JP2009537458A5 - - Google Patents

Claims (34)

1. カチオン重合またはラジカル重合し得る少なくとも１つの第1の官能基が結合している重合性ヨードニウム塩。
2. 前記第1の官能基が、アクリレート、メタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミドまたはビニルエーテルである、請求項1に記載のヨードニウム塩。
3. 前記第1の官能基が、ウレタン結合または尿素結合を介して前記ヨードニウム塩のアリール環に結合している、請求項1または2に記載のヨードニウム塩。
4. 一般式として
   

   

   (式中、
   A1は、トシレート、トリフレート、ヘキサフルオロアンチモネート、テトラフルオロボレート、テトラフェニルボレートまたはトリフェニル-n-アルキルボレートのアニオン性対イオンであり、
   wは、0〜18で変化してよく、
   R8およびR9は、独立に、水素、直鎖C₁〜C₁₈アルキル、分枝鎖C₁〜C₁₈アルキル、アルキルオキシ、ポリ(エチレンオキシド)またはポリ(プロピレンオキシド)であり、
   Y1およびY2は、各々独立に、前記第1の官能基が結合しているウレタン含有置換基を表す)
   を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のヨードニウム塩。
5. R8または少なくとも1つのR9に、前記第1の官能基が結合している、請求項4に記載のヨードニウム塩。
6. Y1またはY2の少なくとも1つが、
   

   

   [式中、
   Rは水素またはメチルであり、
   mは1〜18で変化し、
   R10は水素、直鎖または分枝鎖C₁〜C₁₈アルキル鎖であり、
   Q1およびQ2は、各々独立に、前記第1の官能基が結合している末端化合物を表し、
   Zは、
   

   

   (式中、A1は請求項4に記載された通りである)
   を含む置換基を表す]
   である、請求項4または5に記載のヨードニウム塩。
7. Q1またはQ2の少なくとも1つが
   

   

   (式中、Rは水素またはメチルであり、mは、請求項9に記載された通りであり、好ましくは0〜7である)
   である、請求項6に記載のヨードニウム塩。
8. 一般構造
   

   

   (式中、
   A1は、トシレート、トリフレート、ヘキサフルオロアンチモネート、テトラフルオロボレート、テトラフェニルボレートおよびトリフェニル-n-アルキルボレートのアニオン性対イオンを表し、
   R8およびR9は、独立に、水素、直鎖C₁〜C₁₈アルキル、分枝鎖C₁〜C₁₈アルキル、アルキルオキシ、ポリ(エチレンオキシド)またはポリ(プロピレンオキシド)であり、
   また、R8またはR9の少なくとも1つは、水素ではなく、前記第1の官能基が結合している)
   を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のヨードニウム塩。
9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のヨードニウム塩またはそれらの混合物を含む平版印刷版コーティング溶液。
10. 請求項9に記載のコーティング溶液を基板上に堆積することにより作製されたコーティングを含むネガ作用型平版印刷版。
11. 以下のものである、カチオン重合またはラジカル重合し得る少なくとも1つの官能基が結合しているポリビニルアルコールアセタールコポリマー
    

    

    (式中、
    G1は、有機溶媒溶解性を与えるプロセッシングセグメントを表し、
    G2は熱反応性セグメントを表し、
    G3は、700〜1100nmで強い吸収帯を1つまたは複数示す放射線吸収性セグメントを表し、
    a、b、c、dおよびeは、モル比であり、0.01〜0.99で変化してよく、
    

    

    のいずれも、独立に、
    

    

    によって置換されてもよく、
    前記官能基はG2またはG3に結合している)。
12. G3が、400〜700nmで強い吸収帯を1つまたは複数さらに示す、請求項11に記載のポリビニルアルコールアセタールコポリマー。
13. G1が、シアノ、ヒドロキシ、ジアルキルアミノ、トリアルキルアンモニウム塩、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、メチルベンジルスルホニルカルバメート、カルボン酸またはリン酸官能基によって置換されている直鎖アルキル、分枝鎖アルキル、直鎖アリールまたは分枝鎖アリールである、請求項11または12に記載のポリビニルアルコールアセタールコポリマー。
14. G2が、前記官能基が結合している直鎖アルキル、分枝鎖アルキル、直鎖アリールまたは分枝鎖アリールである、請求項11から13のいずれか一項に記載のポリビニルアルコールアセタールコポリマー。
15. 前記官能基が、ビニルエーテル、アルコキシメチルアクリルアミドまたはアルコキシメタクリルアミドである、請求項14に記載のポリビニルアルコールアセタールコポリマー。
16. G2が
    

    

    (式中、
    Rは水素またはメチルであり、
    R2はC₁〜C₈アルキルまたはアルコキシであり、
    mおよびwは0〜50で変化してよく、
    yは1または2である)
    である、請求項15に記載のポリビニルアルコールアセタールコポリマー。
17. 互いに同じかまたは異なってもよいG3セグメントを２つ以上含む、請求項11から16のいずれか一項に記載のポリビニルアルコールアセタールコポリマー。
18. G3が
    

    

    (式中、NIRは、700〜1100nmで強い吸収ピークを1つまたは複数示す近赤外線吸収性発色団である)
    である、請求項11から17のいずれか一項に記載のポリビニルアルコールアセタールコポリマー。
19. 前記近赤外線吸収性発色団が
    

    

    [式中、
    D1およびD2は、独立に、-O-、-S-、-Se-、-CH=CH-、および-C(CH₃)₂であり、
    Z1およびZ2は、各々独立に、1つまたは複数の置換または非置換の縮合芳香環を表し、
    hは2〜8で変化してよく、
    nは0または1を表し、
    Mは水素またはNa、K、もしくはテトラアルキルアンモニウム塩のカチオン性対イオンを表し、
    A1は、臭化物、塩化物、ヨウ化物、トシレート、トリフレート、トリフルオロメタンカーボネート、ドデシルベンゾスルホネートおよびテトラフルオロボレート、テトラフェニルボレートまたはトリフェニル-n-ブチルボレートのアニオン性対イオンを表し、
    R3およびR7は、各々独立に、水素またはアルキルを表し、
    R4、R5およびR6は、各々独立に、アルキル、アリールアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、カルボキシアルキル、スルホアルキル、または前記官能基を含み且つ式
    

    

    (式中、mは0〜50で変化してよく、Rは水素またはメチルである)
    を有する重合性置換基を表す]
    である、請求項18に記載のポリビニルアルコールアセタールコポリマー。
20. Z1またはZ2の少なくとも1つがフェニルまたはナフチルである、請求項19に記載のポリビニルアルコールアセタールコポリマー。
21. 請求項11から20のいずれか一項に記載のポリビニルアルコールアセタールコポリマーまたはそれらの混合物を含む平版印刷版コーティング溶液。
22. 請求項21に記載のコーティング溶液を基板上に堆積することにより作製されたコーティングを含むネガ作用型平版印刷版。
23. 以下の構造を有する、カチオン重合またはラジカル重合し得る少なくとも1つの官能基が結合している平版印刷版コーティング用ポリマーバインダー
    

    

    (式中、
    G1は、有機溶媒溶解性を与えるプロセッシングセグメントを表し、
    G2は、前記官能基が結合している熱反応性セグメントを表し、
    a、b、dおよびeは、モル比であり、0.01〜0.99で変化してよく、
    

    

    は、
    

    

    によって置換されてもよい)。
24. 前記官能基が、アクリレート、メタクリレート、ビニルエーテル、ヒドロキシル、アルコキシメチルアクリルアミド、アルコキシメタクリルアミド、N-メトキシメチルアクリルアミドまたはN-メトキシメチルメタクリルアミドである、請求項23に記載のポリマーバインダー。
25. G1が、シアノ、ヒドロキシ、ジアルキルアミノ、トリアルキルアンモニウム塩、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、メチルベンジルスルホニルカルバメート、カルボン酸およびリン酸官能基によって置換されている直鎖アルキル、分枝鎖アルキル、直鎖アリールまたは分枝鎖アリールである、請求項23または24に記載のポリマーバインダー。
26. G2が、前記官能基が結合している直鎖アルキル、分枝鎖アルキル、直鎖アリールまたは分枝鎖アリールである、請求項23から25のいずれか一項に記載のポリマーバインダー。
27. G2が
    

    

    (式中、
    Rは水素またはメチルであり、
    R2はC₁〜C₈アルキルまたはアルコキシであり、
    mおよびwは0〜50で変化してよく、
    yは1または2である)
    である、請求項26に記載のポリマーバインダー。
28. カチオン重合またはラジカル重合し得る少なくとも1つの官能基が結合している平版印刷版コーティング用ポリマーバインダーであって、前記官能基が結合している溶媒溶解性セルロースエーテル、水溶性セルロースエーテルまたはそれらの混合物である平版印刷版コーティング用ポリマーバインダー。
29. 前記官能基が、アクリレート、メタクリレート、ビニルエーテル、ヒドロキシル、アルコキシメチルアクリルアミド、アルコキシメタクリルアミド、N-メトキシメチルアクリルアミドまたはN-メトキシメチルメタクリルアミドである、請求項28に記載のポリマーバインダー。
30. 以下の構造
    

    

    (式中、
    aおよびbは、モル比であり、約0.01〜約0.99で変化してよく、
    G4は、ヒドロキシ、ヒドロキシエチルまたは、ヒドロキシプロピルであり、
    G5は前記官能基を含む)
    を有する、請求項28または29に記載のポリマーバインダー。
31. G5が
    

    

    (式中、mは0または1であり、Rは水素またはメチルである)
    である、請求項30に記載のポリマーバインダー。
32. 式
    

    

    

    (式中、
    mおよびwは0〜50で変化してよく、
    Rは水素またはメチルであり、
    R11は直鎖または分枝鎖アルキル鎖であり、
    R12は、アルキル、ヒドロキシルまたはカルボン酸である)
    のモノマーを1つまたは複数含む、カチオン重合またはラジカル重合し得る少なくとも1つの官能基が結合している平版印刷版コーティング用ポリマーバインダー。
33. 請求項23から32のいずれか一項に記載のポリマーバインダーまたはそれらの混合物を含む平版印刷版コーティング溶液。
34. 請求項33に記載のコーティング溶液を基板上に堆積することにより作製されたコーティングを含むネガ作用型平版印刷版。