JPH0629365Y2 - 建築現場におけるパネル等の移送用レールの支持装置 - Google Patents

建築現場におけるパネル等の移送用レールの支持装置

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JPH0629365Y2
JPH0629365Y2 JP8909788U JP8909788U JPH0629365Y2 JP H0629365 Y2 JPH0629365 Y2 JP H0629365Y2 JP 8909788 U JP8909788 U JP 8909788U JP 8909788 U JP8909788 U JP 8909788U JP H0629365 Y2 JPH0629365 Y2 JP H0629365Y2
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rails
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scaffolding
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、建築現場において、パネルその他の移送物
を所定の位置まで水平方向に移送するためのレールの支
持装置に関するものである。
従来の技術 鉄骨の軸組へコンクリートパネルを取り付けて外壁を構
成するパネル工法の建築物においては、まず鉄骨軸組を
組み立てた後、トラックで輸送されて来たコンクリート
パネルを、所定の取付け位置まで移送して取付け作業を
行なうことになる。この場合、150kgものパネルを人力
で移送することは困難であるから、従来においては、現
場へトラッククレーンを搬入し、このトラッククレーン
で前記コンクリートパネルを吊り上げて移送していた。
しかし、この方法では、トラッククレーンを搬入して設
置することのできる敷地に限られることとなり、それ以
外の狭小地等では、そのような方法は不可能であるとい
う欠点がある。そこで、従来においては、このような不
都合を解消するため、 .鉄骨軸組又は足場へ電動ウィンチを取り付け、この
電動ウィンチでパネルを吊り上げて、その吊り上げた状
態で所定の位置まで水平移動させる方法、 .特開昭61−211297号公報に記載されている
ように、軸組の外側に組み立てられた足場に跨って天井
型のクレーンを設置し、このクレーンで前記コンクリー
トパネルを吊り上げて水平移動させる方法、 等が考えられている。
しかしながら、上記従来の方法において、の方法で
は、電動ウィンチでパネルを吊り上げても、それを水平
方向に移動させるのが非常に困難であり、そのために
は、常にパネルの設置位置に対応する水平方向の位置へ
電動ウィンチを付け替えなければならず、非常に作業が
煩雑になる欠点があり、また、足場に直接ウィンチを取
り付けた場合には、その足場が撓み危険を生ずるという
欠点がある。
他方、の方法においては、非常に大型のクレーンを足
場間に設置することから、その設備及び撤去作業に非常
に時間がかかるのみならず、かかる大型のクレーンを支
えるため足場自身の補強を行なわなければならず、その
足場コストが高くなるとともに、装置全体も大型化し
て、その搬送も困難で、かつ、その装置自体のコストも
高くなる欠点がある。
そこで、かかる欠点を解消する手段として、この出願の
考案者は、足場フレームにレールを取り付け、このレー
ルに沿って移動するトロリーウィンチで前記パネルを吊
り下げ、これによって水平方向に移送するようにした装
置を考案した。
考案が解決しようとする課題 上記レールは、水平な足場フレームにブラケットを介し
て固定するものであるが、この場合、前記足場自体が必
ずしも充分な精度を持って組み立てられているわけでは
ないから、仮に同一のブラケットを用いた場合には、そ
のブラケットによって支持されるレールが傾斜したり或
いは互いにレール同士を接続できない場合を生ずる。
この考案は、このような点を解決することを目的として
なされたものである。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この考案では、仮設足場の
水平フレームへ吊下げ状に固定される第1のブラケット
と、移送用レールを支持する第2のブラケットとからな
り、上記第1のブラケットと第2のブラケットの少なく
とも一方に複数のボルト穴を上下に並設し、そのボルト
穴へ差し込んだボルトでこれら両ブラケットを互いに固
定することを特徴とする。
作用 上記第1・第2ブラケットによって支持されるレール
へ、トロリーウィンチを取り付けることにより、このト
ロリーウィンチでパネル等を吊り下げた状態で水平方向
の任意の位置に移送することができる。その際、レール
を仮設足場のフレームで支持する場合に、各支持フレー
ムに不陸があった場合でも、第1ブラケットと第2ブラ
ケットのボルト穴の上下位置を適宜組み合わせることに
よって、そのような不陸を調整し、レールを水平に支持
することが可能となる。
実施例 次に、この考案の実施例について説明すると、第1図に
おいて、(1)は建築中の建物本体を示しており、この
建物本体は、例えば、鉄骨軸組を組み立てた状態にあ
る。(2)は、その建物本体(1)の外周に沿って設置
された仮設足場であり、(3)はこの仮設足場の支柱、
(4)は、支柱(3)より水平方向に突出して取り付け
られた一種の足場ブラケットとしての水平足場フレーム
であって、この足場フレーム(4)へ、ブラケット
(5)を介して、この考案の軌道(6)が吊り下げ状態
で支持されるようになっている。そして、この軌道
(6)へトロリーウィンチ(7)を移動自在に取り付
け、外壁用のコンクリートパネル(8)を吊り下げた状
態で、水平方向へ移動させ所定の位置に設置するもので
ある。
次に、上記軌道(6)の構造とその取付け構造について
説明すると、第4図において、(10)はこの考案の直線レ
ールを示している。この直線レール(10)は、図のよう
に、一対の溝形鋼(11)(11)を、そのフランジが上下平行
となるようにして配置するとともに、これらを互いに背
中合わせとなるようにして、両者間にプレート状のスペ
ーサ(12)を介在させて相互に接合したものであって、こ
れら溝形鋼(11)(11)間の端部及びその他の前記スペーサ
(12)を設置していない部分に隙間(13)を形成している。
(14)は、直線レール(10)を取り付けるための第1のブラ
ケットを示し、この第1のブラケット(14)は、断面アン
グル状のブラケット本体(15)と、そのブラケット本体(1
5)上端に固着した水平な固定プレート(16)とから構成さ
れている。固定プレート(16)には、4個のボルト穴(17)
が形成されている。(18)(18)は逆U字形の締付けボルト
であって、これらの締付けボルト(18)(18)を、前記水平
足場フレーム(4)へ上方より嵌合させるとともに、そ
の先端を前記のボルト穴(17)へ差し込み、下からナット
(19)を螺合させて締め付けることにより、この第1のブ
ラケット(14)を足場フレーム(4)へ固定する。アング
ル状のブラケット本体(15)には、夫々の各片に3個のボ
ルト穴(20)(20)…が上下に並べて形成されている。(21)
は第2のブラケットであって、垂直なブラケット本体(2
2)の下端に水平支持プレート(23)が固着されて、逆T字
形をなしている。垂直ブラケット本体(22)には、前記と
同様に上下3個のボルト穴(24)(24)…が並べて形成され
ている。そして、このブラケット本体(22)は、前記直線
レール(10)の隙間(13)へ下方より差し込まれるととも
に、その直線レール(10)上方に突出する上端部部分を前
記第1のブラケット(14)における本体(15)へ当接させる
とともに、両者のボルト穴(24)(20)を互いに合致させ
て、ボルト(25)を差し込んで相互に固定するようにして
いる。これにより、直線レール(10)は、これらのブラケ
ット(14)(21)で吊下げ状態で支持されることになる。ま
た、直線レール(10)の上部側において、図のようなL形
の押さえ金具(26)が、その垂直部に形成したボルト穴(2
7)において、前記のボルト(25)で共締めするか或いは別
のボルトでブラケット(14)(21)へ固定され、これによっ
て、直線レール(10)が上方へ浮き上がるのを防止するよ
うにしている。
上記ブラケット(14)(21)は、各支柱(3)(3)…に対
応する足場フレーム(4)毎に取り付けられる。このと
き、前述したように、足場(2)そのものはそれ程の精
度を持って組み立てられているわけではないから、足場
フレーム(4)自身も相互に不陸を生じ、直線レール(1
0)が傾いて設置される虞れがある。そのような場合に
は、第1ブラケット(14)と第2ブラケット(21)の各ボル
ト穴(20)(24)の対応位置を上下にずらすことにより、直
線レール(10)の高さを前記不陸に合わせて調節し、全体
を水平に支持させることができる。
更に、上記直線レール(10)は、適当な長さのものを複数
乃至多数用意しておき、これを相互に接続するものであ
って、第5図にその接続方法の具体例を示している。図
において、(30)は、H形鋼を短尺に切断したレール継手
であり、そのフランジ(32)(32)が上下平行となるように
して、垂直なウエブ(33)を互いに接合すべき直線レール
(10)(10)の隙間(13)(13)へ差し込むようにしている。
第6図はコーナー部の構造を示したものであり、(35)
は、互いに直交方向に配置された直線レール(10)(10)間
を接続するためのコーナーレールであり、このコーナー
レール(35)は、前記第5図のレール継手(30)と同様のH
形鋼を湾曲状に折り曲げたものである。上下平行に配置
されたフランジ(36)(36)間のウエブ(37)端部が、各直線
レール(10)(10)の端部の隙間(13)(13)へ差し込んで取り
付けられるものである。その際、上部側フランジ(36)の
両端部には、螺子穴(38)(38)が形成されており、この螺
子穴(38)(38)へ上方より螺じ込んだボルト(39)の先端
を、直線レール(10)(10)の上面へ押し当て、これによっ
てコーナーレール(35)と直線レール(10)とを互いに固定
するようにしている。
他方、コーナーレール(35)における下部フランジ(36)の
端部上面には、直線レール(10)における下部フランジ(1
0a)の厚みと同じ高さだけ切り落とし(40)されており、
前記のようにウエブ(37)を隙間(33)へ挿入した際、この
下部フランジ(10a)が、この切り落とし部(40)に嵌り込
んで、軌道面となるコーナーレール(35)のフランジ(36)
上面と直線レール(10)の下部フランジ(10a)上面とが段
差を生じないよう接続されている。また、コーナーレー
ル(35)におけるウエブ(37)の側面には、前記切り落とし
部(40)よりも長手方向の中央寄りの位置に、その中央側
から端部側に向けて徐々に肉厚となるようなガイドプレ
ート(41)を張り合わせしている。これにより、コーナー
レール(35)のウエブ(37)側面と直線レール(10)のウエブ
(10b)側面とが、ガイドプレート(41)を介してなだらか
に連続するようになっている。コーナーレール(35)の上
部フランジ(36)上面には、その適宜位置に4個の吊り下
げプレート(43)(43)…が上方に突出するようにして固着
されている。これらの吊り下げプレート(43)(43)…に
は、前記第2ブラケット(21)と略等間隔で3個のボルト
穴(44)(44)…が形成されており、これらのボルト穴(44)
と、足場フレーム(4)側に取り付けられた第1ブラケ
ット(14)のボルト穴(20)とを合致させて、前記第2ブラ
ケット(21)と同様に、ボルトで固定されるようになって
いる。この場合、それらボルト穴(44)(20)の上下方向の
組合せを変更することによって、前記と同様にコーナー
レール(35)の高さを調節できるようにしてある。
上記のように、各コーナー部にコーナーレール(35)を、
直線部に直線レール(10)を取り付けことにより、第1図
の如く建築現場の略全周にわたり軌道(6)を構成する
ことができ、そのため、敷地の一個所から建物本体
(1)の全周にわたって外壁パネル(8)等を移送する
ことができる。
パネル(8)等を移送するためのトロリーウィンチ
(7)は、第2図及び第3図で示すように、トロリー(4
6)とウィンチ(47)とからなるものであり、トロリー(46)
のローラ(48)を直線レール(10)の左右の下部フランジ(1
0a)(10a)上へ載せることにより、その下部フランジ(10
a)(10a)を転動させつつ、水平方向へ移動させることが
できる。コーナーレール(35)部分においても、その下部
フランジ(36)上面を転動して屈曲方向へ移動させる。そ
の際、コーナーレール(35)の下部フランジ(36)上面と直
線レール(10)の下部フランジ(10a)上面とは、前記の切
り落とし部(40)によって段差を生じることなく繋がって
おり、容易にコーナーレール(35)から直線レール(10)、
或いは直線レール(10)からコーナーレール(35)へ移動さ
せることができる。また、ウエブ(37)部分においても、
前記のようなガイドプレート(41)により、やはりスムー
ズに移行させることができる。
考案の効果 以上のように、この考案によれば、仮設足場等へブラケ
ットを取り付けて、簡単にレールを取り付けることがで
き、そのため、従来の天井型クレーン等を用いる場合に
比較して、取付け及び撤去が容易で迅速に行なうことが
できるとともに、重量も小さいことから、仮設足場自身
を補強する必要がない。また、吊下げ位置においてウィ
ンチの付け替えを行なう必要がないから、水平方向の移
動操作は極めて容易である。加えて、上記のように仮設
足場にレールを取り付ける場合において、その足場フレ
ームに取り付ける第1ブラケットとレールを支持する第
2ブラケットとが、両者のボルト穴の高さ位置を適宜組
み合わせることによって、各足場フレームの不陸を吸収
させて、レールを常に水平に保持させることができて、
そのため、パネル等の重量物の水平方向の移送がより容
易になり、かつ、レール同士の接続も容易となる効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の移送装置の設置状態を示す全体斜
視図、第2図は、トロリーウィンチを取り付けたレール
部分の正面図、第3図は、同じく側面図、第4図は、直
線レールの支持部の構造を示す分解斜視図、第5図は、
同じく直線レール同士の接合方法を示す分解斜視図、第
6図は、コーナーレールと直線レールとの接合方法を示
す分解斜視図である。 (2)……仮設足場、(4)……足場フレーム、(6)
……軌道、(7)……トロリーウィンチ、 (14)(21)……ブラケット、 (20)(24)……ボルト穴、(25)……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】仮設足場の水平フレームへ吊下げ状に固定
    される第1のブラケットと、移送用レールを支持する第
    2のブラケットとからなり、上記第1のブラケットと第
    2のブラケットの少なくとも一方に複数のボルト穴を上
    下に並設し、そのボルト穴へ差し込んだボルトでこれら
    両ブラケットを互いに固定することを特徴とする建築現
    場におけるパネル等の移送用レールの支持装置。
JP8909788U 1988-07-05 1988-07-05 建築現場におけるパネル等の移送用レールの支持装置 Expired - Lifetime JPH0629365Y2 (ja)

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