JP2009508786A5

JP2009508786A5 -

Info

Publication number: JP2009508786A5
Application number: JP2008530069A
Authority: JP
Filing date: 2006-08-21
Publication date: 2011-03-03

Claims

床基材と、
前記床基材と熱伝達関係にある加熱素子または冷却素子と、
少なくとも０．６ｇ／ｃｃの密度を有し、二つの対向する平面を有する、可撓性グラファイト材料の層であって、前記平面と平行な第一熱伝導度と、前記平面と垂直な第二熱伝導度とを有し、前記第一熱伝導度に対する第二熱伝導度の比が少なくとも２．０の異方性比を示す層を備えた、前記床基材と熱伝達関係にある放熱体と、
前記可撓性グラファイト材の層を覆う床カバーと、を含んでなる床機構であって、
前記床カバーの露出した表面を横断する温度差が、前記可撓性グラファイト材料の層の存在によって減じられることを特徴とする床機構。
前記可撓性グラファイト材料の層が、前記床基材を覆うことを特徴とする請求項１に記載の床機構。
前記異方性比が、２〜２５０であることを特徴とする請求項１に記載の床機構。
前記異方性比が、少なくとも３０であることを特徴とする請求項３に記載の床機構。
前記平面に対して垂直な前記熱伝導率が、少なくとも２Ｗ／ｍ℃であることを特徴とする請求項１に記載の床機構。
前記可撓性グラファイト材料が、樹脂で含浸されていることを特徴とする請求項１に記載の床機構。
前記可撓性グラファイト材料の層が、複数の可撓性グラファイトシートを含んでなるラミネートであり、前記各グラファイトシートは方向的に整列したグラフェン層を含んでなることを特徴とする請求項１に記載の床機構。
前記可熱素子が電気抵抗配線加熱素子を含んでなることを特徴とする請求項１に記載の床機構。
前記床基材がセメント層を含んでなり、前記セメント層中に前記可熱素子が埋め込まれており、
前記床カバーが、ビニル及びカーペットからなるグループから選択されることを特徴とする請求項８に記載の床機構。
前記床基材が薄い硬化したモルタルの層を含んでなり、前記モルタル層の中に前記加熱素子が埋め込まれており、
前記床カバーがセラミックタイルを含んでなることを特徴とする請求項８に記載の床機構。
前記加熱素子が熱伝達流体を運ぶための配管網目を含んでなることを特徴とする請求項１に記載の床機構。
前記床基材が木製副床材を含んでなり、前記木製副床材に前記配管網目が取り付けられていることを特徴とする請求項１１に記載の床機構。
前記床基材がコンクリート副床材を含んでなり、前記コンクリート副床材の中に前記配管網目が埋め込まれていることを特徴とする請求項１１に記載の床機構。
前記床基材がグラファイト材料を含んでなることを特徴とする請求項１に記載の床機構。
前記床機構が、前記床基材の下に位置する絶縁材料の層をさらに含んでなることを特徴とする請求項１に記載の床機構。
前記可撓性グラファイト材料の層が、可撓性のある一体的なシートを含んでなり、前記シートが、前記床基材を覆うように設置されていることを特徴とする請求項１に記載の床機構。
前記可撓性グラファイト材料の層が、隣接する突合せ縁部を有する構成要素と共に、複数の全体的に平坦な構成要素を含んでなることを特徴とする請求項１に記載の床機構。
(a)前記空間の内側表面を画定する平らな境界構造を設け、
前記構造が、構造基材、前記構造基材と熱伝達関係にある加熱素子、および前記構造基材および前記空間と熱伝達関係にある可撓性グラファイト放熱体を包んでなり、
前記放熱体が、少なくとも０．６ｇ／ｃｃの密度を有し、二つの対向する主平面を有し、前記主平面と平行な第一熱伝導度と、前記主平面と垂直な第二熱伝導度とを有し、前記第一熱伝導度に対する第二熱伝導度の比が少なくとも２．０の異方性比を示し、
(b)前記可熱素子から前記構造基材に熱エネルギーを供給し、
(c)前記可撓性グラファイト放熱体を介して、前記熱エネルギーを前記平坦な境界構造にわたって横方向に発散させることにより、前記放熱体が存在しない状態よりも、熱がより均一に空間に配分されるようにする、ことを含んでなる、建物の空間を加熱する方法。
前記工程(a)が、可撓性グラファイト材料のロールを展開して前記構造基材を覆うことによって、前記可撓性グラファイト放熱体を形成することを含んでなる、請求項１８に記載の方法。
前記工程(a)が、グラファイトのフレークをインターカレーション処理し、次いで剥離し、剥離されたグラファイト粒子を形成し、次いで前記剥離されたグラファイト粒子を、グラフェン層から形成された凝集性のシートに圧縮することにより、前記可撓性グラファイト放熱体を形成することを含んでなる、請求項１８に記載の方法。
前記可撓性グラファイト放熱体が約２〜約２５０の熱的異方性比を有し、前記比が、前記内側表面に対して平行な熱伝導率と、前記内側表面に対して垂直な熱伝導率との比として定義される、請求項１８に記載の方法。