JP2010096522A - 燃料残量表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】適正な燃料残量の異常値除去範囲を設定出来、燃料タンク内の燃料残量の検出精度を向上させることができる燃料残量表示装置を提供する。
【解決手段】車両1に設けられた燃料タンク2内の燃料残量を検出して、燃料残量値を出力する燃料噴射量検出器12と、燃料残量値から、異常値を除去する異常値除去手段13と、異常値を除去した補正燃料残量値を算出し、補正燃料残量値を、車両1の乗員に表示する燃料計7とを有する燃料タンクの燃料残量表示装置である。
異常値除去手段13は、燃料タンク2から供給されて、エンジン11によって消費される燃料消費量を基に、異常値を除去する範囲Bを設定するように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】車両1に設けられた燃料タンク2内の燃料残量を検出して、燃料残量値を出力する燃料噴射量検出器12と、燃料残量値から、異常値を除去する異常値除去手段13と、異常値を除去した補正燃料残量値を算出し、補正燃料残量値を、車両1の乗員に表示する燃料計7とを有する燃料タンクの燃料残量表示装置である。
異常値除去手段13は、燃料タンク2から供給されて、エンジン11によって消費される燃料消費量を基に、異常値を除去する範囲Bを設定するように構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等の車両の燃料タンク内の燃料残量を表示する燃料残量表示装置に関するもので、特に、補正により正確な燃料残量を表示することができる燃料残量表示装置に関するものである。
従来、車両の燃料残量表示装置としては、車両の燃料タンク内の燃料残量をフューエルセンダユニットを用いて測定するものが知られている(特許文献1参照)。
まず、構成から説明すると、このフェールセンダユニットは、先端に、液面位置の移動によって上下動するフロート等が、設けられた揺動レバーと、この揺動レバーの回動の角度により、抵抗値を変動させて、燃料残量を検出可能な巻き線抵抗とを主に有している。
この燃料タンクの燃料残量表示装置では、このフューエルセンダユニットで、検出された燃料タンク内の燃料残量が、実測値として所定数、サンプリングされてブロックデータ化される。
次に、これらのブロックデータ化された値の平均値が、基礎データとなって、異常値とみなされるデータが除去される範囲である異常値除去範囲が決定される。
そして、この異常値除去範囲内に、前記実測された燃料タンク内の燃料残量の値が入っている場合、これらの実測値は、異常値データであるとされて、表示される値から省かれるように構成されている。
次に、この従来例の燃料残量表示装置の作用効果について説明する。
この従来の燃料残量表示装置では、前記フューエルセンダユニットで、燃料タンク内の燃料残量が、実測値として計測されると、時間毎に所定数、サンプリングされた燃料残量のブロックデータが算出される。
そして、このブロックデータによって、設定された異常値除去範囲内に入ってしまった異常値データが、実測された燃料残量値データから省かれて、車両の運転室内の計器盤等に設けられた燃料計に、データ修正処理後の補正燃料残量値が表示される。
特開平9−287997号公報(第0019段落乃至第0063段落、図1乃至図9)
しかしながら、このような従来の燃料残量表示装置においては、燃料タンク内の燃料残量が、実測値としてサンプリングされることにより、得られるブロックデータに基づいて、異常値除去範囲が決定されている。
このため、車両の振動や、姿勢変化によって、実測値が変化してしまい、適正な異常値除去範囲を設定出来ない虞があった。
そこで、本発明の目的は、適正な燃料残量の異常値除去範囲を設定出来、燃料タンク内の燃料残量の検出精度を向上させることができる燃料残量表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載されたものは、車両に設けられた燃料タンク内の燃料残量を検出して、燃料残量値を出力する燃料残量検出手段と、前記燃料残量値から、異常値を除去する異常値除去手段と、前記異常値を除去した補正燃料残量値を算出し、該補正燃料残量値を、該車両の乗員に表示する燃料残量表示手段とを有する燃料タンクの燃料残量表示装置において、前記異常値除去手段は、前記燃料タンクから供給されて、エンジンによって消費される燃料消費量を基に、異常値を除去する範囲を設定する燃料タンクの燃料残量表示装置を特徴としている。
このように構成された請求項1記載のものでは、前記異常値除去手段では、前記燃料タンクから供給されて、前記エンジンによって消費される燃料消費量を基に、異常値が除去される範囲が設定される。
該エンジンによって消費される燃料消費量は、前記燃料タンク内の燃料の液面の低下と、ある程度比例する。
このため、該エンジンによって消費される燃料消費量を基に、異常値が除去される範囲が決定されれば、車両の振動や、姿勢変化によって影響を受けることなく、適正な燃料残量の異常値除去範囲を設定出来る。
従って、該適正な燃料残量の異常値除去範囲を用いて、前記燃料タンク内の燃料残量を検出する際に、該異常値除去範囲に該当する異常値を除外することにより、該燃料タンク内の燃料残量の表示精度を向上させることができる。
以下、本発明の最良の実施の形態の燃料タンクの燃料残量表示装置を図面に基づいて説明する。
図1乃至図8は、この発明の実施の形態の燃料残量表示装置を示すものである。
まず、全体の構成から説明すると、この実施の形態の燃料残量表示装置では、図1に示すように、車両1に設けられた燃料タンク2内に、この燃料タンク2内の燃料残量を検出して、燃料残量値をデータ信号S1として、出力する燃料残量検出手段としてのタンク内燃料残量検出器3が、設けられている。
このタンク内燃料残量検出器3は、前記車両1の車室内インストルメントパネル5に設けられたコンビネーションメータ4内に設けられた制御処理ユニット6に接続されている。
そして、前記燃料タンク2内で、このタンク内燃料残量検出器3によって、検出された燃料残量の燃料タンク内残量値データTinが、データ信号S1として、この制御処理ユニット6に出力されるように構成されている。
このコンビネーションメータ4内には、スピードメータ、タコメータ等と共に、車両用情報の表示を行う計器の一つである燃料残量表示装置としての燃料計7が、設けられている。
これらの燃料計7等は、このコンビネーションメータ4内に設けられた制御処理ユニット6によって、駆動制御されるように構成されている。
この制御処理ユニット6は、CPU等からなる演算部8と、演算部8によって演算された結果としてのデータ信号S3を、前記燃料計7を駆動する駆動信号S4に変換して出力する駆動信号出力部9とを主に有している。
このうち、前記演算部8には、前記タンク内燃料残量検出器3によって、前記燃料タンク2内で検出された燃料残量の値を、演算して、燃料残量をタンク内残量値として、データ信号S1で出力する残量値演算手段10が、設けられている。
また、この残量値演算手段10は、前記燃料タンク2内で検出された燃料残量値のデータ信号S1及び後述する燃料噴射量検出器12によって検出された燃料噴射量値のデータ信号S2とを、前記制御処理ユニット6に接続される記憶部としてのRAM8aに対して、入出力可能で、入出力によって、蓄積された燃料残量の値が、読み書き可能となるように、構成されている。
更に、この実施の形態の演算部8には、前記タンク内残量値のうち、異常値を除去する異常値除去手段13が、設けられている。
この実施の形態の異常値除去手段13では、図2に示す通常の燃料消費割合の一部Qを拡大表示した図3に示されるように、第1の補正フィルタリングで、20ms毎にサンプリングされた6つの燃料タンク2内残量値が、前記RAM8aに蓄積されていて、各々ブロックを構成して、新しく検出された燃料タンク内残量値データによって、古い燃料タンク内残量値データから、順次更新されるように構成されている。
すなわち、前記RAM8aには、20ms毎にサンプリングされた6つの燃料タンク内残量値データが、各々Tin n,Tin n−1,…Tin n−5として、書き込まれて蓄積されると共に、最新の燃料タンク内残量値データから読み出されて、前記演算部8によって、これらの6つの燃料タンク内残量値データTin n…の平均値Tout及び、Toutの前回値Tout prevが、演算され、再び前記RAM8aに蓄積される。
そして、次の数式1,数式2で、第1の補正フィルタリングの上限値TinMAX及び下限値TinMINが、求められる。
〔数式1〕
TinMAX=Tout prev+Kh−前回ブロックの燃料総噴射量
〔数式2〕
TinMIN=Tout prev+Kl−前回ブロックの燃料総噴射量
ここで、Kは、フィルタリング領域の幅を可変させることが可能な定数で、平均値Toutから、上方への設定値h及び平均値Toutから下方への設定値hを変更することによって、所定値Kh及び所定値Klの大きさが、適正値となるように、設定可能としている。
〔数式1〕
TinMAX=Tout prev+Kh−前回ブロックの燃料総噴射量
〔数式2〕
TinMIN=Tout prev+Kl−前回ブロックの燃料総噴射量
ここで、Kは、フィルタリング領域の幅を可変させることが可能な定数で、平均値Toutから、上方への設定値h及び平均値Toutから下方への設定値hを変更することによって、所定値Kh及び所定値Klの大きさが、適正値となるように、設定可能としている。
そして、各ブロック内で、上限値TinMAX及び下限値TinMINを外れた値は、除外される。すなわち、
〔数式3〕
TinMIN≦Tin n≦TinMAX
ここで、 TinF n=Tin nとすると、
〔数式4〕
Tin n<TinMIN : TinF n=TinMIN
〔数式5〕
Tin n>TinMAX : TinF n=TinMAX
として、上限値TinMAX及び下限値TinMINを外れた値が検出された場合は、一義的に、前記TinF nに下限値TinMINが、代入されるように構成されている。
〔数式3〕
TinMIN≦Tin n≦TinMAX
ここで、 TinF n=Tin nとすると、
〔数式4〕
Tin n<TinMIN : TinF n=TinMIN
〔数式5〕
Tin n>TinMAX : TinF n=TinMAX
として、上限値TinMAX及び下限値TinMINを外れた値が検出された場合は、一義的に、前記TinF nに下限値TinMINが、代入されるように構成されている。
図6では、領域Q1で、検出値が、第1のフィルタの下限値TinMINに、貼り付かせられているものが、例示されている。
このように、上限値TinMAX及び下限値TinMINを外れた値が検出された場合は、除外するか、或いは、上限値TinMAX及び下限値TinMINが、各々代入される。
このようにして適正化されたこれらの6つの燃料タンク内残量値データTin n,Tin n−1,…Tin n−5の平均値Toutは、次の数式6で求められる。
〔数式6〕
Tout=(TinF n+TinF n−1+…+TinF n−5)/6
もちろん、この数式6の除数「6」は、サンプリングされた燃料タンク内残量値データの数量nに応じて、変更されてもよい。
〔数式6〕
Tout=(TinF n+TinF n−1+…+TinF n−5)/6
もちろん、この数式6の除数「6」は、サンプリングされた燃料タンク内残量値データの数量nに応じて、変更されてもよい。
また、この実施の形態の車両1には、前記燃料タンク2からエンジン11の燃焼室内へ向けて、燃料供給パイプ11bを介して供給されて、所望の圧力で噴射する燃料噴射装置11aが設けられている。
この燃料噴射装置11aには、燃料噴射量を、前記エンジン11によって、消費される燃料消費量として検出する燃料噴射量検出器12が、設けられている。
この燃料噴射量検出器12は、前記演算部8内の前記異常値除去手段13に接続されていて、燃料噴射量が、この異常値除去手段13に出力されるように構成されている。
この異常値除去手段13では、この燃料噴射量に基づいて、異常値の範囲を設定して、前記異常値を除去したタンク内残量値が、前記残量値演算手段10によって、補正燃料残量値となるように、修正演算される。
この修正演算された補正燃料残量値は、データ信号S3として前記駆動信号出力部9に引き渡されると共に、この補正燃料残量値を、この車両1の乗員室内に設けられた燃料残量表示手段の一部としての燃料計7に出力表示するように、送出される構成としている。
すなわち、この実施の形態の前記異常値除去手段13は、前記燃料タンク2から供給されて、エンジン11によって消費される燃料消費量を基に、異常値が除去される範囲が設定されて、前記補正燃料残量値の修正演算が行われるように構成されている。
更に、この実施の形態の前記異常値除去手段13には、推定燃料残量値演算手段14が設けられている。
この推定燃料残量値演算手段14は、前記エンジン11によって消費される燃料消費量として、検出された燃料噴射装置11aの燃料噴射量から、燃料残量を推定して、推定燃料残量値Foutが決定される。
例えば、図2中、グラフ線Vで示す推定燃料残量値Foutは、具体的には、第2の補正フィルタリングに用いられる為、数ms毎にサンプリングされたn個の燃料噴射量値データが、前記RAM8aに蓄積されていて、各々ブロックが構成されている。
これらのブロックは、n個の燃料噴射量値データで構成されていて、新しく検出された燃料噴射量値データによって、前記RAM8aに蓄積された古い燃料タンク内残量値データから、一つづつ更新されながら、前記推定燃料残量値演算手段14によって、次の数式7の演算が行われて、前記推定燃料残量値Foutが、求められる。
〔数式7〕
Fout=(FinF n+FinF n−1+…+Fin 1)/n
ここで、時分割でサンプリングされた燃料噴射量値データは、一定時間内でサンプリング可能な燃料噴射量値データの数量nに応じて、変更可能で、数量nを増大させることにより、分解能を良好なものとすることができる。
〔数式7〕
Fout=(FinF n+FinF n−1+…+Fin 1)/n
ここで、時分割でサンプリングされた燃料噴射量値データは、一定時間内でサンプリング可能な燃料噴射量値データの数量nに応じて、変更可能で、数量nを増大させることにより、分解能を良好なものとすることができる。
そして、次の数式8で、実際に前記車両1の燃料タンク2内に存在しているであろうと想定される燃料量として、現在の推定燃料残量値Foutが、求められる。
〔数式8〕
現在の推定燃料残量値Fout=(前回の推定燃料残量値Foutn−1)−現在のブロックの燃料総噴射量
すなわち、図2に示すように、燃料噴射量に基づいて算出された推定燃料残量値Foutを示すグラフ線Vは、燃料噴射量が、増大すると、領域Qに比して領域Q2では、急速に減少して、グラフ線の時間軸方向の下り勾配も大きくなる。
〔数式8〕
現在の推定燃料残量値Fout=(前回の推定燃料残量値Foutn−1)−現在のブロックの燃料総噴射量
すなわち、図2に示すように、燃料噴射量に基づいて算出された推定燃料残量値Foutを示すグラフ線Vは、燃料噴射量が、増大すると、領域Qに比して領域Q2では、急速に減少して、グラフ線の時間軸方向の下り勾配も大きくなる。
そして、この推定燃料残量値をFout基に、異常値を除去する範囲が、前記異常値除去手段13に設けられた検出範囲設定手段15によって、設定されるように構成されている。
この検出範囲設定手段15では、前記推定燃料残量値演算手段14で演算された前記推定燃料残量値Foutを中心として、増加側と減少側との一定幅範囲h1,h2内に存在する前記燃料残量が、検出可能な範囲となるように、円滑に時間と共に減少する帯状領域として構成されて、前記推定燃料残量値Foutを示すグラフ線Vの周囲に、二点鎖線L1,L2で区分けされた検出範囲Bが、図2に示すように設定されている。
そして、前記異常値除去手段13では、この検出範囲B以外の領域C1,C2内に、燃料残量値が存在する場合、検出結果を異常値として判定するように構成されている。
すなわち、図7中、領域Q3で示すような従来の平均値Hを用いた補正では、燃料量表示が、上昇してしまったり、或いは、検出範囲が広がってしまうような車両1が、ガタガタ道を通行する場合等でも、図8中、領域Q4で示すように、検出範囲B以外の領域C1,C2に検出された異常値c1〜c5が、除外される。
このように、検出範囲B以外の領域C1,C2に検出された異常値c1〜c5が、除外されることにより、前記燃料計7に表示される燃料残量値が、車両の走行振動や或いは、坂道で、上下動しないように、第2のフィルタリングが行われるように構成されている。
また、この実施の形態では、図8中、領域Q9で示される検出範囲Bの下限に、前記燃料計7に表示される燃料残量値を出力して、表示するように構成されている。
更に、この実施の形態の制御処理ユニット6には、図1に示すように、前記異常値除去手段13による第2のフィルタリングを停止させることが可能な異常値除去停止手段17が、設けられている。
この異常値除去停止手段17では、図4に示すように、前記グラフ線Vで示す推定燃料残量値Foutと、実際の燃料タンク2内で検出された燃料残量値データとの乖離幅h3が、大きい場合には、即座に、燃料残量値データに追従するように、前記異常値除去手段13を停止させて、前記残量値演算手段10のみにより、演算を行わせるように構成されている。
このため、燃料漏れ等が生じて、推定燃料残量よりも、実際に前記燃料タンク2内に存在する燃料量が、車両1の走行に伴う燃料の大量消費以外の理由で、減少していると、前記異常値除去手段13による異常値除去が停止される。
よって、前記残量値演算手段10に入力される前記タンク内燃料残量検出器3からのデータ信号S1のみが用いられて、前記演算部8の残量値演算手段10では、前記燃料計7に、図4に示すような通常の減少割合を示す燃料残量Vの勾配に比して、急激に減少した燃料残量値V1が、演算される。
そして、車両1の乗員に、警告として分かりやすいように、前記燃料タンク2内の燃料が、急激に減少を開始すると、短時間で大幅に減少した燃料量が、前記燃料計7に、駆動信号S4として出力されて、燃料残量値V1が急激に減少する様子が、表示されるように構成されている。
この実施の形態では、図1に示すように、前記制御処理ユニット6の駆動信号出力部9には、警告手段としてのワーニングランプ18が、接続されている。
そして、図4に示すように、前記タンク内燃料残量検出器3で検出された燃料残量Toutと、前記推定燃料残量値演算手段14で演算された推定燃料残量値Foutとの差が、予め設定された所定の乖離幅h3以上になると、前記駆動信号出力部9から、このワーニングランプ18へ向けて、警告データ信号S5が出力される。
この出力された警告データ信号S5が、前記ワーニングランプ18に入力すると、このワーニングランプを短い間隔で点滅させて、警告として、乗員に認識されるように、通常の燃料残量の値の減少の場合の警告と、異なる点灯状態となるように構成されている。
次に、この実施の形態の燃料タンクの燃料残量表示装置の作用効果について説明する。
このように構成された実施の形態の燃料残量表示装置では、前記異常値除去手段13では、前記燃料タンク2から供給されて、前記エンジン11によって消費される燃料消費量を基に、異常値が除去される範囲(図2,図4中二点鎖線L1,L2で囲まれた帯状領域の検出範囲以外の部分)が、設定される。
前記エンジン11によって消費される燃料消費量としての燃料噴射量は、前記燃料タンク2内の燃料の液面の低下と、ある程度比例する。
このため、エンジン11によって消費される燃料消費量を基に、異常値が除去される範囲が決定されれば、車両の振動や、姿勢変化によって影響を受けることなく、適正な燃料残量の異常値除去範囲を設定出来る。
従って、適正な燃料残量の前記異常値除去範囲を用いて、前記燃料タンク2内の燃料残量を検出する際に、この異常値除去範囲に該当する燃料残量値データを異常値として、除外することにより、燃料タンク内の燃料残量の表示精度を向上させることができる。
図5乃至図9は、この実施の形態の実施例1の燃料タンクの燃料残量表示装置を示すものである。
なお、前記実施の形態と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、この実施の形態の実施例1の燃料タンクの燃料残量表示装置の制御動作について、図5に示すフローチャートに沿って、説明する。
この実施例1の燃料タンクの燃料残量表示装置では、Step1で、燃料残量表示装置の制御が、開始されると、Step2では、前記燃料タンク2内に設けられたタンク内燃料残量検出器3によって、検出された燃料タンク内残量値のデータ信号S1が、前記制御処理ユニット6から、前記RAM8aに送られて書き込まれる。
このRAM8aでは、常に、20ms毎にサンプリングされた6つの燃料タンク内残量値であるTin n,Tin n−1,…Tin n−5とが、古い燃料タンク内残量値データから、順次更新されるように蓄積されている。
そして、Step3では、前記実施の形態の数式1,数式2で求められた、第1の補正フィルタリングの上限値TinMAX及び下限値TinMINを外れる燃料タンク内残量値は、図3に示すように、第1のフィルタリングにより除去される。
このため、車両の振動や、姿勢変化によって受ける残存燃料値への影響を減少させて、検出精度を良好なものとすることができる。
しかしながら、比較例として示す図7のように、車両1が、ガタガタ道等の悪路に、さし掛かり、燃料タンク2内の残存燃料の液面の上下動方向の振れ幅が、増大すると、この第1のフィルタリングにより得られる補正燃料残存量の変動も大きくなる虞があった。
そこで、次に、Step5で、この実施例1の燃料残量表示装置の制御処理ユニット6に設けられた異常値除去手段13によって、前記燃料噴射装置11aに設けられた燃料噴射量検出器12から送られてくる燃料噴射量FinF n,FinF n−1,…Fin1に基づいた燃料残量計算が行われて、第2の補正フィルタリングの基準値である推定燃料残量値Foutの算出が、行われる。
例えば、図8に示すように、推定燃料残量値Foutの上,下両側に、一定幅範囲h1,h2の検出可能な範囲を示す帯状領域が設けられる。
そして、前記推定燃料残量Vのグラフ線の上,下に、これらの一定幅範囲h1,h2に位置する点を結ぶ二点鎖線L1,L2で、区分けされた検出範囲Bが、設定される。
このため、Step6で、前記数式8、すなわち、現在の推定燃料残量値=前回の推定燃料残量値(V)−現在のブロックの燃料総噴射量に相当するFout−Toutが、前記図4中、所定の乖離幅h3に相当するTfailを上廻る場合は、Step7に進み、超えない場合は、次のStep8で、次回の異常値除去フィルタ計算が行われる。
Step7では、例えば、図8中、検出範囲Bの外側に位置する異常値c1〜c5が、前記異常値判定手段16によって、除去されて、残量値演算手段10によって、下記数式9が用いられて、6つの燃料タンク内残量値データTinの平均値Toutが演算される。
〔数式9〕
Tout=(Tin n+Tin n−1+…+Tin n−5)/6
平均値Toutの計算結果は、Step9で、前記演算部8から、駆動信号出力部9を介して、燃料計7に、駆動信号S4として出力される。
〔数式9〕
Tout=(Tin n+Tin n−1+…+Tin n−5)/6
平均値Toutの計算結果は、Step9で、前記演算部8から、駆動信号出力部9を介して、燃料計7に、駆動信号S4として出力される。
そして、前記燃料計7では、車両1の乗員に、警告として分かりやすいように、前記燃料タンク2内の燃料が、急激に減少を開始すると、短時間で大幅に減少した燃料量が、前記燃料計7の指針の動きとして表示される。
この際、Step7では、異常値が除外された6つの燃料タンク内残量値データによって、平均値Toutの計算が行われるので、Step9で、燃料計7の表示が更新される際に、車両1の振動等により燃料の液面変動によって、影響が及んでいない値に基づいて表示出来る。
この実施の形態のStep7では、推定燃料残量値演算手段14によって、演算された推定燃料残量値Foutが、第2の補正フィルタリングに用いられる為、数ms毎に高い分解能でサンプリングされたn個の燃料噴射量値データが、前記RAM8aに蓄積させている。
このため、前記数式8によって、演算される現在の推定燃料残量値は、前回の推定燃料残量値−現在のブロックの燃料総噴射量であるから、各々前記燃料タンク内残量値 Tin n…よりも、細かいブロックによって、常に減少方向へ減算されて、逐次更新される事により、図8中L1,L2に示すように、連続的に検出範囲Bの中心値を、減少させることが出来る。
従って、推定燃料残量値演算手段14で、推定演算された推定燃料残量値を基に、前記検出範囲設定手段15で、異常値を除去する範囲を、図8中、帯状の検出範囲Bを外れた範囲C1,C2に設定することにより、少ない上下方向への変動のまま、徐々に減少する方向へ設定出来、例えば、図6に示すように、第1のフィルタリングのみで、Step8の次回異常値除去フィルタ計算を行う場合のように、フィルタリング範囲f1,f2,f3が、上下方向へバラツキを生じてしまう虞が無い。
このため、車両1の走行に伴う振動や、姿勢変化によって、実際に計測される燃料タンク2内の燃料タンク内残量値データTinが変化しても、適正な異常値除去範囲を設定出来る。
また、前記燃料噴射装置11aの燃料噴射量を、検出して燃料消費量の演算に用いているので、燃料タンク2内の燃料残量を検出するものに比して、高い分解能で、多くの値をデータとして、サンプリングすることが出来る。
従って、短時間で必要なデータのサンプリングが行えるので、前記図5に示すフローチャートのStep2乃至Step8を繰り返して、第2のフィルタを燃料残量が、円滑に減少するように設定出来る。
しかも、第2のフィルタリングが行われることにより、異常値は除外されるので、更に、前記燃料計7の指針を、円滑に駆動させることが出来、燃料値の減少等の変化の読み取りが容易で、視認性が良好である。
また、前記推定燃料残量値演算手段14から推定された推定燃料残量値を基に、異常値を除去する範囲が、前記検出範囲設定手段15で設定される。
この異常値を除去する範囲は、前記推定燃料残量値Foutを中心とした増加側の一定範囲(図8中の一定幅h1内の値を取る領域内)及び減少側の一定範囲(図8中の一定幅h2の値を取る領域内)が、検出範囲Bとされた場合に、これらの検出範囲B以外の範囲(図8中検出範囲Bの上側で、より大きな値を取る領域C2内又は、検出範囲Bの下側で、より小さな値を取る領域C1内)である。
従って、車両1の走行に伴う振動や、坂道、急加減速による液面の上下動によって、実際に計測される燃料タンク2内の燃料タンク内残量値データTinが、大きく変動する場合でも、異常値とみなされる部分のサンプリングされた実液面データは、この異常値除去手段13の異常値判定手段16で判定、除去されて、採用されることが無い。
このため、第2のフィルタリングによる検出範囲B内の適正な燃料残量データ異常値除去範囲内の燃料タンク内残量値データTin…のみが用いられて、適正に平均化された平均値Toutを演算することが出来る。
このように、除外された異常値以外の燃料タンクの燃料残量表示装置から、フィルタリング後の6つの燃料タンク内残量値データTinの平均値Toutが、前記数式6によって、求められることで、変動量が不必要に大きくならないように抑制出来、この車両1の乗員は、不快感無く修正演算された燃料残量値を、前記燃料計7の指針の動きとして、適切に視認出来る。
しかも、この実施例1では、前記図6中、領域Q1,Q5で示されるように、従来の燃料タンク2内の燃料タンク内残量値データTinの平均値による検出範囲の下限に、燃料計7の駆動信号S4の値を、貼り付かせるように代入するのではなく、前記燃料タンク内残量値データTinから、Step7で前記異常値が除去された後に、Step8で、次回の異常値除去フィルタをかける検出範囲Bが計算される。
このため、第2のフィルタ内に、補正に用いる燃料タンク内残量値データTinが検出されない場合は、平均値の演算から除去されることにより、蓄積されている以前の検出データを少なくともn個、この実施例1では、6個若しくは、それ以上の複数個、用いた演算が行われて、前記検出範囲の下限値を安定させることが出来る。
従って、全ての燃料タンク内残量値データTinが、異常値除去フィルタが、かけられた検出範囲B内から検出されない場合は、図6に示す従来の燃料タンク2内の燃料タンク内残量値データTinの平均値による検出範囲の下限に、燃料計7に表示される出力データ信号の値S4を貼り付かせた場合と比較し、特に、前記領域Q1,Q5又は、領域Q6のように、上下動してしまうことにならず、この実施例の図8に示す燃料計7の指針を駆動制御する駆動信号S4は、領域Q1又は、領域Q6に相当する部分であるQ4で、上下方向に大きくブレることなく円滑に減少させて、安定させることができる。
しかも、領域Q7では、検出範囲Bの下限値L2に貼り付かせて、下方へのブレ量を、図6中領域Q5の場合に比して、更に、抑制することが出来る。
このように、第1のフィルタリングの後に、第2のフィルタリングを行って、燃料消費量に基づく補正を行うことにより、前記燃料噴射装置11aの噴射量が、増減したり、或いは、車両1が、ガタガタ道や坂道に差し掛かったりしても、減少方向へ常にフィルタリングを行うことが出来、実際の燃料消費量に近く、視認しやすい良好な燃料計7の指針の挙動を得ることが出来る。
しかも、この実施例1では、異常値除去停止手段17によって、図8に示すように、前記タンク内燃料残量検出器3で検出された実燃料残量Tinの平均値Toutと、前記推定燃料残量値演算手段14で演算された推定燃料残量値Foutとの差が、予め設定された所定の乖離幅h3以上になると、図1に示す異常値除去停止手段17によって、前記異常値除去手段13が停止させられる。
このため、図8に示す次の領域Q8では、第1のフィルタリングの検出領域A1内に存在する燃料残量Toutに追従して、前記燃料計7の駆動信号S4が、即座に燃料残量Toutに合致される。
従って、車両1の乗員は、前記燃料計7の指針の動きが急激に減少することを、燃料タンク2内の液面の減少に近い状態で視認出来、直ちに燃料漏れ等の異常を認識出来る。
更に、この実施例1では、前記駆動信号出力部9には、前記コンビネーションメータ4内のワーニングランプ18が接続されていて、図4に示すように、前記タンク内燃料残量検出器3で検出された燃料残量Toutと、前記推定燃料残量値演算手段14で演算された推定燃料残量値Foutとの差が、予め設定された所定の乖離幅h3以上になると、前記駆動信号出力部9から、このワーニングランプ18へ向けて、警告データ信号S5が出力される。
この実施の形態の警告データ信号S5は、前記ワーニングランプ18を短い間隔で点滅させるように構成されている。
また、通常の燃料残量の値の減少の場合は、前記ワーニングランプ18が比較的長い間隔で点滅させるように構成されている。
このため、この出力された警告データ信号S5が、前記ワーニングランプ18に入力すると、短い間隔で点滅するワーニングランプ18を乗員が、視認して、通常の燃料残量の値の減少の場合の警告とは、異なる点灯状態である緊急性の高い警告として、認識される。
従って、車両1の乗員は、このワーニングランプの短い間隔で行われる点滅を見て、燃料タンク2から燃料漏れが発生している等を、確実に認識できる。
また、図8に示すように、領域Q9では、燃料漏れが発生すると、タンク内燃料残量検出器3で検出された燃料タンク内残量値データTin…から、前記推定燃料残量値演算手段14で演算された推定燃料残量値Foutに基づく異常値が除去された結果、各燃料タンク内残量値データTin…であるc6〜c11…が、全て、検出範囲B外となる。
特に、この実施例1では、1つのブロックデータである検出範囲B2内に、各燃料タンク内残量値データTin…としてのc7〜c10が、存在しないため、前記異常値が除去されることで、補正に用いる燃料残量値が、検出されない。
このため、前記残量値演算手段10では、推定燃料残量値から得られる前記検出範囲B2の下限値FL2を、データ信号S3として出力して、前記駆動信号出力部9で、前記燃料計7の表示に用いるデータ信号S4に変換して、直ちにメータ指針の動きに反映させる。
このように、前記タンク内燃料残量検出器3で検出される燃料タンク内残量値データTin…のうち、最も少ない値c10がデータ信号S4として、前記駆動信号出力部9から出力されて、前記燃料計7の指針を、燃料が減少する方向へ、回動駆動させることで、指針の初期動作を早い段階で表示して、燃料漏れを前記車両1の乗員に認識させることができる。
そして、次のブロックでは、前記異常値除去停止手段17が、前記異常値除去手段13を停止させることにより、第2のフィルタである検出範囲Bにより異常値除去が、行われない為、図6と比較して示されるように、この図8では、領域Q8で、既に、第1のフィルタリングの検出領域A1内に存在する燃料残量Toutに追従して、前記燃料計7の駆動信号S4が、即座に合致する。
このため、車両1の乗員に、燃料計7の指針の大きな減少方向への振れ移動により、燃料漏れの可能性を一早く確実に知らせることができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態及び実施例1を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例1に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
即ち、この実施の形態及び実施例1では、エンジン11によって消費される燃料消費量として、エンジン11への燃料噴射装置11aからの燃料噴射量を、エンジン11での燃料消費量として説明してきたが、特にこれに限らず、エンジン11へ供給されて消費される燃料量を検出出来るものであるならば、燃料噴射量の制御データ信号を検出データ信号として用いたり、燃料タンク2からエンジン11への燃料供給パイプの何れかの箇所に、流量計を設ける等、どのように構成されていてもよい。
また、この実施の形態及び実施例1では、前記駆動信号出力部9には、警告手段としてのワーニングランプ18が、接続されているが、特にこれに限らず、警告ブザー等を、前記駆動信号出力部9に接続して、音声で警告する等、音、光及び振動等、どのような警告の発し方であっても、前記燃料噴射量検出器12で検出された燃料残量Tinの平均値Toutと、前記推定燃料残量値演算手段14で、演算された推定燃料残量値Foutとの差が、予め設定された所定の値以上になると、警告を発するものであれば、どのような警告手段であっても良いことは当然である。
更に、この実施の形態及び実施例1の燃料タンク2の燃料残量表示装置では、平均値Toutから得られる検出範囲を用いて、前記異常値を除去した結果、補正燃料残量が検出されない場合は、前記検出範囲の下限値が、図6中、領域Q1,Q5,Q6で示されるように、従来の平均値による第1のフィルタリングの検出範囲A…の下限の値、若しくは図8中、領域Q9で示される検出範囲B2の下限の値が用いられて、前記燃料計7に表示される燃料残量値を表す駆動信号S4が出力されて、表示されるように構成されているが、特にこれに限らず、燃料残量の検出範囲の下限であれば、どのような検出範囲の下限値を用いてもよい。
また、この実施の形態では、平均値Toutからの上方への所定値Kh及び下方への所定値Klは、同じ値となるように、h=lと設定されているが、特にこれに限らず、異なる値h及びlに設定されていてもよい。
1 車両
2 燃料タンク
3 タンク内燃料残量検出器(燃料残量検出手段)
6 制御処理ユニット
7 燃料計
8 演算部
9 駆動信号出力部
10 残量値演算手段(燃料残量補正手段)
11 エンジン
12 燃料噴射量検出器(燃料消費量検出手段)
13 異常値除去手段
14 推定残量値演算手段
17 異常値除去停止手段
18 ワーニングランプ(警告手段)
2 燃料タンク
3 タンク内燃料残量検出器(燃料残量検出手段)
6 制御処理ユニット
7 燃料計
8 演算部
9 駆動信号出力部
10 残量値演算手段(燃料残量補正手段)
11 エンジン
12 燃料噴射量検出器(燃料消費量検出手段)
13 異常値除去手段
14 推定残量値演算手段
17 異常値除去停止手段
18 ワーニングランプ(警告手段)
Claims (7)
- 車両に設けられた燃料タンク内の燃料残量を検出して、燃料残量値を出力する燃料残量検出手段と、
前記燃料残量値から、異常値を除去する異常値除去手段と、
前記異常値を除去した補正燃料残量値を算出し、該補正燃料残量値を、該車両の乗員に表示する燃料残量表示手段とを有する燃料タンクの燃料残量表示装置において、
前記異常値除去手段は、前記燃料タンクから供給されて、エンジンによって消費される燃料消費量を基に、異常値を除去する範囲を設定することを特徴とする燃料タンクの燃料残量表示装置。 - 前記異常値除去手段は、前記エンジンによって消費される燃料消費量から、燃料残量を推定した推定燃料残量値を基に、異常値を除去する範囲を演算する推定燃料残量値演算手段を有することを特徴とする請求項1記載の燃料タンクの燃料残量表示装置。
- 前記推定燃料残量値演算手段では、前記推定燃料残量値を中心とした増加側と減少側との一定範囲を、前記燃料残量の検出範囲として、該検出範囲以外の検出結果を前記異常値とすることを特徴とする請求項2記載の燃料タンクの燃料残量表示装置。
- 前記燃料残量から、前記異常値を除去した結果、補正燃料残量が検出されない場合は、前記検出範囲の下限値を前記燃料残量表示手段で表示することを特徴とする請求項3記載の燃料タンクの燃料残量表示装置。
- 前記燃料残量検出手段で検出された燃料残量と、前記推定燃料残量値演算手段で演算された推定燃料残量との差が、予め設定された所定の値以上になると、前記異常値除去手段を停止させる異常値除去停止手段を有することを特徴とする請求項2乃至4のうち、何れか一項記載の燃料タンクの燃料残量表示装置。
- 前記燃料残量検出手段で検出された燃料残量と、前記推定燃料残量値演算手段で演算された推定燃料残量との差が、予め設定された所定の値以上になると、警告を発する警告手段を有することを特徴とする請求項2乃至5のうち、何れか一項記載の燃料タンクの燃料残量表示装置。
- 前記燃料残量検出手段で検出された燃料残量から、前記推定燃料残量値演算手段で演算された推定燃料残量に基づく異常値を除去した結果、前記補正された燃料値が、演算されない場合には、前記燃料残量検出手段で検出された燃料残量のうち、最も少ない値を前記燃料残量表示装置で表示することを特徴とする請求項2乃至6のうち、何れか一項記載の燃料タンクの燃料残量表示装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008265200A JP2010096522A (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 燃料残量表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008265200A JP2010096522A (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 燃料残量表示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=42258323
Family Applications (1)
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JP2008265200A Pending JP2010096522A (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 燃料残量表示装置 |
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JP (1) | JP2010096522A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013113249A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Daihatsu Motor Co Ltd | 燃料残量判定装置 |
JP2016210294A (ja) * | 2015-05-08 | 2016-12-15 | 三菱自動車工業株式会社 | ハイブリッド自動車 |
US9758097B2 (en) | 2015-11-16 | 2017-09-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Remaining fuel amount display device |
CN107976228A (zh) * | 2016-10-25 | 2018-05-01 | 纳博特斯克有限公司 | 燃油评价装置以及存储介质 |
-
2008
- 2008-10-14 JP JP2008265200A patent/JP2010096522A/ja active Pending
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