JPH06160403A - パルス発生装置 - Google Patents

パルス発生装置

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JPH06160403A
JPH06160403A JP32895092A JP32895092A JPH06160403A JP H06160403 A JPH06160403 A JP H06160403A JP 32895092 A JP32895092 A JP 32895092A JP 32895092 A JP32895092 A JP 32895092A JP H06160403 A JPH06160403 A JP H06160403A
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JP
Japan
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magnets
magnet
magnet unit
magnetic
pulse generator
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Pending
Application number
JP32895092A
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English (en)
Inventor
Takahiro Morozumi
孝弘 両角
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NIPPON AUTOM KK
Nippon Automation Co Ltd
Original Assignee
NIPPON AUTOM KK
Nippon Automation Co Ltd
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Publication date
Application filed by NIPPON AUTOM KK, Nippon Automation Co Ltd filed Critical NIPPON AUTOM KK
Priority to JP32895092A priority Critical patent/JPH06160403A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高感度・高磁力の磁電変換素子や磁石などを
用いることなく、一般に用いられている磁電変換素子や
磁石により、従来よりも安定した検出動作を可能とす
る。 【構成】 所定間隔をおいて略対向して固定配設される
2個の磁石21,22を、両者間に配設した磁性体23
により連結する。該磁性体23に回転軸24を連結し、
この2個の磁石21,22と磁性体23とから構成され
る磁石ユニット2を回転可能に支持する。磁石ユニット
2の近傍に磁電変換素子6を配設し、2個の磁石21,
22の磁界により所定数のパルスを発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流量や回転数などを、
パルスを検知することにより測定するために用いられる
パルス発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ガスメータにおけるガス
の流量の測定は、回転軸により回転可能に支持された2
個一対の磁石を有する磁石ユニットと、所定間隔をおい
て該磁石の近傍に配設したリードスイッチ等の磁電変換
素子とから構成されるパルス発生装置を用い、発生する
パルスを検知することにより行なっていた。すなわち、
流体により該磁石ユニットが回転すると、1回転につき
磁電変換素子が2パルスの信号を発信し、この信号をガ
スメータ等が受信して流量を測定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のパルス
発生装置は、2個の磁石10,11が非磁性体を介して
固定配設されている。このため、両者の間には磁気ギャ
ップが存在し、図7で示したような磁界を形成してい
た。図7で明らかなように、2つの磁石は相互に影響し
合って漏れ磁束が大となり、2個の磁石の近傍に配設さ
れた磁電変換素子に影響する磁界は相対的に弱くなって
いる。したがって、適正な検出感度を得るためには、該
2個の磁石10,11に対する磁電変換素子の取付位置
を磁石側に近付けざるを得ず取付自由度が制限されざる
を得なかった。また、このような不都合を考慮して、高
感度の磁電変換素子や、ネオジウム等の高価で高磁力の
磁石を用いることも行われているが、これでは、コスト
的に不利であり、量産性にも問題があった。さらに、リ
ードスイッチ等の高感度の磁電変換素子は、一般的にヒ
ステリシスが短くなる傾向を有している。そのため、例
えば、ガスの非使用時において、ガスが充満している管
内において外部の温度変化等によりガスが膨張・収縮し
た場合には逆方向へ流れが生じることがあるが、高感度
の磁電変換素子を用いた場合には、この流れをも容易に
検知してしまい、ガスメータが誤作動し易いという問題
もある。
【0004】本発明は上記した課題を解消するためにな
されたものであり、高感度・高磁力の磁電変換素子や磁
石などを用いることなく、一般に用いられている磁電変
換素子や磁石により、従来よりも安定した検出動作が可
能となり、安価に製造することができるパルス発生装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明のパルス発生装置は、所定間隔をおいて略対
向して固定配設される2個の磁石を有し、両者間に配設
した回転軸を中心として回転可能に支持された磁石ユニ
ットと、該磁石ユニットの近傍に配設され、該磁石の磁
界により所定数のパルスを発生する磁電変換素子と、を
有するパルス発生装置において、前記磁石ユニットを構
成する2個の磁石が、両者間に配設した磁性体により連
結され、該磁性体に回転軸が連結されていることを特徴
とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明のパルス発生装置を図面に示し
た実施例に基づきさらに詳細に説明する。図において、
1は本実施例のパルス発生装置であり、磁石ユニット
2、リードスイッチ6等を有して構成されている。
【0007】磁石ユニット2は、図1及び図2に示すよ
うに、2個の磁石21,22を用いて構成されている。
この2個の磁石21,22は、所定間隔をおいてかつ異
極同士が対向するように配設されると共に、両者間に
は、鉄、ニッケルあるいはそれらの合金等の磁性体23
が配設され、2個の磁石21,22をその両端部に固定
連結している。そして、この2個の磁石21,22間の
中心、すなわち、磁性体23の中心には、回転軸24が
固定され、磁石ユニット2を構成している。
【0008】なお、磁石21,22の材料は、ネオジウ
ム等の高価で高磁力のものを用いる必要がなく、汎用さ
れている安価なフェライト等を用いることができる。ま
た、2個の磁石21,22を連結する磁性体23の形状
は特に限定されず、図2に示したように棒状のものであ
ってもよいし、図3に示したように、鉄製の六角ナット
等を用いてもよい。
【0009】上記磁石ユニット2を回転軸24を中心に
回転させる手段としては、流体の流れを受けて回転し、
これを該回転軸24に伝達できる構造であればどのよう
なものであってもよい。本実施例では、図1に示すよう
に、流体吸入口31と流体吐出口32とを有して流体流
路を形成するケーシング3の内部に、回転体4と、該回
転体4の側部に突設され、流体の流れを受ける回転羽根
41とを配設すると共に、ケーシング3に隣接する空室
5内に上記磁石ユニット2を配設し、さらに、該回転体
4の中心に磁石ユニット2の回転軸24を連結した構造
としている。なお、適宜の減速機構を用いて両者を連結
する構造としてもよいことはもちろんである。
【0010】リードスイッチ6の配設位置は、上記磁石
ユニット2の近傍であって、2個の磁石21,22の磁
界の影響を受ける個所であればよい。すなわち、図6を
参照すれば、磁性体23と接触していない各磁石21,
22の端部21a,22a間に発生する磁界の影響を受
ける個所であればいずれであってもよい。本実施例で
は、図1に示したように、リードスイッチ6の長手方向
中心線pが該磁石ユニット2の長手方向に沿う直線kと
略直交するように磁石ユニット2と一定間隔をおいて配
設している。すなわち、磁石ユニット2が回転し、磁石
21のN極及び磁石22のS極がリードスイッチ6とほ
ぼ正対面すると、リードスイッチ6のON領域内に至
り、該リードスイッチ6がONするように配設される。
【0011】本実施例のパルス発生装置1は、次のよう
に作用する。まず、例えば、ガス管の中途に、ケーシン
グ3の流体吸入口31と流体吐出口32とを接続する。
流体であるガスが流れて回転羽根41に接触すると回転
体4が回転し、この回転に伴ない回転軸24を介して磁
石ユニット2が回転動作する。これにより、図2及び図
3に示した状態(すなわち、磁石21のN極がリードス
イッチ6と略正対面している状態)においては磁石21
がON領域Lに至りN極から出る磁束線の磁界がリード
スイッチに作用することによりONし、所定量回転して
リードスイッチ6のON領域Lから外れてOFF領域M
に至ると該磁界の影響を受けなくなってOFFする。そ
して、180度回転すると磁石22のS極がリードスイ
ッチ6と略正対面するためS極へ入る磁束線の磁界によ
りONし、再び所定量回転してON領域Lから外れてO
FF領域Mに至ると該磁界の影響を受けなくなってOF
Fする。すなわち、本実施例のパルス発生装置は1回転
で2つのパルスを発生する。
【0012】本実施例のパルス発生装置1は、磁石ユニ
ット2を、2つの磁石21,22と、両者間に連結配設
される磁性体23とにより構成している。したがって、
図7に示した従来の磁気ギャップを有する磁石ユニット
を用いたパルス発生装置と比較して、本実施例のパルス
発生装置1の磁石ユニット2は、磁気ギャップで発生し
ていた漏れ磁束を磁性体23の中に取り込むことができ
る。その結果、一方の磁石21のN極と他方の磁石22
のS極との間で大きくループを描くように発生する磁束
線の数が多くなる(図6,図7参照)。すなわち、磁石
ユニット2の近傍に配設されるリードスイッチ6に影響
を及ぼす磁束線の数が多くなりかつ密となる。
【0013】したがって、磁石21,22として通常用
いられるフェライト等を使用しても、また、リードスイ
ッチ6として高感度のものを用いなくても、磁石ユニッ
ト2の磁界が従来と比較して有効にリードスイッチに作
用するようになり、リードスイッチ6の作動効率を向上
させることができる。
【0014】図8は、本実施例で用いた磁石ユニット2
と、2つの磁石10,11の間に非磁性体であるプラス
チック製棒状体12を介在連結させた従来の磁石ユニッ
ト13との表面ガウス量の差を示すものである。この図
から明らかなように、本実施例で用いた磁石ユニット2
は従来の磁石ユニット13と比較して、表面ガウス量が
大きくなっていることがわかる。なお、表面ガウス量
は、図8上X方向にガウスメータのプローブを動かすこ
とによって測定した。
【0015】以上のことから、本実施例のパルス発生装
置1は、磁石ユニット2のリードスイッチ6に影響を及
ぼす磁束線の数が多くかつ密となると共に、表面ガウス
量も大きくなるため、磁石ユニット2とリードスイッチ
6等の磁電変換素子との間隔を広く設定することもで
き、取付位置の自由度が向上する。
【0016】また、図4は、本実施例で用いた磁石ユニ
ット2と従来の磁石ユニット2において、それぞれ、磁
石間の間隔Y(すなわち、磁性体又は非磁性体の長さ
(図5参照))を変化させた場合の表面ガウス量の変化
を示している。なお、表面ガウス量は、上記と同様、図
5上X方向にガウスメータのプローブ9を動かすことに
よって測定した。また、図4において、Aは本実施例の
磁石ユニット2の表面ガウス量の変化を、Bは従来の磁
石ユニットの表面ガウス量の変化を示す。この図から明
らかなように、本実施例の磁石ユニット2は、従来の磁
石ユニットと比較して、磁石の間隔を変化させても磁力
変化が少なく安定した動作が確保できることがわかる。
したがって、製造の際に、両磁石の間隔を厳密に設定す
る必要もなく、製造の簡素化を図ることも可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明のパルス発生装置は、磁石ユニッ
トとして2つの磁石の間に磁性体を介在配設している。
したがって、従来の非磁性体を介在配設させた磁石ユニ
ットを用いたものと比較して、磁石ユニットの磁界を強
くすることができ、高感度・高磁力の磁電変換素子や磁
石などを用いる必要がなく、一般に用いられている磁電
変換素子や磁石により、検出感度を向上させることがで
きる。また、リードスイッチに関して言えば、高感度、
高磁力の磁電変換素子や磁石を用いる必要がないため、
逆回転による誤作動の発生頻度を減少させることができ
ると共に、安価かつ容易に製造することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のパルス発生装置の一実施例を示
す模式図である。
【図2】図2(a)は同実施例の磁石ユニットとリード
スイッチとの配設関係を模式的に示す平面図であり、図
2(b)はその側面図である。
【図3】図3(a)は磁性体として鉄製六角ナットを用
いた同実施例の磁石ユニットとリードスイッチとの配設
関係を模式的に示す平面図であり、図3(b)はその側
面図である。
【図4】図4は、本実施例の磁石ユニットと従来の磁石
ユニットにおいて、磁石間隔を変化させた場合の表面ガ
ウス量の変化を示す図である。
【図5】図5は、表面ガウス量の測定方法を説明するた
めの平面図である。
【図6】図6は、本実施例の磁石ユニットの磁束線分布
図である。
【図7】図7は、従来の磁石ユニットの磁束線分布図で
ある。
【図8】図8(a),(b)は、本実施例の磁石ユニッ
トと、従来の磁石ユニットとの表面ガウス量の差を示す
図である。
【符号の説明】
1 パルス発生装置 2 磁石ユニット 21 磁石 22 磁石 23 磁性体 24 回転軸 3 ケーシング 31 流体吸入口 32 流体吐出口 4 回転体 41 回転羽根 6 リードスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔をおいて略対向して固定配設さ
    れる2個の磁石を有し、両者間に配設した回転軸を中心
    として回転可能に支持された磁石ユニットと、該磁石ユ
    ニットの近傍に配設され、該磁石の磁界により所定数の
    パルスを発生する磁電変換素子と、を有するパルス発生
    装置において、 前記磁石ユニットを構成する2個の磁石が、両者間に配
    設した磁性体により連結され、該磁性体に回転軸が連結
    されていることを特徴とするパルス発生装置。
JP32895092A 1992-11-16 1992-11-16 パルス発生装置 Pending JPH06160403A (ja)

Priority Applications (1)

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JP32895092A JPH06160403A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 パルス発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32895092A JPH06160403A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 パルス発生装置

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Publication Number Publication Date
JPH06160403A true JPH06160403A (ja) 1994-06-07

Family

ID=18215920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32895092A Pending JPH06160403A (ja) 1992-11-16 1992-11-16 パルス発生装置

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JP (1) JPH06160403A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004135779A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Tokai Rika Co Ltd バックル装置
DE102005008030A1 (de) * 2005-02-22 2006-03-09 Daimlerchrysler Ag Drehzahlerfassungseinrichtung für eine Welle und Drehzahlerfassungselektronikeinheit
JP2010210288A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Nikon Corp エンコーダ
JP5043245B1 (ja) * 2012-02-21 2012-10-10 Takahata Precision R&D Center株式会社 流量センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102005008030A1 (de) * 2005-02-22 2006-03-09 Daimlerchrysler Ag Drehzahlerfassungseinrichtung für eine Welle und Drehzahlerfassungselektronikeinheit
JP2010210288A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Nikon Corp エンコーダ
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