JP5343660B2 - 入退管理システム - Google Patents

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本発明は、企業の入退室管理で利用される入退管理システムに関する。
従来、ゲストが企業を訪問する場合、ゲストが企業の受付係に受付を行なうと入場許可証と訪問票が渡される。ゲストは訪問先相手に面会を行ない、その後、訪問票に訪問先相手のサインをもらい、帰り際にその訪問票と入場許可証を受付係に返却する。このようにして、ゲストの入退出管理を行なっている。また、電子錠制御システムを利用している企業の場合、受付で自分の会社名、氏名及び訪問先相手を入力することにより、自動で入場許可証が発行される自動受付機がある。当該入場許可証はバーコード又は非接触型ICカード等からなり、ゲストが企業内の複数の電子錠を通過する際、入場許可証を使用することにより、電子錠を解除し、目的とする場所まで訪問することができる。しかし、訪問票のサインの確認ができず、そのためゲストが訪問先相手に確実に訪問したかを確認することは困難であり、ゲストの入退管理が十分とはいえなかった。
一方、特開2005−228154号公報(特許文献1)には、ゲストと訪問先相手の位置情報を検出し、相互の位置関係が所定の範囲内で、かつ所定の時間以上存在することが確認できたことをもって、ゲストが訪問先相手に訪問したと判断するシステムに利用することができる技術が開示されている。
特開2005−228154号公報
しかしながら、前記特許文献1の技術をゲストの入退管理システムに利用することは、以下の通りの問題があった。なお、ここでゲストが「訪問先相手を訪問する」とは、受付けを行なったのち訪問先相手と面会するまでの時間、訪問先相手と面会している時間及び面会を行なったのち受付に戻るまでの時間を含むものとする。
即ち、特許文献1によっては、(1)ゲストが訪問先相手を訪問する際、訪問が確実にかつ不正なく行なわれたかどうかチェックすることができない。(2)ゲストが指定した訪問先相手の代わりに別人が面会に応対した場合、ゲストとしては当該別人と面会して当初の訪問目的が達成される場合がある。この場合は、ゲストは別人と面会を行なって訪問目的が達成されていたにもかかわらず、当該システムは、ゲストと前記訪問先相手の相互の位置関係が所定の範囲内にないため、ゲストは訪問先相手と面会していないと判断することになってしまい利用者にとって不便である。
(3)更に、ゲストと訪問先相手の位置関係が所定の範囲内で、かつ一定時間以上存在したことだけをチェックすることは、仮に面会の前後にゲストが不審な行動を行なった場合、これを見逃すおそれがある。つまり、受付けを行なったのち訪問先相手と面会するまでの時間、及び面会を行なったのち受付に戻るまでの時間について、ゲストに不審な行動をされる可能性がある。これら訪問先相手との面会前後の時間帯について、ゲストによる不審な行動を見逃すおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、ゲストが訪問先相手を訪問する際、訪問が確実にかつ不正なく行なわれたかどうかチェックすることができる入退管理システムを提供することである。更に、本発明が解決しようとする課題は、ゲストが指定した訪問先相手の代わりに別人が面会に応対した場合、ゲストは訪問先相手と面会したと判断することができる入退管理システムを提供することである。更にまた、本発明が解決しようとする課題は、訪問先相手との面会前後の時間帯についてゲストによる不審な行動を見逃すおそれのない入退管理システムを提供することである。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、ゲストの訪問時の入場から退出までをチェックする入退管理システムにおいて、前記ゲストにより指定する訪問先相手と、前記ゲストと面会した面会人との関係を記憶する記憶手段と、解除許可の指示に基づいて解除を行う退出ゲートと、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記訪問先相手と前記面会人とが所定の関係であると判断するときに前記退出ゲートに対し前記解除許可を指示する制御手段を有することを特徴とする入退管理システムである。
本発明によれば、ゲストが訪問先相手を訪問する際、訪問が確実にかつ不正なく行なわれたかどうかチェックすることができる。更に、ゲストが指定した訪問先相手の代わりに別人が面会に応対した場合、訪問先相手と面会人とが所定の関係にあるかどうか判断するため、ゲストと訪問先相手の相互の位置関係が所定の範囲内になくても、ゲストは訪問先相手と面会したと判断し、訪問が確実に行なわれたかどうかチェックすることができ、その結果、利用者にとって便利な入退管理システムを提供することができる。更にまた、受付けを行なったのち訪問先相手と面会するまでの時間、及び面会を行なったのち受付に戻るまでの時間について、訪問が確実かつ不正なく行なわれたかどうかチェックすることができ、ゲストによる不審な行動を見逃すおそれのない入退管理システムを提供することができる。更に、本発明によれば、上記チェックの結果、ゲストによる訪問が確実かつ不正なく行なわれたものでないとの判断結果の場合、退出口の退出錠を解除しないようにすることができるので、信頼できる入退管理システムを提供することができる。
第1の実施の形態に関する入退管理システムを示すシステム構成図である。 受付管理システムと現在位置管理システムの構成を示すブロック図である。 管理区域のフロアレイアウトを示す説明図である。 管理区域における管理領域を示す説明図である。 データベースの各テーブルの初期状態を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する受付管理システムと現在位置管理システムの動作を示すフローチャートである。 データベースの各テーブルの格納状態を示す説明図である。 第2の実施の形態に関する受付管理システムと現在位置管理システムの動作を示すフローチャートである。 データベースの各テーブルの格納状態を示す説明図である。
<第1の実施の形態>
以下、第1の実施の形態を図面に従って説明する。図1は第1の実施の形態に関する入退管理システムを示すシステム構成図である。後述する管理区域100には複数のゲート10が存在し、各ゲート10は各居室の扉10−1と、扉10−1に設置される電子錠6と、入場許可証キー読取装置7からなる。各居室の扉10−1に設置される電子錠6は、扉10−1の開錠、施錠を行なう。電子錠6の付近には入場許可証キー読取装置7が設置され、電子錠6に接続されるとともに、ネットワークを介して入退室管理システム8に接続される。入場許可証キー読取装置7は後述する入場許可証3に格納されたキー情報としての識別情報を読取って、入退室管理システム8に送信する。入退室管理システム8からの解除許可の信号を受信すると前記電子錠6を解除駆動する。電子錠6が解除されることにより、滞在者又は訪問者は扉10−1を開けてゲート10を通行することができる。入退室管理システム8は後述するデータベース4の解除許可テーブル45に格納されている情報に基づき、電子錠6の解除許可、不許可を判断する。
管理区域100のロビー内の受付には、訪問者としてのゲストXがゲスト情報を入力する受付管理システム1がある。ゲスト情報はゲストXの氏名、滞在者としての訪問先相手の氏名等である。受付管理システム1は入場許可証発行機2と接続され、更に、ネットワークを介してデータベース4、入退室管理システム8及び現在位置管理システム5とも接続される。受付管理システム1はゲスト情報が入力されると、入場許可証発行機2に対し入場許可証3の発行を指示する。入場許可証3は許可者に対して発行され、キー情報としての識別情報(以下、IDという。)を記憶したカード等の媒体である。即ち、入場許可証3は少なくとも個人ID情報としての入場許可証ID300が格納された情報記憶媒体であり、ゲストXが管理区域100内を移動する際に所持するものである。受付管理システム1は、ゲストXに対し入場許可証3を発行するとき、後述する表示部13によってゲストXの目的地である行先を表示する。
更に、本実施の形態に関する入退管理システムには、管理区域100に関する企業の従業員やゲスト等の人物の位置を検出する位置検出手段としての現在位置管理システム5が含まれる。現在位置管理システム5は訪問先相手A、後述する面会人B又はゲストXの現在位置を検索し、後に図5に示す管理区域100の管理単位(a〜m)によって管理する。現在位置管理システム5は同じくネットワークを介してデータベース4に接続されている。現在位置の検出方法の簡単な構成としては、居室への入場記録を記録し、最後の入場記録がある居室を現在位置と判断する方法でもよい。また、所持しているPHS(Personal Handy-phone System)又はPDA(Personal Digital Assistants)等の無線端末がどのアクセスポイントを利用しているか判断するものでもよい。更にZigBee(家電向け短距離無線通信規格)又はRFID(Radio Frequency Identification、電波を利用した非接触型の自動認識技術)による3点測量で判断するものでもよい。
図2は受付管理システム1と現在位置管理システム5の構成を示すブロック図である。現在位置管理システム5はコンピュータにより構成され、人物の現在位置情報が自動的に入力される入力部52と、表示部53と、コンピュータに実行させるためのプログラムを格納する記憶部54と、データベース4等との入出力を管理するI/O手段55と、現在時刻を記録する時計手段56と、記憶部54に格納されたプログラムによって動作しこれらを制御する制御手段51を有する。
また、受付管理システム1もコンピュータにより構成され、ゲストXによるゲスト登録、即ちゲストXの氏名、訪問先相手A等の入力を受付ける入力部12を有する。更に、受付管理システム1は行き先等をゲストXに知らせるための表示部13と、コンピュータに実行させるためのプログラムを格納する記憶部14と、データベース4等との入出力を管理するI/O手段15と、現在時刻を記録する時計手段16と、記憶部14に格納されたプログラムによって動作しこれらを制御する制御手段11を有する。なお、入退室管理システム8も同様にコンピュータにより構成されるが、その詳細は説明を省略する。
図3は管理区域100のフロアレイアウトを示す説明図である。ここで管理区域とは、入退室できる人を制限した区域であり、例えば、施設全体、工場全体、建物全体又はビル内の部屋単位で設定される。管理区域100には受付としての入場許可証発行機2が設置されたロビーと、居室A、居室B、会議室1、会議室2、マシンルーム等があり、各部屋は通路1と通路2を介してつながっている。ロビーと各部屋には錠31〜40が設けられている。錠31〜40は常時は施錠されており、解除を許可された者のみが通過することができる。各錠31〜40毎に解除を許可された者のIDは、データベース4の解除許可テーブル45に記憶されている。ロビーには入場口と退出口が設けられ、退出口には同様に退出錠が設けられる。退出錠も常時は施錠されており、解除を許可された者のみが通過することができる。各電子錠は機密保持の観点から、解除許可テーブル45により、ゲストXが通過できる範囲が定められている。
図4は現在位置管理システム5が管理する管理区域100における管理領域を示す説明図である。管理領域a〜mは前記フロアレイアウトに対応して形成されており、ロビーは管理領域aであり、会議室2は管理領域cである。ある人物が会議室2にいるとき、現在位置管理システム5は当該人物が管理領域cに存在することを検出する。
図5はデータベース4の各テーブルの初期状態を示す説明図である。同図(a)は組織テーブル41を示し、管理区域100に関連する企業の組織IDと組織名が関連付けて記憶されている。例えば、組織IDがG03は情報システム部である。
同図(b)は従業員テーブル42を示し、従業員毎に本人の所属する組織の所属組織IDが予め格納されている。例えば、従業員Aと従業員Bはともに所属組織IDがG03即ち情報システム部であり、両者の職場が同一であることを示す。
同図(c)はゲストテーブル43を示し、ゲストXの入場許可証IDに対応して、ゲストXと、ゲストXが訪問する訪問先相手Aと、入場許可証ID、及び面会時間を示す後述する面会フラグが記録される。ゲスト登録は、ゲストXがゲストXの氏名、訪問先相手A等を受付管理システム1の入力部12に入力することにより行われる。ゲスト登録するゲストXが、入場許可証発行機2から入場許可証3の発行を受けた場合、受付管理システム1はデータベース4をアクセスして、当該ゲストテーブル43にこれらの情報を格納する。同図(c)はゲストXがゲスト登録をした状態を示し、ゲストXは訪問先相手Aへの訪問を目的とし、入場許可証IDは300であることを示す。
同図(d)は現在位置管理テーブル44を示し、従業員A、B等とゲストXが存在している詳細現在位置を管理領域a〜m毎に格納されている。例えば、訪問先相手Aは現在のところ、管理領域k(即ち居室A)に存在していることを示す。
同図(e)は解除許可テーブル45を示す。解除許可記憶部としての解除許可テーブル45は電子錠IDに対応して、当該電子錠6の解除を許可されている入場許可証IDが格納されている。例えば、退出口の解除を許可されているのは、従業員A及び従業員B等であることを示す。なお、従業員の場合は、管理区域100内の全ての電子錠31〜40及び退出錠の解除許可があるので、これらの入場許可証リストには全ての従業員の入場許可証IDが記憶されている。
次に、第1の実施の形態に関する動作について説明する。図6は第1の実施の形態に関する受付管理システム1と現在位置管理システム5の動作を示すフローチャートである。同図において、ゲストXは入場口よりロビーに入り、受付の受付管理システム1により、ゲストの氏名、人数、訪問先相手の氏名等を登録する(S101)。例えばゲスト氏名はX、人数1名、訪問先相手は従業員であるAとする。
受付管理システム1の制御手段11は、ゲストXの行先を表示部13に表示し、入場許可証発行機2に対し入場許可証3を発行するように指示する(S102)。これを受けた入場許可証発行機2はゲストXに対し、入場許可証ID300が記憶された入場許可証3を発行する。ここでゲストXの行先は会議室2とする。そして、データベース4のゲストテーブル43にゲスト情報即ち入場許可証ID300と訪問先相手Aを登録する(図5(c)参照)。ここでは、ゲストテーブル43において、面会時間、即ち面会開始から面会終了までの時間を示す面会フラグは、初期設定として「0」が登録される。次に、受付管理システム1の制御手段11は、ゲストテーブル43に登録されたゲスト情報の内容を現在位置管理システム5に送信する(S103)。
ゲスト情報を受信した現在位置管理システム5の制御手段51は(S201)、ゲストXの移動状況を追跡する(S202)。現在位置管理システム5によるゲストXの追跡は、ゲストXの所持する前記入場許可証3を検知することによるものでもよく、他の方法でもよい。更に、図示しない方法によって、訪問先相手Aに対しゲストXが来社したことを連絡する。ここで、訪問先相手Aは何らかの事情により出席できず、代わりに従業員Bが面会人Bとして出席することとする。前記現在位置管理システム5からみると、面会人Bは、ゲストXの検出位置から所定の範囲内に存在することが検出された人物となる。ここで所定の範囲内とは、例えばゲストXと面会人Bが普通の広さを有する会議室2内にいる場合である。
図7はデータベース4の各テーブルの格納状態を示す説明図である。現在位置管理システム5は、全ての従業員及びゲストXについて追跡をしているものとする。ゲストXはロビーから通路2を通り会議室2に入ったので、現在位置管理システム5は、管理領域a→e→cと移動したことを検出し、現在位置管理テーブル44の記憶内容は、同じく管理領域a→e→cと変化していく。一方、面会人としての従業員Bは居室1から通路2を通り会議室2に入ったので、管理領域k→j→e→cと移動したことを検出し、(S203) 現在位置管理テーブル44の記憶内容は、同じく管理領域k→j→e→cと変化していく。
現在位置管理システム5の制御手段51は、ゲストXと接触する人物を監視する。即ち、ゲストXが会議室2に入ったとき、他の人物がゲストXと同じ位置にいるかどうかチェックする(S204)。従業員BがゲストXと同じ位置にいることが判明した場合、制御手段51は、当該従業員Bは訪問先相手Aと所定の関係にあるかどうか、即ち従業員Bは訪問先相手Aと同じ職場かどうかチェックする(S205)。この判定はデータベース4の従業員テーブル42から従業員AとBの所属組織IDがG03で同一であることから行なうことができる。
面会人Bが訪問先相手Aと同じ職場であると判定した場合、現在位置管理システム5の制御手段51は、時計手段56を利用して、現在位置管理テーブル44のゲストXの面会開始時間欄に面会開始時間、即ち2009年2月16日午前10時5分00秒を記録する(S206)。
ゲストXと面会人Bの面会が終了すると、現在位置管理システム5の制御手段51は、ゲストXと同じ位置に、面会人Bがいなくなったことを検出する。仮に。他の従業員Cが会議室2に入ったとすると、当該従業員Cに対しても、同様に訪問先相手Aと同じ職場かどうかチェックする。面会人B及びCがいなくなったことを検出すると、制御手段51は面会が終了したとして、時計手段56を利用して、面会開始時間からの経過時間を面会時間として求める。制御手段51はゲストXの面会時間を受付管理システム1へ送信する(S207)。そして、制御手段51は現在位置管理テーブル44のゲストXの面会開始時間をリセットする。
現在位置管理システム5からゲストXの面会時間を受信した受付管理システム1は、データベース4のゲストテーブル43の面会フラグに、面会時間を加算する。例えば、面会人Bとの面会時間が30分とすると、面会フラグに30が加算される(S111)。なお、前記ステップ206からステップ111までの動作はゲストXが退出するまで行われる。
ゲストXは面会が終了して退出するとき、退出口の入場許可証キー読取装置7に入場許可証3を読取らせる。入場許可証キー読取装置7は入場許可証3から入場許可証ID300を読取ると、入退室管理システム8に解除の可否の問い合わせを行なう。入退室管理システム8の図示しない制御手段はデータベース4の解除許可テーブル45を参照するが、この時点では退出口の退出錠は、初期状態のままであるのでゲストXのIDは存在しない。そこで入退室管理システム8の制御手段は、ゲストXの入場許可ID300を受付管理システム1へ問い合わせる。
入退室管理システム8から問い合わせを受けた受付管理システム1は(S112)、データベース4のゲストテーブル43の面会フラグを確認し(図7(c))、一定値以上であるかどうかチェックする(S113)。受付管理システム1の制御手段11はゲストテーブル43の面会フラグが予め定められた一定値以上、例えば1分以上であれば、判断結果として、解除許可テーブル45の退出錠にゲストXのIDを追加する(S115)。これにより、入退室管理システム8の制御手段は退出口の入場許可証キー読取装置7に対し解除許可を指示することができる。
一方、ステップ113において、面会フラグが予め定められた一定値未満、例えば1分未満であれば、制御手段11は判断結果として、退出錠は解除しないことを前記入退室管理システム8に回答する(S114)。これにより入退室管理システム8は退出口の入場許可証キー読取装置7に対し解除不許可を指示する。解除不許可の指示の後については説明を省略する。前記解除許可の指示の後、ゲストXが帰りの受付で前記入場許可証3を返却したとき、ゲストテーブル43及び位置管理テーブル44からゲストXの情報を削除する。これにより、ゲストXが訪問先相手Aと同じ職場の面会人Bと面会したときにも、電子錠解除が許可される。
前述の説明において、従業員Bが訪問先相手Aと所定の関係にあるかどうかの判断基準として、従業員Bは訪問先相手Aと同じ職場かどうかを例に説明したが、必ずしもこれに限らない。即ち、異なる職場であっても、従業員Bが従業員Aの代わりに面会人になることを事前に登録した関係であれば、所定の関係に含まれるものである。
以上、第1の実施の形態によれば、ゲストXが受付時に登録した訪問先相手Aに面会できなくても、現在位置管理システム5によってゲストXに近づいた従業員を検出し、更に従業員テーブルを参照することにより訪問先相手Aと面会人Bとが所定の関係にあるかどうか判断し、その場合は実質的にかつ確実に訪問の目的が達成されたとして、退出口の電子錠の解除が許可され、利用者にとって便利な入退管理システムを提供することができる。そして、時計手段を利用して面会時間が一定時間以上経過したかどうか判断するので、訪問が確実にかつ不正なく行なわれたかどうかチェックすることができる入退管理システムを提供することができる。
<第2の実施の形態>
次に第2の実施の形態について説明する。前記第1の実施の形態においては、ゲストXの訪問時間のうち、面会人Bと面会している時間について着目したが、第2の実施の形態においては、面会前後の時間帯について着目するものである。第2の実施の形態において、前記現在位置管理システム5の検出結果に基づき、ゲストXの検出位置から所定の範囲内に他の人物が存在しない状態の時間を不審時間とする。
第2の実施の形態に関する入退管理システムの構成は、前記第1の実施の形態とほぼ同じである。第1の実施の形態と異なるところは、図9に示すデータベース4のゲストテーブル43に後述する「不審フラグ」の記憶領域があることと、同じく現在位置管理テーブル44に後述する「不審開始時間」の記憶領域があることである。
図8は第2の実施の形態に関する受付管理システム1と現在位置管理システム5の動作を示すフローチャートである。同図はゲストXと面会人Bとが面会を終了し、ゲストXが退出する場合についての動作を示すものである。図9はデータベース4の各テーブルの格納状態を示す説明図である。ここで、ゲストXと面会人Bとの面会時間は30分とすると、ゲストテーブル43の面会フラグには30が記憶される。この動作については第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
前述の通り現在位置管理システム5は、全ての従業員及びゲストXについて追跡をしているものとし、ゲストXと面会人Bとが面会を終了しても、現在位置管理システム5はゲストXと従業員Bとを追跡している(S301、S302)。現在位置管理システム5は、ゲストXが単独になるかどうかチェックしている(S303)。即ち、ゲストXが周囲に従業員がいない状態になることは、ゲストXが不審な行動を行なう可能性が生じる。
ゲストXと従業員Bは会議室2での面会終了後、両者共に会議室2を出て、通路2を通り、ロビーへ到着する。ここまでの両者の軌跡は管理領域c→e→aであり、これらは現在位置管理テーブル44に順次記憶される。両者はロビーで挨拶をした後、従業員Bは通路2を通り居室1へ戻る。従って、従業員Bの軌跡は管理領域c→e→a→e→jである。
ところが、仮にゲストXが従業員Bと別れた後、通路1を通り、マシンルームへ侵入したとする。その軌跡は管理領域c→e→a→d→hである。ゲストXがロビーで従業員と別れたとき、ロビーには従業員は誰もいなかったとする。現在位置管理システム5の制御手段51はこのことを検出し、ゲストXの不審時間が開始したものと判断する(S303)。そして、現在位置管理システム5の制御手段51は、時計手段56を利用して現在時刻を求め、データベース4の現在位置管理テーブル44の不審開始時間に現在時刻を記録する。例えば、2009年2月16日午前10時40分00秒を記録する(S304)。
その後も現在位置管理システム5の制御手段51はゲストXの追跡を行なっており(S305)、いつ不審時間が終了するかを判定する(S306)。不審時間の終了は、例えばゲストXと同じ位置に従業員の存在を一人でも検出した場合としてもよい。現在位置管理システム5の制御手段51は不審時間の終了を検知すると、時計手段56を利用して現在時刻を求め、前記不審開始時間からの経過時間を算出し、受付管理システム1へ送信する(S307)。また、現在位置管理システム5の制御手段51は不審開始時間をリセットする。
現在位置管理システム5からゲストXの不審時間の経過時間を受信した受付管理システム1の制御手段11は、データベース4のゲストテーブル43の不審フラグに、経過時間を加算する。例えば、不審時間の経過時間が5分とすると、不審フラグに5が加算される(S411)。なお、前記ステップ303からステップ411までの動作はゲストXが退出するまで行われる。
ゲストXは不審時間の後、退出するとき、退出口の入場許可証キー読取装置7に入場許可証3を読取らせる。入場許可証キー読取装置7は入場許可証3から入場許可証ID300を読取ると、入退室管理システム8に解除の可否の問い合わせを行なう。入退室管理システム8の図示しない制御手段はデータベース4の解除許可テーブル45を参照するが、この時点では退出口の退出錠は、初期状態のままであるのでゲストXのIDは存在しない。
そこで入退室管理システム8の制御手段は、ゲストXの入場許可ID300を受付管理システム1へ問合せる。入退室管理システム8から問い合わせを受けた受付管理システム1の制御手段11は(S412)、データベース4のゲストテーブル43の面会フラグと不審フラグを確認し、面会フラグが一定値以上でかつ不審フラグが一定値未満であるかどうかチェックする(S413)。受付管理システム1の制御手段11は、例えば面会フラグが1分以上でかつ不審フラグが1分未満であれば、判断結果として、解除許可テーブル45の退出錠にゲストXのIDを追加する(S415)。これにより、入退室管理システム8の制御手段は退出口の入場許可証キー読取装置7に対し解除許可を指示することができる。
一方、ステップ413において、面会フラグが1分未満又は不審フラグが1分以上であれば、制御手段11は判断結果として、退出錠は解除しないことを前記入退室管理システム8に回答する(S414)。これにより入退室管理システム8は退出口の入場許可証キー読取装置7に対し解除不許可を指示する。
以上、第2の実施の形態によれば、ゲストXの訪問先相手A又は面会人Bとの面会前後の時間帯において、現在位置管理システム5によって、ゲストXと同じ位置にいる従業員がいないことを検出し、かつその時間を不審時間として記憶するようにしたので、訪問が確実かつ不正なく行なわれたことをチェックすることができ、ゲストXによる不審な行動を見逃すおそれのない入退管理システムを提供することができる。
1 受付管理システム
2 入場許可証発行機
3 入場許可証
4 データベース
5 現在位置管理システム
6 電子錠
7 入場許可証キー読取装置
8 入退室管理システム
10 ゲート
100 管理区域

Claims (6)

  1. ゲストの訪問時の入場から退出までをチェックする入退管理システムにおいて、
    前記ゲストにより指定する訪問先相手と、前記ゲストと面会した面会人との関係を記憶する記憶手段と、
    解除許可の指示に基づいて解除を行う退出ゲートと、
    前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記訪問先相手と前記面会人とが所定の関係であると判断するときに前記退出ゲートに対し前記解除許可を指示する制御手段を有することを特徴とする入退管理システム。
  2. 請求項1記載の入退管理システムにおいて、
    更に、前記ゲストが前記面会人と面会した面会時間を計測する時計手段を有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記訪問先相手と前記面会人とが所定の関係であり、かつ前記時計手段の計測結果に基づき、前記面会時間が所定の関係にあると判断するときに、前記退出ゲートに対し前記解除許可を指示することを特徴とする入退管理システム。
  3. ゲストの訪問時の入場から退出までをチェックする入退管理システムにおいて、
    前記ゲストによる訪問先相手の入力を受付ける受付管理システムと、
    人物の位置を検出することにより、前記ゲストと面会した面会人を特定する現在位置管理システムと、
    前記訪問先相手と前記面会人との関係を格納するデータベースと、
    前記訪問先相手と前記面会人とが所定の関係にあるとき、前記受付管理システムからの指示に基づき退出ゲートを制御する入退室管理システムとからなることを特徴とする入退管理システム。
  4. 請求項1乃至3いずれか一記載の入退管理システムにおいて、
    人物の位置を検出する位置検出手段を有し、
    更に、前記面会人とは、前記位置検出手段によって検出した前記ゲストの検出位置と所定の範囲内に存在する人物であることを特徴とする入退管理システム。
  5. 前記訪問先相手と前記面会人との所定の関係とは、両者の職場が同一であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一記載の入退管理システム。
  6. 前記制御手段は、前記面会時間が一定の時間以上であるとき前記退出ゲートに対し前記解除許可を指示することを特徴とする請求項記載の入退管理システム。
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