JP2010031466A - 入退室管理システムおよび入退室管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】来訪者カードに来訪者の個人情報を記録しておき、制御装置30の入退室判定部35で、来訪者カードから読み出した個人情報を含む履歴登録指示を管理装置40へ通知し、管理装置40の履歴管理部47で、履歴登録指示に含まれている来訪者の個人情報を含む履歴情報を履歴情報記憶部46へ保存する。
【選択図】 図1
Description
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、管理装置での処理負担を増大させることなく、また登録者情報のセキュリティ性を低下させることなく、来訪者の入退室履歴を容易に記録することができる入退室管理システムおよび入退室管理方法を提供することを目的としている。
[実施の形態の構成]
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システムについて説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システムの構成を示すブロック図である。
本発明では、IDカード10として登録者カードと来訪者カードの2種類のIDカードを用いる。登録者カードは、入退室管理システム100の管理下にある施設を常用する登録者に予め配布するIDカードである。来訪者カードは、入退室管理システムの管理下にある施設を一時的に利用する来訪者に配布するIDカードである。
図2は、制御装置の構成例を示すブロック図である。この制御装置30には、主な機能部として、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)31、端末インターフェース部(以下、端末I/F部という)32、記憶部33、入退室判定情報記憶部34、および入退室判定部35が設けられており、これら機能部は、バス39を介して相互にデータやり取り可能に接続されている。
端末I/F部32は、通信回線L1を介してカード端末22や電気錠23などの外部端末とデータ通信を行う機能を有している。
記憶部33は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御装置30での処理動作に用いる各種情報やプログラムを記憶する機能を有している。
管理装置40には、主な機能部として、通信I/F部41、操作入力部42、画面表示部43、記憶部44、登録者情報記憶部45、履歴情報記憶部46、および履歴管理部47が設けられており、これら機能部は、バス49を介して相互にデータやり取り可能に接続されている。
操作入力部42は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、オペレータ操作を検出して、履歴管理部47などの各種機能部へ出力する機能を有している。
画面表示部43は、LCDやPDPなどの画面表示装置からなり、履歴管理部47などの各種機能部から出力された各種情報を画面表示する機能を有している。
記憶部44は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、管理装置40での処理動作に用いる各種情報やプログラムを記憶する機能を有している。
履歴情報記憶部46は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、入退室管理システム100の管理下にある施設での入退室の履歴を示す履歴情報を記憶する記憶部である。
この際、履歴管理部47は、受信した履歴登録指示に個人情報が含まれている場合、履歴登録指示の個人情報とカードIDと含む履歴情報を履歴情報記憶部46へ保存する。一方、受信した履歴登録指示に個人情報が含まれていない場合、履歴登録指示のカードIDに対応する登録者の個人情報を登録者情報記憶部45から取得し、この個人情報とカードIDと含む履歴情報を履歴情報記憶部46へ保存する。
受付装置50には、主な機能部として、通信I/F部51、カードインターフェース部(以下、カードI/F部という)52、操作入力部53、画面表示部54、記憶部55、来訪者情報記憶部56、およびIDカード処理部57が設けられており、これら機能部は、バス59を介して相互にデータやり取り可能に接続されている。また、IDカード処理部57は、CPUとプログラムとが協働してなる演算処理部により構成されている。
カードI/F部52は、無線/有線による通信インターフェース装置や磁気記録再生装置などのカード処理装置からなり、利用者が提示したIDカード10との間でカード情報11の読み出し/書き込みを行う機能を有している。
画面表示部54は、LCDやPDPなどの画面表示装置からなり、入退室判定部35や履歴管理部47などの各種機能部から出力された各種情報を画面表示する機能を有している。
来訪者情報記憶部56は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、入退室管理システム100の管理下にある施設を一時利用する来訪者に関する来訪者情報を記憶する記憶部である。
次に、本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システムの動作について説明する。以下では、入退室管理システム100において、入退室する利用者が登録者の場合と来訪者の場合とを別個に説明する。
まず、図8を参照して、登録者に対する入退室管理システムの動作について説明する。図8は、本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システムの動作(登録者)を示すシーケンス図である。
ここでは、登録者がドア21から部屋20について入退室する際、提示された登録者カードから読み出したカード情報に基づいて、入退室可否判定を行うとともに履歴情報を保存する場合について説明する。
この例では、「貸与フラグ」が「2」を示す登録者カードであることから、カード端末22は、当該カード情報に含まれているカードIDのみを、通信回線L1を介して制御装置30へ電文により送信する(ステップ102)。なお、「貸与フラグ」が「1」を示す来訪者カードの場合、カード端末22は、当該カード情報に含まれているカードIDと個人情報を、通信回線L1を介して制御装置30へ電文により送信する(ステップ102)。
この例では、受信した電文のカード情報に「個人情報」が含まれていないことから、入退室判定部35は、当該IDカード10が一時的に貸与された来訪者カードではなく、登録者に配布された登録者カードであることを確認する。なお、受信した電文のカード情報に「個人情報」が含まれている場合、入退室判定部35は、当該IDカード10が一時的に貸与された来訪者カードであることを確認し、後述する図11のステップ210へ移行する。
カード端末22は、制御装置30からの入退室不可の通知に応じて、入退室不可である旨を利用者へ表示する(ステップ111)。
カード端末22は、制御装置30からの入退室不可の通知に応じて、入退室不可である旨を利用者へ表示する(ステップ124)。
カード端末22は、制御装置30からの入退室許可の通知に応じて、入退室許可である旨を利用者へ表示する(ステップ132)。また、電気錠23は、制御装置30からの開錠指示に応じて、ドア21を一時的に開錠する(ステップ133)。これにより、利用者はドア21を通行することが可能となる。
次に、図11を参照して、来訪者に対する入退室管理システムの動作について説明する。図11は、本発明の一実施の形態にかかる入退室管理システムの動作(来訪者)を示すシーケンス図であり、図8と同じまたは同等部分については同一符号を付してある。
ここでは、来訪者がドア21から部屋20について入退室する際、提示された来訪者カードから読み出したカード情報に基づき、入退室可否判定を行うとともに履歴情報を保存する場合について説明する。
この例では、「貸与フラグ」が「1」を示す来訪者カードであることから、カード端末22は、当該カード情報に含まれているカードIDと個人情報を、通信回線L1を介して制御装置30へ電文により通知する(ステップ102)。「貸与フラグ」が「2」を示す登録カードの場合、カード端末22は、当該カード情報に含まれているカードIDのみを制御装置30へ通知する(ステップ102)。
この例では、受信した電文のカード情報に「個人情報」が含まれていることから、入退室判定部35は、当該IDカード10が一時的に付与された来訪者カードであることを確認する。なお、受信した電文のカード情報に「個人情報」が含まれていない場合、入退室判定部35は、当該カードが登録者カードであることを確認し、前述した図8のステップ103へ移行する。
また、入退室判定部35は、記憶部44からアクセスレベル設定情報を読み出し(ステップ120)、ステップ110で入退室判定情報記憶部34から検索した入退室判定情報のアクセスレベルおよび通行許可区分とドアIDとに基づき入退室の可否を判定する(ステップ121)。
カード端末22は、制御装置30からの入退室不可の通知に応じて、入退室不可である旨を利用者へ表示する(ステップ124)。
カード端末22は、制御装置30からの入退室許可の通知に応じて、入退室許可である旨を利用者へ表示する(ステップ132)。また、電気錠23は、制御装置30からの開錠指示に応じて、ドア21を一時的に開錠する(ステップ133)。これにより、利用者はドア21を通行することが可能となる。
このように、本実施の形態では、来訪者カードに来訪者の個人情報を記録しておき、制御装置の入退室判定部で、来訪者カードから読み出した個人情報を含む履歴登録指示を管理装置へ通知し、管理装置の履歴管理部で、履歴登録指示に含まれている来訪者の個人情報を含む履歴情報を履歴情報記憶部へ保存するようにしたので、来訪者の個人情報を履歴情報として保存する場合でも、来訪者の個人情報を管理装置の登録者情報へ登録する必要がなくなる。
これにより、膨大な登録者の個人情報が登録されている登録者情報に対して、新規来訪者を受付するごとにアクセスする必要がなくなる。したがって、管理装置での処理負担を増大させることなく、また登録者情報のセキュリティ性を低下させることなく、来訪者の入退室履歴を容易に記録することができる。
以上の説明では、制御装置30に入退室判定部35を設けて、カード端末22でIDカード10から読み取ったカード情報に基づき入退室判定を行う場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、管理装置40で入退室判定を行ってもよい。
この場合、制御装置30の入退室判定部35や入退室判定情報記憶部34を管理装置40に設け、管理装置40とカード端末22や電気錠23との間でやり取りする、IDカード10から読み取ったカード情報や各種メッセージを制御装置30で双方へ転送すればよい。これにより、前述と同様の作用効果が得られる。
Claims (3)
- 予め登録されている登録者用のIDカードである登録者カードと、来訪者用のIDカードである来訪者カードと、前記登録者カードに固有のカードIDに基づき入退室判定情報記憶部から取得した入退室判定情報に基づいて当該登録者に対する施設への入退室可否を判定するとともに、前記来訪者カードから読み出された入退室判定情報に基づいて当該来訪者に対する前記施設への入退室可否を判定する入退室判定部と、前記登録者カードのカードIDごとに当該登録者に関する個人情報を記憶する登録者情報記憶部と、前記施設への入退室に関する履歴情報を記憶する履歴情報記憶部と、前記入退室判定部からの履歴登録指示に応じて当該施設への入退室に関する履歴情報を前記履歴情報記憶部へ保存する履歴管理部とを備える入退室管理システムであって、
前記入退室判定部は、前記IDカードが前記登録者カードの場合には当該登録者カードから読み出した前記カードIDを含む登録者履歴登録指示を前記履歴登録指示として前記履歴管理部へ通知し、前記IDカードが前記来訪者カードの場合には当該来訪者カードから読み出した前記個人情報を含む来訪者履歴登録指示を前記履歴登録指示として前記履歴管理部へ通知し、
前記履歴管理部は、前記入退室判定部からの前記登録者履歴登録指示に応じて、当該登録者履歴登録指示に含まれているカードIDに対応する前記登録者の個人情報を前記登録者情報記憶部から取得し、当該個人情報を含む履歴情報を前記履歴情報記憶部へ保存し、前記入退室判定部からの前記来訪者履歴登録指示に応じて、当該来訪者履歴登録指示に含まれている前記来訪者の個人情報を含む履歴情報を前記履歴情報記憶部へ保存する
ことを特徴とする入退室管理システム。 - 請求項1に記載の入退室管理システムにおいて、
前記履歴管理部は、前記入退室判定部から通知された前記履歴登録指示に個人情報が含まれているか否かに応じて、当該履歴登録指示が登録者履歴登録指示か来訪者履歴登録指示かを確認することを特徴とする入退室管理システム。 - 予め登録されている登録者用のIDカードである登録者カードと、来訪者用のIDカードである来訪者カードと、前記登録者カードに固有のカードIDに基づき入退室判定情報記憶部から取得した入退室判定情報に基づいて当該登録者に対する施設への入退室可否を判定するとともに、前記来訪者カードから読み出された入退室判定情報に基づいて当該来訪者に対する前記施設への入退室可否を判定する入退室判定部と、前記登録者カードのカードIDごとに当該登録者に関する個人情報を記憶する登録者情報記憶部と、前記施設への入退室に関する履歴情報を記憶する履歴情報記憶部と、前記入退室判定部からの履歴登録指示に応じて当該施設への入退室に関する履歴情報を前記履歴情報記憶部へ保存する履歴管理部とを備える入退室管理システムで用いられる入退室管理方法あって、
前記入退室判定部が、前記IDカードが前記登録者カードの場合には当該登録者カードから読み出した前記カードIDを含む登録者履歴登録指示を前記履歴登録指示として前記履歴管理部へ通知し、前記IDカードが前記来訪者カードの場合には当該来訪者カードから読み出した前記個人情報を含む来訪者履歴登録指示を前記履歴登録指示として前記履歴管理部へ通知するステップと、
前記履歴管理部が、前記入退室判定部からの前記登録者履歴登録指示に応じて、当該登録者履歴登録指示に含まれているカードIDに対応する前記登録者の個人情報を前記登録者情報記憶部から取得し、当該個人情報を含む履歴情報を前記履歴情報記憶部へ保存し、前記入退室判定部からの前記来訪者履歴登録指示に応じて、当該来訪者履歴登録指示に含まれている前記来訪者の個人情報を含む履歴情報を前記履歴情報記憶部へ保存するステップと
を備えることを特徴とする入退室管理方法。
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