JP2612435B2 - 天井型クレーン - Google Patents
天井型クレーンInfo
- Publication number
- JP2612435B2 JP2612435B2 JP60054830A JP5483085A JP2612435B2 JP 2612435 B2 JP2612435 B2 JP 2612435B2 JP 60054830 A JP60054830 A JP 60054830A JP 5483085 A JP5483085 A JP 5483085A JP 2612435 B2 JP2612435 B2 JP 2612435B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crane
- rail
- site
- rails
- members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、住宅等の小規模な建築現場において使用
される天井型のクレーンに関するものである。
される天井型のクレーンに関するものである。
従来の技術 プレハブ住宅の建築現場においては、部材の大型化に
伴って移動式のクレーンや現場設置型のボーズクレーン
等が用いられるようになっている。
伴って移動式のクレーンや現場設置型のボーズクレーン
等が用いられるようになっている。
一般的には、移動式クレーンが広く用いられている
が、しかしながら、かかる移動式クレーンは進入路が狭
かったり或いは敷地に制約があったりして、実際には使
用できない場合も多い。
が、しかしながら、かかる移動式クレーンは進入路が狭
かったり或いは敷地に制約があったりして、実際には使
用できない場合も多い。
他方、現場に設置されるボーズクレーンは、小型であ
るためこのような欠点がない半面、逆に小型であること
から建て方の進行に伴ってクレーンを解体・組立てしな
ければならず、極めて作業が煩雑になる。更に、この種
のボーズクレーンではトラロープを張る必要があるが、
このトラロープの支持を確実に行なわないとクレーンの
倒壊事故を引起こす等の危険がある。
るためこのような欠点がない半面、逆に小型であること
から建て方の進行に伴ってクレーンを解体・組立てしな
ければならず、極めて作業が煩雑になる。更に、この種
のボーズクレーンではトラロープを張る必要があるが、
このトラロープの支持を確実に行なわないとクレーンの
倒壊事故を引起こす等の危険がある。
このような問題を解決するため、建築現場に組立てら
れる足場を利用して、互いに平行なレールを取付け、そ
のレール間へクレーンビームを移動自在に架け渡すとと
もに、クレーンビームに沿ってトロリーを移動させるよ
うにして、住宅などの小規模建築に適した天井型のクレ
ーンを建築現場で組立てるようにしたものが考えられて
いる。
れる足場を利用して、互いに平行なレールを取付け、そ
のレール間へクレーンビームを移動自在に架け渡すとと
もに、クレーンビームに沿ってトロリーを移動させるよ
うにして、住宅などの小規模建築に適した天井型のクレ
ーンを建築現場で組立てるようにしたものが考えられて
いる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような小規模建築用のクレーンで
は、レール間に取付けるビームをそのままの長さで現場
へ搬入して取付けるものであるため、敷地面積の異なる
多種多様の建築現場に対して、同一のビームを使用でき
ず、その都度現場にあったビームを製作し、或は、長さ
の異なる各種の長尺のビームを用意しておかなければな
らないと言う欠点がある。また、小規模建築といっても
住宅の場合ビームの長さもかなりの長さとなるから、運
搬が困難で、結局は搬入できないという不都合をあっ
た。
は、レール間に取付けるビームをそのままの長さで現場
へ搬入して取付けるものであるため、敷地面積の異なる
多種多様の建築現場に対して、同一のビームを使用でき
ず、その都度現場にあったビームを製作し、或は、長さ
の異なる各種の長尺のビームを用意しておかなければな
らないと言う欠点がある。また、小規模建築といっても
住宅の場合ビームの長さもかなりの長さとなるから、運
搬が困難で、結局は搬入できないという不都合をあっ
た。
この発明は、このような従来の欠点を解消して、敷地
面積の異なる多種の建築現場に対して、搬入が容易で且
つその都度敷地の大きさに合わせたビームを製作、或
は、長さの異なる各種の長尺のビームを用意する必要の
ない天井型のクレーンを提供することを目的とするもの
である。
面積の異なる多種の建築現場に対して、搬入が容易で且
つその都度敷地の大きさに合わせたビームを製作、或
は、長さの異なる各種の長尺のビームを用意する必要の
ない天井型のクレーンを提供することを目的とするもの
である。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この発明は、建築現場に
組立てられる足場に平行な一対のレールを取付け、これ
ら両レール間に跨って該レールに沿って移動自在なクレ
ーンビームを取付け、かつ、このクレーンビームは、そ
の一端が前記各レール側に取付けられる一対の両端支持
部材と、建築現場でこの両端支持部材間に適宜選択して
連結される長さの異なる複数種類の長さ調節部材とから
なることを特徴とするものである。
組立てられる足場に平行な一対のレールを取付け、これ
ら両レール間に跨って該レールに沿って移動自在なクレ
ーンビームを取付け、かつ、このクレーンビームは、そ
の一端が前記各レール側に取付けられる一対の両端支持
部材と、建築現場でこの両端支持部材間に適宜選択して
連結される長さの異なる複数種類の長さ調節部材とから
なることを特徴とするものである。
作用 上記のように、ビームは両端支持部材と長さ調節部材
というユニットに分割されているから、現場への搬入が
容易で、且つ、長さ調節部材を選択して連結するだけ
で、敷地の大きさにあったビーム長さを得ることができ
る。
というユニットに分割されているから、現場への搬入が
容易で、且つ、長さ調節部材を選択して連結するだけ
で、敷地の大きさにあったビーム長さを得ることができ
る。
実施例 以下、この発明の構成を図示の実施例に基づいて説明
すると、第1図は、本発明クレーンの組立状態を示して
おり、図において(1)(1)は、足場用の支柱であ
り、これらの支柱(1)(1)に、まず、ブラケット
(2)(2)を取付け、そして、このブラケット(2)
(2)によって、第3図で示すように、互いに平行な一
対のレール(3)(3)を取付ける。このレール(3)
(3)間にクレーンビーム(4)の両端を該レールに沿
って移動自在となるよう支持させ、更に、このクレーン
ビーム(4)に、該ビーム(4)の長手方向に沿って移
動できる吊上げ装置としてのトロリー(5)を取付ける
ものである。なお、第1図中(6)(6)…は足場板を
取付けるためのブラケットを示している。前記クレーン
ビーム(4)を支持するブラケット(2)は、この足場
板用のブラケット(6)で兼用してもよい。
すると、第1図は、本発明クレーンの組立状態を示して
おり、図において(1)(1)は、足場用の支柱であ
り、これらの支柱(1)(1)に、まず、ブラケット
(2)(2)を取付け、そして、このブラケット(2)
(2)によって、第3図で示すように、互いに平行な一
対のレール(3)(3)を取付ける。このレール(3)
(3)間にクレーンビーム(4)の両端を該レールに沿
って移動自在となるよう支持させ、更に、このクレーン
ビーム(4)に、該ビーム(4)の長手方向に沿って移
動できる吊上げ装置としてのトロリー(5)を取付ける
ものである。なお、第1図中(6)(6)…は足場板を
取付けるためのブラケットを示している。前記クレーン
ビーム(4)を支持するブラケット(2)は、この足場
板用のブラケット(6)で兼用してもよい。
第3図〜第5図は、上記レール(3)の取付け構造を
示す。まず、ブラケット(2)の梁(7)端部には、断
面溝型のレール受板(8)が載置され、このレール受板
(8)は、梁(7)へ差し込んだボルト(9)によって
固定されている。レール(3)はH形鋼からなるもので
あり、その下側のフランジ(10)部分をレール受板
(8)上に載置している。(11)は断面コ字形のレール
押さえ板であり、このレール押さえ板(11)がレール
(3)下側のフランジ(10)、レール受板(8)及び梁
(7)を挟むようにして外方より取付けられ、更にその
上部先端に取付けた下向きの突起(38)を、前記フラン
ジ(10)上面へ当接する。他方、レール押さえ板(11)
の下側より螺合したボルト(12)の先端を梁(7)へ当
接し、このボルト(12)を締付けることによって、前記
突起(38)がフランジ(10)の片側を押付けるように締
付け保持する。他方、レール(3)のウェブ(13)を挟
んで、上記押さえ板(11)の反対側には、梁(7)の上
部にもう1つの第2の押さえ板(14)が配置されてい
る。この押さえ板(14)は、その一方の端部に設けた下
向きの突起(15)を梁(7)の上面へ、他方の端部より
下向きに突設した押さえ用突起(16)を、前記第1の押
さえ板(11)とは反対側においてフランジ(8)の上面
へ突設し、更に、この第2の押さえ板(14)から梁
(7)を貫通して締付けボルト(17)を挿入し、この締
付けボルト(17)に螺合したナット(18)によって前記
の押さえ用突起(16)が、フランジ(10)の他方の側を
押さえつけるよう締付け固定させる。
示す。まず、ブラケット(2)の梁(7)端部には、断
面溝型のレール受板(8)が載置され、このレール受板
(8)は、梁(7)へ差し込んだボルト(9)によって
固定されている。レール(3)はH形鋼からなるもので
あり、その下側のフランジ(10)部分をレール受板
(8)上に載置している。(11)は断面コ字形のレール
押さえ板であり、このレール押さえ板(11)がレール
(3)下側のフランジ(10)、レール受板(8)及び梁
(7)を挟むようにして外方より取付けられ、更にその
上部先端に取付けた下向きの突起(38)を、前記フラン
ジ(10)上面へ当接する。他方、レール押さえ板(11)
の下側より螺合したボルト(12)の先端を梁(7)へ当
接し、このボルト(12)を締付けることによって、前記
突起(38)がフランジ(10)の片側を押付けるように締
付け保持する。他方、レール(3)のウェブ(13)を挟
んで、上記押さえ板(11)の反対側には、梁(7)の上
部にもう1つの第2の押さえ板(14)が配置されてい
る。この押さえ板(14)は、その一方の端部に設けた下
向きの突起(15)を梁(7)の上面へ、他方の端部より
下向きに突設した押さえ用突起(16)を、前記第1の押
さえ板(11)とは反対側においてフランジ(8)の上面
へ突設し、更に、この第2の押さえ板(14)から梁
(7)を貫通して締付けボルト(17)を挿入し、この締
付けボルト(17)に螺合したナット(18)によって前記
の押さえ用突起(16)が、フランジ(10)の他方の側を
押さえつけるよう締付け固定させる。
レール(3)は、複数本のものを長手方向につないで
使用するものであり、各レール(3)の端部が各支柱に
おけるブラケット(2)(2)の上面において上記の如
く固定されるが、レール(3)とレール(3)との繋ぎ
目部分には、第3図でも示すように、ウェブ(13)(1
3)の表裏両側に繋ぎプレート(19)が接合され、この
繋ぎプレート(19)(19)を各レール(3)(3)へボ
ルト(20)により固定して、互いに接続されるレール
(3)(3)同士を一体化させる。
使用するものであり、各レール(3)の端部が各支柱に
おけるブラケット(2)(2)の上面において上記の如
く固定されるが、レール(3)とレール(3)との繋ぎ
目部分には、第3図でも示すように、ウェブ(13)(1
3)の表裏両側に繋ぎプレート(19)が接合され、この
繋ぎプレート(19)(19)を各レール(3)(3)へボ
ルト(20)により固定して、互いに接続されるレール
(3)(3)同士を一体化させる。
上記のようにして、ブラケット(2)上に設置された
レール(3)には、このレール(3)に沿って移動する
クレーンサドル(21)が取付けられる。このクレーンサ
ドル(21)は、第4図及び第5図で示すように、レール
(3)上部のフランジ(22)上面へ載置して、該フラン
ジ(22)上を転動する車輪(23)と、該車輪(23)の下
方にあって、レール(3)のウェブ(13)両側面へ臨ま
せた左右一対のガイドローラ(24)(24)とを備えてい
る。車輪(23)は、サドルボックス(25)に取付けた左
右方向の軸(26)によって支持され、他方、ガイドロー
ラ(24)(24)は、サドルボックス(25)の側板(27)
内側面に取付けたコ字形ブラケット(28)により垂直方
向の軸を介して支持されている。また、車輪(23)は、
このサドルボックス(25)の前後方向に間隔をおいて2
個一対取付けられ、同様にガイドローラ(24)(24)
も、前後方向に間隔をおいて計4個取付けられている。
このクレーンサドル(21)の飛び出しを防止するため、
レール(3)の端部には第3図の如くストッパー(27)
が取付けられている。
レール(3)には、このレール(3)に沿って移動する
クレーンサドル(21)が取付けられる。このクレーンサ
ドル(21)は、第4図及び第5図で示すように、レール
(3)上部のフランジ(22)上面へ載置して、該フラン
ジ(22)上を転動する車輪(23)と、該車輪(23)の下
方にあって、レール(3)のウェブ(13)両側面へ臨ま
せた左右一対のガイドローラ(24)(24)とを備えてい
る。車輪(23)は、サドルボックス(25)に取付けた左
右方向の軸(26)によって支持され、他方、ガイドロー
ラ(24)(24)は、サドルボックス(25)の側板(27)
内側面に取付けたコ字形ブラケット(28)により垂直方
向の軸を介して支持されている。また、車輪(23)は、
このサドルボックス(25)の前後方向に間隔をおいて2
個一対取付けられ、同様にガイドローラ(24)(24)
も、前後方向に間隔をおいて計4個取付けられている。
このクレーンサドル(21)の飛び出しを防止するため、
レール(3)の端部には第3図の如くストッパー(27)
が取付けられている。
クレーンビーム(4)は、第4図で示すように、互い
に平行な一対の鋼管製上弦材(31)(31)と、これら上
弦材(31)(31)の中間部下方に位置する鋼管製の1本
の下弦材(32)とを有し、更に、これらの上弦材(31)
(31)間及び上弦材(31)(31)と下弦材(32)間に、
束材(33)及び斜材(34)とを接合して断面逆三角形状
に形成されている。そして、上弦材(31)(31)の端部
間には、溝形の取付けプレート(35)が固着されてお
り、この取付けプレート(35)の両端に形成したボルト
穴(36)(36)を、前記サドルボックス(25)の上面よ
り突出するボルト(37)(37)へ挿通し、ナットによっ
てこのサドルボックス(25)へ締付け固定する。従っ
て、このビーム(4)は、サドルボックス(25)即ちク
レーンサドル(21)と共に、レール(3)に沿って移動
自在である。また、クレーンビーム(4)は、上記の如
く、一対の上弦材(31)(31)と1本の下弦材(32)と
からなる断面逆三角形状とされており、そのため、充分
な強度を持ちながら、なおかつ軽量な構造となってい
る。
に平行な一対の鋼管製上弦材(31)(31)と、これら上
弦材(31)(31)の中間部下方に位置する鋼管製の1本
の下弦材(32)とを有し、更に、これらの上弦材(31)
(31)間及び上弦材(31)(31)と下弦材(32)間に、
束材(33)及び斜材(34)とを接合して断面逆三角形状
に形成されている。そして、上弦材(31)(31)の端部
間には、溝形の取付けプレート(35)が固着されてお
り、この取付けプレート(35)の両端に形成したボルト
穴(36)(36)を、前記サドルボックス(25)の上面よ
り突出するボルト(37)(37)へ挿通し、ナットによっ
てこのサドルボックス(25)へ締付け固定する。従っ
て、このビーム(4)は、サドルボックス(25)即ちク
レーンサドル(21)と共に、レール(3)に沿って移動
自在である。また、クレーンビーム(4)は、上記の如
く、一対の上弦材(31)(31)と1本の下弦材(32)と
からなる断面逆三角形状とされており、そのため、充分
な強度を持ちながら、なおかつ軽量な構造となってい
る。
上記のようにして各左右のレール(3)(3)間に渡
されたクレーンビーム(4)には、更に、このクレーン
ビーム(4)に沿って、即ち、各レール(3)(3)間
を往復する方向に移動自在な吊上げ装置としてのトロリ
ー(5)が取付けられる。このトロリー5の構造は第6
図及び第7図に示されている。これらの図において、
(42)(42)は各々前記左右の上弦材(31)(33)上に
設置される左右一対の転輪であり、これらの転輪(42)
(42)は、各々左右一対の断面L形フレーム(43)(4
3)間に渡した軸(44)によって支持されている。(4
5)は、これらのL形フレーム(43)(43)…の上面
に、該フレーム(43)(43)…と直交方向に渡して取付
けた断面L形の連結フレームである。この連結フレーム
(45)(45)は、トロリー(5)の進行方向に適宜間隔
をおいて配置された前後一対からなるものであり、これ
らの連結フレーム(45)(45)には、その一方の端部に
おいては、該フレーム(45)(45)からY字状に下方に
延びる横フレーム(46)が固着されており、この横フレ
ーム(46)の下端に、ウィンチ(47)の上部プレート
(48)が固着されている。更に、前記連結フレーム(4
5)(45)の他端とこの上部プレート(48)の端部との
間にターンバックル(49)が連結されて、これらのター
ンバックル(49)と横フレーム(46)とによってウィン
チ(47)を支持している。そして、このウィンチ(47)
によって、建築用の各部材を吊上げ、取付け部分にまで
搬入するものであり、トロリー(5)はクレーンビーム
(4)に沿って移動自在であり、かつ、クレーンビーム
(4)は、前記のレール(3)(3)に沿って該トロリ
ー(5)の移動方向と直角な方向に移動可能であるか
ら、建築現場の隅から隅まで各部材を運搬することがで
きる。従って、建て方の進行等に伴ってクレーンビーム
(4)の取付け位置を変えたり、分解組立を何度も繰り
返す必要はない。トロリー(5)及びクレーンビーム
(4)の移動は、入力によるか或いは電動機等の駆動装
置を用いて行なう。
されたクレーンビーム(4)には、更に、このクレーン
ビーム(4)に沿って、即ち、各レール(3)(3)間
を往復する方向に移動自在な吊上げ装置としてのトロリ
ー(5)が取付けられる。このトロリー5の構造は第6
図及び第7図に示されている。これらの図において、
(42)(42)は各々前記左右の上弦材(31)(33)上に
設置される左右一対の転輪であり、これらの転輪(42)
(42)は、各々左右一対の断面L形フレーム(43)(4
3)間に渡した軸(44)によって支持されている。(4
5)は、これらのL形フレーム(43)(43)…の上面
に、該フレーム(43)(43)…と直交方向に渡して取付
けた断面L形の連結フレームである。この連結フレーム
(45)(45)は、トロリー(5)の進行方向に適宜間隔
をおいて配置された前後一対からなるものであり、これ
らの連結フレーム(45)(45)には、その一方の端部に
おいては、該フレーム(45)(45)からY字状に下方に
延びる横フレーム(46)が固着されており、この横フレ
ーム(46)の下端に、ウィンチ(47)の上部プレート
(48)が固着されている。更に、前記連結フレーム(4
5)(45)の他端とこの上部プレート(48)の端部との
間にターンバックル(49)が連結されて、これらのター
ンバックル(49)と横フレーム(46)とによってウィン
チ(47)を支持している。そして、このウィンチ(47)
によって、建築用の各部材を吊上げ、取付け部分にまで
搬入するものであり、トロリー(5)はクレーンビーム
(4)に沿って移動自在であり、かつ、クレーンビーム
(4)は、前記のレール(3)(3)に沿って該トロリ
ー(5)の移動方向と直角な方向に移動可能であるか
ら、建築現場の隅から隅まで各部材を運搬することがで
きる。従って、建て方の進行等に伴ってクレーンビーム
(4)の取付け位置を変えたり、分解組立を何度も繰り
返す必要はない。トロリー(5)及びクレーンビーム
(4)の移動は、入力によるか或いは電動機等の駆動装
置を用いて行なう。
なお、クレーンビーム(4)を前記レール(3)
(3)の高さまで持ち上げるには、各足場支柱(1)
(1)の上端部へ巻上げ装置を取付けて、その巻上げ装
置によって吊り上げればよい。また、建物の高さに応じ
て、このクレーンビーム(4)の設置高さを変更するに
は、ブラケット(2)を付け替えるか、或いは、高さの
異なるブラケット(2)を取付けておいて、それらの1
つを選んでレール(3)を設置すればよい。
(3)の高さまで持ち上げるには、各足場支柱(1)
(1)の上端部へ巻上げ装置を取付けて、その巻上げ装
置によって吊り上げればよい。また、建物の高さに応じ
て、このクレーンビーム(4)の設置高さを変更するに
は、ブラケット(2)を付け替えるか、或いは、高さの
異なるブラケット(2)を取付けておいて、それらの1
つを選んでレール(3)を設置すればよい。
次に、第8図において、クレーンビーム(4)は、長
手方向に分割された複数の部材からなるものであり、こ
れは、前記クレーンサドル(21)(21)へ取付けられる
取付けプレート(35)を備えた両端支持部材(51)(5
1)と、この両端支持部材(51)(51)間に連結して取
付けられる長さの異なる複数の長さ調節部材(52)(5
3)(54)…からなるものである。これらの長さ調節部
材(52)〜(54)は、各々長さの異なるものを複数個取
揃えておき、例えば、第8図(a)実施例では、長さが
3mの1つの調節部材(54)と、1mの長さの2個の調節部
材(53)(53)と、更に、もう1つの長さ50cmの調節部
材(52)とを、前記両端支持部材(51)(51)間に連結
している。即ち、このように長さの異なる各種の長さ調
節部材(52)(53)(54)を用意しておくことにより、
これらを適宜選択することによってクレーンビーム
(4)の全長即ちレール(3)からレール(3)迄の長
さを変更して取付けることができ、これによって、建築
現場の敷地の大きさに対応して変更することが可能であ
る。なお、各部材(52)(53)…の接続方法としては、
例えば、これら各部材の端部に接合プレートを取付けて
おき、両者の接合プレートをボルトによって緊結する等
各種の手段が考えられる。
手方向に分割された複数の部材からなるものであり、こ
れは、前記クレーンサドル(21)(21)へ取付けられる
取付けプレート(35)を備えた両端支持部材(51)(5
1)と、この両端支持部材(51)(51)間に連結して取
付けられる長さの異なる複数の長さ調節部材(52)(5
3)(54)…からなるものである。これらの長さ調節部
材(52)〜(54)は、各々長さの異なるものを複数個取
揃えておき、例えば、第8図(a)実施例では、長さが
3mの1つの調節部材(54)と、1mの長さの2個の調節部
材(53)(53)と、更に、もう1つの長さ50cmの調節部
材(52)とを、前記両端支持部材(51)(51)間に連結
している。即ち、このように長さの異なる各種の長さ調
節部材(52)(53)(54)を用意しておくことにより、
これらを適宜選択することによってクレーンビーム
(4)の全長即ちレール(3)からレール(3)迄の長
さを変更して取付けることができ、これによって、建築
現場の敷地の大きさに対応して変更することが可能であ
る。なお、各部材(52)(53)…の接続方法としては、
例えば、これら各部材の端部に接合プレートを取付けて
おき、両者の接合プレートをボルトによって緊結する等
各種の手段が考えられる。
発明の効果 以上のように、本発明のクレーンビームは、長手方向
に分割された両端支持部材と、これら両端支持部材間に
選択して連結される複数の長さ調節部材とからなるもの
であり、従って、この長さ調節部材を適宜選択すること
によって、敷地の大きさに応じてクレーンビームの長さ
を適宜変更することが可能であり、それ故、全長の異な
る各種のクレーンビームを用意する必要がないし、或
は、敷地の大きさに合わせてその都度製作する必要がな
い。また、このように分割して搬入できるため搬入及び
運搬も容易であるという効果が得られる。
に分割された両端支持部材と、これら両端支持部材間に
選択して連結される複数の長さ調節部材とからなるもの
であり、従って、この長さ調節部材を適宜選択すること
によって、敷地の大きさに応じてクレーンビームの長さ
を適宜変更することが可能であり、それ故、全長の異な
る各種のクレーンビームを用意する必要がないし、或
は、敷地の大きさに合わせてその都度製作する必要がな
い。また、このように分割して搬入できるため搬入及び
運搬も容易であるという効果が得られる。
更に、敷地の大きさに応じて長さを変更する場合、両
端支持部材は同じものであるとともに、中間の長さ調節
部材のみを敷地長さに応じて選択すればよく、組合せが
単純となるため現場での部材の選択と取付け作業を迅速
に行なうことが出来るという効果がある。
端支持部材は同じものであるとともに、中間の長さ調節
部材のみを敷地長さに応じて選択すればよく、組合せが
単純となるため現場での部材の選択と取付け作業を迅速
に行なうことが出来るという効果がある。
第1図はこの発明の実施例を示すクレーン装置全体の正
面図、第2図は第1図の要部拡大正面図、第3図は第2
図の側方からみた側面図、第4図はクレーンビームの構
造と該ビーム端部の取付け構造を示す要部の斜視図、第
5図はクレーンサドルの取付け状態を示す拡大横断面
図、第6図はトロリーの取付け状態を示す正面図、第7
図は同じくクレーンビーム横断方向から見た側面図、第
8図(a)〜(e)は長さ調節部材の選択によってクレ
ーンビームの全長を変更した場合の各種の接続構造を示
すクレーンビームの正面図である。 (1)……足場支柱、(3)……レール、(4)……ク
レーンビーム、(5)……トロリー、(51)……両端支
持部材、(52)(53)(54)……長さ調節部材。
面図、第2図は第1図の要部拡大正面図、第3図は第2
図の側方からみた側面図、第4図はクレーンビームの構
造と該ビーム端部の取付け構造を示す要部の斜視図、第
5図はクレーンサドルの取付け状態を示す拡大横断面
図、第6図はトロリーの取付け状態を示す正面図、第7
図は同じくクレーンビーム横断方向から見た側面図、第
8図(a)〜(e)は長さ調節部材の選択によってクレ
ーンビームの全長を変更した場合の各種の接続構造を示
すクレーンビームの正面図である。 (1)……足場支柱、(3)……レール、(4)……ク
レーンビーム、(5)……トロリー、(51)……両端支
持部材、(52)(53)(54)……長さ調節部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木内 澄男 大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水 ハウス株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−13581(JP,U) 特公 昭51−9233(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】建築現場に組立てられる足場に平行な一対
のレールを取付け、これら両レール間に跨って該レール
に沿って移動自在なクレーンビームを取付け、かつ、こ
のクレーンビームは、その一端が前記各レール側に取付
けられる一対の両端支持部材と、建築現場でこの両端支
持部材間に適宜選択して連結される長さの異なる複数種
類の長さ調節部材とからなることを特徴とする天井型ク
レーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60054830A JP2612435B2 (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 | 天井型クレーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60054830A JP2612435B2 (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 | 天井型クレーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61211298A JPS61211298A (ja) | 1986-09-19 |
JP2612435B2 true JP2612435B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=12981570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60054830A Expired - Lifetime JP2612435B2 (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 | 天井型クレーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2612435B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0333883U (ja) * | 1989-08-11 | 1991-04-03 | ||
SG188384A1 (en) * | 2010-09-14 | 2013-04-30 | Daewoo Shipbuilding & Marine | Wind turbine assembly moving device and method for loading/unloading wind turbine assembly using same |
JP5680367B2 (ja) * | 2010-10-26 | 2015-03-04 | 旭化成ホームズ株式会社 | 揚重装置 |
DE102017102372B3 (de) | 2017-02-07 | 2018-05-30 | Stahl Cranesystems Gmbh | Vorrichtung mit einem Träger in Segmentbauweise und Verfahren |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS519233B2 (ja) * | 1971-08-16 | 1976-03-25 | ||
JPS5713581U (ja) * | 1980-06-27 | 1982-01-23 |
-
1985
- 1985-03-18 JP JP60054830A patent/JP2612435B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61211298A (ja) | 1986-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000265417A (ja) | 橋梁床版張出部用移動支保工工法 | |
JP2612435B2 (ja) | 天井型クレーン | |
JP2603460B2 (ja) | 天井型クレーン | |
JP2835448B2 (ja) | 建築現場におけるパネル等の移送装置 | |
JPH0629366Y2 (ja) | 建築現場におけるパネル等の移送用レールとその接続装置 | |
JP2000274021A (ja) | 台車システム | |
JP3518742B2 (ja) | トラス構造の継手構造 | |
JPH0629365Y2 (ja) | 建築現場におけるパネル等の移送用レールの支持装置 | |
JP2690868B2 (ja) | 建物の鋼製基礎 | |
JPH0372165A (ja) | 吊上げ用具 | |
JP2002061116A (ja) | 橋梁構造物における足場支持装置及び足場装置 | |
CN214329840U (zh) | 一种轨道行走式单双层吊篮悬挑钢梁 | |
CN212359164U (zh) | 用于钢梁分段滑移的栈桥式拼装胎架 | |
JP2922669B2 (ja) | 勾配付床小梁の取付構造 | |
JPH10176375A (ja) | 鉄骨片持ち梁および控え梁の接合構造 | |
RU2124099C1 (ru) | Способ монтажа каркаса надстройки при реконструкции жилого дома | |
JP7383392B2 (ja) | 外装パネル支持構造および外装パネル支持方法 | |
JP2704219B2 (ja) | 屋根材搬送装置 | |
JP3847029B2 (ja) | ボックス式建築物 | |
JPH0972004A (ja) | 屋根架構の横移動方法 | |
JP2724909B2 (ja) | 枠足場の組立法および枠足場 | |
JP2579813B2 (ja) | 多目的長大スパン天井移動足場 | |
JPH04146343A (ja) | 柱・梁接合工法 | |
JP2600411Y2 (ja) | 柱梁の接合構造 | |
JPH0326244B2 (ja) |