JP2009523016A - 緑茶製品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、香りを改良した緑茶製品の製造方法を提供する。前記方法は、少なくとも0.7:1の重量比でE−2−ヘキセナールとリナロールとを含む芳香組成物を提供し、緑茶製品と芳香組成物と混合する工程を含む。香りを改良した緑茶製品も提供する。

Description

本発明は、香りを改良した緑茶製品及びその様な製品の製造方法に関する。
緑茶は、数百年に亘って中国及び日本で消費されている一般的な飲料である。最近では、広範な研究及び疫学的研究によって、緑茶中に存在する化合物(特に、カテキン)が、各種の病気のリスクを低減することが示されている。これらの研究は、消費者の味覚の複雑さの増大と共に、伝統的に緑茶が消費されていなかった市場(例えば、米国及び西欧州)においても緑茶の消費の増大をもたらした。
緑茶の香りは、品質についての重要な指標として認められている。緑茶の特有の香りに寄与する化合物について多数の調査が為されており、従来では、特にE−2−ヘキセナールが、低級茶の望ましくない「グリーンノート」の特徴であり、リナロールが高級茶の香りの特徴であると解されている。
K.Yamaguchi and T.Shibamoto(J.Agric.Food Chem.,1981,29,pp.366−370)は、玉露(高級緑茶)の揮発性成分について試験しており、リナロールがその主要な成分であり、E−2−ヘキセナールは非常に少量でのみ存在することを示している。
M.Shimoda et al.(J.Agric.Food Chem.,1995,43,pp.1621−1625)は、各種の品質の緑茶の香りに寄与する因子を試験しており、それらを煎じたものの香りとの関係について試験している。リナロールは、フローラルな香り及びフルーティな香りに寄与することが認められているが、E−2−ヘキセナールは、青臭く、吐き気を覚える臭いを与えると述べられている。高級な煎茶は、微量なE−2−ヘキセナールのみを含有し、顕著な量のリナロールを有するが、低級な煎茶は、約71μg/kgのリナロール及び15μg/kgのE−2−ヘキセナールを含んだ。
M.Kato and T.Shibamoto(J.Agric.Food Chem.,2001,49,pp.1349−1396)は、広範な緑茶について試験しており、リナロールの相対的なレベルは、低級茶よりも高級茶において高いことが認められた。さらに、大量のE−2−ヘキセナールは、低級茶中に認められるが、高級茶には認められなかった。
JP 2002−330698 A(KOJIMA MAKOTO)は、緑茶固有の草のような香りがする芳香成分を回収することが可能な方法を開示している。前記方法は、原料の茶葉を仕上げ加工する工程における乾燥器(firing dryer)から放出される排出ガスを導く工程を含む。得られた濃縮茶香味成分含有製品を用いて、緑茶固有の草のような香味成分を緑茶飲料製品に添加し得る。しかしながら、E−2−ヘキセナール又はリナロールについての開示は存在しない。さらに、緑茶製造の仕上げ工程において新鮮葉を乾燥する時間によって、それらが既に30%を大きく下回る水分量にまで乾燥されている(例えば、”Tea:Cultivation to Consumption”,K.C.Willson and M.N.Clifford(Eds),1st Edn,1992,Chapman & Hall(London),Chapter 13,p.422を参照のこと)。かくして、茶葉が乾燥器に到達する前に、E−2−ヘキセナールの多くは既に失われているであろう。
JP 2002−330698 A J.Agric.Food Chem.,1981,29,pp.366−370 J.Agric.Food Chem.,1995,43,pp.1621−1625 J.Agric.Food Chem.,2001,49,pp.1349−1396 "Tea:Cultivation to Consumption",K.C.Willson and M.N.Clifford(Eds),1st Edn,1992,Chapman & Hall(London),Chapter 13,p.422
驚くべきことに、本出願人は、E−2−ヘキセナールを比較的多量に含む芳香組成物を緑茶製品に添加することによって、前記緑茶製品の香りが実際に改良されることを見出した。結果として得られる緑茶製品は、E−2−ヘキセナールを比較的多量に含有することが認められたが、フローラルノート及びシトラスノートに富み、且つ、低級茶に典型的なグリーンノートが低減した香りを有する。
(試験及び定義)
飲料
本明細書で使用する用語「飲料」は、ヒトの消費に適切な実質的に水性の飲用組成物を意味する。

本発明の「茶」は、Camellia sinensis var.sinensis及び/又はCamellia sinensis var.assamica.に由来する物質を意味する。
本発明の「茶葉」は、煎じられていない形態における1つ又は複数の茶の源を含有する茶製品を意味する。
「新鮮茶葉」は、30重量%未満の水分含有量まで乾燥されていない茶葉を意味し、通常は35から90%の範囲の水分含有量を有する。
「リーフティー製品(leaf tea product)」は、30重量%未満の水分含有量まで乾燥した茶葉を意味し、通常は1から10重量%の範囲の水分含有量を有する(すなわち、製造茶(made tea))。本発明のリーフティー製品は、例えば、沸騰水又は冷水などの水性媒体とリーフティー製品を接触させることによって、直接飲料を製造するために適切な形態の飲料原料である。本発明のリーフティー製品は、好ましくは包装されている。リーフティー製品は、煎じパック(例えば、ティーバッグ)及び/又はホイルバッグなどの気密包装材料に包装されてよい。
「発酵」は、例えば、茶葉の浸漬による細胞の機械的な破壊によって、ある内在性の酵素と基質とを接触させる際に茶が起こす酸化及び加水分解の過程を意味する。この過程の間に、茶葉の無色のカテキンが、黄色及び橙色から暗褐色のポリフェノール物質の複雑な混合物に変わる。「緑茶」は、実質的に発酵していない茶を意味する。
「レディトゥドリンクティー」は、茶固形物を含む飲料を意味する。レディトゥドリンクティーは、通常は、少なくとも80%、最適には85から99.9重量%の間の水分含有量を有する。レディトゥドリンクティーは、缶又は瓶などの機密性の容器に包装されてよい。レディトゥドリンクティーの茶固形物の含有量は、典型的には0.001から5重量%、好ましくは0.01から3重量%、最も好ましくは0.1から1重量%の範囲である。
全有機体炭素
芳香組成物の全有機体炭素(TOC)含有量は、組成物中の芳香化合物の全濃度の単位である。TOCの分析は、燃焼法に基づく。
TOC測定は、全炭素(TC)及び全無機体炭素(TIC)について水性サンプルを分析する自動化システムであるShimadzu TOC−V Carbon Analyzerを用いて為された。燃焼管を白金触媒で満たし、680℃に加熱した。担体ガス(精製空気)を、この管に供する。サンプルを注入して、全ての炭素がCO2に酸化され、赤外分析を用いて測定した。
TOCは、サンプルの全炭素(TC)及び全無機体炭素(TIC)(差は全有機体炭素(TOC)である)を測定することによって「差による」方法を用いて測定する。
前記芳香組成物は無機炭素を含有しないため、TCデータをTOCの直接測定として使用している。
芳香化合物の測定
芳香組成物及び緑茶製品中の各種芳香化合物の量は、ヘッドスペースガスクロマトグラフィーによって測定する。
芳香組成物のサンプル調製
高TOCの芳香組成物に関しては、該組成物は、保存して少なくとも2つの相に分離する可能性がある。かくして、前記組成物は、例えば、振盪及び/又は攪拌することによって、分析前に均質化するべきである。
芳香組成物のTOCが25ppmを超える場合には、脱イオン水(20℃)で希釈して、25ppmのTOCを与えるべきである。
レディトゥドリンクティーのサンプル調製
レディトゥドリンクティーは、全く希釈せずに分析する。
リーフティー製品のサンプル調製
茶葉の一部(2.00g)を真空フラスコに入れる。新しく沸騰させたHighland Spring(商標)ミネラルウォーター(200ml)を添加して、フラスコを密封し、次いで、5秒間ゆっくりと回転させて、煎じたものを混合する。そのフラスコを3分間放置して、その後、再び5秒間ゆっくりと回転させる。4分後に、煎じたものをフラスコから出して、二層のモスリンによる濾過によって葉を除去した。次いで、煎じたものをビンに回収し、蓋をして、室温(20℃)まで冷水中で冷却する。
分析
サンプル(10.0g)をヘッドスペースバイアルに入れ、蓋をして、HS40XLヘッドスペースオートサンプラー及び冷却集中ユニット(cryo−focussing unit)を取り付けたPerkin Elmer GCを用いて分析する。サンプルを65℃で20分間に亘ってインキュベートした後に、ヘッドスペースのサンプルを取り出す。次いで、ヘッドスペースのサンプルを、Carbowax(商標)カラムを取り付けたGCに移す。外部標準を使用して、ヘッドスペースオートサンプラーの性能及びGCカラムにおける保持時間をモニターする。
第一の態様では、本発明は、
(a)少なくとも0.7:1の重量比でE−2−ヘキセナール及びリナロールを含む芳香組成物を提供する工程;及び
(b)前記芳香組成物を緑茶製品と組み合わせる工程
を含む、香りを改良した緑茶製品の製造方法を提供する。
驚くべきことに、本出願人は、その様な方法が、フローラルノート及びシトラスノートに富み、且つ/又は、低級茶に典型的なグリーンノートが低減された香りを有する緑茶飲料の提供を実際に可能にすることを見出した。
更なる態様では、本発明は、香りを改良した緑茶製品を提供する。前記緑茶製品は、少なくとも0.7:1の重量比でE−2−ヘキセナール及びリナロールを含むレディトゥドリンクティー、又は少なくとも0.7:1の重量比においてE−2−ヘキセナール及びリナロールを含むレディトゥドリンクティーを提供するために水で煎じることが可能なリーフティー製品であってよい。
本発明は、本発明の方法によって得られる及び/又は得られ得る本発明の緑茶製品も提供する。
方法
本発明の方法は、
(a)少なくとも0.7:1の重量比でE−2−ヘキセナール及びリナロールを含む芳香組成物を提供する工程;並びに
(b)前記芳香組成物を茶製品と組み合わせる工程
を含む。
芳香組成物を提供する工程
本発明の芳香組成物は、E−2−ヘキセナールとリナロールとの重量比が少なくとも0.7:1であるように、比較的高い割合でE−2ヘキセナールを含む。事実、本出願人は、香りが改良された緑茶製品が、少なくとも0.8:1、より好ましくは少なくとも0.9:1のE−2−ヘキセナールとリナロールとの重量比を有する芳香組成物を用いて製造され得ることを見出した。
しかしながら、香りがアンバランス過ぎるのを避けるために、E−2−ヘキセナールとリナロールとの重量比が、10:1未満、より好ましくは5:1未満、最も好ましくは3:1未満であることが好ましい。
本発明の芳香組成物は、好ましくは、茶製品の非芳香成分の濃度を最小限に変化させて、茶製品と芳香組成物とを組み合わせることを可能にする濃縮物として提供される。特に、芳香組成物が、5000mg/lから900g/lの範囲、より好ましくは10g/lから800g/lの範囲、最も好ましくは100g/lから700g/lの範囲における芳香成分含有量(TOC)を有することが好ましい。代替的に又は加えて、芳香組成物は、少なくとも1000ppm、より好ましくは3000から10000ppmの量でE−2−ヘキセナールを含んでよい。芳香組成物は、少なくとも1000ppm、より好ましくは2000から8000ppmの量でリナロールを含んでもよい。
好ましい実施態様では、本発明の芳香組成物は、アセトアルデヒド、2−メチル−プロパナール、メタノール、2−メチル−ブタナール、3−メチル−ブタナール、1−ペンテン−3−オン、ヘキサナール、1−ペンテン−3−オール、Z−2−ペンテン−1−オール、ヘキサン−1−オール、Z−3−ヘキセノール、E−2−ヘキセノール、cis−リナロールオキシド、trans−リナロールオキシド、メチルサリチレート、Z−3−ヘキセニルアセテート、及びそれらの混合物などの追加の芳香化合物を含んでもよい。
芳香が「紅茶」の特徴を過剰に多く有することを避けるために、メチル−ブタナール及び/又はリナロールオキシドの量が多すぎないことが好ましい。特に、本発明の芳香組成物は、リナロールと全リナロールオキシドとの重量比が少なくとも0.75:1、より好ましくは少なくとも1:1、最も好ましくは1.5:1から10:1であるような量でリナロールオキシドを含むことが好ましい。「全リナロールオキシド」は、cis−リナロールオキシド及びtrans−リナロールオキシドの合計を意味する。代替的に又は加えて、本発明の芳香組成物が、リナロールと全メチルブタナールとの重量比が少なくとも5:1、より好ましくは少なくとも10:1、最も好ましくは20:1から200:1であるような量でメチル−ブタナールを含むことが好ましい。「全メチル−ブタナール」は、2−メチル−ブタナール及び3−メチル−ブタナールの合計を意味する。
香りが過剰に「グリーン」の特徴を有することを避けるために、Z−3−ヘキセニルアセテートの量が過剰に多すぎないことが好ましい。特に、本発明の芳香組成物は、リナロールとZ−3−ヘキセニルアセテートとの重量比が少なくとも5:1、より好ましくは少なくとも10:1、最も好ましくは50:1から100000:1であるような量でZ−3−ヘキセニルアセテートを含むことが好ましい。
本出願人は、本発明における使用に特に適切な芳香組成物が、茶、特に新鮮茶葉由来のものであることを見出した。新鮮茶は、香りが損失し、化学的に変化する製品茶を製造するために必要な乾燥に供されていないため、製品茶よりも新鮮茶の使用が、特有の香りプロフィールを提供する。かくして、本発明の芳香組成物は、新鮮茶葉から芳香成分を回収する工程を含む方法によって提供されることが好ましい。
最も単純な態様では、新鮮茶葉が新しく摘み取った形態で、すなわち、更に加工すること無く提供されてよい。新鮮茶葉は、好ましくは葉及び茎を含む。最も好ましくは、最も好ましくは、新鮮茶葉は、活発に成長している芽を、例えば、まだ開いていない芽と共にはじめの2又は3枚の葉の形態(いわゆる、「二葉と芽(two−and−a−bud)」及び/又は「三葉と芽(three−and−a−bud)」)で含む。
新鮮茶葉は、芳香成分を回収する前に萎れさせるか又は部分的に発酵させてよい。萎れさせる工程及び発酵工程は、紅茶の製造において典型的な工程であり、茶のE−2−ヘキセナール含有量の増加を生じさせることが示されている(N.Togari et al.,Food Research International,1995,28,pp.495−502)。さらに、萎れさせる工程によって、Z−3−ヘキセニルアセテートなどのグリーンノートの大部分が除去される。
好ましい実施態様では、本発明の芳香組成物は、実質的に未発酵の葉から回収して、リナロールオキシド及び/又はメチル−ブタナールなどの紅茶に典型的な香りの導入を最小限にする。発酵を停止及び/又は妨げるために、実質的に未発酵の葉は熱処理されてよいが、その様な熱処理に必要とされる高温に供していない新鮮葉から芳香成分を回収することが好ましい。なぜならば、その様な高温によって、芳香成分の一部が除去され、芳香成分に化学的変化を生じさせるからである。芳香組成物を回収する前に実質的に未発酵の葉を萎れさせて、望ましくないグリーンノートを除去してよい。
加えて又は代替的に、芳香成分を回収する前に新鮮茶葉を浸漬してよい。浸漬は、例えば葉を回転及び/又は押しつぶすことによって茶葉を傷つける、すなわち、植物組織の構造を破壊する工程を含む。浸漬は、揮発性成分の生成、とりわけ、C6アルデヒドヘキサナール及びヘキセナールの生成を誘導するために役立つ。紅茶の製造では、浸漬は、植物細胞及び植物組織の内部から発酵可能な基質及び発酵酵素を遊離させる効果を有する。浸漬は、好ましくは、裁断機によって新鮮茶葉を処理することによって達成される。かくして、本発明のために、新鮮茶葉が、CTC、ローターバン、ボールミル、グラインダー、ハンマーミル、Lawri tea processor、又はLegg cutting machineを用いる浸漬方法によって浸漬されてよく、あるいは伝統的な茶の加工におけるように揉捻機を用いて揉捻されてよい。これらの浸漬方法を併用してもよい。
芳香成分は、少なくとも部分的に新鮮葉を乾燥させている間に回収してよい。しかしながら、新鮮葉が30重量%未満の水分含有量まで乾燥されずに、より好ましくは35重量%未満まで乾燥されずに、さらにより好ましくは40重量%未満まで乾燥されずに、最も好ましくは45%未満まで乾燥されずに、芳香成分を回収することが好ましい。なぜならば、低い水分含有量まで乾燥させるには、高い温度及び/又は長い時間が必要とされ、芳香成分に化学的変化、例えば、メイラード生成物の形成を起こさせるからである。
新鮮茶葉を少なくとも部分的に乾燥させる間に芳香成分を回収する場合には、低対流乾燥器を使用することが好ましい。本明細書で使用する用語「低対流乾燥器」は、吸気する非凝縮性ガスの量が蒸発する水1kgあたり20kg未満である、好ましくは蒸発する水1kgあたり5kgである、より好ましくは蒸発する水1kgあたり1.0kg未満である、より好ましくは蒸発する水1kgあたり0.5kg未満である、最も好ましくは蒸発する水1kgあたり0.001から0.05kgの間であるタイプの乾燥器を意味する。用語「非凝縮性ガス」は、大気圧下で−10℃未満、より好ましくは−20℃未満、最も好ましくは−35℃未満の沸点を有する物質を意味する。非凝縮性ガスは、通常は空気である。
適切な乾燥器は、バッチ&連続タイプの乾燥器、例えば、真空乾燥器、回転真空乾燥器、真空プレート乾燥器、過熱蒸気乾燥器、空洞フライトエバポレーター(hollow flight evaporator)、又はジャケット付きスクリューエバポレーター(jacketed screw evaporator)の1つ又は複数を含む。これらのタイプの乾燥器の大多数では、乾燥器の表面からの伝導によって熱が移動する。低対流乾燥器の熱移動表面温度(heat transfer surface temperature)は、40から150℃の範囲、より好ましくは90から140℃の範囲であることが好ましい。低対流乾燥器で乾燥する際には、新鮮茶葉が、70℃より高温に加熱されず、好ましくは30から55℃の範囲の温度に加熱されることが望ましい。
低対流乾燥器における乾燥は、好ましくは、真空条件下において実施する。真空の好ましい範囲は、圧力が、0.3絶対気圧未満、より好ましくは0.01から0.15絶対気圧の範囲、最も好ましくは0.05から0.15絶対気圧の範囲であるようなものである。
芳香成分を新鮮茶葉から(1つ又は複数の低対流乾燥器における乾燥によって)回収する時間は、典型的には、8時間未満、より好ましくは5時間未満、さらにより好ましくは5分から5時間の範囲である。芳香成分の回収時間は、使用する乾燥器のタイプ及びサイズに依存する。バッチタイプの乾燥器を使用する際は、芳香成分の回収時間は、好ましくは、1から5時間の範囲である。連続する乾燥ユニットを使用する際は、十分な芳香成分が、5から30分の乾燥器における茶の滞留時間で回収されるであろう。
芳香成分は、好ましくは、濃縮物として新鮮葉から回収される。例えば、低対流乾燥器を使用する場合は、乾燥器から排出されるガスを濃縮器に向けて、水と共にある芳香化合物を50℃未満、好ましくは35℃未満、さらにより好ましくは−5℃から30℃の範囲の濃縮器温度を用いて濃縮する。
得られる濃縮物は、既知の方法のいずれか1つによって濃縮されてよい。例えば、芳香成分は、逆浸透、蒸留、冷却濃縮、凍結乾燥、及び/又は段階的/部分的濃縮によって濃縮され、茶芳香濃縮物を調製してよい。前記濃縮物を蒸留する方法を用いることが特に好ましい。
代替的には、前記濃縮物は、活性炭、樹脂、ゼオライト、及び緑茶から選択される1つ又は複数の吸収剤に吸着させて良い。吸収剤は、カラム又は流動床に充填し、その後、熱処理、有機溶媒、又は長臨界COを用いて芳香成分を放出させてよい。排出されるガスが茶自体に吸収される際には、さらに放出させる必要がない。
芳香組成物を茶製品と組み合わせる工程
芳香組成物を緑茶製品と組み合わせる。茶製品は、リーフティー製品又はレディトゥドリンクティーであってよい。
芳香組成物は、好ましくは、リーフティー製品と、1:1000から1:1、より好ましくは1:500から1:10、最も好ましくは1:200から1:50の重量比で組み合わせる。芳香成分は、任意の好都合な方法によってリーフティー製品と組み合わせて良いが、好ましい実施態様では、芳香成分がリーフティー製品にスプレーされる。
芳香組成物は、好ましくは、レディトゥドリンクティーと、1:500000から1:300の重量比、より好ましくは1:100000から1:1000、最も好ましくは1:50000から1:2000の重量比で組み合わせる。レディトゥドリンクティーに添加した芳香成分の量が、少なくとも10ppmのTOC(すなわち、飲料1リットルあたり10mgの全有機体炭素)、より好ましくは添加した芳香成分の量が、50から2000ppmの範囲、より好ましくは75から750ppmの範囲、最も好ましくは100から500ppmの範囲であることが好ましい。
好ましくは、脱カフェインは香りプロフィールを変化するため、茶製品は脱カフェインされないことが好ましい。
香りを改良した緑茶製品
香りを改良した緑茶製品は、E−2−ヘキセナール及びリナロールを少なくとも0.7:1の重量比で含むレディトゥドリンクティーであるか、又はレディトゥドリンクティーを提供するために水で煎じることが可能なリーフティー製品であってよい。
驚くべきことに、本出願人は、その様なレディトゥドリンクティーが、フローラルノート及びシトラスノートに富み、且つ、低級茶に典型的なグリーンノートが低減した香りを有することを見出した。
レディトゥドリンクティーは、少なくとも0.8:1、より好ましくは少なくとも0.9:1のE−2−ヘキセナールとリナロールとの重量比を有してよく、依然として改良された香りを保持する。しかしながら、香りがアンバランスすぎるのを避けるために、E−2−ヘキセナールとリナロールとの重量比が、10:1未満、より好ましくは5:1未満、もっとも好ましくは3:1未満であるのが好ましい。
レディトゥドリンクティーが、E−2−ヘキセナールを少なくとも50ppb、より好ましくは100から500ppbの量で含む際に、特に香りが顕著である。レディトゥドリンクティーが、リナロールを少なくとも50ppb、より好ましくは100から500ppbの量で含んでもよい。
好ましい実施態様では、レディトゥドリンクティーは、追加の芳香化合物、例えば、アセトアルデヒド、2−メチル−プロパナール、メタノール、2−メチル−ブタナール、3−メチル−ブタナール、1−ペンテン−3−オン、ヘキサナール、1−ペンテン−3−オール、Z−2−ペンテン−1−オール、ヘキサン−1−オール、Z−3−ヘキセノール、E−2−ヘキセノール、cis−リナロールオキシド、trans−リナロールオキシド、メチルサリチレート、Z−3−ヘキセニルアセテート、及びそれらの混合物を含む。
香りが「紅茶」の特徴を過剰に多く有するのを避けるために、メチルブタナール及び/又はリナロールオキシドの量が多すぎないことが好ましい。特に、レディトゥドリンクティーが リナロールと全リナロールオキシドとの重量比が少なくとも0.75:1、より好ましくは少なくとも1:1、最も好ましくは1.5:1から10:1であるような量でリナロールオキシドを含むことが好ましい。「全リナロールオキシド」は、cis−リナロールオキシドとtrans−リナロールオキシドとの合計を意味する。代替的に又は加えて、レディトゥドリンクティーが、メチルブタナールを、リナロールと全メチルブタナールとの重量比が少なくとも5:1、より好ましくは少なくとも10:1、最も好ましくは20:1から200:1であるような量で含むことが好ましい。「全メチル−ブタナール」が、2−メチル−ブタナール及び3−メチル−ブタナールの合計を意味する。
香りが「グリーン」の特徴を過剰に多く有することを避けるために、Z−3−ヘキセニルアセテートの量が多すぎないことが好ましい。特に、レディトゥドリンクティーが、Z−3−ヘキセニルアセテートを、リナロールとZ−3−ヘキセニルアセテートの重量比が少なくとも5:1、より好ましくは少なくとも10:1、最も好ましくは50:1から100000:1であるような量で含むことが好ましい。
好ましい実施態様では、リナロール、E−2−ヘキセナール、及び/又は追加の芳香化合物が、香りを改良した茶製品に、添加した芳香組成物、好ましくは茶由来の添加した芳香組成物の一部として存在する。
本発明を、以下の実施例を参照することでさらに説明する。
(実施例1)
本実施例は、本発明において使用するために適切な芳香組成物の製造を示す。
水分含有量が76から80重量%のCamellia sinensis var.assamica由来の新しく摘んだ葉を萎れさせ、水分含有量を68から72重量%にした。次いで、萎れさせた葉はローターバンを用いて浸漬し、CTC(破砕(crush)、引き裂き(tear)、回転(curl))装置に三回通した。
三回目のCTCによる切断の直後の浸漬した新鮮葉を回収し、回転真空乾燥器(RVD)に直ぐに(10分以内に)供した。RVDの操作条件は、真空圧力 −500mgHg;固体温度 45〜50℃;注入冷却水温度 15〜20℃及び放出冷却水温度 25℃である。茶葉はRVDで1時間乾燥し、約10分毎に5リットルのバッチで合計25リットルの濃縮物(100kgの浸漬した葉あたり)を回収した。濃縮物を4℃で保存した。
濃縮物を100リットルのバッチで蒸留した。これによって、約1リットルの蒸留物を得た。次いで、結果として得られた芳香組成物は4℃で保存した。
芳香組成物の主要な成分を表1に挙げる。
Figure 2009523016
(実施例2)
本実施例は、本発明に係るリーフティー製品及びレディトゥドリンクティーの製造を示す。
既製の緑茶葉の一部(100g)をガラスジャーに入れ、実施例1からの芳香成分を、5つの分割量で滴下して加え、各添加の間には混合していた。添加した芳香成分の全量は、5×0.30mlの分割量で1.5mlであった。次いで、前記ジャーを密封して、アルミニウムホイルで覆い、日光を遮断して、室温で3日間に亘って保存し、サンプルを水及び香りに関して平衡化させた。
次いで、結果として得られた香りが改良されたリーフティー製品を、上記の「DETERMINATION OF AROMA COMPOUNDS」に記載の方法よって水で煎じた。結果として得られたレディトゥドリンクティー中において検出された主要な芳香化合物を表2に挙げる。
Figure 2009523016
(実施例3)
本実施例は、本発明の製品の改良された香りを示す。
4つのサンプル(A〜D)を、訓練を受けた官能パネルによる定量的記述分析(QDA)に供した。サンプルAは、芳香成分を加えていない既製の緑茶を煎じたものである。サンプルB及びCは、サンプルAと同じ既製の茶を煎じたものであるが、各種の量の実施例1の芳香成分を茶葉に添加した。サンプルDは、実施例1の芳香成分を煎じたものに直接添加したことを除いてサンプルAと同一のものである。
サンプル調製
沸騰水1リットルあたり10gの茶葉で、2分の静置で煎じ出し、2分の終わりに一度ステンレス鋼のスプーンで攪拌することによって、全てのサンプルをジャグの中で煎じ出した。煎じ出した後に、サンプルを2層のムスリンで濾して、茶葉を除去し、真空フラスコに移した。
サンプルDについては、サンプルAの800mlの分割量を空の真空フラスコに量り取り、適当量の芳香成分を添加した。前記フラスコは、2回ひっくり返して、液体全体に芳香成分が分散することを確実にした。
サンプルの芳香成分含有量の概要を表3に挙げる。
Figure 2009523016
サンプルは、各試験について新しく調製し、各試験の間中ずっと真空フラスコに保存した。パネリストは、白い茶碗に入った100mlの茶を与えられた。
実験デザイン及び評価条件
各パネリストが各サンプルを三回評価するように、完全にランダム化したデザインを採用した。三回の試験を2日に亘って実施した。全部で4つのサンプルを各試験のために調製し、各パネリストは全部で4つのサンプルを評価した。
パネリストは、各試験の開始時にオープンコントロールを摂取した。このコントロールは、10g/lで二分間(二分後に一度攪拌)に亘って煎じ出したLipton USA Green(商標)からなる。
全ての特性を白色光の下で評価した。スープ用のスプーンがサンプルの評価のために与えられた。水、メロン、及びクラッカーも、サンプルの間に味覚を浄化(cleansing)するために与えられた。
訓練を受けたパネリストが、39の評価のために10cmのラインスケール((line scale)を用いるサンプルを評価した。
結果
サンプルAとサンプルB〜Dとの顕著な違いを、表4にまとめる。
Figure 2009523016
表4の結果は、実施例1の芳香成分の緑茶製品への添加が、明確なフローラルノート及びシトラスノートの増大並びに/あるいは通常は低級の緑茶において認められる特徴的なグリーンティーノートの幾つか(例えば、野菜の香り、スイートコーンの香り)の低減という点で、改善された香りを生じさせることを明示する。

Claims (13)

  1. 香りを改良した緑茶製品の製造方法であって、
    (a)E−2−ヘキセナール及びリナロールを少なくとも0.7:1の重量比で含む芳香組成物を提供する工程;及び
    (b)前記芳香組成物を緑茶製品と組み合わせる工程
    を含む、方法。
  2. 前記E−2−ヘキセナール及びリナロールの重量比が0.8:1から10:1、好ましくは0.9:1から5:1である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記芳香組成物が、少なくとも1000ppm、好ましくは3000から10000ppmの量でE−2−ヘキセナールを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記芳香組成物が、少なくとも1000ppm、好ましくは2000から8000ppmの量でリナロールを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記芳香組成物が、新鮮茶葉から芳香成分を回収する工程を含む方法によって提供される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記芳香成分を、萎れさせた新鮮葉から回収する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記芳香成分を、実質的に未発酵の新鮮葉から回収する、請求項5又は6に記載の方法。
  8. 前記芳香成分を、発酵を停止及び/又は妨げるために熱処理していない新鮮葉から回収する、請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. E−2−ヘキセナール及びリナロールを少なくとも0.7:1の重量比で含むレディトゥドリンクティーである、香りを改良した緑茶製品。
  10. 請求項9に記載のレディトゥドリンクティーを提供するために水で煎じることが可能なリーフティー製品である、香りを改良した緑茶製品。
  11. 前記E−2−ヘキセナール及びリナロールの重量比が0.8:1から10:1、好ましくは0.9:1から5:1である、請求項9又は10に記載の緑茶製品。
  12. 前記レディトゥドリンクティーが、少なくとも50ppb、好ましくは100から500ppbの量でE−2−ヘキセナールを含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の緑茶製品。
  13. 前記レディトゥドリンクティーが、少なくとも50ppb、好ましくは100から500ppbの量でリナロールを含む、請求項9から12のいずれか一項に記載の緑茶製品。
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