが可能となるという優れた効果が達成
される。この基準レベルは、分圧抵抗R6,R7
によつて設定され、したがつて分圧抵抗R6,R
7を変化して基準レベルを調整することが可能で
あり、被検出物体13の磁界の強さだけでなく、
その移動速度の検出可能なレベルを容易に調整す
ることができる。
さらに本考案によれば、比較回路20の出力を
スイツチング素子24,25に与えてスイツチン
グ動作させるので、比較回路20によるレベル弁
別動作をスイツチング出力として外部で広範囲に
用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に従う磁気センサ1の断面図、
第2図は第1図の左側面図、第3図は処理回路7
の一実施例を示す電気回路図である。 1……磁気センサ、3……第1ホール素子、4
……永久磁石片、5……第2ホール素子、6……
透孔、14……ブリツジ、15,16……接続
点、17……増幅回路、20……比較回路、2
2,23……出力回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 常磁性体または反磁性体から成る有底筒体2の
    底部2aに透孔6を形成し、筒体2内に底部2a
    側から第1ホール素子、永久磁石片および第2ホ
    ール素子とを、この底部2aから遠去かる方向で
    この順序で配置し、 前記永久磁石片は第1ホール素子および第2ホ
    ール素子の配置方向に磁化されており、 第1ホール素子および第2ホール素子ならびに
    一対のインピーダンス素子によつてブリツジを構
    成し、第1ホール素子および第2ホール素子はブ
    リツジの隣接する2辺に配置し、 前記インピーダンス素子と第1ホール素子との
    接続点と、もう一つのインピーダンス素子と第2
    ホール素子との接続点との間の各出力を、演算増
    幅器18の反転端子および非反転端子に与え、 この演算増幅器18の出力を、微分コンデンサ
    19を介して、比較回路20に与え、この比較回
    路20は、前記微分コンデンサ19の出力を、分
    圧抵抗R6,R7によつて予め定められた基準レ
    ベルと比較し、 比較回路20の出力によつて、スイツチング素
    子24,25をスイツチング動作させることを特
    徴とする磁気センサ。
JP9119884U 1984-06-19 1984-06-19 磁気センサ Granted JPS617136U (ja)

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JP9119884U JPS617136U (ja) 1984-06-19 1984-06-19 磁気センサ

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JPS617136U JPS617136U (ja) 1986-01-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020170897A1 (ja) * 2019-02-20 2020-08-27 オムロン株式会社 スイッチ及び操作装置

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JPH0330256Y2 (ja) * 1986-06-09 1991-06-26
WO2014208105A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 公立大学法人大阪市立大学 温度補償付磁気センサ素子とそれを用いた磁気センサおよび電力測定装置

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