JP2009293185A - 取り付け具 - Google Patents

取り付け具 Download PDF

Info

Publication number
JP2009293185A
JP2009293185A JP2008144691A JP2008144691A JP2009293185A JP 2009293185 A JP2009293185 A JP 2009293185A JP 2008144691 A JP2008144691 A JP 2008144691A JP 2008144691 A JP2008144691 A JP 2008144691A JP 2009293185 A JP2009293185 A JP 2009293185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe member
pair
attachment
fixing means
steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008144691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5160965B2 (ja
Inventor
Mitsuru Shokai
満 小廻
Shigeo Nakai
繁夫 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KASETSU KK
Original Assignee
KASETSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KASETSU KK filed Critical KASETSU KK
Priority to JP2008144691A priority Critical patent/JP5160965B2/ja
Publication of JP2009293185A publication Critical patent/JP2009293185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5160965B2 publication Critical patent/JP5160965B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Emergency Lowering Means (AREA)

Abstract

【課題】綱を保持したり又は物を綱に吊り下げたりするために、支柱に取り付ける取り付け具に関し、特に、安全性に優れた、取り付け具を提供する。
【解決手段】伸縮自在に設けられた部材2と、伸縮自在に設けられた部材2に所定の間隔を隔てるように且つ間隔を変えることができるように設けられた一対のクランプ手段5、6と、伸縮自在に設けられた部材2に取り付けられた、綱を掛ける掛け具4・・・とを備え、一対のクランプ手段5、6の各々の開口部5a、6aが、互いに、対向するように設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、綱を保持したり又は物を綱に吊り下げたりするために、支柱に取り付ける取り付け具に関し、特に、安全性に優れた、取り付け具に関する。
建設現場等の高所作業場所には、作業者の転落を防止するために親綱が掛け渡される。
図12は、建設現場等の高所作業場所に、親綱を掛け渡す際に使用されている、従来の親綱取り付け具(親綱支柱)の一例を一部切り欠いた状態にして概略的に示す斜視図である。
この親綱取り付け具(親綱支柱)101は、クランプ手段102と、クランプ手段102に接続された支柱103と、支柱103の一端e103aに設けられた掛け具104とを備える。
クランプ手段102は、開口部102aを有し、側面視した場合、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部105と、螺子106、106とを備える。
螺子106、106は、クランプ本体部105の対抗配置される板状部材105a、105bの一方の板状部材105aに螺合されている。
次に、親綱取り付け具(親綱支柱)101の使用方法を概略的に説明する。
図13は、図12に示す親綱取り付け具(親綱支柱)の使用例を概略的に示す側面図である。
より詳しく説明すると、図13は、図12に示す親綱取り付け具(親綱支柱)をH鋼に取り付けた状態を概略的に示す側面図である。
建設現場等の高所作業場所には、作業者の転落を防止するための親綱を掛け渡す際には、図13に示すように、水平方向又は概ね水平方向に設けられているH鋼107のウェブ108を挟み込むように設けられている一対のフランジ109、110の一方のフランジ109のフランジ半体部109aを、親綱取り付け具(親綱支柱)101のクランプ手段102の開口部102aから、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部105の凹所内に収容し、クランプ本体部105の対抗配置される板状部材105a、105bの一方の板状部材105aに螺合されている螺子106、106を、クランプ本体部105の対抗配置される板状部材105a、105bの他方の板状部材105b方向に螺進させることで、H鋼107に、親綱取り付け具(親綱支柱)101を取り付ける。
図14は、図12に示す親綱取り付け具(親綱支柱)の使用例を概略的に示す斜視図である。
上記と同様にして、複数個の親綱取り付け具(親綱支柱)101・・・を、図14に示すように、H鋼107に取り付けた後、複数個の親綱取り付け具(親綱支柱)101・・・の各々に設けられている掛け具104・・・に親綱111を挿通する。
作業者Pは、作業者Pの腰部に装着した安全帯112に連結綱113を連結し、連結綱113の端部に接続されたカラビナ114を用いて、親綱111にスライド可能に連結して、作業を行う。
図15は、建設現場等の高所作業場所に、親綱を掛け渡す際に使用されている、従来の親綱取り付け具(墜転落防止用具の取付治具)の他の一例を概略的に示す斜視図である。
尚、図15に示す親綱取り付け具(墜転落防止用具の取付治具)201を構成する構成部材中、図12に示す親綱取り付け具(親綱支柱)101を構成する構成部材に相当する構成部材については、図12に示す親綱取り付け具(親綱支柱)101を構成する構成部材に付した参照符号を付して、その説明を省略する。
尚、図15中、符号202で示す部材及び符号203で示す部材の各々は、リング状部材を示している。
次に、親綱取り付け具(墜転落防止用具の取付治具)201の使用方法を概略的に説明する。
図16は、図15に示す親綱取り付け具(墜転落防止用具の取付治具)201のH鋼107への取付構造を概略的に示す斜視図である。
建設現場等の高所作業場所には、作業者の転落を防止するための親綱を掛け渡す際には、図16に示すように、垂直方向又は概ね垂直方向に設けられているH鋼107のウェブ108を挟み込むように設けられている一対のフランジ109、110の一方のフランジ109のフランジ半体部109aを、親綱取り付け具(墜転落防止用具の取付治具)201のクランプ手段102の開口部102aから、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部105の凹所内に収容し、クランプ本体部105の対抗配置される板状部材105a、105bの一方の板状部材105aに螺合されている螺子106を、クランプ本体部105の対抗配置される板状部材105a、105bの他方の板状部材105b方向に螺進させることで、H鋼107に、親綱取り付け具(墜転落防止用具の取付治具)201を取り付ける。
上記と同様にして、複数個の親綱取り付け具(墜転落防止用具の取付治具)201・・・を、複数本のH鋼107・・・に取り付ける。
作業者(図14に示す作業者Pを参照。)は、作業者(図14に示す作業者Pを参照。)の腰部に装着した安全帯(図14に示す安全帯112を参照。)に連結綱(図14に示す錬連結綱113を参照。)を連結し、連結綱(図14に示す連結綱113を参照。)の端部に接続されたカラビナ(図14に示すカタビナ114を参照。)を用いて、複数個の親綱取り付け具(墜転落防止用具の取付治具)201・・・により張り巡らせた親綱111にスライド可能に連結して、作業を行う。
特開2004−211401号公報 特開平11−303411号公報
しかしながら、従来の親綱取り付け具101、201は、いずれも、H鋼107への取付が、H鋼107のフランジ109のフランジ半体部109aへのクランプ手段102による片持ち様になっているため、例えば、何らかの外的な力が、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部105の柱部105c方向から開口部102a方向に働くと、H鋼107のフランジ109のフランジ半体部109aから、親綱取り付け具101、201が脱落する虞がある、という問題があった。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであって、綱を保持するために又は物を綱に吊り下げるために、支柱に取り付ける取り付け具に関し、特に、H鋼に取り付けた後において、H鋼から取り付け具が脱落し難い、安全性に優れた、取り付け具を提供することを目的としている。
請求項1に記載の取り付け具は、綱を保持するために又は物を綱に吊り下げるために、支柱に取り付ける取り付け具であって、所定の長さを有する部材と、所定の長さを有する部材に所定の間隔を隔てるように設けられた一対のクランプ手段と、所定の長さを有する部材に取り付けられた、綱を掛ける掛け具とを備え、一対のクランプ手段の各々の開口部が、互いに、対向するように設けられている。
請求項2に記載の取り付け具は、請求項1に記載の取り付け具の、所定の長さを有する部材が、伸縮自在に設けられた部材であって、一対のクランプ手段が、間隔を変えることができるように設けられている。
請求項3に記載の取り付け具は、請求項2に記載の取り付け具の、伸縮自在に設けられた部材が、第一のパイプ部材と、第二のパイプ部材と、第三のパイプ部材とを備え、第二のパイプ部材の内径及び第三のパイプ部材の内径の各々は、第一のパイプ部材の外径に等しいかそれよりやや大きくされており、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材の各々は、第一のパイプ部材を挟むようにして、第一のパイプ部材に外装されており、一対のクランプ手段の一方のクランプ手段が、第二のパイプ部材に取り付けられており、一対のクランプ手段の他方のクランプ手段が、第三のパイプ部材に取り付けられている。
第一のパイプ部材、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材の各々の、長さ方向に直交する断面の形状は、円形又は概ね円形であっても、四角形、五角形、六角形その他の多角形であってもよい。そして、第一のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の外形形状が、円形の場合には、第二のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の内形形状及び第三のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の内形形状の各々は、第一のパイプ部材の外形形状と相似形の円形であり、第一のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の外形形状が、概ね円形の場合には、第二のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の内形形状及び第三のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の内形形状の各々は、第一のパイプ部材の外形形状と相似形の概ね円形であり、第一のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の外形形状が四角形、五角形、六角形その他の多角形の場合には、第二のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の内形形状及び第三のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の内形形状の各々は、四角形、五角形、六角形その他の多角形であることが好ましい。
請求項4に記載の取り付け具は、請求項3に記載の取り付け具が、一対の間隔調整部材を更に備え、一対の間隔調整部材の各々には、長孔が設けられており、第一のパイプ部材の長さ方向の中心位置又は概ね中心位置に設けられる第一の固定手段と、第二のパイプ部材の一対の端部の中、第三のパイプ部材から遠方側となる端部の近傍位置に設けられる第二の固定手段と、第三のパイプ部材の一対の端部の中、第二のパイプ部材から遠方側となる端部の近傍位置に設けられる第三の固定手段とを更に備え、一対の間隔調整部材は、各々の長孔を重ね合わせるようにして、第一のパイプ部材、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材内に収容されており、第一の固定手段は、一対の間隔調整部材の各々の長孔を貫くように設けられ、第二の固定手段は、一対の間隔調整部材の中、第二のパイプ部材及び第一のパイプ部材内に概ね収容されている一方の間隔調整部材を、その一対の端部の中、第三のパイプ部材から遠方側となる端部の近傍位置を貫くように設けられ、第三の固定手段は、一対の間隔調整部材の中、第三のパイプ部材及び第一のパイプ部材内に概ね収容されている他方の間隔調整部材を、その一対の端部の中、第二のパイプ部材から遠方側となる端部の近傍位置を貫くように設けられており、一対の間隔調製部材の各々に設けられている長孔の長さの概ね合計の長さを、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材の各々を、第一のパイプ部材を挟むようにして、第一のパイプ部材に外装するように設けられている、第一のパイプ部材、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材で構成される、伸縮自在に設けられた部材が、第一のパイプ部材と第二のパイプ部材との重なり部分及び第一のパイプ部材と第三のパイプ部材との重なり部分がなくならない長さにしている。
請求項5に記載の取り付け具は、請求項4に記載の取り付け具の、第一の固定手段、第二の固定手段及び第三の固定手段の少なくとも一つの固定手段に、綱を掛ける掛け具が設けられている。
請求項1に記載の取り付け具は、2個のクランプ手段を備える。
したがって、この取り付け具は、例えば、H鋼への取付を、2個のクランプ手段を用いて行うことができるので、従来の、H鋼への取付を、1個のクランプ手段を用いる構造の親綱取り付け具に比べ、H鋼に取り付けた後において、H鋼から脱落し難い。
且つ、この取り付け具は、一対のクランプ手段の各々の開口部を、互いに、対向するように設けているので、例えば、この取り付け具は、H鋼に取り付ける際に、2個のクランプ手段を用いて、H鋼のフランジの両端側から、H鋼のフランジを挟み込むようにして、取り付けができる。
この結果、この取り付け具は、例えば、この取り付け具を、H鋼に取り付けた後において、例えば、何らかの外的な力が、一対のクランプ手段の一方のクランプ手段の、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部の柱部方向から開口部方向に働くと、そのような何らかの外的な力は、一対のクランプ手段の他方のクランプ手段には、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部の開口部方向から柱部方向に働くようになるため、この取り付け具は、例えば、H鋼に取り付けた後において、H鋼から脱落し難い。
即ち、この取り付け具は、従来の親綱取り付け具に比べ、例えば、H鋼に取り付けた後において、H鋼から脱落し難いので、安全性に優れている。
請求項2に記載の取り付け具は、請求項1に記載の取り付け具の、所定の長さを有する部材を、伸縮自在に設けられた部材とし、一対のクランプ手段が、間隔を変えることができるように設けているので、たとえ、H鋼のフランジの幅が異なっていても、伸縮自在に設けられた部材の長さを変えることで、H鋼のフランジの両端側から、H鋼のフランジを挟み込むようにして、2個のクランプ手段を用いて、H鋼のフランジの両端側から、H鋼のフランジを挟み込むようにして、取り付けができる。
請求項3に記載の取り付け具は、伸縮自在に設けられた部材の構成を、第一のパイプ部材と、第二のパイプ部材と、第三のパイプ部材とを備え、第二のパイプ部材の内径及び第三のパイプ部材の内径の各々は、第一のパイプ部材の外径に等しいかそれよりやや大きくされており、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材の各々は、第一のパイプ部材を挟むようにして、第一のパイプ部材に外装するようにし、一対のクランプ手段の一方のクランプ手段を、第二のパイプ部材に取り付け、一対のクランプ手段の他方のクランプ手段を、第三のパイプ部材に取り付けている。
即ち、この取り付け具は、一対のクランプ手段の各々の開口部を、互いに、対向するように設けているので、例えば、この取り付け具は、H鋼に取り付ける際に、2個のクランプ手段を用いて、H鋼のフランジの両端側から、H鋼のフランジを挟み込むようにして、取り付けができる。
この結果、この取り付け具は、例えば、この取り付け具を、H鋼に取り付けた後において、例えば、何らかの外的な力が、一対のクランプ手段の一方のクランプ手段の、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部の柱部方向から開口部方向に働くと、そのような何らかの外的な力は、一対のクランプ手段の他方のクランプ手段には、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部の開口部方向から柱部方向に働くようになるため、この取り付け具は、例えば、H鋼に取り付けた後において、H鋼から脱落し難い。
即ち、この取り付け具は、従来の親綱取り付け具に比べ、例えば、H鋼に取り付けた後において、H鋼から脱落し難いので、安全性に優れている。
また、この取り付け具は、伸縮自在に設けられた部材を構成する、第一のパイプ部材、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材の中、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材の各々に一対のクランプ手段を、各々の開口部が、互いに、対向するように設けているので、H鋼のフランジの幅が異なっていても、第一のパイプ部材、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材で構成される、伸縮自在に設けられた部材の長さを変えることで、H鋼のフランジの両端側から、H鋼のフランジを挟み込むようにして、2個のクランプ手段を用いて、H鋼のフランジの両端側から、H鋼のフランジを挟み込むようにして、取り付けができる。
請求項4に記載の取り付け具は、一対の間隔調製部材を、一対の間隔調製部材の各々に設けられている長孔を重ね合わせるようにして、第一のパイプ部材、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材内に収容し、第一のパイプ部材の長さ方向の中心位置又は概ね中心位置に設けられる第一の固定手段を一対の間隔調製部材の各々の長孔を貫くように設け、且つ、一対の間隔調製部材の各々に設けられている各々の長孔の長さの概ね合計の長さを、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材の各々を、第一のパイプ部材を挟むようにして、第一のパイプ部材に外装するように設けている、第一のパイプ部材、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材で構成される、伸縮自在に設けられた部材が、第一のパイプ部材と第二のパイプ部材との重なり部分及び第一のパイプ部材と第三のパイプ部材との重なり部分P2がなくならない長さにしている。
即ち、この取り付け具は、一対の間隔調製部材の各々に設けられている長孔の長さの概ね合計の長さ、より特定的に説明すると、一対の間隔調製部材の各々に設けられている長孔の長さの概ね合計の長さから第一の固定手段が円柱形状のものである場合には、その直径を引いた長さまで、第一のパイプ部材、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材で構成される、伸縮自在に設けられた部材の長さを伸ばすことができる。
そして、この取り付け具では、一対の間隔調製部材の各々に設けられている長孔の長さの概ね合計の長さ、より特定的に説明すると、一対の間隔調製部材の各々に設けられている長孔の長さの概ね合計の長さから第一の固定手段が円柱形状のものである場合には、その直径を引いた長さを、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材の各々を、第一のパイプ部材を挟むようにして、第一のパイプ部材に外装するように設けられている、第一のパイプ部材、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材で構成される、伸縮自在に設けられた部材が、第一のパイプ部材と第二のパイプ部材との重なり部分及び第一のパイプ部材と第三のパイプ部材との重なり部分がなくならない長さにしているので、第一のパイプ部材、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材の各々が分離されないようにすることができる。
請求項5に記載の取り付け具では、第一の固定手段、第二の固定手段及び第三の固定手段の少なくとも一つの固定手段に、綱を掛ける掛け具を設けるようにしているので、綱を掛ける掛け具の数を、必要に応じて、3個、2個及び1個にしたり、また、綱を掛ける掛け具の取り付け場所を、必要に応じて、第一の固定手段、第二の固定手段及び/又は第三の固定手段に取り付けることができる。
以下、本発明に係る取り付け具の一例を、図面を参照しながら、更に、詳しく説明する。
図1は、本発明に係る取り付け具の一例を概略的に示す斜視図である。
この取り付け具1は、所定の長さを有する部材2と、所定の長さを有する部材2に所定の間隔を隔てるように設けられた一対のクランプ手段5、6と、所定の長さを有する部材2に取り付けられた、綱を掛ける掛け具4・・・とを備える。
この取り付け具1では、所定の長さを有する部材2が、伸縮自在に設けられている。
以下の説明では、所定の長さを有する部材2として、伸縮自在に設けられた部材2を用いた例を中心に説明する。
この伸縮自在に設けられた部材2は、第一のパイプ部材7と、第二のパイプ部材8と、第三のパイプ部材9とを備える。
第一のパイプ部材7、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9の材料としては、種々の材料を用いることができ、特に、限定されることはないが、例えば、一般構造用炭素鋼鋼管(例えば、JIS G 3444 STK500等)その他の鋼管パイプを、その好ましい例として挙げることができる。
第一のパイプ部材7は、第一のパイプ部材7の長さ方向の中心位置又は概ね中心位置に、第一の固定手段16を取り付ける孔h7、h7を備える。
孔h7と孔h7とは、第一のパイプ部材7の側周面に、第一のパイプ部材7の中心線を通る線上に、設けられている。
また、第二のパイプ部材8は、第二のパイプ部材8の一対の端部e8a、e8bの中、第三のパイプ部材9から遠方側となる端部e8aの近傍位置に、第二の固定手段17を取り付ける孔h8、h8を備える。
孔h8と孔h8とは、第二のパイプ部材8の側周面に、第二のパイプ部材8の中心線を通る線上に、設けられている。
また、第三のパイプ部材9は、第三のパイプ部材9の一対の端部e9a、e9bの中、第二のパイプ部材8から遠方側となる端部e9aの近傍位置に、第三の固定手段18を取り付ける孔h9、h9を備える。
尚、孔h9と孔h9とは、第三のパイプ部材9の側周面に、第三のパイプ部材9の中心線を通る線上に、設けられている。
第二のパイプ部材8の内径及び第三のパイプ部材9の内径の各々は、第一のパイプ部材7の外径に等しいかそれよりやや大きくされている。
また、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9の各々は、第一のパイプ部材7を挟むようにして、第一のパイプ部材に外装されている。
この取り付け具1では、一対のクランプ手段5、6の一方のクランプ手段5が、第二のパイプ部材8に取り付けられており、一対のクランプ手段5、6の他方のクランプ手段6が、第三のパイプ部材9に取り付けられている。
クランプ手段5は、開口部5aを有し、側面視した場合、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部10と、螺子11とを備える。
螺子11は、クランプ本体部5の対抗配置される板状部材10a、10bの一方の板状部材10aに螺合されている。
クランプ手段6は、開口部6aを有し、側面視した場合、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部12と、螺子13とを備える。
螺子13は、クランプ本体部12の対抗配置される板状部材12a、12bの一方の板状部材12aに螺合されている。
そして、一対のクランプ手段5、6の各々は、一対のクランプ手段5、6の各々の開口部5a、6bが、互いに、対向するように設けられている。
図2は、図1に示す取り付け具1の構成を、伸縮自在に設けられた部材2を、伸縮自在に設けられた部材2の軸方向に切断した状態にして概略的に示す一部切り欠き斜視図である。
この取り付け具1は、伸縮自在に設けられた部材2内に、一対の間隔調整部材13、14を備える。
一対の間隔調整部材13、14の材料としては、種々の材料を用いることができ、特に、限定されることはないが、例えば、一般構造用圧延鋼材(例えば、JIS G 3101 SS400等)その他の鋼板を、その好ましい例として挙げることができる。
一対の間隔調整部材14、15の各々には、長孔h14a、h15aが設けられている。
また、間隔調整部材14には、間隔調整部材14の一対の端部e14a、e14bの中、長孔h14が設けられている側と反対側の端部e14aに、第二の固定手段17のボルト手段vを挿通する孔h14bが設けられている。
また、間隔調整部材15には、間隔調整部材15の一対の端部e15a、e15bの中、長孔h15aが設けられている側と反対側の端部e15aに、第三の固定手段18のボルト手段vを挿通する孔h15bが設けられている。
また、この取り付け具1は、第一のパイプ部材7の長さ方向の中心位置又は概ね中心位置に第一の固定手段16を備える。
また、この取り付け具1は、第二のパイプ部材8の一対の端部e8a、e8bの中、第三のパイプ部材9から遠方側となる端部e8aの近傍位置に第二の固定手段17を備える。
また、この取り付け具1は、第三のパイプ部材9の一対の両端部e9a、e9bの中、第二のパイプ部材8から遠方側となる端部e9aの近傍位置に第三の固定手段18を備える。
第一の固定手段16は、ボルト手段vと、ナット手段nとを備える。
第二の固定手段17は、ボルト手段vと、ナット手段nとを備える。
また、第三の固定手段18は、ボルト手段vと、ナット手段nとを備える。
そして、第一の固定手段16は、第一のパイプ部材7の中心位置又は概ね中心位置、及び、一対の間隔調整部材14、15の各々の長孔h13a、h14aを貫くように設けられている。
第二の固定手段17は、第二のパイプ部材8の一対の端部e8a、e8bの中、第三のパイプ部材9から遠方側となる端部e8aの近傍位置、及び、一対の間隔調整部材14、15の中、第二のパイプ部材8及び第一のパイプ部材7内に概ね収容されている一方の間隔調整部材14を、その一対の端部e14a、e14bの中、第三のパイプ部材9から遠方側となる端部e14aの近傍位置を貫くように設けられている。
第三の固定手段18は、第三のパイプ部材9の一対の端部e9a、e9bの中、第二のパイプ部材8から遠方側となる端部e9aの近傍位置、及び、一対の間隔調整部材14、15の中、第三のパイプ部材9及び第一のパイプ部材7内に概ね収容されている他方の間隔調整部材15を、その一対の端部e15a、e15bの中、第二のパイプ部材8から遠方側となる端部e14aの近傍位置を貫くように設けられている。
また、この取り付け具1では、間隔調製部材14に設けられている長孔h14aの長さLh14aと、間隔調製部材15に設けられている長孔h15aの長さLh15aとの概ね合計の長さLsumを、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9の各々を、第一のパイプ部材7を挟むようにして、第一のパイプ部材7に外装するように設けられている、第一のパイプ部材7、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9で構成される、伸縮自在に設けられた部材2が、第一のパイプ部材7と第二のパイプ部材8との重なり部分p1及び第一のパイプ部材7と第三のパイプ部材9との重なり部分p2がなくならない長さにしている。
図3(a)は、綱を掛ける掛け具4を概略的に示す平面図であり、また、図3(b)は、図3(a)に示す掛け具4の概略的な右側面図である。尚、図3(a)に示す掛け具4の左側面図は、図3(b)に示す掛け具4の概略的な右側面図と同様に表れるので、図示するのを省略する。
この取り付け具1では、綱を掛ける掛け具4として、略U字形状を有し、その両端の各々に、ボルト挿通孔h4、h4を有しているものを使用している。
また、この掛け具4のボルト挿通孔h4が設けられている位置と、ボルト挿通孔h4が設けられている位置との間隔L4は、第一のパイプ部材7の外径、第二のパイプ部材8の外径及び第三のパイプ部材9の外径と等しいか又は概ね等しい間隔を有する。
そして、この取り付け具1では、綱を掛ける掛け具4のボルト挿通孔h4、h4内に、第一の固定手段16のボルト手段vを挿入し、第一のパイプ部材7の表面に、掛け具4を、第一の固定手段16のボルト手段v及びナット手段を用いて、第一の固定手段16に取り付けている。
また、この取り付け具1では、綱を掛ける掛け具4のボルト挿通孔h4、h4内に、第二の固定手段17のボルト手段vを挿入し、第二のパイプ部材8の表面に、掛け具4を、第二の固定手段17のボルト手段v及びナット手段を用いて、第二の固定手段17に取り付けている。
また、この取り付け具1では、綱を掛ける掛け具4のボルト挿通孔h4、h4内に、第三の固定手段18のボルト手段vを挿入し、第三のパイプ部材9の表面に、掛け具4を、第三の固定手段18のボルト手段v及びナット手段を用いて、第三の固定手段18に取り付けている。
次に、取り付け具1の組み立て工程を例示的に説明する。
まず、第一のパイプ部材7、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9を用意する。
次に、第二のパイプ部材8の所定の位置に、クランプ手段5を取り付ける。
また、第三のパイプ部材9の所定の位置に、クランプ手段6を取り付ける。
次に、第二のパイプ手段8と、第三のパイプ手段9とを、第一のパイプ手段7を間に挟むようにし、且つ、第二のパイプ部材8に設けられているクランプ手段5の開口部5aと、
及び第三のパイプ部材9に設けられているクランプ手段6の開口部6aとが向き合うようにした後、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9の各々を、第一のパイプ部材7を挟むようにして、第一のパイプ部材7に外装する。
次に、長孔h13を有する間隔調整部材14と、長孔h14を有する間隔調整部材14とを用意する。
次に、一対の間隔調整部材13、14を、各々の長孔h13、h14を重ね合わせるようにして、第一のパイプ部材7、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9内に収容する。
次に、掛け具4と、第一のパイプ部材7とを、略U字形状の掛け具4の両端に設けられているボルト挿通孔h4、h4の各々と、第一のパイプ部材7に設けられている孔h7、h7の各々とを整列するように位置合わせした後、第一の固定手段16のボルト手段vを、掛け具4の一端に設けられているボルト挿通孔h4を挿通し、第一のパイプ部材7に設けられている孔h7を挿通し、第一のパイプ部材7、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9内に、長孔h13と、長孔h14とを重ね合わせるようにして収容した、間隔調整部材14、15の長孔h14a、h15aを貫くように挿通し、第一のパイプ部材7に設けられている孔h7を挿通し、掛け具4の他端に設けられているボルト挿通孔h4を挿通させ、掛け具4の他端に設けられているボルト挿通孔h4から突出させたボルト手段vの先端部に、ナット手段nを螺合し、ボルト手段vのヘッド部とナット手段nとの締め付けにより、第一の固定手段16に、掛け具4を取り付ける。
次に、掛け具4と、第二のパイプ部材8とを、略U字形状の掛け具4の両端に設けられているボルト挿通孔h4、h4の各々と、第二のパイプ部材8に設けられている孔h8、h8の各々とを整列するように位置合わせした後、第二の固定手段17のボルト手段vを、
掛け具4の一端に設けられているボルト挿通孔h4を挿通し、第二のパイプ部材8に設けられている孔h8を挿通し、間隔調整部材14の孔h14bを貫くように挿通し、第二のパイプ部材8に設けられている孔h8を挿通し、掛け具4の他端に設けられているボルト挿通孔h4を挿通させ、掛け具4の他端に設けられているボルト挿通孔h4から突出させたボルト手段vの先端部に、ナット手段nを螺合し、ボルト手段vのヘッド部とナット手段nとの締め付けにより、第二の固定手段17に、掛け具4を取り付ける。
次に、掛け具4と、第三のパイプ部材9とを、略U字形状の掛け具4の両端に設けられているボルト挿通孔h4、h4の各々と、第三のパイプ部材9に設けられている孔h9、h9の各々とを整列するように位置合わせした後、第三の固定手段18のボルト手段vを、
掛け具4の一端に設けられているボルト挿通孔h4を挿通し、第三のパイプ部材9に設けられている孔h9を挿通し、間隔調整部材15の孔h15bを貫くように挿通し、第三のパイプ部材9に設けられている孔h9を挿通し、掛け具4の他端に設けられているボルト挿通孔h4を挿通させ、掛け具4の他端に設けられているボルト挿通孔h4から突出させたボルト手段vの先端部に、ナット手段nを螺合し、ボルト手段vのヘッド部とナット手段nとの締め付けにより、第三の固定手段18に、掛け具4を取り付ける。
以上の工程により、取り付け具1が組み立てられる。
尚、上記した取り付け具1が組み立工程は、単に、本発明に係る取り付け具を説明するために用いただけに過ぎず、本発明に係る取り付け具の組立工程は、上記した組立工程に限定されることはない。
次に、図1に示す取り付け具1の使用方法を概略的に説明する。
図4は、図1に示す取り付け具1の使用例を概略的に示す側面図である。
建設現場等の高所作業場所には、作業者の転落を防止するための親綱を掛け渡す際には、まず、取り付け具1の伸縮自在に設けられた部材2を、垂直方向又は概ね垂直方向に設けられているH鋼19のウェブ20を挟み込むように設けられている一対のフランジ21、22の中、取り付け具1を取り付ける側のフランジ21の幅W21に合わせて、適宜、伸縮させ、取り付け具1に設けられているクランプ手段5の開口部5aと、取り付け具1に設けられているクランプ手段6の開口部6aとの間隔を、H鋼19の一対のフランジ21、22の中、取り付け具1を取り付ける側のフランジ21の幅W21よりもやや広い幅にする。
次に、H鋼19のフランジ21のフランジ半体部21aを、取り付け具1に設けられているクランプ手段5の開口部5aから、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部10の凹所内に収容し、クランプ本体部10の対抗配置される板状部材10a、10bの一方の板状部材10aに螺合されている螺子11を、クランプ本体部10の対抗配置される板状部材10a、10bの他方の板状部材10b方向に螺進させることで、H鋼19に、取り付け具1のクランプ手段5を取り付ける。
次に、取り付け具1の伸縮自在に設けられた部材2を、適宜、縮めることで、H鋼19のウェブ20を挟み込むように設けられている一対のフランジ21、22の中、取り付け具1を取り付ける側のフランジ21のフランジ半体部21bを、取り付け具1に設けられているクランプ手段6の開口部6aから、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部12の凹所内に収容し、クランプ本体部12の対抗配置される板状部材12a、12bの一方の板状部材12aに螺合されている螺子13を、クランプ本体部12の対抗配置される板状部材12a、12bの他方の板状部材12b方向に螺進させることで、H鋼19に、取り付け具1のクランプ手段6を取り付ける。
この取り付け具1は、2個のクランプ手段5、6を備えている。
したがって、この取り付け具1は、例えば、H鋼19への取付を、2個のクランプ手段を用いて行うことができるので、従来の、H鋼19への取付を、1個のクランプ手段を用いる構造の親綱取り付け具(図12に示す、従来の親綱取り付け具(親綱支柱)101や、図15に示す、従来の親綱取り付け具(墜転落防止用具の取付治具)201に比べ、H鋼19に取り付けた後において、H鋼19から脱落し難い。
且つ、この取り付け具1は、一対のクランプ手段5、6の各々の開口部5a、6aを、互いに、対向するように設けているので、例えば、この取り付け具1は、H鋼19に取り付ける際に、2個のクランプ手段5、6を用いて、H鋼19のフランジ21の両端側から、H鋼19のフランジ21を挟み込むようにして、取り付けができる。
この結果、この取り付け具1は、例えば、この取り付け具1を、H鋼19に取り付けた後において、例えば、何らかの外的な力が、一対のクランプ手段5、6の一方のクランプ手段5の、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部10の柱部10c方向から開口部5a方向に働くと、そのような何らかの外的な力は、一対のクランプ手段5、6の他方のクランプ手段6には、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部12の開口部6a方向から柱部12c方向に働くようになるため、この取り付け具1は、例えば、H鋼19に取り付けた後において、H鋼19から脱落し難い。
また、この取り付け具1は、例えば、この取り付け具1を、H鋼19に取り付けた後において、例えば、何らかの外的な力が、一対のクランプ手段5、6の他方のクランプ手段6の、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部12の柱部12c方向から開口部6a方向に働くと、そのような何らかの外的な力は、一対のクランプ手段5、6の一方のクランプ手段5には、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部10の開口部5a方向から柱部10c方向に働くようになるため、この取り付け具1は、例えば、H鋼19に取り付けた後において、H鋼19から脱落し難い。
即ち、この取り付け具1は、従来の親綱取り付け具に比べ、例えば、H鋼19に取り付けた後において、H鋼19から脱落し難いので、安全性に優れている。
また、この取り付け具1は、伸縮自在に設けられた部材2に所定の間隔を隔てるように且つ間隔を変えることができるように一対のクランプ手段5、6を、各々の開口部5a、6aが、互いに、対向するように設けている。
従って、この取り付け具1は、H鋼19のフランジ21の幅W21が異なっていても、伸縮自在に設けられた部材2の長さを変えることで、H鋼19のフランジ21の両端側から、H鋼19のフランジ21を挟み込むようにして、2個のクランプ手段5、6を用いて、H鋼19のフランジ21の両端側から、H鋼19のフランジ21を挟み込むようにして、取り付けができる。
また、この取り付け具1は、伸縮自在に設けられた部材2を、第一のパイプ部材7と、第二のパイプ部材8と、第三のパイプ部材9とにより構成し、第二のパイプ部材8の内径及び第三のパイプ部材9の内径の各々を、第一のパイプ部材7の外径に等しいかそれよりやや大きさにし、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9の各々を、第一のパイプ部材7を挟むようにして、第一のパイプ部材7に外装するようにしている。
また、この取り付け具1では、一対のクランプ手段5、6の一方のクランプ手段5を、第二のパイプ部材8に取り付け、一対のクランプ手段5、6の他方のクランプ手段6を、第三のパイプ部材9に取り付けており、また、この取り付け具1は、一対のクランプ手段5、6の各々の開口部5a、6aを、互いに、対向するように設けているので、例えば、この取り付け具1は、H鋼19に取り付ける際に、2個のクランプ手段5、6を用いて、H鋼19のフランジ21の両端側から、H鋼19のフランジ21を挟み込むようにして、取り付けができる。
この結果、この取り付け具1は、例えば、この取り付け具1を、H鋼19に取り付けた後において、例えば、何らかの外的な力が、一対のクランプ手段5、6の一方のクランプ手段5の、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部10の柱部方向10cから開口部5a方向に働くと、そのような何らかの外的な力は、一対のクランプ手段5、6の他方のクランプ手段6には、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部12の開口部6a方向から柱部6c方向に働くようになるため、この取り付け具1は、例えば、H鋼19に取り付けた後において、H鋼19から脱落し難い。
即ち、この取り付け具1は、従来の親綱取り付け具に比べ、例えば、H鋼に取り付けた後において、H鋼から脱落し難いので、安全性に優れている。
また、この取り付け具1は、伸縮自在に設けられた部材2を構成する、第一のパイプ部材7、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9の中、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材0の各々に一対のクランプ手段5,6を、各々の開口部5a、6aが、互いに、対向するように設けているので、H鋼19のフランジ21の幅W21が異なっていても、第一のパイプ部材7、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9で構成される、伸縮自在に設けられた部材2の長さを変えることで、H鋼19のフランジ21の両端側から、H鋼19のフランジ21を挟み込むようにして、2個のクランプ手段5、6を用いて、H1鋼19のフランジ21の両端側から、H鋼19のフランジ21を挟み込むようにして、取り付けができる。
また、この取り付け具1は、一対の間隔調製部材14、15を、一対の間隔調製部材14,15の各々に設けられている長孔h14a、h15aを重ね合わせるようにして、第一のパイプ部材7、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9内に収容し、第一のパイプ部材7の長さ方向の中心位置又は概ね中心位置に設けられる第一の固定手段16を一対の間隔調製部材14、15の各々の長孔h14a、h15aを貫くように設け、第二の固定手段17を、一対の間隔調整部材14、15の中、第二のパイプ部材8及び第一のパイプ部材7内に概ね収容されている一方の間隔調整部材14を、その一対の端部e14a、e14bの中、第三のパイプ部材9から遠方側となる端部e14aの近傍位置を貫くように設け、第三の固定手段18を、一対の間隔調整部材14、15の中、第三のパイプ部材9及び第一のパイプ部材7内に概ね収容されている他方の間隔調整部材15を、その一対の端部e15a、e15bの中、第二のパイプ部材8から遠方側となる端部の近傍位置を貫くように設け、且つ、間隔調製部材14に設けられている長孔h14aの長さL14aと、間隔調製部材15に設けられている長孔h15aの長さLh15aの概ね合計の長さLsumを、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9の各々を、第一のパイプ部材7を挟むようにして、第一のパイプ部材7に外装するように設けている、第一のパイプ部材7、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9で構成される、伸縮自在に設けられた部材2が、第一のパイプ部材7と第二のパイプ部材8との重なり部分p1及び第一のパイプ部材7と第三のパイプ部材8との重なり部分p2がなくならない長さにしている。
即ち、この取り付け具1は、一対の間隔調製部材14、15の各々に設けられている長孔h14a、h15aの長さLh14a、Lh15aの概ね合計の長さ、より特定的に説明すると、一対の間隔調製部材の各々に設けられている長孔の長さの概ね合計の長さから第一の固定手段16が円柱形状のものである場合には、その直径D16を引いた長さまで、第一のパイプ部材7、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9で構成される、伸縮自在に設けられた部材2の長さを伸ばすことができる。
そして、この取り付け具1では、一対の間隔調製部材14、15の各々に設けられている長孔h14a、h15aの長さLh14a、Lh15aの概ね合計の長さLsum、より特定的に説明すると、一対の間隔調製部材14、15の各々に設けられている長孔h14a、h15aの長さLh14a、Lh15aの概ね合計の長さLsumから、第一の固定手段16が円柱形状のものである場合には、その直径D16を引いた長さを、第二のパイプ部材及8び第三のパイプ部材9の各々を、第一のパイプ部材7を挟むようにして、第一のパイプ部材7に外装するように設けられている、第一のパイプ部材7、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9で構成される、伸縮自在に設けられた部材2が、第一のパイプ部材7と第二のパイプ部材9との重なり部分p1及び第一のパイプ部材7と第三のパイプ部材9との重なり部分p2がなくならない長さにしているので、第一のパイプ部材7、第二のパイプ部材8及び第三のパイプ部材9の各々が分離されないようにすることができる。
また、この取り付け具1では、第一の固定手段16、第二の固定手段17及び第三の固定手段18の各々に、綱を掛ける掛け具4を着脱自在に設けるようにしたので、綱を掛ける掛け具4の数を、必要に応じて、3個、2個及び1個にしたり、綱を掛ける掛け具4の取り付け場所を、必要に応じて、第一の固定手段16、第二の固定手段17及び/又は第三の固定手段18に取り付けることができる。
即ち、この取り付け具1は、図5に示すように、第二の固定手段17及び第三の固定手段18の各々に、綱を掛ける掛け具4を取り付けるようにして使用したり、また、図6に示すように、第二の固定手段17及び第一の固定手段16の各々に、綱を掛ける掛け具4を取り付けるようにして使用したりすることができる。
また、この取り付け具1は、図7に示すように、第一の固定手段16に、綱を掛ける掛け具4を取り付けるようにして使用したり、図8に示すように、第二の固定手段17に、綱を掛ける掛け具4を取り付けるようにして使用したり、また、図示するのは省略するが、第三の固定手段18に、綱を掛ける掛け具4を取り付けるようにして使用したりすることができる。
図9は、図5に示す取り付け具1の使用例を概略的に示す図であり、図9(a)は、図5に示す取り付け具1のH鋼19への取付構造を概略的に示す斜視図であり、また、図9(b)は、図5に示す取り付け具1の使用例を概略的に示す図である。
建設現場等の高所作業場所には、作業者の転落を防止するための親綱を掛け渡す際には、まず、図9(a)に示すように、図4と同様の方法により、H鋼19のフランジ21をその両端からフランジ21を挟み込むようにして、取り付け具1を取り付ける。
上記と同様にして、複数個の取り付け具1・・・を、図9(b)に示すように、H鋼19に取り付ける。
次に、両端に、カラビナ34、34が取り付けられた親綱31を、相隣り合う取り付け具1、1の掛け具4、4に、親綱31の両端に設けられたカラビナ34、34を、順次、取り付けることで、複数個の取り付け具1・・・の間に、順次、親綱31・・・を取り付ける。
作業者Pは、作業者Pの腰部に装着した安全帯32に連結綱33を連結し、連結綱33の端部に接続されたカラビナ34を用いて、親綱33にスライド可能に連結して、作業を行う。
尚、上記の発明を実施するための最良の形態では、本発明に係る取り付け具1を、建設現場等の高所作業場所から、作業者が転落するのを防止するための墜転落防止用の親綱取り付け具として使用する場合を説明したが、本発明に係る取り付け具1は、墜転落防止用の親綱取り付け具としての用途に限定されることはない。
図10は、本発明に係る取り付け具の他の使用例を概略的に説明する図である。
より具体的には、図10は、図5に示す取り付け具1と綱34、34とを用い、H鋼39に、物(図示せず。)を吊り下げる一例を説明する図である。
H鋼39に物を吊り下げる場合には、まず、取り付け具1の伸縮自在に設けられた部材2を、水平方向又は概ね水平方向に設けられているH鋼39のウェブ20を挟み込むように設けられている一対のフランジ21、22の中、取り付け具1を取り付ける側のフランジ21の幅W21に合わせて、適宜、伸縮させ、取り付け具1に設けられているクランプ手段5の開口部5aと、取り付け具1に設けられているクランプ手段6の開口部6aとの間隔を、H鋼39の一対のフランジ21、22の中、取り付け具1を取り付ける側のフランジ21の幅W21よりもやや広い幅にする。
次に、H鋼39のフランジ21のフランジ半体部21aを、取り付け具1に設けられているクランプ手段5の開口部5aから、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部10の凹所内に収容し、クランプ本体部10の対抗配置される板状部材10a、10bの一方の板状部材10aに螺合されている螺子11を、クランプ本体部10の対抗配置される板状部材10a、10bの他方の板状部材10b方向に螺進させることで、H鋼39に、取り付け具1のクランプ手段5を取り付ける。
次に、取り付け具1の伸縮自在に設けられた部材2を、適宜、縮めることで、H鋼39のウェブ20を挟み込むように設けられている一対のフランジ21、22の中、取り付け具1を取り付ける側のフランジ21のフランジ半体部21bを、取り付け具1に設けられているクランプ手段6の開口部6aから、片仮名文字の略コの字形状のクランプ本体部12の凹所内に収容し、クランプ本体部12の対抗配置される板状部材12a、12bの一方の板状部材12aに螺合されている螺子13を、クランプ本体部12の対抗配置される板状部材12a、12bの他方の板状部材12b方向に螺進させることで、H鋼39に、取り付け具1のクランプ手段6を取り付ける。
次に、両端に、カラビナ34、34が取り付けられた親綱31、31の各々を、取り付け具1の掛け具4、4に、親綱31、31の各々の一端に設けられたカラビナ34、34を取り付けることで、取り付け具1に、親綱31、31を取り付ける。
また、親綱31、31の各々の他端に設けられているカラビナ(図示せず。)の各々に、物(図示せず。)を取り付けたクランプ手段(図示せず。)を取り付けることで、物(図示せず。)を、H鋼39に吊り下げる。
図11は、図1に示す取り付け具1と綱34、34、34とを用い、H鋼39に、物(この例では、パイプ部材)を吊り下げた例を説明する図である。
尚、図11中に示す部材中、図10に示す部材に相当する部材については、図10に示す部材に付した参照符号を付して、その説明を省略する。
尚、図11中、35で示す部材は、クランプ手段を示しており、また、Mで示す部材は、H鋼39に、取り付け具1と綱34、34、34とにより吊り下げられる物(この例では、パイプ部材)を示している。
本発明に係る取り付け具は、物を吊り下げるための取り付け具として用いた場合であっても、この取り付け具1を、墜転落防止用の親綱取り付け具としての用途に使用した場合と同様の効果を奏する。
また、図1、図2、図4、図5、図6、図7及び図8の各々中に示す取り付け具1では、第一のパイプ部材、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材の各々の、長さ方向に直交する断面の形状が、円形であり、第二のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の内形形状及び第三のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の内形形状の各々は、第一のパイプ部材の外形形状と相似形の円形である場合について説明したが、本発明に係る取り付け具の、第一のパイプ部材、第二のパイプ部材及び第三のパイプ部材の各々の、長さ方向に直交する断面の形状は、このような円形形状に限定されることはない。
第一のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の外形形状が、概ね円形であって、第二のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の内形形状及び第三のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の内形形状の各々は、第一のパイプ部材の外形形状と相似形の概ね円形である取り付け具、又は、第一のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の外形形状が四角形、五角形、六角形その他の多角形の場合には、第二のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の内形形状及び第三のパイプ部材の長さ方向に直交する断面の形状の内形形状の各々は、四角形、五角形、六角形その他の多角形である取り付け具も、本発明に係る取り付け具に含まれる。
また、上記した発明の実施の形態では、所定の長さを有する部材2が、伸縮自在な部材である場合について説明したが、本発明に係る取り付け具には、所定の長さを有する部材は、1本の一定の長さを有するパイプ部材で構成されているものも含まれる。
本発明に係る綱取り付け具は、安全性が高いので、墜転落防止用の親綱取り付け具として、また、物を吊り下げるための取り付け具として、産業上の利用可能性が高い。
本発明に係る取り付け具の一例を概略的に示す斜視図である。 図1に示す取り付け具の構成を、伸縮自在に設けられた部材を、伸縮自在に設けられた部材の軸方向に切断した状態にして概略的に示す一部切り欠き斜視図である。 図3(a)は、図1に示す取り付け具の綱を掛ける掛け具を概略的に示す平面図であり、また、図3(b)は、図3(a)に示す掛け具の概略的な右側面図である。 図1に示す取り付け具の使用例を概略的に示す側面図である。 図1に示す取り付け具への綱を掛ける掛け具の取り付け例の一例を示す斜視図である。 図1に示す取り付け具への綱を掛ける掛け具の取り付け例の一例を示す斜視図である。 図1に示す取り付け具への綱を掛ける掛け具の取り付け例の一例を示す斜視図である。 図1に示す取り付け具への綱を掛ける掛け具の取り付け例の一例を示す斜視図である。 図5に示す取り付け具の使用例を概略的に示す図であり、図9(a)は、図5に示す取り付け具のH鋼への取付構造を概略的に示す斜視図であり、また、図9(b)は、図5に示す取り付け具の使用例を概略的に示す図である。 本発明に係る取り付け具の他の使用例を概略的に説明する図である。 本発明に係る取り付け具の他の使用例を概略的に説明する図である。 建設現場等の高所作業場所に、親綱を掛け渡す際に使用されている、従来の親綱取り付け具(親綱支柱)の一例を一部切り欠いた状態にして概略的に示す斜視図である。 図12に示す親綱取り付け具(親綱支柱)の使用例を概略的に示す側面図である。 図12に示す親綱取り付け具(親綱支柱)の使用例を概略的に示す斜視図である。 建設現場等の高所作業場所に、親綱を掛け渡す際に使用されている、従来の親綱取り付け具(墜転落防止用具の取付治具)の他の一例を概略的に示す斜視図である。 図15に示す親綱取り付け具(墜転落防止用具の取付治具)のH鋼への取付構造を概略的に示す斜視図である。
符号の説明
1 取り付け具
2 伸縮自在に設けられた部材
4 掛け具
5、6 クランプ手段
5a、6a クランプ手段の開口部
7 第一のパイプ部材
8 第二のパイプ部材
9 第三のパイプ部材
10、12 クランプ手段本体部
11、13 螺子
14、15 間隔調整部材
h14a、h15a 長孔
16 第一の固定手段
17 第二の固定手段
18 第三の固定手段


Claims (5)

  1. 綱を保持するために又は物を綱に吊り下げるために、支柱に取り付ける取り付け具であって、
    所定の長さを有する部材と、
    前記所定の長さを有する部材に所定の間隔を隔てるように設けられた一対のクランプ手段と、
    前記所定の長さを有する部材に取り付けられた、綱を掛ける掛け具とを備え、
    前記一対のクランプ手段の各々の開口部が、互いに、対向するように設けられている、取り付け具。
  2. 前記所定の長さを有する部材が、伸縮自在に設けられた部材であって、
    前記一対のクランプ手段が、間隔を変えることができるように設けられている、請求項1に記載の取り付け具。
  3. 前記伸縮自在に設けられた部材が、
    第一のパイプ部材と、
    第二のパイプ部材と、
    第三のパイプ部材とを備え、
    前記第二のパイプ部材の内径及び前記第三のパイプ部材の内径の各々は、前記第一のパイプ部材の外径に等しいかそれよりやや大きくされており、
    前記第二のパイプ部材及び前記第三のパイプ部材の各々は、前記第一のパイプ部材を挟むようにして、前記第一のパイプ部材に外装されており、
    前記一対のクランプ手段の一方のクランプ手段が、前記第二のパイプ部材に取り付けられており、
    前記一対のクランプ手段の他方のクランプ手段が、前記第三のパイプ部材に取り付けられている、請求項2に記載の取り付け具。
  4. 一対の間隔調整部材を更に備え、
    前記一対の間隔調整部材の各々には、長孔が設けられており、
    前記第一のパイプ部材の長さ方向の中心位置又は概ね中心位置に設けられる第一の固定手段と、
    前記第二のパイプ部材の一対の端部の中、前記第三のパイプ部材から遠方側となる端部の近傍位置に設けられる第二の固定手段と、
    前記第三のパイプ部材の一対の端部の中、前記第二のパイプ部材から遠方側となる端部の近傍位置に設けられる第三の固定手段とを更に備え、
    前記一対の間隔調整部材は、各々の長孔を重ね合わせるようにして、前記第一のパイプ部材、前記第二のパイプ部材及び前記第三のパイプ部材内に収容されており、
    前記第一の固定手段は、前記一対の間隔調整部材の各々の長孔を貫くように設けられ、
    前記第二の固定手段は、前記一対の間隔調整部材の中、前記第二のパイプ部材及び前記第一のパイプ部材内に概ね収容されている一方の間隔調整部材を、その一対の端部の中、前記第三のパイプ部材から遠方側となる端部の近傍位置を貫くように設けられ、
    前記第三の固定手段は、前記一対の間隔調整部材の中、前記第三のパイプ部材及び前記第一のパイプ部材内に概ね収容されている他方の間隔調整部材を、その一対の端部の中、前記第二のパイプ部材から遠方側となる端部の近傍位置を貫くように設けられており、
    前記一対の間隔調製部材の各々に設けられている長孔の長さの概ね合計の長さを、前記第二のパイプ部材及び前記第三のパイプ部材の各々を、前記第一のパイプ部材を挟むようにして、前記第一のパイプ部材に外装するように設けられている、前記第一のパイプ部材、前記第二のパイプ部材及び前記第三のパイプ部材で構成される、伸縮自在に設けられた部材が、前記第一のパイプ部材と前記第二のパイプ部材との重なり部分及び前記第一のパイプ部材と前記第三のパイプ部材との重なり部分がなくならない長さにしている、請求項3に記載の取り付け具。
  5. 前記第一の固定手段、前記第二の固定手段及び前記第三の固定手段の少なくとも一つの固定手段に、前記綱を掛ける掛け具が設けられている、請求項4に記載の取り付け具。
JP2008144691A 2008-06-02 2008-06-02 取り付け具 Active JP5160965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008144691A JP5160965B2 (ja) 2008-06-02 2008-06-02 取り付け具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008144691A JP5160965B2 (ja) 2008-06-02 2008-06-02 取り付け具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009293185A true JP2009293185A (ja) 2009-12-17
JP5160965B2 JP5160965B2 (ja) 2013-03-13

Family

ID=41541612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008144691A Active JP5160965B2 (ja) 2008-06-02 2008-06-02 取り付け具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5160965B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172779A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Nishimatsu Constr Co Ltd 綱支持用具
JP2017066812A (ja) * 2015-10-01 2017-04-06 トヨタT&S建設株式会社 取付金具
CN106948608A (zh) * 2017-05-10 2017-07-14 中建局集团建设发展有限公司 超高层幕墙临空施工的安全防护体系及其施工方法
CN108355271A (zh) * 2018-02-08 2018-08-03 国家电网公司 一种电塔作业用连接装置
JP2021003307A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社ピカコーポレイション 親綱支柱
JP7449810B2 (ja) 2020-07-30 2024-03-14 株式会社タカミヤ 親綱支持装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5384329A (en) * 1976-12-30 1978-07-25 Hirai Shiyouji Kk Device for engaging life rope in working field of building works
JPH01268970A (ja) * 1988-04-19 1989-10-26 ▲高▼森 茂 建設現場用ネットハンガー
JPH05321456A (ja) * 1992-05-26 1993-12-07 Fujita Corp 簡易ステージ
JPH0612643U (ja) * 1991-10-22 1994-02-18 株式会社杉孝 道路橋用足場構成部材等の吊り金具
JPH07158258A (ja) * 1993-12-03 1995-06-20 Hory Corp 吊足場支持体
JPH0925717A (ja) * 1995-07-11 1997-01-28 Nikko Co Ltd 枠組足場用h型建枠
JPH11303409A (ja) * 1998-04-24 1999-11-02 Sekisui House Ltd 墜転落防止用具の取付治具および墜転落防止用具の取付構造
JP3071447U (ja) * 2000-01-24 2000-09-08 日本鋼管工事株式会社 鉄骨吊り足場用固定金具
JP2006249705A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Eagle Kuranpu Kk 入れ子状パイプ接続構造における無段階長さ調節装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5384329A (en) * 1976-12-30 1978-07-25 Hirai Shiyouji Kk Device for engaging life rope in working field of building works
JPH01268970A (ja) * 1988-04-19 1989-10-26 ▲高▼森 茂 建設現場用ネットハンガー
JPH0612643U (ja) * 1991-10-22 1994-02-18 株式会社杉孝 道路橋用足場構成部材等の吊り金具
JPH05321456A (ja) * 1992-05-26 1993-12-07 Fujita Corp 簡易ステージ
JPH07158258A (ja) * 1993-12-03 1995-06-20 Hory Corp 吊足場支持体
JPH0925717A (ja) * 1995-07-11 1997-01-28 Nikko Co Ltd 枠組足場用h型建枠
JPH11303409A (ja) * 1998-04-24 1999-11-02 Sekisui House Ltd 墜転落防止用具の取付治具および墜転落防止用具の取付構造
JP3071447U (ja) * 2000-01-24 2000-09-08 日本鋼管工事株式会社 鉄骨吊り足場用固定金具
JP2006249705A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Eagle Kuranpu Kk 入れ子状パイプ接続構造における無段階長さ調節装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172779A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Nishimatsu Constr Co Ltd 綱支持用具
JP2017066812A (ja) * 2015-10-01 2017-04-06 トヨタT&S建設株式会社 取付金具
CN106948608A (zh) * 2017-05-10 2017-07-14 中建局集团建设发展有限公司 超高层幕墙临空施工的安全防护体系及其施工方法
CN108355271A (zh) * 2018-02-08 2018-08-03 国家电网公司 一种电塔作业用连接装置
CN108355271B (zh) * 2018-02-08 2020-12-01 国家电网公司 一种电塔作业用连接装置
JP2021003307A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社ピカコーポレイション 親綱支柱
JP7158027B2 (ja) 2019-06-26 2022-10-21 株式会社ピカコーポレイション 親綱支柱
JP7449810B2 (ja) 2020-07-30 2024-03-14 株式会社タカミヤ 親綱支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5160965B2 (ja) 2013-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5160965B2 (ja) 取り付け具
JP6336378B2 (ja) 鋼管の接続方法
US10640993B2 (en) Method for adjustably suspending a structure
KR101426315B1 (ko) 달비계 작업용 로프의 2중 고정장치 및 그 고정장치 시공방법
JP4548804B2 (ja) 締結装置
CN204038927U (zh) 工程机械及其用于高空作业的安全防护装置
KR101480823B1 (ko) 복수의 내경을 갖는 이경 클램프
KR20210149339A (ko) 파이프 설치용 지그장치
JP3197666U (ja) 掛け具
JP3212961U (ja) 親綱中間支持具
JP6174483B2 (ja) 吊下用ユニット治具、吊下用ユニット治具の製造方法、吊下方法、中心治具及び端治具
US10591110B1 (en) Attachment assembly connectable to an externally-threaded rod for support of an item therefrom
JP6170229B1 (ja) 親綱張設具
JP2010169117A (ja) 架線用吊金具
WO2011145167A1 (ja) 締結装置
JP3214163U (ja) 安全帯連結用治具
JP5291498B2 (ja) ヘッダー固定具、及び、ヘッダー固定構造
JP2009227419A (ja) 吊り下げ用架台
KR20130000115U (ko) 안전난간용 난간지주
JP2020094397A (ja) 吊り足場
JP7046328B1 (ja) 吊り足場および吊り足場設置方法
JP3231176U (ja) 親綱保持具
JP6843451B6 (ja) 緊結金具および緊結金具の取付方法
JP3232691U (ja) 支柱支持具
JP2006022558A (ja) アルミニウム製足場用建枠及び足場装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5160965

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250