JP2016194212A - 出入管理装置、管理pc、及びidキーの識別情報コピー方法 - Google Patents

出入管理装置、管理pc、及びidキーの識別情報コピー方法 Download PDF

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知征 大久保
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肇 小山内
利泰 関岡
Toshiyasu Sekioka
利泰 関岡
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正邦 齋藤
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Abstract

【課題】ユーザーが携帯電子機器をIDキーとして利用したい場合に、出入管理装置に登録されているID情報を容易に携帯電子機器に登録できる出入管理装置を提供する。【解決手段】IDキー2の識別情報が予め登録されているIDキーデータベースを備え、リーダーにより読み取られたユーザーの携行するIDキーの識別情報を受信し、受信したIDキーの識別情報が、IDキーデータベースに登録されているか否かを判定し、IDキーの識別情報がIDキーデータベースに登録されていると判定された場合に、建物の出入管理ゲートに取り付けられた電気錠の解錠を制御するための信号を出力する出入管理装置1は、IDキーデータベースに登録されているIDキーのうち、選択されたIDキーの識別情報が埋め込まれたQRコード(登録商標)をプリンター3に出力する。【選択図】図3

Description

本発明は、例えばマンション等の集合住宅のように管理対象となる共用エントランス(共用玄関、集合エントランス、施設内の共有スペース)の出入、共用施設の利用、及びエレベータの乗降、宅配ボックス等の共用設備の操作、、またオフィス、ホテル、病院等の商業施設、公共施設等の大型施設等の各種物件における出入口、玄関等のゲートへの出入等を管理する出入管理装置に関するものである。
特に、扉に取り付けられた電気錠を電気的に解錠する際、又は共用設備を操作する際に、携帯型リモコンキー、非接触型カードキー等(以下「IDキー」ともいう)に記憶されているIDキーの識別情報(以下「ID情報」ともいう)に基づいて、解錠の可否又は共用設備操作の可否を判定する出入管理装置に関する。
従来より、集合住宅や一般住宅のエントランスや各戸の玄関、ホテルやオフィスビル等の商業施設や公共施設の入出口等の建物の各種ゲート(扉)には、不審者の侵入を回避するため、電気錠システムが採用されている。
近年では、RFIDタグ(Radio Frequency Identification Tag)を搭載したノンタッチキー、近距離無線通信NFC(Near Field Communication)(例えば、国際標準規格の「ISO 14443 Type A」と「同 Type B」)を可能とするICを搭載したIDキー、及びFelica(登録商標)等の非接触ICカードをIDキーとして使用するICカードキー等の利用が増えている。
例えば、特許文献1には、IDキーに記憶されているID情報をリーダーに読みとらせ、リーダーを介して受信したID情報と、自身の有するデータベースに登録された情報とを照合し、受信したIDキーに対応するID情報がデータベースに登録されているときに限り、当該ID情報に対応するIDキーを正当なものと判定して、制御対象とする共用エントランス等のゲートの解錠等を許可するための信号を、例えば電気錠操作盤、自動扉制御器等に出力する出入管理装置が記載されている。
他方、携帯電子機器として、近距離無線通信NFCをサポートしたスマートフォン等の携帯電子機器を常時携行しているユーザーが増えており、このようなユーザーには、スマートフォン等の携帯電子機器をIDキーとして利用したいというニーズがある。
例えば、特許文献2には、専用部の扉に取り付けられた既存の既存施解錠キー20A(例えば、携帯型リモコンキー、非接触型カードキー等)に記憶された施解錠情報を、施解錠アプリをインストールした新規施解錠キー20B(例えば、スマートフォンのような携帯電子機器)に移行することが記載されている。
特開2001−241226号公報 特開2013−185347号公報
しかしながら、特許文献2に記載の施解錠情報の移行方法は、新規施解錠キー20Bが既存施解錠キー20Aから、施解錠情報を直接受け取るものである。このため、既存施解錠キー20Aと新規施解錠キー20Bとの間で相互で通信可能な環境を必要とする。
すなわち、特許文献2に記載の施解錠情報の移行方法は、既存施解錠キー20Aと新規施解錠キー20Bとの通信環境の下で、新規施解錠キー20Bで施解錠アプリを起動した状態で既存施解錠キー20Aに記録された施解錠情報を新規施解錠キー20Bに移行することができるというものである。
したがって、既存施解錠キー20Aと新規施解錠キー20Bとの間で共通の通信環境を有していない場合には、既存施解錠キー20Aに記録された施解錠情報を新規施解錠キー20Bに移行することができない。
例えば、既存施解錠キー20AがFelica(登録商標)カードの場合、ユーザーは、Felica(登録商標)カードと通信をすることのできないスマートフォンに対して、Felica(登録商標)カードに記録された施解錠情報を移行することはできない。
このため、結局、スマートフォンへのデータ移行作業そのものを管理者又は業者に依頼しなければならず、煩雑さは解消されなかった。
また、特許文献2に記載された発明は、専用部の鍵に関する発明であって、共用エントランスのゲート、共用施設の利用、及びエレベータの乗降、宅配ボックス等の共用設備の操作等に適用することはできない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザーが、スマートフォンのような携帯電子機器をIDキーとして利用したい場合に、出入管理装置に登録されているID情報を、容易にスマートフォンのような携帯電子機器に登録することのできるシステム及び方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、ユーザーの携行するIDキーに記憶された前記IDキーの識別情報に基づいて、建物の出入管理ゲートに取り付けられた電気錠の解錠を制御する出入管理装置であって、前記出入管理装置は、制御部と、前記IDキーの識別情報が予め登録されているIDキーデータベースを記憶する記憶部と、前記IDキーの識別情報を読み取るリーダーとのインターフェース部と、プリンターとのインターフェース部と、を備え、前記制御部は、前記リーダーにより読み取られた前記ユーザーの携行する前記IDキーの識別情報を前記インターフェース部を介して受信し、受信した前記IDキーの識別情報が、前記IDキーデータベースに登録されているか否かを判定する判定部と、前記判定部により、前記IDキーの識別情報が前記IDキーデータベースに登録されていると判定された場合に、前記電気錠の解錠を制御するための信号を出力する出入管理制御部と、前記IDキーデータベースに登録されているIDキーのうち、選択されたIDキーの識別情報を前記プリンターとのインターフェース部を介して前記プリンターに出力するIDキー編集部と、を備えることを特徴とする出入管理装置に関する。
前記IDキー編集部は、さらに、前記IDキーの識別情報を、前記IDキーの識別情報が埋め込まれた2次元コードとして出力することが好ましい。
前記2次元コードはQRコード(登録商標)であることが好ましい。
前記IDキー編集部は、さらに、前記選択されたIDキーの識別情報を前記プリンターとのインターフェース部を介して前記プリンターに出力する替わりに、所定のアドレスに対して前記選択されたIDキーの識別情報を記載したメールを送信するメール送信部と、前記プリンターへの出力と前記メールの送信のいずれかを選択する選択手段と、を備え、前記IDキー編集部は、前記選択手段により、前記メールの送信が選択された場合、前記IDキーの識別情報を前記メール送信部を介して前記所定のアドレスに送信することが好ましい。
本発明は、ユーザーの携行するIDキーに記憶された前記IDキーの識別情報に基づいて、建物の出入管理ゲートに取り付けられた電気錠の解錠を制御する出入管理装置と通信可能に接続される、管理PCであって、前記出入管理装置は、前記IDキーの識別情報が予め登録されているIDキーデータベースを記憶する記憶部と、前記IDキーの識別情報を読み取るリーダーとのインターフェース部と、前記リーダーにより読み取られた前記ユーザーの携行する前記IDキーの識別情報を前記インターフェース部を介して受信し、受信した前記IDキーの識別情報が、前記IDキーデータベースに登録されているか否かを判定する判定部と、前記判定部により、前記IDキーの識別情報が前記IDキーデータベースに登録されていると判定された場合に、前記電気錠の解錠を制御するための信号を出力する出入管理制御部と、を備え、前記管理PCは、制御部と、プリンターとのインターフェース部と、を備え、前記制御部は、前記IDキーデータベースに登録されているIDキーのうち、選択されたIDキーの識別情報を前記プリンターとのインターフェース部を介して前記プリンターに出力するIDキー編集部、を備えることを特徴とする管理PCに関する。
前記IDキー編集部は、さらに、前記IDキーの識別情報を、前記IDキーの識別情報が埋め込まれた2次元コードとして出力することが好ましい。
前記2次元コードはQRコード(登録商標)であることが好ましい。
前記IDキー編集部は、さらに、前記選択されたIDキーの識別情報を前記プリンターとのインターフェース部を介して前記プリンターに出力する替わりに、所定のアドレスに対して前記選択されたIDキーの識別情報を記載したメールを送信するメール送信部と、前記プリンターへの出力と前記メールの送信のいずれかを選択する選択手段と、を備え、前記IDキー編集部は、前記選択手段により、前記メールの送信が選択された場合、前記IDキーの識別情報を前記メール送信部を介して前記所定のアドレスに送信するが好ましい。
本発明は、さらに、前記プリンターに出力されたIDキーの識別情報を、カメラと、記憶部と、制御部とを備える携帯電子機器が、前記記憶部に記憶するIDキーの識別情報記憶方法であって、前記制御部により、前記IDキーの識別情報を画像データとして取得する画像データ取得ステップと、前記画像データ取得ステップで取得した画像データをコード変換して、前記IDキーの識別情報のコードデータを取得するコード変換ステップと、前記コード変換ステップで取得した前記IDキーの識別情報のコードデータを前記記憶部に記憶する記憶ステップと、を含むIDキーの識別情報コピー方法に関する。
本発明は、さらに、前記メール送信部から受信したメールに記載されたIDキーの識別情報を、記憶部と、制御部とを備える携帯電子機器が、前記記憶部に記憶するIDキーの識別情報コピー方法であって、前記制御部により、前記IDキーの識別情報を記載したメールを受信するメール受信ステップと、前記メール受信ステップで取得した前記IDキーの識別情報をコード変換して、前記IDキーの識別情報のコードデータを取得するコード変換ステップと、前記コード変換ステップで取得した前記IDキーの識別情報のコードデータを前記記憶部に記憶する記憶ステップと、を含むIDキーの識別情報コピー方法に関する。
本発明によれば、ユーザーが携帯電子機器(例えばスマートフォン等)を、建物の出入管理ゲートを通過するためのIDキーとして利用したい場合に、出入管理装置に登録されているID情報を、容易に携帯電子機器に登録することができる。
出入管理装置1をスタンドアローンで使用する場合の出入管理システム100の全体構成を示す構成図である。 出入管理装置1をスタンドアローンで使用する場合の機能ブロック図である。 出入管理装置1をスタンドアローンで使用する場合に、IDキーのID情報をスマートフォン等の携帯電子機器に登録する処理を説明するための概念図である。 出入管理装置1を管理PCによって管理するネットワーク形態で使用する場合の出入管理システム100の全体構成を示す構成図である。 出入管理装置1を管理PCによって管理するネットワーク形態で使用する場合の機能ブロック図である。 出入管理装置1を管理PCによって管理するネットワーク形態で使用する場合に、IDキーのID情報をスマートフォン等の携帯電子機器に登録する処理を説明するための概念図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の出入管理システム100の好ましい一実施形態について、図を参照しながら説明する。第1実施形態は、出入管理装置1をスタンドアローンで使用する実施形態である。
まず、本発明に係る出入管理システム100の構成について、図1を参照しながら説明する。本形態では、出入管理システム100の導入先の一例として、例えばマンション等の集合住宅のように管理対象となる共用エントランス(共用玄関、集合エントランス、施設内の共有スペース)のゲート(扉)、またオフィス、ホテル、病院等の商業施設、公共施設等の大型施設等の各種物件における出入口、玄関等のゲートへの出入への利用者の入退出制限をかける必要のある建物を対象としている。
図1に示すように、出入管理システム100は、出入管理装置1と、リーダー16と、電気錠操作盤18と、電気錠181と、自動扉制御器17と、自動扉と、宅配ロッカー制御器8と、エレベーター制御器9(図示せず)等を含むことができる。また、プリンター3を含むことができる。これらの機器は、信号ケーブル又はネットワーク等で接続されている。
出入管理装置1は、例えば、例えばマンション等の集合住宅のように管理対象となる共用エントランス(共用玄関、集合エントランス、施設内の共有スペース)の出入、共用施設の利用、及びエレベータの乗降、宅配ボックス等の共用設備の操作、またオフィス、ホテル、病院等の商業施設、公共施設等の大型施設等の各種物件における出入口、玄関等のゲート等において使用する制御器であって、電気錠181、自動ドアの解錠、共用設備の操作許可等を制御する装置である。
出入管理装置1は、複数個のIDキーを予め登録して使用する。ここで、IDキーとしては、例えば、RFIDタグ(Radio Frequency Identification Tag)を搭載したノンタッチキー、近距離無線通信NFC(Near Field Communication)を可能とするICを搭載したIDキー、及びFelica(登録商標)等の非接触ICカードをIDキーとして使用するICカードキー等がある。
出入管理装置1の詳細については、後述する。
<リーダー16>
リーダー16は、IDキーから、例えば、RFIDタグ、近距離無線通信NFC等によってID情報を読み取り、読み取ったID情報等を出入管理装置1に送信することができる。リーダー16は、例えば、一定周期で所定範囲内に近接するIDキーに対してポーリングを行い、IDキーが所定範囲内に近接した際にIDキーに記憶されているID情報の読み取りを行うことができる。
なお、IDキーからのID情報の読み取り方法としては、ポーリングによる読み取りの他、省電力化を図る目的としてユーザーの操作の意思を確認するため、リーダー16の所定箇所に設けた操作ボタンが操作されたときにのみIDキーからID情報の読み取りを行う構成とすることもできる。
また、リーダー16は、例えば、IDキーのRFIDタグ(パッシブタグの場合)からID情報を読み取り、読み取ったID情報等を出入管理装置1に送信することができる。この場合、IDキーは、リーダからの電波をエネルギー源として動作することで、リーダー16がRFIDタグからID情報を読み取ることができる。
この他、リーダー16は、BLE(Bluetooth Low Energy)(登録商標)等によってID情報を読み取ることができる。以上のように、リーダー16は、複数の通信プロトコルに対応することができる。
<プリンター3>
プリンター3は、後述する、出入管理装置1のID編集部104により、後述するIDキーデーベース111に登録されたID情報を、例えばQRコード(登録商標)のような2次元バーコードの形式で編集された帳票データを、出入管理装置1の後述する出力インタフェース部14を介して受信して、リスト出力する。
<その他>
自動扉制御器17は、出入管理装置1から信号を受信することで、当該信号に基づいて自動扉の施解錠を行う。同様に、電気錠操作盤18は、出入管理装置1から信号を受信することで、当該信号に基づいて電気錠181の施解錠を行う。
また、宅配ロッカー制御器8、及びエレベーター制御器9(図示せず)等についても、それぞれ出入管理装置1から信号を受信することで、当該信号に基づいて、それぞれ、宅配ロッカーの操作及びエレベータの操作等を可能とする。
<出入管理装置1>
次に、出入管理装置1をスタンドアローンで使用する実施形態について説明する。
図2に示すように、出入管理装置1は、制御部10と、記憶部11と、通信部12と、入力インタフェース部13と、出力インタフェース部14と、表示部15と、を含むことができる。
また、例えば管理会社の職員が、出入管理装置1の記憶部11に保存されたゲート等の操作に関するログ情報を回収する場合、ログ情報を出入管理装置1から取得できるように、USBメモリを接続するためのUSB端子を備えることもできる。
通信部12は、例えばスイッチングハブ、LANケーブル等を介して、他の周辺装置とのデータの送受信等を行うことができる。
入力インタフェース部13は、ユーザーにより後述するリーダー16に読み取らせたIDキーの記憶部に記憶されたID情報を受信して、制御部10に渡す。
出力インタフェース部14は、制御部10の指示に基づき、制御部10により出力されるデータ、信号等を外部機器(例えば、電気錠操作盤18、自動扉制御器17、宅配ロッカー制御器8、エレベーター制御器9(図示せず)等)に出力する。
また、後述するように、制御部10(後述のID編集部)は、後述する記憶部11のIDキーデータベース111に登録されているIDキーのうち、選択されたIDキーの識別情報を出力インタフェース部14を介してプリンター3に出力する。
表示部15は、例えば液晶ディスプレイ又は有機ELパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部15は、制御部10からの指示を受けて、例えば、後述するID編集部104により作成されるID情報が入力(又は記憶)されたQRコード(登録商標)のような画像データを表示することができる。
制御部10は、例えばCPUやROM,RAM等を有するマイクロコンピュータ等から構成され、出入管理装置1を構成する各構成部の制御を行う。CPUは、ROM又は記憶部11から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部11から情報を読み出し、RAM及び記憶部11に対して情報の書き込みを行い、通信部12、入力インタフェース部13、出力インタフェース部14と信号の授受を行う。
制御部10の詳細については、後述する。
<記憶部11>
記憶部11は、例えば磁気的、光学的記憶媒体若しくはROM、RAM等の半導体メモリで構成される。記憶部11は、当該出入管理装置1の各制御対象機器(例えば、電気錠操作盤18、自動扉制御器17、宅配ロッカー制御器8、エレベーター制御器9(図示せず)等)の機器情報に関する各種データを機器情報エリア113に記憶している。また、モニタ情報としての状態信号(扉の開閉状態信号や電気錠181の施解錠状態信号)等の制御に関する各種データを機器情報エリア113に記憶している。また、ゲート等が操作された際の操作履歴情報(例えば、操作された時間(日時分秒等)、操作したユーザーに係る情報(例えば、ID情報、ユーザーID、部屋番号等)、操作されたゲートに係る操作情報(例えば、ゲートID、宅配ロッカー、エレベータに係る操作等)をログファイル112に記憶する。
また、出入管理装置1の制御を行うためのプログラム、さらに、後述するIDキーデータベース111等、種々の情報が記憶される。
IDキーデータベース111は、出入管理装置1の制御対象とするゲートに設置される電気錠181あるいは自動ドアの解錠、宅配ロッカー制御器8、及びエレベーター制御器9(図示せず)等の操作を許可するか否かを判定するために、IDキーのID情報等を登録管理する。
より具体的には、IDキーデータベース111には、予めIDキーのID情報が登録されるとともに、当該IDキーにより解錠又は操作の許可対象となるゲート情報、宅配ロッカーのロッカー番号、エレベータの乗降先等が対応付けて登録されている。
より具体的には、予めIDキーのID情報を出入管理装置1に附属する登録リーダー4により読ませることで、IDキーのID情報をIDキーデータベース111に登録することができる。
また、当該IDキーに対して、有効期限、有効時間帯等対応づけることができる。
そうすることで、IDキーデータベース111には、例えば、住居人のIDキーとは別に、例えば利用時間に制限をかけた業者向けのIDキーを登録することができる。また、セキュリティを確保しながら、住戸玄関までの新聞配達を可能とIDキーを登録することができる。
<制御部10>
次に、制御部10の有する機能を当該機能を実行する手段(部)の観点から説明する。なお、当該機能の手順(方法)の観点に基づく説明は、「部」を「手順」に置き換えることで説明できるため、省略する。
制御部10は、設定登録部101と、判定部102と、出入管理制御部103と、ID編集部104と、ログ作成部105と、を含む。また、ID編集部104は、さらにメール送信部と、選択部とを含む。
[設定登録部101]
設定登録部101は、出入管理装置1に附属する登録リーダー4により入力されたIDキーのID情報と、管理者により入力される、当該IDキーにより許可されるゲートを識別するID(以下、「ゲートID」ともいう)、当該IDキーにより許可される宅配ロッカーを識別するID、及び当該IDキーにより許可されるエレベーターの乗降先等のデータ等(以下、これらのIDを総称して「ゲートID」ともいう)を対応付けて、IDキーデータベース111に登録する。
なお、集合住宅用の出入管理装置1においては、当該IDキーを利用するユーザーの部屋番号単位に、ID情報を管理することができる。
また、当該IDキーを所有するユーザーを識別するID(以下、「ユーザーID」)をID情報に対応付けて登録することができる。また、当該ユーザーの電子メールIDをID情報に対応付けて登録することができる。
[判定部102]
判定部102は、当該出入管理装置1に接続されるリーダー16により読み取られたIDキーのID情報を入力インタフェース部13を介して受信し、受信したID情報が、IDキーデーベース111に登録されているか否かを判定する。受信したID情報が登録され、かつ、当該IDキーにより許可されるゲートIDが登録されているときに限り、当該IDキーを正当なものと判定する。なお、受信したID情報が登録されていないときは、エラーとする。なお、当該IDキーが、有効期限、有効時間帯等を有する場合は、現在日時情報が有効期限、有効時間帯の範囲内にあるときに限り、正当なものと判定することができる。
[出入管理制御部103]
判定部102によりID情報が正当であると判定された場合に、出入管理制御部103は、出力インタフェース部14を介して、現在の電気錠181や自動扉の状態に応じた駆動制御信号を当該ID情報により許可されるゲートIDに対応する、制御対象機器に出力する。
例えば、出入管理制御部103は、共用エントランス、共用施設の解錠等を許可するための信号を、出力インタフェース部14を介して、当該出入管理装置1の制御対象機器(例えば、電気錠操作盤18、自動扉制御器17等)に出力する。
同様に、出入管理制御部103は、宅配ロッカー、エレベーター等の操作を許可するための信号を、出力インタフェース部14を介して、当該出入管理装置1の制御対象機器である宅配ロッカー制御器8、エレベーター制御器9(図示せず)等に出力する。
そうすることで、IDキーを携行するユーザーは、ゲートにおける電気錠181、自動ドア等を解錠することで、当該ゲートを通過することが可能となる。同様に、IDキーを携行するユーザーは、宅配ロッカー、エレベーター等の操作が可能となる。
[ID編集部104]
ID編集部104は、例えば管理者又は鍵業者により、IDキーデーベースに登録されたID情報を、例えばQRコード(登録商標)のような2次元バーコードの形式(一種の画像データ)で、出力インタフェース部14を介してプリンター3に出力することができる。
そうすることで、後述するように、2次元バーコード等をスマートフォンのような携帯電子機器9の備えているカメラで読み取り、2次元バーコード等読み取りアプリを含む、後述のIDキーアプリにより、スマートフォンのような携帯電子機器9の記憶部に登録して、当該携帯電子機器9をIDキーとして利用することが可能となる。
なお、ID情報を紙出力する際に、ID情報を一種の画像データともいえる、2次元バーコード等のような2次元バーコードの他、例えば1次元バーコードの形式、ID情報を暗号化した文字列、数列等又は文字列の形式で出力することができる。
この他、所定の画像情報にID情報を入力(又は記憶)させた画像データ形式で出力することができる。
また、紙出力以外に、表示部15に、当該画像データを出力するようにしてもよい。
以下、QRコード(登録商標)のような2次元バーコードを含む画像データを「2次元バーコード等」ともいう。
<ID編集部104とIDキーデーベース>
より具体的には、ID編集部104は、出入管理装置1のIDキーデーベースに登録されたデータ、すなわちIDキーのID情報を、当該IDキーにより解錠許可対象となるゲート情報又は操作許可対象となる宅配ロッカーのロッカー番号、エレベータの乗降先等の権限情報と併せて出力することができる。
そうすることで、当該IDキーにより、許可されるゲート又は操作可能な宅配ロッカーのロッカー番号、エレベータの乗降先等をユーザーに通知することが可能となる。
また、集合住宅用の出入管理装置1においては、IDキーを「部屋」(占有部)単位で管理していることから、同一の部屋に登録されているIDキーに係るID情報を1枚の紙にまとめて出力することができる。
そうすることで、管理者や入居者への通知がしやすくなる。
<携帯電子機器9へのID情報のコピー>
ユーザーが、自身の有するIDキーのID情報をスマートフォンのような携帯電子機器9にコピーして、当該携帯電子機器9をIDキーとして利用する場合、ユーザーは、管理者(又は鍵業者)に対して、IDキーデーベースに登録されたID情報が埋め込まれた2次元バーコード等の出力を依頼する。
図3に示すように、ユーザーからの依頼にもとづいて、出入管理装置1のIDキーデーベースに登録されたIDキーのID情報を、プリンター3によって、例えば2次元バーコード等形式として紙出力する。
ユーザーは、携帯電子機器9の記憶部にID情報をコピーするとともに、携帯情報機器をIDキーとして作用させるための、IDキーコピーに関するアプリケーション(以下、「IDキーアプリ」という)を、例えば鍵業者等の提供するWebサイト(Webサーバ)にアクセスして、インストールする。
ユーザーは、紙出力された2次元バーコード等形式の画像情報を、例えば携帯情報機器の備えるカメラにより画像データとして記憶部に記憶する。
その後、IDキーアプリが携帯電子機器9上で起動されることで、携帯電子機器9の制御部は、IDキーのID情報を記憶部にコピーするとともに、携帯電子機器9をIDキーとして利用可能な状態とする。
より具体的には、携帯電子機器9の備えるカメラにより画像データとして取得された2次元バーコード等形式の画像情報を、IDキーアプリによりコード変換して、コード変換されたIDキーの識別情報のコードデータを携帯電子機器9の記憶部に記憶する。
そうすることで、IDキーアプリにより携帯電子機器9をIDキーとして利用可能な状態とされる。
より具体的には、当該携帯電子機器9によるIDキーとしての操作は、インストールしたIDキーアプリを事前に起動させるか、あるいはリーダー16への近接操作により自動で起動させてID情報のリーダー16への送信を行うように構成することができる。
その後、リーダー16は、読み取ったID情報等を出入管理装置1(判定部102)に送信することができる。
[出力形式の変形例]
上記実施例では、ID編集部104が、ID情報を2次元バーコード等の画像データに変換して、プリンター3により紙出力する形態について説明したが、ID情報の出力形式は、これに限定されない。
前述したように、ID編集部104は、ID情報を2次元バーコード等以外のコード形式(例えば、バーコード)に基づいて、出力してもよい。また、ID編集部104は、ID情報を文字列又は数列として出力してもよい。なお、ID情報を文字列又は数列として出力する場合は、暗号キーで暗号化した文字列又は数列を出力することが好ましい。また、所定の画像情報にID情報を入力(又は記憶)させた画像データ形式で出力するようにしてもよい。
[出力形態の変形例]
また、上記実施例では、ID編集部104が、ID情報をプリンター3により紙出力する形態について、説明したが、ID情報の出力形態は、これに限定されない。
前述したように、例えば、表示部15に画像データを出力するようにしてもよい。
この場合、ユーザーは、表示部15に表示された2次元バーコード等の画像情報を、例えば携帯電子機器9の備えるカメラにより画像データとして記憶部に記憶する。その後、IDキーアプリにより携帯電子機器9をIDキーとして利用可能な状態とする。 また、例えば、所定の電子メールアドレスに対して前記選択されたIDキーの識別情報を記載した電子メールを送信するメール送信部とプリンター3への出力と前記電子メールの送信のいずれかを選択する選択部と、を備えることで、紙出力に替えて、ID情報を記載した電子メールをユーザーの携行する携帯電子機器9に送信するようにしてもよい。
なお、常に電源が入った状態で無線でネットワーク接続されるスマートフォンのような携帯電子機器9ではプッシュ型が有効である。ここで、プッシュ型電子メールとは、メール配送エージェント(メールサーバ)から、電子メールクライアント(携帯電子機器9の電子メールアプリ)に対して、即時かつ能動的に電子メールを転送する方式をいう。
この場合、携帯電子機器9は、前述したIDキーアプリが携帯電子機器9上で起動されることで、携帯電子機器9の制御部は、電子メールに記載されたIDキーのID情報を記憶部にコピーして、携帯電子機器9をIDキーとして利用可能な状態とする。
なお、携帯電子機器9が電子メールを介して、ID情報を取得するためには、予め出入管理装置1の記憶部11(例えば、IDキーデータベース111でもよい、また他のテーブルでもよい)に、当該ユーザーのメールアドレスを、IDキー(ID情報)に対応付けて、記憶しておくことが、望ましい。
また、電子メールへのプッシュに替えて、ID編集部104は、IDキーのID情報をIDキーアプリにプッシュするように構成してもよい。
<ID情報コピーの運用>
次に、IDキーデータベース111に登録されたIDキーのID情報を携帯電子機器9にコピーする場合に、ID情報コピーに関する運用について説明する。なお、下記に記載の事項は、一例であって、これに限定されるものではない。
[課金処理について]
ID編集部104の出力した2次元バーコード等を用いて、ID情報を携帯電子機器9へコピーをする際、鍵業者等は、例えば次のように課金処理を行うことができる。
前述したように、携帯電子機器9へのコピーは、鍵業者等の提供するWebサイト(Webサーバ)にアクセスして、携帯情報機器をIDキーとして作用させるための、IDキーアプリをインストールして、IDキーアプリを利用することを前提とする。
そこで、IDキーアプリは、携帯情報機器にID情報をコピーする際に、例えばWebサーバを介して、鍵業者等のサーバに、コピー対象となったIDキーに係る情報、携帯端末機のユーザーに係る情報(例えば、ユーザーID)、コピー処理の日時に関する情報等、課金処理に係る必要な情報を通知するように構成することができる。そうすることで、鍵業者等のサーバは、当該通知に基づいて、課金処理に係る必要な情報を課金ファイル(仮称)に記録するように構成することができる。
そうすることで、課金ファイル(仮称)に基づいて、鍵業者等は、ユーザーに対して、課金処理(例えば、クレジット等の電子決済、請求書作成等)を行うことが可能となる。
[コピー回数の制限例1(ライトワンス)]
次に、出力された2次元バーコード等を用いて、ID情報を携帯電子機器9へコピーをする際のコピー回数の制限について説明する。なお、下記に記載の事項は、一例であって、これに限定されるものではない。
例えば、ID編集部104により出力された2次元バーコード等を用いた、ID情報の携帯電子機器9へのコピーを1回限りとするように制限することができる。
このため、ID編集部104は、ID情報を編集して2次元バーコード等を作成する際に、当該2次元バーコード等を識別するための2次元バーコード等識別情報(例えば、シーケンス番号又はタイムスタンプ)を付加しておく。
そして、IDキーアプリにより、2次元バーコード等から携帯電子機器9にID情報をコピーする場合に、IDキーアプリは、ID情報及び当該2次元バーコード等識別情報を、例えばWebサーバを介して、前述した鍵業者等のサーバに通知するように構成することができる。
そうすることで、鍵業者等のサーバは、当該通知に基づいて、当該ID番号及び当該2次元バーコード等識別情報に対応するレコードが2次元バーコード等作成ファイル(仮称)に無い場合、当該レコードをコピー処理の日時に関する情報及び使用済み情報(一種の無効化情報に相当する)等とともに2次元バーコード等作成ファイル(仮称)に記録するように構成することができる。
そうすることで、コピー済みの2次元バーコード等を用いて2回目以降のコピーができないようにする。
より具体的には、IDキーアプリは、2次元バーコード等を用いて、携帯電子機器9にID情報をコピーする際に、ID情報及び当該2次元バーコード等識別情報を、例えばWebサーバを介して、前述した鍵業者等のサーバに通知する。鍵業者等のサーバは、当該通知に基づいて、2次元バーコード等作成ファイル(仮称)を、2次元バーコード等識別情報に基づいて参照することで、当該2次元バーコード等識別情報に対応する2次元バーコード等が使用済みか否かを判定することができる。
当該2次元バーコード等が使用済みの場合には、その旨の警告メッセージを携帯電子機器9に通知することで、IDキーアプリは、使用済みの2次元バーコード等をコピーできないようにすることができる。
なお、鍵業者等のサーバが、2次元バーコード等作成ファイル(仮称)にレコードを作成するに際しては、ID編集部104が、2次元バーコード等及び2次元バーコード等識別情報を、鍵業者等のサーバに通知するように構成してもよい。
この場合、鍵業者等のサーバは、IDキーアプリから、携帯電子機器9にID情報をコピーする場合に受信する前述した通知に基づいて、当該2次元バーコード等識別情報に対応する2次元バーコード等が使用済みか否かを判定することができる。
[コピー回数の制限例2(コピー回数の上限値)]
ID情報の携帯電子機器9へのコピーを1回限りとすることに替えて、コピー可能な回数(上限値)を予め設定することで、コピーを上限値の回数まで許容し、上限値を超えると、コピーできないようにすることができる。
より具体的には、鍵業者等のサーバは、IDキーアプリから、携帯電子機器9にID情報をコピーする場合に受信する前述した通知に基づいて、前述した2次元バーコード等作成ファイル(仮称)に、コピー処理の日時に関する情報及びコピー回数を記録するように構成することができる。
そうすることで、鍵業者等のサーバは、IDキーアプリから、携帯電子機器9にID情報をコピーする場合に受信する前述した通知に基づいて、2次元バーコード等作成ファイル(仮称)を参照して、当該2次元バーコード等識別情報に対応する2次元バーコード等のコピー回数が上限値に達しているか否かを判定することができる。
当該2次元バーコード等識別情報に対応する2次元バーコード等のコピー回数が上限値に達している場合には、その旨の警告メッセージを携帯電子機器9に通知することで、2次元バーコード等をコピーできないようにすることができる。
[2次元バーコード等の再発行に伴う、旧2次元バーコード等の失効]
ID編集部104が、2次元バーコード等を再発行した場合に、それまでに発行されている2次元バーコード等を失効化することができる。
例えば、ID編集部104により、IDキーのID情報に対応する2次元バーコード等を新たに出力(発行)した場合、以前に発行した古い2次元バーコード等を使用できないように構成することができる。
例えば、ID編集部104は、ID情報を編集して2次元バーコード等を作成する際に、当該2次元バーコード等を識別するための2次元バーコード等識別情報(例えば、シーケンス番号又はタイムスタンプ)を付加する。そして、ID編集部104は、作成した2次元バーコード等及び2次元バーコード等識別情報を前述した鍵業者等のサーバに通知するように構成する。
さらに、ID編集部104は、新たな2次元バーコード等を作成したときは、例えばタイムスタンプ又はシーケンス番号を繰り上げて作成することができる。
鍵業者等のサーバは、同一の2次元バーコード等(ID情報)が作成済みであるか否かを2次元バーコード等作成ファイル(仮称)を参照してチェックする。作成済みの同一の2次元バーコード等(ID情報)が存在する場合、一例として、2次元バーコード等情報の使用可能/不可設定情報としてフラグ領域を2次元バーコード等作成ファイル(仮称)の各レコード内に設け、作成済みの同一の2次元バーコード等を使用不可とする使用不可フラグを当該作成済みの同一の2次元バーコード等のレコードに記録するように構成することができる。
そうすることで、例えば携帯電子機器9が2次元バーコード等を用いて、携帯電子機器9にID情報をコピーする際に、鍵業者等のサーバは、IDキーアプリから、携帯電子機器9にID情報をコピーする場合に受信する、前述した通知に基づいて、2次元バーコード等作成ファイル(仮称)を参照することで、当該2次元バーコード等識別情報に対応する2次元バーコード等が使用不可か否かを判定することができる。
なお、コピー回数の制限例1と同様に、鍵業者等のサーバは、IDキーアプリから、携帯電子機器9にID情報をコピーする場合に受信する前述した最初の通知に基づいて、2次元バーコード等作成ファイル(仮称)にレコードの作成、及び旧レコードに使用不可フラグを記録するように構成してもよい。
[2次元バーコード等の再発行に伴う、旧2次元バーコード等によりコピーされたID情報の失効]
2次元バーコード等の再発行に伴って、旧2次元バーコード等を用いて、携帯電子機器9にコピーされたID情報(以下、「旧ID情報」という)を失効させることができる。こうすることで、再発行された2次元バーコード等を用いて、コピーされるID情報(以下、「新ID情報」という)のみを有効とする。
具体的には、ID編集部104は、ID情報を編集して2次元バーコード等を作成する際に、当該2次元バーコード等を識別するための2次元バーコード等の識別情報(例えば、シーケンス番号)を付加して、出力する。ID編集部104は、ID情報と当該2次元バーコード等を識別するための2次元バーコード等の識別情報(例えば、シーケンス番号)を合わせて、新たなID情報として、IDキーデータベース111に登録するとともに、旧ID情報を無効にするように構成することもできる。
そして、IDキーアプリは、ID情報と当該2次元バーコード等を識別するための2次元バーコード等の識別情報(例えば、シーケンス番号)を合わせて、新たなID情報として、携帯電子機器9に記録するとともに、旧ID情報を無効化(又は削除)する。
そうすることで、判定部102は、携帯電子機器9のID情報をリーダー16により読み取る際に、IDキーデータベース111を参照して、携帯電子機器9の記憶するID情報のシーケンス番号が有効なシーケンス番号か否かを判定するように構成される。携帯電子機器9の記憶するID情報のシーケンス番号が有効であるときに限り、当該携帯電子機器9の記憶するID情報を正当なものと判定するように構成される。
[運用上の制限例4(有効期限)]
ユーザーが、自身の有するIDキーのID情報をスマートフォンのような携帯電子機器9にコピーして、当該携帯電子機器9をIDキーとして利用する場合に、管理者又は鍵業者は、次のようにして、有効期限を設けることができる。そうすることで、有効期限を過ぎた場合には、当該携帯電子機器9をIDキーとして利用することができなくなるようにすることができる。
このため、ID編集部104は、ID情報を編集して2次元バーコード等を作成する際に、当該2次元バーコード等を識別するための2次元バーコード等識別情報(例えば、シーケンス番号又はタイムスタンプ)、及び有効期限を付加して、出力する。
そうすることで、例えば2次元バーコード等を用いて、携帯電子機器9にID情報をコピーする際に、IDキーアプリが、ID情報をその有効期限とともに、携帯電子機器9に記録する。
そして、携帯電子機器9が前述のリーダー16に近づけることで、携帯電子機器9から、例えば、近距離無線通信NFC等によってID情報及び有効期限を読み取り、読み取ったID情報等を出入管理装置1(判定部102)に送信することができる。
その場合、判定部102は、携帯電子機器9の記憶するID情報の有効期限を過ぎているか否かを判定するように構成される。携帯電子機器9の記憶するID情報の有効期限を過ぎていないときに限り、当該携帯電子機器9の記憶するID情報を正当なものと判定するように構成される。
[運用上の制限例4(有効期限)の別実施例]
ID編集部104は、ID情報を編集して2次元バーコード等を作成する際に、当該2次元バーコード等を識別するための2次元バーコード等識別情報(例えば、シーケンス番号又はタイムスタンプ)、及び有効期限を付加して、出力する。ID編集部104は、ID情報と当該2次元バーコード等を識別するための2次元バーコード等識別情報(例えば、シーケンス番号又はタイムスタンプ)を合わせて、新たなID情報として、その有効期限とともにIDキーデータベース111に、追加するように構成することもできる。
そして、IDキーアプリは、ID情報と当該2次元バーコード等を識別するための2次元バーコード等識別情報(例えば、シーケンス番号又はタイムスタンプ)を合わせて、新たなID情報として、携帯電子機器9に記録する。
そうすることで、携帯電子機器9がリーダー16に近づけることで、携帯電子機器9から、例えば、近距離無線通信NFC等によって新たなID情報を読み取り、読み取った新たなID情報等を出入管理装置1(判定部102)に送信することができる。
その場合、判定部102は、IDキーデータベース111を参照して、携帯電子機器9の記憶する新たなID情報の有効期限を過ぎているか否かを判定するように構成される。携帯電子機器9の記憶する新たなID情報の有効期限を過ぎていないときに限り、当該携帯電子機器9の記憶する新たなID情報を正当なものと判定するように構成される。
以上、運用上の制限例を説明したが、これらに限定されるものではない。
[ログ作成部]
ログ作成部は、ゲート等が操作された際の操作履歴情報(例えば、操作された時間(日時分秒等)、操作したユーザーに係る情報(例えば、ID情報、ユーザーID、ユーザーの部屋番号等)、操作されたゲートに係る情報(例えば、ゲートID、宅配ロッカー、エレベータに係る許可操作情報等)を記憶部11のログファイルに編集して、記録する。
以上、出入管理装置1をスタンドアロンで使用する場合の第1実施形態について説明した。
[第2実施形態]
次に、出入管理装置1をネットワークで接続し、管理PCにより管理する第2実施形態について説明する。第2実施形態については、主として、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と同様な構成については詳細な説明を省略する。第2実施形態において、特に説明しない点は、第1実施形態についての説明が適宜適用される。また、第2実施形態においても、第1実施形態と同様な効果が奏される。
図4に示すように、第2実施形態に係る出入管理システム100Aは、管理PCと複数の出入管理装置1とを例えばスイッチングハブ、LANケーブル等を介して通信可能なネットワーク構成とする。各出入管理装置1には、リーダー16、電気錠操作盤18、自動扉制御器17、宅配ロッカー制御器8、エレベーター制御器9(図示せず)等を信号ケーブル等で接続することができる。
また、管理PCは、プリンター3を接続することができる。
第2実施形態は、第1実施形態に比較して、管理PC5を備えること、及び管理PC5と複数の出入管理装置1とをネットワークで通信可能に接続されている点で異なる。
管理PC5は、ネットワークを介して、各出入管理装置1を管理することができる。
<出入管理装置1>
出入管理装置1をネットワークで使用する場合(第2実施形態)において、リーダー16、制御部10の判定部102、出入管理部103、ログ作成部104等は、第1実施形態と同じである。
以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図5に示すように、出入管理装置1は、制御部10と、記憶部11と、通信部12と、入力インタフェース部13と、出力インタフェース部14と、表示部15と、を含む。
通信部12は、例えばスイッチングハブ、LANケーブル等を介して、例えば管理PCとのデータの送受信等を行うように構成することができる。また、通信部12は、例えばスイッチングハブ、LANケーブル等を介して、例えば管理PCを介して、又は直接に、他の出入管理装置1とのデータの送受信等を行うように構成することができる。
第2実施形態においては、出入管理装置1の制御部10は、ID編集部104を備えない。後述するように、管理PC5の制御部50がID編集部503を備える。
また、第2実施形態においては、出入管理装置1の制御部10の備える設定登録部101は、後述する管理PC5の制御部50が備える設定登録部501により管理されるように構成される。
より具体的には、出入管理装置1の制御部10の備える設定登録部101は、管理PC5の制御部50が備える設定登録部501からの命令に基づいて、IDキーデータベース111への入出力を行う。
また、第2実施形態においては、出入管理装置1はプリンター3及び登録リーダー4を備えない。後述するように、管理PC5がプリンター3及び登録リーダー4を備えることで、選択されたIDキーの識別情報のプリント出力及びID情報等のIDキーデータベース111への設定登録処理を一元的に管理することができる。
<管理PC>
図5に示すように、管理PC5は、制御部50と、記憶部51と、通信部52と、入力部53と、表示部54と、を備える。さらに、管理PC5は、プリンター3及び登録リーダー4と接続することができる。
管理PCは、タブレット端末、PDA、ノートパソコン、パソコン、サーバ等の電子機器を含む。
制御部50は、例えばCPUやROM,RAM等から構成され、管理PCを構成する各構成部の制御を行う。CPUは、ROM又は記憶部51から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部51から情報を読み出し、RAM及び記憶部51に対して情報の書き込みを行い、通信部52、入力部53、出力部54、プリンター3及び登録リーダー4等と信号の授受を行う。
制御部の詳細については、後述する。
<記憶部51>
記憶部51は、例えば磁気的、光学的記憶媒体若しくはROM、RAM等の半導体メモリで構成される。
記憶部51は、各出入管理装置1の備えるIDキーデータベース111のバックアップとなるIDキーデータベース群511を記憶することができる。そうすることで、仮に出入管理装置1にの記憶部11に記憶したIDキーデータベース111に障害が発生した場合に、当該出入管理装置1の備えるIDキーデータベース111のバックアップデータにより、復元することが可能となる。
また、記憶部51は、ログファイル512と、機器情報エリア513とを備える。
機器情報エリア513には、各出入管理装置1の機器情報に関する各種データを記憶している。また、モニタ情報としての状態信号(各出入管理装置1の状態信号)等の制御に関する各種データを記憶している。
ログファイル512には、管理PCが管理者により操作された際の操作履歴情報(例えば、操作された時間(日時分秒等)、操作した管理者に係る情報、操作内容を記憶する。
この他、記憶部51には、出入管理装置1の制御を行うためのプログラム等が記憶される。
通信部52は、例えばスイッチングハブ、LANケーブル等を介して、各出入管理装置1とのデータの送受信等を行う。また、通信部52は、無線通信部(図示せず)を含み、管理業務用携帯端末とデータの送受信を行うことができる。
ここで、管理業務用携帯端末は、スマートフォンやタブレット端末、PDA、ノートパソコン、さらには携帯電話を含むその他の携帯可能な電子機器であって、無線通信機能を備える電子機器を含む。
入力部53は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや、例えば表示部54の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示せず)等で構成される。入力部53からの操作入力、例えばユーザーによるテンキーの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御部50に出力することで、例えば出入管理装置1の操作を行うことができる。
表示部54は、例えば液晶ディスプレイ又は有機ELパネル等の表示デバイスにより構成され、制御部50からの指示を受けて画像を表示する。表示部54は、各出入管理装置を管理する際の各種情報を表示することができる。
<制御部50>
次に、制御部50の有する機能を当該機能を実行する手段(部)の観点から説明する。なお、当該機能の手順(方法)の観点に基づく説明は、「部」を「手順」に置き換えることで説明できるため、省略する。
制御部50は、設定登録部501と、出入管理装置制御部502と、ID編集部503と、ログ管理部504と、を含む。また、ID編集部503は、さらにメール送信部5031と、選択部5032とを含むことができる(図示せず)。
[設定登録部501]
設定登録部501は、通信部52を介して各出入管理装置1と通信をすることで、各出入管理装置1に対して、登録リーダー4により入力されたIDキーのID情報と、管理者により入力される、当該IDキーにより許可されるゲートを識別するID(以下、「ゲートID」ともいう)、当該IDキーにより許可される宅配ロッカーを識別するID、及びエレベーターにより許可される乗降先等のデータ等を対応付けて、各出入管理装置1のIDキーデータベース111に設定登録する。
なお、設定登録部501は、通信部52を介して各出入管理装置1と通信をすることで、各出入管理装置1に対して設定登録したIDキーデータベース111のバックアップを記憶部51に記憶することができる。
設定登録部501は、このようにして設定登録されたIDキーのID情報に関して、複数の出入管理装置1を横断的に統括して管理することができる。例えば、設定登録部501は、当該IDキーを利用するユーザーの部屋番号単位に、複数の出入管理装置1を横断的に、ID情報を管理することができる。
また、設定登録部501は、住居人のIDキーとは別に、例えば利用時間に制限をかけた業者向けのIDキーを複数の出入管理装置1を横断的に登録することができる。また、セキュリティを確保しながら、住戸玄関までの新聞配達を可能とIDキーを登録することができる。この他、適宜、住居人以外の業者向けに許可するゲート及び利用時間等を適宜設定することができる。
また、設定登録部501は、当該IDキーを所有するユーザーを識別するID(以下、「ユーザーID」という)をID情報に対応付けて登録することができる。また、当該ユーザーの電子メールIDをID情報に対応付けて登録することができる。
また、設定登録部501は、通信部52を介して各出入管理装置1と通信をすることで、各出入管理装置1に記憶される各種設定データの読み込み、編集、出力を行うことができる。
[出入管理装置制御部502]
出入管理装置制御部502は、通信部52を介して各出入管理装置1の制御部10と通信をすることで、各出入管理装置1を監視、又はリモート操作することができる。
例えば、出入管理装置制御部502は、通信部52を介して各出入管理装置1の制御部10と通信をすることで、管理者により選択されたゲートの扉の状態を確認することができる。また、出入管理装置制御部502は、通信部52を介して各出入管理装置1の制御部10と通信をすることで、管理者により選択されたゲートを施錠・解錠・解錠禁止にすることができる。
また、出入管理装置制御部502は、通信部52を介して各出入管理装置1の制御部10と通信をすることで、各出入管理装置1の制御部10が受信した警報・障害状態の表示部54への表示、また各出入管理装置1の制御部10が受信した警報・障害状態を監視することができる。
出入管理装置制御部502は、通信部52を介して各出入管理装置1の制御部10と通信をすることで、各出入管理装置1のログファイルに蓄積されたログ情報を検索表示することができる。
また、出入管理装置制御部502は、通信部52を介して各出入管理装置1の制御部10と通信をすることで、各出入管理装置1のファームウェア等を管理、アップデートすることができる。
[ID編集部503]
ID編集部503は、通信部52を介して各出入管理装置1の制御部10と通信をすることで、例えば管理者により、選択されたIDキーのID情報を、登録された所定の出入管理装置1のIDキーデーベース111から、例えば2次元バーコード等のような2次元バーコードの形式で、プリンター3に出力することができる。
なお、第1実施形態で説明したように、ID編集部503は、管理PC5の表示部54に画像データを出力するようにしてもよい。そうすることで、ユーザーは、表示部54に表示された2次元バーコード等の画像情報を、例えば携帯電子機器9の備えるカメラにより画像データとして記憶部に記憶することができる。
また、管理PC5は、前述した管理業務用携帯端末(例えばスマートフォン)に無線を介して出力することができる。そうすることで、ユーザーは、管理業務用携帯端末(例えばスマートフォン)の表示部に表示された2次元バーコード等の画像情報を、例えば、ユーザーの携行する携帯電子機器9の備えるカメラにより画像データとして記憶部に記憶することができる。なお、管理業務用携帯端末(例えばスマートフォン)に記憶された2次元バーコード等の画像情報を、端末間通信を介して、ユーザーの携行する携帯電子機器9に取り込むように構成することもできる。
なお、管理PC5のID編集部503の機能は、第1実施形態における出入管理装置1のID編集部104の説明において、「出入管理装置1のID編集部104」を「管理PC5のID編集部503」に読み替えることで説明することができるので、詳細な説明を省略する。
また、第1実施形態で説明した「[出力形式の変形例]」、及び「<ID情報コピーの運用>」([課金処理について]、[コピー回数の制限例1(ライトワンス)]、[コピー回数の制限例2(コピー回数の上限値)]、[2次元バーコード等の再発行に伴い、旧2次元バーコード等の失効]、[2次元バーコード等の再発行に伴う、旧2次元バーコード等によりコピーされたID情報の失効]、[運用上の制限例4(有効期限)]、[運用上の制限例4(有効期限)の別実施例])についても、「出入管理装置1のID編集部104」を「管理PC5のID編集部503」に読み替えることで説明することができるので、詳細な説明を省略する。
また、第1実施形態で説明した「[出力形態の変形例]」においては、「出入管理装置1のID編集部104」、「メール送信部」、及び「選択部」を、それぞれ「管理PC5のID編集部503」、「管理PC5のメール送信部」、及び「管理PC5の選択部」に読み替えることで説明することができるので、詳細な説明を省略する。
[ログ管理部]
ログ管理部504は、管理PCの操作履歴情報(例えば、操作された時間(日時分秒等)、操作したユーザーに係る情報(例えば、ID情報、ユーザーID、ユーザーの部屋番号等)、操作され内容に係る情報(例えば、設定登録部501及び出入管理装置制御部502によるリモート操作、ID編集部503の処理等)を記憶部51のログファイル512に編集して、記録するとともに、表示することができる。
また、ログ管理部504は、通信部52を介して各出入管理装置1と通信をすることで、各出入管理装置1の備えるログファイルを保存するとともに、表示することができる。
以上、管理PCと複数の出入管理装置1とをネットワークで接続して、使用する場合の第2実施形態について説明した。
上述した出入管理装置1は、ユーザーの携行するIDキーに記憶されたIDキーの識別情報に基づいて、建物の出入管理ゲートに取り付けられた電気錠181の解錠を制御する出入管理装置であって、IDキーの識別情報が予め登録されているIDキーデータベース111を記憶する記憶部11と、リーダー16により読み取られたユーザーの携行するIDキーの識別情報を受信し、受信したIDキーの識別情報が、IDキーデータベース111に登録されているか否かを判定する判定部102と、判定部102により、IDキーの識別情報がIDキーデータベース111に登録されていると判定された場合に、建物の出入管理ゲートに取り付けられた電気錠181の解錠を制御するための信号を出力する出入管理制御部103と、IDキーデータベース111に登録されているIDキーのうち、選択されたIDキーの識別情報をプリンター3に出力するIDキー編集部104と、を備える。
また、出入管理装置1のIDキー編集部104は、さらに、IDキーの識別情報を、IDキーの識別情報が埋め込まれた2次元コード、又はQRコード(登録商標)としてプリンター3に出力することができる。
また、出入管理装置1のIDキー編集部104は、さらに、IDキーの識別情報をメール送信部を介して所定のアドレスに送信することができる。
同様に、上述した管理PC5は、IDキーデータベース111に登録されているIDキーのうち、選択されたIDキーの識別情報をプリンター3に出力するIDキー編集部504を備える。
また、管理PC5のIDキー編集部504は、さらに、IDキーの識別情報を、IDキーの識別情報が埋め込まれた2次元コード、又はQRコード(登録商標)としてプリンター3に出力することができる。
また、管理PC5のIDキー編集部504は、さらに、IDキーの識別情報をメール送信部を介して所定のアドレスに送信することができる。
そうすることで、ユーザーが携帯電子機器9(例えばスマートフォン等)を、建物の出入管理ゲートを通過するためのIDキーとして利用したい場合に、出入管理装置1に登録されているID情報を、プリンター3から出力されたIDキーの識別情報又は受信したメールに記載されたIDキーの識別情報に基づいて、容易に当該携帯電子機器9に登録することができる。
本発明の出入管理システムは、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図2及び図5の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。すなわち、本発明の出入管理機能に関する一連の処理を全体として実行できる機能が出入管理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2及び図5の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組合せで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディア31により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア31は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、ブルーレイディスク、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)、等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2の記憶部11、図5の記憶部51に含まれるハードディスク等で構成される。
100 出入管理システム
1 出入管理装置
10 制御部
101 設定登録部
102 判定部
103 出入管理制御部
104 ID編集部
105 ログ作成部
11 記憶部
111 IDキーデータベース
112 ログファイル
113 機器情報エリア
12 通信部
13 入力インタフェース部
14 出力インタフェース部
15 表示部
16 リーダー
2 IDキー
3 プリンター
4 登録リーダー
5 管理PC
50 制御部
501 設定登録部
502 出入管理装置制御部
503 ID編集部
504 ログ管理部
51 記憶部
511 IDキーデータベース群
512 ログファイル
513 機器情報エリア
52 通信部
53 入力部
54 表示部
6 自動扉制御器
7 電気錠制御器
8 宅配ロッカー制御器
9 携帯電子機器

Claims (10)

  1. ユーザーの携行するIDキーに記憶された前記IDキーの識別情報に基づいて、建物の出入管理ゲートに取り付けられた電気錠の解錠を制御する出入管理装置であって、
    前記出入管理装置は、
    制御部と、
    前記IDキーの識別情報が予め登録されているIDキーデータベースを記憶する記憶部と、
    前記IDキーの識別情報を読み取るリーダーとのインターフェース部と、
    プリンターとのインターフェース部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記リーダーにより読み取られた前記ユーザーの携行する前記IDキーの識別情報を前記インターフェース部を介して受信し、受信した前記IDキーの識別情報が、前記IDキーデータベースに登録されているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により、前記IDキーの識別情報が前記IDキーデータベースに登録されていると判定された場合に、前記電気錠の解錠を制御するための信号を出力する出入管理制御部と、
    前記IDキーデータベースに登録されているIDキーのうち、選択されたIDキーの識別情報を前記プリンターとのインターフェース部を介して前記プリンターに出力するIDキー編集部と、
    を備えることを特徴とする出入管理装置。
  2. 前記IDキー編集部は、さらに、
    前記IDキーの識別情報を、前記IDキーの識別情報が埋め込まれた2次元コードとして出力することを特徴とする、請求項1に記載の出入管理装置。
  3. 前記2次元コードはQRコード(登録商標)であることを特徴とする、請求項2に記載の出入管理装置。
  4. 前記IDキー編集部は、さらに、
    前記選択されたIDキーの識別情報を前記プリンターとのインターフェース部を介して前記プリンターに出力する替わりに、所定のアドレスに対して前記選択されたIDキーの識別情報を記載したメールを送信するメール送信部と、
    前記プリンターへの出力と前記メールの送信のいずれかを選択する選択手段と、
    を備え、
    前記IDキー編集部は、前記選択手段により、前記メールの送信が選択された場合、前記IDキーの識別情報を前記メール送信部を介して前記所定のアドレスに送信する、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の出入管理装置。
  5. ユーザーの携行するIDキーに記憶された前記IDキーの識別情報に基づいて、建物の出入管理ゲートに取り付けられた電気錠の解錠を制御する出入管理装置と通信可能に接続される、管理PCであって、
    前記出入管理装置は、
    前記IDキーの識別情報が予め登録されているIDキーデータベースを記憶する記憶部と、
    前記IDキーの識別情報を読み取るリーダーとのインターフェース部と、
    前記リーダーにより読み取られた前記ユーザーの携行する前記IDキーの識別情報を前記インターフェース部を介して受信し、受信した前記IDキーの識別情報が、前記IDキーデータベースに登録されているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により、前記IDキーの識別情報が前記IDキーデータベースに登録されていると判定された場合に、前記電気錠の解錠を制御するための信号を出力する出入管理制御部と、
    を備え、
    前記管理PCは、
    制御部と、
    プリンターとのインターフェース部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記IDキーデータベースに登録されているIDキーのうち、選択されたIDキーの識別情報を前記プリンターとのインターフェース部を介して前記プリンターに出力するIDキー編集部、
    を備えることを特徴とする管理PC。
  6. 前記IDキー編集部は、さらに、
    前記IDキーの識別情報を、前記IDキーの識別情報が埋め込まれた2次元コードとして出力することを特徴とする、請求項5に記載の管理PC。
  7. 前記2次元コードはQRコード(登録商標)であることを特徴とする、請求項6に記載の管理PC。
  8. 前記IDキー編集部は、さらに、
    前記選択されたIDキーの識別情報を前記プリンターとのインターフェース部を介して前記プリンターに出力する替わりに、所定のアドレスに対して前記選択されたIDキーの識別情報を記載したメールを送信するメール送信部と、
    前記プリンターへの出力と前記メールの送信のいずれかを選択する選択手段と、
    を備え、
    前記IDキー編集部は、前記選択手段により、前記メールの送信が選択された場合、前記IDキーの識別情報を前記メール送信部を介して前記所定のアドレスに送信する、請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の管理PC。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の前記プリンターに出力されたIDキーの識別情報を、カメラと、記憶部と、制御部とを備える携帯電子機器が、前記記憶部に記憶するIDキーの識別情報コピー方法であって、
    前記制御部により、
    前記IDキーの識別情報を前記カメラにより画像データとして取得する画像データ取得ステップと、
    前記画像データ取得ステップで取得した画像データをコード変換して、前記IDキーの識別情報のコードデータを取得するコード変換ステップと、
    前記コード変換ステップで取得した前記IDキーの識別情報のコードデータを前記記憶部に記憶する記憶ステップと、
    を含むIDキーの識別情報コピー方法。
  10. 請求項4又は請求項8に記載の前記メール送信部から受信したメールに記載されたIDキーの識別情報を、記憶部と、制御部とを備える携帯電子機器が、前記記憶部に記憶するIDキーの識別情報コピー方法であって、
    前記制御部により、
    前記IDキーの識別情報を記載したメールを受信するメール受信ステップと、
    前記メール受信ステップで取得した前記IDキーの識別情報をコード変換して、前記IDキーの識別情報のコードデータを取得するコード変換ステップと、
    前記コード変換ステップで取得した前記IDキーの識別情報のコードデータを前記記憶部に記憶する記憶ステップと、
    を含むIDキーの識別情報コピー方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107545637A (zh) * 2017-09-13 2018-01-05 广东亚太天能科技股份有限公司 一种电子锁的激活方法及服务器
CN108416881A (zh) * 2018-03-27 2018-08-17 芜湖乐锐思信息咨询有限公司 一种移动互联网的身份识别系统
JP2020061038A (ja) * 2018-10-11 2020-04-16 株式会社メルカリ 情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム
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