JP3071447U - 鉄骨吊り足場用固定金具 - Google Patents

鉄骨吊り足場用固定金具

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JP3071447U
JP3071447U JP2000000229U JP2000000229U JP3071447U JP 3071447 U JP3071447 U JP 3071447U JP 2000000229 U JP2000000229 U JP 2000000229U JP 2000000229 U JP2000000229 U JP 2000000229U JP 3071447 U JP3071447 U JP 3071447U
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弘充 円岡
恭司 船田
宏一 生巣
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日本鋼管工事株式会社
朝日機材株式会社
綜建産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜鉄骨梁にも使用可能な鉄骨吊り足場用固
定金具を提供する。 【解決手段】 金具基体15を構成する対抗締付テーパ
縁を有する一対のスライド部材16、17を真円の2重
管で構成し、当該一方のスライド部材16にブランケッ
ト22を一体設の遊嵌パイプ21を装着し、該スライド
部材16とパイプ21とに互いに積重し任意の回動位置
にてロックする締結手段を介配して、鉄骨梁の傾斜度合
如何にかかわらず常にブラケット22を鉛直姿勢に設定
し得るとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、鉄骨吊り足場用固定金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビルを建設するに際しては、図6に示すように、H型鋼からなる鉄骨梁 1が所定間隔で桝目状に組み立てられていく。そして、床ができるまでの段階に おいては、図7に示すような踏板2を配置して、作業者がこの踏板2上で鉄筋を 通すなどの作業を行う。
【0003】 踏板2は、第7図に示すような吊枠足場の取付金具によって配置される。
【0004】 同図において、3は、鉄骨梁1の下面に熔接するブラケットで、下部に2本の 貫通穴(図示せず)を穿設してある。4は鉄骨梁の下方及び両側方を囲うように 配置するU字状の吊枠足場で、横部材4aと横部材4aの両側から上方に延びる 縦部材4b、4bとから構成される。横部材4aには、上方に延びる2本の連結 部材5、5を熔接し、この2本の連結部材5、5の上端部には、貫通穴(図示せ ず)を穿設しておく。そして、ブラケット3の貫通穴と連結部材5、5の貫通穴 とを連続させ、ボルト6によって両者3、5、5を締結する。従って、吊枠足場 4は、ブラケット3に吊り下げられた状態になる。ブラケット3は踏板2の長さ のピッチに対応して、鉄骨梁1の下面の2箇所に熔接し、2本の吊枠足場4を吊 り下げた状態にする。
【0005】 そして、踏板2の両端部に装着したフック2a、2aを2本の横部材4aに係 合する。さらに、2本の縦部材4b管に手すり杆7とロープ8とを橋架し、作業 者の安全を図っている。
【0006】 叙上の如く吊枠足場4の連結部材5、5を鉄骨梁1に予め熔接のブラケット3 に接続するとする様にあっては、下記する難点がある。
【0007】 踏板2上の作業者は、ブラケット3に支持された状態にあるので、ブラケット 3が鉄骨梁1から外れることがないように、確実に熔接しなければならない。熔 接は素人では無理であり、熟練者を必要とする。
【0008】 しかし、熟練者を手配することは容易でなく、たとえ、熟練者を手配すること ができたとしても、上向きになって、鉄骨梁1の下面にブラケット3を溶接する 作業は、大変煩雑である。
【0009】 また、熟練者が熔接しても、熔接強度は溶接条件によって変動し、熔接不良が 発生することもある。熔接不良は、外観では発見することが困難で、衝撃荷重が 加わったときに外れることもある。すると、吊枠足場4が落下して、作業者に危 険が及ぶ。
【0010】 さらに、踏板2は、メートル式とフィート式とによって長さが異なる。しかし 、ブラケット3を熔接した後は、取付位置を変更することができず、踏板2の種 類に合わせて熔接しなければならないという面倒もある。
【0011】 そこで、ブラケットを熔接によらないで、鉄骨梁下フランジに取り付く一対の スライド部材から成る取付金具にブラケットを配して、鉄骨梁の任意の位置に固 定でき、しかも、鉄骨梁の様々なフランジ厚及び幅に対応可能な吊枠足場の取付 金具が提案され、それ等の中でも鉄骨フランジ縁の側端部に嵌合する部材のコ字 部の止着を固定ボルトの締め付けでなすとした様にあっては、左右夫々2ヶ所の 固定ボルトを上方から締め付けなければならず、特に取付作業が高所となる本金 具においては作業性が著しく低下するとの事情から、金具基体を構成するスライ ド接・離操作される一対のスライド部材に体形される対向締付テーパ縁はハ字状 に対向するテーパ縁とし、このため、幅や厚みの異なるフランジ縁部が確実に締 め付け固定でき、極めて調整締め付け作業が容易で、取り付け作業能率が秀れる としたタイプのものが多く提案されるようになっている。
【0012】 例えば実開平5−85936号にあっては、図8a、bに示す如く、金具基体 9の左右上部に締付体10、11を対向状態に突設し、少なくとも一方の締付体 10を金具基体9の左右長さ方向に沿ってスライド自在に構成し、双方の締付体 10、11の対向縁を上方程対向間隔Lが小さいハ字状の対向締付テーパ縁10 a、11aに形成し、前記一方の締付体10をスライド調整移動せしめるスライ ド調整装置12を金具基体9の一側に設け、金具基体9の中央部に足場吊杆13 を連結するボルト孔14を金具基体9の左右長さ方向に複数並設若しくは金具基 体9の左右長さ方向に長いスライド長孔状に形成し、前記スライド調整装置12 により締付体10、11の対向締付テーパ縁10a、11aの対向間隔Lを調整 して、この対向締付テーパ縁10a、11aに前記鉄骨梁1のフランジ縁部1a を挟着し、かつこの対向締付テーパ縁10a、11a間のほぼ中央に足場装置の 重みが負荷されるように前記ボルト孔14を選択若しくはボルト孔14の所定位 置に前記足場吊杆13を連結し得るように構成したものが提案されている。
【0013】
【本考案が解決しようとする課題】
叙上のブラケットを鉄骨梁への熔接によらないで鉄骨梁の任意の位置に固定で きるとした全てのものにあっては水平鉄骨梁を前提としているために、例えば駐 車場等におけるスロープ部の傾斜状の鉄骨梁に対しては足場吊杆13は傾斜姿勢 に組み付かざるを得ず、吊部に過大な応巾を生じ破損に至り極めて危険なものと なるために、使用不可能である。
【0014】 本考案は叙上の事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、水平鉄 骨梁はもとより傾斜鉄骨梁に対しても常に足場吊杆を鉛直姿勢に出来る鉄骨吊り 足場用固定金具を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の鉄骨吊り足場用金具は、金具基体を構成す る一対のスライド部材を真円の2重管で構成し、当該一対のスライド部材の側端 に管口を閉塞する態様に取り付いた締付体はその対向縁を上方程対向間隔Lが小 さいハ字状の対向締付テーパ縁に形成し、当該一方の締付体から管中心を通って 他方の締付体に向けて締付け用ボルトを架配したうえ、締付ナットを配し、該一 方のスライド部材に遊嵌のパイプにブラケットを熔接し、当該スライド部材とに 互いに積重し合うプレートをそれぞれ溶接しパイプ側のプレートに円弧状のガイ ド溝を穿孔し、かつ、スライド部材側のプレートには該円弧上となるボルト孔を 穿孔し、当該ガイド溝とボルト孔に装着の締結用ボルト・ナットを該ブランケッ トが鉛直姿勢になる状態のもとで締結するとしたものである。
【0016】
【作用】
ブラケットの取付基部のパイプは管部材に対して回転自在のため、ブラケット の鉛直姿勢達成は容易であり、その位置でのボルト・ナットのロックにより安定 する。
【0017】 しかして、水平鉄骨梁、傾斜鉄骨梁の如何を問わず足場装置を鉛直に取り付け できる。
【0018】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図1〜5に基づいて説明する。
【0019】 金具基体15を構成する一対のスライド部材16、17は真円の2重管で構成 される。(図1、図2) 当該一対のスライド部材16、17の側端に管口を閉塞する態様に取り付いた 締付体18、19はその対向縁を上方程対向間隔Lが小さいハ字状の対向締付テ ーパ縁に形成している。(図1) 当該一方の締付体18から管中心を通って他方の締付体19に向けて締付け用 ボルト20を架配したうえ締付ナット20aを配している。(図1) 該一方のスライド部材16にはパイプ21を遊嵌し、そのパイプ21にブラケ ット22を熔接し、当該部材16とパイプ21とに互いに積重し合うプレート2 3、24を夫々熔接し、パイプ21側のプレート24に円弧状のガイド溝24a を穿孔し、かつ、スライド部材16側のプレート23には該円弧上となるボルト 孔23aのを穿孔し(図2、3)、当該ガイド溝24aに装着の締結用ボルト・ ナット(図示省略)を該ブランケット22が鉛直姿勢になる状態のもとで締結す る。
【0020】 しかして、通常の水平鉄骨梁の場合は図1、図4に示される如く足場吊杆25 、25を取り付ければ足場装置設置がなし得、又、図5に示す如く傾斜鉄骨梁の 場合にあっても足場吊杆25を鉛直姿勢に取付けがなし得る。
【0021】
【考案の効果】
以上の如く本案は構成されるので、従来全く傾斜鉄骨梁に対応不可能であった 足場装置の取付けが可能となり、簡便である。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本案金具の使用時の全体図である。
【図2】本案金具基体の全体図である。
【図3】a、bは主要部材に取り付きの積重プレートの
説明図である。
【図4】本案金具の足場装置吊架態様説明図である。
【図5】本案金具の傾斜鉄骨梁への装着態様説明図であ
る。
【図6】鉄骨架溝説明図である。
【図7】足場装置の説明図である。
【図8】a、bは従来の金具の全体斜視図、使用態様説
明図である。
【符号の説明】
1 鉄骨梁 1a フランジ縁部 2 踏板 2a フック 3 ブラケット 4 吊枠足場 4a 横部材 4b 縦部材 5 連結部材 6 ボルト 7 手すり杆 8 ロープ 9 金具基体 10 締付体 10a テーパ縁 11 締付体 11a テーパ縁 12 スライド調整装置 13 鉄骨梁 14 ボルト孔 15 金具基体 16 スライド部材 17 スライド部材 18 締付体 19 締付体 20 締付用ボルト 20a 締付ナット 21 パイプ 22 ブラケット 23 プレート 23a ボルト孔 24 プレート 24a ガイド溝 25 足場吊杆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 円岡 弘充 神奈川県横浜市西区北幸二丁目8番19 日 本鋼管工事株式会社内 (72)考案者 船田 恭司 東京都中央区日本橋三丁目6番2号 朝日 機材株式会社内 (72)考案者 生巣 宏一 群馬県前橋市清野町160番3 綜建産業株 式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨吊り足場用固定金具は金具基体を構
    成する一対のスライド部材を真円の2重管で構成し、当
    該一対のスライド部材の側端に管口を閉塞する態様に取
    り付いた締付体はその対向縁を上方程対向間隔Lが小さ
    いハ字状の対向締付テーパ縁に形成し、当該一方の締付
    体から管中心を通って他方の締付体に向けて締付け用ボ
    ルトを架配したうえ、締付ナットを配し、該一方のスラ
    イド部材に遊嵌のパイプにブラケットを熔接し、当該部
    材とパイプとに互いに積重し合うプレートを夫々熔接
    し、パイプ側のプレートに円弧状のガイド溝を穿孔し、
    かつ、スライド部材側のプレートには該円弧上となるボ
    ルト孔を穿孔し、当該ガイド溝とボルト孔に装着の締結
    用ボルト・ナットを該ブラケットが鉛直姿勢になる状態
    のもとで締結するとしたことを特徴とする鉄骨吊り足場
    用固定金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0543350U (ja) * 1991-11-15 1993-06-11 船井電機株式会社 マルチデイスクプレーヤ
JP2009293185A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Kasetsu:Kk 取り付け具

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