JP2009300768A - 偏光板ロールおよびそれを用いた感圧式接着剤層付き偏光板ロール、偏光板、液晶表示装置 - Google Patents

偏光板ロールおよびそれを用いた感圧式接着剤層付き偏光板ロール、偏光板、液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】偏光板の流れ方向と吸収軸が直交する偏光板ロールを提供する。
【解決手段】ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリエチレン系樹脂およびポリ塩化ビニル系樹脂からなる群より選ばれるいずれかの透明樹脂で形成されたベースフィルム上に、ポリビニルアルコール樹脂中に二色性色素を含有してなる偏光子がプライマー層を介して配置されている偏光板ロールであって、偏光子は、その吸収軸がロールの流れ方向と直交する方向にあり、ベースフィルムは、ロールの流れ方向と直交する方向に面内配向しており、かつ、Δnが0.01以上である偏光板ロール、ならびに、それを用いた感圧式接着剤層付き偏光板ロール、偏光板、液晶表示装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、偏光板を製造するための偏光板ロール、感圧式接着剤層付き偏光板ロール、ならびにそれを用いた偏光板、液晶表示装置に関する。
近年、消費電力が低く、低電圧で動作し、軽量でかつ薄型の液晶ディスプレイが、携帯電話、携帯情報端末、コンピュータ用のモニター、テレビなど、情報用表示デバイスとして急速に普及してきている。液晶技術の発展に伴い、さまざまなモードの液晶ディスプレイが提案されている。たとえばIPS(In−plane Switching:横電解)モードと呼ばれる液晶モード、VA(Vertical Alignment:垂直配向)モード、TN(Twisted Nematic:ねじれネマチック)モードなどがある。
このように色々なモードの液晶ディスプレイが存在しているが、そのほとんどすべてにおいて、偏光板と呼ばれるフィルムが必須部材となっている。
液晶表示装置において、偏光板は表示を行う上で欠くことのできない部材であり、ほとんどの場合、液晶セルの両面に配置されて用いることから2枚1セットとして用いる。このような構成の場合、液晶セルより視認側に配置される偏光板をフロント偏光板、バックライト側に配置される偏光板をリア偏光板と呼ぶことがある。
また偏光板は、それを通過した後の光が、ある特定の一方向のみに振動する光、いわゆる直線偏光となる特徴を持つ光学部材である。このような偏光板には、吸収型、反射型、散乱型などの種類のものが存在するが、液晶ディスプレイにおいては(光の利用効率は低いものの)偏光性能が最も高いタイプである吸収型の偏光板が最もよく用いられている。偏光性能は偏光度(Py)と呼ばれる指標で比較され、それらは下記式(1)で定義される値であり、偏光度が高い方が、偏光の分離がよくなされることを示している。ここでTp、Tcとは、分光光度計による偏光紫外可視吸収スペクトル測定で得られる測定値であり、入射する直線偏光とパラレルニコルの関係で測定した透過率(Tp)、クロスニコルの関係で測定した透過率(Tc)をそれぞれ示す。
偏光度(Py)=100×(Tp−Tc)/(Tp+Tc) 式(1)
また、偏光板には下記式(2)で定義される単体透過率(Ty)と呼ばれる指標もあり、単体透過率が高いものほど光の利用効率が良いといえる。
単体透過率(Ty)=0.5×(Tp+Tc) 式(2)
つまり、偏光度も単体透過率も高い偏光板は性能が良い製品であるといえる。
昨今ではこのような液晶ディスプレイはテレビ市場にも普及しており、その画面サイズの大型化が急速に進んでいる状況にある。これまでは、液晶テレビサイズの大型化におけるキーポイントは、いかに大きなサイズの液晶セルを作れるか、といった部分が支配的であった。しかしながら、ここ最近では対角が65インチを超えるような十分に大きな液晶セルが作れるようになってきており、今度は、偏光板の方のサイズが足りないといった状況になってきている。
通常の液晶ディスプレイでは偏光板は、液晶セルの表と裏に一枚ずつ配置されているものがほとんどである。液晶セルの視認側にくる偏光板をフロント偏光板、バックライト側にくる偏光板をリア偏光板と呼ぶことがある。
大型液晶ディスプレイの構成のほとんどは、フロント偏光板の吸収軸がテレビの長辺方向に平行に配置され、リア偏光板の吸収軸はフロント偏光板の吸収軸と直交するように配置されているものが多い。この場合、リア偏光板はその短辺方向が吸収軸となることとなる。
通常の偏光板ロールは、ロールの流れ方向に延伸して作製されるものであり、従って必然的には吸収軸はロールの流れ方向となる。このような場合、偏光板ロールからチップカットしてリア偏光板(偏光板チップ)を作ろうとすると、偏光板チップの長辺を偏光板ロールの幅方向から切り抜くためにそのサイズの上限はかなり限られた小さいものとなってしまう。逆にフロント偏光板を作る場合には、偏光板ロールの幅方向は偏光板チップの短辺側となるため、切り抜けるサイズの上限はかなり大きい。
このような状況の中で、これまでは偏光板ロールの幅を広げることで対応をしてきたが、それを達成するためには装置を広幅にすることや原反を広幅にすることが必要となっている。どちらも、装置や偏光板を構成する部材のどれか1つでも広幅対応が取れない場合には、偏光板ロールの幅を広げることは困難である。また、製造する上での偏光板ロールのハンドリング性などの限界もあることから、現状では対角サイズで65インチ程度の偏光板までが対応可能な上限、といったところである。
一方で、70インチ以上の液晶ディスプレイに対しては、リア偏光板を2枚繋いで用いたりする手法もとられているが、やはり、繋ぎ目部分の表示品質が悪いものとなってしまっているのが現状である。
上述のように、幅の広い部材フィルムや幅の広い偏光板ラインを用いることで、大型液晶テレビ用の大型偏光板を作製することができるものの、その広幅化には、ハンドリング性などの面で限界があり、65インチ以上の液晶ディスプレイ用の偏光板を得ることは難しいという課題がある。
このような中で、リア偏光板をフロント偏光板と同じサイズで作製するためには、偏光板ロールの吸収軸がロールの流れ方向と直交するものが得られればよい。この場合、リア偏光板はフロント偏光板と同じ方向に切り抜けるため、かなりの大型化が達成できる。
一方、熱可塑性樹脂からなる基材フィルム上にポリビニルアルコール系樹脂の塗布層を形成し、基材フィルムごと延伸し、染色することで、薄肉の偏光板を製造することも知られている。たとえば、特開2000−338329号公報(特許文献1、特に請求項2を参照)には、熱可塑性樹脂フィルムの片面に、6μm以上30μm以下の厚さでポリビニルアルコール系樹脂層を形成し、その積層状態のまま延伸した後、染色してポリビニルアルコール系樹脂層に偏光能を付与し、薄肉の偏光板とすることが記載されている。
また、たとえば特開2001−343521号公報(特許文献2)には、薄肉でしかも収縮応力の小さい偏光フィルムを用いた偏光板を提供することを目的として、ポリビニルアルコール系樹脂を主成分とする厚さ10μm以下の偏光フィルムの少なくとも片面に保護フィルムが貼合されてなる偏光板が開示されている。さらに特開2001−343522号公報(特許文献3)には、同様に、薄肉でしかも収縮応力の小さい偏光フィルムを提供することを目的として、一軸延伸されたポリビニルアルコール系樹脂を主成分とし、フィルムの膜厚d(μm)と延伸倍率e(倍)との積d×eが30以下である偏光フィルムが開示されている。このような特許文献2、3にはまた、基材樹脂フィルム上にポリビニルアルコール系樹脂が塗布された積層フィルムを、テンター法で横一軸に延伸してもよい旨が記載されている。
特開2000−338329号公報 特開2001−343521号公報 特開2001−343522号公報
本発明の目的は、偏光板の流れ方向と吸収軸が直交する偏光板ロールを提供することにある。
本発明の偏光板ロールは、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリエチレン系樹脂およびポリ塩化ビニル系樹脂からなる群より選ばれるいずれかの透明樹脂で形成されたベースフィルム上に、ポリビニルアルコール樹脂中に二色性色素を含有してなる偏光子がプライマー層を介して配置されている偏光板ロールであって、偏光子は、その吸収軸がロールの流れ方向と直交する方向にあり、ベースフィルムは、ロールの流れ方向と直交する方向に面内配向しており、かつ、下記式で定義されるΔnが0.01以上であることを特徴とする。
Δn=nx−ny
(ここで、nxはフィルム面内で屈折率が最大となる方向の屈折率を表し、nyはフィルム面内でnxの方向と直交する方向の屈折率を表す。)
本発明の偏光板ロールにおいて、ポリビニルアルコール樹脂は、そのケン化度が98モル%以上であり、かつ、重合度が1000以上であることが好ましい。
本発明の偏光板ロールにおいて、プライマー層は、変性ポリビニルアルコール樹脂および架橋剤を含む組成物から形成された透明樹脂層であることが好ましい。
本発明の偏光板ロールはまた、偏光板ロールの偏光子側の面に、接着剤層を介して透明保護層が配置されていることが好ましい。
本発明はまた、上述した本発明の偏光板ロールの少なくとも片面に感圧式接着剤層が形成されている感圧式接着剤層付き偏光板ロールについても提供する。
また本発明は、上述した本発明の感圧式接着剤層付き偏光板ロールをチップカットしたものである偏光板についても提供する。
本発明はさらに、液晶セルと、上述した本発明の感圧式接着剤層付き偏光板とを備え、偏光板の前記感圧式接着剤層が前記液晶セルに貼合されている液晶表示装置についても提供する。
偏光板の流れ方向と吸収軸が直交する本発明の偏光板ロールによれば、偏光板ロールの幅方向を短辺側としてリア偏光板をチップカットできるため、切り抜けるリア偏光板のサイズの上限がかなり大きく取れるようになる。
図1(a)は、本発明の好ましい一例の偏光板ロール1を模式的に示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示した偏光板ロール1からチップカットされた本発明の偏光板(偏光板チップ)11を模式的に示す分解斜視図である。本発明の偏光板ロール1は、吸収軸がロールの流れ方向と直交する方向にある偏光板ロールであって、透明樹脂で形成されたベースフィルム上に、ポリビニルアルコール樹脂中に二色性色素を含有してなる偏光子がプライマー層を介して配置されてなる基本構造を備えるものである。
本発明の偏光板ロールに用いられるベースフィルムとしては、ロールの流れ方向とは直交する方向にポリビニルアルコール樹脂を配向させ、その単位厚みあたりの位相差値(Δn)を高めるために、偏光子となるポリビニルアルコール樹脂の層をベースフィルムごと延伸するなどの処理ができるものである必要がある。本発明の偏光板ロールにおいて偏光子となるポリビニルアルコール樹脂は、そのΔnが高いほど二色性色素のΔnが高くなり、当該偏光板ロールから得られた偏光板としての性能がよくなるためである。本発明に用いるベースフィルムとしては、ロールの流れ方向とは垂直な方向に高倍率に延伸できるフィルムが好ましい。このような観点から、本発明においては、高倍率で延伸できる結晶性樹脂である、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリエチレン系樹脂およびポリ塩化ビニル系樹脂からなる群より選ばれるいずれかの透明樹脂により形成されたベースフィルムが用いられる。中でもポリオレフィン類などは樹脂の価格が安価である理由から好ましい。また、その組成比を最適化することによって延伸のしやすさと保護フィルムとしての強度などの最適化が可能である共重合体などであることが好ましい。これらの観点から、上述した中でもプロピレン−エチレン共重合体であるプロピレン系樹脂で形成されたベースフィルムが好ましい。
偏光子となるポリビニルアルコール樹脂をベースフィルムごと延伸する方法としては、通常、テンター型延伸機などに代表されるような固定端一軸延伸、または、流れ方向にオーバーフィード収縮できるようなピンテンターに代表される延伸方法を挙げることができる。このような方法にて延伸を行うことで、本発明の偏光板ロールに用いられるような、ロールの流れ方向と直交する方向に面内配向したベースフィルムを得ることができる。
また、上記延伸処理をする場合、ベースフィルムに密着しているポリビニルアルコール樹脂の層のΔnは、ベースフィルムの延伸のされ方に大きく左右される。すなわち、ベースフィルムの配向状態が良い場合には、ベースフィルム上にプライマー層を介して配置されるポリビニルアルコール樹脂の配向状態も良いと言えることから、本発明の偏光板ロールにおけるベースフィルムのΔnは高い方が好ましい。本発明の偏光板ロールにおいては、良好な透過率と偏光度の関係の偏光フィルムを得られる観点から、Δnの値が0.01以上(より好ましくは0.02以上、さらに好ましくは0.25以上)であるベースフィルムを用いる。
ただし、ここでいうベースフィルムのΔnは、面内の屈折率の異方性で定義されるもので、複屈折測定装置KOBRA−WPR(王子計測機器(株)製)などによって測定される正面リターデーションを元に計算される、下記式で定義される単位厚み当たりの位相差値を指す。
Δn=(nx−ny)=Ro/d
(ここで、nxはフィルム面内で屈折率が最大となる方向の屈折率を表し、nyはフィルム面内でnxの方向と直交する方向の屈折率を表す。また、Roは正面リターデーション(nm)を表し、dはフィルム厚み(nm)を表す。)
なお、実際の偏光板ロールについて、ベースフィルムのΔnを測定するには、ベースフィルムから偏光子を剥離して、ベースフィルムだけを上記複屈折測定装置で測定する。偏光子を剥離する方法としては、たとえば、偏光子であるポリビニルアルコール樹脂を60〜80℃の湯で膨潤させてからベースフィルムから剥がし取る方法などが採用できる。
本発明の偏光板ロールにおいては、ポリビニルアルコール樹脂中に二色性色素を含有してなる偏光子が用いられる。本発明の偏光板ロール1における偏光子は、図1(a)に示すように、その吸収軸Bが偏光板ロールの流れ方向Aと直交する方向にある。ポリビニルアルコール樹脂としては、酢酸ビニルの単独重合体であるポリ酢酸ビニルのほか、酢酸ビニルおよびこれと共重合可能な他の単量体(たとえば、不飽和カルボン酸類、オレフィン類、ビニルエーテル類、不飽和スルホン酸類など)の共重合体などをケン化することにより得られたものを用いることができる。
また、本発明における偏光子に用いられるポリビニルアルコール樹脂は、耐水性に優れることから、ケン化度が98.0モル%以上であることが好ましく、99.0モル%以上であることがより好ましい。また、同じく耐水性に優れる観点から、本発明における偏光子に用いられるポリビニルアルコール樹脂は、重合度が1000以上であることが好ましく、1500以上であることがより好ましい。このような好適なケン化度および重合度を有するポリビニルアルコール樹脂としては、具体的には、PVA117(ケン化度:98.0〜99.0モル%、重合度:約1700)((株)クラレ製)、PVA117H(ケン化度:99.3モル%以上、重合度:約1700)((株)クラレ製)、PVA124(ケン化度:98.0〜99.0モル%、重合度:約2400)((株)クラレ製)、クラレビニロンVF−PS#7500(ケン化度:99.3以上、重合度:約2400)などの市販品を好適に用いることができる。
ポリビニルアルコール樹脂中に含有させる二色性色素としては、たとえばヨウ素、二色性染料などが用いられる。二色性染料には、たとえば、C.I.DIRECT RED 39などのジスアゾ化合物からなる二色性直接染料、トリスアゾ、テトラキスアゾなどの化合物からなる二色性直接染料が包含される。
本発明の偏光板ロールは、ベースフィルムと偏光子との間にプライマー層が介在されている。当該プライマー層は、偏光子とベースフィルムとの間の密着性をよくするために設けられたものであり、プライマー層がない場合には、偏光子を染色したりする際に、ベースフィルムから偏光子が剥がれてしまう不具合を生じやすい。
プライマー層としては、特に制限されるものではない。水に対する溶解性の高いポリ変性ビニルアルコールを用いることで溶液の作製が容易になり、低粘度の良好な水溶液が得られることで塗布性が良好になる利点がある。さらに、これに架橋剤を組み合わせて用いることで、製膜後に良好な耐水性を得ることができる。これらの観点から、変性ポリビニルアルコール樹脂および架橋剤を含む組成物から形成された透明樹脂層であることが好ましい。変性ポリビニルアルコール樹脂とは、カチオン変性、アニオン変性などイオン性の変性を加えたポリビニルアルコール樹脂を指し、具体的には、カルボキシル変性されたポリビニルアルコール樹脂であるKL−506((株)クラレから販売)、アセトアセチル変性されたポリビニルアルコール樹脂であるゴーセファイマー Z200(日本合成化学工業(株)から販売)などが挙げられる。
プライマー層に用いられる架橋剤としては、たとえばポリアミドエポキシ樹脂、グルタールアルデヒドやグリオキザールなどのジケトン類、メチロール化メラミン樹脂、硝酸ジルコニールやチタンキレートなどの水溶性の金属錯体などが挙げられるが、基材との良好な接着性を得るためには、ポリアミドエポキシ樹脂が好ましい。ポリアミドエポキシ樹脂は、たとえば、ジエチレントリアミンやトリエチレンテトラミンのようなポリアルキレンポリアミンとアジピン酸のようなジカルボン酸との反応で得られるポリアミドポリアミンに、エピクロロヒドリンを反応させて得られるものを用いることができ、具体的には、Sumirez Resin 650(30)(住化ケムテックス(株)から販売)などが挙げられる。
上述したような本発明の偏光板ロールは、たとえば以下の(A)〜(C)の工程を含む方法で作製することができる。
(A)偏光子に用いるポリビニルアルコール樹脂を、プライマー層を介してベースフィルム上に塗布して積層フィルムを得る工程、
(B)工程(A)で得られた積層フィルムをテンターなどで固定端横一軸延伸して配向させ、配向フィルムを得る工程、
(C)工程(B)で得られた配向フィルムを染色する工程。
上記(A)の工程ではまず、たとえば上述した変性ポリビニルアルコール樹脂および架橋剤を含む組成物(プライマー用PVA水溶液)を、予めコロナ放電処理を施したベースフィルム上に塗布し、形成したプライマー層上に、ポリビニルアルコール樹脂の水溶液(偏光子用PVA水溶液)を塗布する。このとき、ポリビニルアルコール樹脂の水溶液は次のような方法で作製することができる。まず、常温の水にポリビニルアルコールを浸して膨潤させる。その後、水温を60℃以上に加熱して、ポリビニルアルコール樹脂を十分に溶解させる。得られたポリビニルアルコール樹脂の水溶液は、そのまま温度調整機能付きの塗工ヘッドをもった塗工機などでベースフィルム上に塗布することもできるし、一旦室温まで冷やしたポリビニルアルコール樹脂の水溶液とした後に、常温で一般の塗工機でベースフィルム上に塗布してもよい。
ポリビニルアルコール樹脂の水溶液を塗布する方式は特に限定されるものではなく、一般に言われている塗工方式、たとえばグラビアコート方式、ダイコート方式、カンマコート方式、リップコート方式などが挙げられる。
上記(B)の工程では、上記(A)の工程で得られた積層フィルムを、ベースフィルムごと横延伸を施すことができるが、延伸の方法については特に制限されるものではない。たとえば、テンターなどに代表される固定端横一軸延伸でも良いし、ピンテンターなどで流れ方向を収縮させながら横延伸するオーバーフィード横延伸でもよい。
また上記(C)の工程における染色方法についても特に制限されるものではなく、一般的な条件で行うことができる。たとえば、上記配向フィルムを、40℃〜80℃程度の温水からなる膨潤槽、ヨウ素/ヨウ化カリウムの水溶液からなる染色槽、50℃〜90℃の温水にホウ酸を溶かしてなる架橋槽、に順番に浸していく方法などであることができる。このうち、染色槽はヨウ素以外の二色性色素を溶かしてなるものであってもよい。
本発明の偏光板ロールは、偏光板ロールの偏光子側の面に、接着剤層を介して透明保護層が配置されていることが、好ましい。透明保護層としては、たとえば、シクロオレフィン系樹脂フィルム、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロースなどの酢酸セルロース系樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂フィルム、ポリカーボネート系樹脂フィルム、アクリル系樹脂フィルム、ポリプロピレン系樹脂フィルムなど、当分野において従来より広く用いられてきているフィルムを挙げることができる。
本発明における透明保護層に用いられ得るシクロオレフィン系樹脂は、適宜の市販品、たとえばTopas(Ticona社製)、アートン(JSR(株)製)、ゼオノア(ZEONOR)(日本ゼオン(株)製)、ゼオネックス(ZEONEX)(日本ゼオン(株)製)、アペル(三井化学(株)製)などを好適に用いることができる。このようなシクロオレフィン系樹脂を製膜してフィルムとする際には、溶剤キャスト法、溶融押出法などの公知の方法が適宜用いられる。また、たとえばエスシーナ(積水化学工業(株)製)、SCA40(積水化学工業(株)製)、ゼオノアフィルム((株)オプテス製)などの予め製膜されたシクロオレフィン系樹脂製のフィルムの市販品を用いてもよい。
また本発明における保護フィルムに用いられ得る酢酸セルロース系樹脂フィルムとしては、適宜の市販品、たとえばフジタックTD80(富士フィルム(株)製)、フジタックTD80UF(富士フィルム(株)製)、フジタックTD80UZ(富士フィルム(株)製)、フジタックTD40UZ(富士フィルム(株)製)、KC8UX2M(コニカミノルタオプト(株)製)、KC4UY(コニカミノルタオプト(株)製)などを好適に用いることができる。
偏光子と透明保護層との貼合に用いられる接着剤としては、接着剤層を薄くする観点からは、水系のもの、すなわち、接着剤成分を水に溶解したものまたは水に分散させたものが挙げられる。たとえば、主成分としてポリビニルアルコール系樹脂またはウレタン樹脂を用いた組成物が、好ましい接着剤として挙げられる。
接着剤の主成分としてポリビニルアルコール系樹脂を用いる場合、当該ポリビニルアルコール系樹脂は、部分ケン化ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリビニルアルコールのほか、カルボキシル基変性ポリビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール、メチロール基変性ポリビニルアルコール、アミノ基変性ポリビニルアルコールなどの変性されたポリビニルアルコール系樹脂であってもよい。この場合、ポリビニルアルコール系樹脂の水溶液が接着剤として用いられる。接着剤中のポリビニルアルコール系樹脂の濃度は、水100重量部に対して、通常1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部である。
ポリビニルアルコール系樹脂の水溶液からなる接着剤には、接着性を上げるために、グリオキザール、水溶性エポキシ樹脂などの硬化性成分、架橋剤を添加することが好ましい。水溶性エポキシ樹脂としては、たとえばジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどのポリアルキレンポリアミンと、アジピン酸などのジカルボン酸との反応で得られるポリアミドアミンに、エピクロロヒドリンを反応させて得られるポリアミドポリアミンエポキシ樹脂を好適に用いることができる。かかるポリアミドポリアミンエポキシ樹脂の市販品としては、スミレーズレジン650(住化ケムテックス(株)製)、スミレーズレジン675(住化ケムテックス(株)製)、WS−525(日本PMC(株)製)などが挙げられる。これら硬化性成分、架橋剤の添加量(共に添加する場合にはその合計量)は、ポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対して、通常1〜100重量部、好ましくは1〜50重量部である。
また本発明は、上述したいずれかの本発明の偏光板ロールの少なくとも片面に感圧式接着剤層が形成されている感圧式接着剤層付き偏光板ロールについても提供する。このような感圧式接着剤層に用いられる感圧式接着剤(粘着剤)としては、従来公知の適宜の粘着剤を特に制限なく用いることができ、たとえばアクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤などが挙げられる。中でも、透明性、粘着力、信頼性、リワーク性などの観点から、アクリル系粘着剤が好ましく用いられる。感圧式接着剤層は、このような粘着剤を、たとえば有機溶剤溶液のかたちで用い、それを基材フィルム上にダイコータやグラビアコータなどによって塗布し、乾燥させる方法によって設けることができる他、離型処理が施されたプラスチックフィルム(セパレートフィルムと呼ばれる)上に形成されたシート状粘着剤を基材フィルムに転写する方法によっても設けることができる。感圧式接着剤層の厚みについても特に制限はないが、一般に2〜40μmの範囲内であることが好ましい。
本発明はまた、上述した本発明の感圧式接着剤層付き偏光板ロールをチップカットしたものである偏光板(偏光板チップ)についても提供する。図1(b)は、図1(a)に示した偏光板ロール1からチップカットされた本発明の偏光板(偏光板チップ)11を模式的に示す分解斜視図である。本発明の偏光板11は、たとえば図1(b)に示すように、ベースフィルム12上にプライマー層14を介して偏光子(偏光フィルム)13が積層された構造を備える。図1(b)に示す例の偏光板11は、長方形にチップカットされ、その短辺方向が吸収軸となったものであり、液晶ディスプレイにおいてバックライト側に配置されるリア偏光板として好適に用いることができるものである。
本発明はさらに、液晶セルと、上述した本発明の偏光板とを備え、偏光板の前記感圧式接着剤層が前記液晶セルに貼合されている液晶表示装置についても提供する。本発明の液晶表示装置において、上述した特徴以外の部分については、従来公知の液晶表示装置の適宜の構成を採用することができ、液晶表示装置が液晶パネル以外に通常備える構成要件(光拡散板、バックライトなど)については特に制限されるものではない。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1〜7、比較例1〜3>
(プライマー用PVA水溶液の作製)
水100重量部に、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール樹脂(ゴーセファイマーZ200、日本合成化学工業(株)から販売)1.5重量部を混ぜ、室温でしばらく膨潤させた後、90℃まで昇温して1時間攪拌しながらポリビニルアルコール樹脂を溶解させて均一な水溶液を得た。このポリビニルアルコール樹脂にポリアミドエポキシ樹脂(スミレーズレジン650(30)、住化ケムテックス(株)製)1.25重量部を加えてプライマー用PVA水溶液を得た。
(偏光子用PVA水溶液の作製)
(株)クラレから販売されている下記表1に示すポリビニルアルコールの樹脂ペレットに水を加え、一晩静置して膨潤させた。でき上がりの水溶液の粘度がおよそ1200mPa・secとなるように固形分量を調整した後、90℃まで昇温し、4時間攪拌してポリビニルアルコール樹脂ペレットを溶解した。次に室温まで冷却して、水溶液を得た。但し、表1中のクラレビニロンVF−PS#7500は樹脂ペレットで販売されていないため、入手したフィルムシートを2cm角程度に切り刻み、約40℃の温水に浸してグリセリンを洗い流した後、70℃で4時間真空乾燥させてから用いた。
Figure 2009300768
(プライマー層の塗工)
プロピレン−エチレン共重合体である(住友ノーブレンW151(住友化学(株)製)から製膜された厚み100μmのポリプロピレン系樹脂原反ロールを用いて、この原反の表面に連続で積算照射量280W・min/m2の条件でコロナ放電処理を施した。さらに、この原反表面に上記作製したプライマー用PVA水溶液をマイクログラビア方式で連続塗工してプライマー層付きベースフィルムを得た。塗布前のベースフィルムの厚み、および塗布後のプライマー層付きベースフィルムの厚みを測定したところ、塗布前に100.0〜100.3μmであったものが、塗布後に100.1〜100.5μm程度となっており、プライマー層は0.1〜0.5μm程度の厚みであることが分かった。
(偏光子用PVA水溶液の塗布)
上記で得られたプライマー層付きベースフィルムのプライマー層上に、上記作製した偏光子用PVA水溶液4種類を、乾燥後の厚みが15μmとなるようにダイコート法を用いて連続で塗布して、ポリビニルアルコール樹脂層付きのポリプロピレン樹脂原反ロール(4種類)を得た。
(延伸)
得られた4種類のポリビニルアルコール樹脂層付きのポリプロピレン系樹脂ロールを、余熱131℃、延伸121℃の条件でテンター方式にて連続で、表2に示す所定の倍率で固定端横一軸延伸して、幅方向に配向したフィルムを得た。表2に示すように、PVA117HおよびPVA124については、延伸倍率を変えて複数の実験を行ったので、ここでは合計10種類のフィルムを得た。
(染色)
得られた10種類のフィルムを、それぞれ以下の手法にて染色処理した。
(1)フィルムを60℃の温水に滞留時間90秒で浸漬して膨潤させる。
(2)次いで、下記組成のヨウ素/ヨウ化カリウム水溶液(28℃)に滞留時間300秒で浸漬してポリビニルアルコールにヨウ素を吸着させる。
(ヨウ素/ヨウ化カリウム水溶液の組成)
水 100重量部
ヨウ素 0.6重量部
ヨウ化カリウム 5重量部
(3)さらに、下記組成のホウ酸/ヨウ化カリウム水溶液(76℃)に滞留時間600秒で浸漬してポリビニルアルコールを架橋させる。
(ホウ酸/ヨウ化カリウム水溶液の組成)
水 100重量部
ホウ酸 15重量部
ヨウ化カリウム 9重量部
(4)6℃の冷水に滞留時間2秒間で浸漬してフィルム表面の余剰な薬剤を洗い流す。
(5)50℃の乾燥炉で300秒間の滞留時間で乾燥する。
〔評価試験〕
上述のようにして得られた実施例1〜7、比較例1〜3の偏光板ロールについて、紫外可視分光光度計V−7100(日本分光(株)製)を用いて偏光度(Py)および単体透過率(Ty)を測定した。また、実施例1〜7、比較例1〜3の偏光板ロールにおけるベースフィルムのΔnは、偏光子を80℃の湯で膨潤させて剥ぎ取った後に、位相差測定装置KOBRA−WPR(王子計測機器(株)製)で測定した。
Figure 2009300768
実施例1で得られた偏光板ロールから、偏光子を80℃の湯で膨潤させて剥ぎ取り、ベースフィルムの厚みを測定したところ、20μmであった。このことから、偏光子の厚みは3μm厚であると予想でき、延伸前の比率がおおよそ同じであることが分かった。
(延伸前) ベースフィルム厚み/偏光子厚み=100/15=6.67
(延伸後) ベースフィルム厚み/偏光子厚み=20/3=6.67
<比較例4>
実施例1と同様にしてポリプロピレン系樹脂原反ロールの表面にコロナ放電処理を施し、その後、プライマー層の形成を行わずに偏光子用PVA水溶液を塗布するようにしたこと以外は実施例1と同様にして、偏光板ロールを作製しようとしたが、プライマー層がないために、染色時に偏光子がベースフィルムから剥離してしまい、偏光板を得ることができなかった。
今回開示された実施の形態および実施例は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内で全ての変更が含まれることが意図される。
図1(a)は、本発明の好ましい一例の偏光板ロール1を模式的に示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示した偏光板ロール1からチップカットされた本発明の偏光板(偏光板チップ)11を模式的に示す分解斜視図である。
符号の説明
1 偏光板ロール、11 偏光板、12 ベースフィルム、13 偏光子、14 プライマー層。

Claims (7)

  1. ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリエチレン系樹脂およびポリ塩化ビニル系樹脂からなる群より選ばれるいずれかの透明樹脂で形成されたベースフィルム上に、ポリビニルアルコール樹脂中に二色性色素を含有してなる偏光子がプライマー層を介して配置されている偏光板ロールであって、
    偏光子は、その吸収軸がロールの流れ方向と直交する方向にあり、
    ベースフィルムは、ロールの流れ方向と直交する方向に面内配向しており、かつ、下記式で定義されるΔnが0.01以上である、偏光板ロール。
    Δn=nx−ny
    (ここで、nxはフィルム面内で屈折率が最大となる方向の屈折率を表し、nyはフィルム面内でnxの方向と直交する方向の屈折率を表す。)
  2. ポリビニルアルコール樹脂は、そのケン化度が98モル%以上であり、かつ、重合度が1000以上である、請求項1に記載の偏光板ロール。
  3. プライマー層は、変性ポリビニルアルコール樹脂および架橋剤を含む組成物から形成された透明樹脂層である、請求項1または2に記載の偏光板ロール。
  4. 偏光板ロールの偏光子側の面に、接着剤層を介して透明保護層が配置されている、請求項1〜3のいずれかに記載の偏光板ロール。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の偏光板ロールの少なくとも片面に感圧式接着剤層が形成されている感圧式接着剤層付き偏光板ロール。
  6. 請求項5に記載の感圧式接着剤層付き偏光板ロールをチップカットしたものである、偏光板。
  7. 液晶セルと、請求項6に記載の感圧式接着剤層付き偏光板とを備え、偏光板の前記感圧式接着剤層が前記液晶セルに貼合されている液晶表示装置。
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